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JPH04129448A - フレーム同期方式並びにこの方式を適用した受信装置 - Google Patents

フレーム同期方式並びにこの方式を適用した受信装置

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Publication number
JPH04129448A
JPH04129448A JP2251546A JP25154690A JPH04129448A JP H04129448 A JPH04129448 A JP H04129448A JP 2251546 A JP2251546 A JP 2251546A JP 25154690 A JP25154690 A JP 25154690A JP H04129448 A JPH04129448 A JP H04129448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error correction
frame synchronization
differential logic
signal
digital signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2251546A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3029282B2 (ja
Inventor
Shuichi Tanaka
秀一 田中
Makoto Nakamura
誠 中村
Tomoko Kodama
児玉 智子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP02251546A priority Critical patent/JP3029282B2/ja
Publication of JPH04129448A publication Critical patent/JPH04129448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3029282B2 publication Critical patent/JP3029282B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、例えば地上マイクロ波無線通信システムのよ
うに、多値直交振幅変調方式を採用したディジタルマイ
クロ波無線通信システムに係わり、特に伝送信号に対し
差動変換処理を施した状態で誤り訂正処理を行なう場合
に使用するフレーム同期方式並びにこの方式を適用した
送信装置および受信装置に関する。
(従来の技術) 近年、ディジタルマイクロ波通信の伝送方式の一つとし
て、22m値(m−1,2,3,・・・)直交振幅変調
(Q A M : Quadrature Ample
tude Mo−clulation)方式が採用され
ている。このQAM方式は、搬送波の振幅と位相の両方
を変化させることによりディジタルデータを伝送するも
ので、より効率的な伝送を実現することができる。
ところで、最近この種の方式を適用したシステムでは、
16Q A M変調方式から64Q A M変調方式、
256Q A M変調方式へと多値化が進んでおり、そ
れに伴い通信装置の振幅特性や遅延特性、直線性等のよ
り一層の高精度化が要求されている。しかし、ハードウ
ェアの高精度化にはある程度限界があり、通信装置の性
能を表わすC/Hに対するBER特性は、BERが一定
値以下に小さくならす、残量BERが発生している。
そこで、この残留BERを低減するための有効な手段と
して、従来より誤り訂正回路が用いられている。誤り訂
正符号としては、一般に例えばBCH符号やリード・ソ
ロモン符号に代表されるブロック符号が用いられる。こ
のブロック符号を用いて誤り訂正処理を行なう場合には
、各ブロックの区切りを知らなければならないため、受
信側の通信装置では受信信号に対しフレーム同期を確立
する必要がある。
一方、ディジタルマイクロ波無線通信システムでは、受
信側の通信装置で生じる再生搬送波の位相不確定性を除
