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JPH04122461U - 複数部材の接合用バイス - Google Patents

複数部材の接合用バイス

Info

Publication number
JPH04122461U
JPH04122461U JP3812891U JP3812891U JPH04122461U JP H04122461 U JPH04122461 U JP H04122461U JP 3812891 U JP3812891 U JP 3812891U JP 3812891 U JP3812891 U JP 3812891U JP H04122461 U JPH04122461 U JP H04122461U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
members
joining
clamping
clamping pressure
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3812891U
Other languages
English (en)
Inventor
明司 北村
Original Assignee
日本理器株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本理器株式会社 filed Critical 日本理器株式会社
Priority to JP3812891U priority Critical patent/JPH04122461U/ja
Publication of JPH04122461U publication Critical patent/JPH04122461U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木材等の接合すべき複数の部材を接着剤によ
り突合わせ接合する際に、該部材を強力に挾圧接合で
き、且つ挾圧接合作業を円滑容易に達成できる複数部材
の接合用バイスを提供することを目的とする。 【構成】 この複数部材の接合用バイスは、基部4の両
側から支脚5、5をそれぞれ前方に突設して成るフレー
ム1と、該両支脚5、5の先端側に、前周面を膨出弧面
状に形成した1対の挾圧部材2a、2aの外側端部6、
6を回動自在に枢着対設して成る回動挾圧部材2と、上
記フレーム1の基部4に、該両回動挾圧部材2a、2a
の先端対向部に対して進退自在に螺挿した、先端に押進
挾圧部材12を備えた操作杆3とから構成されている。
また、このバイスは、上記両回動挾圧部材2a、2aを
前方に拡開付勢するためのスプリング8を備えると共
に、該スプリング8の拡開付勢作用を所定の位置で阻止
するためのストッパー9を備えており、常態において、
両回動挾圧部材2a、2aの先端部7を接近させて対向
配置させるように構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、2枚の木材を接着剤で接合する際に、両木材を強力且つ確 実、容易に当接して、この種の複数部材の接合の合理化を計ったバイスの改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の、この種のバイスとしては、例えば、実公昭46−25999号公報に 開示されているように、先端に締具を設け、後端部に拡開具を設けたねじ杆を螺 合する雌ねじと同体に構成した軸受部に、2本の腕杆を対称的に軸受し、該腕杆 の先端に締具を設け、各後端を拡開具のテーパー面に対設し、外開きの弾力を有 するばねを腕杆に設けて構成した三方締手バイスが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記の三方締手バイスは、一つの動作により3本の締具を同時に操作できる利 点を有しているが、その構成上、このバイスの1本のねじ杆の先端に設けた締具 と両腕杆の先端に夫々設けた締具は、常に特定した距離で同調して移動するため 、例えば、このバイスにより2枚の木材を当接挾圧して接着剤で接合する場は、 2枚の木材の厚み乃至巾は特定の長さのものに限定されるといった重大な欠点が あると共に、その三方締手で2枚の木材を挾圧するに至るまで、両木材を両手で 保持しておく必要があるといった操作上の難点があり、したがって、この三方締 手バイスは、複数部材の突合わせ接合用バイスとしての実用価値が極めて乏しい 問題がある。
【0004】 本考案は、上記の問題を解決することを課題として研究開発されたもので、木 材等の複数の部材を接着剤で突合わせ接合する際に、該部材の厚さ乃至巾の長さ がその都度変っても、それに対応して該部材を確実に挾圧接合し得ると共に、両 部材を一旦突合わせた後は、該部材を手から離して片手で挾圧操作でき、且つ挾 圧操作時に部材が滑動したりすることなく、容易確実に複数部材の突き合わせ接 合を達成できる至便性を有するバイスを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本考案では、基部の両 側から支脚をそれぞれ前方に突設して成るフレームと、該両支脚の先端側に、前 周面を膨出弧面状に形成した1対の挾圧部材の外側端部を回動自在に枢着対設し て成る回動挾圧部材と、上記フレームの基部に、該両回動挾圧部材の先端対向部 に対して進退自在に螺挿した、先端に押進挾圧部材を備えた操作杆とから成り、 上記両回動挾圧部材を前方に拡開付勢するためのスプリングを設けると共に、該 スプリングの拡開付勢作用を所定の位置で阻止するためのストッパーを設けて、 常態において、両回動挾圧部材の先端部を接近させて対向配置させるように構成 したことを特徴とする複数部材の接合用バイスを開発し、採用した。
