JPH0412569Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0412569Y2 JPH0412569Y2 JP1984111886U JP11188684U JPH0412569Y2 JP H0412569 Y2 JPH0412569 Y2 JP H0412569Y2 JP 1984111886 U JP1984111886 U JP 1984111886U JP 11188684 U JP11188684 U JP 11188684U JP H0412569 Y2 JPH0412569 Y2 JP H0412569Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- conductor
- insulator
- core member
- noise prevention
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 15
- 239000012212 insulator Substances 0.000 claims description 12
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 10
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims description 8
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 2
- 229920000459 Nitrile rubber Polymers 0.000 description 1
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
- 230000003796 beauty Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 229920005549 butyl rubber Polymers 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 210000005036 nerve Anatomy 0.000 description 1
- 229920001084 poly(chloroprene) Polymers 0.000 description 1
- 229920003225 polyurethane elastomer Polymers 0.000 description 1
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000004945 silicone rubber Substances 0.000 description 1
- 229920003048 styrene butadiene rubber Polymers 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、関節ロボツト等のメカトロニクス機
器や移動機械等における配線に必要とされる伸縮
電線に関するものである。
器や移動機械等における配線に必要とされる伸縮
電線に関するものである。
伸び縮みする電線の要請は、電線史100年の間
耐えず続けられてきたが、この間に、第7図に示
す如く電線を螺旋状に巻いて伸縮性をもたせた螺
旋状伸縮電線aが提供されており、その典型的な
ものが電話の受話器コードである。ところで、近
年に至り、ロボツトで代表されるメカトロニクス
産業の発達により、多関節アーム装置、リニア往
復運動装置、回転装置、ねじれ装置、振動装置等
の移動機械のリート線又は電子機器間の伝送ケー
ブルとして、上記螺旋状伸縮電線aが利用されて
いる。
耐えず続けられてきたが、この間に、第7図に示
す如く電線を螺旋状に巻いて伸縮性をもたせた螺
旋状伸縮電線aが提供されており、その典型的な
ものが電話の受話器コードである。ところで、近
年に至り、ロボツトで代表されるメカトロニクス
産業の発達により、多関節アーム装置、リニア往
復運動装置、回転装置、ねじれ装置、振動装置等
の移動機械のリート線又は電子機器間の伝送ケー
ブルとして、上記螺旋状伸縮電線aが利用されて
いる。
このような従来の螺旋状伸縮電線aは、第3図
に示す如く螺旋部の外径Dが電線自体の径dより
も相当大きくなる(約3倍以上の太さとなる)。
このため、第4図に示す如くロボツトbに螺旋状
伸縮電線aを用いた場合には該電線aをアーム
c,e内に配線することが不可能であり、アーム
c,eの外側に配線せざるをえず、著しく美観が
損なわれていた。さらに、螺旋状伸縮電線aでは
