JPH04157403A - 光導波路の製造方法 - Google Patents
光導波路の製造方法Info
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- JPH04157403A JPH04157403A JP28370390A JP28370390A JPH04157403A JP H04157403 A JPH04157403 A JP H04157403A JP 28370390 A JP28370390 A JP 28370390A JP 28370390 A JP28370390 A JP 28370390A JP H04157403 A JPH04157403 A JP H04157403A
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Landscapes
- Optical Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔従来の技術〕
従来のこの種の光導波路の製造方法として、フォトリソ
グラフィー法を用いた種々のプラスチック性光導波路の
製造方法が考案されていた。
グラフィー法を用いた種々のプラスチック性光導波路の
製造方法が考案されていた。
第1従来例
第5図に第1従来例として選択重合方法を示す。
この方法は、まず屈折率1,59のポリカーボネート5
1中にアクリルモノマ52を分散させた溶液をフィルム
状に注型しく第5図(a))、次に必要な導波路パター
ンか描かれたフォトマスク54を第5図(a)で作製し
たフィルム55に密着させて紫外線を照射すると、紫外
線が照射された部分のアクリルモノマ52がポリカーボ
ネート51と重合し共重合体56を形成する(第5図(
b))。次にフィルム55を真空中で加熱し、未反応の
アクリルモノマ52をフィルム55から取り除くと、共
重合体部57はポリカーボネート部58に比較して屈折
率が低くなり(屈折率1.575)、パターン状に形成
されているポリカーボネート部58のコア(屈折率1.
59)に対し、クラッド部(屈折率1.575)となる
(第5図(C))。最後にフィルム55の表面を低屈折
率材料59て覆うことによってフィルム状のプラスチッ
ク製導波路60を得るものである。
1中にアクリルモノマ52を分散させた溶液をフィルム
状に注型しく第5図(a))、次に必要な導波路パター
ンか描かれたフォトマスク54を第5図(a)で作製し
たフィルム55に密着させて紫外線を照射すると、紫外
線が照射された部分のアクリルモノマ52がポリカーボ
ネート51と重合し共重合体56を形成する(第5図(
b))。次にフィルム55を真空中で加熱し、未反応の
アクリルモノマ52をフィルム55から取り除くと、共
重合体部57はポリカーボネート部58に比較して屈折
率が低くなり(屈折率1.575)、パターン状に形成
されているポリカーボネート部58のコア(屈折率1.
59)に対し、クラッド部(屈折率1.575)となる
(第5図(C))。最後にフィルム55の表面を低屈折
率材料59て覆うことによってフィルム状のプラスチッ
ク製導波路60を得るものである。
第2従来例
第6図に第2従来例として成形法を示す。第6図(a)
に示すように、この成形法は、まずガラスや金属材料の
平板61上にフォトレジスト62の層を薄くコーティン
グし、光導波路の平面構造を有したマスク63を介して
前記フォトレジスト62の層を選択的に露光する。つい
で、第6図(b)に示すように、現像剤を用いて露光部
のフォトレジスト62のみを取り除くことにより前記平
板61上にフォトレジスト62によるマスク63のパタ
ーンが転写され、突起部64となる。
に示すように、この成形法は、まずガラスや金属材料の
平板61上にフォトレジスト62の層を薄くコーティン
グし、光導波路の平面構造を有したマスク63を介して
前記フォトレジスト62の層を選択的に露光する。つい
で、第6図(b)に示すように、現像剤を用いて露光部
のフォトレジスト62のみを取り除くことにより前記平
板61上にフォトレジスト62によるマスク63のパタ
ーンが転写され、突起部64となる。
ついで前記平板61を溶解する材料を用いて前記平板6
1を化学エツチング手法により選択的に溶解し、その後
突起部64を取り除く。この工程によって、第6図(c
)に示すように、前記平板61にはマスク63のパター
ンに準じた溝66が形成され、これが光導波路のマスタ
ー65となる。
1を化学エツチング手法により選択的に溶解し、その後
突起部64を取り除く。この工程によって、第6図(c
)に示すように、前記平板61にはマスク63のパター
ンに準じた溝66が形成され、これが光導波路のマスタ
ー65となる。
第6図(d)に示すように、前記マスター65を用いて
低屈折率の透光性プラスチック材料でクラット基材70
を形成する。
低屈折率の透光性プラスチック材料でクラット基材70
を形成する。
マスター65からクラッド基材70を形成する方法とし
ては、例えば注型法や射出成形法が挙げられ、この場合
前記マスター65の溝側の面の表面にスパッタ法により
ニッケル導電膜を形成し、ニッケル電鋳法によりニッケ
ル層の厚づけを行う。
ては、例えば注型法や射出成形法が挙げられ、この場合
前記マスター65の溝側の面の表面にスパッタ法により
