JPH04124128U - 義足重心調整装置 - Google Patents
義足重心調整装置Info
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- JPH04124128U JPH04124128U JP3619991U JP3619991U JPH04124128U JP H04124128 U JPH04124128 U JP H04124128U JP 3619991 U JP3619991 U JP 3619991U JP 3619991 U JP3619991 U JP 3619991U JP H04124128 U JPH04124128 U JP H04124128U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この考案の目的は、その前後左右のバランス
を同時に配慮して、重心位置を周囲何れの方位にも傾斜
調整できると共に、重心位置の水平向き移動調整もでき
る義足重心調整装置を提供することである。 【構成】 下肢切除部に接続される接合部1と、その下
端に義足部を接続した支持部30との間に、弧状窪み3
01およびその弧状窪み301に嵌合する回動支承盤3
2等を含む球面継手を介設して、接合部1と支持部30
が任意の相対方向へ傾斜した状態に、複数のねじ40お
よび41で固定保持させると共に、接合部1を球面継手
に対しほぼ水平面若しくは一平面上に沿って、複数のね
じ40および41により押動可能かつ任意移動位置で固
定保持されるようにする。
を同時に配慮して、重心位置を周囲何れの方位にも傾斜
調整できると共に、重心位置の水平向き移動調整もでき
る義足重心調整装置を提供することである。 【構成】 下肢切除部に接続される接合部1と、その下
端に義足部を接続した支持部30との間に、弧状窪み3
01およびその弧状窪み301に嵌合する回動支承盤3
2等を含む球面継手を介設して、接合部1と支持部30
が任意の相対方向へ傾斜した状態に、複数のねじ40お
よび41で固定保持させると共に、接合部1を球面継手
に対しほぼ水平面若しくは一平面上に沿って、複数のね
じ40および41により押動可能かつ任意移動位置で固
定保持されるようにする。
Description
【0001】
この考案は義足重心調整装置に関し、特に、義足を装着した後、人体の重量お
よび体型の差異による重心位置の違いを適当な位置に調整して、義足の使用者が
快適に自然に振舞えるようにした、義足重心調整装置に関する。
【0002】
一般に、義足は切断した下肢部位の差異によって設計も違い、たとえば、切除
された部位が太腿以下である場合、使用される義足は膝関節を含む。また、切断
された部位が膝関節以下である場合、使用される義肢はわずかにふくらはぎと踝
を含む。だが、使用者が如何なる種類の義足を使用する場合でも、義足は原則と
して義足自体を人体から取り外せる状態で、人体の部分もしくは全部の重量を支
え、かつ、使用者が歩行できる機能を課せられる。すなわち、義足自体は必ず人
体の重量を支承し、かつ、歩行動作に適するものでなければならない。そのため
、義足は、設計上において、曲折自在の関節部を必ず備えるとともに、その義足
を人体に装着した後、使用者の体重および体型などの差異による重心位置の違い
を適当な位置に調整できる、重心調整装置を備えなければならない。
【0003】
本願考案者は、1985年および1986年に義足重心調整装置に関する考案
をそれぞれ台湾の中央標準局(特許局)に出願し、それぞれ、第36463号専
利(特許)および第32835号専利(特許)として、専利(特許)権を受領し
た。
【0004】
図10は台湾国第32835号専利(特許)の義足重心調整装置の分解斜視
図であり、図11はその使用状態を示す図解図である。この義足重心調整装置は
、支持部Aと接合部Bとを含む。支持部Aには凸状の球面状端面a1が形成され
、接合部Bには凹状の球面状端面b1が形成される。さらに、球面状端面a1に
は複数の凸起条紋a2が形成され、球面状端面b1には、複数の凸起条紋a2に
嵌合する複数の凹部条紋b2が形成される。そして、支持部Aと接合部Bとは、
凸状の球面状端面a1と凹状の球面状端面b1とが互いに嵌合され、かつ、複数
の凸起条紋a2と複数の凹部条紋b2とが、それぞれ、嵌合される。
図10および図11に示す義足重心調整装置では、支持部Aを支点として、接
合部Bが支持部Aに対し360度の任意の方向にその向きを調整することができ
る。
【0005】
図12は、台湾国第36463号専利(特許)の義足重心調整装置の図解図で
ある。この義足重心調整装置も台湾国第32835号専利(特許)の義足重心調
