[go: up one dir, main page]

JPH04174741A - カシミア調織物及びその製造方法 - Google Patents

カシミア調織物及びその製造方法

Info

Publication number
JPH04174741A
JPH04174741A JP2313669A JP31366990A JPH04174741A JP H04174741 A JPH04174741 A JP H04174741A JP 2313669 A JP2313669 A JP 2313669A JP 31366990 A JP31366990 A JP 31366990A JP H04174741 A JPH04174741 A JP H04174741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
shrinkage
warp
filament
fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2313669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2559684B2 (ja
Inventor
Akira Urushido
漆戸 昭
Takashi Shimomura
高司 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP2313669A priority Critical patent/JP2559684B2/ja
Publication of JPH04174741A publication Critical patent/JPH04174741A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2559684B2 publication Critical patent/JP2559684B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はカシミア織物に憤だ柔軟でドレープ性のある触
感、風合を持った合成vA綺織物に関する。 (従来の技術) 婦人衣料用途等には柔軟な風合を持った素十Aが要望さ
れており、ごのような素材としては高級羊毛を用いた所
謂カシミア糸が最適であることは周知である。所が、カ
シミア糸は極めて高価であるため、安価な合成織縮を用
いて同様の風合を得ることができれば好都合である。 一般に、柔軟な触感、風合を得る方法として数デニール
以下の細繊度糸を用いるごとが知られている。ただ、ご
のような糸条のめで製織を行うと糸切れが頻繁に生じ高
品位な織物が得難く、又製織された織物も強度が低く、
張り腰感にも欠りる。 このため、前記の如き細繊度糸を他の糸条と混用複合し
て用いることが行なわれている。 例えば特開昭63−135540号公報には、単糸デニ
ール1.5デニール以下の細繊度仮撚糸と高収縮フィラ
メントとからなる混繊糸を用いた織物が記載されている
。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、特開昭63 135540号公報には、
高収縮フィラメント成分の収縮作用等によって経緯方向
へ織物を高密度化して通気性を有する防水布を得ること
しか開示されていなかった。 このため、該防水布は柔軟な風合、カシミア調の風合に
l、J程遠く、硬いペーパライクなものとなり勝ちであ
った。 本発明は、かかる問題点を解決するものであって、細繊
度糸の持つ柔軟な風合を十分に利用し、更にドレープ性
のある織物となすごとにより、カシミア糸を用いた中肉
乃至厚地の高級織物に近似する風合・触感を有した合成
wA純織物を提供するものである。 (課題を解決するだめの手段) 本発明は、単糸繊度1.5デニール以下のR4i’i糸
とフラットヤーンとからなり捲縮糸が実質的に表層部に
位置した混繊糸を経糸に用い、一方1然係数5000〜
30000の強)外糸を緯糸に用いた織物であって、経
糸の浮き数と沈め数との比が2;1以」−である組織を
有することを特徴とするカンミア調織物及び、清水収縮
率差10%以−ヒの高収縮フィラメントと単糸繊度1.
