JPS6344371B2 - - Google Patents
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- JPS6344371B2 JPS6344371B2 JP58067883A JP6788383A JPS6344371B2 JP S6344371 B2 JPS6344371 B2 JP S6344371B2 JP 58067883 A JP58067883 A JP 58067883A JP 6788383 A JP6788383 A JP 6788383A JP S6344371 B2 JPS6344371 B2 JP S6344371B2
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- Japan
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- joint member
- joint
- fixed
- prosthetic leg
- rotation
- Prior art date
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Links
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- 210000004394 hip joint Anatomy 0.000 claims abstract description 49
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims abstract description 12
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000036316 preload Effects 0.000 claims description 7
- 230000006870 function Effects 0.000 description 4
- 210000001624 hip Anatomy 0.000 description 3
- 241001653121 Glenoides Species 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
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- 230000035807 sensation Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F2/00—Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
- A61F2/50—Prostheses not implantable in the body
- A61F2/60—Artificial legs or feet or parts thereof
- A61F2/605—Hip joints
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Transplantation (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Vascular Medicine (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Prostheses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は義足用股関節装置に関する。
(従来の技術)
略水平に延出した側辺部と側辺部から鈍い角度
で斜め上方に延出した起立部とを有しており身体
固定部材に固定される固定山形材と、固定山形材
に固定された第1の関節部材と、義足の上端部が
固定され第1の関節部材に回り継手を介して回動
自在に連結された第2の関節部材と、第1の関節
部材に対する第2の関節部材の上記回動の範囲を
人体が起立した時における義足の上端部の略直立
状態に対応した第1の位置と人体が着座した時に
おける義足の上端部の斜め上方傾斜状態に対応し
た第2の位置との間に制限するストツプと、第1
の関節部材と第2の関節部材とに連結され第1の
関節部材に対する第2の関節部材の第1の位置か
ら第2の位置への回動及びこの逆方向の回動に対
して弾性反力を負荷する弾性反力手段と、を備え
た義足用股関節装置は既に広く知られている。
で斜め上方に延出した起立部とを有しており身体
固定部材に固定される固定山形材と、固定山形材
に固定された第1の関節部材と、義足の上端部が
固定され第1の関節部材に回り継手を介して回動
自在に連結された第2の関節部材と、第1の関節
部材に対する第2の関節部材の上記回動の範囲を
人体が起立した時における義足の上端部の略直立
状態に対応した第1の位置と人体が着座した時に
おける義足の上端部の斜め上方傾斜状態に対応し
た第2の位置との間に制限するストツプと、第1
の関節部材と第2の関節部材とに連結され第1の
関節部材に対する第2の関節部材の第1の位置か
ら第2の位置への回動及びこの逆方向の回動に対
して弾性反力を負荷する弾性反力手段と、を備え
た義足用股関節装置は既に広く知られている。
上述した従来の義足用股関節装置において弾性
反力手段は、上端部が第2の関節部材に固定され
ている義足を人体が起立した時における義足の上
端部の略直立状態または人体が着座した時におけ
る義足の上端部の斜め上方傾斜状態のいずれかに
確実に保ち、かつ義足の上端部(即ち、大腿部)
がなるべく自然に運動出来るようにすることを任
務としている。
反力手段は、上端部が第2の関節部材に固定され
ている義足を人体が起立した時における義足の上
端部の略直立状態または人体が着座した時におけ
る義足の上端部の斜め上方傾斜状態のいずれかに
確実に保ち、かつ義足の上端部(即ち、大腿部)
がなるべく自然に運動出来るようにすることを任
務としている。
上述した従来の義足用股関節装置においてはま
た、第1の関節部材が固定山形材の略水平に延出
した側辺部に固定されており、弾性反力手段が第
1の関節部材と第2の関節部材との間、または第
2の関節部材と義足との間に張り渡された弾性ベ
ルトで構成されている。
た、第1の関節部材が固定山形材の略水平に延出
した側辺部に固定されており、弾性反力手段が第
1の関節部材と第2の関節部材との間、または第
2の関節部材と義足との間に張り渡された弾性ベ
ルトで構成されている。
第1の関節部材と第2の関節部材との間に回動
限定ロツクピンを備えた義足用股関節装置もまた
広く知られている。回動限定ロツクピンは人体が
起立した時における義足の上端部の略直立状態に
おいてロツクされ、第1の関節部材に対しての義
足の上端部が固定されている第2の関節部材の回
動を義足着用者の歩行を容易にする為に第1の位
置の近傍でのほんの僅かの範囲で許容するだけで
ある。この回動限定ロツクピンは義足着用者が着
座しようとする時にロツクが解除され、第1の関
節部材に対しての第2の関節部材の第1の位置か
ら第2の位置への回動を許容する。回動限定ロツ
クピンは義足着用者の起立時及び歩行時における
安定感を増大させている。
限定ロツクピンを備えた義足用股関節装置もまた
広く知られている。回動限定ロツクピンは人体が
起立した時における義足の上端部の略直立状態に
おいてロツクされ、第1の関節部材に対しての義
足の上端部が固定されている第2の関節部材の回
動を義足着用者の歩行を容易にする為に第1の位
置の近傍でのほんの僅かの範囲で許容するだけで
ある。この回動限定ロツクピンは義足着用者が着
座しようとする時にロツクが解除され、第1の関
節部材に対しての第2の関節部材の第1の位置か
ら第2の位置への回動を許容する。回動限定ロツ
クピンは義足着用者の起立時及び歩行時における
安定感を増大させている。
(発明が解決しようとする課題)
上述した如く構成されている従来の義足用股関
節装置においては、弾性ベルトで構成されている
弾性反力手段が義足用股関節装置の外見を不格好
に拡大している。また義足着用者が着座した時に
は、固定山形材に側辺部において固定されている
ことにより側辺部から延出された仮想の延出線の
