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JPH04197546A - コンロッドの閉塞鍛造方法 - Google Patents

コンロッドの閉塞鍛造方法

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Publication number
JPH04197546A
JPH04197546A JP32469890A JP32469890A JPH04197546A JP H04197546 A JPH04197546 A JP H04197546A JP 32469890 A JP32469890 A JP 32469890A JP 32469890 A JP32469890 A JP 32469890A JP H04197546 A JPH04197546 A JP H04197546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connecting rod
closed forging
preform
pressing
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32469890A
Other languages
English (en)
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JP2718820B2 (ja
Inventor
Ryuji Soga
曽我 龍司
Michitoshi Kouno
通敏 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2324698A priority Critical patent/JP2718820B2/ja
Publication of JPH04197546A publication Critical patent/JPH04197546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2718820B2 publication Critical patent/JP2718820B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/76Making machine elements elements not mentioned in one of the preceding groups
    • B21K1/766Connecting rods

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、コンロッドの閉塞鍛造方法に関し、−層詳細
には、軽量で且つ薄肉のコンロッドの鍛造を短時間で高
精度に行うことが可能なコンロッドの閉塞鍛造方法に関
する。
[従来の技術] −a的に、内燃機関において、ピストンとクランクシャ
フトとを連結するコ、ンロ、ラドやような長尺な機械部
品を製造する方法として、ハンマーあるいはプレス装置
を用いた鍛造加工が行われている。
ところで、近年、各加工段階における複数の成形工程を
集約することを目的として閉塞鍛造によるコンロッドの
製造が試みられている。
例えば、特開昭59−133928号公報は、「逐次閉
塞鍛造方法およびその装置」を開示している。この技術
的思想によれば、先ず、上下の分割型で素材の上下面を
粗成形し、次に側方の分割型で素材の側面を粗成形し、
次いで前記上下分割型で素材を閉塞状態下におきながら
パンチを挿入してフンロッド素材の大端部並びに−小端
部の成形を行っている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前記の従来の技術に係る方法では、コン
ロッド素材の成形は一連の工程を集約したサイクルで行
われるが、成形を3回逐次的に施すことから、サイクル
全体としての所要時間は長くなる。従って、成形を容易
にすることを目的として、初期成形段階で可塑性が高ま
る闇値温度まで加熱しても、最終的な仕上げ段階に移る
までに付与された温度は闇値温度を下まわってしまい再
度の加熱が必要となる。このため、最終製品は酸化によ
る強度劣化を生じる不都合が露呈している6 また、コンロッドは各構成部分毎に形状の相違が著しい
ために、軽量化と構造的強度を得ることを同時になし得
るための薄肉化を図る等の高度の鍛造成形を行うために
は、複雑な複動機構を備えた大掛かりなプレス装置と、
多様な製造工程を必要とする不都合が顕在化している。
゛従って、本発明は前記の不都合を克服するためになさ
れたものであって、冷間スェージング成形方法によって
予約軸方向の長さとコンロッドに対応する各構成部分の
体積配分が略等しくなるように一成形した予備成形体に
対して、各構成部分の成形時期を変時させ、あるいは重