ニッケル導電膜を形成し、ニッケル電鋳法によりニッケ
ル層の厚づけを行う。
そして、マスター65をはく離する事によってスタンパ
−67が形成される。前記スタンパ−67を用いて、注
型法または射出成形法等の公知の方法によって光導波路
のパターンを有する溝部を備えたクラッド基材70を形
成する。第6図(e)に示すように、クラッド基材70
はマスター65の溝側表面と同様な形態を呈する。
−67が形成される。前記スタンパ−67を用いて、注
型法または射出成形法等の公知の方法によって光導波路
のパターンを有する溝部を備えたクラッド基材70を形
成する。第6図(e)に示すように、クラッド基材70
はマスター65の溝側表面と同様な形態を呈する。
次いで第6図(f)に示すように、前記クラッド基材7
0の溝部69の一端から高屈折率の透明性プラスチック
を毛細管現象を利用して流入させ、溝部69内に樹脂が
十分に充填された後に硬化させコア71を形成する。そ
して、第6図(g)に示すように、前記コア71が形成
された面全体を、低屈折率の透光性プラスチックで均一
にコーティングすることによってクラッド層72を形成
し光導波路80を得る。本製造方法を用いることによれ
ばコア71とクラッド基材70及びクラッド層72の材
料を自由に選択することができるので先導波路80は大
きな開口角を得ることができる。
0の溝部69の一端から高屈折率の透明性プラスチック
を毛細管現象を利用して流入させ、溝部69内に樹脂が
十分に充填された後に硬化させコア71を形成する。そ
して、第6図(g)に示すように、前記コア71が形成
された面全体を、低屈折率の透光性プラスチックで均一
にコーティングすることによってクラッド層72を形成
し光導波路80を得る。本製造方法を用いることによれ
ばコア71とクラッド基材70及びクラッド層72の材
料を自由に選択することができるので先導波路80は大
きな開口角を得ることができる。
例えば、コア71の材料として光硬化樹脂であるアクリ
ル系樹脂(商品名M210、東亜合成化学社製、屈折率
J ”1.54) 、クラッド基材70及びクラッド層
72の材料として同様な光硬化樹脂であるアクリル系樹
脂(商品名アロニクスM310、東亜合成化学社製、屈
折率n2=1.46)を用いることによってつくられた
光導波路80の開口角は26.5度と大きい。
ル系樹脂(商品名M210、東亜合成化学社製、屈折率
J ”1.54) 、クラッド基材70及びクラッド層
72の材料として同様な光硬化樹脂であるアクリル系樹
脂(商品名アロニクスM310、東亜合成化学社製、屈
折率n2=1.46)を用いることによってつくられた
光導波路80の開口角は26.5度と大きい。
しかしながら、この様な従来の光導波路の製造法のうち
第1従来例である選択重合法によれば、ポリカーボネー
ト部と共重合体部との屈折率差を大きくする事は困難で
あり、結果的に前記の材料によって形成される光導波路
60の開口角は12.6度であった。また、本製造法に
よってつくられた光導波路の伝送損失は0.2dB/a
l+であった。即ぢ、開口角を大きくすることができな
いという問題点があった。開口角か大きくとれないとい
うことは、すなわち、光導波路を小さな曲率半径をもっ
て屈曲して構成することができないという事であり、同
時に光導波路に入射される光ビームの受は入れ角度が小
さいので、光導波路に結合される光ビームの、伝送可能
な光量が少いという事を意味する。
第1従来例である選択重合法によれば、ポリカーボネー
ト部と共重合体部との屈折率差を大きくする事は困難で
あり、結果的に前記の材料によって形成される光導波路
60の開口角は12.6度であった。また、本製造法に
よってつくられた光導波路の伝送損失は0.2dB/a
l+であった。即ぢ、開口角を大きくすることができな
いという問題点があった。開口角か大きくとれないとい
うことは、すなわち、光導波路を小さな曲率半径をもっ
て屈曲して構成することができないという事であり、同
時に光導波路に入射される光ビームの受は入れ角度が小
さいので、光導波路に結合される光ビームの、伝送可能
な光量が少いという事を意味する。
これに反して、第2従来例である成形法によれば、開口
角を大きくとることか可能であるが、前記のエツチング
工程によって形成された溝内部の壁面つまり光導波路の
壁面の表面荒さが、非常に大きくなり、これによってつ
くられた光導波路は、光を伝搬することがほとんどでき
ないか、または、大きな伝送損失をもつという問題点が
あった。
角を大きくとることか可能であるが、前記のエツチング
工程によって形成された溝内部の壁面つまり光導波路の
壁面の表面荒さが、非常に大きくなり、これによってつ
くられた光導波路は、光を伝搬することがほとんどでき
ないか、または、大きな伝送損失をもつという問題点が
あった。
一般に光導波路、レンズ等の光学系の表面荒さは0.0
1μm以内のオーダーにおさえることが必要である。
1μm以内のオーダーにおさえることが必要である。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたもの
であり、光エツチング法によっても、開口角か大きく、
かつ、伝送損失が小さいといった先導波路の製造方法を
提供することを目的とする。
であり、光エツチング法によっても、開口角か大きく、