5デニール以下の低収縮捲縮糸とからなる混繊糸を経糸
に用い、撚係数5000〜30000の強撚糸を緯糸に
用いて、経糸の浮き数と沈み数との比が2:1以上とな
る如く製織した後、熱処理して前記高収縮フィラメント
を収縮させることを特徴とするカシミア調織物の製造方
法である。 又、本発明は、単糸繊度1.5デニール以下の捲縮糸と
フラットヤーンとからなり捲縮糸が実質的に表層部に位
置した混繊糸を経糸に用い、一方撚係数5000〜30
000の強撚糸を緯糸に用いた織物であって、前記経糸
よりも緯糸の繊度が太いことを特徴とするカシミア調織
物及び、清水収縮率差]0%以上の高収縮フィラメント
と単糸繊度1.5デニール以下の低収縮捲縮糸とからな
る混繊糸を経糸に用い、繊度が該経糸よりも太く撚係数
5000〜30000の強撚糸を緯糸に用いて製織を行
った後、熱処理して前記高収縮フィラメントを収縮させ
ることを特徴とするカシミア調織物の製造方法である。 本発明で経糸に用いる混繊糸は、少なくとも1.5デニ
ール以下の捲縮糸とフラノ1−ヤーンの2種の糸条を含
むものである。 捲縮糸としては、仮撚加工糸、賦型;IJII工糸1擦
過加工糸や収縮性の異なる2成分ポリマーをサイドハイ
サイド型にコンソエケート紡糸し捲縮を発現さセた自己
捲縮発現型複合糸等が使用できるが、コスト、捲縮のコ
ントじ)−ルのしやずさ等から仮撚加工糸が好ましい。 仮撚加工糸の場合は、−射的な条件で加工した捲縮糸が
使用し得る。例えば、75デニールのフィラメントの場
合は撚数3100〜3500’r”/Mで、50デニー
ルのフィラメントの場合は3900〜4300T/Mで
力■工ずればよい、1ヒーターの仮撚加工糸を使用した
場合伸縮復元率が35〜50%となり捲縮が強り、織物
の表面が乱れるごとがあるので、2ヒーターの仮撚加工
糸を使用する方が好ましい。2ヒーターの場合、伸縮復
元率は」0〜20%に、更に好ましくは12〜18%に
設定しておくと1り[能・品位は優れた織物が得られる
。 捲縮糸の単糸デニールは、1.5デニール以下であるこ
とが必要である。ll!liち、15デニールを越える
と表層部の柔軟な風合が低下し、カシミア調−〇 − の風合が得られなくなる。j旦し、ポリエステル繊維等
では通常単糸繊度が0.5デニール以下となると強度が
低下するため外部衣料用途等には用い難くなる。 一方、本発明に云うフラットヤーンとは前記の々r]き
1@縮加工が施こされていない平坦な外観を有するもの
を指ず。該フラットヤーンは後述の如く、混繊糸の芯部
に位置するものであって、その単糸繊度GJ1〜4デニ
ール程度が好まし、い。 混繊糸は、捲縮糸成分が実質的にその表層部に位置する
ことにより触感の大半に寄与する構造をなしている。 かかる混繊糸は、種々の方法により得ることができるが
、次に述べる方法を用いると効率がよい。 ■111ち、前記フラットヤーンとして、清水収縮率差
10%以−ヒの高収縮フィラメントを、前記捲縮糸とし
て低収縮フィラメントを用い両者をインターレース法等
で混繊交絡せしめて混繊糸となし、製織後、2%’H処
理により高酸♀1?iフィラメントを収縮せしめて混繊
糸の芯部に位置せしめる方法である。 本発明におりる高収縮フィラノン)・とじては次の々T
1きものが挙げられる。ポリエステルの場合、ポリエチ
レンテレフタレートに代表されろポリエステルフィラメ
ントの収縮率は、jm常熱延伸後、ヒートセッl−1,
、て収縮率が欽パーセンI−になる様に設定されている
。しかるに、ポリエステル等の場合、下記の如き方法を
用いると高い収4.iii率の設定は極めて容易である
。 ■ 紡糸するポリマーを共重合体とする、例えばポリエ
チレンテレフタレートを集合するに際し、酸成分の一部