整装置と同様に、支持部A′と接合部B′とを含む。また、支持部A′には凸状
の球面状端面a1′が形成され、接合部B′には凹状の球面状端面b1′が形成
される。そして、支持部A′の凸状の球面状端面a1′と接合部B′の凹状の球
面状端面b1′とが互いに嵌合され、さらに、球面状端面a1′と球面状端面b
1′とは、支持部A′の中心部のボルトCによって固着される。
【0006】
図12に示す義足重心調整装置でも、接合部B′は、支持部A′を支点として
、支持部A′の中心の周りを360度の任意の方向に傾斜するように調整するこ
とができる。
【0007】
しかしながら、図10,図11および図12に示す義足重心調整装置では、実
際において、その調整できる範囲は、わずか、義足の前後および左右向きの傾斜
度の調整だけであり、すなわち、その調整範囲は義足自体が周囲に向かってある
程度傾斜できる範囲だけに限られ、厳格に言うと、重心の前後または左右の移動
調整ができるだけにとどまり、前後左右のバランスを同時に配慮した調整ができ
ない。
【0008】
そのため、図10,図11および図12に示す義足重心調整装置では、義足装
着者にとって、全身のバランスと義肢が受ける力に影響する問題が生じ、言い換
えると、重心の調整を確実・適切に行なっていない。
したがって、重心の調整を確実・適切に行なっていない義足を装着した場合、
使用者は、その残肢が全身から来る体重に違和感を生じて悩まされるほか、歩行
の際にもこの不適な感じにつきまとわれてぎくしゃくな姿勢を余儀無く強いられ
る。
【0009】
そゆえに、この考案の主たる目的は、前後左右のバランスを同時に配慮して、
重心位置を任意の方向に傾斜調整することができるとともに、重心位置の水平向
きの移動変位も調整することができる、義足重心調整装置を提供することである
。
【0010】
この考案は、下肢切除部に接続される接合部と、その下端に義足部が接続され
る支持部との間に、球面継手を介設して、接合部と支持部とが任意の相対方向へ
傾斜した状態に複数のねじで保持されるとともに、接合部を球面継手に対しほぼ
水平面もしくは一平面上に沿って、複数のねじにより押動可能かつ任意の移動位
置で固定保持されるようにした構成でその目的を達成する。
そして、接合部には軸孔が設けられ、軸孔の周壁には、接合部の中心に向かっ
て、複数の貫挿ねじ孔が間隔を隔てて穿設され、軸孔の下端には、その外径が軸
孔の内径より小さい凸起部を備えた嵌接板を挿着して、凸起部が接合部の下端よ
り下向きに伸出するようにし、支持部に弧状窪みを設けて、弧状窪みの周壁に間
隔を隔てて複数の調整座を設置して、複数の調整座にはそれぞれ別の貫挿ねじ孔
を穿設し、かつ、凸起部には、弧状窪みに嵌合する弧面を備えた回動支承盤を嵌
合するとともに、複数の調整座に対応して弧面に複数の切欠き部を設け、複数の
切欠き部に対応する凸起部の周壁部位に案内面を設けて、貫挿ねじ孔に凸起部に
いたる埋込みボルトをそれぞれ螺合し、別の貫挿ねじ孔に凸起部の案内面にいた
る別の埋込みボルトをそれぞれ螺合し、さらに、貫挿ねじ孔、別の貫挿ねじ孔お
よび調整座を4つに形成し、かつ、調整座に設けられる別の貫挿ねじ孔は、弧状
窪みの外周壁より斜め下向きに穿設されるようにすれば一層好ましくなる。
【0011】
接合部と支持部との間に介設された球面継手は、接合部および支持部を任意の
相対方向へ調整傾斜させて複数のねじで固定保持するとともに、接合部を球面継
手に対しほぼ水平面若しくは一平面上に沿って押動調整して複数のねじで任意の
移動位置に固定保持する。
【0012】
この考案によれば、前後左右のバランスを同時に配慮して、重心位置を任意の
方向に傾斜調整することができるとともに、重心位置の水平向きの移動変位も調
整することができる、義足重心調整装置が得られる。したがって、この考案の義
足重心調整装置によって重心の調整を確実・適切に行なわれる義足を装着した場
合、使用者は、その残肢が全身から来る体重に違和感で悩まされることがなく、
ぎくしゃくした歩行を余儀無く強いられることもない。
この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行
う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0013】
図1はこの考案の一実施例を示す分解斜視図であり、図2はその断面図解図で
ある。この義足重心調整装置0は、接合部1、水平調整手段2、高低調整手段3
、および複数の固定手段4から構成される。
【0014】
接合部1は、その上端に上向きの開口部を備えた円盤体で形成される。この接