去するために、差動変換処理か行なわれている。差動変
換処理とは、送信側の通信装置において伝送符号に対し
和分演算を行なって伝送し、受信側の通信装置で受信符
号を差分演算するようにしたものである。しかし、この
差動変換処理を使用すると、伝送路上で伝送符号に発生
した誤りか受信側の通信装置で差分演算したときに2倍
になってしまうため、差分演算後に誤り訂正処理を行な
うと誤り訂正能力の低下を招く。このため、一般には誤
り訂正処理を、和分演算から差分演算までの間、つまり
差動論理の内側で行なうようにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この様に誤り訂正処理を差動論理の内側
で行なうと、次のような問題点を生じていた。すなわち
、先に述べたように誤り訂正符号としてブロック符号を
使用している場合には、そのブロックの区切りを知るた
めに受信側の通信装置ではフレーム同期をとる必要があ
る。しかし、差分演算の前段でフレーム同期をとろうと
すると、再生搬送波の位相が0’、90°、 180 
’ 、 270゜のいずれであるかによって、フレーム
同期信号の位相は各々4通りのパターンをとり得る。こ
のため、正しいパターンを検出できなかった場合には、
フレーム同期を確立することができなくなり、これによ
り正確な誤り訂正を行なえなくなるという問題を生して
いた。
そこで本発明は上記事情に着目し、誤り訂正能力を低下
させることがなく、しかも再生搬送波の位相不確定性に
よる影響を受けることなく正確にフレーム同期をとるこ
とを可能とするフレーム同期方式並びに送信装置および
受信装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明のフレーム同期方式は
、送信側装置で、送信ディジタル信号に対し差動論理符
号化手段により差動論理符号化を行なったのち誤り訂正
符号化を行ない、しかるのち多値直交振幅変調を行なっ
て送信し、一方受信側装置では、受信信号に対し多値直
交振幅復調を行なったのち誤り訂正復号手段により誤り
訂正復号化を行ない、しかるのち差動論理復号手段によ
り差動論理復号化処理を行なってディジタル信号を再生
するディジタルマイクロ波無線通信システムにおいて、
上記送信側装置は、上記差動論理符号化手段の前にフレ
ーム挿入手段を配置して、差動論理符号化前の送信ディ
ジタル信号にフレーム同期信号を挿入し、上記受信側装
置は、上記差動論理復号手段の後ろにフレーム同期手段
を配置してフレーム同期を確立するための処理を行ない
、かつ上記誤り訂正復号手段と差動論理復号手段との間
に信号選択手段を設け、この信号選択手段により、フレ
ーム同期が未確立の状態では上記誤り訂正復号化を行な
っていない受信ディジタル信号を選択して上記差動論理
復号化処理に供給し、方フレーム同期か確立した状態で
は上記誤り訂正復号化後の受信ディジタル信号を選択し
て上記差動論理復号化処理に供給するようにしたもので
ある。
また他の本発明の送信装置は、送信ディジタル信号に対
しフレーム同期信号を挿入するためのフレーム挿入手段
と、このフレーム挿入手段から出力された送信ディジタ
ル信号に対し差動論理符号化処理を行なう差動論理符号
化手段と、この差動論理符号化手段から出力された送信
ディジタル信号に対し誤り訂正符号化処理を行なう誤り
訂正符号化手段と、この誤り訂正符号化手段から出力さ
れた送信ディジタル信号を多値直交振幅変調して送信に
供する多値直交振幅変調手段とを備えたものである。
さらに他の本発明の受信装置は、受信信号に対し多値直
交振幅復調を行なって復調された受信信号を出力するた
めの多値直交振幅復調手段と、この差動論理復号手段か
ら出力された受信信号に対し誤り訂正復号化処理を行な
う誤り訂正復号化手段と、この誤り訂正復号化手段によ
り誤り訂正復号化処理がなされた受信信号と、誤り訂正
復号化処理がなされていない状態の受信信号とを択一的
に選択するための信号選択手段と、この信号選択手段に
より選択された受信信号に対し差動論理復号化処理を施
す差動論理復号化手段と、この差動論理復号化手段から
出力された受信信号からフレーム同期信号を検出して同
期を確立するための処理を行なうフレーム同期手段と、