にイ゛ノフタール酸を使用する。 ■ 延伸時、延伸倍率を低めに設定したり、ヒート七ソ
I・を省略したりする。 ■ 高速紡糸(通常2500 rn /分収」二での紡
糸)を行ったフィラメン]・を使用する。 以上の方法を取ると収縮率を10〜60%に設定するこ
とが出来るが、二;スト面や製造のしやずさから■又む
]■の方法が適しており、!hに■の延伸条件による方
法が:1ス1−面、糸質の安定1410面で好ましい。 本発明に使用される高収縮フィラメントの湧水収縮率と
しては12〜40%、低収縮捲縮糸の々ツ1−水収縮率
としては1〜5%程度が好ましい。本方法では、高収縮
フィラメントを前記混繊糸十14造の形成のため用いて
いるので、極めて大きな収縮率は必要なく、む(−ろ織
物の風合を硬化させないよう前述の範囲に留めることが
好ましい。 次に本発明で緯糸に用いる強j外糸について説明する。 該強撚糸の撚数は、次式に示される撚係数(a)が50
00〜30000であることが必要である。 T−a × 1/ゾ■璽Z3]「 ′丁゛−1然数(T” / M )    a−撚係数
り一繊度(デニール) SG−比重 挽、係数が5000以下で1よ、糸のまりが力
【<なり
ふかついた風合となって目的とするドレープ性は得られ
ない。一方、撚係数が30000を超えると風合が硬く
なってやはり目的とするドレープ性は得られない。 かかる強撚糸としては、次に述べる々【1き複合板撚糸
や大細糸(ノックアントシン糸)の仮撚糸を用いるとよ
り好ましい。l’ltlち、複合板撚糸としては、例え
ば、特公昭59−24212号公報に記載された如く、
延伸糸と未延伸糸とを同時仮撚して延伸糸を芯部に未延
伸糸を鞘部に配した二層構造を持つもの、或いは特公昭
58−12940号公報に記載された如く、未延伸糸と
半延伸糸とを延伸同時仮撚して前述の如き二層構造とな
したもの等が挙げられる。このようなコニ層+14造を
長つ複合板撚糸は撚糸した際芯部の糸条は強撚されても
、鞘部の糸条は余り強1然されず嵩高慴が残留ずイ)。 第1図は木織物の緯糸側面の電子顕1敗鏡刀真(80倍
)であり、(イ)はi、i1常のマルチフィラメント、
(o )は複合板I然二層構造糸を緯糸に用いたもので
あるが、(イ)に比べ(じ2)は緯糸(写真中央部を左
右に連続して存在する糸条)か経糸どの交互点で屈曲し
ても、より柔軟に追1iiカしており嵩ll力性が損な
われていないことがわかる。よって、ごのような複合糸
を緯糸に用いるとドレープ惟、嵩高性の両者を兼備した
織物が得られる。 又、緯糸として大細糸の仮撚糸を用いると配向性の低い
太部により張り腰感のあるドライタッチな織物が得られ
る。かかる大細糸としては、例えば、特開昭63−25
6733号公報に記載された如く、未延伸糸を緩和放置
した後、冷延伸・仮撚加工したもの等が挙げられる。 本織物は前述の如き、糸条を経糸、緯糸に用いたもので
あるが、更に重要なことは経糸即ち本発明の場合細繊度
捲縮糸が表層部に位置した混繊糸を、できるたり織物表
面に配位せしめるごとである。このため本発明では以下
に述べる2種の手法を用いる 即ち、その1つは、勲Mimとして、前記混繊糸からな
る経糸を浮き数と沈め数の比で2〜1以上、好ましくは
3:1以上、更に好ましくは4:1以上となる如く構成
されたものを選択することである。かかる組織としては
斜文織、朱子織や、これらを聞合せた組織を挙げること
ができる。前記の組織は平織組織等とは異なり、経糸が
表面に現れる比率が大きく、しかも経糸の沈んだ部分の
面積が少ないため、浮き数と沈み数の比以上に経糸が露
出し易い。このため、経糸として用いられている混繊糸
の風合がより現出し易い。但し、経糸の浮き数が7:1