【0006】 また、本考案では、上記のように構成した複数部材の接合用バイスにおいて、 両回動挾圧部材の膨出弧面状の前周面をゴム、その他の弾性部材で構成したこと を特徴とする複数部材の接合用バイス及び操作杆の先端に押進挾圧部材を回転、 揺動自在に取付けると共に、該押進挾圧部材の前面を平面状に形成したことを特 徴とする複数部材の接合用バイスを夫々開発し、採用した。
【0007】
【作用】
本考案に係る複数部材の接合用バイスは、上記のように構成されているので、 例えば図2に示すように、接合すべき2つの部材M1、M2のうちの材長寸法が長 い方の部材M1 の接合端面に接着剤を塗布しておき、その端部に、回動挾圧部材 2を構成している1対の挾圧部材2a、2aの先端対向部の前面を臨ませて当て がい、操作杆3によりバイス全体を押進させると、部材M1 はスプリング8の拡 開付勢弾撥力に抗して、該挾圧部材2a、2aの膨出弧面状の前面に沿って両挾 圧部材2a、2aを回動させながらフレーム1の両支脚5、5の間に円滑に押込 まれる。
【0008】 このようにして、一旦、両支脚間に押込まれた接合部材M1 は、両挾圧部材2 a、2aがスプリング8によって前方に拡開回動するように付勢され、且つ両挾 圧部材2a、2aの各外側端部がフレーム1の両支脚5、5に偏心状態で枢着さ れている関係から、不退不抜の状態で挾圧される。
【0009】 次に、他方の接合部材M2の接合端面を、挾圧されている上記接合部材M1の接 合端面に当接し、この状態で操作杆3を回動螺進させて、先端の押進挾圧部材1 2により接合部材M2 を加圧すると、両接合部材M1、M2は、両回動挾圧部材2 a、2aの挾圧固定作用と押進挾圧部材12の押圧作用により緊締接合される。 このとき、両回動挾圧部材2a、2aにより挾圧保持された接合部材M1 は、上 記した理由により不退不抜の状態を保っているため、押進挾圧部材12による強 力な緊締接合が可能となる。
【0010】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付図面に基づいて説す明れば、本考案に係る複数 部材の接合用バイスは、大別して、本体をなすフレーム1と、該フレーム1に回 動自在に枢着した一方の接合部材を定位置で挾圧固定するための回動挾圧部材2 と、フレーム1に進退自在に螺挿した加圧接合用の操作杆3とから構成されてい る。
【0011】 而して、上記フレーム1は、基部4の両側から前方に向かって突設した1対の 支脚5、5を備えており、各支脚5は上下に所要の間隔を保って夫々二股状に構 成され、したがって該フレーム1は合計4本の支脚を備えている。
【0012】 また、上記回動挾圧部材2は、フレーム1の両支脚5、5の二股部間の先端に 夫々介入させて回動自在に枢着対設した1対の挾圧部材2a、2aから構成され ており、この両挾圧部材2a、2aは前周面を膨出弧面状に形成すると共に、そ の外側端部6から先端部7側に向うにしたがって徐々に緩曲弧面状に形成して、 側面形状が鎌の頭部形状に近似した形状を呈している。
【0013】 さらに、この両挾圧部材2a、2aは夫々の外側端部6を両支脚5、5の先端 部に偏心枢着させてあり、且つ両支脚5、5側に1端部を夫々係着したスプリン グ8の他端部を両挾圧部材2a、2aの先端部7側に係着して、両挾圧材2a、 2aを前方に拡開するようにスプリング付勢すると共に、該スプリング8による 拡開付勢作用を所定の位置で阻止するためのストッパー9、9を両挾圧部材2a 、2aの外側端部6に夫々突設して、該ストッパー9、9と両支脚5、5を衝接 可能に構成し、常態において、両挾圧部材2a、2aの先端部7、7を接近させ た状態で対抗配置させるように構成されている。なお、両挾圧部材2a、2aの 前周面、即ち、接合すべき部材の挾圧面にはゴム等の弾性片から成る弾性部材1 0、10が貼着されており、この弾性部材10、10により挾圧時における接合 部材の損傷とスリップの防止が計られている。
【0014】 次に、上記操作杆3は、フレーム1の基部4の中央部に進退自在に螺挿されて おり、後端側にグリップ11を備えると共に、先端部に接合部材を加圧接合する ための押進挾圧部材12を備えており、この押進挾圧部材12は前記両挾圧部材 2a、2aの先端対向部に向って真直ぐに配置されると共に、操作杆3の先端部 に回転、揺動自在に取付けられており、且つその前面を平面状に形成した円板状 体で構成されている。
【0015】 以下に、上記のように構成された実施例に基づいて、2つの接合部材M1、M2 の接合状態を効果と併せて説明する。 作用の項でも説明したとおり、例えば一方の接合部材M1の接合端面に接着剤 を塗布し、その端部に、回動挾圧部材2を構成している1対の挾圧部材2a、2 aの先端対向部の前面を当てがって、バイス全体を押進させると、該先端対向部 は図1に示すように谷間状に凹陥しているため、部材M1 はスプリング8の拡開 付勢弾撥力に抗して、該挾圧部材2a、2aの膨出弧面状の前面に沿って確実に 案内され、両挾圧部材2a、2aを回動させながらフレーム1の両支脚5、5の 間に円滑に押込まれる。
【0016】 次に、他方の接合部材M2の接合端面を、挾圧されている上記接合部材M1の接 合端面に当接し、この状態で操作杆3を回動螺進させて、先端の押進挾圧部材1 2により接合部材M2 を加圧すると、両接合部材M1 、M2 は、両回動挾圧部材 2a、2aの挾圧固定作用と押進挾圧部材12の押圧作用により緊締接合される 。このとき、両回動挾圧部材2a、2aにより挾圧固定された接合部材M1は、 両挾圧部材2a、2aがスプリング8によって前方に拡開回動するように付勢さ れていること、そして該両挾圧部材2a、2aの各外側端部6、6がフレーム1 の両支脚5、5に偏心状態で枢着されると共に、該両挾圧部材2a、2aの前周 面の形状を、その外側端部6から先端部7側に向うにしたがって徐々に曲率を低 めた緩曲弧面状に形成した関係から不退不抜の状態で挾圧固定されているので、 押進挾圧部材12による強力な緊締接合が可能となる。
