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JPH04169195A - 抗ed―bモノクローナル抗体 - Google Patents

抗ed―bモノクローナル抗体

Info

Publication number
JPH04169195A
JPH04169195A JP2295820A JP29582090A JPH04169195A JP H04169195 A JPH04169195 A JP H04169195A JP 2295820 A JP2295820 A JP 2295820A JP 29582090 A JP29582090 A JP 29582090A JP H04169195 A JPH04169195 A JP H04169195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cells
antibody
minutes
protein
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2295820A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotoshi Sekiguchi
清俊 関口
Kouichi Chitani
千谷 晃一
Naonobu Hirano
尚伸 平野
Tetsuya Tachikawa
哲也 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Health University
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujita Health University
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Health University, Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Fujita Health University
Priority to JP2295820A priority Critical patent/JPH04169195A/ja
Publication of JPH04169195A publication Critical patent/JPH04169195A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、抗ED−Bモノクローナル抗体、より詳しく
はフィブロネクチン(fibronectin  :F
N)、殊に癌組織に含まれるタイプの上記FNに対する
新規なモノクローナル抗体に関する。
従来の技術 FNは、1948年にモリソンらにより血漿蛋白質の一
つとして初めて報告されたものであり[Morriso
n、P、 R,et al、、 J、 Am、 Che
m、 Soc、。
70、3103 (194B) ]、種々の組織や体液
中に広く分布する一群の多機能糖蛋白質であり、細胞の
接着因子として、細胞の移動、分化、増殖、癌化といっ
た多彩な生物現象に関与することが知られている[関口
清俊、細胞工学、4 (6)、 485−497(19
85)]。
また従来よりFNには、2つの分子種があり、肝臓で合
成され血液中に存在するFNは血漿FN(pFN)と呼
ばれ、培養細胞表面及び培養液中に存在するFNは細胞
性FN(cFN)と呼ばれていたが、之等FNの分子多
様性は、遺伝子初期転写産物の可変的スプライシング(
alternativesplicing)により生じ
ることが明らかにされている。かかる可変的スプライシ
ングを受ける領域には、ED−A、ED−B及び■cs
と呼ばれる3領域があり、2等領域の発現の組合せによ
って、多数の分子種が生じるものと考えられている。
一方、癌組織に含まれるタイプのFN(以下[癌性FN
Jと略称する)は、上記ED−B領域の発現が異常に高
いFNであって、91アミノ酸からなるED−B領域を
有するFNとして知られテイル[Luciano Za
rdi、 et al、、 The EMBOJour
nal、  61.   (8)、  2337−23
42  (1987)  コ 。
かかる現状において、上記癌性FNについて分子レベル
での研究を進めるために、またその分子種に特異的な測
定(検出)乃至精製を可能とし、ひいては癌の診断を可
能とするための手段が、斯界で要望されている。
本発明の目的は、上記要望に合致する手段を提供するこ
とにある。即ち、本発明はED−Bを特異的に認識し、
従って癌性FNに反応特異性を有するモノクローナル抗
体を提供すること、ED−Bに関連するペプチド、殊に
上記モノクローナル抗体の製造のための免疫原及び癌性
FNの測定のためのトレーサーとなり得る特定のペプチ
ドを提供すること、更に之等を利用して所望の癌性FN
もしくはED−Bを、従来の固相系のみならず液相系に
おいても測定する技術を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明によれば、下式(1)で表わされるED−Bのア
ミノ酸配列を認識することを特徴とする抗ED−Bモノ
クローナル抗体が提供される。
式(1): %式% また本発明によれば、上式(1)のアミノ酸配列で表わ
されるED−B領域91アミノ酸とプロティンAとの融
合蛋白質からなるペプチドが提供される。
上記及び以下の本明細書において、アミノ酸、ペプチド
、保護基、活性基、その他に関して略号で表示する場合
は、I UPACの規定或いは当該分野における慣用記
号に従うものとする。また塩基配列における核酸の表示
も同様とする。
本発明により提供される上記特定の抗ED−Bモノクロ
ーナル抗体は、EI)−Bを特異的に認識する抗体であ
って、ED−Bもしくは該領域を有するFN、即ち癌性
FNに反応特異性を有することにより特徴付けられる。
従って、本発明抗体は、ED−Bもしくは癌性FNの免
疫測定法における特異抗体として利用することができ、
これによって之等の高感度、高精度且つ簡便な測定法を
確立できる。また、上記測定法が確立できれば、癌のス
クリーニング並びに診断技術が提供できると共に、これ
は発癌機構の研究、解明等の基礎研究に極めて有用であ
る。
更に、本発明抗体は、例えばアフィニティークロマトグ
ラフィー等による上記ED−Bもしくは癌性FNの免疫
学的精製に有用である。
また、本発明により提供される上記特定のペプチド(E
D−B・プロティンA融合ペプチド)は、本発明抗ED
−B抗体の製造のための免疫原として有用であり、また
上記測定方法におけるトレーサー(標識体)等としても
有効に利用できる。
以下、本発明抗体の製造方法につき詳述する。
本発明抗体は、前記式(1)で表わされるED−B領域
91アミノ酸とプロティンAとの融合蛋白質を免疫原と
して用いて、−船釣方法に従い製造すルコとができル[
Hanfland、 P、、 Chem、 Phys。
Lipids、 15.105 (1975) : H
anfland、 P、、 Chem。
Phys、 Lipids、 10.201 (197
6) : Koscielak。
J、、  Eur、  J、  Biochem、、 
 シフ、  214  (1978)コ 。
尚上記ED−B領域は公知でありその遺伝子も決定され
ている。
上記方法はより具体的には、例えば上記免疫原で免疫し
た哺乳動物の形質細胞(免疫細胞)と哺乳動物の形質細
胞腫細胞との融合細胞(ハイブリドーマ)を作成し、こ
れよりFNのED−B領域を認識する所望抗体(モノク
ローナル抗体)を産生ずるクローンを選択し、該クロー
ンを培養することにより実施される。
本発明抗体は上記方法により得られる粗精抗体液、即ち
抗体産生ハイブリドーマ培養上清又はマウス腹水そのま
まであってもよく、更に之等を硫酸アンモニウム分画や
イオン交換クロマトグラフィーやプロティンA抗原カラ
ム等によるアフィニティクロマトグラフィー等により精
製したものであってもよい。
本発明抗体の製造に当り、免疫原として用いられる上記
FNのED−B領域91アミノ酸とプロティンAとの融
合蛋白質は、前記式(1)で表わされるアミノ酸配列を
少なくとも有している限り、特に限定はなく、例えば癌
組織から調製した癌性FN、遺伝子組換え技術に従い製
造された癌性FN、それら癌性FNのED−B領域乃至
はそれらのフラグメント、上記特定のアミノ酸配列を有
する合成ペプチド等のいずれかとプロティンAとの融合
蛋白質であればよい。之等の内で特に好ましいものとし
ては、本発明ED−B領域91アミノ酸をハプテンとし
て利用して得られるものを例示できる。
上記EI)−B領域91アミノ酸とプロティンAとの融
合蛋白質は、より好ましくはFNのED−B領域を有す
る癌性FNの樹立細胞株を利用して、遺伝子工学的手法
により製造することができる。
その詳細は次の通りである。
即ち、まず癌性FNを産生ずる培養樹立細胞株、例えば
代表的にはヒト胎児肺組織から分離された正常2倍体腺
維芽細胞Wr−38を腫瘍ウィルスSV40で形質転換
(癌化)して得られる株化細胞であるWr−38VA1
3細胞より、グアニジンチオシアネート法[Chirg
win、 J、 M、 et al、。
Biochemis、try、 18.5294−52
99 (1979)]にて、全RNAを得た後、このR
NAからオリゴdTセルロースカラムにてポリ(A” 
)RNAを選別し、次いでカワサキとウォングの方法(
Kawasaki andWang、 PCRTech
nology、 H,A、Er1ich、ed、。
5tockton Press、 New York、
 p89−98 (1989)] l、:従って、ポリ
メラーゼ・チエイン・リアクシジン法(以下これをrP
cR法」と略す、5aiki、 R。
K、、 et al、、 5cience、 230.