を超えると経糸が浮き上がりループ状となったり、毛羽
状となったりするため該範囲までに留めることが好まし
い。 一方、今1つの手法は、緯糸の繊度(総繊度)を、経糸
よりも大きくすることであり、経糸の2.5〜5.0倍
の総繊度、具体的には100〜400デニール程度の総
繊度となすことが好ましい。本発明の場合、緯糸は強撚
により円形状に高収束しており、一方経糸は単なる混繊
糸即ち無撚乃至せ撚のため収束性が低くばらり易い状態
となっている。ここで緯糸の繊度を前記の如く太くする
と、平織であっても、経糸と緯糸との隣接する交叉点間
の距離が長くなりそれ故経糸は円形状緯糸の周りを大き
く屈曲すると同時にばらりた経糸単糸がループ状に浮き
」二り織物表面で拡散することとなる。 尚、本発明においては、前記の2つの手法を糺合わせて
用いてもよい。 これらの手法により織物表面に浮いた木混繊糸は前記し
た高収縮フィラメントを使用した場合後述の熱処理によ
り捲縮糸が更に表層へ移動して広がるため、本織物表面
を80倍程度に拡大して観察してのても、殆ど緯糸が確
認できない。よって、本織物はその表面が実質的に経糸
即ち、単糸繊度の細い捲縮糸によって覆われたものと云
える。 (第1M参照) 尚、本織物は眉コ×インチ当た りの糸本数で示されるカバーファクターの径、緯の合計
値が2000〜5000程度となる組織が好ましい。 更に、本発明では、ソフトな風合とドレープ性を出すた
めに10〜30%程度のアルカリ減量を施すことが好ま
しい。 本織物に染色、起毛、柔軟、制電、撥水等の各種力11
工を施こしてもよいことは勿論である。 又、前述の如く混繊糸として高収縮フィラメントと低収
縮捲縮糸とを用いた場合は、製織後熱処=13= 理して高収縮フィラメントを収縮させることが必要であ
る。更に、捲縮糸として2ヒータ方弐の仮撚力l工によ
る捲縮糸を使用した場合、捲縮が均一である反面嵩高性
が低いので、染色前のリラックス条件においては高/M
(90’c以上)の熱湯に直接浸漬して捲縮の発現を極
力行なわしめるべきである。一方、1ヒ一タ方式の(反
撚力l工によるlをki’6糸を使用した場合は、嵩高
性が大きいのでリラックス条件は比較的低温、例えば6
0〜80°Cても良い。 (実施例) 本発明における各種のデータの測定法は下記の通りであ
る。 1、 収縮率 カセ取り機で5回取りのカセを取りO,OO1g/dの
荷重下で95〜100 ’Cの熱湯に1分間浸漬し、収
縮させ、乾燥後、元の長さを11、収縮後の長さをβと
し、次式で求める。 2 デニール JIS  l、−1013法3. カバ
ーファクター インチ当りの糸本数×J「 (Dはデニール) 9 伸縮復元率  JIS−L−109010、(外敵
計算式 %式% り一繊度(デニール) SG−比重(ポリエステル1.38 )1]、ドレープ
係数 KES方式(京都大学 用端孝雄教授考案の風合評価法
)により得られる特性値を用いて、次の式から求められ
る値で、値が少ない程ドレープ性がある。 J2HB + 3 52.5 5 X         X 5.
3 4実施例1 固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレートをエク
ストルーダで溶融し、295“Cに加熱したオリフィス
から押出し1100m/分で巻取って、未延伸糸を得た
。該未延伸糸を80°Cに加熱された延伸ローラーで3
.85倍に延伸して50d/48fの高収縮ポリエステ
ルフィラメントを得た(熱水収縮率15.8%)。 次に通常のポリエステルフィラメント50d/48fを
下記条件で2ヒ一タ一方式で仮撚加工し、捲縮糸を得た
。仮撚糸の熱水収縮率は3.5%、伸縮復元率は14.