複させて゛閉塞鍛造することにより、高精度で且つ材料
的強度と構造的強度を併せ持つ軽量で且つ薄肉のコンロ
ッドを成形するためのコンロッドの閉塞鍛造方法を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本発明は、フークを分割
ダイに挟持した状態下で外部から押圧することにより軽
量で且つ薄肉のコンロッドを成形するための閉塞鍛造方
法であって、冷間スェージング成形工程によって予約コ
ンロッドの各構成部分に対応した体積配分を有する予備
成形体を得る第1の工程と、 前記第1工程によって得られた予備成形体の長手方向に
延在する第1の側面と第、3の側面に対して夫々型締押
圧する第2の工程と、前記第2工程の途上において前記
予備成形体の第1側面と第3側面に直交し且つ長手方向
に延在する第2の側面と第4の側面に対して夫々型締押
圧する第3の工程と、 ゛前記第3工程の途上であって且つ第2工程の完了と同
時または第2工程の完了後に前記予備成形体の第1側面
と第3側面および第2側面と第4側面に直交する第5の
側面と第6の側面に対して夫々型締押圧する第4の工程
と、からなることを特徴とする特 [作用] 前記のように構成される本発明に係るコンロッドの閉塞
鍛造方法では、予め軸方向の長さとコンロッドの各構成
部分に対応して体積配分が略等しくなるように成形した
予備成形体を用いて閉塞鍛造することによりバリの形成
を大幅に減する。
また、前記予備成形体の作成に際して、冷間スェージン
グ成形方法を用いることにより、3方向が型で圧縮され
たままの状態で成形を完了することができるので、予備
成形体の形状が安定するばかりか、ワークの径方向に圧
縮力を加えながら成形するので欠陥を生じることなく容
易に軸方向の長さが規制されコンロッドの各構成部分に
対応した体積配分がなされる。
さらにまた、前記予備成形体を用いて行う閉塞鍛造にお
いて、各構成部分毎の押圧を変時あるいは一部重複する
時期に行うことにより、高精度で且つ材料的強度と構造
的強度を併せ有するコンロッドを得ることができる。
なお、ワークを上型および下型で挟持することによって
、容易且つ短時間のうちにワーク本体の曲がり矯正と、
大端部型分割面に生じたバリ取りと、小端部先端の突出
部のトリミングを行う。
[実施例コ 次に、本発明に係るコンロッドの閉塞鍛造方法について
好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳
細に説明する。
先ず、閉塞鍛造に用いる閉塞鍛造装置10について説明
する。
第1図aに示す閉塞鍛造装置10は、基本的には昇降自
在な上型12と、固定された下型14とから構成される
前記上型12は、上型本体16と、この上型本体16と
一体的に配設される油圧駆動の上型クツション機構18
とを含み、前記上型本体16の内部に上型クツション機
構18が配設されている。
前記上型クツション機構18は、シリンダ20と、この
シリンダ20に摺動自在に嵌合するピストン22とから
なり、前記シリンダ20とピストン22との間に円環状
のシリンダ室24が画成される。このシリンダ室24内
の作動油は上型クツション機構18が作動する時に図示
しないベントライトから制御バルブ等を介して導出され
、この結果、ピストン22が退勤するように構成される
前記ピストン22の先端部には、後述するダイケースを
押圧するための上型ダイ26が固着され、この上型ダイ
26の中央部には孔28が穿設されている。
前記上型ダイ26には、後述する押圧ブロック30が変
位自在に係着され、当該押圧ブロック30は、コイルス
プリング32の弾発力によりばね受34を介して常時下
方に付勢され、後述する分割ダイに常時当接し、これを
下方に押圧する。
一方、前記上型本体16と一体的に連結され且つ前記ピ
ストン22が外嵌するバックプレート36の先端部には
、上型ポンチ38が前記上型ダイ26に形成した孔28
に挿入するように装着される。
前記上型本体16の下方端縁の所定部位には略円柱形状
の押圧部材40が取着されている。
この押圧部材40は、後述する下型ポンチ駆動機構54
を付勢する機能を有する。
下型14は、基本的には下型本体50とこの下型本体5
0に戴置される下型ダイ52と前記上型本体16の下降
に伴って、前記押圧部材40により付勢される下型ポン
チを上方に変位させる下型ポンチ駆動機構54とから構
成される。
前記下型本体50の下方一端側には、支持軸56を介し
て揺動自在に揺動アーム58が枢着され、この揺動アー
ム58の一端はロッド60の先端とビン62を介して連
結される。この場合、当該ロッド60はその基端部に係
合するコイルスプリング64により弾発付勢される。
当該ピン62に近接した前記揺動アーム58の一端部の
断面は半円状で、且つその円周面に沿って滑動自在な第
1の滑動体66を介して鉛直方向に延在する押圧シャフ
ト68と係着されている。この押圧シャフト68の先端
は当該上型本体16の下降とともに上型本体16に設け