1350−1354 (1985))を用いてED−B
領域をコードするcDNAを合成する。
即ち、ランダムヘキサマーをプライマーとして逆転写酵
素により一本鎖cDNAを合成した後、5 ’ −CA
GAGCTCCTGCACTTTTGA−3’を上流プ
ライマー、3 ’−TGTGACTGTGTTGTTT
GCC−5°を下流プライマーとして、PCR法により
FNcDNA上のED−B領域をコードするSac I
 −Pvu II領領域増幅することができる。ここで
用いられる2本のプライマ−は、特に上記塩基配列に限
定される必要はなく目的のSac I又はPvu II
部位を含むものであればいずれでもよい。上記で得られ
る二本鎖c DNAをSac I及びPvuIIテ切断
後、F N c DNAを含むプラスミドI) L )
’ 5  [K、 Sekiguchi et al、
Biochemistry、 25.4936−494
1 (1986)コから切り出したFN cDN 、6
.(7)Pve II −Acc I断片と共に、プラ
スミドpGEM4  [プロメガ社より市販コのSac
 I −Acc 1部位に挿入し、FN(7)ED−B
及びその周辺領域をコードするcDNAクローン(pG
EMBl)を得ることができる。
次に、上記pGEMB1からED−Bを含む領域をコー
ドするcDNAを、Eco RI −Pst I断片と
して回収し、これをプロティンA遺伝子融合ベクターp
RrT2T [ファルマシア社製コのEco RI −
Pst I部位に挿入して、目的のプロティンAとED
−Bとの融合蛋白質の発現ベクターpPAB1を収得す
る。
上記発現ベクターによる宿主の形質転換は、例えば宿主
細胞としてλCr857温度感受性リプレッサーをもつ
大腸菌N4830 [ファルマシア社より入手]を用い
て、リン酸カルシウム法[D。
Hanahan、 D、 M、 Glover、 ed
、、 DNA cloning。
vol、1. p109−135. IRL Pres
s、 oxford、 1985] (、−て行なうこ
とができる。かくして得られる形質転換体をLB培地で
培養後、ハナハンとメセルソノの方法[f(anaha
n、 D、 and Meselson、 M、、 G
ene。
狭、 63−67 (1980)]を参照して、クロー
ニングを行なうことにより、目的とするプロティンA・
ED−B融合蛋白質陽性クローンを収得できる。
目的融合蛋白質の産生は、上記陽性クローンを単離後、
培養し、ヒートインダクションをかけることにより実施
でき、得られる蛋白質は超音波破砕により菌体中より放
出させて回収でき、またイムノグロブリンネ溶化カラム
を用いたクロマトグラフィーにより精製できる。かくし
て精製された所望の免疫原を得る。
尚、上記方法おいてはED−B遺伝子を、ED−B領域
をコードするSac I −Pvu II断片とソノ下
流(r)Pvu II −Acc I断片とに分割して
pGEM4ベクターにクローニングしているが、特にそ
の必要はなく、例えば初めからSac I −Acc 
I断片をPCR法により増幅させて用いることもできる
更に上記遺伝子は、ホスファイト・トリエステル法[N
ature、 310.105 (1984) ]等の
常法に従って、核酸の化学合成により全合成することも
可能である。
本発明モノクローナル抗体の製造において、免疫原、即
ち上記プロティンAとED−B領域との融合蛋白質で免
疫される咄乳動物としては、特に制限はないが、細胞融
合に使用する形質細胞腫細胞との適合性を考慮して選択
されるのが望ましく、一般にはマウス、ラット等が有利
に用いられる。
免疫は一般的方法により、例えば上記免疫原又は後記す
るような適当な結合試薬を用いて担体(抗原性の高い異
種蛋白)と結合させた免疫抗原を、補乳動物に静脈内、
陵内、皮下、腹腔的注射等により投与することにより実
施できる。
上記免疫抗原の製造において、用いられる担体としては
、通常抗原の作成に当り慣用される高分子の天然もしく
は合成の蛋白質を広く使用できる。
該担体としては例えば馬血清アルブミン、牛血清アルブ
ミン、ウサギ血清アルブミン、人血清アルブミン、ヒツ
ジ血清アルブミン等の動物の血清アルブミン類;馬血清
グロブリン、牛血清グロブリン、ウサギ血清グロブリン
、人血清グロブリン、ヒツジ血清グロブリン等の動物の
血清グロブリン類;馬チログロブリン、牛チログロブリ
ン、ウサギチログロブリン、人チログロブリン、ヒツジ
チログロブリン等の動物のチログロブリン類;馬ヘモグ
ロビン、牛ヘモグロビン、ウサギヘモグロビン、人ヘモ
グロビン、ヒツジヘモグロビン等の動物のヘモグロビン
類;キーホールリンペットヘモシアニン(KLH)等の
動物のヘモシアニン類;回虫より抽出された蛋白質(ア
スカ−リス抽出物、特開昭56−16414号公報、J
、Immun、・旦260−268 (1973)  
J、Immun、、 122.302−308(197
9)、J、Immun、、 98.893−900 (
1967)及びAm。
J、 Physiol、、−袢ど、 575−578 
(1960)に記載のもの又はこれらを更に精製したも
の);ポリリジン、ポリグルタミン酸、リジン−グルタ
ミン酸共重合体、リジン又はオルニチンを含む共重合体
等を挙げることができる。
ハプテン−担体結合試薬としては、通常抗原の作成に当
り慣用されているものを広(使用できる。
具体的にはチロシン、ヒスチジン、トリプトファンを架
橋結合させる、例えばビスジアゾタイズドベンジジン(
BDB) 、ビスジアゾタイズド−3゜3′−ジアニシ
ジン(BDD)等のジアゾニウム化合物;アミノ基とア
ミノ基とを架橋結合させる、例えばグリオキサール、マ
ロンジアルデヒド、ゲルタールアルデヒド、スクシンア
ルデヒド、アジポアルデヒド等の脂肪族ジアルデヒド類
;チオール基とチオール基とを架橋結合させる、例えば
N。
N′−〇−フェニレンジマレイミド、N 、N’  −
m−フェニレンジマレイミド等のシマレイミド化合物;
アミノ基とチオール基とを架橋結合させる、例えばメタ
マレイミドベンゾイル−N−ヒドロキシスクシンイミド
エステル、4−(マレイミドメチル)−シクロヘキサン
−1−カルボキシル−N′−ヒドロキシスクシンイミド
エステル、N−スクシニミジル−3−(2−ピリジルジ
シクロ)プロピオネート(SPDP)等のマレイミドカ
ルボキシル−N−ヒドロキシスクシンイミドエステル類
;アミノ基とカルボキシル基とをアミド結合させる通常
のペプチド結合形成反応に用いられる試薬、例えばN、
 N−ジシクロへキシルカルボジイミド(DCC)、N
−エチル−N′−ジメチルアミノカルボジイミド、1−
エチル−3−ジイソプロピルアミノカルボジイミド、■
−シクロへキシル−3−(2−モルホリニル−4−エチ
ル)カルボジイミド等のカルボジイミド類等の脱水縮合
