JPH04147706A - 継目無鋼管製造用プラグ - Google Patents
継目無鋼管製造用プラグInfo
- Publication number
- JPH04147706A JPH04147706A JP2272339A JP27233990A JPH04147706A JP H04147706 A JPH04147706 A JP H04147706A JP 2272339 A JP2272339 A JP 2272339A JP 27233990 A JP27233990 A JP 27233990A JP H04147706 A JPH04147706 A JP H04147706A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- life
- seamless steel
- steel pipe
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B25/00—Mandrels for metal tube rolling mills, e.g. mandrels of the types used in the methods covered by group B21B17/00; Accessories or auxiliary means therefor ; Construction of, or alloys for, mandrels or plugs
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、継目無鋼管製造用プラグに係り、特に5%以
上のCrを含有する高Cr含有鋼の継目無鋼管を製造す
るに好適な継目無鋼管製造用プラグに関する。
上のCrを含有する高Cr含有鋼の継目無鋼管を製造す
るに好適な継目無鋼管製造用プラグに関する。
[従来の技術]
5%以上のCrを含有する高Cr含有鋼の継目無鋼管を
製造する場合には、穿孔機であるとアサのプラグ寿命が
著しく短い。
製造する場合には、穿孔機であるとアサのプラグ寿命が
著しく短い。
そこで従来、プラグ寿命向上のため、プラグ材質の改善
が提案されてきた0例えば、特開昭60−159156
号公報や特開昭60−208458号公報では、3Cr
−IN i鋼をベースにMoやWを添加したプラグ材
質が提案され、或いは、特開昭63−203205号公
報では、プラグ先端部にMo基合金を接合することが提
案されている。
が提案されてきた0例えば、特開昭60−159156
号公報や特開昭60−208458号公報では、3Cr
−IN i鋼をベースにMoやWを添加したプラグ材
質が提案され、或いは、特開昭63−203205号公
報では、プラグ先端部にMo基合金を接合することが提
案されている。
[発明が解決しようとする課題]
然しながら、穿孔用プラグの寿命をプラグ材質の変更た
けで改善することには限界があり、例えば、5US30
4の直径1101φビレツトを穿孔する場合、プラグ寿
命は3本/個(1個のプラグにて穿孔できるビレット数
が3本のみ)に過ぎない。
けで改善することには限界があり、例えば、5US30
4の直径1101φビレツトを穿孔する場合、プラグ寿
命は3本/個(1個のプラグにて穿孔できるビレット数
が3本のみ)に過ぎない。
本発明は、継目無鋼管製造のための穿孔用プラグの寿命
を向上することを目的とする。
を向上することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
請求項1に記載の継目無鋼管製造用プラグは、プラグ径
をDp、プラグ有効長をLpとするとき、 Dp とするようにしだものである。
をDp、プラグ有効長をLpとするとき、 Dp とするようにしだものである。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の継目無鋼
管製造用プラグにおいて更に、プラグ先端半径rを10
mm以上30曹膳以下とするようにしたものである。
管製造用プラグにおいて更に、プラグ先端半径rを10
mm以上30曹膳以下とするようにしたものである。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2記載の継目