【0017】 したがって、例えば図3または図4に示すように、両接合部材M1、M2を当接 した後は、片手で操作杆3を回動操作して容易に接合作業を達成し得ると共に、 上記両挾圧部材2a、2aの前周面(挾圧面)はゴム等の弾性部材10、10で 形成されているので、挾圧された接合部材M1 がスリップしたり、傷ついたりす ることもない。
【0018】 さらに、操作杆3の先端の押進挾圧部材12は回転、揺動自在に取付けられ、 且つ前面が平面状に形成されているので、接合部材M2の被押進挾圧部が傾斜し ているような場合でも、押進挾圧を確実に達成できる。
【0019】 以上、本考案の主要な実施例について詳述したが、本考案は上記実施例に限定 されるものではなく、考案の目的を達成でき、且つ考案の要旨を逸脱しない範囲 内で、種々の設計変更が可能であることは当然である。
【0020】
【考案の効果】 本考案に係る複数部材の接合用バイスは、前記のように構成され、上記のよう にして使用されるものであるから、次のような優れた効果を達成できる。
【0021】 (1) 板材等の複数の部材を接着剤で突合わせ接合する際に、その部材の厚 さ乃至巾の長さが変ることがあっても、それに対応して該部材を確実に挾圧して 接合できる。
【0022】 (2) 回動挾圧部材を構成している1対の挾圧部材の間に一旦押込まれて挾 圧された1方の接合部材は、反挿入方向に対しては不退不抜の状態で挾圧固定さ れるので、操作杆の押進挾圧部材による強い加圧が可能であり、したがって接着 剤による複数の接合部材の突合わせ接合を強力に達成できる。
【0023】 (3) 1対の挾圧部材と押進挾圧部材とにより、複数の部材が一旦突合わせ 挾圧された後は、片手で操作杆を回動するだけで容易に所期の接合作業を達成で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る複数部材の接合用バイスの1実施
例の側面図である。
【図2】図1に示す接合用バイスによる接合状態を詳細
に示す説明図である。
【図3】図1に示す接合用バイスによる他の接合状態を
略示した平面図である。
【図4】図1に示す接合用バイスによる更に他の接合状
態を略示した平面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 回動挾圧部材 2a、2a 1対の挾圧部材 3 操作杆 4 フレームの基部 5 フレームの支脚 6 回動挾圧部材の外側端部 7 回動挾圧部材の先端部 8 スプリング 9 ストッパー 10 弾性部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部の両側から支脚をそれぞれ前方に突
    設して成るフレームと、該両支脚の先端側に、前周面を
    膨出弧面状に形成した1対の挾圧部材の外側端部を回動
    自在に枢着対設して成る回動挾圧部材と、上記フレーム
    の基部に、該両回動挾圧部材の先端対向部に対して進退
    自在に螺挿した、先端に押進挾圧部材を備えた操作杆と
    から成り、上記両回動挾圧部材を前方に拡開付勢するた
    めのスプリングを設けると共に、該スプリングの拡開付
    勢作用を所定の位置で阻止するためのストッパーを設け
    て、常態において、両回動挾圧部材の先端部を接近させ
    て対向配置させるように構成したことを特徴とする複数
    部材の接合用バイス。
  2. 【請求項2】 両回動挾圧部材の膨出弧面状の前周面を
    ゴム、その他の弾性部材で構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の複数部材の接合用バイス。
  3. 【請求項3】 操作杆の先端に押進挾圧部材を回転、揺
    動自在に取付けると共に、該押進挾圧部材の前面を平面
    状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の複数部
    材の接合用バイス。
JP3812891U 1991-04-24 1991-04-24 複数部材の接合用バイス Pending JPH04122461U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3812891U JPH04122461U (ja) 1991-04-24 1991-04-24 複数部材の接合用バイス

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JP3812891U JPH04122461U (ja) 1991-04-24 1991-04-24 複数部材の接合用バイス

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JPH04122461U true JPH04122461U (ja) 1992-11-04

Family

ID=31919725

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JP3812891U Pending JPH04122461U (ja) 1991-04-24 1991-04-24 複数部材の接合用バイス

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JP (1) JPH04122461U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007074532A1 (ja) * 2005-12-27 2007-07-05 Iso Medical Systems Inc. 手術台用万能固定金具
KR102247803B1 (ko) * 2020-07-06 2021-05-03 정향희 그리퍼

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