かつ、伝送損失が小さいといった先導波路の製造方法を
提供することを目的とする。
この目的を達成するために、請求項1記載の発明に係る
光導波路の製造方法は、平板上に形成されたフォトレジ
ストからなる突起部の断面形状が略四角形である中間材
料を作成する第1工程と、前記中間材料を加熱して、前
記略四角形突起部の表面を滑らかにせしめ、かつ、断面
形状を略半円形にせしめて光導波路のレジストマスター
を作成する第2工程と、前記レジストマスターの断面形
状が反転され、前記レジストマスターの略半円形突起部
が、略半円形溝部として形成された反転型を作成する第
3工程と、低屈折率の透光性材料からなり、前記反転型
と断面形状か等しく形成された前記略半円形溝部を有す
るクラット基材を作成する第4工程と、前記クラット基
材の略半円形溝部に高屈折率の透光性材料を充填してコ
アを作成する第5工程と、を有する。
光導波路の製造方法は、平板上に形成されたフォトレジ
ストからなる突起部の断面形状が略四角形である中間材
料を作成する第1工程と、前記中間材料を加熱して、前
記略四角形突起部の表面を滑らかにせしめ、かつ、断面
形状を略半円形にせしめて光導波路のレジストマスター
を作成する第2工程と、前記レジストマスターの断面形
状が反転され、前記レジストマスターの略半円形突起部
が、略半円形溝部として形成された反転型を作成する第
3工程と、低屈折率の透光性材料からなり、前記反転型
と断面形状か等しく形成された前記略半円形溝部を有す
るクラット基材を作成する第4工程と、前記クラット基
材の略半円形溝部に高屈折率の透光性材料を充填してコ
アを作成する第5工程と、を有する。
請求項2記載の発明に係る光導波路は、低屈折率の透光
性材料からなる平板状の第1クラッド層と、この第1ク
ラッド層の一側面に沿って形成された断面形状が略半円
形の溝部に高屈折率の透光性材料が充填され、この充填
材料の前記溝部との接触部が滑らかなコアと、このコア
を含む前記第1クラッド層の一側面側に密着された低屈
折率の透光性材料からなる平板状の第2クラッド層と、
を備えた。
性材料からなる平板状の第1クラッド層と、この第1ク
ラッド層の一側面に沿って形成された断面形状が略半円
形の溝部に高屈折率の透光性材料が充填され、この充填
材料の前記溝部との接触部が滑らかなコアと、このコア
を含む前記第1クラッド層の一側面側に密着された低屈
折率の透光性材料からなる平板状の第2クラッド層と、
を備えた。
請求項1の発明は、先ず、平板上に形成されたフォトレ
ジストからなる突起部の断面形状が略四角形の中間材料
が作成される。この略四角形突起部の表面は、やや粗い
。前記断面形状が略四角形の突起部を有する平板(中間
材料)を加熱すると、前記突起部は半溶解状態になり、
材料の表面張力により突起部の表面は滑らかになり、か
つ、前記突起部の断面形状が略半円形になったレジスト
マスターが作成される。このレジスターマスターの反転
型を作成する。この反転型と同型の、低屈折率の透光性
材料からなるクラッド基材を作成する。
ジストからなる突起部の断面形状が略四角形の中間材料
が作成される。この略四角形突起部の表面は、やや粗い
。前記断面形状が略四角形の突起部を有する平板(中間
材料)を加熱すると、前記突起部は半溶解状態になり、
材料の表面張力により突起部の表面は滑らかになり、か
つ、前記突起部の断面形状が略半円形になったレジスト
マスターが作成される。このレジスターマスターの反転
型を作成する。この反転型と同型の、低屈折率の透光性
材料からなるクラッド基材を作成する。
このクラッド基材の略半円形溝部表面は滑らかになる。
前記溝部に高屈折率の透光性材料を充填しコアを形成す
ると、コアの外周は滑らかになり、このコアとクラッド
基材とが密接して交互配置状態になり、光導波路が形成
される。
ると、コアの外周は滑らかになり、このコアとクラッド
基材とが密接して交互配置状態になり、光導波路が形成
される。
請求項2に記載の発明は、高屈折率のコアと低屈折率の
クラッド層の屈折率の差を大きくとることにより、光の
入射角が大きい場合にもコア内で全反射するので、開口
角を太き(でき、かつ、コアの内周面か滑らかに形成さ
れているので、光が反射する際の伝送損失を少なくでき
る。
クラッド層の屈折率の差を大きくとることにより、光の
入射角が大きい場合にもコア内で全反射するので、開口
角を太き(でき、かつ、コアの内周面か滑らかに形成さ
れているので、光が反射する際の伝送損失を少なくでき
る。
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説
明する。第1図(a)〜(e)は、本発明に係る光導波
路の製造法のうちレジストマスターを形成するまでの工
程順を示すものである。
明する。第1図(a)〜(e)は、本発明に係る光導波
路の製造法のうちレジストマスターを形成するまでの工
程順を示すものである。
レジスト塗布工程として、第1図(a)に示すように、
まず、シリコンウェハ又はガラスからなる平板21の片
側の表面に、スピンコード法によって、フォトレジスト
22を塗布する。フォトレジスト22の材料としては、
厚膜ボンタイプフォトレジスト(商品名PMERP−G
7900、東京応化工業社製)を用いる。スピンコード
法は1500 +pmで20秒間行う。その後、温度9