無鋼管製造用プラグにおいて更に、重量比にて、 C:0.10〜0.40%、 S i : 0.10
〜1.00%。
無鋼管製造用プラグにおいて更に、重量比にて、 C:0.10〜0.40%、 S i : 0.10
〜1.00%。
M n : 0.20〜2.00%、 Cr:0.9
5%以下。
5%以下。
M o : 0.50〜5.00%、 W : 0
.50〜5.00%。
.50〜5.00%。
N b : 0.10〜5.00%。
を含有し、残部はFeと不可避的不純物からなる鋳造合
金より成形され、その表面に酸化スケール付着処理を施
されたプラグを用いるようにしだものである。
金より成形され、その表面に酸化スケール付着処理を施
されたプラグを用いるようにしだものである。
請求項4に記載の本発明は、請求項1又は2記載の継目
無銅管製造用プラグにおいて更に、重量比にて、 C:0.10〜0.40%、 S i : 0.10
〜1.00%。
無銅管製造用プラグにおいて更に、重量比にて、 C:0.10〜0.40%、 S i : 0.10
〜1.00%。
M n : 0.20〜2.00%、 Cr:0.9
5%以下。
5%以下。
M o : 0.50〜5.00%、 W : 0
.50〜5.00%。
.50〜5.00%。
N b : 0.10〜5.00%。
を含有し、更に
N i : 0.50〜5.00%、 Co : 0
.50〜3.50%。
.50〜3.50%。
V □: 0.05〜5.00%、 N : 0
.01〜0.30%のうちから選ばれた1種又は2種以
上を含有し、残部はFeと不可避的不純物からなる鋳造
合金より成形され、その表面に酸化スケール付着処理を
施されたプラグを用いるようにしたものである。
.01〜0.30%のうちから選ばれた1種又は2種以
上を含有し、残部はFeと不可避的不純物からなる鋳造
合金より成形され、その表面に酸化スケール付着処理を
施されたプラグを用いるようにしたものである。
[作用]
本発明者は、鋭意研究の結果、プラグ形状の改善により
プラグ寿命を向上でき、更に、プラグ材質を加味するこ
とによりプラグ寿命を更に向上できることを認めた。
プラグ寿命を向上でき、更に、プラグ材質を加味するこ
とによりプラグ寿命を更に向上できることを認めた。
第1図は本発明のプラグ形状を示す、ここで、第1図の
プラグは、長さLlのワーク部、長さL2のリーリング
部、長さL3の平行部とからなっているが、本発明の実
施において、リーリング部と平行部を備えることは必須
でない、尚、ワーク部は、縦断側面において所定曲率半
径の曲面状をなし、傾斜圧延ロールによって回転及び軸
方向に移動せしめられる素材の中心部に押し当てられて
素材を穿孔する。また、リーリング部は、縦断側面にお
いて所定角度のテーバ面状をなし、ワーク部によって穿
孔された素材の内面を平滑化する。従って、穿孔、圧延
、平滑化に寄与するプラグの有効長をLpとすると、L
p=L 1 +L2である。また、平行部は、円筒面状
をなし、素管の内面に略遊装可能となっている。
プラグは、長さLlのワーク部、長さL2のリーリング
部、長さL3の平行部とからなっているが、本発明の実
施において、リーリング部と平行部を備えることは必須
でない、尚、ワーク部は、縦断側面において所定曲率半
径の曲面状をなし、傾斜圧延ロールによって回転及び軸
方向に移動せしめられる素材の中心部に押し当てられて
素材を穿孔する。また、リーリング部は、縦断側面にお
いて所定角度のテーバ面状をなし、ワーク部によって穿
孔された素材の内面を平滑化する。従って、穿孔、圧延
、平滑化に寄与するプラグの有効長をLpとすると、L
p=L 1 +L2である。また、平行部は、円筒面状
をなし、素管の内面に略遊装可能となっている。
本発明のプラグ形状は、請求項1.2にそれぞれ記載の
如く、下記(1) 、(2)を特徴とする。
如く、下記(1) 、(2)を特徴とする。
(1)プラグ径をDp、プラグ有効長をLpとするとき
、 Lp−60 とすること。
、 Lp−60 とすること。
(2)プラグ先端半径rを10mm以上30■■以下と
すること。
すること。
第2図は、(Lp−50)/Dpとプラグ寿命との関係
を示す、(Lp −50)/Dpが 1.5以上になる
と、著しくプラグ寿命が長期化する。これは、■プラグ
有効長Lpが長いのでプラグの熱容量が大であること、