下方に突出している第1の関節部材が座面に対し
て小さな当接面積で当接するので、義足着用者が
快適な着座感を得ることが出来ない。
節装置においては、弾性ベルトで構成されている
弾性反力手段が義足用股関節装置の外見を不格好
に拡大している。また義足着用者が着座した時に
は、固定山形材に側辺部において固定されている
ことにより側辺部から延出された仮想の延出線の
下方に突出している第1の関節部材が座面に対し
て小さな当接面積で当接するので、義足着用者が
快適な着座感を得ることが出来ない。
また、義足着用者が着座しようとする度毎に回
動限定ロツクピンの解除を必要としている従来の
義足用股関節装置においては、回動限定ロツクピ
ンのロツク解除操作や再ロツクの為の操作がわず
らわしい。
動限定ロツクピンの解除を必要としている従来の
義足用股関節装置においては、回動限定ロツクピ
ンのロツク解除操作や再ロツクの為の操作がわず
らわしい。
(課題を解決する為の手段)
この発明は上記事情の下でなされ、この発明の
第1の目的は、義足着用者が快適な着座感を得る
ことが出来、しかも外見はスマートであり、また
義足着用者が何等の操作を行なうことなく起立状
態から着座状態へ、またこの逆の状態へと滑らか
に移行することが出来る義足用股関節装置を提供
することである。
第1の目的は、義足着用者が快適な着座感を得る
ことが出来、しかも外見はスマートであり、また
義足着用者が何等の操作を行なうことなく起立状
態から着座状態へ、またこの逆の状態へと滑らか
に移行することが出来る義足用股関節装置を提供
することである。
上述した如きこの発明の第1の目的は:略水平
に延出した側辺部と側辺部から鈍い角度で斜め上
方に延出した起立部とを有しており、身体固定部
材に固定される固定山形材と;固定山形材の起立
部に固定された第1の関節部材と;義足の上端部
が固定され、第1の関節部材に支持された回動中
心軸を介して回動自在に連結された第2の関節部
材と;第1の関節部材及び第2の関節部材の夫々
に設けられて相互に協働し、第1の関節部材に対
する第2の関節部材の上記回動の範囲を人体が起
立した時における義足の上端部の略直立状態に対
応した第1の位置と人体が着座した時における義
足の上端部の斜め上方傾斜状態に対応した第2の
位置との間に制限するストツプ表面と;付勢手段
を有しており、第1の関節部材と第2の関節部材
とに連結され、第1の関節部材に対する第2の関
節部材の上記回動が上記第1の位置から略水平状
態に至るまでの間は付勢手段の付勢力により第2
の関節部材を上記第1の位置に向かつて付勢し、
第1の関節部材に対する第2の関節部材の上記回
動が略水平状態から上記第2の位置に至るまでの
間は付勢手段の付勢力により第2の関節部材を上
記第2の位置に向かつて付勢する弾性トグル手段
と;を備えており;第1の関節部材は固定山形材
の起立部に固定された時、固定山形材の側辺部か
ら延長された仮想の延長線よりも下方に突出せ
ず;回動中心軸は上記仮想の延長線よりも上方に
位置しており;第2の関節部材もまた上記第2の
位置に配置された時には上記仮想の延長線よりも
下方に突出せず;弾性トグル手段もまた第2の関
節部材が上記第2の位置に配置された時には上記
仮想の延長線よりも下方に突出しない;ことを特
徴とする義足用股関節装置によつて達成すること
が出来る。
に延出した側辺部と側辺部から鈍い角度で斜め上
方に延出した起立部とを有しており、身体固定部
材に固定される固定山形材と;固定山形材の起立
部に固定された第1の関節部材と;義足の上端部
が固定され、第1の関節部材に支持された回動中
心軸を介して回動自在に連結された第2の関節部
材と;第1の関節部材及び第2の関節部材の夫々
に設けられて相互に協働し、第1の関節部材に対
する第2の関節部材の上記回動の範囲を人体が起
立した時における義足の上端部の略直立状態に対
応した第1の位置と人体が着座した時における義
足の上端部の斜め上方傾斜状態に対応した第2の
位置との間に制限するストツプ表面と;付勢手段
を有しており、第1の関節部材と第2の関節部材
とに連結され、第1の関節部材に対する第2の関
節部材の上記回動が上記第1の位置から略水平状
態に至るまでの間は付勢手段の付勢力により第2
の関節部材を上記第1の位置に向かつて付勢し、
第1の関節部材に対する第2の関節部材の上記回
動が略水平状態から上記第2の位置に至るまでの
間は付勢手段の付勢力により第2の関節部材を上
記第2の位置に向かつて付勢する弾性トグル手段
と;を備えており;第1の関節部材は固定山形材
の起立部に固定された時、固定山形材の側辺部か
ら延長された仮想の延長線よりも下方に突出せ
ず;回動中心軸は上記仮想の延長線よりも上方に
位置しており;第2の関節部材もまた上記第2の
位置に配置された時には上記仮想の延長線よりも
下方に突出せず;弾性トグル手段もまた第2の関
節部材が上記第2の位置に配置された時には上記
仮想の延長線よりも下方に突出しない;ことを特
徴とする義足用股関節装置によつて達成すること
が出来る。
この発明の第2の目的は、上述した如きこの発
明の第1の目的を達成する義足用股関節装置にお
いて義足用股関節装置から延出する義足の角度を
義足着用者の左右方向において微調整することが
可能な義足用股関節装置を提供することである。
明の第1の目的を達成する義足用股関節装置にお
いて義足用股関節装置から延出する義足の角度を
義足着用者の左右方向において微調整することが
可能な義足用股関節装置を提供することである。
上述した如きこの発明の第2の目的は、上述し
たこの発明の第1の目的を達成する為に上述した
如く構成されている義足用股関節装置において、
第1の関節部材が取付け手段を介して固定山形材
の起立部に固定されており、取付け手段が第2の
関節部材の第1の位置と第2の位置との間の移動
方向と交差する方向における固定山形材の起立部
の表面に沿つての第1の関節部材の回動を選択的
に許容することによつて達成することが出来る。
たこの発明の第1の目的を達成する為に上述した
如く構成されている義足用股関節装置において、
第1の関節部材が取付け手段を介して固定山形材
の起立部に固定されており、取付け手段が第2の
関節部材の第1の位置と第2の位置との間の移動
方向と交差する方向における固定山形材の起立部
の表面に沿つての第1の関節部材の回動を選択的
に許容することによつて達成することが出来る。
この発明の第3の目的は、上述した如きこの発
明の第1の目的を達成する義足用股関節装置にお
いて義足着用者の起立時に義足用股関節装置から
延出する義足の角度を義足着用者の前後方向にお
いて微調整することが可能な義足用股関節装置を
提供することである。
明の第1の目的を達成する義足用股関節装置にお
いて義足着用者の起立時に義足用股関節装置から
延出する義足の角度を義足着用者の前後方向にお
いて微調整することが可能な義足用股関節装置を
提供することである。
上述した如きこの発明の第3の目的は、上述し
たこの発明の第1の目的を達成する為に上述した
如く構成されている義足用股関節装置において、
第2の関節部材が第1の位置に配置された時に第
1の関節部材のストツプ表面と当接する第2の関
節部材のストツプ表面の高さを変化させ、ひいて
は第1の関節部材に対して第2の関節部材の第1
の位置を相対的に移動させるストツプ表面高さ調
整手段を第2の関節部材が有していることにより
達成することが出来る。
たこの発明の第1の目的を達成する為に上述した
如く構成されている義足用股関節装置において、
第2の関節部材が第1の位置に配置された時に第
1の関節部材のストツプ表面と当接する第2の関
節部材のストツプ表面の高さを変化させ、ひいて
は第1の関節部材に対して第2の関節部材の第1
の位置を相対的に移動させるストツプ表面高さ調
整手段を第2の関節部材が有していることにより
達成することが出来る。
(発明の作用及び効果)
この発明の第1の目的を達成する為に上述した
如く構成されている義足用股関節装置において
は;第1関節部材が固定山形材の起立部に固定さ
れていて;この第1の関節部材は固定山形材の起
立部に固定された時、固定山形材の側辺部から延
長された仮想の延長線よりも下方に突出せず;ま
た第1の関節部材に対して第2の関節部材を回動
自在に連結している回動中心軸は上記仮想の延長
線よりも上方に位置しており;第2の関節部材も
また上記第2の位置に配置された時には上記仮想