このフレーム同期手段によるフレーム同期の確立動作に
基づいて前記信号選択手段を制御し、これによりフレー
ム同期か未確立の状態では誤り訂正復号化を行なってい
ない受信ディジタル信号を選択させ、方フレーム同期が
確立した状態では前記誤り訂正復号化後の受信ディジタ
ル信号を選択させる信号選択制御手段とを備えたもので
ある。
(作 用) この結果本発明によれば、フレーム同期信号の挿入およ
びフレーム同期の確立動作がそれぞれ差動論理符号化の
前および差動論理復号化の後で行なわれることになる。
すなわち、フレーム同期の確立に係わる処理が差動論理
の外側で行なわれることになる。このため、フレーム同
期の確立は、再生搬送波の位相不確定性の影響を全く受
けずに行なわれることになり、これにより常に正確なフ
レーム同期引き込みを行なうことができる。また、フレ
ーム同期か未確立の状態では、誤り訂正復号化を行なっ
ていない受信ディジタル信号か差動論理復号化処理を経
てフレーム同期の確立のために供されるので、誤った誤
り訂正処理の影響を受けずにフレーム同期を確立するこ
とができる。
(実施例) 第1図は、本発明の一実施例におけるフレーム同期方式
を説明するためのもので、送信側無線装置の変調ユニッ
トおよび受信側無線装置の復調ユニットのブロック構成
を示す図である。
変調ユニットは、送信ディジタル信号に対し差動論理符
号化を行なう和分演算部2と、誤り訂正符号化を行なう
誤り訂正符号化部3と、直交振幅変調を行なう変調部4
とを有しており、和分演算部2の前段にはフレーム挿入
部1が配置されている。このフレーム挿入部1は、差動
論理符号化前の送信ディジタルデータに所定の信号パタ
ーンからなるフレーム同期信号を挿入する。
一方、復調ユニットは、受信信号を直交振幅復調する復
調部5と、復調されたディジタル信号に対し誤り訂正復
号化を行なう誤り訂正復号化部6と、差動論理復号化を
行なう差分演算部9とを有し、上記誤り訂正復号化に必
要なフレーム同期検出信号$5YNCを発生するフレー
ム同期部10は上記差分演算部9の後段に配置されてい
る。
すなわち、復調ユニットでは、差動論理復号化済みの受
信ディジタル信号に基づいてフレーム同期を確立するた
めの処理が行なわれる。また、上記誤り訂正復号化部6
と差分演算部9との間には信号切換部8が介挿され、か
つ復調部5とこの信号切換部8との間には遅延回路部7
が設けられている。信号切換部8は、フレーム同期部1
0からフレーム同期検出信号5YNCが供給されていな
い状態、つまりフレーム同期が未確立の状態では、遅延
回路部7側に切換わって誤り訂正復号化が行なわれてい
ない受信ディジタル信号を差分演算部9に供給する。一
方、フレーム同期部10からフレーム同期検出信号5Y
NCが供給されている状態、つまりフレーム同期が確立
した状態では、誤り訂正復号か部6側に切換わって誤り
訂正復号化済みの受信ディジタル信号を差分演算部9に
供給する。
第2図は、本実施例におけるフレーム同期方式を適用し
たディジタルマイクロ波無線通信システムの具体的な構
成の一例を示すもので、Aは送信側の無線装置、Bは受
信側の無線装置をそれぞれ示している。
送信側の無線装置Aは、図示しない端末装置から出力さ
れた送信ディジタル信号に対し所定の信号処理を施す送
信ディジタル信号処理ユニット(T−DPU)11と、
変調ユニット20と、この変調ユニット20から出力さ
れた送信ディジタル信号をマイクロ波に変換して送信ア
ンテナ31から無線送信するための送信ユニット(TX
)30とを備えている。
このうち変調ユニット20は、速度変換回路(SPDC
ONV)21と、フレーム挿入回路(FRMINS)2
2と、和分演算回路(SUMLOG)2Bと、誤り訂正
回路符号器(FECENC)24と、64値直交振幅変
調回路(64QAMMOD)25とから構成される。上
記フレーム挿入回路23は、例えば第3図に示す如く和
分演算前の送信ディジタル信号の先頭位置にフレーム同
期信号を挿入する。
一方受信側の無線装置Bは、上記送信側の無線装置Aか
ら無線回線を介して送られたマイクロ波信号を受信アン
テナ41.42を介して受信する受信ユニット(RX)
40と、スペースダイパーシティ合成ユニット(SDC
OMB)50と、フェージング自動等化ユニット(EQ