■プラグ有効長Lpが長いので同−減肉厚を達成するた
めの圧延長さが長くなり、結果として、穿孔がスムーズ
となり、平均歪速度が遅くなるため、プラグの負荷が軽
減されること、等に起因するものと推察される。
を示す、(Lp −50)/Dpが 1.5以上になる
と、著しくプラグ寿命が長期化する。これは、■プラグ
有効長Lpが長いのでプラグの熱容量が大であること、
■プラグ有効長Lpが長いので同−減肉厚を達成するた
めの圧延長さが長くなり、結果として、穿孔がスムーズ
となり、平均歪速度が遅くなるため、プラグの負荷が軽
減されること、等に起因するものと推察される。
尚、(Lp −50) /Dpは長い程良いが、3.5
以下が望ましい、これは、■(Lp−50)/Dpを3
,5超としてもプラグ寿命はそれ程延びないのに重くな
るので原単位が悪化すること、■素材はロールとプラグ
の間で圧延されるのであって、プラグのみが長くなって
もロール胴長が短ければ圧延されず、ロール胴長より長
いプラグは考えられない、等による。
以下が望ましい、これは、■(Lp−50)/Dpを3
,5超としてもプラグ寿命はそれ程延びないのに重くな
るので原単位が悪化すること、■素材はロールとプラグ
の間で圧延されるのであって、プラグのみが長くなって
もロール胴長が短ければ圧延されず、ロール胴長より長
いプラグは考えられない、等による。
また、プラグ先端半径rが101未満の場合、先端半径
rが小さ過ぎてプラグ先端部の熱容量が過小となって溶
損し易くなる。他方、プラグ先端半径rが30■■より
大であると、プラグ先端部にて被圧延材が強圧下され過
ぎるので、プラグ先端部への負荷が過大となり、この場
合にも溶損し易くなる。また、プラグ先端半径rが30
mmより大であると、穿孔速度も遅くなり、プラグへの
受熱量が大となるため、これによってもプラグ寿命は低
下する。
rが小さ過ぎてプラグ先端部の熱容量が過小となって溶
損し易くなる。他方、プラグ先端半径rが30■■より
大であると、プラグ先端部にて被圧延材が強圧下され過
ぎるので、プラグ先端部への負荷が過大となり、この場
合にも溶損し易くなる。また、プラグ先端半径rが30
mmより大であると、穿孔速度も遅くなり、プラグへの
受熱量が大となるため、これによってもプラグ寿命は低
下する。
プラグ寿命は、上記形状によりて著しく改善されるが、
請求項3.4のそれぞれに記載のプラグ材質をあわせ採
用することにより更に向上する。
請求項3.4のそれぞれに記載のプラグ材質をあわせ採
用することにより更に向上する。
即ち、本発明者は、本発明のプラグ形状を持つプラグに
おいて、1%以上のCrを含有するものについて、高C
r含有鋼を穿孔した場合、Crの酸化物を含む酸化スケ
ールが穿孔中に高Cr被穿孔材と密着する傾向にあり、
プラグ側の酸化スケールが被穿孔材によってこすり取ら
れて、断熱効果、潤滑効果が消失し、プラグのえぐれ又
は被穿孔材の焼付が生じて寿命が著しく低下することを
見い出した。
おいて、1%以上のCrを含有するものについて、高C
r含有鋼を穿孔した場合、Crの酸化物を含む酸化スケ
ールが穿孔中に高Cr被穿孔材と密着する傾向にあり、
プラグ側の酸化スケールが被穿孔材によってこすり取ら
れて、断熱効果、潤滑効果が消失し、プラグのえぐれ又
は被穿孔材の焼付が生じて寿命が著しく低下することを
見い出した。
そして、本発明者は、本発明のプラグ形状を持つプラグ
においてそのCr含有量を低減し、適切なプラグ表面の
高温酸化スケール付着処理によって地鉄との界面近傍の
スケールを穿孔中に高Crを含有する被穿孔材にこすり
取られることなく、むしろプラグ表面に強固に溶着され
るようなFeO主体の組成とし、更に適当量のMo、W
、Nb、Ni、Co、V、Nを添加して高温強度と表面
酸化スケールの地鉄への密着性を高めることにより、高
Crを含有するステンレス鋼の穿孔及び伸延加工用の高
寿命プラグ材料を得ることがてきた。
においてそのCr含有量を低減し、適切なプラグ表面の
高温酸化スケール付着処理によって地鉄との界面近傍の
スケールを穿孔中に高Crを含有する被穿孔材にこすり
取られることなく、むしろプラグ表面に強固に溶着され
るようなFeO主体の組成とし、更に適当量のMo、W
、Nb、Ni、Co、V、Nを添加して高温強度と表面