8%であった。 仮撚条件 スピンドル回転数400.OOOrpm、t2A糸S方
向3.124T/M フィード率 第1 +2% 第21.2.5%ヒーター
温度 第1215°C第2205°Cついで高収縮糸ポ
リエステルフィラメントとポリエステル仮撚糸をエアジ
ェツトにより混繊し、100d/96fの混繊糸を得た
。 一方、複屈折率10×10−3のポリエチレンテレフタ
レート未延伸糸166 d/48 fと複屈折率48X
10−’のポリエチレンテレフタレート半延伸糸230
 d/72 fとを引揃え外接式摩擦円板により延伸仮
撚し250 d/120 fの複合板ト糸を得た。仮撚
条件は次の通り。速度比(D/¥)0.3.延伸倍率】
、6.ヒータ温度160°C次に前記混繊糸を5480
T/Mで追撚(1然係数13500)して経糸に、複合
板1然糸を5100OT/Mで追撚して、紡糸に用い5
枚経朱子織物を得た。 かかる織物を95°Cでリラックスして高収縮ポリエス
テルフィラメントを収縮せしめ20%のアルカリ減量、
染色、ヒートセントを行ない本織物を得た。得られた織
物は、経糸本数199木/インチ、Pj先糸本数85木
インチで表面は経糸が露出し、柔らかくカシミア調の触
感を有していた。 該織物の物性を次に示す。 ドレープ係数   15.2 目イ寸        214.g/rr+2厚み  
      0.52 m mカバファクター  32
00 又、該織物の経糸断面を第1図(ロ)に電子顕微鏡写真
(80倍)により示す。同図より明らかな如く、織物表
面(上方)はわH繊度捲縮糸によって殆ど覆われている
。 比較例1 実施例1で用いた混繊糸を経糸、緯糸に用いた平織物を
95°Cの熱湯水でリラックスし、染色。 セットして織物(経130本/インチ、緯86木/イン
チ)を得た。 得られた織物は風合が硬く、ペーパライクなものであっ
た。 又、該織物の経糸断面を第2図に電子顕微鏡写真(80
倍)により示す。同図より明らかな如く、織物表面(上
方)には経糸と緯糸の双方がi認できる。 実施例2 8モル%のイソフタール酸を共重合した個存粘度0.6
8のポリエチレンテレフタレートを口金温度290 ’
Cで押出し、1500m/minで捲取って未延伸糸を
得た。この糸を85°Cの加熱ローうで2.71倍に延
伸して30’d/24fの高収縮ポリエステルフィラメ
ント(熱酸値32.0%)を得た。次に実施例1で得た
5 0 d/48 fの2ヒーター仮撚糸の該高収縮糸
とをエアージェットで混繊し、80 d/72 fの混
繊糸とした。 一方、複屈折率27X]、O−’のポリエチレンテレフ
タレート未延伸糸290d/48fを室温25°C2湿
度65%R11の室に14日間放置した後、スピンドル
式仮撚機にて仮撚し167d/48fの太細仮撚糸を得
た。仮撚条件は次の通り。 加工速度100m/min、延伸倍率1.65 。 延伸温度 室温、仮撚オーバーフィード“−6%。 仮撚温度180°C1仮撚数2250t/M次に前記混
繊糸をS 250 T/ Mて追撚して経糸に、太細仮
撚糸を2本合糸した後、5600T / mで追撚(撚
係数9300)L緯糸に用いて3/1斜交織物を得た。 該織物を95°Cでリラックスして高収縮ポリエステル
フィラメントを収縮せしめ、次いでアルカリ減量20%
を施し、染色加工を行なった。得られた織物は経糸本数
178木/ i n 、緯糸本数72木/ i nで、
柔らかくカシミア調の風合を有していた。該織物の物性
値は次の通りである。 ドレープ係数    13.6 目イ」         185グラムg / m 2
厚み        0.47mm カバーファクター  2800 実施例3 実施例1て用いた織物に弗素系+8水剤を2%o w 
t (d着せしめ、仕上セント(ヘーキング)を180
°C130秒施した。該織物を、JIS  L−109
2(スプレー法)で撥水性を測定した所、IB水変度1
00点高い撥水性を示した。 実施例4 複屈折率10×l0−3のポリエチレンテレフタレート
未延伸糸240 d/72 fと複屈折率46XIO−
′のポリエチレンテレフタレート未延伸糸225d/’
36fとを引揃え外接式摩擦円板により延伸仮撚し、2
90 d/108 fの複合板撚糸を実施例1の如く得
た。 次に実施例1で用いた1 00 d/96 fの混繊糸
を5480T/Mで追撚して経糸に、複合板撚糸を51
500T/M及びZ1500T/Mで追)然(撚係数2
]、500)して、緯糸に交互に用い手織物を得た。 かかる織物を95°Cてリラックスして高収縮ポリエス
テルフィラメントを収縮せしめ20%のアルカリ減量、
染色、ヒートセ・ノドを行ない本織物を得た。得られた
織物は、経糸本数201木/インチ、緯糸本数60木/
インチで表面は経糸が露出し、柔らかくカシミア調の触
感を有していた。 外織物の物性値を次に示す。 ドレープ係数   14,6 目イ寸        200g/rn2厚み    
   0.49 m m カバファクター  2900 又、外織物の経糸断面を第1図(ハ)に電子顕微鏡写真