られた押圧部材40と当接する。
一方、前記揺動アーム58の他端部には、第1滑動体6
6と同様に断面が半円状の第2の滑動体70が装着され
、この第2滑動体70の平坦面にポンチ支持部材72が
装着される。
前記ポンチ支持部材72の内部には、コイルスプリング
73が内装され、このコイルスプリング73に係合する
押圧ピン74を介して下型ポンチ76が支持される。こ
の下型ポンチ76は、下型ダイ52の内部にその先端が
臨むように設置されている。
前記下型ダイ52は、4つの分割ダイア8a乃至78d
と、これらの分割ダイア8a乃至78dを互いに近接さ
せる方向に変位させるダイケース80とから構成される
前記ダイケース80は、下型本体50内に複数配設され
るクツション手段82により常に上方に弾発付勢される
。このクツション手段82は押圧ピン84と、この押圧
ピン84が係合するコイルスプリング86とからなり、
前記コイルスプリング86の弾発作用下に、前記押圧ピ
ン84は前記ダイケース80の底面に当接してこれを上
方に押圧する。
第1図すに下型14の分割ダイア8a乃至78d部分の
斜視図を示す。
当該下型14は、分割ダイア8a乃至78dの互いに対
向する面により加工品の形状に対応した成形部88が画
成される。
前記成形部88を画成する夫々の分割ダイア8a乃至7
8dの対向面は、コンロッドの粗打ち成型品に対応する
形状に形成される。すなわち、分割ダイア8a、78c
の湾曲する面には突部87が形成され、分割ダイア8b
、78dには比較的長尺な突条89が夫々形成される。
前記分割ダイア8a乃至78dの後背面には下方に向か
って拡径する傾斜面90a乃至90dが夫々形成され、
この傾斜面90a乃至90dに沿って摺動するダイケー
ス80の内側の4面には、同様に下方に向かって拡径す
る傾斜面92a乃至92dが夫々分割ダイア8a乃至7
8dに対応して形成される。
前記分割ダイア8a乃至78dには、その傾斜面90a
乃至90dに沿ってその側方両側に突出するガイド部9
4a乃至94dが形成され、これらのガイド部94a乃
至94dが摺動自在に嵌合する案内溝96a乃至96d
が夫々のダイケース80の傾斜面92a乃至92dの両
側に画成される。
なお、参照符号98は、ノックアウトピンを示す。この
ノックアウトピン98は、図示しない駆動手段を介して
鉛直方向に変位自在に構成され、ピン99をポンチ支持
部材72側に突出させる機能を有する。
次に、本発明に係るコンロッドの閉塞鍛造方法を用いて
コンロッドを製造する際のスェージング工程と、前記閉
塞鍛造装置10を用いた閉塞鍛造工程を説明する。
第2図にコンロッドを参照符号100で示す。
当該コンロッド100は、基本的には、断面が略H字状
の連桿部102と、連桿部102の一端側のピストンに
接続される小端部104と、連桿部102の他端側のク
ランクシャフトに接続される大端部106とから構成さ
れている。
大端部106の両側にはコ字状のサイドリブ108が形
成されている。連桿部102は、中央部110と両側部
112とを有し、この中央部110の両面には、中央ウ
ェブ114が形成されている。
第3図は、本実施例に係る閉塞鍛造方法で製造されるコ
ンロッド100の各工程での成形状態を示す概略説明図
である。
コンロッド100を得るためには、先ず、第3図に示す
ように、丸棒材を切断して最終製品の全容積に略等しい
容積を有するビレット116を形成する。
次に、スェージング工程を行う。スェージング工程では
、公知の冷間スェージング成形方法等により前記ビレッ
ト116を前記コンロッド100の各構成部分の体積に
略等しく対応するように体積配分して予備成形体118
を得る。
この予備成形体118は各構成部分の体積に略対応し、
連桿部対応部102aと、小端部対応部104aと、大
端部対応部106aとから構成されるとともに、小端部
対応部104aの先端には、後述する閉塞鍛造工程にお
いて金型ダイへの位置決めと、仕上げ工程においてトリ
ミングを行うダイにコンロッド素材120を保持するた
杓の突出部122が形成される。
次いで、前記予備成形体118を1100℃から120
0℃の温度範囲まで加熱する。この温度範囲は、前記予
備成形体118が最も熱間成形性に優れる温度範囲であ
る。すなわち、前記温度範囲において、後述の閉塞鍛造
工程における予備成形体118の可塑性が最も高くなる
前記の可塑性を高めた予備成形体118を前記閉塞鍛造
装置10を用いた閉塞鍛造工程により、コンロッド素材
120に成形する。
閉塞鍛造工程では、先ず、分割ダイア8a乃至78dの
間の成形部88に前記可塑性を高めた予備成形体118
を挿入し、突出部122により位置決とを行う。この時
、前記下型ポンチ76の下端は下型ポンチ駆動機構54
を構成するポンチ支持部材72の先端と押圧ビン74を
介して所定距離だけ離間した、所謂、フローティング状
態にあり、従って、当該下型ポンチ76は上方および下
方に対して変位自在である。