剤等を挙げることができる。また上記ハプテン−担体結
合試薬としては、p−ジアゾニウムフェニル酢酸等のジ
アゾニウムアリールカルボン酸類と通常のペプチド結合
形成反応試薬、例えば上記脱水縮合剤とを組合せたもの
も使用可能である。
上記ハプテン、担体蛋白、ハプテン−担体結合試薬、ス
ペーサー等を用いる免疫抗原の製造反応は、常法に従う
ことができ、一般には水溶液もしくはp )(5〜10
程度の通常の緩衝液中、好ましくはpH6〜9程度の緩
衝液中、0〜40℃、好ましくは室温付近で行なわれる
。該反応は通常的2〜5時間程度で完結する。
上記においてハプテン、ハプテン−担体結合試薬及び担
体の使用割合は、適宜に決定できるが、通常ハプテンに
対して担体を0.5〜5倍重量程度、好ましくは1〜2
倍重量程度、及びハプテン−担体結合試薬を1〜30倍
モル程度用いるのがよい。上記によりスペーサーを仲介
してもしくは直接に担体とハプテンとが結合したハプテ
ン−担体複合体からなる所望の免疫抗原が収得される。
反応終了後得られる抗原は常法に従い、例えば透析法、
ゲル泪過法、分別沈澱法等により容易に単離精製できる
前記免疫は、より具体的には、免疫原を生理食塩水含有
リン酸緩衝液(P B S)や生理食塩水等で適当な濃
度に希釈し、所望により通常のアジュバントと併用して
、供試動物に2〜14日毎に数回投与し、総投与量が、
例えばマウスでは約10〜100μg程度、家兎では約
0. 2〜2. 0■程度になるようにすることにより
行ない得る。上記アジュバントとしては、百日咳ワクチ
ン、完全フロインドアジュバント、アラム等を用い得る
抗体の採取は、上記最終投与の1〜2週間経過後、免疫
化された動物から採血し、これを遠心分離後、血清を分
離することにより行なわれる。
上記モノクローナル抗体の製造において用いられる免疫
細胞としては、上記最終投与の約3日後に摘出した肺臓
細胞を使用するのが好ましい。
上記免疫細胞と融合される他方の親細胞としての哺乳動
物の形質細胞腫細胞としては、既に公知の種々のもの、
例えばp3/X63−Ag3 (X6 3)   [N
ature、  256. 495−497  (19
75’)  コ 、 p 3/X63  Ag8.  
Ul (P3U1)  [CurrentTopics
 in Microbiology and Immu
nology、  81゜1−7 (197B)] 、
P 3/NS I−1−Agl−1−A 3−1 ) 
 [Eur、 J、 Immunol、、 6.511
−519(1976)] 、S p 210−A g 
14 (S p 210)[Nature、 276、
269−270 (1978) ] 、F O[J。
Immunol、 Meth、、 35.1−21 (
1980) ]等やラットにおける210.RCY3.
Ag1.2.3゜(Y3)  [Nature、 27
7、131 (1979)コ等の骨軸腫細胞等を使用で
きる。
上記免疫細胞と形質細胞腫細胞との融合反応は、公知の
方法、例えばマイルスタイン(Milstein)らの
方法[Methocl fn Enzymology、
 73.3 (1981)コ等に準じて行なうことがで
きる。より具体的には、上記融合反応は、通常の融合促
進剤、例えばポリエチレングリコール(PEG)、セン
ダイウィルス()TVJ)等の存在下に、通常の培地中
で実施され、培地には更に融合効率を高めるためにジメ
チルスルホキシド等の補助剤を必要に応じて添加するこ
ともできる。また、電気処理(電気融合)による方法等
を適宜採用することもできる。免疫細胞と形質細胞腫細
胞との使用比は、通常の方法と変りはなく、例えば形質
細胞腫細胞に対して免疫細胞を約1〜10倍程度用いる
のか普通である。
融合反応時の培地としては、上記形質細胞腫細胞の増殖
に通常使用される各種のもの、例えばRPMI−164
0培地、MEM培地、その他この種細胞培養に一般に利
用されるものを例示でき、通常2等培地は牛胎児血清(
F CS)等の血清補液を抜いておくのがよい。
細胞融合は上記免疫細胞と形質細胞腫細胞との所定量を
上記培地内でよく混合し、予め37℃程度に加温したP
EG溶液、例えば平均分子量1000〜6000程度の
ものを、通常培地に約30〜5Qw/v%の濃度で加え
て混ぜ合せることにより行なわれる。以後、適当な培地
を逐次添加して遠心し、上清を除去する操作を繰返すこ
とにより所望のハイブリドーマが形成される。
得られる所望のハイブリドーマの分離は、通常の選別用
培地、例えばHAT培地(ヒボキサンチン、アミノプテ
リン及びチミジンを含む培地)で培養することにより行
なわれる。該HAT培地での培養は、目的とするハイブ
リドーマ以外の細胞(未融合細胞等)が死滅するのに充
分な時間、通常数日〜数週間行なえばよい。かくして得
られるハイブリドーマは、通常の限界希釈法により目的
とする抗体の検索及び単一クローン化に供される。
目的抗体産生株の検索は、例えばE L T S A法
[Engvall、 E、、 Meth、 Enzym
ol、、  70.419−439(1980)] 、
プラーク法、スポット法、凝集反応法、オクタgニー 
(Ouchterlony )法、ラジオイムノアッセ
イ(Rr A)法等の一般に抗体の検出に用いられてい
る種々の方法〔「ハイブリドーマ法とモノクローナル抗
体」、株式会社R&Dプラニング発行、第30−53頁
、昭和57年3月5日〕に従い実施することができ、こ
の検索には前記免疫抗原が利用できる。
かくして得られる本発明の所望のモノクローナル抗体を
産生ずるハイブリドーマは、通常の培地で継代培養する
ことができ、また液体窒素中で長期間保存することがで
きる。
上記ハイブリドーマからの本発明モノクローナル抗体の
採取は、該ハイブリドーマを、常法に従って培養してそ
の培養上清として得る方法や、ハイブリドーマをこれと
適合性のある哺乳動物に投与して増殖させ、その腹水と
して得る方法等が採用される。前者の方法は、高純度の
抗体を得るのに適しており、後者の方法は、抗体の大量
生産に適している。
また上記のごとくして得られる抗体は、更に塩析、ゲル
濾過法、アフイニテイクロマトグラフイー等の通常の手
段により精製することができる。
かくして、本発明抗ED−Bモノクローナル抗体を製造
できる。
本発明抗体の利用につき詳述すれば、該抗体はこれを利
用して例えば免疫沈降法、アフィニティクロマトグラフ
ィー等の通常の精製手段によりFNのEI)−B領域を
、簡便且つ特異的に精製することができる。また本発明
抗体の利用によれば、体液等を検体として該検体中の癌
性FNを免疫反応により特異的に測定することができる
。該方法としては、通常の競合法、サンドイツチ法によ
るラジオイムノアッセイ(RI A) 、酵素免疫測定
法(EL I SA) 、凝集法等の通常の免疫学的手