合部1には、義足胴部が接続される。この場合、義足胴部は、接合部1の上端に
嵌合される。さらに、この接合部1の下端には、義足関節あるいは義足が接続さ
れる。
【0015】
水平調整手段2は、その下端にたとえば円形の軸孔20が設けられる。この軸
孔20の周壁には、たとえば4つの貫挿ねじ孔210,211,212および2
13が設けられる。4つの貫挿ねじ孔210,211,212および213は、
軸孔20の円周方向に同じ間隔を隔てて形成される。この場合、4つの貫挿ねじ
孔210,211,212および213は、軸孔20と連通し、しかも、それら
の貫挿ねじ孔210,211,212および213の軸線は、水平面にありかつ
軸孔20の中心に向かうように形成される。4つの貫挿ねじ孔210,211,
212および213は、ねじ回し調整可能に形成される。
【0016】
また、軸孔20には、たとえば円盤状の嵌接板22が取り外し可能に取り付け
られる。この嵌接板22の中央下部には、その外径が軸孔20の内径より小さい
略円柱形の凸起部221が備えられる。凸起部221の周縁には、その軸線に互
いに平行な突条Mが形成される。
【0017】
さらに、この凸起部221には、後述する支持部30の各切欠き部に対応する
位置に、傾斜する案内面2210が形成される。
この嵌接板22は、その凸起部221が接合部1の底面より適当な長さに下向
き伸出するように、接合部1の軸孔20に挿着される。嵌接板22を軸孔20に
螺着した場合、凸起部221の周縁に刻み付けられた突条Mによって、摩擦力が
増強する。
【0018】
高低調整手段3は、たとえば略半円形状の弧状窪み301を含み、この弧状窪
み301は、義足膝関節部または義足本体を支持する支持部30の上面に形成さ
れる。すなわち、支持部30は、たとえば略矩形板状の支持基台30aを含み、
この支持基台30aの上面には、その内側に、たとえば略半円形状の弧状窪み3
01が設けられる。
この弧状窪み301の内周壁には、その周方向に同じ間隔を隔てて、たとえば
4つの調整座31が設置される。これらの4つの調整座31には、それぞれ、別
の貫挿ねじ孔310が設けられる。これらの別の貫挿ねじ孔310は、各調整座
31の外周背面より斜め下向きに向かって穿設される。
【0019】
また、高低調整手段3は、たとえば略円盤状の回動支承盤32を含み、この回
動支承盤32は、嵌接板22の凸起部221に回動自在に嵌合される。回動支承
盤32には、支持部30の弧状窪み301に嵌着接合する半円状弧面321が設
けられる。さらに、この回動支承盤32には、調整座31に対応する部位に、4
つの切欠き部3210,3211,3212および3213が備えられる。
一方、嵌接板22の凸起部221には、4つの切欠き部3210,3211,
3212および3213に対応する各部位に、貫挿ねじ孔310の軸線方向と逆
向きの方向に傾斜する、4つの案内面2210が形成される。
【0020】
この高低調整手段3では、回動支承盤32の半円状弧面321と支持部30の
半円形状の弧状窪み301とが嵌合される。すなわち、この高低調整手段3では
、半円状弧面321と半円形状の弧状窪み301とが、図3に示すように、互い
に密接に嵌着する状態に構成される。そのため、支持部30は、回動支承盤32
の旋転回動に対して確実なより所を提供し、かつ、回動支承盤32を安全に保持
支承する機能を有する。
【0021】
複数の固定手段4は、4つの埋込みボルト40および別の4つの埋込みボルト
41を含む。4つの埋込みボルト40は、接合部1の貫挿ねじ孔210,211
,212および213に、それぞれ、ねじ込まれ、嵌接板22の凸起部221を
押圧するように螺合される。さらに、別の4つの埋込みボルト41は、調整座3
1の外側より斜め下向きの方向に設けられた別の貫挿ねじ孔310に、ねじ込ま
れ、凸起部221の案内面2210を押圧するように螺合される。
【0022】
この考案の義足重心調整装置0を実際に、たとえば図4および図5に示すよう
に、義足膝関節部Tの上方及び下方に使用する場合、その支持部30を長めのボ
ルトによって膝関節部の座体50に定着させればよい。
本願考案の義足重心調整装置0では、図2,図4および図5に示すように、埋
込みボルト40のねじ込み深度の差異から、接合部1を水平方向に移動可能に調
整することができる。しかも、埋込みボルト41のねじ込み深度の差異から、接
合部1の傾斜向きを任意の方向に調整することができる。すなわち、接合部1の
貫挿ねじ孔210,211,212および213に、埋込みボルト40を螺合し
、そのねじ込み長さを調整することによって、接合部1の水平向きの移動変位を