0度で10分間プリベーク工程を行うことによって層厚
15μmのフォトレジスト22の層が形成されるのであ
る。前記フォトレジスト22を塗布した面の上にさらに
スピンコード法によって、フォトレジスト22を重ね塗
りする。スピンコード法は1500 +pmで20秒間
行いその後温度90度で30分間ブリベーク工程を行う
ことによって層厚30μmのフォトレジスト22の層が
形成される。
まず、シリコンウェハ又はガラスからなる平板21の片
側の表面に、スピンコード法によって、フォトレジスト
22を塗布する。フォトレジスト22の材料としては、
厚膜ボンタイプフォトレジスト(商品名PMERP−G
7900、東京応化工業社製)を用いる。スピンコード
法は1500 +pmで20秒間行う。その後、温度9
0度で10分間プリベーク工程を行うことによって層厚
15μmのフォトレジスト22の層が形成されるのであ
る。前記フォトレジスト22を塗布した面の上にさらに
スピンコード法によって、フォトレジスト22を重ね塗
りする。スピンコード法は1500 +pmで20秒間
行いその後温度90度で30分間ブリベーク工程を行う
ことによって層厚30μmのフォトレジスト22の層が
形成される。
マスク露光工程として、第1図(b)に示すように、前
記層厚30μmのフォトレジスト22の層にマスク23
を上乗せしてマスク23を介してフォトレジスト22の
層に紫外線24を照射する。
記層厚30μmのフォトレジスト22の層にマスク23
を上乗せしてマスク23を介してフォトレジスト22の
層に紫外線24を照射する。
これによりフォトレジスト22の層には、選択的に紫外
線23か照射される。マスク23の形状としては、例え
ば光導波路アレイを形成するものとしてピッチ60μm
1開口部27の幅20μmのラインアントスペースの形
状を有するものを用いる。また、紫外線による露光量は
600m1/a+fである。
線23か照射される。マスク23の形状としては、例え
ば光導波路アレイを形成するものとしてピッチ60μm
1開口部27の幅20μmのラインアントスペースの形
状を有するものを用いる。また、紫外線による露光量は
600m1/a+fである。
現像工程として、第1図(e)に示すように、上記マス
ク露光工程を経たフォトレジスト22の層を、現像剤(
商品名P−5G原液、東京応化工業社製)に、温度25
℃で4分間浸す。これによって前記工程により紫外線2
4か照射された部分のフォトレジスト22が選択的に溶
解され、平板21が露出する。
ク露光工程を経たフォトレジスト22の層を、現像剤(
商品名P−5G原液、東京応化工業社製)に、温度25
℃で4分間浸す。これによって前記工程により紫外線2
4か照射された部分のフォトレジスト22が選択的に溶
解され、平板21が露出する。
リンス工程として、第1図(d)に示すように、前記選
択的に溶解されたフォトレジスト22を純水で洗い流す
。これによって平板21上にフォトレジスト22の層か
らつくられた略台形の断面形状を有した突起部26が形
成される。本突起部26が、前記マスク露光工程(第1
図(b)参照)において、表面荒さ1μm程度になるこ
とはまぬがれない。これは、前記マスク露光工程(第1
図(b)参照)においてフォトレジスト22の層に照射
される紫外線24がフォトレジスト22材料中で材料の
不均質性等の原因で散乱を受けるため、材料中を直進す
ることができないことが1つの理由である。
択的に溶解されたフォトレジスト22を純水で洗い流す
。これによって平板21上にフォトレジスト22の層か
らつくられた略台形の断面形状を有した突起部26が形
成される。本突起部26が、前記マスク露光工程(第1
図(b)参照)において、表面荒さ1μm程度になるこ
とはまぬがれない。これは、前記マスク露光工程(第1
図(b)参照)においてフォトレジスト22の層に照射
される紫外線24がフォトレジスト22材料中で材料の
不均質性等の原因で散乱を受けるため、材料中を直進す
ることができないことが1つの理由である。
以上に示した光エツチング手段(フォトリソグラフィー
手法)に限らず化学エツチング手法により同様な突起部
26を形成するプロセスにおいても、化学反応が材料中
を一方向的に進行することが非常に困難であるため表面
荒さが非常に大きくなってしまうという問題点があった
。たとえ異方性エツチング手法と呼ばれる一種の化学的
エツチング手法を用いて同様な突起部26を形成しても
、表面荒さを0.01μm以内におさえる事は非常に困
難であった。以上の様な理由により、従来では、前記突
起部26の型をとって成形法により光導波路を製造する
際に、光導波路の壁面の表面荒さが大きいという問題点
から、開口角が大きく伝送損失が小さいといった良質の
光導波路を製造することが非常に困難であった。ポスト
ベーク工程として、第1図(e)に示すように、前記リ
ンス工程を経た平板21上の突起部26を温度135度
で30分加熱する。これによって突起部26の形状は時
間的に見て第2図(a)〜(d)に示される様に刻々と
変化し、最終的には表面荒さ0.01μm以内でかつそ
の断面形状が略半円形となる。これは突起部26の材料
に、熱による溶解のため、その表面張力によって表面積
を小さくする様に力が働くためである。このため本突起
部26は前記のポストベーク工程によって表面荒さ0.