L)60と、復調ユニット70と、受信ディジタル信号
処理ユニット(R−DPU)80とを備えている。
このうち復調ユニット70は、64値直交振幅復調回路
(64QAMDEM)71と、l\イブリッド回路(H
YB)72と、誤り訂正回路復号器(FECDEC)7
Bと、セレクタ(SELECT)74と、差分演算回路
(DIFLOG)75と、フレーム同期回路(FRMR
EC)76と、速度変換回路(SPDCONV)77と
、遅延回路(DELAY)78とから構成される。
上記ハイブリッド回路72は、64値直交振幅復調回路
71から出力された復調ディジタル信号を2分岐し、一
方を誤り訂正回路復号器73に供給し、他方を遅延回路
78を経てセレクタ74に供給する。
セレクタ74は、フレーム同期回路76からのフレーム
同期検出信号5YNCの発生の有無に応じて動作するも
ので、フレーム同期検出信号5YNCが発生されていな
い期間には遅延回路78を経て供給される復調ディジタ
ル信号を選択して差分回路75へ出力する。一方、フレ
ーム同期検出信号5YNCが発生されている期間には、
誤り訂正回路復号器73から出力された誤り訂正復号化
済みの復調ディジタル信号を選択して差分演算回路75
へ出力する。
フレーム同期回路76は、予め設定された比較信号パタ
ーンを記憶保持しており、差分演算処理後の復調フレー
ム同期信号の信号パターンをこの比較信号パターンと比
較することによりフレーム同期を確立する。そして、フ
レーム同期か確立した状態においてフレーム同期検出信
号5YNCを発生する。
尚、遅延回路78は、誤り訂正回路復号器73の信号処
理時間に相当する遅延時間を有し、復調ディジタル信号
をこの遅延時間だけ遅延するものである。
次に、以上のように構成されたシステムの動作を説明す
る。
先ず、本実施例のシステムが採用している64Q A 
Mの差動変換方式について説明する。すなわち、一般に
84Q A Mでは、第2図に示すように6系列の2値
パルスのうち最上位2系列(a、。
a2)を第1バス、その下の2系列(a3.a4)を第
2パス、さらに最下位の2系列(a5.a6)を第3パ
スとそれぞれ呼んでいる。そして、ビット誤り率特性を
良好にするための一方式として、回転対称配置形差動変
換方式が採用されている。
第4図はこの方式の信号点配置を示すもので、()は第
1バス、()は第2パス、カッコ無しは第3パスをそれ
ぞれ表わしている。同図に示されるように、回転対称配
置形の信号点配置は、第1バスの信号を象限を表わす信
号に対応させて和分差分演算を行ない、第2パス以下の
信号をグレイ符号化した後に第1象限内の2ビツトで表
わされる第2パスの符号をその他の象限に回転対称に割
り当てている。このような信号点配置にすると、第4図
からも分かるように第2パスおよび第3パスの信号は各
象限とも同一であり、各象限において第1バスのみが異
なっている。したがって、差動変換を行なう場合には第
1バスのみに行なえばよく、第2パスおよび第3パスに
対しては不要である。
尚、第5図はこの様な回転対称配置形差動変換を用いた
場合に、受信側において再生搬送波の位相不確定性の影
響により発生する受信ディジタル信号の信号パターンの
変化を示すものである。したがって、差動論理の内側で
フレーム同期を確立しようとすれば、上記再生搬送波の
位相不確実性の影響を考慮して信号パターンの比較を行
なう必要かある。
さて、このような構成において、先ず送信側の無線装置
Aでは次のような動作が行われる。すなわち、送信ディ
ジタル信号処理ユニット11から出力された送信ディジ
タル信号a、〜a6は、先ず速度変換回路21で速度変
換が行なわれたのちフレーム挿入回路22でフレーム同
期信号が付加される。次に、このフレーム同期信号が挿
入された送信ディジタル信号は、和分演算回路23で回
転対称配置形差分変換方式による和分演算か行なわれた
のち、誤り訂正回路符号器24でブロック符号による誤
り訂正符号化処理が施され、しかるのち84値直交振幅
変調回路25で変調され、さらに送信ユニット30でマ
イクロ波に周波数変換されて送信アンテナ31から無線
送信される。
すなわち、送信側の無線装置Aでは、送信ディジタル信
号に対し差動論理処理前の状態でフレーム同期信号が挿
入され、かつ差動論理処理後の状態で誤り訂正符号化が