酸化スケールの地鉄への密着性を高めることにより、高
Crを含有するステンレス鋼の穿孔及び伸延加工用の高
寿命プラグ材料を得ることがてきた。
次に、本発明における化学成分の限定理由について述べ
る。ここで、成分組成は全て重量%である。
る。ここで、成分組成は全て重量%である。
C:
Cは高温強度を高めるために添加されるが、0.10%
未満ではその効果がなく、0.40%を越えると使用中
に割れが発生し易くなり、プラグの寿命を著しく低下さ
せる。
未満ではその効果がなく、0.40%を越えると使用中
に割れが発生し易くなり、プラグの寿命を著しく低下さ
せる。
Si:
Siは脱酸のために添加されるが、0.10%未満では
その効果が小さく、1.00%を越えると酸化スケール
付着量が少なくなり寿命を低下させる。
その効果が小さく、1.00%を越えると酸化スケール
付着量が少なくなり寿命を低下させる。
Mn:
Mnは高温強度を高めるために添加されるが、0.20
%未満ではその効果が小さく、2.00%を越えると穿
孔中の熱履歴により、熱疲労割れが発生し易くなり寿命
を低下させる。
%未満ではその効果が小さく、2.00%を越えると穿
孔中の熱履歴により、熱疲労割れが発生し易くなり寿命
を低下させる。
Cr:
Crは表面に地鉄合金との密着性が良く、且つ断熱性の
良いスケールを生成させ、またCrの炭化物生成による
高温強度の増加のために添加されるが、0.95%を越
えると地鉄界面近傍のスケール組成が全てF e Cr
so 4となり、9%以上の如くの高Crを含有する材
料を穿孔する場合、プラグ側のスケールが被圧延材にこ
すり取られるため寿命が低下する。
良いスケールを生成させ、またCrの炭化物生成による
高温強度の増加のために添加されるが、0.95%を越
えると地鉄界面近傍のスケール組成が全てF e Cr
so 4となり、9%以上の如くの高Crを含有する材
料を穿孔する場合、プラグ側のスケールが被圧延材にこ
すり取られるため寿命が低下する。
MO:
Moは高温強度を高めるために添加されるが、0.50
%未満ではその効果が小さく、5.0%を越えると酸化
スケール生成量が低下し寿命が著しく低下する。
%未満ではその効果が小さく、5.0%を越えると酸化
スケール生成量が低下し寿命が著しく低下する。
W :
Wは高温強度を高めるために添加されるが、0.50%
未満ではその効果が小さく、5.0%を越えると酸化ス
ケール生成量が低下し寿命が著しく悪化する。
未満ではその効果が小さく、5.0%を越えると酸化ス
ケール生成量が低下し寿命が著しく悪化する。
Nb:
Nbは高温強度を高めるために添加されるが、0.05
%未満ではその効果が小さく、5.0%を越えると穿孔
中に割れが発生し易くなり、寿命を低下させる。
%未満ではその効果が小さく、5.0%を越えると穿孔
中に割れが発生し易くなり、寿命を低下させる。
上記C,St、Mn、CrlMo; W%Nbの各限定
量を本発明の穿孔又は伸延加工用プラグ材の必須成分と
するが、更にNi、Co、V、Nを下記限定量内におい
て1種又は2種以上含有させることにより、本発明の目
的を達成することがてきる。
量を本発明の穿孔又は伸延加工用プラグ材の必須成分と
するが、更にNi、Co、V、Nを下記限定量内におい
て1種又は2種以上含有させることにより、本発明の目
的を達成することがてきる。
N i :
Niは酸化雰囲気中における加熱中に選択4酸化を促進
し界面のスケールを根か生えたような形状にして、密着
性を高めプラグ寿命を向上させるが、0.50%未満で
はその効果が小さく、5.0%を越えるとスケール生成
量か低下し、寿命が著しく悪化する。
し界面のスケールを根か生えたような形状にして、密着
性を高めプラグ寿命を向上させるが、0.50%未満で
はその効果が小さく、5.0%を越えるとスケール生成
量か低下し、寿命が著しく悪化する。
CO:
Coは高温強度を高めると共に、酸化雰囲気中における
加熱中に選択酸化を促進し、また地鉄界面近傍のスケー
ル中に金属粒を多数生成させてスケールと地鉄の密着性
を著しく高めて、プラグ寿命を延長させるが、0.50
%未満ではその効果が小さく、3.5%を越えるとスケ
ール生成量か低下し寿命が悪化する。
加熱中に選択酸化を促進し、また地鉄界面近傍のスケー
ル中に金属粒を多数生成させてスケールと地鉄の密着性
を著しく高めて、プラグ寿命を延長させるが、0.50
%未満ではその効果が小さく、3.5%を越えるとスケ
ール生成量か低下し寿命が悪化する。
V :
■は高温強度を高めるために添加されるが、0.05%
未満ではその効果が小さく、5.0%を越えると穿孔中
にプラグ割れが発生し易くなり、寿命を著しく低下させ
る。
未満ではその効果が小さく、5.0%を越えると穿孔中
にプラグ割れが発生し易くなり、寿命を著しく低下させ
る。
N:
Nは高温強度を高めるために添加されるが、0.01%
未満ではその効果がなく 、0.30%を越えると窒化
物が多量に析出するため、使゛用中に割れが発生し易く
なり、プラグ寿命は逆に低下する。
未満ではその効果がなく 、0.30%を越えると窒化
物が多量に析出するため、使゛用中に割れが発生し易く
なり、プラグ寿命は逆に低下する。
また、酸化雰囲気中におけるスケール付着処理時の温度
を900〜1050℃の範囲としたのは900℃以下の
ときにはスケールの生産量が少なく、また1050℃を
越えるときにはスケール中に空隙が多くなり密着性が低
下して、いずれの場合もプラグの寿命の低下が著しい。
を900〜1050℃の範囲としたのは900℃以下の
ときにはスケールの生産量が少なく、また1050℃を
越えるときにはスケール中に空隙が多くなり密着性が低
下して、いずれの場合もプラグの寿命の低下が著しい。
上記温度範囲における保持時間が1時間未満のときには
スケール生成量が少なくプラグの寿命が低下するが24
時間で生成量−は飽和し、これ以上保持するのは生産性
を低下させ、加熱原単位を上昇させるだけであるので無
意味である。
スケール生成量が少なくプラグの寿命が低下するが24
時間で生成量−は飽和し、これ以上保持するのは生産性
を低下させ、加熱原単位を上昇させるだけであるので無
意味である。
[実施例1]
プラグ径Dpが78■■φ、プラグ有効長Lpが122
mm 、先端半径rが51の比較例としての■型と、同
一プラグ径でプラグ有効長Lpが230■、先端半径r
が15■■の本発明例の■型の、2種類のプラグ形状を
用意した。そして、それら■型、■型の両プラグ形状の
プラグの材質として、表1に示す如く、比較例としての
A材質と、本発明例としてのB、C材質とを適用した。
mm 、先端半径rが51の比較例としての■型と、同
一プラグ径でプラグ有効長Lpが230■、先端半径r
が15■■の本発明例の■型の、2種類のプラグ形状を
用意した。そして、それら■型、■型の両プラグ形状の
プラグの材質として、表1に示す如く、比較例としての
A材質と、本発明例としてのB、C材質とを適用した。
上記の如くによって用意した6種類のプラグ(IA、I
B、IC1IrA、IIB、■Cの6種類)を用いて、
5US304の直径110smOビレットを穿孔した。
B、IC1IrA、IIB、■Cの6種類)を用いて、
5US304の直径110smOビレットを穿孔した。
表2は、各プラグの寿命を示す0本発明品であるmA、
IIB、IICのプラグは、比較例としてのIAのプラ
グに比して著しく寿命向上できることが認められる。
IIB、IICのプラグは、比較例としてのIAのプラ
グに比して著しく寿命向上できることが認められる。
[実施例2]
プラグ径Dpが146■■φ、プラグ有効長t、pが2
50am 、先端半径rが20鳳■の■型(比較材)と
、プラグ有効長Lpが3501■、先端半径rが20m
■の■型(本発明材)の2種類のプラグ形状に、表1の
A材質とD材質を適用した4種類のプラグ(IIIA、
llID、rVA、IVDの4種類)を用いて、13
%Cr@の直径175mmφビレットを傾斜圧延機にて
穿孔した。
50am 、先端半径rが20鳳■の■型(比較材)と
、プラグ有効長Lpが3501■、先端半径rが20m
■の■型(本発明材)の2種類のプラグ形状に、表1の
A材質とD材質を適用した4種類のプラグ(IIIA、
llID、rVA、IVDの4種類)を用いて、13
%Cr@の直径175mmφビレットを傾斜圧延機にて
穿孔した。
表3は、各プラグの寿命を示す0本発明品である■A、
IVDのプラグは、比較例としてのWIAのプラグに比
して著しく寿命向上できることが認められる。
IVDのプラグは、比較例としてのWIAのプラグに比
して著しく寿命向上できることが認められる。
[発明の効果]
以上のように本発明によれば、継目無鋼管製造のための
穿孔用プラグの寿命を向上することができる。
穿孔用プラグの寿命を向上することができる。
第1図はプラグ形状を示す模式図、第2図はプラグ形状
とプラグ寿命との関係を示す線図である。 代理人 弁理士 塩 川 修 治
とプラグ寿命との関係を示す線図である。 代理人 弁理士 塩 川 修 治
Claims (4)
- (1)プラグ径をDp、プラグ有効長をLpとするとき
、 1.5≦(Lp−50)/(Dp) とする継目無鋼管製造用プラグ。 - (2)プラグ先端半径rを10mm以上30mm以下と
する請求項1記載の継目無鋼管製造用プラグ。 - (3)重量比にて、 C:0.10〜0.40%,Si:0.10〜1.00
%,Mn:0.20〜2.00%,Cr:0.95%以
下,Mo:0.50〜5.00%,W:0.50〜5.
00%,Nb:0.10〜5.00%, を含有し、残部はFeと不可避的不純物からなる鋳造合
金より成形され、その表面に酸化スケール付着処理を施
された請求項1又は2記載の継目無鋼管製造用プラグ。 - (4)重量比にて、 C:0.10〜0.40%,Si:0.10〜1.00
%,Mn:0.20〜2.00%,Cr:0.95%以
下,Mo:0.50〜5.00%,W:0.50〜5.
00%,Nb:0.10〜5.00%, を含有し、更に Ni:0.50〜5.00%,Co:0.50〜3.5
0%,V:0.05〜5.00%,N:0.01〜0.
30%のうちから選ばれた1種又は2種以上を含有し、
残部はFeと不可避的不純物からなる鋳造合金より成形
され、その表面に酸化スケール付着処理を施された請求
項1又は2記載の継目無鋼管製造用プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2272339A JPH0787930B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 継目無鋼管製造用プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2272339A JPH0787930B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 継目無鋼管製造用プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04147706A true JPH04147706A (ja) | 1992-05-21 |
JPH0787930B2 JPH0787930B2 (ja) | 1995-09-27 |
Family
ID=17512515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2272339A Expired - Fee Related JPH0787930B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 継目無鋼管製造用プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0787930B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6988387B2 (en) * | 2002-12-12 | 2006-01-24 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Making method for seamless metallic tube |
EP1887096A1 (de) * | 2006-08-09 | 2008-02-13 | Rovalma, S.A. | Warmarbeitsstahl |
EP2236639A1 (en) * | 2009-04-01 | 2010-10-06 | Rovalma, S.A. | Hot work tool steel with outstanding toughness and thermal conductivity |
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