01μm以内で、かつ、その断面形状が略半円形になる
という効果を生じる。
手法)に限らず化学エツチング手法により同様な突起部
26を形成するプロセスにおいても、化学反応が材料中
を一方向的に進行することが非常に困難であるため表面
荒さが非常に大きくなってしまうという問題点があった
。たとえ異方性エツチング手法と呼ばれる一種の化学的
エツチング手法を用いて同様な突起部26を形成しても
、表面荒さを0.01μm以内におさえる事は非常に困
難であった。以上の様な理由により、従来では、前記突
起部26の型をとって成形法により光導波路を製造する
際に、光導波路の壁面の表面荒さが大きいという問題点
から、開口角が大きく伝送損失が小さいといった良質の
光導波路を製造することが非常に困難であった。ポスト
ベーク工程として、第1図(e)に示すように、前記リ
ンス工程を経た平板21上の突起部26を温度135度
で30分加熱する。これによって突起部26の形状は時
間的に見て第2図(a)〜(d)に示される様に刻々と
変化し、最終的には表面荒さ0.01μm以内でかつそ
の断面形状が略半円形となる。これは突起部26の材料
に、熱による溶解のため、その表面張力によって表面積
を小さくする様に力が働くためである。このため本突起
部26は前記のポストベーク工程によって表面荒さ0.
01μm以内で、かつ、その断面形状が略半円形になる
という効果を生じる。
本ポストベーク工程を経た突起部26D及び平板21を
、まとめてレジストマスター30と称する。
、まとめてレジストマスター30と称する。
以上の工程を経ることによってレジストマスター30が
形成される。
形成される。
第3図は、本発明に係る光導波路の製造法のうちレジス
トマスター30からスタンパ−40を形成するまでの工
程順を示すものである。
トマスター30からスタンパ−40を形成するまでの工
程順を示すものである。
導電膜形成工程として、第3図(a)に示すように、前
記レジストマスター30の突起部26Dを有する面上に
スパッタ法によりニッケル導電膜31を膜厚0,1μm
程度で形成する。
記レジストマスター30の突起部26Dを有する面上に
スパッタ法によりニッケル導電膜31を膜厚0,1μm
程度で形成する。
第1電鋳工程として、第3図(b)に示すように、前記
ニッケル導電膜31が形成されたレジストマスター30
に、電鋳法により、300μm程度の第1ニッケル層3
2を形成する。第1ニッケル層32には前記ニッケル導
電膜31も含まれる。
ニッケル導電膜31が形成されたレジストマスター30
に、電鋳法により、300μm程度の第1ニッケル層3
2を形成する。第1ニッケル層32には前記ニッケル導
電膜31も含まれる。
メタルマスター形成工程として、第3図(C)に示すよ
うに、前記第1電鋳工程を経たレジストマスター30及
び第1ニッケル層32より平板21をはく離する。その
後、第1ニッケル層32の溝に残留した突起部26Dを
アセトン又は強アルカリ溶剤中での超音波洗浄法により
完全に除去する。これによってレジストマスター30が
完全に第1ニッケル層32に転写された形となりこれを
メタルマスター33と称する。
うに、前記第1電鋳工程を経たレジストマスター30及
び第1ニッケル層32より平板21をはく離する。その
後、第1ニッケル層32の溝に残留した突起部26Dを
アセトン又は強アルカリ溶剤中での超音波洗浄法により
完全に除去する。これによってレジストマスター30が
完全に第1ニッケル層32に転写された形となりこれを
メタルマスター33と称する。
離型皮膜形成工程として、第3図(d)に示すように、
前記メタルマスター33の溝側の表面に、陽極酸化法ま
たは酸化性溶液中でのディッピング法によってニッケル
酸化皮膜34を形成する。これによって前記メタルマス
ター33の溝側表面には離型性をもった皮膜か形成され
る。
前記メタルマスター33の溝側の表面に、陽極酸化法ま
たは酸化性溶液中でのディッピング法によってニッケル
酸化皮膜34を形成する。これによって前記メタルマス
ター33の溝側表面には離型性をもった皮膜か形成され
る。
第2電鋳工程として、第3図(e)に示すように、前記
ニッケル酸化皮膜34か形成されたメタルマスター33
に電鋳法により300μm程度の第2ニッケル層35を
形成する。
ニッケル酸化皮膜34か形成されたメタルマスター33
に電鋳法により300μm程度の第2ニッケル層35を
形成する。
スタンパ形成工程として、第3図(f)に示すように、
前記第2電鋳工程を経たメタルマスター33及び第2ニ
ッケル層35よりメタルマスター33をはく離する。こ
れによってメタルマスター33が完全に第2ニッケル層
35に転写された形となりスタンパ−40が形成される
。このスタンパ−40は、金型36に固定されることに
より用いられる。
前記第2電鋳工程を経たメタルマスター33及び第2ニ
ッケル層35よりメタルマスター33をはく離する。こ
れによってメタルマスター33が完全に第2ニッケル層
35に転写された形となりスタンパ−40が形成される
。このスタンパ−40は、金型36に固定されることに
より用いられる。
以上の工程を経ることによってレジストマスター30か
らスタンパ−40が形成される。従って、スタンパ−4
0の溝側表面とレジストマスター30の溝側表面(突起