1メートルの長さの螺旋を製作するのに5メート
ル以上もの長さの電線が必要であり、コストが高
いばかりでなく資源の無駄使いにもなつていた。
に示す如く螺旋部の外径Dが電線自体の径dより
も相当大きくなる(約3倍以上の太さとなる)。
このため、第4図に示す如くロボツトbに螺旋状
伸縮電線aを用いた場合には該電線aをアーム
c,e内に配線することが不可能であり、アーム
c,eの外側に配線せざるをえず、著しく美観が
損なわれていた。さらに、螺旋状伸縮電線aでは
1メートルの長さの螺旋を製作するのに5メート
ル以上もの長さの電線が必要であり、コストが高
いばかりでなく資源の無駄使いにもなつていた。
従つて、本考案では、直線状のまま伸縮しかつ
線径が細くしかも低コストで製造できる伸縮電線
を提供することを目的とする。
線径が細くしかも低コストで製造できる伸縮電線
を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本考案に係る伸
縮電線は、伸縮変形自在な復元性ポリマーからな
る線状の芯部材1に導線2をコイル状に巻設する
と共に、伸縮変形自在な復元性ポリマーからなる
絶縁体3にて該導線2の外部を被覆して、外径寸
法が1mm以下である線心7を形成し、かつ、複数
本の該線心7…を密接状に平行に配設すると共
に、複数本の該線心7…にノイズ防止用導線5を
コイル状に巻設し、さらに、伸縮変形自在な復元
性ポリマーからなる外装6にて該ノイズ防止用導
線5の外部を被覆したものである。
縮電線は、伸縮変形自在な復元性ポリマーからな
る線状の芯部材1に導線2をコイル状に巻設する
と共に、伸縮変形自在な復元性ポリマーからなる
絶縁体3にて該導線2の外部を被覆して、外径寸
法が1mm以下である線心7を形成し、かつ、複数
本の該線心7…を密接状に平行に配設すると共
に、複数本の該線心7…にノイズ防止用導線5を
コイル状に巻設し、さらに、伸縮変形自在な復元
性ポリマーからなる外装6にて該ノイズ防止用導
線5の外部を被覆したものである。
長手方向に引張れば、外装、絶縁体、及び芯部
材は夫々長手方向に伸び、導線は芯部材の伸びに
対応してギヤツプ巻き状となり、ノイズ防止用導
線は絶縁体の伸びに対応してギヤツプ巻き状とな
り、この電線は長手方向に伸びる。また、引張力
を解除すれば、外装、絶縁体、及び芯部材は夫々
縮み、それに対応して導線及びノズル用導線は元
の状態に戻る。
材は夫々長手方向に伸び、導線は芯部材の伸びに
対応してギヤツプ巻き状となり、ノイズ防止用導
線は絶縁体の伸びに対応してギヤツプ巻き状とな
り、この電線は長手方向に伸びる。また、引張力
を解除すれば、外装、絶縁体、及び芯部材は夫々
縮み、それに対応して導線及びノズル用導線は元
の状態に戻る。
しかも、多心構造でありながら、各線心はその
外径寸法が1mm以下であるので、全体の外径寸法
を極めて小とすることができる。
外径寸法が1mm以下であるので、全体の外径寸法
を極めて小とすることができる。
以下、本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図と第2図は本考案の一実施例を示し、図
中1、は伸縮変形自在な弾性材質からなる線状の
芯部材、2は該芯部材1にコイル状に巻設される
導線、3は芯部材1同様伸縮変形自在な弾性材質
からなり、巻設された上記導線2の外部を被覆す
る絶縁体であり、芯部材1とコイル状の導線2と
絶縁体3とで線心7が形成される。導線2は横断
面円形の線材を薄肉の帯状(いわゆる帯状箔)に
圧延したものが用いられ、収縮状態の芯部材1に
密着コイル状に巻設される。さらに外層の絶縁体
3は押出成型にて被覆される。また、芯部材1及
び絶縁体3の弾性材質としては、ブチルゴム、ネ
オプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリ
ルゴム、ポリウレタンゴム。シリコンゴム等の
種々の復元性ポリマーがあり、その内特にコポリ
マー及びブレンドタイプのものが伸縮性の劣化が
小さく、好ましい。
中1、は伸縮変形自在な弾性材質からなる線状の
芯部材、2は該芯部材1にコイル状に巻設される
導線、3は芯部材1同様伸縮変形自在な弾性材質
からなり、巻設された上記導線2の外部を被覆す
る絶縁体であり、芯部材1とコイル状の導線2と
絶縁体3とで線心7が形成される。導線2は横断
面円形の線材を薄肉の帯状(いわゆる帯状箔)に
圧延したものが用いられ、収縮状態の芯部材1に
密着コイル状に巻設される。さらに外層の絶縁体
3は押出成型にて被覆される。また、芯部材1及
び絶縁体3の弾性材質としては、ブチルゴム、ネ
オプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリ
ルゴム、ポリウレタンゴム。シリコンゴム等の
種々の復元性ポリマーがあり、その内特にコポリ
マー及びブレンドタイプのものが伸縮性の劣化が
小さく、好ましい。
しかして、以上のようにしてなる線心7は、芯
部材1と導線2と絶縁体3が一体状かつ均一に伸
縮し、伸びた状態では、導線2は芯部材1の伸び
に対応してギヤツプ巻き状となり、ノイズ防止用
導線5は絶縁体3の伸びに対応してギヤツプ巻き
状となる。
部材1と導線2と絶縁体3が一体状かつ均一に伸
縮し、伸びた状態では、導線2は芯部材1の伸び
に対応してギヤツプ巻き状となり、ノイズ防止用
導線5は絶縁体3の伸びに対応してギヤツプ巻き
状となる。
なお、導線2は要求される電気容量に応じてそ
の断面積又は素線数を増減することができる。ま
た、線心7は外径寸法は1mm以下とされるが、試
作では0.3mmの極細のものを製造することができ
た。
の断面積又は素線数を増減することができる。ま
た、線心7は外径寸法は1mm以下とされるが、試
作では0.3mmの極細のものを製造することができ
た。
そして、複数本(図例では、2本)の線心7,
7を並列状に配設して、該線心7,7にノイズ防
止用導線5をコイル状に巻設し、さらに、伸縮変
形自在な弾性材からなる外装6にて該ノイズ防止
用導線5の外部を被覆して、伸縮電線4を構成す
る。なお、外装6は、芯部材1及び絶縁体3と同
材質の復元性ポリマーからなる。また、外部導線
5は導線2同様薄肉帯状に圧延した帯状箔が用い
られている。
7を並列状に配設して、該線心7,7にノイズ防
止用導線5をコイル状に巻設し、さらに、伸縮変
形自在な弾性材からなる外装6にて該ノイズ防止
用導線5の外部を被覆して、伸縮電線4を構成す
る。なお、外装6は、芯部材1及び絶縁体3と同
材質の復元性ポリマーからなる。また、外部導線
5は導線2同様薄肉帯状に圧延した帯状箔が用い
られている。
なお、導線2,5は帯状に圧延しない横断面円
形のものでもよいが、帯状とすることにより電気
容量を低下させずに伸縮電線4の外径を小さくで
きる。また、線心7の数は勿論2本以上とするも
自由である。
形のものでもよいが、帯状とすることにより電気
容量を低下させずに伸縮電線4の外径を小さくで
きる。また、線心7の数は勿論2本以上とするも
自由である。
本考案は上述の如く構成されているので、次に
記載する効果を奏する。
記載する効果を奏する。
多心構造でありながら、各線心7…はその外径
寸法が1mm以下であるので、全体の外径寸法を極
めて小とすることができ、しかも、全体が直線状
のまま伸縮すると共に、伸縮中において導線2の
断面積は一定であり、導線2の電気抵抗、電気容
量が変化しない。従つて、「細い伸縮性のあるケ
ーブルをロボツトの神経として使いたい」という
業界の長年の夢が実現し、また、ノイズ防止用導
線5にてノイズ発生が防止されるので、ロボツト
等にこの電線を使用した場合、揺動アームが誤動
作することがない。さらに、アームが回転、往
復、ねじれ運動を行なう場合においても、外装6
内の各線心7…が一体状に回転、往復、ねじれ運
動を行ない、各線心7…が相互にもつれて、元の
状態に戻らなくなることもなく、アームの種々の
動きに十分対応することができ、しかも、伸縮疲
労度(復元力減衰率)、及び耐老化性が良好であ
り、低コストで製造できる利点もある。
寸法が1mm以下であるので、全体の外径寸法を極
めて小とすることができ、しかも、全体が直線状
のまま伸縮すると共に、伸縮中において導線2の
断面積は一定であり、導線2の電気抵抗、電気容
量が変化しない。従つて、「細い伸縮性のあるケ
ーブルをロボツトの神経として使いたい」という
業界の長年の夢が実現し、また、ノイズ防止用導
線5にてノイズ発生が防止されるので、ロボツト
等にこの電線を使用した場合、揺動アームが誤動
作することがない。さらに、アームが回転、往
復、ねじれ運動を行なう場合においても、外装6
内の各線心7…が一体状に回転、往復、ねじれ運
動を行ない、各線心7…が相互にもつれて、元の
状態に戻らなくなることもなく、アームの種々の
動きに十分対応することができ、しかも、伸縮疲
労度(復元力減衰率)、及び耐老化性が良好であ
り、低コストで製造できる利点もある。
第1図は本考案の一実施例を示す要部斜視断面
図、第2図は横断面図である。第3図は従来例を
示す側面図、第4図はその使用状態の斜視図であ
る。 1……芯部材、2……導線、3……絶縁体、5
……ノイズ防止用導線、6……外装、7……線
心。
図、第2図は横断面図である。第3図は従来例を
示す側面図、第4図はその使用状態の斜視図であ
る。 1……芯部材、2……導線、3……絶縁体、5
……ノイズ防止用導線、6……外装、7……線
心。
Claims (1)
- 伸縮変形自在な復元性ポリマーからなる線状の