(80倍)により示す。同図より明らかな如く、織物表
面(上方)は細繊度捲縮糸によって殆ど覆われている。 (発明の効果) 本発明に係る織物は柔らかな表面感覚と、ドレープ性を
有するカシミア調の風合を有するもので安価な合成繊維
を用いても斯くの如き高級感ある織物となずごが可能で
ある。 又、木刀法Ill前記織物を効率よく製造できるもので
あって、本発明の有y¥11生りま明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る織物、第2図は比較例の織物の緯
糸側面を示す電子iJi倣鏡耳鏡写真って、繊維の形状
を示すものである。 =23−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)単糸繊度1.5デニール以下の捲縮糸とフラット
    ヤーンとからなり捲縮糸が実質的に表層部に位置した混
    繊糸を経糸に用い、一方撚係数5000〜30000の
    強撚糸を緯糸に用いた織物であって、経糸の浮き数と沈
    み数との比が2:1以上である組織を有することを特徴
    とするカシミア調織物。
  2. (2)単糸繊度1.5デニール以下の捲縮糸とフラット
    ヤーンとからなり捲縮糸が実質的に表層部に位置した混
    繊糸を経糸に用い、一方撚係数が5000〜30000
    の強撚糸を緯糸に用いた織物であって、前記経糸よりも
    緯糸の繊度が太いことを特徴とするカシミア調織物。
  3. (3)沸水収縮率差10%以上の高収縮フィラメントと
    単糸繊度1.5デニール以下の低収縮捲縮糸とからなる
    混繊糸を経糸に用い、撚係数5000〜30000の強
    撚糸を緯糸に用いて、経糸の浮き数と沈み数との比が2
    :1以上となる如く製織した後、熱処理して前記高収縮
    フィラメントを収縮させることを特徴とするカシミア調
    織物の製造方法。
  4. (4)沸水収縮率差10%以上の高収縮フィラメントと
    単糸繊度1.5デニール以下の低収縮捲縮糸とからなる
    混繊糸を経糸に用い、繊度が該経糸よりも太く撚係数5
    000〜 30000の強撚糸を緯糸に用いて製織を行った後、熱
    処理して前記高収縮フィラメントを収縮させることを特
    徴とするカシミア調織物の製造方法。
JP2313669A 1990-07-04 1990-11-19 カシミア調織物及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2559684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2313669A JP2559684B2 (ja) 1990-07-04 1990-11-19 カシミア調織物及びその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-177959 1990-07-04
JP17795990 1990-07-04
JP2313669A JP2559684B2 (ja) 1990-07-04 1990-11-19 カシミア調織物及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04174741A true JPH04174741A (ja) 1992-06-22
JP2559684B2 JP2559684B2 (ja) 1996-12-04

Family

ID=26498306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2313669A Expired - Fee Related JP2559684B2 (ja) 1990-07-04 1990-11-19 カシミア調織物及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2559684B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013155449A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Fumio Shibata 低通気性高密度織物

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5917800B2 (ja) * 2010-11-09 2016-05-18 帝人フロンティア株式会社 繊維製品

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517221A (en) * 1974-07-11 1976-01-21 Ikegami Kikai Kk Seimenkiniokeru junkankyumensochi