の延長線よりも下方に突出せず;弾性トグル手段
もまた第2の関節部材が上記第2の位置に配置さ
れた時には上記仮想の延長線よりも下方に突出し
ない;ので、義足着用者が着座した時には、身体
固定部材の下面やこの下面と略同じ平面内におい
てこの下面に固定された固定山形材の側辺部が座
面に対して大きな当接面積で当接するので、義足
着用者が快感な着座感を得ることが出来る。
如く構成されている義足用股関節装置において
は;第1関節部材が固定山形材の起立部に固定さ
れていて;この第1の関節部材は固定山形材の起
立部に固定された時、固定山形材の側辺部から延
長された仮想の延長線よりも下方に突出せず;ま
た第1の関節部材に対して第2の関節部材を回動
自在に連結している回動中心軸は上記仮想の延長
線よりも上方に位置しており;第2の関節部材も
また上記第2の位置に配置された時には上記仮想
の延長線よりも下方に突出せず;弾性トグル手段
もまた第2の関節部材が上記第2の位置に配置さ
れた時には上記仮想の延長線よりも下方に突出し
ない;ので、義足着用者が着座した時には、身体
固定部材の下面やこの下面と略同じ平面内におい
てこの下面に固定された固定山形材の側辺部が座
面に対して大きな当接面積で当接するので、義足
着用者が快感な着座感を得ることが出来る。
また従来の弾性ベルトの代わりに使用されてい
る弾性トグル手段は、トグル機構を使用している
ので、コンパクトな構成であるにもかかわらず大
きな弾性力を第2の関節部材に負荷することが出
来る。コンパクトな構成の弾性トグル手段は義足
用股関節装置の外見をスマートにし、また弾性ト
グル手段が第2の関節部材に負荷する大きな弾性
力は前述した如き従来の回動限定ロツクピンを使
用しなくとも義足着用者の起立時及び歩行時にお
ける安定感を増大させることが出来る。回動限定
ロツクピンを使用しないことにより義足着用者が
何等の操作を行なうことなく起立状態から着座状
態へ、またこの逆の状態へと滑らかに移行するこ
とが出来る。
る弾性トグル手段は、トグル機構を使用している
ので、コンパクトな構成であるにもかかわらず大
きな弾性力を第2の関節部材に負荷することが出
来る。コンパクトな構成の弾性トグル手段は義足
用股関節装置の外見をスマートにし、また弾性ト
グル手段が第2の関節部材に負荷する大きな弾性
力は前述した如き従来の回動限定ロツクピンを使
用しなくとも義足着用者の起立時及び歩行時にお
ける安定感を増大させることが出来る。回動限定
ロツクピンを使用しないことにより義足着用者が
何等の操作を行なうことなく起立状態から着座状
態へ、またこの逆の状態へと滑らかに移行するこ
とが出来る。
この発明の第1の目的を達成する為に上述した
如く構成されている義足用股関節装置において
は、前記弾性トグル手段が、前記第2の関節部材
に固定される前記義足の上端部の長手方向に沿つ
て前記第2の関節部材から前記第1の関節部材よ
り遠ざかる方向に延出した支持軸と、支持軸の外
周面の基端側に支持軸の長手方向において摺動自
在に設けられた第1のばね受けと、支持軸の外周
面の延出端側に固定された第2のばね受けと、両
端が第1のばね受けと前記第1の関節部材とに枢
動自在に連結されたトグル軸と、を備えており、
前記弾性トグル手段の前記付勢手段が第1のばね
受けと第2のばね受けとに両端を当接させた状態
で支持軸上に巻装されている圧縮コイルばねであ
り、第1のばね受けに対するトグル軸の一端の枢
動中心は前記第1の関節部材に対する前記第2の
関節部材の前記回動が前記第1の位置から略水平
状態に至るまでの間は第1の関節部材に対するト
グル軸の他端の枢動中心よりも下方に位置してお
り、第1のばね受けに対するトグル軸の一端の枢
動中心はまた第1の関節部材に対する第2の関節
部材の上記回動が略水平状態から上記第2の位置
に至るまでの間は前記第1の関節部材に対するト
グル軸の他端の枢動中心よりも上方に位置してい
る、ことが好ましい。
如く構成されている義足用股関節装置において
は、前記弾性トグル手段が、前記第2の関節部材
に固定される前記義足の上端部の長手方向に沿つ
て前記第2の関節部材から前記第1の関節部材よ
り遠ざかる方向に延出した支持軸と、支持軸の外
周面の基端側に支持軸の長手方向において摺動自
在に設けられた第1のばね受けと、支持軸の外周
面の延出端側に固定された第2のばね受けと、両
端が第1のばね受けと前記第1の関節部材とに枢
動自在に連結されたトグル軸と、を備えており、
前記弾性トグル手段の前記付勢手段が第1のばね
受けと第2のばね受けとに両端を当接させた状態
で支持軸上に巻装されている圧縮コイルばねであ
り、第1のばね受けに対するトグル軸の一端の枢
動中心は前記第1の関節部材に対する前記第2の
関節部材の前記回動が前記第1の位置から略水平
状態に至るまでの間は第1の関節部材に対するト
グル軸の他端の枢動中心よりも下方に位置してお
り、第1のばね受けに対するトグル軸の一端の枢
動中心はまた第1の関節部材に対する第2の関節
部材の上記回動が略水平状態から上記第2の位置
に至るまでの間は前記第1の関節部材に対するト
グル軸の他端の枢動中心よりも上方に位置してい
る、ことが好ましい。
このように構成された弾性トグル手段は、支持
軸、支持軸上に設けられた第1及び第2のばね受
け、及びこれらのばね受けに両端を当接された状
態で支持軸上に巻装された圧縮コイルばねを、第
2の関節部材に上端部が固定される義足の上記上
端部に形成した内孔中に格納することが出来るの
で義足と組合わされた時の義足用股関節装置の外
見をよりコンパクトにすることが出来る。
軸、支持軸上に設けられた第1及び第2のばね受
け、及びこれらのばね受けに両端を当接された状
態で支持軸上に巻装された圧縮コイルばねを、第
2の関節部材に上端部が固定される義足の上記上
端部に形成した内孔中に格納することが出来るの
で義足と組合わされた時の義足用股関節装置の外
見をよりコンパクトにすることが出来る。
また上述した如く構成された弾性トグル手段
は、構造が簡易であり、長期間に渡つての確実な
作動を保障する。
は、構造が簡易であり、長期間に渡つての確実な
作動を保障する。
上述した如く構成された弾性トグル手段におい
て、前記付勢手段には予圧が負荷されていて、前
記第2のばね受けを前記支持軸の外周面の延出端
側に螺合させ、前記第2のばね受けを前記支持軸
の外周面の延出端側で一方または他方に回転させ
ることにより前記付勢手段に負荷されている予圧
の大きさを変化させることが出来るのは好まし
い。
て、前記付勢手段には予圧が負荷されていて、前
記第2のばね受けを前記支持軸の外周面の延出端
側に螺合させ、前記第2のばね受けを前記支持軸
の外周面の延出端側で一方または他方に回転させ
ることにより前記付勢手段に負荷されている予圧
の大きさを変化させることが出来るのは好まし
い。
このような予圧変化機構は構造が簡易であつて
コンパクトであり、しかも義足装着者の好み応じ
て弾性トグル手段の付勢手段に負荷されている予
圧を簡単な操作で調整することが出来る。
コンパクトであり、しかも義足装着者の好み応じ
て弾性トグル手段の付勢手段に負荷されている予
圧を簡単な操作で調整することが出来る。
弾性反力手段が弾性ベルトによつて構成されて
いた前述の従来例においては、義足装着者の好み
応じて弾性反力手段の発生する弾性反力の大きさ
を調整する為には弾性ベルトを弾性力が異なつて
いる別の弾性ベルトに取り替えなければならなか
つたので、上記弾性反力調整操作が煩雑であり、
弾性反力の調整をより細かくする為には多種類の
弾性ベルトを準備しておかねばならないという欠
点がある。
いた前述の従来例においては、義足装着者の好み
応じて弾性反力手段の発生する弾性反力の大きさ
を調整する為には弾性ベルトを弾性力が異なつて
いる別の弾性ベルトに取り替えなければならなか
つたので、上記弾性反力調整操作が煩雑であり、
弾性反力の調整をより細かくする為には多種類の
弾性ベルトを準備しておかねばならないという欠
点がある。
この発明の第2の目的を達成する為に前述した
如く構成されていた義足用股関節装置において
は、前記取付け手段が、前記第1の関節部材また
は前記起立部のいずれか一方に上下方向に相互に
離間して形成された2個の穴と、上記いずれか一
方から上記2個の穴中に挿通され前記第1の関節
部材または前記起立部のいずれか他方に螺合され