行なわれる。
一方受信側の無線装置Bては次のような動作か行なわれ
る。すなわち、送信側の無線装置Aから無線回線を介し
て到来したマイクロ波信号は、スペースダイパーシティ
用に設けられた2台の受信アンテナ41.42を介して
受信ユニット40てそれぞれ受信されたのち、スペース
ダイパーシティ合成ユニット50で合成され、さらにフ
ェージング自動等化ユニット60でフェージング補正処
理が行なわれたのち、復調ユニット70に入力される。
この復調ユニット70ては、先ず64値直交振幅復調回
路71で受信ディジタル信号の復調が行なわれ、しかる
のちハイブリッド回路72により部分されて誤り訂正回
路復号器73および遅延回路78にそれぞれ供給される
。そして、これらの誤り訂正回路復号器73から出力さ
れた誤り訂正処理後の復調ディジタル信号および遅延回
路78で遅延された復調ディジタル信号は、セレクタ7
4で択一的に選択されたのち差分演算回路75に供給さ
れ、この差分演算回路75で差分演算処理されたのちフ
レーム同期回路76に供給されてフレーム同期の引込み
処理が行なわれる。
ところで、まだフレーム同期が確立されていない状態で
は、フレーム同期回路76からはフレーム同期検出信号
5YNCが発生されていない。このため、セレクタ74
では遅延回路78から出力された誤り訂正復号化が行な
われていない復調ディジタル信号が選択されて差分演算
回路75に供給される。そして、この回路75で差分演
算処理か行なわれたのちフレーム同期回路76に供給さ
れる。したがって、フレーム同期回路76では、誤り訂
正復号化が行なわれていない復調フレーム同期信号に基
づいてフレーム同期の引込みが行なわれる。すなわち、
フレーム同期回路76では差動論理処理済みの復調ディ
ジタル信号に対してフレーム同期引き込みが行なわれる
。したがって、フレーム同期引込みを行なうに際し、再
生搬送波の位相不確定性による影響を考慮する必要はな
くなる。
さて、そうしてフレーム同期が確立されると、誤り訂正
回路復号器73では、フレーム同期回路76から出力さ
れるフレーム信号F RMに同期して正しい誤り訂正処
理か開始される。また同時にセレクタ74では、フレー
ム同期回路76から出力されるフレーム同期検出信号5
YNCに従って、それまで選択されていた誤り未訂正の
復調ディジタル信号に代わって、上記誤り訂正回路復号
器73により正しい誤り訂正復号化が行なわれた復調デ
ィジタル信号が選択され、差分演算回路75に供給され
る。そして、この誤り訂正処理された復調ディジタル信
号は、上記差分演算回路75で差分演算されたのちフレ
ーム同期回路76でフレーム同期の監視が行なわれ、し
かるのち速度変換回路77で速度変換が行なわれて受信
ディジタル信号処理ユニット80に供給され、ここでデ
ィジタルデータか再生される。
この様に本実施例のフレーム同期方式は、差動論理の内
側に誤り訂正回路符号器24および誤り訂正回路復号器
73を配置する一方、フレーム挿入回路22およびフレ
ーム同期回路76については差動論理の外側に配置し、
かつ受信側の無線装置Bにはセレクタ74を設けてフレ
ーム同期が未確立のときにはこのセレクタ74により誤
り訂正復号化を行なわない復調ディジタル信号を選択し
てフレーム同期の引込み処理に供するようにしたもので
ある。
したがって、誤り訂正処理は差動論理の内側で行なわれ
るので、誤り訂正能力の低下を起こすことなく伝送路で
発生した誤りの訂正を行なうことができる。また、この
誤り訂正処理に必要なフレーム同期は差動論理の外側で
行なわれるので、差動論理の内側でフレーム同期を確立
する場合のように再生搬送波の位相不確定性の影響によ
りフレーム同期を正しく確立することができなくなる心
配はなく、常に正しくフレーム同期を確立することかで
きる。さらに、フレーム同期を差動論理の外側で確立す
るために、フレーム同期が未確立の状態では誤り訂正復
号化を行なわない復調ディジタル信号をセレクタ74に
より選択してフレーム同期に供しているので、フレーム
同期がとれていない状態で誤り訂正処理された信頼性の
低い復調ディジタル信号に基づいてフレーム同期の引込
みが行なわれる不具合はなく、これにより正しくフレー
ム同期をとることができる。
