JPH04126890A - 晒クラフト紙 - Google Patents
晒クラフト紙Info
- Publication number
- JPH04126890A JPH04126890A JP24914390A JP24914390A JPH04126890A JP H04126890 A JPH04126890 A JP H04126890A JP 24914390 A JP24914390 A JP 24914390A JP 24914390 A JP24914390 A JP 24914390A JP H04126890 A JPH04126890 A JP H04126890A
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- JP
- Japan
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- paper
- bleached kraft
- moisture content
- kraft paper
- bleached
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、晒クラフト紙であって、更に詳しくは包装紙
や手提袋等に使用される晒クラフト紙に関するものであ
る。
や手提袋等に使用される晒クラフト紙に関するものであ
る。
[従来の技術]
手提袋等に使用される晒クラフト紙には、製袋加工時に
欠陥が生じないことや、使用中に破袋しないことなどの
性能が要求される。
欠陥が生じないことや、使用中に破袋しないことなどの
性能が要求される。
晒クラフト紙が手提袋に加工される場合、紙を折る工程
があり、この工程で折目が割れるという現象が生じ、特
に乾燥期に折目が割れる現象が多発して商品価値が低下
するという問題があった。
があり、この工程で折目が割れるという現象が生じ、特
に乾燥期に折目が割れる現象が多発して商品価値が低下
するという問題があった。
また、加工された手提袋が使用されているときに、関係
湿度が低下すると、袋が破壊するというI!ル題もあっ
た。また、晒クラフト紙が普通の包装紙として使用され
る場合でも、乾燥期には紙が破れるという問題もあった
。
湿度が低下すると、袋が破壊するというI!ル題もあっ
た。また、晒クラフト紙が普通の包装紙として使用され
る場合でも、乾燥期には紙が破れるという問題もあった
。
従来このような問題に対して針葉樹晒クラフトパルプの
配合量を増やす等の対策がとられているが、根本的な解
決策にならず、地合が悪くなって商品価値が低下し、ま
た製造コストが高くなり、経済的にもメリットがなかっ
た。
配合量を増やす等の対策がとられているが、根本的な解
決策にならず、地合が悪くなって商品価値が低下し、ま
た製造コストが高くなり、経済的にもメリットがなかっ
た。
[発明が解決しようとする課題]
かかる現状に鑑み、本発明者等はなぜ折り加工工程で折
目が割れるのか或は乾燥期に袋が破れたり、包装紙が破
れるのかについて鋭意研究した結果、通常の晒クラフト
パルプブを原料とする晒クラフト紙の場合、20℃、6
5%RIIにおける平衡水分が低いため、加工時の環境
の湿度等が低くなると紙の水分が低下するために紙の破
壊に対する粘りがなくなることが原因であることが判明
した。
目が割れるのか或は乾燥期に袋が破れたり、包装紙が破
れるのかについて鋭意研究した結果、通常の晒クラフト
パルプブを原料とする晒クラフト紙の場合、20℃、6
5%RIIにおける平衡水分が低いため、加工時の環境
の湿度等が低くなると紙の水分が低下するために紙の破
壊に対する粘りがなくなることが原因であることが判明
した。
即ち、本発明はかかる知見に基づいて手提袋や包装紙等
に使用されるクラフト紙において、製袋工程や使用中に
、折割れ又は破壊が生じない晒クラフト紙を提供するこ
とにある。
に使用されるクラフト紙において、製袋工程や使用中に
、折割れ又は破壊が生じない晒クラフト紙を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段]
本発明は、晒クラフト紙において、20℃、65%RH
の環境中での吸湿側からの平衡水分が80%以上である
晒クラフト紙という構成のものである。
の環境中での吸湿側からの平衡水分が80%以上である
晒クラフト紙という構成のものである。
本発明における晒クラフト紙の20℃、65%RI−(
における平衡水分80%以下では晒クラフト紙の袋が破
れたり包装紙が破壊するおそれがある。
における平衡水分80%以下では晒クラフト紙の袋が破
れたり包装紙が破壊するおそれがある。
晒クラフト紙の平衡水分を80%以」ユにする方法に特
に制限はないが、第1の方法は、平衡水分の高い新聞古
紙再生バルブ又は機械バルブ等を晒クラフトパルプに混
ぜて、晒クラフト紙の原料として使用することである。
に制限はないが、第1の方法は、平衡水分の高い新聞古
紙再生バルブ又は機械バルブ等を晒クラフトパルプに混
ぜて、晒クラフト紙の原料として使用することである。
即ち、リグニンを多く含むバルブの平衡水分は、例えば
機械バルブではlO%程度であり、また機械バルブを多
く含んだ新聞用紙古紙再生バルブの場合は9%程度であ
る。
機械バルブではlO%程度であり、また機械バルブを多
く含んだ新聞用紙古紙再生バルブの場合は9%程度であ