る2本の固定ねじと、を有しており、上記2個の
穴中のいずれか一方が他方の穴を中心とした円弧
の一部の形状をしており、円弧の一部の形状をし
た上記いずれか一方の穴に挿通された固定ねじを
緩めることにより前記第1の関節部材を上記いず
れか他方の穴に挿通された固定ねじを回転中心に
して前記固定山形材の前記起立部上で上記いずれ
か一方の穴の範囲内において回動させることがで
きる、ことが好ましい。
如く構成されていた義足用股関節装置において
は、前記取付け手段が、前記第1の関節部材また
は前記起立部のいずれか一方に上下方向に相互に
離間して形成された2個の穴と、上記いずれか一
方から上記2個の穴中に挿通され前記第1の関節
部材または前記起立部のいずれか他方に螺合され
る2本の固定ねじと、を有しており、上記2個の
穴中のいずれか一方が他方の穴を中心とした円弧
の一部の形状をしており、円弧の一部の形状をし
た上記いずれか一方の穴に挿通された固定ねじを
緩めることにより前記第1の関節部材を上記いず
れか他方の穴に挿通された固定ねじを回転中心に
して前記固定山形材の前記起立部上で上記いずれ
か一方の穴の範囲内において回動させることがで
きる、ことが好ましい。
このように構成された前記取付け手段は、構造
が簡易であつてしかもコンパクトであり、前記固
定山形材の前記起立部上における前記第1の関節
部材の回動調整も容易に行なうことが出来る。
が簡易であつてしかもコンパクトであり、前記固
定山形材の前記起立部上における前記第1の関節
部材の回動調整も容易に行なうことが出来る。
この発明の第3の目的を達成する為に前述した
如く構成されていた義足用股関節装置において
は、前記ストツプ表面高さ調整手段が、前記第2
の関節部材の上端面に開口した内孔中に配置され
夫々の傾斜面を相互に当接させたくさび形状の1
対の摺動部材と、前記第2の関節部材に対して自
身の周方向に回動自在であり自身の長手方向には
移動不可能に設けられ前記第2の関節部材の前記
第1の位置と前記第2の位置との間での移動方向
と交差する方向に延出し1対の摺動部材の内の下
方に位置する摺動部材に先端部が螺合され中間部
が1対の摺動部材の内の上方に位置する摺動部材
に形成された前記第2の関節部材のストツプ表面
の高さ方向に縦長の横断面を有した透孔中に挿通
されている案内ねじと、を有しており、上方に位
置する摺動部材の上端面が前記第2の関節部材の
前記ストツプ表面を構成している、ことが好まし
い。
如く構成されていた義足用股関節装置において
は、前記ストツプ表面高さ調整手段が、前記第2
の関節部材の上端面に開口した内孔中に配置され
夫々の傾斜面を相互に当接させたくさび形状の1
対の摺動部材と、前記第2の関節部材に対して自
身の周方向に回動自在であり自身の長手方向には
移動不可能に設けられ前記第2の関節部材の前記
第1の位置と前記第2の位置との間での移動方向
と交差する方向に延出し1対の摺動部材の内の下
方に位置する摺動部材に先端部が螺合され中間部
が1対の摺動部材の内の上方に位置する摺動部材
に形成された前記第2の関節部材のストツプ表面
の高さ方向に縦長の横断面を有した透孔中に挿通
されている案内ねじと、を有しており、上方に位
置する摺動部材の上端面が前記第2の関節部材の
前記ストツプ表面を構成している、ことが好まし
い。
このように構成されたストツプ表面高さ調整手
段は、構造が簡易であつてしかもコンパクトであ
り、またストツプ表面高さの調整作業もまた容易
に行なうことが出来る。
段は、構造が簡易であつてしかもコンパクトであ
り、またストツプ表面高さの調整作業もまた容易
に行なうことが出来る。
この発明の第1の目的、第2の目的、及び第3
の目的を達成する為に前述した如く構成されてい
た義足用股関節装置の夫々においては、前記第2
の関節部材が前記第1の位置に配置された時に前
記第1の関節部材のストツプ表面に当接する前記
第2の関節部材のストツプ表面には弾性緩衝材が
設けられていることが好ましい。
の目的を達成する為に前述した如く構成されてい
た義足用股関節装置の夫々においては、前記第2
の関節部材が前記第1の位置に配置された時に前
記第1の関節部材のストツプ表面に当接する前記
第2の関節部材のストツプ表面には弾性緩衝材が
設けられていることが好ましい。
このような弾性緩衝材は、義足用股関節装置の
装着者が着座状態から起立状態への移行を終了し
た時や歩行時に前記第1の関節部材のストツプ表
面に前記第2の関節部材のストツプ表面が当接す
ることにより発生する騒音を聞いたりゴツゴツし
た不快な感覚を得たりすることを防止する。
装着者が着座状態から起立状態への移行を終了し
た時や歩行時に前記第1の関節部材のストツプ表
面に前記第2の関節部材のストツプ表面が当接す
ることにより発生する騒音を聞いたりゴツゴツし
た不快な感覚を得たりすることを防止する。
以下この発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
(実施例)
第1図にはこの発明の実施例に従つた義足用股
関節装置が示されており、この実施例においては
固定山形材1の略水平に延出した側辺部2に複数
の透孔4が形成されている。
関節装置が示されており、この実施例においては
固定山形材1の略水平に延出した側辺部2に複数
の透孔4が形成されている。
複数の透孔4には、第4図乃至第7図に示され
ている如く身体固定部材5の下面に固定山形材1
の側辺部2を固定する為に、図示しない固定ねじ
や鋲やプラスチツク含浸された積層繊維が挿通さ
れる。
ている如く身体固定部材5の下面に固定山形材1
の側辺部2を固定する為に、図示しない固定ねじ
や鋲やプラスチツク含浸された積層繊維が挿通さ
れる。
固定山形材1の側辺部2から鈍い角度で斜め上
方に延出している起立部3の前面には第1の関節
部材6が取付け手段を介して取り付けられてい
る。取付け手段は、第1の関節部材6の上半部の
前面に形成されている凹所の底面に上下方向に相
互に離間して形成された2個の穴8A,8Bを有
しており、第4図に示す如く上方の穴8Aは下方
の穴8Bを中心とした円弧の一部の形状をしてい
る。2個の穴8A,8Bには座金9に挿通された
2個の固定ねじ7の先端部が挿通され、2個の固
定ねじ7の先端部はさらに固定山形材1の起立部
3に螺合されている。
方に延出している起立部3の前面には第1の関節
部材6が取付け手段を介して取り付けられてい
る。取付け手段は、第1の関節部材6の上半部の
前面に形成されている凹所の底面に上下方向に相
互に離間して形成された2個の穴8A,8Bを有
しており、第4図に示す如く上方の穴8Aは下方
の穴8Bを中心とした円弧の一部の形状をしてい
る。2個の穴8A,8Bには座金9に挿通された
2個の固定ねじ7の先端部が挿通され、2個の固
定ねじ7の先端部はさらに固定山形材1の起立部
3に螺合されている。
ここにいては、固定ねじ7の締付けを緩め座金
9に螺合されている回動角調整ねじ36を回転さ
せることにより下方の固定ねじ7を回動中心にし
て第1の関節部材6を固定山形材1の起立部3の
前面に沿つて上方の穴8Aの範囲内で回動させる
ことが可能となる。
9に螺合されている回動角調整ねじ36を回転さ
せることにより下方の固定ねじ7を回動中心にし
て第1の関節部材6を固定山形材1の起立部3の
前面に沿つて上方の穴8Aの範囲内で回動させる
ことが可能となる。
第1の関節部材6の下端面26は固定山形材1
の側辺部2からの仮想の延長線と略同一の平面上
に位置していて上記仮想の延長線よりも下方には
突出していない。
の側辺部2からの仮想の延長線と略同一の平面上
に位置していて上記仮想の延長線よりも下方には
突出していない。
第1の関節部材6の下端部には回動中心軸11
が支持されている。回動中心軸11は上記仮想の
延長線よりも上方において固定山形材1の側辺部
2の延出方向と水平状態で略直交する方向に延出
していて、その両端部は第1の関節部材6の下端
部の両側面から突出している。
が支持されている。回動中心軸11は上記仮想の
延長線よりも上方において固定山形材1の側辺部
2の延出方向と水平状態で略直交する方向に延出
していて、その両端部は第1の関節部材6の下端
部の両側面から突出している。
回動中心軸11の両端部には二又状に形成され
ている第2の関節部材10の上端部の両側壁が1
2が回転自在に支持されている。第2の関節部材
10の下端部13には下端面が開口した有底の円