段が挙げられ、之等各方法の操作、手順等は常法に従う
ことができる。
より具体的には、例えば競合法を実施する場合、測定し
ようとする検体中の癌性FNと、一定量の不活性化され
たFNのED−Bとを、標識剤で標識された本発明抗体
の一定量と競合反応させ、次いで不溶化FNのED−B
と標識抗体との結合体及び非結合標識抗体とを分離し、
そのいずれか−方の標識活性を測定することにより、検
体中の癌性FNを定量することができる。またサンドイ
ツチ法を実施する場合、測定物質(検体)と不溶化され
た本発明抗体とを反応させて、FNのED−B不溶化抗
体複合体を形成させ、この複合体に、標識抗体の一定量
を反応させ、次いで形成される複合体と標識抗体との結
合体の標識活性又は非結合標識活性を測定することによ
り、上記と同様に検体中の癌性FNを定量できる。
上記各種の検定法において、検体としては、体液例えば
血液、尿、細胞組織液等を使用でき、之等の内では血液
、特に血清又は血漿が好ましい。
標識剤で標識された本発明抗体及び標識抗体の作成は、
適当な標識剤を用いて常法に従い実施できる。標識剤と
しては通常のもの、例えば  I、1311、トリチウ
ム等の放射性物質、グルコアミラーゼ、パーオキシダー
ゼ(POX)、キモトリプシノーゲン、プロカルボキシ
ペプチダーゼ、グリセロアルデヒド−3−リン酸脱水素
酵素、アミラーゼ、ホスホリラーゼ、アルカリフォスフ
ァターゼ、D−Nase、 P−Nase、β−ガラク
トシダーゼ、グルコース−6−フォスフニードブハイド
ロゲナーゼ、オルニチンデカルボキシラーゼ等の各種酵
素試薬等を例示できる。標識化方法としては、例えば放
射性ヨードの場合、クロラミンTを用いる酸化的ヨード
化法[W、 M、 Hunter and F、 C。
Greenwood ; Nature、 194.4
95 (1962) ;Biochem、 Jl、 8
9.144 (1963)参照]等により行なわれ、酵
素試薬の導入は、通常のカップリング法、例えばエルラ
ンガ−(B、 F、 Erlanger)らの方法[A
cta、 Endocrinol、 5upp1.、1
68.206(1972)] 及び7’70−ル(M、
 H,Karol )らの方法[Proc、 Natl
、 Acad、 Sci、、U、S、A、、  57.
713(1967)]等の方法によって行なうことがで
きる。
また、不溶化された本発明抗体及び不溶化FNのED−
B、例えばプレートに物理的又は化学的に固相化したも
のは、本発明抗体又はED−Bを適当な不溶性担体に化
学的又は物理的に結合させることにより製造できる。用
いられる担体としてはセルロース粉末、セファデックス
、セファロース、ポリスチレン、濾紙、カルボキシメチ
ルセルロース、イオン交換樹脂、デキストラン、プラス
チックフィルム、プラスチックチューブ、ナイロン、ガ
ラスピーズ、絹、ポリアミン−エチルビニルエーテル−
マレイン酸共重合体、アミノ酸共重合体、エチレン−マ
レイン酸共重合体等を例示できる。上記不溶化は共有結
合法としてのジアゾ法、ペプチド法、アルキル化法、架
橋試薬による担体結合法(架橋試薬としてゲルタールア
ルデヒド、ヘキサメチレンイソシアナート等を使用)、
UgI反応による担体結合法等の各種化学反応手段、イ
オン交換樹脂のような担体を用いるイオン結合法、ガラ
スピーズ等の多孔性ガラスを担体として用いる物理的吸
着法等により実施できる。
上記検定法における反応(免疫反応)は、通常45℃以
下、好ましくは4〜40℃の温度で、数時間〜24時間
時間音要して実施できる。
かくして本発明抗体を用いれば、簡便に、高精度で、検
体中の癌性FNもしくはED−Bを保有するFNを測定
することができる。
かかる本発明抗体を利用した精製系及び測定系の設定及
びその改変乃至応用は、当業者にとり自明である。
発明の効果 本発明によれば、FNの抗ED−Bモノクローナル抗体
及びその製造のための免疫原としてのFNのED−B・
プロティンA融合蛋白質が提供される。本発明抗体の利
用によれば癌性FNの研究や癌の診断法及び治療法が提
供される。
実   施   例 以下、本発明を更に詳しく説明するため、実施例を挙げ
るが、本発明は之等に限定されない。
実施例 I ED−B・プロティンA融合蛋白質の製造■ FNのE
D−B領域を含むSac I −Pvu II断片の調
製 a)細胞の培養 この例ではWI−38VA13細胞を用いた。
該細胞はヒト胎児肺組織から分離された正常2倍体腺維
芽細胞WI−38を腫瘍ウィルスSV40で形質変換し
て得られた株化細胞であり、ギラルディ (A、 J・
Girardi )らによりその性質が明らかにされて
おり[Ann、 Med、 Exp、 Biol、 F
enn、。
生え、  242−254  (1966)コ 、 A
T CCにATCCCCL  75.1として寄託され
ている。
上記WI38VA13細胞を、フレッシュニー(R,1
,Freshney)著「カルチャーオフアニマルセル
ズ(Culture of Animal Ce1ls
 ) j (r)記載(Anan RLis、 Inc
、、 New York、 1983) ニ従い培養し
た。
トリプシン処理により浮遊させたWI38VA13細胞
を約106個ずつ15−培養皿(ファルコン組織培養デ
イツシュ#3025)10枚に播き、10%FC3(牛
胎児血清)を含むDME培地(ダルベツコ改変イーグル
培地、ギブコ社製)を用いて5%C02存在下で、37
℃で5日間培養し、ラバーポリスマンを用いて細胞を培
養皿より剥離し、遠心分離(500Xg、5分)により
約1gのWI38VA13細胞を回収した。
b)  cDNAライブラリーの調製 上記a)で得られた細胞約1gを1511のGTCホモ
ジネート緩衝液[5,3Mグアニジニウムチオシアネー
ト、0.02MN−ラウリルザルコシルナトリウム、0
.03Mクエン酸三ナトリウム、0,8%β−メルカプ
トエタノール、0.7%アンチフオーム289(除泡剤
、シグマ社製)コを入れたボッター式ホモジナイサーに
加えた。
10往復させた後、内容物をビーカーに移し、2011
のシリンジに22Gの注射針を付けて勢いよく3回通し
シアリングした。
5.7M塩化セシウム及びOoIM  EDTAを遠心
チューブに約41A’入れ、その上に上記ホモジネート
約8.nを重層後、20℃、3.200 Orpmで2
0時間遠心分離を行なって全RNAを回収した。
全RNAを5■/11以下の濃度に希釈し、65℃で7
分間インキュベート後、水冷中で2分間急冷した。等量
の2倍オリゴdT結合緩衝液[1、0M  N a C
A’ 、 20 m M hリス−HCl。
pH7,5]及び1/100容量の20%SDSを添加
してよく混合した。次いでオリゴdT結合緩衝液[0,
5M  NaCA7,10mMトリス−HCl、pH7
,5,0,1%SDS]で平衡化したオリゴdTセルロ