る。
尚、新聞古紙再生バルブを過酸化水素で漂白すると、白
色度を高くできるとともに、65%RHにおける平衡水
分を高く維持することができる。
色度を高くできるとともに、65%RHにおける平衡水
分を高く維持することができる。
また、第2の方法は、晒クラフトパルプにリグニン成分
が多いために、平衡水分の高い未晒クラフトバルブを配
合して、晒クラフト紙を製造する方法である。この場合
晒クラフト紙はまだら模様になるが、この模様は晒りラ
フ]・紙に新しい商品価値を生み出す。
が多いために、平衡水分の高い未晒クラフトバルブを配
合して、晒クラフト紙を製造する方法である。この場合
晒クラフト紙はまだら模様になるが、この模様は晒りラ
フ]・紙に新しい商品価値を生み出す。
本発明に用いられる原料バルブとしては、広葉樹晒クラ
フトバルブ、広葉樹未晒クラフトバルブ、針葉樹晒クラ
フトバルブ、針葉樹未晒クラフトバルブ、新聞用紙や印
刷用紙等の脱墨古紙バルブ等の単独或はこれらの混合バ
ルブであり、これらを所望に応じて適宜選択して使用で
きる。
フトバルブ、広葉樹未晒クラフトバルブ、針葉樹晒クラ
フトバルブ、針葉樹未晒クラフトバルブ、新聞用紙や印
刷用紙等の脱墨古紙バルブ等の単独或はこれらの混合バ
ルブであり、これらを所望に応じて適宜選択して使用で
きる。
[実 施 例コ
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれによって何等制限されるものではない。
発明はこれによって何等制限されるものではない。
実施例1
バルブ原料として、ハンター白色度84%、フリーネス
430mI C,S、Fの針葉樹晒クラフトバルブ、ハ
ンター白色度84%、フリーネス450mI C,S、
F の広葉樹晒クラフトバルブおよび脱墨された過酸
化水素で漂白されたハンター白色度70%、フリーネス
180m1 C,S、Fの新聞重紙再生バルブを30:
20:50に市量割合で配合して用いた。この原料に、
次に示す抄紙薬品をバルブ当たり絶乾表示で添加した。
430mI C,S、Fの針葉樹晒クラフトバルブ、ハ
ンター白色度84%、フリーネス450mI C,S、
F の広葉樹晒クラフトバルブおよび脱墨された過酸
化水素で漂白されたハンター白色度70%、フリーネス
180m1 C,S、Fの新聞重紙再生バルブを30:
20:50に市量割合で配合して用いた。この原料に、
次に示す抄紙薬品をバルブ当たり絶乾表示で添加した。
サイズ剤 04重里%(5PS−40
0,荒用化学社製) カヂオン化澱粉 0.3重量%(ケートF、
上子ナショナル社製) ポリストロン194 0.1重量%(J’jt
、用化学社製) 流酸バント 2,3重量%この紙料を
用いて長網抄紙機で抄造して、坪科100g/m2、密
度0.76g/cm″の晒クラフト紙を得た。この紙の
20℃、65%RHにおける吸湿側からの平衡水分は8
6%で、ハンター白色度は78%であった。
0,荒用化学社製) カヂオン化澱粉 0.3重量%(ケートF、
上子ナショナル社製) ポリストロン194 0.1重量%(J’jt
、用化学社製) 流酸バント 2,3重量%この紙料を
用いて長網抄紙機で抄造して、坪科100g/m2、密
度0.76g/cm″の晒クラフト紙を得た。この紙の
20℃、65%RHにおける吸湿側からの平衡水分は8
6%で、ハンター白色度は78%であった。
1狂扛正1方訴
20℃、65%RHの環境中で、紙のフェルト面を下に
してガラス仮の」二に晒クラフト紙を置く。紙のクロス
方向と折目方向が一致するように折返して、折目を底面
積50cm2、重さ5Kgの重りで2回こする。折割れ
の程度を良いものを5、悪いものを1として5段階で官
能評価した。
してガラス仮の」二に晒クラフト紙を置く。紙のクロス
方向と折目方向が一致するように折返して、折目を底面
積50cm2、重さ5Kgの重りで2回こする。折割れ
の程度を良いものを5、悪いものを1として5段階で官
能評価した。
(以下実施例2及び比較例1.2とも全く同様。)
実施例2
バルブ原料として、ハンター白色度84%、フリーネス
430m1 C,S、F、の針葉樹晒クラフトパルプ、
ハンター白色度84%、フリーネス450m1 C,S
、F、の広葉樹晒クラフトバルブと脱墨されて過酸化水
素で漂白されたハンター白色度70%、フリーネス18
0m1 C,S、F、の新聞古紙再生バルブおよびフリ
ーネス450mI C,S、F、の針葉樹未晒クラフト
バルブを30:20:30:20の重量割合で配合して
用いた。その他の抄紙条件は、実施例1と同様である。
430m1 C,S、F、の針葉樹晒クラフトパルプ、
ハンター白色度84%、フリーネス450m1 C,S
、F、の広葉樹晒クラフトバルブと脱墨されて過酸化水
素で漂白されたハンター白色度70%、フリーネス18
0m1 C,S、F、の新聞古紙再生バルブおよびフリ
ーネス450mI C,S、F、の針葉樹未晒クラフト
バルブを30:20:30:20の重量割合で配合して
用いた。その他の抄紙条件は、実施例1と同様である。
得られた晒クラフト紙のハンター白色度は71%で、6
5%RHにおける平衡水分は8.2%であった。
5%RHにおける平衡水分は8.2%であった。
比較例1
バルブ原料としてハンター白色度84%、フリーネス4
30mI C,S、F、の針葉樹晒クラフトパルプとハ
ンター白色度84%、フリーネス450mIC,S、
F、の広葉樹晒クラフトバルブを70:30の重量割合
で配合して用いた。その他の抄紙条件は、実施例1と同
様である。
30mI C,S、F、の針葉樹晒クラフトパルプとハ
ンター白色度84%、フリーネス450mIC,S、
F、の広葉樹晒クラフトバルブを70:30の重量割合
で配合して用いた。その他の抄紙条件は、実施例1と同
様である。
得られた晒クラフト紙の65%RHにおけるモ衡水分は
7.6%であった。
7.6%であった。
比較例2
バルブ原料として、ハンター白色度84%、フリーネス
430m1 C,S、F、針葉樹晒クラフト紙バルブと
脱墨されたハンター白色度80%、フリーネス510m
I C,S、F、の」1質印刷用紙古紙再生パルプを8
0:20の重量割合で配合して用いた。その他の抄紙条
件は、実施例1と同様である。
430m1 C,S、F、針葉樹晒クラフト紙バルブと
脱墨されたハンター白色度80%、フリーネス510m
I C,S、F、の」1質印刷用紙古紙再生パルプを8
0:20の重量割合で配合して用いた。その他の抄紙条
件は、実施例1と同様である。
得られた晒クラフト紙のハンター白色度は82%で、6
5%RHにおける平衡水分は7.3%であった。
5%RHにおける平衡水分は7.3%であった。
実施例1.2及び比較例1.2の折割れ評価の結果を第
1表に示す。
1表に示す。
第1表から明らかなように、本発明の特性を有する晒ク
ラフト紙の折割れ特性は良好であるのに対して、比較例
の晒クラフト紙の折割れ特性は劣っていることが解る。
ラフト紙の折割れ特性は良好であるのに対して、比較例
の晒クラフト紙の折割れ特性は劣っていることが解る。
[発明の効果]
以」二の如く、本発明は晒クラフト紙の20℃、1i5
%RHにおける平衡水分を調整することによって、晒ク
ラフト紙の製袋加工工程での折割れ特性が著しく改善で
き、従って該晒クラフト紙を手提袋又は包装用紙に使用
した場合に、折1]が割れ、商品価値が損なうという不
都合は生じない。
%RHにおける平衡水分を調整することによって、晒ク
ラフト紙の製袋加工工程での折割れ特性が著しく改善で
き、従って該晒クラフト紙を手提袋又は包装用紙に使用
した場合に、折1]が割れ、商品価値が損なうという不
都合は生じない。
また、晒クラフト紙は新聞古紙再生バルブ等が使用でき
るため、製造コストも低順ならしめることができる。
るため、製造コストも低順ならしめることができる。
P、続補I]:、τ坪
(自発)
゛ト成2年/ρ月
72日
4■件の表示
゛1′、l戊2 年1寺
許
願第249
43号/
発明の名称
晒クラフト紙
補正をする者
−11件との関係
Claims (1)
- 20℃、関係湿度65%の環境中における吸湿側からの
平衡水分が8.0%以上であることを特徴とする晒クラ
フト紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24914390A JPH04126890A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 晒クラフト紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24914390A JPH04126890A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 晒クラフト紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04126890A true JPH04126890A (ja) | 1992-04-27 |
Family
ID=17188564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24914390A Pending JPH04126890A (ja) | 1990-09-19 | 1990-09-19 | 晒クラフト紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04126890A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009235599A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Daio Paper Corp | 半晒クラフト紙 |
JP2011236515A (ja) * | 2010-05-07 | 2011-11-24 | Daio Paper Corp | クラフト紙 |
-
1990
- 1990-09-19 JP JP24914390A patent/JPH04126890A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009235599A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Daio Paper Corp | 半晒クラフト紙 |
JP2011236515A (ja) * | 2010-05-07 | 2011-11-24 | Daio Paper Corp | クラフト紙 |
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