筒形状の孔が形成されていて、円筒形状の孔の底
面の中央には円筒形状の孔の中心線に沿つて第1
の関節部材6から遠ざかる方向に延出した支持軸
14の基端が固定されている。支持軸14の基端
部には円板状の第1のばね受け18が支持軸14
の外周面上を支持軸14の長手方向に摺動自在に
支持されており、支持軸14の先端部に形成され
ているねじ山15には円板状の第2のばね受け1
6が螺合されている。第1のばね受け18は第2
のばね受け16に近づく方向に延出したスリーブ
19を有しており、第1のばね受け18と第2の
ばね受け16との間の支持軸14上には圧縮コイ
ルばね17が巻装されている。圧縮コイルばね1
7の両端は第1のばね受け18と第2のばね受け
16とに当接されており、第2のばね受け16が
支持軸14の先端部に形成されているねじ山15
上で所望の方向に所望の量だけ回転されることに
より圧縮コイルばね17に所望の予圧が負荷され
る。
ている第2の関節部材10の上端部の両側壁が1
2が回転自在に支持されている。第2の関節部材
10の下端部13には下端面が開口した有底の円
筒形状の孔が形成されていて、円筒形状の孔の底
面の中央には円筒形状の孔の中心線に沿つて第1
の関節部材6から遠ざかる方向に延出した支持軸
14の基端が固定されている。支持軸14の基端
部には円板状の第1のばね受け18が支持軸14
の外周面上を支持軸14の長手方向に摺動自在に
支持されており、支持軸14の先端部に形成され
ているねじ山15には円板状の第2のばね受け1
6が螺合されている。第1のばね受け18は第2
のばね受け16に近づく方向に延出したスリーブ
19を有しており、第1のばね受け18と第2の
ばね受け16との間の支持軸14上には圧縮コイ
ルばね17が巻装されている。圧縮コイルばね1
7の両端は第1のばね受け18と第2のばね受け
16とに当接されており、第2のばね受け16が
支持軸14の先端部に形成されているねじ山15
上で所望の方向に所望の量だけ回転されることに
より圧縮コイルばね17に所望の予圧が負荷され
る。
第2の関節部材10の下端部13の外周面上に
は第5図に示す如く義足40の上端部が固定さ
れ、ここにおいて支持軸14や第2のばね受け1
6や圧縮コイルばね17は義足40の上端部に上
端面に開口して形成されている内孔中に格納され
る。
は第5図に示す如く義足40の上端部が固定さ
れ、ここにおいて支持軸14や第2のばね受け1
6や圧縮コイルばね17は義足40の上端部に上
端面に開口して形成されている内孔中に格納され
る。
第1のばね受け18は第2の関節部材10の下
端部13の円筒形状の孔の底壁20に形成されて
いる貫通孔21中に挿通された突出部23を有し
ており、貫通孔21から第2の関節部材10の上
端部の両側壁12の間の空間中に突出した突出部
23の突出端面には略半円形状の横断面を有した
受け溝22が形成されている。
端部13の円筒形状の孔の底壁20に形成されて
いる貫通孔21中に挿通された突出部23を有し
ており、貫通孔21から第2の関節部材10の上
端部の両側壁12の間の空間中に突出した突出部
23の突出端面には略半円形状の横断面を有した
受け溝22が形成されている。
受け溝22にはトグル軸24の下端が載置され
ていて、トグル軸24の二又状の上端は第1の関
節部材6の前面の下端部に形成されている浅い溝
中に回動中心軸11と平行に固定されている支持
ピン25上を挟持している。即ち、トグル軸24
の一端は第1のばね受け18の突出部23の突出
端の受け溝22によつて枢動自在に支持されてお
り、またトグル軸24の他端は第1の関節部材6
の支持ピン25上に枢動自在に支持されている。
ていて、トグル軸24の二又状の上端は第1の関
節部材6の前面の下端部に形成されている浅い溝
中に回動中心軸11と平行に固定されている支持
ピン25上を挟持している。即ち、トグル軸24
の一端は第1のばね受け18の突出部23の突出
端の受け溝22によつて枢動自在に支持されてお
り、またトグル軸24の他端は第1の関節部材6
の支持ピン25上に枢動自在に支持されている。
第2の関節部材10の上端部の両側壁12の間
の空間は第2の関節部材10の上端面に開口した
内孔を構成しており、上記空間中には底壁20の
上表面の後端から上方に向かつて延出した後壁2
7が形成されている。上記空間中にはまた夫々の
傾斜面を相互に当接させたくさび形状の1対の摺
動部材29,30が第1図に示す如く後壁27の
内側面に沿つて配置されており、1対の摺動部材
29,30は回動中心軸11の長手方向中心線に
沿つた方向において下側の摺動部材30が移動さ
れることにより上側の摺動部材29が後壁27の
内側面に沿つて後壁27の上下方向に移動する。
の空間は第2の関節部材10の上端面に開口した
内孔を構成しており、上記空間中には底壁20の
上表面の後端から上方に向かつて延出した後壁2
7が形成されている。上記空間中にはまた夫々の
傾斜面を相互に当接させたくさび形状の1対の摺
動部材29,30が第1図に示す如く後壁27の
内側面に沿つて配置されており、1対の摺動部材
29,30は回動中心軸11の長手方向中心線に
沿つた方向において下側の摺動部材30が移動さ
れることにより上側の摺動部材29が後壁27の
内側面に沿つて後壁27の上下方向に移動する。
下側の摺動部材30には回動中心軸11の長手
方向中心線に沿つた方向に延出したねじ穴34が
形成されており、上側の摺動部材29には下側の
摺動部材30のねじ穴34に連続して回動中心軸
11の長手方向中心線に沿つた方向に延出した透
孔33が形成されている。透孔33は後壁27の
上下方向に縦長の横断面を有しており、透孔33
と下側の摺動部材30のねじ穴34とには、第2
の関節部材10の上端部の両側壁12に自身の周
方向には回転自在であり自身の長手方向中心線に
沿つた方向には移動が不可能な様に両端が取付け
られた案内ねじ32が挿通及び螺合されている。
案内ねじ32の回転は回動中心軸11の長手方向
中心線に沿つた方向における下側の摺動部材30
の移動を生じさせ、ひいては上側の摺動部材29
の上下動を生じさせる。上側の摺動部材29の上
端面28は第1の関節部材6の下端面26に当接
することにより第2の関節部材10の回動中心軸
11の回りの第1図における時計回り方向への回
動を制限するストツプ表面を構成している。上側
の摺動部材29の上端面28と上述した如く協働
する第1の関節部材6の下端面26もまたストツ
プ表面として機能している。
方向中心線に沿つた方向に延出したねじ穴34が
形成されており、上側の摺動部材29には下側の
摺動部材30のねじ穴34に連続して回動中心軸
11の長手方向中心線に沿つた方向に延出した透
孔33が形成されている。透孔33は後壁27の
上下方向に縦長の横断面を有しており、透孔33
と下側の摺動部材30のねじ穴34とには、第2
の関節部材10の上端部の両側壁12に自身の周
方向には回転自在であり自身の長手方向中心線に
沿つた方向には移動が不可能な様に両端が取付け
られた案内ねじ32が挿通及び螺合されている。
案内ねじ32の回転は回動中心軸11の長手方向
中心線に沿つた方向における下側の摺動部材30
の移動を生じさせ、ひいては上側の摺動部材29
の上下動を生じさせる。上側の摺動部材29の上
端面28は第1の関節部材6の下端面26に当接
することにより第2の関節部材10の回動中心軸
11の回りの第1図における時計回り方向への回
動を制限するストツプ表面を構成している。上側
の摺動部材29の上端面28と上述した如く協働
する第1の関節部材6の下端面26もまたストツ
プ表面として機能している。
上側の摺動部材29の上端面28には第1の関
節部材6の下端面26との当接時に発生する衝撃
や騒音を防止する為の弾性緩衝材38が埋設され
ている。
節部材6の下端面26との当接時に発生する衝撃
や騒音を防止する為の弾性緩衝材38が埋設され
ている。
第1図に示す如き状態において第2の関節部材
13はこの実施例の義足用股関節装置の着用者が
起立した時における義足40の上端部の略直立状
態(第5図及び第6図)に対応した第1の位置に
配置されている。また第2図に示す如き状態にお
いて第2の関節部材13はこの実施例の義足用股
関節装置の着用者が着座した時における義足40
の上端部の斜め上方傾斜状態(第7図)に対応し
た第2の位置に配置されている。
13はこの実施例の義足用股関節装置の着用者が
起立した時における義足40の上端部の略直立状
態(第5図及び第6図)に対応した第1の位置に
配置されている。また第2図に示す如き状態にお
いて第2の関節部材13はこの実施例の義足用股
関節装置の着用者が着座した時における義足40
の上端部の斜め上方傾斜状態(第7図)に対応し
た第2の位置に配置されている。
支持軸14と、第1及び第2のばね受け18,
16と、圧縮コイルばね17と、トグル軸24
と、トグル軸24の両端の枢動中心を構成してい
る受け溝22と支持ピン25と、によつて構成さ
れている弾性トグル手段は、回動中心軸11の回
りの第2の関節部材10の回動が第1図に示す如
き第1の位置から略水平状態に至るまでの間に
は、トグル軸24の一端の枢動中心を構成してい
る受け溝22がトグル軸24の他端の枢動中心を
構成している支持ピン25よりも下方に位置して
いることによつて、圧縮コイルばね17の付勢力
により第2の関節部材10を上記第1の位置に向
かつて付勢する。弾性トグル手段はまた、回動中
心軸11の回りの第2の関節部材10の回動が略
水平状態から第2図に示す如き第2の位置に至る
までの間には、トグル軸24の一端の枢動中心を
構成している受け溝22がトグル軸24の他端の
枢動中心を構成している支持ピン25よりも上方
に位置することによつて、圧縮コイルばね17の
付勢力により第2の関節部材10を上記第2の位
置に向かつて付勢する。
16と、圧縮コイルばね17と、トグル軸24
と、トグル軸24の両端の枢動中心を構成してい
る受け溝22と支持ピン25と、によつて構成さ
れている弾性トグル手段は、回動中心軸11の回
りの第2の関節部材10の回動が第1図に示す如
き第1の位置から略水平状態に至るまでの間に
は、トグル軸24の一端の枢動中心を構成してい
る受け溝22がトグル軸24の他端の枢動中心を
構成している支持ピン25よりも下方に位置して
いることによつて、圧縮コイルばね17の付勢力
により第2の関節部材10を上記第1の位置に向
かつて付勢する。弾性トグル手段はまた、回動中
心軸11の回りの第2の関節部材10の回動が略
水平状態から第2図に示す如き第2の位置に至る
までの間には、トグル軸24の一端の枢動中心を
構成している受け溝22がトグル軸24の他端の
枢動中心を構成している支持ピン25よりも上方
に位置することによつて、圧縮コイルばね17の
付勢力により第2の関節部材10を上記第2の位
置に向かつて付勢する。
第5図には、第1の関節部材6の上下方向に相
互に離間して形成された2個の穴8A,8Bと、
これら2個の穴8A,8Bに挿通された後に固定
山形材1の起立部3に螺合された2個の固定ねじ
7、とによつて構成され第1の関節部材6を固定
山形材1の起立部3に固定する為の取付け手段に
よつて、実施例の義足用股関節装置の装着者の左
右方向において第1の関節部材6からの延出角度
が微調整された義足40が点線によつて示されて
いる。
互に離間して形成された2個の穴8A,8Bと、
これら2個の穴8A,8Bに挿通された後に固定
山形材1の起立部3に螺合された2個の固定ねじ
7、とによつて構成され第1の関節部材6を固定
山形材1の起立部3に固定する為の取付け手段に
よつて、実施例の義足用股関節装置の装着者の左
右方向において第1の関節部材6からの延出角度
が微調整された義足40が点線によつて示されて
いる。
第6図には、1対の摺動部材29,30と、こ
れらを操作する為の案内ねじ28と、で構成され
たストツプ表面高さ調整手段によつて、実施例の
義足用股関節装置の装着者の前後方向において第
1の関節部材6からの延出角度が微調整された義
足40が点線によつて示されている。
れらを操作する為の案内ねじ28と、で構成され
たストツプ表面高さ調整手段によつて、実施例の
義足用股関節装置の装着者の前後方向において第
1の関節部材6からの延出角度が微調整された義
足40が点線によつて示されている。
第2図に示す如き第2の位置に配置されている
第2の関節部材10が第2の位置からさらに反対
時計回り方向に回動しようとする試みは、第2の
関節部材10の底壁20の上面の先端部35が第
1の関節部材6の前端面に当接することにより防
止される。このように機能する第2の関節部材1
0の底壁20の上面の先端部35は回動中心部材
11の回りにおける第2の関節部材10の回動の
範囲を制限するストツパ表面として機能してい
る。
第2の関節部材10が第2の位置からさらに反対
時計回り方向に回動しようとする試みは、第2の
関節部材10の底壁20の上面の先端部35が第
1の関節部材6の前端面に当接することにより防
止される。このように機能する第2の関節部材1
0の底壁20の上面の先端部35は回動中心部材
11の回りにおける第2の関節部材10の回動の
範囲を制限するストツパ表面として機能してい
る。
第1図は、この発明の実施例に従つた義足用股
関節装置の第2の関節部材が実施例の義足用股関
節装置の装着者が起立した時における義足の上端
部の略直立状態に対応した第1の位置に配置され
ている状態を概略的に示す縦断面図;第2図は、
この発明の実施例に従つた義足用股関節装置の第
2の関節部材が実施例の義足用股関節装置の装着
者が着座した時における義足の上端部の斜め上方
傾斜状態に対応した第2の位置に配置されている
状態を概略的に示す縦断面図;第3図は、この発
明の実施例に従つた義足用股関節装置の第2の関
節部材に設けられているストツプ表面高さ調節手
段を概略的に示す横断面図;第4図は、この発明
の実施例に従つた義足用股関節装置の第1の関節
部材を固定山形材の起立部に固定する為の取付け
手段を示す概略的な正面図;第5図は、上記取付
け手段によつて、実施例の義足用股関節装置の装
着者の左右方向において第1の関節部材からの延
出角度が微調整された義足を示す概略的な正面
図;第6図は、上記ストツプ表面高さ調整手段に
よつて、実施例の義足用股関節装置の装着者の前
後方向において第1の関節部材6からの延出角度
が微調整された義足を示す概略的な側面図;そし
て第7図は、着座状態における義足と実施例の義
足用股関節装置とを示す概略的な側面図である。 1…固定山形材、2…側辺部、3…起立部、5
…身体固定部材、6…第1の関節部材、7…固定
ネジ(取付け手段)、8A,8B…穴、10…第
2の関節部材、11…回動中心軸、14…支持軸
(弾性トグル手段)、16…第2のばね受け(弾ト
グル手段)、17…圧縮コイルばね(弾性トグル
手段)、18…第1のばね受け(弾性トグル手
段)、22…受け溝(枢動中心;弾性トグル手
段)、24…トグル軸(弾性トグル手段)、25…
支持ピン(枢動中心;弾性性トグル手段)、26
…下端面(ストツプ表面)、28…ストツプ表面、
29,30…摺動部材(ストツプ表面高さ調整手
段)、32…案内ねじ(ストツプ表面高さ調整手
段)、35…先端部(ストツプ表面高さ調整手
段)、38…弾性緩衝材、40…義足。
関節装置の第2の関節部材が実施例の義足用股関
節装置の装着者が起立した時における義足の上端
部の略直立状態に対応した第1の位置に配置され
ている状態を概略的に示す縦断面図;第2図は、
この発明の実施例に従つた義足用股関節装置の第
2の関節部材が実施例の義足用股関節装置の装着
者が着座した時における義足の上端部の斜め上方
傾斜状態に対応した第2の位置に配置されている
状態を概略的に示す縦断面図;第3図は、この発
明の実施例に従つた義足用股関節装置の第2の関
節部材に設けられているストツプ表面高さ調節手
段を概略的に示す横断面図;第4図は、この発明
の実施例に従つた義足用股関節装置の第1の関節
部材を固定山形材の起立部に固定する為の取付け
手段を示す概略的な正面図;第5図は、上記取付
け手段によつて、実施例の義足用股関節装置の装
着者の左右方向において第1の関節部材からの延
出角度が微調整された義足を示す概略的な正面
図;第6図は、上記ストツプ表面高さ調整手段に
よつて、実施例の義足用股関節装置の装着者の前
後方向において第1の関節部材6からの延出角度
が微調整された義足を示す概略的な側面図;そし
て第7図は、着座状態における義足と実施例の義
足用股関節装置とを示す概略的な側面図である。 1…固定山形材、2…側辺部、3…起立部、5
…身体固定部材、6…第1の関節部材、7…固定
ネジ(取付け手段)、8A,8B…穴、10…第
2の関節部材、11…回動中心軸、14…支持軸