JPS56159324A (en) * 1980-05-07 1981-12-08 Teijin Ltd Production of blended fiber hard twisted knitted fabric
JPS5759337A (en) * 1980-09-29 1982-04-09 Nec Kyushu Ltd Scrubbing device for manufacturing semiconductor device
JPS5927409A (ja) * 1982-08-09 1984-02-13 カシオ計算機株式会社 電極の形成方法
JPH01298278A (ja) * 1988-05-20 1989-12-01 Kanebo Ltd 通気性防水布及びその製造方法
JPH0219539A (ja) * 1988-07-08 1990-01-23 Toray Ind Inc ポリエステル混繊糸織物

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517221A (en) * 1974-07-11 1976-01-21 Ikegami Kikai Kk Seimenkiniokeru junkankyumensochi
JPS56159324A (en) * 1980-05-07 1981-12-08 Teijin Ltd Production of blended fiber hard twisted knitted fabric
JPS5759337A (en) * 1980-09-29 1982-04-09 Nec Kyushu Ltd Scrubbing device for manufacturing semiconductor device
JPS5927409A (ja) * 1982-08-09 1984-02-13 カシオ計算機株式会社 電極の形成方法
JPH01298278A (ja) * 1988-05-20 1989-12-01 Kanebo Ltd 通気性防水布及びその製造方法
JPH0219539A (ja) * 1988-07-08 1990-01-23 Toray Ind Inc ポリエステル混繊糸織物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013155449A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Fumio Shibata 低通気性高密度織物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2559684B2 (ja) 1996-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6276121B1 (en) Crimped yarn, textile fabric, and process for preparing the same
JP3119066B2 (ja) 混繊複合糸およびその製造方法ならびに編織物
JPH04174741A (ja) カシミア調織物及びその製造方法
JP3304875B2 (ja) けん縮糸および織編物とその製造方法
JP3531531B2 (ja) 長・短繊維複合糸およびその糸を用いた織編物
JP2639284B2 (ja) 混繊複合糸およびその製造方法と織物
JP2561581B2 (ja) カシミヤ調織物及びその製造方法
JPH0734342A (ja) 混繊複合糸およびその製造方法ならびに編織物
JP3285018B2 (ja) ポリエステル交織織物
JP3503530B2 (ja) 複合糸およびその糸を用いた織編物
JP3285019B2 (ja) ポリエステル複合加工糸交織織物
JP3526990B2 (ja) ポリエステル系異収縮混繊糸
JPH05163624A (ja) 極細濃淡染着性糸及び高収縮性濃淡染着性糸
JP3086117B2 (ja) 張り腰に優れた異収縮複合混繊糸
JP2001123343A (ja) ポリエステル混繊糸とその製造方法
JP3470618B2 (ja) ポリエステル織物
JP3988286B2 (ja) 織編物
JPH07229027A (ja) 混繊複合糸およびそれを用いてなる織編物
JP3509995B2 (ja) 濃染性を有するポリエステル系複合糸
JPH0657564A (ja) シルクウール調複合仮撚加工糸およびその製造方法
JP2001271239A (ja) 収縮差混繊糸および製造方法
JPH02139442A (ja) 複合糸の製造方法
JP2000226745A (ja) ポリエステル合撚糸および織編物
JPH1136152A (ja) 複合加工糸
JPS60104574A (ja) ヌバツク調布帛の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080905

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees