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JPH04137162U - 静油圧破砕機 - Google Patents

静油圧破砕機

Info

Publication number
JPH04137162U
JPH04137162U JP5312191U JP5312191U JPH04137162U JP H04137162 U JPH04137162 U JP H04137162U JP 5312191 U JP5312191 U JP 5312191U JP 5312191 U JP5312191 U JP 5312191U JP H04137162 U JPH04137162 U JP H04137162U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
jaw body
movable jaw
crushing blade
crusher
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5312191U
Other languages
English (en)
Inventor
政義 池田
正治 西本
Original Assignee
コベルコ建機エンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コベルコ建機エンジニアリング株式会社 filed Critical コベルコ建機エンジニアリング株式会社
Priority to JP5312191U priority Critical patent/JPH04137162U/ja
Publication of JPH04137162U publication Critical patent/JPH04137162U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 [目的] 従来技術の静油圧破砕機では、現場で損耗し
た圧砕刃を取付け替えをするときには、設定された所定
の寸法がよくわからないので、大体適当な位置に取付け
ていた。そのために破砕機の圧砕性能を低下させるとと
もに、現場における溶接施工のために圧砕刃の可動顎体
に対する固着強度を低下させていた。本考案は、上記の
問題点を解決することを目的とする。 [構成] 破砕機の可動顎体の下面部における圧砕刃の
所定配置位置に位置決め用のピン穴を開穿し、一方、圧
砕刃の基部にピン部を形成し、そのピン部を上記ピン穴
に嵌挿するとともに、その圧砕刃を可動顎体に対し溶接
固定して構成した。あるいはまた、可動顎体に対し圧砕
刃をノックピンを介して位置決めし、圧砕刃を可動顎体
に溶接固定するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ビルなど構築物を解体するために使用される静油圧破砕機に関する 。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来技術の一実施例破砕機1を示す側面図である。図において、2は 破砕機1のフレーム本体、3は建設機械用作業アタッチメント(図示しない)の 先端部へ取付けるためのブラケット、4は可動顎体、5は固定顎体、6は可動顎 体4に設けた圧砕刃、7は油圧シリンダである。図7は、図6のA−Aより見た 一実施例圧砕刃6を示す図である。図8は、従来技術の他実施例圧砕刃8の可動 顎体4’に対する取付状態を示す要部断面図である。図において、9は圧砕刃8 の首下座面、10及び10’はピン部、11はピン部抜け止め用のキープレート 、12はキープレート11をピン部10’に対して締付けるボルトナットである 。
【0003】 次に、従来技術の破砕機1の構成を図6及び図7について述べる。可動顎体4 の基部をフレーム本体2に軸支し、その可動顎体4を油圧シリンダ7にて揺動可 能とし、かつ上記可動顎体4に対応する固定顎体5をフレーム本体2に固着し、 かつ可動顎体4の下面部に複数個の圧砕刃6を固定して設け、被破砕物を可動顎 体4と固定顎体5とで破砕するようにしている。
【0004】 一般に鉄筋コンクリート構造のビル解体に使用される静油圧破砕機のうち、特 に小割り用の破砕機では、大きな破砕力をそなえるとともに、鉄筋の配筋ピッチ に適応したピッチで複数個の圧砕刃が取付けられている。したがってたとえば図 6に示すように、複数個の圧砕刃6の取付位置は、可動顎体4の揺動軸心0から 寸法R及びLの位置に設定固設されている。なお図8に示す他実施例圧砕刃8の ように圧砕刃8を可動顎体4’に対して溶着していないものでは、圧砕刃8のピ ン部とその相手方ピン穴とのがたつきを発生し、しかも首下座面9の面圧が高い ので、上記圧砕刃8及びその取付部は早期に損耗していた。したがって図7のよ うに圧砕刃6基部の外周と、可動顎体4とを溶接にて堅固に固定するようにして いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術の破砕機1では、図6及び図7に示すように圧砕刃6基部の外周と、 可動顎体4とを溶接にて堅固に固定するようにしている。