部26D側表面)とは同し形態を呈する。
らスタンパ−40が形成される。従って、スタンパ−4
0の溝側表面とレジストマスター30の溝側表面(突起
部26D側表面)とは同し形態を呈する。
第4図(a)〜(d)は、本発明に係る光導波路の製造
法のうちスタンパ−40から注型法により最終的に光導
波路50を製造するまでの工程順を示すものである。
法のうちスタンパ−40から注型法により最終的に光導
波路50を製造するまでの工程順を示すものである。
第4図(a)に示すように、クラッド基材形成工程とし
て、前記スタンパ−40の溝側の平面に200μm程度
の微小距離の空隙をもって透明板41を面平行に位置さ
せる。次いで、この空隙に低屈折率紫外線硬化樹脂42
を充填する。次いで、前記透明板41を介して紫外線2
4を照射し、低屈折率紫外線硬化樹脂42を完全に硬化
させる。
て、前記スタンパ−40の溝側の平面に200μm程度
の微小距離の空隙をもって透明板41を面平行に位置さ
せる。次いで、この空隙に低屈折率紫外線硬化樹脂42
を充填する。次いで、前記透明板41を介して紫外線2
4を照射し、低屈折率紫外線硬化樹脂42を完全に硬化
させる。
次いで、スタンパ−40を前記透明板41及び低屈折率
紫外線硬化樹脂42からはく離することによって、溝部
43を有した、前記透明板41および低屈折率紫外線硬
化樹脂42から成るクラッド基材44が形成される。前
記低屈折率紫外線硬化樹脂42としては、アクリル系樹
脂(商品名アロニクスM310東亜合成化学社製、屈折
率1.46)を用いた。また前記透明板41としては近
紫外線に対して透明な材料を用い、例えば、低屈折率紫
外線硬化樹脂42との接着性を高めるためにUV−03
アツシングプロセスによって表面処理された硼ケイ酸ガ
ラスが挙げられる。
紫外線硬化樹脂42からはく離することによって、溝部
43を有した、前記透明板41および低屈折率紫外線硬
化樹脂42から成るクラッド基材44が形成される。前
記低屈折率紫外線硬化樹脂42としては、アクリル系樹
脂(商品名アロニクスM310東亜合成化学社製、屈折
率1.46)を用いた。また前記透明板41としては近
紫外線に対して透明な材料を用い、例えば、低屈折率紫
外線硬化樹脂42との接着性を高めるためにUV−03
アツシングプロセスによって表面処理された硼ケイ酸ガ
ラスが挙げられる。
UV−03アツシングプロセスは、シリコン集積回路形
成プロセスにおいて広く利用されているプロセスである
。また、透明板41は光導波路50の補強材としての効
果も備える。
成プロセスにおいて広く利用されているプロセスである
。また、透明板41は光導波路50の補強材としての効
果も備える。
第4図(b)に示すように、コア形成工程として、前記
クラッド基材44の溝部43に、その−端から高屈折率
紫外線硬化樹脂45を毛細管現象を利用して注入した。
クラッド基材44の溝部43に、その−端から高屈折率
紫外線硬化樹脂45を毛細管現象を利用して注入した。
この時、溝部43内に注入された高屈折率紫外線硬化樹
脂45はその表面張力のため溝部43から溢れることな
く溝部43内のみに充填された。高屈折率紫外線硬化樹
脂45が溝部43内に十分充填された後、紫外線24を
照射し、高屈折率紫外線硬化樹脂45を完全に硬化させ
てコア46を形成した。本コア46の断面形状は略半円
形となった。もし、前記高屈折率紫外線硬化樹脂45が
酸素雰囲気中(空気中)で硬化しない性質のものであれ
ば、窒素雰囲気中等の無酸素環境で硬化させることか必
要である。前記高屈折率紫外線硬化樹脂45としてはア
クリル系樹脂(商品名アニロクスM210、東亜合成化
学社製、屈折率1.54)を用いた。本樹脂は、酸素雰
囲気中(空気中)でも容易に硬化した。また、本樹脂を
溝部43内に十分に充填させるにはほぼ30分を要した
。また、充填後のコア46の表面46aは、表面張力に
より、表面荒さ0,01μm以内となることが確められ
た。
脂45はその表面張力のため溝部43から溢れることな
く溝部43内のみに充填された。高屈折率紫外線硬化樹
脂45が溝部43内に十分充填された後、紫外線24を
照射し、高屈折率紫外線硬化樹脂45を完全に硬化させ
てコア46を形成した。本コア46の断面形状は略半円
形となった。もし、前記高屈折率紫外線硬化樹脂45が
酸素雰囲気中(空気中)で硬化しない性質のものであれ
ば、窒素雰囲気中等の無酸素環境で硬化させることか必
要である。前記高屈折率紫外線硬化樹脂45としてはア
クリル系樹脂(商品名アニロクスM210、東亜合成化
学社製、屈折率1.54)を用いた。本樹脂は、酸素雰
囲気中(空気中)でも容易に硬化した。また、本樹脂を
溝部43内に十分に充填させるにはほぼ30分を要した
。また、充填後のコア46の表面46aは、表面張力に
より、表面荒さ0,01μm以内となることが確められ
た。
第4図(c)に示すように、クラッド層形成工程として
、前記コア形成工程によってコア46が形成されたクラ
ット基材44のコア46側の平面にクラッド基材形成工
程と同様に200μm程度の微小距離の空隙をもって透
明板41を面平行に位置させる。次いで、この空隙に低
屈折率紫外線硬化樹脂42を充填する。次いで、前記透
明板41を介して紫外線を照射し、低屈折率紫外線硬化
樹脂42を完全に硬化させてクラット層47を形成する