調整することができる。さらに、支持部30の調整座31の別の貫挿ねじ孔31
0に、別の埋込みボルト41を螺合し、そのねじ込み長さを調整することによっ
て、接合部1の傾斜向きを適宜に調整することができる。
【0023】
この場合、4つの埋込みボルト40で接合部1の凸起部221の周縁に刻み付
けられた突条M部位を押圧することにより、接合部1と嵌接板22とを水平向き
の所望の位置に固定した後、別の4つの埋込みボルト41で接合部1の凸起部2
21の案内面2210を押圧することにより、支持部30に対する接合部1およ
び嵌接板22の傾斜が、所望する向きおよび角度に調整することができる。逆に
、別の4つの埋込みボルト41で凸起部221の案内面2210を押圧すること
により、支持部30に対する接合部1の傾斜を所望する向きおよび角度に固定し
た後、4つの埋込みボルト40で凸起部221の周縁に刻み付けられた突条M部
位を押圧することにより、接合部1と嵌接板22とを水平向きの所望の移動位置
に調整することができる。
【0024】
したがって、本願考案の義足重心調整装置0では、人体の重量および体型の差
異による重心位置の違いを適当な位置に調整して、義足の使用者が快適に自然に
ふるまうことができる。
【0025】
図6はこの考案の他の実施例を示す分解斜視図である。
図6に示す義足重心調整装置は、義足関節部の下方に使用した一例であり、こ
の実施例では、図1および図2に示す義足重心調整装置0の支持部30が関節と
固接されるのに比べて、図6に示す実施例の支持部30′は、義足本体Sの脚筒
と嵌接される。そのため、図1および図2に示す実施例と比べて、支持部30の
支持基台30aが形成されていない。
【0026】
図6に示す義足重心調整装置では、図1および図2に示す義足重心調整装置0
と同様に、支持部30′に半円形状の弧状窪み301′が設けられる。この弧状
窪み301′と回動支承盤32の半円状弧面321とは嵌合される。この支持部
30′もまた、回動支承盤32の旋転回動に対して確実なより所を提供し、かつ
、回動支承盤32を安全に保持支承する機能を有する。この義足重心調整装置も
、図1および図2に示す義足重心調整装置0と同様に、人体の重量および体型の
差異による重心位置の違いを適当な位置に調整して、義足の使用者が快適に自然
にふるまうことができる(図7および図8参照)。
【0027】
図9はこの考案のさらに他の実施例を示す図解図である。
図7に示す義足調整装置は、螺の残肢者に使用した一例であり、この実施例では
、特に、接合部1に代えて、半円弧形の支持部30″が半円弧面の回動スリーブ
体32″に嵌合設置される。さらに、嵌接板22に代えて、その凸起部221″
が支持部30″にボルトPで螺着される。この支持部30″と回動スリーブ体3
2″との嵌着状態から、踵が回動スリーブ体32″を中心にして、回動自在に変
位する。
【図1】この考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す義足重心調整装置の断面図解図であ
る。
る。
【図3】図1に示す義足重心調整装置の接合部と回動支
承盤の組合わせ部分を示す図解図である。
承盤の組合わせ部分を示す図解図である。
【図4】図1に示す義足重心調整装置を関節部に使用し
た状態を示す図解図である。
た状態を示す図解図である。
【図5】図1に示す義足重心調整装置の使用状態を示
し、その接合部が傾斜した状態を示す図解図である。
し、その接合部が傾斜した状態を示す図解図である。
【図6】この考案の他の実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図7】図6に示す義足重心調整装置を関節部以下に使
用した状態を示す図解図である。
用した状態を示す図解図である。
【図8】図6に示す義足重心調整装置の使用状態を示
し、その接合部が傾斜した状態を示す図解図である。
し、その接合部が傾斜した状態を示す図解図である。
【図9】この考案のさらに他の実施例を示す図解図であ
る。
る。
【図10】この考案の背景となる従来の義足重心調整装
置の一例を示す分解斜視図である。
置の一例を示す分解斜視図である。
【図11】図10に示す義足重心調整装置の使用状態を
示す図解図である。
示す図解図である。
【図12】この考案の背景となる従来の義足重心調整装
置の他の例を示す図解図である。
置の他の例を示す図解図である。
0 義足重心調整装置
1 接合部
20 軸孔
210,211,212,213 貫挿ねじ孔
22 嵌接板
221 凸起部
2210 案内面
30 支持部
301 半円弧状窪み
31 調整座
310 別の貫挿ねじ孔
321 半円状弧面