芯部材1に導線2をコイル状に巻設すると共に、
伸縮変形自在な復元性ポリマーからなる絶縁体3
にて該導線2の外部を被覆して、外径寸法が1mm
以下である線心7を形成し、かつ、複数本の該線
心7…を密接状に平行に配設すると共に、複数本
の該線心7…にノイズ防止用導線5をコイル状に
巻設し、さらに、伸縮変形自在な復元性ポリマー
からなる外装6にて該ノイズ防止用導線5の外部
を被覆したことを特徴とする伸縮電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11188684U JPS6126220U (ja) | 1984-07-24 | 1984-07-24 | 伸縮電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11188684U JPS6126220U (ja) | 1984-07-24 | 1984-07-24 | 伸縮電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6126220U JPS6126220U (ja) | 1986-02-17 |
JPH0412569Y2 true JPH0412569Y2 (ja) | 1992-03-26 |
Family
ID=30670958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11188684U Granted JPS6126220U (ja) | 1984-07-24 | 1984-07-24 | 伸縮電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6126220U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014233762A (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-15 | 旭化成せんい株式会社 | 伸縮性伝送路付機器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57154019U (ja) * | 1981-03-24 | 1982-09-28 |
-
1984
- 1984-07-24 JP JP11188684U patent/JPS6126220U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6126220U (ja) | 1986-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4683349A (en) | Elastic electric cable | |
CN110491555A (zh) | 一种新型伸缩电线及其制造方法 | |
JP4821983B2 (ja) | 電気ケーブル | |
JPH0412569Y2 (ja) | ||
JP2007299558A (ja) | 電気ケーブル | |
JPH05298937A (ja) | エレベータ用ケーブル | |
JP3585465B2 (ja) | 伸縮性コード | |
JPH07245023A (ja) | 多条ケーブル | |
JPS61163513A (ja) | 通信ケ−ブル | |
WO1999052116A1 (fr) | Cable coaxial, cable multiconducteur, et composants electroniques utilisant ceux-ci | |
JPH0526648Y2 (ja) | ||
KR100751806B1 (ko) | 신축성을 구비한 전선 케이블 | |
CN222619430U (zh) | 高柔性多芯pvc绝缘护套电线 | |
JPS61131305A (ja) | 伸縮電線 | |
CN213303674U (zh) | 一种高柔性机器人用盘键电缆 | |
JP3268857B2 (ja) | 高圧フラットケーブル | |
CN104200885B (zh) | 一种抗挤压抗弯折复合控制电缆 | |
JPH03650Y2 (ja) | ||
JPH0342571Y2 (ja) | ||
CN217444130U (zh) | 一种高抗扭抗干扰机器人电缆 | |
CN218647665U (zh) | 一种用于充电桩的超柔弹性电缆 | |
JP7180716B2 (ja) | 多心ケーブル | |
CN218768786U (zh) | 线缆及阵列单元 | |
JPS5940408A (ja) | コネクタ付自立型ケ−ブル | |
CN210429345U (zh) | 一种电力设备用耐折弯电缆 |