。
、前記コア形成工程によってコア46が形成されたクラ
ット基材44のコア46側の平面にクラッド基材形成工
程と同様に200μm程度の微小距離の空隙をもって透
明板41を面平行に位置させる。次いで、この空隙に低
屈折率紫外線硬化樹脂42を充填する。次いで、前記透
明板41を介して紫外線を照射し、低屈折率紫外線硬化
樹脂42を完全に硬化させてクラット層47を形成する
。
第4図(d)に示すように、仕上げ工程として、前記ク
ラッド層形成工程を経たクラッド基材44及びコア46
及びクラッド層47及び透明板41に、切断、研削、研
磨等の手段によって、適切な位置に表面荒さ0.1μm
以下程度の端部48を形成し、最終的な先導波路50が
形成される。
ラッド層形成工程を経たクラッド基材44及びコア46
及びクラッド層47及び透明板41に、切断、研削、研
磨等の手段によって、適切な位置に表面荒さ0.1μm
以下程度の端部48を形成し、最終的な先導波路50が
形成される。
以上、第1図〜第4図をもって詳述した工程を経ること
によって製造された光導波路50は、ピッチが60μm
でコア46の幅が43μm1またコア46の断面形状が
略半円形である光導波路アレイ構造となる。
によって製造された光導波路50は、ピッチが60μm
でコア46の幅が43μm1またコア46の断面形状が
略半円形である光導波路アレイ構造となる。
また、本光導波路50を、波長λ=632.8nmのH
e−Neレーザ光を用いて評価したところ、開口角が2
6.5度であり、伝送損失が0. 1dB/an以下と
いう非常に良質な光導波路としての性質を得ることがで
きた。
e−Neレーザ光を用いて評価したところ、開口角が2
6.5度であり、伝送損失が0. 1dB/an以下と
いう非常に良質な光導波路としての性質を得ることがで
きた。
また、コア46の平面構造として曲率半径2mm以上の
屈曲に対して、前記伝送損失を保ったまま光伝送を行う
ことができた。
屈曲に対して、前記伝送損失を保ったまま光伝送を行う
ことができた。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく
、適宜変更を加えることが可能である。
、適宜変更を加えることが可能である。
例えば、第1図(a)に示したレジスト塗布工程におい
てシート状のフォトレジストを熱融着によって平板21
に貼り着けることも可能である。これによってスピンコ
ード法による塗布よりかなり工程数を省くことができる
。
てシート状のフォトレジストを熱融着によって平板21
に貼り着けることも可能である。これによってスピンコ
ード法による塗布よりかなり工程数を省くことができる
。
また第1図(b)に示したマスク露光工程において、マ
スク23の形状を自由に選ぶことによってわずか数μm
幅程度のコア46(第4図参照)を形成したりそれを分
岐、交叉させることも可能である。また、第4図(a)
および第4図(C)における透明板41として離形性に
優れたTPX等の樹脂を用いて、最終的に透明板41を
光導波路50からはく離することによって可撓性を有し
た光導波路50を製造することも可能である。また、第
4図(a)および第4図(b)および第4図(c)にお
ける高屈折率紫外線硬化樹脂45及び低屈折率紫外線硬
化樹脂42としては他にも種々の材料を選ぶことが可能
である。この様な材料の一例としては、高屈折率紫外線
硬化樹脂であるフッ素系樹脂(商品名Defensa4
79−18、大日本インキ化学工業社製、屈折率1.5
3)、また低屈折率紫外線硬化樹脂であるフッ素系樹脂
(商品名Defensa7710、大日本インキ化学工
業社製、屈折率1.40)等が挙げられる。この材料を
変えることによって製造される光導波路50の開口角及
び伝送効率を変化させることが可能である。
スク23の形状を自由に選ぶことによってわずか数μm
幅程度のコア46(第4図参照)を形成したりそれを分
岐、交叉させることも可能である。また、第4図(a)
および第4図(C)における透明板41として離形性に
優れたTPX等の樹脂を用いて、最終的に透明板41を
光導波路50からはく離することによって可撓性を有し
た光導波路50を製造することも可能である。また、第
4図(a)および第4図(b)および第4図(c)にお
ける高屈折率紫外線硬化樹脂45及び低屈折率紫外線硬
化樹脂42としては他にも種々の材料を選ぶことが可能
である。この様な材料の一例としては、高屈折率紫外線
硬化樹脂であるフッ素系樹脂(商品名Defensa4
79−18、大日本インキ化学工業社製、屈折率1.5
3)、また低屈折率紫外線硬化樹脂であるフッ素系樹脂
(商品名Defensa7710、大日本インキ化学工
業社製、屈折率1.40)等が挙げられる。この材料を
変えることによって製造される光導波路50の開口角及
び伝送効率を変化させることが可能である。
また、光導波路50を構成する材料として実施例に記載
しである光硬化樹脂のかわりにその他の透光性樹脂を硬
化させる事によっても光導波路50を製造する事も可能
である。
しである光硬化樹脂のかわりにその他の透光性樹脂を硬
化させる事によっても光導波路50を製造する事も可能
である。
また、第4図(a)に示したクラッド基材形成工程にお
いて実施例に記載しである注型法のかわりに射出成形法