ースカラム(バイオ・ラッド社製)に付加した。未吸着
区分を再度65°Cで7分間反応させ、水冷中で2分間
急冷して再度カラムに付加した。カラムを10倍容のオ
リゴdT結合緩衝液で洗浄し、更に10倍容のオリゴd
T洗浄液[0,1M  NaCA’、10mM)リス−
HC/、pH7,5,0,1%SDSコを使用して洗浄
した。オリゴdTセルロースに結合したA” RNAを
オリゴdT溶出液[10mMトリス−HCl、pH7,
5,0,05%SDS]により溶出させた。溶出液に1
/25容量の5MNaC1及び2.5容量のエタノール
を加え、よく混合して一20℃で一昼夜放置した。次い
でこれを1200Orpmで15分間遠心分離して、ポ
リA” RNAを沈殿させ、70%エタノールに再度懸
濁させて同様に遠心分離し、沈殿を乾燥後、適当量の水
に溶かした。
上記方法で得られたポリA” RNAからカワサキとウ
ォングの方法[Kawasaki and Wang、
 PCRTechnology、 H,A、Er1ic
h、 ed、、 5tockton Press。
New York、 p89−98 (1989)]に
従って、FNcDNAのED−B領域をコードする領域
をポリメラーゼ・チェインーリアクシジン法により増幅
した。
C)プライマーの合成 次の2つのオリゴデオキシヌクレオチドプライマーを調
製した。
上流プライマー(Sac Iサイト):5’−CAGA
GCTCCTGCACTTTTGA−3゜上流プライマ
ー(Pvu IIサイト):3’−TGTGACTGT
GTTGTTTGCC−5’上記プライマーの調製は、
自動DNA合成装置(アプライド・バイオシステムズ社
製、380A型)を用いて、4種の塩基のβ−シアノエ
チルホスホアミダイト誘導体より固相法により合成した
合成されたオリゴヌクレオチドの脱保護と固相担体から
の遊離は、濃アンモニア水中で55°C下に10時間加
温することにより行なった。このようにして調製した合
成オリゴヌクレオチドは、HP L Cで精製し、最終
的に約50μgの目的オリゴヌクレオチドをそれぞれ上
流プライマー及び下流プライマーとして得た。
得られた精製オリゴヌクレオチドはTE緩衝液[10m
M)リス−HC/、pH7,4,1mMEDTA]に溶
解し、−20℃で保存した。
d)−末鎖cDNAの合成 0.5xlチユーブ(エッペンドルフ社製)に、10μ
lの2×反応用緩衝液[40mMトリス−HCl、pH
8,4,100mM  KCI。
5mM  MgCl2.0.2mg/zl!ヌクレアー
ゼフリー牛血清アルブミン、2mM  dATP、2m
M  dGTP、2mM  dCTP、2mMTTP、
2単位7.I RNasin  (〕o l n 社製
)、100pnllo1ランダムヘキサマー(ファルマ
シア社製)]と、予め90℃で5分間熱処理した約1μ
gのRNAを含む溶液9μlとを混合した後、1μlの
マウスモロニー白血病ウィルス由来の逆転写酵素(約2
00単位)を加え、室温で1o分間、更に42℃で30
分間インキュベートして、−末鎖cDNAを合成した。
反応液を10分間95℃で加熱して反応を停止させた。
e)  Sac I −Pvu II断片の増幅上記d
)の加熱処理により反応を停止させた−本鎖cDNA溶
液20ullに、5Qpmolずつの上流プライマー及
び下流プライマーを含む80μlの1xPcR反応用緩
衝液[20mM)リス−HCl、pH8,4,50mM
  KCI、2.5mM MgCl2.0.1■/11
ヌクレアーゼフリー牛血清アルブミンコと、5単位のT
aqポリメラーゼ(パーキンエルマー/シージス社製、
1μりとを加え、100μlのミネラルオイルを重層し
た後、95℃で1.5分間、次に50℃で3分間、更に
72℃で3分間加熱する操作を35回繰り返して、所望
のED−B領域をコードするSac I −Pvu I
I ([) N A断片を増幅シタ。反応終了後、10
単位のSac Tを添加し、37℃で2時間インキュベ
ートして、増幅させたSac I −Pvu11cDN
A断片の5′側Sac Iサイトを露出させた。
上記反応液について、これを臭化エチジウムの存在下、
φX 174 DNAノHae III分解DNA断片
を分子量マーカーとして1.5%アガロースゲルを用い
た電気泳動を行なことにより、所望の385塩基対の大
きさをもツSac I  Pvu II断片が増幅され
ていることを確認した。
f)  Sac I −Pvu II断片の精製上記e
)に従いアガロースゲル上で分離されたSac I −
Pvu II断片を、ドレッツエンらの方法[Dret
zen、 G、 M、、 et al、、 Anal、
 Biochem、。
112、295−298 (1981) ] ヲ用イテ
、DEAEセルロース膜(SアンドS社製、NA45)
上に吸着させた後、吸着されたDNA断片を溶出バッフ
ァー[50mM)リス−HCA’、pH8,0、IMN
aCl、10mM  EDTA]を用いて、DEAEセ
ルロース膜より溶離させ、その後冷エタノール沈殿によ
り、所望のSac I −Pvu II断片(約101
00nを回収した。
■ )’ N (Di’J APvu II −Ace
 I断片の調製a)セキグチらにより単離されたヒトフ
ィブロネクチンcDNAクローンI) L F 5 [
Sekiguchi。
K、、 et al、、 Biochemistry、
  25. p4936−4941(1986)] 2
0μgを、50μlの反応緩衝液[10mMトリス−H
Cl!、pH7,5,7mMMgC12,60mM  
NaC1,7mM2−メルカプトエタノール、0.01
%牛血清アルブミンコに溶解し、これに20単位のPv
u IIとAcc 1(どちらも宝酒造社製)とを加え
、37℃で2時間反応させた。反応終了後、1%アガロ
ースゲルを用いた電気泳動を行なって、所望のPvu 
II−Acc I断片(226塩基対)を分離し、その
後、前記■−f)に記した如<、DEAEセルロース膜
を用いて所望のDNA断片(約500ng)を回収した
■ FNcDNAのSac I −Acc I断片のp
GEM4へのクローニング pGEM4 (プロメガ社製)5μgを20μlの反応
緩衝液[10mMトリス−HC/XpH7、5,7mM
  MgC/2.60mMNaCA’、7mM2−メル
カプトエタノール、0.01%牛血清アルブミン]に溶
解させ、これに10単位の5acI(宝酒造社製)と1
0単位のAccI(宝酒造社製)とを加えて、37℃で
2時間インキュベートし、pGEM4のポリリンカー領
域をSac IとAcc 1部位で開裂させた。反応生
成物をフェノール処理した後、エタノール沈殿により開
裂させた。プラスミドDNAを回収し、これを48μl
の反応緩衝液[50mM)リス−HCl!、pH9,0
,0,1mM  ZuC12,1mM  MgCl2.