尚、本発明は上記各実施例に限定されるものではない。
例えば、受信側の無線装置Bにおいて、誤り訂正復号化
部は第6図に示す如く誤り訂正復号化回路61と、遅延
回路62と、これらの回路61.62の出力信号を排他
的論理和処理する排他的論理和回路63とから構成され
る。すなわち、誤り訂正復号化部6′は自身に既に遅延
回路62を持っている。したがって、この点に着目し、
第1図では誤り訂正復号化部6とは別に設けていた遅延
回路部7を、上記誤り訂正復号化部6′内の遅延回路6
2により兼用するようにしてもよい。
この様にすれば、復調ユニットの回路構成を簡単かつ安
価にすることができる。
その他、送信側の無線装置および受信側の無線装置の構
成、差動変換方式の種類等についても、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明は、送信側装置では、上記差
動論理符号化手段の前にフレーム挿入手段を配置して、
差動論理符号化前の送信ディジタル信号にフレーム同期
信号を挿入し、受信側装置では、差動論理復号手段の後
ろにフレーム同期手段を配置してフレーム同期を確立す
るための処理を行ない、かつ誤り訂正復号手段と差動論
理復号手段との間に信号選択手段を設け、この信号選択
手段により、フレーム同期が未確立の状態では上記誤り
訂正復号化を行なっていない受信ディジタル信号を選択
して上記差動論理復号化処理に供し、一方フレーム同期
が確立した状態では上記誤り訂正復号化後の受信ディジ
タル信号を選択して上記差動論理復号化処理に供するよ
うにしたものである。
したがって本発明によれば、誤り訂正能力を低下させる
ことがなく、しかも再生搬送波の位相不確定性による影
響を受けることなく正確にフレーム同期をとることがで
きるフレーム同期方式を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるフレーム同期方式を
適用したディジタルマイクロ波無線通信システムの概略
構成を示す回路ブロック図、第2図は第1図に示したシ
ステムの具体的な構成の一例を示す回路ブロック図、第
3図はフレーム同期信号の挿入位置を示す図、第4図は
回転対称配置形差動変換方式の場合の信号点配置を示す
図、第5図は回転対称配置形差動変換方式の場合の再生
搬送波の位相不確定性による受信パターンの変化を示す
図、第6図は本発明の他の実施例における復調ユニット
の要部構成を示す回路ブロック図である。 A・・・送信側の無線装置、B・・・受信側の無線装置
、1・・・フレーム挿入部、2・・・和分演算部、3・
・・誤り訂正符号化化部、4・・・変調部、5・・・復
調部、6,6′・・・誤り訂正復号部、7・・・遅延回
路部、8・・・信号切換部、9・・・差分演算部、10
・・・フレ−ム同期部、11・・・送信ディジタル信号
処理ユニッ) (T−DPU) 、20・・・変調ユニ
ット、2]・・・速度変換回路(SPDCONV) 、
22・−フレーム挿入回路(FRMINS) 、2B・
・・和分演算回路(SUMLOG) 、24・・・誤り
訂正回路符号器(FECENC) 、25・・・64値
直交振幅変調回路(84QAMMOD)  30・・・
送信ユニット(TX)  31・・・送信アンテナ、4
0・・・受信1ニツト(RX)  41.42・・・受
信アンテナ、50・・・スペースダイパーシティ合成ユ
ニット(SDCOMB)、60・・・フェージング自動
等化ユニッ) (EQL) 、70・・・復調ユニット
、71・・・64値直交振幅復調回路(84QAMDE
M)72・・・ハイブリッド回路(HYB) 、7B・
・・誤り訂正回路復号器(FECDEC) 、74・・
・セレクタ、75・・・差分演算回路(D I FLO
G) 、76・・・フレーム同期回路(FRMREC)
 、7711.速度変換回路(SPDCONV) 、8
0山受信ディジタル信号処理ユニット(R−DPU)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 i6QAM(ゴ軸廿オポ配置) 第 図 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)送信側装置で、送信ディジタル信号に対し差動論
    理符号化手段により差動論理符号化を行なったのち誤り