次に、上型12を下方に変位させ、上型クツション機構
18を構成するピストン22の先端に配設されている上
型ダイ26を介し、分割ダイ78a乃至78dを囲繞す
るダイケース80の上面を下型14に設けたクツション
手段82を構成するコイルスプリング86の弾発力に抗
して下方に変位させるべく押圧する。
前記ダイケース80は、上型12の下方への変位に伴う
上型ダイ26の押圧作用を受けて、分割ダイア8a乃至
78dの後背部に形成した傾斜面90a乃至90dに沿
って摺動する。この時、ダイケース80の外側面は下型
本体50に当接して鉛直下方への変位のみ許容されてい
るため、当該ダイケース80が下方に変位するにつれて
分割グイ78a乃至78dは水平方向に互いに近接変位
する作用を受けることになる。
従って、分割グイ78a乃至78dは互いに近接する方
向に向かって変位する。
この時、連桿部102の中央部110に対応する構成部
分への大端部106と小端部104を結ぶ軸線方向に直
交する二方向(以後、六方向と呼称する)からの第1側
面と第3側面への型締押圧を、連桿部102の両側部お
よびサイドリブ108の中央部に対応する構成部分への
大端部106と小端部104を結ぶ軸線方向に直交する
二方向(以後、B方向と呼称する)からの第2側面と第
4側面への型締押圧よりも先行して行い、且つ大端部対
応部106aへの大端部106と小端部104を結ぶ軸
線方向の鉛直上方から鉛直下方(以後、C方向と呼称す
る)への第5側面と第6側面への押圧は、六方向からの
型締押圧の完了後、若しくは完了と同時で、また、B方
向からの型締押圧時期と少なくとも一部重複する時期と
なるように行う(第2図参照)。
従って、分割ダイア8aとこれに対向する分割ダイア8
cの組み合わせと、分割ダイア8bとこれに対向する分
割ダイア8(]の組み合わせが近接して予備成形体11
8と当接し、次いて、A、B、C各方向からの型締押圧
が開始可能となるまでの成形部88での前記二組の分割
グイの移動距離は異なるように設定を行わなければなら
ない。
すなわち、実際には、上型12の下降に伴い、前記の型
締押圧の順序により、先ず、分割ダイ78b、78dが
予備成形体118と当接し、A方向からの型締押圧がな
され、次いて、分割グイ78a、78cが予備成形体1
18と当接し、B方向からの型締押圧がなされる。この
時、予備成形体118は予約最終製品に略等しい体積配
分がなされているために、前記軸方向に延伸する肉流動
を殆ど生じることなく中央部110と両側部112が成
形され、さらに、前記分割ダイア8b、78dに形成し
た突条89により中央ウェブ114が形成されることに
より、断面が略H字状の連桿部102が成形される。
また、A75′向からの型締押圧完了後、若しくは、型
締押圧完了と同時で、且つB方向からの型締押圧完了以
前に、すなわち1.へ方向からの型締押圧完了後、若し
くは、型締押圧と同時でB方向からの型締押圧の時期と
一部重複する時期にC方向からの型締押圧を開始する。
すなわち、上型12が所定位置に下降し上型ポンチ38
は、成形部88内に進入する。そして、下型ポンチ76
との共働で予備成形体118の大端部対応部106aは
型締押圧され大きく塑性変形して大端部106とコ字状
のサイドリブ108が成形される。
なお、この時、同時に、前記上型12の下降に伴い、シ
リンダ室24内の作動油が図示しないベントライトを介
して排出されることにより、ピストン22はそのストロ
ークが短くなってクツションとしての機能を遂行する。
従って、ピストン22に対して相対的に上型本体16が
下降する結果、上型本体16の下面の一端側に配設され
る押圧部材40がやがて下型14に配設された押圧シャ
フト68の先端部に当接する。
当該押圧ンヤフト68と第1滑動体66を介して連結さ
れる揺動アーム58はコイルスプリング64の弾発力に
抗して支持軸56を支点として回動する。従って、揺動
アーム58の他端側におし)で第2滑動体70を介して
連結されるポンチ支持部材72が上方に変位し、このポ
ンチ支持部材72は下型ポンチ76を上方に変位させる
べく付勢して型締押圧する。そして、上型ポンチ38と
の共働により予備成形体118の下部の小端部対応部1
04aは大きく塑性変形して、小端部104が成形され
る。
以上のようにコンロッド素材120を得た後、上型12
を上昇させて型開きを行う。この時、ピストン22の先
端に上型ダイ26を介して係着する押圧ブロック30は
コイルスプリング32の弾発作用下に分割ダイア8a乃
至78dを下方に付勢しているたt1当該押圧ブロック
30は上型本体16の上昇開始の際に分割ダイア8a乃
至78dの上面に当接してこれを下方に押圧することに
なる。その際、当該分割ダイア8a乃至78dを囲繞す
るダイケース80は下型14に設けたクツション手段8
2のコイルスプリング86の弾発作用下に押圧ピン84
を上方より付勢されているため、鍛造中に分割ダイア8