1mM  スペルミジンコに溶解させ、これに20単位
の生小腸アルカリフォスファターゼ(宝酒造社製)を加
えて、37℃で15分間、次いで56℃で15分間加温
して、5′末端の脱リン酸化を行なった。
10%SDSを2.5μ!加えた後、68℃で15分間
加温して酵素を失活させ、フェノール抽出の後にエタノ
ール沈殿を行なって、5′末端を脱リン酸化したプラス
ミドDNAを回収した。
次に、上記プラスミドDNA20ngと、上記■及び■
で得られた各cDNA断片のそれぞれ20ngとを、2
4μlのライゲーション緩衝液[66mMトリス−HC
l、pH7,6,5mMMgC/2.5mMジチオスレ
イドイル、1mMATP]に溶解させ、これに74DN
Aリガーゼ(宝酒造社製)300単位を加えて16℃で
16時間インキュベーションし、pGEM4のSac 
I−Acc I部位にFNのED−B領域をコードする
Sac 1部位からAcc I部位までのcDNA断片
を挿入した。
次に、この反応液1μlを分取し、これを100μlの
E、 coli HBIOIコンピテント細胞(宝酒造
社製)と混和後、水冷下で30分間、次いで42℃で9
0秒間インキュベーションして、プラスミドDNAを大
腸菌に導入した。これにLB培地[1%バクト・トリプ
トン、0.5%酵母抽出液、1%食塩]を1 xi加え
て、37℃で1時間振盪培養した後、その100μlを
分取して、アンピシリン50μg / xiを含むLB
寒天プレート[1,5%バクトアガー、1%バクト・ト
リプトン、0.5%酵母抽出液、1%食食塩上上播き、
37℃で14時間インキュベートしてプラスミドDNA
により形質転換した大腸菌のコロニー約200個を得た
。この中から12個を無作為に採取し、50μg / 
xiのアンピシリンを含むLB培地で培養後、バイルン
ボインとドリー[Birnbimand Doly] 
c)変法[Mo1ecular Cloning、 A
Laboratory Manual、 T、 Man
iatis et al、、 ed。
p368−369 (19B2) ]により各コロニー
からプラスミドDNAを回収した。Eco RIとPs
t Iの二重消化により、予想される約600塩基対の
挿入配列を有するプラスミドクローン(pGEMBl)
を選別した。
■ pGEMBlからのEco RI −Pst I断
片の回収 a) プラスミドDNAの単離 上記■で得られたプラスミドクローンpGEMB1を含
む大腸菌株を、50μg / ylのアンピシリンを含
むLB培地5002/を用いて、37℃で12時間培養
した。その後、5000Xg、10分の遠心により菌体
を回収し、アルカリ溶菌法[Mo1ecular Cl
oning、 A Laboratory Manua
l、 T。
Maniatis et al、、 ed、  p90
−91 (1982)] ニより、以下の通りプラスミ
ドDNAを単離した。
即ち、菌体を、8 ylのリゾチーム5■/ ylを含
む緩衝液I  [50mMグルコース、25mMhリス
ーHCl、  pH8,0、10mM   EDTAコ
に懸濁させ、室温で5分間放置した後、これに16zl
の0.2N  NaOH/1%SDS溶液を加えて素早
く混和し、水冷下で10分間溶菌させた。次に1211
の氷冷した5M酢酸カリウム溶液(pH4,8)を加え
て混和し、更に水冷下に10分間放置した。
上記の後、2000Orpm、20分間、4℃で遠心し
、上清32zA’を16Ilずつ2本のコーレックスガ
ラス遠心管に移し、それぞれに1011のイソプロパツ
ールを加えて室温で15分間放置した後、12000X
g、30分間、15℃で遠心し、プラスミドDNAを沈
渣として回収した。
この沈渣を風乾した後、8 xiのTE緩衝液[10m
M)リス−HCII、pH8,0,0,1m M  E
 D T A ]に溶解し、これに8gの塩化セシウム
と0.4xlの1■/ xiの臭化エチジウム溶液とを
加え、よく混和した後、200Orpm、5分間室温に
て遠心して不溶物を除いた。上清を12PAシールチユ
ーブ(日立王様製)に移し、チューブ上部をミネラルオ
イルで満たした後、55000rpm、16時間、19
℃で遠心して、プラスミドDNAのバンドを形成させた
。次に、注射針を用いてプラスミドDNAを回収し、エ
タノール沈殿によって所望のpGEMB1プラスミドD
NA (約200μg)を得た。
b)  Eco RI〜Pst I断片の回収上記a)
で得られたpGEMB1プラスミドDNA5μgを、2
5μlのEco RI −pst I用反応緩衝液[1
0mM)リス−HCl!、pH7,5,10mM  M
gCA’2.50mM  NaCA’、1mMジチオス
レイトール]に溶解し、10単位のEco RIと10
単位のPst Iとを加えて、37℃で2時間インキュ
ベートし、プラスミドDNAをEco R1部位とps
t I部位で切断した。得られた反応液より1.5%ア
ガロースゲル電気泳動により、所望のEco RI −
Pst I断片を分離し、前記のに記したDEAEセル
ロース膜を用いる方法により所望のDNA断片(約30
01g)を回収した。
■ Eco RI −Pst I断片のpRIT2Tへ
の挿入a)プラスミドベクターの製造 プロティンA遺伝子融合ベクターpRIT2T(ファル
マシア社製)2μgを、Eco旧−Pst I用反応緩
衝液20μlに溶解し、Eco R1とPst Iとを
それぞれ10単位ずつ加えて、37℃で2時間インキュ
ベートし、Eco RI −Pst I部位でプラスミ
ドDNAを開裂させた。反応生成物をフェノール抽出し
た後、エタノール沈殿により開裂したプラスミドDNA
を回収し、その5′末端を前記■に記載した方法に従っ
て、生小腸アルカリホスファターゼを用いて脱リン酸化
し、再度フェノール抽出を行なった後、エタノール沈殿
により所望のプラスミドベクター1μgを得た。
b) プラスミドベクターへのEco RI −Pst
 I断片  ゛の挿入 上記a)に従いEco RIとPst Iとで開裂され
、その5′末端を脱リン酸化されたpRIT2Tプラス
ミド201gと、前記■で調製されたpGEMB1由来
(7)ECORI −Pst I断片20”gとを、前
記■に記載のライゲーション緩衝液24μlに溶解し、
これに300単位のT4DNAリガーゼを加えて、16
℃で16時間インキュベートして、pRI72Tのポリ
リンカー領域にpGEMB1由来のEco RI −P
st I断片を挿入した。
C)形質転換体の作製 上記b)で得られた反応液1μlを用いて、前記■に記
した方法に従い、大腸菌E、 coli HBI旧株を
形質転換し、9cmのLB寒天プレート上に約50個の