そのために破砕機1の 製作工程において、あるいはまた破砕機稼動により損耗した圧砕刃を新品のもの に取付け替えをするときには、現場で作業者が巻尺などスケールを使用して圧砕 刃6の取付け位置を計測して決めていた。しかし現場で損耗した圧砕刃を取付け 替えをするときには、設定された所定の寸法がよくわからないので、大体適当な 位置に取付けていた。そのために破砕機の圧砕性能を低下させるとともに、現場 における溶接施工のために圧砕刃の可動顎体に対する固着強度を低下させていた 。本考案は上記の問題点を解決し、圧砕刃の可動顎体に対する正確な位置と固着 強度を増大できる静油圧破砕機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、破砕機の可動顎体の下面部における圧砕刃の所定配置位置に位置決 め用のピン穴を開穿し、一方、圧砕刃の基部にピン部を形成し、そのピン部を上 記ピン穴に嵌挿するとともに、その圧砕刃を可動顎体に対し溶接固定して構成し た。あるいはまた、可動顎体の下面部における圧砕刃の所定配置位置に位置決め 用のピン穴を開穿し、一方、圧砕刃の基部にピン穴を開穿し、上記両ピン穴に嵌 挿できるノックピンを介して上記圧砕刃を可動顎体に対して位置決めし、かつそ の圧砕刃を可動顎体に対し溶接固定して構成した。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案の静油圧破砕機である破砕機13の側面図である。図において 、14は破砕機13のフレーム本体、15は可動顎体、16は固定顎体、17は 油圧シリンダ、18,19はそれぞれ複数個の圧砕刃である。図2は、図1のB −Bより見た要部断面図である。図3は、図2のC部詳細図である。図において 、20は可動顎体15の設定された所定配置位置に機械加工にて開穿されたピン 穴、21は圧砕刃19の基部に形成したピン部である。
【0008】 次に、本考案請求項1の静油圧破砕機の構成を図2及び図3について述べる。 破砕機13の可動顎体15の下面部における圧砕刃19の所定配置位置に位置決 め用のピン穴20(ピン穴20の穴径はφd0である)を開穿し、一方、圧砕刃 19の基部にピン部21(ピン部21の外径はφd0である)を形成し、そのピ ン部21を上記ピン穴20に嵌挿するとともに、その圧砕刃19を可動顎体15 に対し溶接固定して構成した。
【0009】 次に、本考案請求項1の静油圧破砕機の作用について述べる。破砕機13では 、その製作工程において、あるいはまた破砕機稼働により損耗した圧砕刃(19 )を取付け替えするときに、新品の圧砕刃19のピン部21を可動顎体15のピ ン穴20に嵌挿するとともに、その圧砕刃19基部の外周と、可動顎体15とを 溶接して固定した。それにより、圧砕刃19の可動顎体15に対する正確な位置 を維持できるとともに、圧砕刃19の基部に設けたピン部21のピン穴20に対 する嵌合により固着強度を増大することができる。
【0010】 次に図4は、本考案請求項2の静油圧破砕機である破砕機13a(全体図は図 1と同様であるので図示しない)の圧砕刃19aを示す断面図である。図におい て、20aは可動顎体15aの設定された所定配置位置に機械加工にて開穿され たピン穴(ピン穴20aの穴径はφd1である)、22は圧砕刃19a基部の端 面部に開穿されたピン穴(ピン穴22の穴径はφd2である)、23は段付きの ノックピン、24はノックピン23の大径部(大径部24の外径寸法はφd1で ある)、25は小径部(小径部25の外径寸法はφd2である)である。
【0011】 次に、本考案請求項2の静油圧破砕機の構成を図4について述べる。可動顎体 15aの下面部における圧砕刃19aの所定配置位置に位置決め用のピン穴20 aを開穿し、一方、圧砕刃19aの基部にピン穴22を開穿し、上記両ピン穴2 0a及び22に嵌挿できるノックピン23を介して上記圧砕刃19aを可動顎体 15aに対して位置決めし、かつその圧砕刃19aを可動顎体15aに対し溶接 固定して構成した。なお図5に示すように、可動顎体15’aと圧砕刃19aと をストレートのノックピン26(ノックピン26の外径寸法はφd2である)を 介して位置決めしてもよい。またノックピンの材料としてはいかなるものを使用 してもよいが、たとえばノックピンをスプリングピンに置換することによりピン 穴加工精度を特に要求されることがなくなりかつノックピンの製作費を低廉にす ることができる。
【0012】 次に、本考案請求項2の静油圧破砕機の作用について述べる。破砕機13aで は可動顎体15aの下面部に圧砕刃19aを位置決めするとき、可動顎体15a のピン穴20aと、圧砕刃19aのピン穴22に対してノックピン23を嵌挿す るとともに、その圧砕刃19a基部の外周と、可動顎体15aとを溶接して固定 した。それにより、圧砕刃19aの可動顎体15aに対する正確な位置を維持で きるとともに、上記ノックピン23の嵌着により圧砕刃19aの固着強度を増大 することができる。
【0013】 また本考案請求項3の静油圧破砕機では、図示しないが、可動顎体の下面部に おける圧砕刃の所定配置位置に位置決め用のピン穴を開穿し、圧砕刃の基部に穿 設しているピン穴の有無にかかわらず、圧砕刃の可動顎体に対する所定配置位置 を確認するようにした。したがって請求項2におけるノックピンを使用すること なしに、目視などにより圧砕刃の可動顎体に対する所定配置位置を容易に確認す ることができる。
【0014】
【考案の効果】
従来技術の破砕機では、現場で損耗した圧砕刃を取付け替えをするときに、設 定された所定の寸法がよくわからないので、大体適当な位置に取付けていた。そ のために破砕機の圧砕性能を低下させるとともに、現場における溶接施工のため に圧砕刃の可動顎体に対する固着強度を低下させていた。しかし本考案の静油圧 破砕機では、その製作工程において、あるいはまた破砕機稼働により損耗した圧 砕刃を取付け替えするときに、圧砕刃に形成したピン部、又はノックピンを介し て位置決めし、その圧砕刃基部の外周と、可動顎体とを溶接して固定した。それ により、圧砕刃の可動顎体に対する正確な位置を維持できるとともに、圧砕刃の 固着強度を増大することができる。また可動顎体に位置決め用のピン穴を開穿し たものでは、ノックピンを使用することなしに、目視などにより圧砕刃の可動顎 体に対する所定配置位置を容易に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の静油圧破砕機の側面図である。
【図2】図1のB−Bより見た要部断面図である。
【図3】図2のC部詳細図である。
【図4】本考案における圧砕刃の要部断面図である。
【図5】本考案における圧砕刃の要部断面図である。
【図6】従来技術の一実施例破砕機を示す側面図であ
る。
【図7】図6のA−Aより見た一実施例圧砕刃を示す図
である。
【図8】従来技術の他実施例圧砕刃を示す要部断面図で
ある。
【符号の説明】
1,13,13a 破砕機 2,14 フレーム本体 4,4’,15 可動顎体 5,16 固定顎体 6,8,18,19,19a 圧砕刃 7 油圧シリンダ 20,20a,22 ピン穴 21 ピン部 23,26 ノックピン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動顎体の基部をフレーム本体に軸支
    し、その可動顎体を油圧シリンダにて揺動可能とし、か
    つ上記可動顎体に対応する固定顎体をフレーム本体に固
    着し、かつ可動顎体の下面部に複数個の圧砕刃を固定し
    て設け、被破砕物を可動顎体と固定顎体とで破砕するよ
    うにしている静油圧破砕機であって、可動顎体の下面部
    における圧砕刃の所定配置位置に位置決め用のピン穴を
    開穿し、一方、圧砕刃の基部にピン部を形成し、そのピ
    ン部を上記ピン穴に嵌挿するとともに、その圧砕刃を可
    動顎体に対し溶接固定して構成したことを特徴とする静
    油圧破砕機。
  2. 【請求項2】 可動顎体の基部をフレーム本体に軸支
    し、その可動顎体を油圧シリンダにて揺動可能とし、か
    つ上記可動顎体に対応する固定顎体をフレーム本体に固
    着し、かつ可動顎体の下面部に複数個の圧砕刃を固定し
    て設け、被破砕物を可動顎体と固定顎体とで破砕するよ
    うにしている静油圧破砕機であって、可動顎体の下面部
    における圧砕刃の所定配置位置に位置決め用のピン穴を
    開穿し、一方、圧砕刃の基部にピン穴を開穿し、上記両
    ピン穴に嵌挿できるノックピンを介して上記圧砕刃を可
    動顎体に対して位置決めし、かつその圧砕刃を可動顎体
    に対し溶接固定して構成したことを特徴とする静油圧破
    砕機。
  3. 【請求項3】 可動顎体の基部をフレーム本体に軸支
    し、その可動顎体を油圧シリンダにて揺動可能とし、か
    つ上記可動顎体に対応する固定顎体をフレーム本体に固
    着し、かつ可動顎体の下面部に複数個の圧砕刃を固定し
    て設け、被破砕物を可動顎体と固定顎体とで破砕するよ
    うにしている静油圧破砕機であって、可動顎体の下面部
    における圧砕刃の所定配置位置に位置決め用のピン穴を
    開穿し、圧砕刃の基部に穿設しているピン穴の有無にか
    かわらず、圧砕刃の可動顎体に対する所定配置位置を確
    認可能にしたことを特徴とする静油圧破砕機。
JP5312191U 1991-06-12 1991-06-12 静油圧破砕機 Pending JPH04137162U (ja)

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JPH04137162U true JPH04137162U (ja) 1992-12-21

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ID=31929104

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH041146A (ja) * 1990-04-19 1992-01-06 Daisan Kasei Kk ジクロロ‐(2,2)‐パラシクロファンの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH041146A (ja) * 1990-04-19 1992-01-06 Daisan Kasei Kk ジクロロ‐(2,2)‐パラシクロファンの製造方法

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