a乃至78dの間に生じた密着を解除させるべく分割ダ
イア8a乃至78dとダイケース80とを夫々離間させ
る方向に力が働く。このた約、上型本体16の上昇によ
りコイルスプリング86の弾発力を介してダイケース8
0が上方に変位する。この時、ダイケース80の内面に
形成された案内溝96a乃至96dには当該分割ダイア
8a乃至78dのガイド部94a乃至94dが係合する
ため、これら分割ダイア8a乃至78dを互いに離間さ
せる方向に変位させることになる。
また、前記上型本体16の上昇変化とともに、押圧シャ
フト68に当接していた上型本体16の押圧部材40が
離れるたt、コイルスプリング64の弾発作用下にロッ
ド60が上方に変位し揺動アーム58が支持軸56を支
点として揺動する。これにより揺動アーム58は初期の
状態に復帰する。その後、ノックアウトピン98を上方
に変位させれば、ピン99を介してポンチ支持部材72
および下型ポンチ76が上方に変位して、コンロッド素
材120を取りaすことができる。
以上の閉塞鍛造工程を用いることにより、構造的強度を
得るために必要な複雑な形状の組み合わせからなるコン
ロッド素材120を容易に得ることができる。
また、閉塞鍛造工程全体に要する時間を大幅に短縮でき
るので、閾値温度が低下する以前に閉塞鍛造を終了する
ことが可能となり、高い可塑性を確保することができる
。つまり、1回の加熱処理のみで所望の形状のコンロッ
ド素材120が得られ、加熱処理に伴う酸化等の材質の
劣化を回避することができるので、材料的強度も高い。
小端部104にピストンを接続するための孔を機械加工
等の方法により穿設した後に、第4図に示すトリミング
装置124を用いて、トリミング工程を行う。
前記トリミング装置124は、基本的には、昇降自在な
上型126と、固定された下型128から構成される。
前記上型126は、上型本体13f)と、この上型本体
130と一体的に配設され突出部122のバリをトリミ
ングするための第1のパンチ部132と、前記上型本体
、130と一体的に配設され突出部122をトリミング
するための第2のパンチ部134の上パンチ134aと
、ワークの曲がりを矯正するためのワーク押え136を
有する。
前記第1パンチ部132は、上下2つのトリミングパン
チ138a、138bで構成され、また、後述する第1
の下型クツション機構140の押止ピン144を進入さ
せる孔部148が画成されている。また、前記上パンチ
’t 34aにも同様に第2の下型クツション機構14
2の押止ビン146を進入させるための孔Ri 30が
形成されている。
前記第2パンチ部134には、下型j28の下型グイ部
128aとワーク押え136によって画成されるワーク
成形部152の所定位置に載設するために、ワークであ
るコンロット素材120を位置決めすべく位置決め孔部
154が形成されている。この位置決め孔部154は、
上パンチ134aに形成された凹部と、下パンチ162
に形成された凹部が連結することにより画成される。
前記下型128は、下型グイ部128aと、クツション
手段配設用孔部156aおよび156bに配設された第
1下側クツション機構140と、第2下側クツション機
構142と、前記下型グイ部128aに穿設されたワー
ク取出用孔部158と、前記第2下側クツンヨン機構1
42に支持された下パンチ162とから構成されている
次に、前記トリミング装置124を用いたトリミング工
程を説明する。
先ず、前記閉塞鍛造工程で得た・2・・・ドi材120
をワーク成形部152を画成する下型ダイ部128a上
の所定位置に戴置する。この時、突出部122を位置決
め孔8154に挿入して位置決めを行う。
次に、上型本体130を下降させる。前記上型本体13
0の下降に伴い、先ず、バッド164を介してワーク押
え136によりワークであるコンロッド素材120が保
持される。さらに上型本体130の下降により、第1パ
ンチ部132により大端部106のバリ取りがなされ、
また、第2パンチ部134の上バンチ134aにより突
出部122が切断される。なお、この時、同時に、前記
保持状態よりもさらに高い圧力て押圧されたワーク押え
136によりワークであるコンロッド素材120の曲が
りが矯正される。
以上のようなトリミング工程の後、公知の方−法により
連桿部102の面取り加工、ショットピーニング加工お
よびM/C加工を経て、コンロッド100が得られる。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係るコンロッドの閉塞鍛造方法
によれば、予めコンロッドの各構成部分に対応した体積
配分がなされた予備成形体を用いて、3方向からの押圧
の時期を変時させた閉塞鍛造により、短時間で所望の構
造的強度を有する高精度のコンロッドを得ることユくで
きる。また、可塑性の向上を目的とした加熱処理を繰り
返し行う必要がないので、酸化等による強度の劣化を回
避することができるばかりか、材料的強度を併せ有する