コロニーを得た。この中から無作為に12個のコロニー
を別々に採取し、1.57/のアンピシリンを含むLB
培地で培養した後、パイルンボインとドリー[Birn
bim and Doly] (y)変法により、各コ
ロニーからプラスミドDNAを回収した。かくして得ら
れたプラスミドDNA (約1μg)を、Eco RI
 −Pst I用反応緩衝液1−Ott、1に溶解した
後、Eco RIとPst Iとをそれぞれ5単位ずつ
加えて、37℃で2時間インキュベートし、得られた反
応生成物を1%アガロースゲル電気泳動により分析して
、623塩基対のEco RI −Pst工断片が生成
しているクローン(pPABl、)を同定した。
d)上記C)で同定されたプラスミドpPAB1を有す
る大腸菌株を500zlのアンピシリンを含むLB培地
を用いて培養し、前記■のa)に示したアルカリ溶菌法
に従って、所望のプラスミドDNApPAB1約300
μgを得た。
■ プラスミドpPAB1の大腸菌N4830への導入 上記■で得られたpPAB1プラスミドDNAを、マン
デルとヒガ(Mandel and Hjga ) (
y) +) ジ酸カルシウム法[J、 Mo1. Bj
ol、、鈴、 15’i (1970)]に従って、大
腸菌N4830 (ファルマシア社より入手)に、以下
の通り導入した。
即ち、LB培地100z/中で大腸菌N4830を37
℃で振盪培養し、菌体密度が約5X107/ xllと
なったところで培養を止め、水浴中で急冷した。400
0Xgで5分間、4℃で遠心して集菌した後、沈渣を5
0zlの氷冷した50mM塩化カルシウム−10mMト
リス−HCl (pH8,0)に懸濁させ、水浴中で1
5分間静置した後、4000Xgで5分間、4℃で遠心
分離した。
得られた沈渣を7 illの水冷した50mM塩化カル
シウム−10mMトリス−HCl  (pH8,0)の
溶液に再懸濁させ、水冷中に静置した。かくして調製し
た大腸菌の懸濁液0,2y(!にTE緩衝液に溶解させ
たpPAB1プラスミド溶液10μl(プラスミドDN
A100gを含む)を加え、水浴中で30分間静置した
後、42℃の温渦中にて2分間加温し、次にI Ill
のLB培地を加えて、37℃で1時間インキュベートし
た。か(して得られた大腸菌懸濁液100μlを前記し
た組成のアンピシリンを含むLB寒天培地上に播布し、
37℃で14時間インキュベートして、形質転換した大
腸菌コロニーを寒天培地上に生じさせた。
■ プロティンA−ED−B融合蛋白質の単離上記■で
得られた形質転換体(プラスミドpPABlで形質転換
した大腸菌N4830)を、500zlのLB培地で3
0℃で14時間、振盪培養した後、予め54℃に加温し
た500zlのLB培地を加え、更に42℃の湯浴中で
90分間振盪培養して、プロティンA−ED−B融合蛋
白質の発現を誘導した。
その後、5000Xgで15分間、4℃で遠心して菌体
を回収し、これを氷冷したトリス緩衝生理食塩水[50
mM)リス−HCl、pH7,6,150mM  Na
C/] 100y/に懸濁させ、水浴中にて超音波破砕
(ブランソノ社製、ソニファイア−250を使用し、出
力設定7にて3分間の処理を3回繰り返す)することに
より1.菌体中の蛋白質を放出させた。この破砕液約L
ool/を遠心分離(16000Xg、20分、4℃)
して上清画分的9511を回収し、300zlのトリス
緩衝生理食塩水を加えて希釈した後、約1011のIg
G−セファロース6フアーストフロー(ファルマシア社
製)を充填したカラ11に添着して、プロティンA−E
D−B融合蛋白質をカラムに吸着させた。該カラムを1
007/のトリス緩衝生理食塩水、次に2011の5m
M酢酸アンモニウム溶液(pH5,0)でそれぞれ洗浄
した後、吸着した蛋白質を0.5M酢酸溶液にて溶出さ
せた。かくして得られたプロティンA−ED−B融合蛋
白質をトリス緩衝生理食塩水に対して二昼夜透析して、
所望の抗原的1■を得た。
実施例 2 ハイブリドーマの作製 実施例1で得られた精製ED−B−プロティンA融合蛋
白質の0.05■を、0,5xlのPBSで希釈した後
、同量のフロイント完全アジュバント(complet
e Freuncl’s adjuvant)と混合乳
化させ、これを0.2zlずつ、雄のBa1b/c7ウ
ス(8週齢)に皮肉投与した。その後、同様にして4回
、2週問おきに追加投与して免疫し、最終免疫の3日後
に肺臓を摘出した。
摘出肺臓より牌細胞を取り出し、該細胞中に存在する赤
血球を0.83%塩化アンモニウム液で4℃下に1〜2
分間処理して融解除去した。上記で得られた細胞を感作
リンパ球細胞として集め、37℃に加温したRPMI−
1640培地で3回洗浄した。
次にマウス骨髄腫細胞[P3U1、Currentto
pics 1n Microbiology and 
Immunology、  73゜p3 (1981)
等参照]を、15%FC8(牛胎児血清)を含有するR
PMI−1640培地に8−アザグアニン100μMを
加えた培地中で、継代培養し、これをミエローマ細胞と
して用い洗浄した。
上記ミエローマ細胞と骨髄腫細胞を細胞数比10:1に
なるように501/のチューブ内で混和し、得られた細
胞混合物を500Xgで5分間遠心後、上清をパスツー
ルピペットで完全に除去した。之等の操作は37℃に保
温した水槽内にて行なった。
次に35%ポリエチレングリコール1500(和光紬薬
社製、以下PEGと略称する)411を加えて、ゆっく
りと1〜2分間かき混ぜ、1分間放置し、次いで37℃
に保温したFe2を含まないRPMI−1640培地2
xlをゆっくりと1分間位かけて加え、1分間放置し、
更に同波4ylを加えて2分間放置し、更に同波4xl
を加えて4分間放置した。次いで、37℃に保温した1
5%FC8,0,05力価/lの硫酸ストレプトマイシ
ン、60000U/lのペニシリンGカリウム、54■
/lのゲンタマイシン及びl xiピルベートを含有す
るRPMI−1640(以下これを完全RPMT−16
40培地という)811を2〜3分間かけて加えた後、
500Xgで5分間遠心分離した。上清を吸引除去し、
37℃に保温した完全RPMI−1640培地液に、牌
細胞lX106個/ xiとなるように懸濁させた。次
に、この懸濁液を96ウエルのプレート(コースタ−社
製)に0.1xlずつ分注し、37℃、5%CO2,1
00%湿度のインキュベーター内で24時間培養した。
その後、各ウェルに、ヒボキサンチン1×10 M1ア
ミノプテリン4×10 及びチミジン1.6X10  
Mを含む10%FC8添加完全RPMI−1640培地
(以下これをHAT培地という)の0.1zlずつを添
加した。以後、上清を2日目及び3日目にそれぞれ0.
127ずつ吸引し、新しいHAT培地0.1x/ずつを
加えて液交換した。その後、上記液交換を2〜3日おき
に行なった。6日目に同様に上清を吸引し、ヒボキサン
チン1×10 M及びチミジン1.6×10  Mを含
む完全RPMT−1640培地(以下これをHT培地と
いう)に代えた。以後、完全RPMI−1640培地で
増殖維持した。
上記操作による細胞融合後、10〜14日間でコロニー
が肉眼で観察されるようになった。細胞が96ウエルプ
レートの底面積の1/4を占めた時より、ED−Bを保
持したヒト胎盤由来FNを抗原とする酵素免疫法(EL
ISA法)にて、培養上清を試験し、陽性となったウェ
ルから直ちに限界希釈法(Method in Enz
ymology、 73.3(1981))により、ハ
イブリドーマのクローニングを行なった。
即ち、Ba1b/c系マウス胸腺細胞1×108個を含
むように調製した10%FC8添加RPMI−1640
培地の2011を用いて、ハイブリドーマを3個/ウェ
ル、1個/ウェル及び0.3個/ウェルとなるように6
ウエルプレートに0.2zlずつ播いてクローニングを
行ない、目的とするハイブリドーマを樹立した。
上記クローニングは、ヒト正常腺維芽細胞W■−38を
腫瘍ウィルスSV40で悪化させた細胞WT−38VA
13の培養上清から精製した癌性FN及び胎盤由来FN
との反応性を指標として、血漿型FNとの反応性がない
ことを確認しながら、上記クローニングを4回行ない、
所望の反応特異性を有する本発明のモノクローナル抗体
を産生ずるハイブリドーマ4株を得た。
之等をそれぞれrOAL−TFN−01j〜rOAL−
TFN−04Jと命名した。
上記で得られたクローン0AL−TFN−01〜0AL
−TFN−04を、完全RPMI−1640培地にて、
5%C02条件下で、37℃にて、96時間培養した。
培養液を300 Orpmで10分間遠心分離して、目
的のモノクローナル抗体を含む培養上清を得た。
得られたクローンの内の1株(本発明抗体産生ハイブリ
ドーマ0AL−TFN−01)を選定した。
該モノクローナル抗体産生細胞は、工業技術院微生物工
業技術研究所にrOAL−TFN−01Jなる表示で寄
託されており、その寄託番号は「微工研菌寄第1154
0号(FERM P−11540) Jである。
上記クローン0AL−TFN−01の1×106個を、
予めプリスタン(アルドリッチ社製)を接種しておいた
Ba1b/c系マウスに腹腔内投与した。10〜14日
後、蓄積した腹水を採取し、本発明抗体を含む腹水を得
た。
該腹水中の抗体を、ゲルクロマトグラフィー(セファク
リール−3−300使用)及び陰イオン交換クロマトグ
ラフィー(Q−セファロース使用)を用いて精製して、
精製抗体0AL−TFN−01を得た。
以下、上記で得られた本発明モノクローナル抗体の特性
を実施例3として示す。
実施例 3 本発明抗体の性状 ■ 抗体のサブクラス マウスモノクローナル抗体サブクラス同定用キット(バ
イオ・ラド(Bio−Rad)社製)を用いて、本発明
抗体のサブクラスを決定した。
その結果上記抗体のサブクラスは、IgMであった。
■ 抗体産生レベル 実施例2でえた培養上清を遠心分離し、その上清を10
%FC8添加RPMI−1640培地にて、37℃、5
%CO2の条件で10日間インビトロにて培養した。
ハイブリドーマが最大細胞密度になった時の培養上清中
の0AL−TFN−01の1gM量は、約5μg / 
xiであった。
■ 抗体の力価 EI)−Bを保持した胎盤由来のFNの精製品(胎盤を
ホモジネート後ウレアにより抽出したもの)2μg/ウ
ェルをコートした(4℃、24時間)96ウエルポリス
チレンマイクロプレート(NUNC社製)を、1%BS
Aのダルベツコリン酸緩衝液(pH7,2、以下D’P
BSと略称する)で、4℃、24時間、ブロックした後
、該プレートの各ウェルに実施例2で得た本発明抗体を
含む培養上清50μlを加え、室温で3時間反応させた
。洗浄用緩衝液(D’  PBS+0.05%ツイーン
20)で3回洗浄後、パーオキシダーゼ標識ヤギ抗マウ
ス免疫グロブリン抗体(ザイメット社製)を用いて、F
NのED−B・プロティンA融合蛋白質に結合した抗体
を測定した。
その結果、培養上清のlXloI倍希釈で充分な発色が
認められた。
■ EL I SA法による標準曲線 本発明モノクローナル抗体をD’PBSにて25μg 
/ zlに希釈して、これを96ウエルマイクロプレー
トの各ウェルに100μlずっ入れ、4度℃で一晩固定
後、D’  PBS (0,05%ツイーン20を含む
)で洗浄した。次いで、各ウェルにD’  PBS、0
.05%チメロザール及び0、 5%牛血清アルブミン
(BSA)を300μlずつ入れ、4℃で一晩プロッキ
ングを行なった。ブロッキングの後、D’  PBS 
(0,05%ツイーン20を含む)で洗浄し、各ウェル
に0.01Mリン酸緩衝液[0,1%NP−40(NO
NIDENT P−40、シグマ社製)、0.05%チ
メロザール、10%FC3,pH5,5]  100μ
lを入れた。更に各ウェルに、種々の濃度に希釈したヒ
ト血漿より精製したFN (pFN)と、ヒト正常腺維
芽細胞Wr−38を腫瘍ウィルスで悪化させた細胞Wl
−38VA13の培養上清から精製した癌性FN(cF
N)とを、それぞれ20μlずつ加え、室温で2.5時
間インキュベーションした後、0.05%ツイーン20
を含むD’PBSで6回洗浄した。
更に、上記各ウェルに、バイオチニレート標識(Bio
tinylated) した抗FNモノクローナル抗体
[0AL−pF 11.5、シグマ社のpFNを免疫原
として樹立したもの、臨床病理、vol・35補冊、1
987年、pH9; The 18th Congre
ss of theInternational  A
s5ociation  of  MedicalLa
boratory Technologists、 A
bstracts、 p225(198B)等参照] 
 (X100O倍希釈液を100μl/ウエル) 、D
’  PBS (100μ//ウエル)、0.1%CH
APS (3−[(3−フロラミドプロピル)ジメチル
アンモニオ]−1−プロパンスルホネート)、0.1%
BSA、0.05%チメロザール溶液;A緩衝液1−0
0μlを加えた後、2.5時間インキュベ゛−ジョンし
、0.05%ツイーン20を含むD’PBS洗浄用緩衝
液で6回洗浄した。
次に、アビジン−パーオキシダーゼ複合体(バイオ・ラ
ッド社製)100μl/ウエルをA緩衝に溶解して添加
した後、1時間インキュベーションした。プレートを洗
浄用緩衝液で洗浄後、0−フェニレンジアミン溶液(O
PD溶液)を、ウェル当り100μ!加え、室温で10
分間反応させた後、100μlの2N硫酸を加えて反応
を停止させ、4921mの吸光度を測定した。
上記の結果を第1−図に示す。
図において縦軸は492nmでの吸光度(OD)を、横
軸はFNの濃度を示し、(1)が癌性FNの結果、(2
)が血漿型FNの結果である。
該図より、本発明抗体は血漿型FNとは反応せず、癌性
FNと用量依存的に反応することが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明抗体の各種FNに対する反応性を調べた
結果を示すグラフである。 (以 上)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]下式(1)で表わされるED−Bのアミノ酸配列
    を認識することを特徴とする抗ED−Bモノクローナル
    抗体。 式(1): 【遺伝子配列があります。】 [2]ED−B領域91アミノ酸とプロテインAとの融
    合蛋白質を免疫原として得られる請求項[1]に記載の
    抗ED−Bモノクローナル抗体。
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