(弾性トグル手段)、16…第2のばね受け(弾ト
グル手段)、17…圧縮コイルばね(弾性トグル
手段)、18…第1のばね受け(弾性トグル手
段)、22…受け溝(枢動中心;弾性トグル手
段)、24…トグル軸(弾性トグル手段)、25…
支持ピン(枢動中心;弾性性トグル手段)、26
…下端面(ストツプ表面)、28…ストツプ表面、
29,30…摺動部材(ストツプ表面高さ調整手
段)、32…案内ねじ(ストツプ表面高さ調整手
段)、35…先端部(ストツプ表面高さ調整手
段)、38…弾性緩衝材、40…義足。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 略水平に延出した側辺部2と側辺部から鈍い
角度で斜め上方に延出した起立部3とを有してお
り、身体固定部材5に固定される固定山形材1
と; 固定山形材1の起立部3に固定された第1の関
節部材6と; 義足40の上端部が固定され、第1の関節部材
6に支持された回動中心軸11を介して回動自在
に連結された第2の関節部材10と; 第1の関節部材6及び第2の関節部材10の
夫々に設けられて相互に協働し、第1の関節部材
6に対する第2の関節部材10の上記回動の範囲
を人体が起立した時における義足40の上端部の
略直立状態に対応した第1の位置と人体が着座し
た時における義足40の上端部の斜め上方傾斜状
態に対応した第2の位置との間に制限するストツ
プ表面26,28,35と; 付勢手段17を有しており、第1の関節部材6
と第2の関節部材10とに連結され、第1の関節
部材6に対する第2の関節部材10の上記回動が
上記第1の位置から略水平状態に至るまでの間は
付勢手段17の付勢力により第2の関節部材10
を上記第1の位置に向かつて付勢し、第1の関節
部材6に対する第2の関節部材10の上記回動が
略水平状態から上記第2の位置に至るまでの間は
付勢手段17の付勢力により第2の関節部材10
を上記第2の位置に向かつて付勢する弾性トグル
手段14,16,17,18,22,24,25
と; を備えており: 第1の関節部材6は固定山形材1の起立部3に
固定された時、固定山形材1の側辺部2から延長
された仮想の延長線よりも下方に突出せず、 回動中心軸11は上記仮想の延長線よりも上方
に位置しており、 第2の関節部材10もまた上記第2の位置に配
置された時には上記仮想の延長線よりも下方に突
出せず、 弾性トグル手段14,16,17,18,2
2,24,25もまた第2の関節部材10が上記
第2の位置に配置された時には上記仮想の延長線
よりも下方に突出しない、 ことを特徴とする義足用股関節装置。 2 前記弾性トグル手段14,16,17,1
8,22,24,25が、前記第2の関節部材1
0に固定される前記義足40の上端部の長手方向
に沿つて前記第2の関節部材10から前記第1の
関節部材6より遠ざかる方向に延出した支持軸1
4と、支持軸14の外周面の基端側に支持軸14
の長手方向において摺動自在に設けられた第1の
ばね受け18と、支持軸14の外周面の延出端側
に固定された第2のばね受け16と、両端が第1
のばね受け18と前記第1の関節部材6とに枢動
自在に連結されたトグル軸24と、を備えてお
り、 前記弾性トグル手段14,16,17,18,
22,24,25の前記付勢手段17が第1のば
ね受け18と第2のばね受け16とに両端を当接
させた状態で支持軸14上に巻装されている圧縮
コイルばねであり、 第1のばね受け18に対するトグル軸24の一
端の枢動中心22は前記第1の関節部材6に対す
る前記第2の関節部材10の前記回動が前記第1
の位置から略水平状態に至るまでの間は前記第1
の関節部材6に対するトグル軸24の他端の枢動
中心25よりも下方に位置しており、第1のばね
受け18に対するトグル軸24の一端の枢動中心
22はまた第1の関節部材6に対する第2の関節
部材10の上記回動が略水平状態から上記第2の
位置に至るまでの間は前記第1の関節部材6に対
するトグル軸24の他端の枢動中心25よりも上
方に位置している、ことを特徴とする特許請求の
範囲第1項に記載の義足用股関節装置。 3 前記弾性トグル手段14,16,17,1
8,22,24,25の前記付勢手段17には予
圧が負荷されており、前記第2のばね受け16は
前記支持軸14の外周面の延出端側に螺合されて
おり、前記第2のばね受け16を前記支持軸14
の外周面の延出端側で一方または他方に回転させ
ることにより前記付勢手段17に負荷されている
予圧の大きさを変化させることが出来る、ことを
特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の義足用
股関節装置。 4 前記第2の関節部材10が前記第1の位置に
配置された時に前記第1の関節部材6のストツプ
表面26に当接する前記第2の関節部材10のス
トツプ表面28には弾性緩衝材38が設けられて
いることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至
第3項のいずれか1項に記載の義足用股関節装
置。 5 略水平に延出した側辺部2と側辺部から鈍い
角度で斜め上方に延出した起立部3とを有してお
り、身体固定部材5に固定される固定山形材1
と; 固定山形材1の起立部3に取付け手段7,8
A,8Bを介して固定された第1の関節部材6
と; 義足40の上端部が固定され、第1の関節部材
6に支持された回動中心軸11を介して回動自在
に連結された第2の関節部材10と; 第1の関節部材6及び第2の関節部材10の
夫々に設けられて相互に協働し、第1の関節部材
6に対する第2の関節部材10の上記回動の範囲
を人体が起立した時における義足40の上端部の
略直立状態に対応した第1の位置と人体が着座し
た時における義足40の上端部の斜め上方傾斜状
態に対応した第2の位置との間に制限するストツ
プ表面26,28,35と; 付勢手段17を有しており、第1の関節部材6
と第2の関節部材10とに連結され、第1の関節
部材6に対する第2の関節部材10の上記回動が
上記第1の位置から略水平状態に至るまでの間は
付勢手段17の付勢力により第2の関節部材10
を上記第1の位置に向かつて付勢し、第1の関節
部材6に対する第2の関節部材10の上記回動が
略水平状態から上記第2の位置に至るまでの間は
付勢手段17の付勢力により第2の関節部材10
を上記第2の位置に向かつて付勢する弾性トグル
手段14,16,17,18,22,24,25
と; を備えており: 第1の関節部材6は固定山形材1の起立部3に
固定された時、固定山形材1の側辺部2から延長
された仮想の延長線よりも下方に突出せず、 回動中心軸11は上記仮想の延長線よりも上方
に位置しており、 第2の関節部材10もまた上記第2の位置に配
置された時には上記仮想の延長線よりも下方に突
出せず、 弾性トグル手段14,16,17,18,2
2,24,25もまた第2の関節部材10が上記
第2の位置に配置された時には上記仮想の延長線
よりも下方に突出せず、 取付け手段7,8A,8Bは、第2の関節部材
10の第1の位置と第2の位置との間に移動方向
と交差する方向における固定山形材1の起立部3
の表面に沿つての第1の関節部材6の回動を選択
的に許容する、 ことを特徴とする義足用股関節装置。 6 前記取付け手段7,8が、前記第1の関節部
材6または前記起立部3のいずれか一方に上下方
向に相互に離間して形成された2個の穴8A,8
Bと、上記いずれか一方から上記2個の穴8A,
8B中に挿通され前記第1の関節部材6または前
記起立部3のいずれか他方に螺合される2本の固
定ねじ7と、を有しており、上記2個の穴8A,
8B中のいずれか一方が他方の穴を中心とした円
弧の一部の形状をしており、円弧の一部の形状を
した上記いずれか一方の穴8Aに挿通された固定
ねじ7を緩めることにより前記第1の関節部材6
を上記いずれか他方の穴8Aに挿通された固定ね
じ7に回転中心にして前記固定山形材1の前記起
立部3上で上記いずれか一方の穴8Aの範囲内に
おいて回動させることができる、ことを特徴とす
る特許請求の範囲第5項に記載の義足用股関節装
置。 7 前記第2の関節部材10が前記第1の位置に
配置された時に前記第1の関節部材6のストツプ
表面26に当接する前記第2の関節部材10の前
記ストツプ表面28には弾性緩衝材38が設けら
れていることを特徴とする特許請求の範囲第5項