コンロッドを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは、本発明に係るコンロッドの閉塞鍛造方法の
好適な実施例に使用される閉塞鍛造装置の縦断面図、 第1図すは、第1図aに示す閉塞鍛造装置の斜視図、 第2図は、本発明に係る閉塞鍛造方法で製造されるコン
ロッドの斜視図、 第3図は、本発明に係る閉塞鍛造方法における各製造工
程での成形状態を示す概略図、第4図は、本発明に係る
閉塞鍛造方法の好適な実施例に使用されるトリミング装
置の縦断面図である。 10・・・閉塞鍛造装置   12・・・上型14・・
・下型       16・・・上型本体20・・・シ
リンダ      22・・・ピストン26・・・上型
ダイ     30・・・押圧ブロック38・・・上型
ポンチ    50・・・下型本体74・・・押圧ピン
     76・・・下型ポンチ88・・・成形部  
    100・・・コンロッド102・・・連桿部 
    104・・・小端部106・・・大端部   
  108・・・サイドリブ110・・・中央部   
  112・・・両側部114・・・中央ウェブ   
118・・・予備成形体120・・・コンロッド素材 
122・・・突出部124・・・トリミング装置 12
6・・・上型128・・・下型 152・・・ワーク成形部 154・・・位置決め孔部 特許出願人    本田技研工業株式会社出願人代理人
   弁理士  千葉 剛宏(他1名) ヒ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワークを分割ダイに挟持した状態下で外部から押
    圧することにより軽量で且つ薄肉のコンロッドを成形す
    るための閉塞鍛造方法であって、冷間スエージング成形
    工程によって予めコンロッドの各構成部分に対応した体
    積配分を有する予備成形体を得る第1の工程と、 前記第1工程によって得られた予備成形体の長手方向に
    延在する第1の側面と第3の側面に対して夫々型締押圧
    する第2の工程と、 前記第2工程の途上において前記予備成形体の第1側面
    と第3側面に直交し且つ長手方向に延在する第2の側面
    と第4の側面に対して夫々型締押圧する第3の工程と、 前記第3工程の途上であって且つ第2工程の完了と同時
    または第2工程の完了後に前記予備成形体の第1側面と
    第3側面および第2側面と第4側面に直交する第5の側
    面と第6の側面に対して夫々型締押圧する第4の工程と
    、 からなることを特徴とするコンロッドの閉塞鍛造方法。
  2. (2)請求項1記載の閉塞鍛造方法において、第1工程
    で、予備成形体に、コンロッドの大端部と連桿部と小端
    部の体積に対応して配分された部位を設けることを特徴
    とするコンロッドの閉塞鍛造方法。
  3. (3)請求項2記載の閉塞鍛造方法において、コンロッ
    ドの小端部の体積に対応する部位を形成するとともに、
    該小端部の先端に突出部を設け、前記突出部で第3工程
    の際の金型への位置決めを行うことを特徴とするコンロ
    ッドの閉塞鍛造方法。
  4. (4)請求項1乃至3のいずれかに記載の閉塞鍛造方法
    において、第4工程中で予備成形体に対し少なくともワ
    ーク本体のコイニング、曲がり矯正、バリ取りおよび小
    端部のトリミングのいずれかを行うことを特徴とするコ
    ンロッドの閉塞鍛造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0850711A1 (en) * 1996-12-24 1998-07-01 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Process and machine for forging rod-shaped article having deformed portion at an end thereof
JP2015047636A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 株式会社阪村テクノロジーセンター 頭付軸状部品の製造方法

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EP0850711A1 (en) * 1996-12-24 1998-07-01 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Process and machine for forging rod-shaped article having deformed portion at an end thereof
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