を用いる事が可能である。これによって、光導波路50
の製造の生産性が向上するという効果がある。
いて実施例に記載しである注型法のかわりに射出成形法
を用いる事が可能である。これによって、光導波路50
の製造の生産性が向上するという効果がある。
また、第4図(b)のコア形成工程として実施例にある
毛細管現象を利用するもののかわりにスピンコード法に
よって溝部43に樹脂を充填してもよい。
毛細管現象を利用するもののかわりにスピンコード法に
よって溝部43に樹脂を充填してもよい。
また、本光導波路50を用いて光伝送路のみでなく光分
配器、光結合器、その他の光回路または光学的集積回路
に応用することも可能である。
配器、光結合器、その他の光回路または光学的集積回路
に応用することも可能である。
また、この様な平板状の構造のみでなく、屈曲したり重
ね合わせたりして立体的な構造をとることも可能である
。
ね合わせたりして立体的な構造をとることも可能である
。
以上詳述したことから明らかなように、本発明に係る光
導波路の製造法によれば、光エツチング法によっても、
開口角が大きく、かつ、伝送損失が小さいといった光導
波路を得ることができるという効果を奏する。
導波路の製造法によれば、光エツチング法によっても、
開口角が大きく、かつ、伝送損失が小さいといった光導
波路を得ることができるという効果を奏する。
第1図から第6図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、 第1図はレジストマスターを形成する工程を示す図、 第2図は突起部の時間的な形状変化を示す図、第3図は
スタンパ−を形成する工程を示す図、第4図は注型法に
より光導波路を形成する工程を示す図、 第5図は従来の光導波路の製造方法である選択重合法の
工程を示す図、 第6図は従来の別の製造方法である成形法の工程を示す
図である。 21・・・平板 22・・・フォトレジスト 26・・・突起部 30・・・レジストマスター 41・・・透明板 42.45・・・透光性材料 43・・・溝部 44・・・クラッド基材(第1クラッド層)46・・・
コア 47・・・クラッド層(第2クラッド層)50・・・光
導波路
すもので、 第1図はレジストマスターを形成する工程を示す図、 第2図は突起部の時間的な形状変化を示す図、第3図は
スタンパ−を形成する工程を示す図、第4図は注型法に
より光導波路を形成する工程を示す図、 第5図は従来の光導波路の製造方法である選択重合法の
工程を示す図、 第6図は従来の別の製造方法である成形法の工程を示す
図である。 21・・・平板 22・・・フォトレジスト 26・・・突起部 30・・・レジストマスター 41・・・透明板 42.45・・・透光性材料 43・・・溝部 44・・・クラッド基材(第1クラッド層)46・・・
コア 47・・・クラッド層(第2クラッド層)50・・・光
導波路
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、平板上に形成されたフォトレジストからなる突起部
の断面形状が略四角形である中間材料を作成する第1工
程と、 前記中間材料を加熱して、前記略四角形突起部の表面を
滑らかにせしめ、かつ、断面形状を略半円形にせしめて
光導波路のレジストマスターを作成する第2工程と、 前記レジストマスターの断面形状が反転され、前記レジ
ストマスターの略半円形突起部が、略半円形溝部として
形成された反転型を作成する第3工程と、 低屈折率の透光性材料からなり、前記反転型と断面形状
が等しく形成された前記略半円形溝部を有するクラッド
基材を作成する第4工程と、前記クラッド基材の略半円
形溝部に高屈折率の透光性材料を充填してコアを作成す
る第5工程と、を有することを特徴とする光導波路の製
造方法。 2、低屈折率の透光性材料からなる平板状の第1クラッ
ド層と、 この第1クラッド層の一側面に沿って形成された断面形
状が略半円形の溝部に高屈折率の透光性材料が充填され
、この充填材料の前記溝部との接触部が滑らかなコアと
、 このコアを含む前記第1クラッド層の一側面側に密着さ
れた低屈折率の透光性材料からなる平板状の第2クラッ
ド層と、 を備えたことを特徴とする光導波路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28370390A JP3077188B2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | 光導波路の製造方法 |
US07/811,965 US5230990A (en) | 1990-10-09 | 1991-12-23 | Method for producing an optical waveguide array using a resist master |
US08/010,764 US5298366A (en) | 1990-10-09 | 1993-01-29 | Method for producing a microlens array |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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