又は第6項に記載の義足用股関節装置。 8 略水平に延出した側辺部2と側辺部から鈍い
角度で斜め上方に延出した起立部3とを有してお
り、身体固定部材5に固定される固定山形材1
と; 固定山形材1の起立部3に固定された第1の関
節部材6と; 義足40の上端部が固定され、第1の関節部材
6に支持された回動中心軸11を介して回動自在
に連結された第2の関節部材10と; 第1の関節部材6及び第2の関節部材10の
夫々に設けられて相互に協働し、第1の関節部材
6に対する第2の関節部材10の上記回動の範囲
を人体が起立した時における義足40の上端部の
略直立状態に対応した第1の位置と人体が着座し
た時における義足40の上端部の斜め上方傾斜状
態に対応した第2の位置との間に制限するストツ
プ表面26,28,35と; 付勢手段17を有しており、第1の関節部材6
と第2の関節部材10とに連結され、第1の関節
部材6に対する第2の関節部材10の上記回動が
上記第1の位置から略水平状態に至るまでの間は
付勢手段17の付勢力により第2の関節部材10
を上記第1の位置に向かつて付勢し、第1の関節
部材6に対する第2の関節部材10の上記回動が
略水平状態から上記第2の位置に至るまでの間は
付勢手段17の付勢力により第2の関節部材10
を上記第2の位置に向かつて付勢する弾性トグル
手段14,16,17,18,22,24,25
と; を備えており: 第1の関節部材6は固定山形材1の起立部3に
固定された時、固定山形材1の側辺部2から延長
された仮想の延長線よりも下方に突出せず、 回動中心軸11は上記仮想の延長線よりも上方
に延出しており、 第2の関節部材10もまた上記第2の位置に配
置された時には上記仮想の延長線よりも下方に突
出せず、 弾性トグル手段14,16,17,18,2
2,24,25もまた第2の関節部材10が上記
第2の位置に配置された時には上記仮想の延長線
よりも下方に突出せず、 前記第2の関節部材10は、前記第2の関節部
材10が前記第1の位置に配置された時に前記第
1の関節部材6のストツプ表面26と当接する前
記第2の関節部材10のストツプ表面28の高さ
を変化させ、ひいては前記第1の関節部材6に対
して前記第2の関節部材10の前記第1の位置に
相対的に移動させるストツプ表面高さ調整手段2
9,30,32を有している、 ことを特徴とする義足用股関節装置。 9 前記ストツプ表面高さ調整手段29,30,
32が、前記第2の関節部材10の上端面に開口
した内孔中に配置され夫々の傾斜面を相互に当接
させたくさび形状の1対の摺動部材29,30
と、前記第2の関節部材10に対して自身の周方
向に回動自在であり自身の長手方向には移動可能
に設けられ前記第2の関節部材10の前記第1の
位置と前記第2の位置との間での移動方向と交差
する方向に延出し1対の摺動部材29,30の内
の下方に位置する摺動部材30の先端部が螺合さ
れ中間部が1対の摺動部材29,30の内の上方
に位置する摺動部材29に形成された前記第2の
関節部材10のストツプ表面28の高さ方向に縦
長の横断面を有した透孔33中に挿通されている
案内ねじ32と、を有しており、 上方に位置する摺動部材29の上端面が前記第
2の関節部材10の前記ストツプ表面28を構成
している、 ことを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載の
義足用股関節装置。 10 前記第2の関節部材10の前記ストツプ表
面28に弾性緩衝材38が設けられていることを
特徴とする特許請求の範囲第8項又は第9項に記
載の義足用股関節装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3214773A DE3214773C2 (de) | 1982-04-21 | 1982-04-21 | Hüftgelenk für ein künstliches Bein |
DE3214773.2 | 1982-04-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5917342A JPS5917342A (ja) | 1984-01-28 |
JPS6344371B2 true JPS6344371B2 (ja) | 1988-09-05 |
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ID=6161509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58067883A Granted JPS5917342A (ja) | 1982-04-21 | 1983-04-19 | 義足用股関節装置 |
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EP (1) | EP0093867B1 (ja) |
JP (1) | JPS5917342A (ja) |
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BR (1) | BR8302005A (ja) |
CA (1) | CA1190352A (ja) |
DE (1) | DE3214773C2 (ja) |
ES (1) | ES521630A0 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007097770A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Sawamura Gishi Seisakusho:Kk | 旋回伸縮リンク機構と同旋回伸縮リンク機構を用いた股義足及び大腿義足 |
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-
1983
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- 1983-03-24 AT AT83102934T patent/ATE20177T1/de active
- 1983-04-19 BR BR8302005A patent/BR8302005A/pt not_active IP Right Cessation
- 1983-04-19 JP JP58067883A patent/JPS5917342A/ja active Granted
- 1983-04-19 ES ES521630A patent/ES521630A0/es active Granted
- 1983-04-20 US US06/486,848 patent/US4513457A/en not_active Expired - Lifetime
- 1983-04-20 CA CA000426245A patent/CA1190352A/en not_active Expired
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JP2007097770A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Sawamura Gishi Seisakusho:Kk | 旋回伸縮リンク機構と同旋回伸縮リンク機構を用いた股義足及び大腿義足 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
ATE20177T1 (de) | 1986-06-15 |
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EP0093867A3 (en) | 1984-09-26 |
BR8302005A (pt) | 1983-12-27 |
ES8401843A1 (es) | 1984-01-16 |
CA1190352A (en) | 1985-07-16 |
DE3214773A1 (de) | 1983-11-03 |
ES521630A0 (es) | 1984-01-16 |
US4513457A (en) | 1985-04-30 |
JPS5917342A (ja) | 1984-01-28 |
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