3210,3211,3212,3213 切欠き部
40 埋込みボルト
41 別の埋込みボルト
Claims (4)
- 【請求項1】 下肢切除部に接続される接合部と、その
下端に義足部が接続される支持部との間に、球面継手を
介設して、前記接合部と前記支持部とが任意の相対方向
へ傾斜した状態に複数のねじで保持されるとともに、前
記接合部を球面継手に対しほぼ水平面もしくは一平面上
に沿って、複数の前記ねじにより押動可能かつ任意の移
動位置で固定保持されるようにしてなる義足重心調整装
置。 - 【請求項2】 前記接合部には軸孔が設けられ、前記軸
孔の周壁には、前記接合部の中心に向かって、複数の貫
挿ねじ孔が間隔を隔てて穿設され、前記軸孔の下端に
は、その外径が前記軸孔の内径より小さい凸起部を備え
た嵌接板を挿着して、前記凸起部が前記接合部の下端よ
り下向きに伸出するようにし、前記支持部に弧状窪みを
設けて、前記弧状窪みの周壁に間隔を隔てて複数の調整
座を設置して、複数の前記調整座にはそれぞれ別の貫挿
ねじ孔を穿設し、かつ、前記凸起部には、前記弧状窪み
に嵌合する弧面を備えた回動支承盤を嵌合するととも
に、複数の前記調整座に対応して前記弧面に複数の切欠
き部を設け、複数の前記切欠き部に対応する前記凸起部
の周壁部位に案内面を設けて、前記貫挿ねじ孔に前記凸
起部にいたる埋込みボルトをそれぞれ螺合し、前記別の
貫挿ねじ孔に前記凸起部の前記案内面にいたる別の埋込
みボルトをそれぞれ螺合してなる、請求項1記載の義足
重心調整装置。 - 【請求項3】 前記貫挿ねじ孔、前記別の貫挿ねじ孔、
および前記調整座を4つに形成してなる請求項2記載の
義足重心調整装置。 - 【請求項4】 前記調整座に設けられる前記別の貫挿ね
じ孔は、前記弧状窪みの外周壁より斜め下向きに穿設し
てなる、請求項2または請求項3記載の義足重心調整装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3619991U JPH04124128U (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 義足重心調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3619991U JPH04124128U (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 義足重心調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04124128U true JPH04124128U (ja) | 1992-11-11 |
Family
ID=31918195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3619991U Pending JPH04124128U (ja) | 1991-04-19 | 1991-04-19 | 義足重心調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04124128U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014021202A1 (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-06 | Konishi Yukio | 義足における上側義足部と下側義足部との連結構造 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0118822B2 (ja) * | 1982-02-24 | 1989-04-07 | Sintokogio Ltd |
-
1991
- 1991-04-19 JP JP3619991U patent/JPH04124128U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0118822B2 (ja) * | 1982-02-24 | 1989-04-07 | Sintokogio Ltd |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014021202A1 (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-06 | Konishi Yukio | 義足における上側義足部と下側義足部との連結構造 |
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