    訂正符号化を行ない、しかるのち多値直交振幅変調を行
    なって送信し、一方受信側装置では、受信信号に対し多
    値直交振幅復調を行なったのち誤り訂正復号手段により
    誤り訂正復号化を行ない、しかるのち差動論理復号手段
    により差動論理復号化処理を行なってディジタル信号を
    再生するディジタルマイクロ波無線通信システムにおい
    て、 前記送信側装置は、前記差動論理符号化手段の前にフレ
    ーム挿入手段を配置して、差動論理符号化前の送信ディ
    ジタル信号にフレーム同期信号を挿入し、 前記受信側装置は、前記差動論理復号手段の後ろにフレ
    ーム同期手段を配置してフレーム同期を確立するための
    処理を行ない、かつ前記誤り訂正復号手段と差動論理復
    号手段との間に信号選択手段を設け、この信号選択手段
    により、フレーム同期が未確立の状態では前記誤り訂正
    復号化を行なっていない受信ディジタル信号を選択して
    前記差動論理復号化処理に供し、一方フレーム同期が確
    立した状態では前記誤り訂正復号化後の受信ディジタル
    信号を選択して前記差動論理復号化処理に供することを
    特徴とするフレーム同期方式。
  2. (2)送信側で、送信ディジタル信号に対し差動論理符
    号化を行なったのち誤り訂正符号化を行ない、しかるの
    ち多値直交振幅変調を行なって送信し、一方受信側では
    、受信信号に対し多値直交振幅復調を行なったのち誤り
    訂正復号化を行ない、しかるのち差動論理復号化処理を
    行なってディジタル信号を再生するディジタルマイクロ
    波無線通信システムで使用される送信装置において、 前記送信ディジタル信号に対しフレーム同期信号を挿入
    するためのフレーム挿入手段と、 このフレーム挿入手段から出力された送信ディジタル信
    号に対し差動論理符号化処理を行なう差動論理符号化手
    段と、 この差動論理符号化手段から出力された送信ディジタル
    信号に対し誤り訂正符号化処理を行なう誤り訂正符号化
    手段と、 この誤り訂正符号化手段から出力された送信ディジタル
    信号を多値直交振幅変調して送信に供する多値直交振幅
    変調手段とを具備したことを特徴とする送信装置。
  3. (3)送信側で、送信ディジタル信号に対し差動論理符
    号化を行なったのち誤り訂正符号化を行ない、しかるの
    ち多値直交振幅変調を行なって送信し、一方受信側では
    、受信信号に対し多値直交振幅復調を行なったのち誤り
    訂正復号化を行ない、しかるのち差動論理復号化処理を
    行なってディジタル信号を再生するディジタルマイクロ
    波無線通信システムで使用される受信装置において、 受信信号に対し多値直交振幅復調を行なって復調された
    受信信号を出力するための多値直交振幅復調手段と、 この差動論理復号手段から出力された受信信号に対し誤
    り訂正復号化処理を行なう誤り訂正復号化手段と、 この誤り訂正復号化手段により誤り訂正復号化処理がな
    された受信信号と、誤り訂正復号化処理がなされていな
    い状態の受信信号とを択一的に選択するための信号選択
    手段と、 この信号選択手段により選択された受信信号に対し差動
    論理復号化処理を施す差動論理復号化手段と、 この差動論理復号化手段から出力された受信信号からフ
    レーム同期信号を検出して同期を確立するための処理を
    行なうフレーム同期手段と、このフレーム同期手段によ
    るフレーム同期の確立動作に基づいて前記信号選択手段
    を制御し、これによりフレーム同期が未確立の状態では
    誤り訂正復号化を行なっていない受信ディジタル信号を
    選択させ、一方フレーム同期が確立した状態では前記誤
    り訂正復号化後の受信ディジタル信号を選択させる信号
    選択制御手段とを具備したことを特徴とする受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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