JPH04120398U - 放射性物質貯蔵設備 - Google Patents
放射性物質貯蔵設備Info
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- JPH04120398U JPH04120398U JP3434391U JP3434391U JPH04120398U JP H04120398 U JPH04120398 U JP H04120398U JP 3434391 U JP3434391 U JP 3434391U JP 3434391 U JP3434391 U JP 3434391U JP H04120398 U JPH04120398 U JP H04120398U
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Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 放射性物質貯蔵設備の建設地の確保、該貯蔵
設備までの放射性物質の輸送上の安全対策等を容易にす
る。 【構成】 放射線遮蔽材からなる浮体構造の躯体2を構
築するとともに、該躯体2の内部に、放射性物質貯蔵室
7と、給気シャフト10と、排気シャフト11と、放射
性物質貯蔵室7の周囲を囲んだ状態に配置され内部に水
が充填される筒状室15とを区画形成し、該筒状室15
を空の状態として海上を曳航し、海に埋め立て建設する
ことを可能にした。据え付け後に筒状室15に水を充填
すればよく、この水も放射線遮蔽材として機能すること
になる。 【効果】 躯体2を工場等で予め構築しておいて、埋め
立て可能な範囲で任意の場所に建設し得るとともに、臨
海地域に建設される原子力発電所からの放射性物質の輸
送も人家に影響を与えることなく実施することができ、
極めて実用的である。
設備までの放射性物質の輸送上の安全対策等を容易にす
る。 【構成】 放射線遮蔽材からなる浮体構造の躯体2を構
築するとともに、該躯体2の内部に、放射性物質貯蔵室
7と、給気シャフト10と、排気シャフト11と、放射
性物質貯蔵室7の周囲を囲んだ状態に配置され内部に水
が充填される筒状室15とを区画形成し、該筒状室15
を空の状態として海上を曳航し、海に埋め立て建設する
ことを可能にした。据え付け後に筒状室15に水を充填
すればよく、この水も放射線遮蔽材として機能すること
になる。 【効果】 躯体2を工場等で予め構築しておいて、埋め
立て可能な範囲で任意の場所に建設し得るとともに、臨
海地域に建設される原子力発電所からの放射性物質の輸
送も人家に影響を与えることなく実施することができ、
極めて実用的である。
Description
【0001】
本考案は臨海地域付近に構築される放射性物質貯蔵設備に関する。
【0002】
一般に、原子炉で発生する使用済み核燃料集合体は、解体処理するとともに、
プルトニウム等の有用物質を取り出す再処理を行うようになっている。しかし、
軽水型原子炉において使用されるウラン燃料が供給過剰で価格が低下している場
合や高速増殖炉の実用化が遅れる場合等であると、経済性の点で使用済み核燃料
を直ちに再処理することが不利になることも考えられるため、このような状況の
際等には使用済み核燃料集合体を必要に応じて適宜貯蔵することが必要であると
考えられている。また、安全上、有用物質を取り出した後の放射性廃棄物もガラ
ス固化体として貯蔵する等の必要があると考えられている。
【0003】
このような放射性物質の貯蔵設備は、その貯蔵室を放射線遮蔽壁で囲むととも
に、その貯蔵中に放射性物質の崩壊熱による温度上昇が伴うので、これを冷却す
ることが必要であり、この場合、貯蔵設備内の冷却方法を大気を利用した自然滞
留による冷却として運転コストの低減を図ることが好ましい。
この場合、一般には貯蔵設備は地上または地下に建設されるが、放射性物質を
取り扱うものであるため、放射線の遮蔽を確実に行う必要があるとともに、人家
から離れた地域を建設地として選択する必要がある。
【0004】
しかしながら、かかる立地条件を満足する建設地を確保することは容易でなく
、また、確保し得たとしても、原子力発電所から貯蔵設備までの間の使用済み核
燃料の輸送手段における安全対策も必要となる。
【0005】
本考案は、建設地の確保、放射性物質の輸送上の安全対策等を容易にし得る貯
蔵設備を提供することを目的とする。
【0006】
本考案の放射性物質貯蔵設備は、放射線遮蔽材からなる底壁、側壁及び天井壁
により浮体構造の躯体を構築するとともに、該躯体の内部に、放射性物質貯蔵室
と、該放射性物質貯蔵室の下部に冷却空気を導入させる給気シャフトと、放射性
物質貯蔵室内において放射性物質の崩壊熱により高温となった冷却空気を放射性
物質貯蔵室の上部から排出する排気シャフトと、放射性物質貯蔵室の周囲を囲ん
だ状態に配置され内部に水が充填される筒状室とを区画形成したことを特徴とす
る。
【0007】
本考案の貯蔵設備においては、躯体が浮体構造となっているので、例えば、該
躯体及び貯蔵室の内部構造等を予め工場等で構築しておいて、筒状室を空の状態
として重量が小さい段階で、海上を曳航して海に埋め立て建設することができる
。この場合、筒状壁に海水等を充填することにより、重量を増加させて据え付け
の安定化を図ることができる。また、この筒状壁に充填される水は放射線遮蔽材
としても機能し、側壁等と合わせて放射線を二重に遮蔽することができる。
【0008】
以下、本考案の放射性物質貯蔵設備の一実施例を図面に基づいて説明する。
この放射性物質貯蔵設備1は、その躯体2が浮体構造となっており、コンクリ
ート等の放射線遮蔽材により底壁3、側壁4A〜4I及び天井壁5A〜5Gが構
築されるとともに、その底壁3の下面3aがフラットに形成されている。そして
、この底壁3上面に各側壁4A〜4Iが立ち上げられ、これら側壁4A〜4Iの
上に天井壁5A〜5Gが搭載されていることにより、フラットな底壁下面3aを
油圧ジャッキ等により支持して全体を持ち上げることができるようになっている
。
【0009】
また、この貯蔵設備1の中央部には、使用済み核燃料等の放射性物質6のため
の貯蔵室7が区画形成されている。この放射性物質貯蔵室7においては、その天
井壁5Cに、放射性物質6を収納する複数の筒状ピット8が上下方向に沿って吊
持されるとともに、該天井壁5Cには筒状ピット8を閉塞する遮蔽プラグ9が設
けられている。そして、この貯蔵室7の下部に連通する給気シャフト10と、上
部に連通する排気シャフト11とが貯蔵室7の側方位置に設けられ、給気シャフ
ト10から取り入れた冷却空気を貯蔵室7の下部に導入して、放射性物質6の崩
壊熱を受けて高温となった冷却空気を排気シャフト11を経由して大気に放出す
るようになっている。なお、貯蔵室7の上方には、筒状ピット8内への放射性物
質6の出し入れのためのハンドリング装置12を備えた取扱い室13が設けられ
ている。
【0010】
一方、放射性物質貯蔵室7の回りには、該貯蔵室7を囲むように筒状室15が
区画形成されており、該筒状室15は、貯蔵室7の側壁4Cまたは給気シャフト
10の側壁4Eを内側側壁とし、該内側側壁4C・4Eに対して間隔をおいて外
側側壁4A・4Fを立設することにより形成され、内部には海水が充填されてい
る。
【0011】
このように構成した放射性物質貯蔵設備1は、原子力発電所が設置されている
臨海地域近傍等に次のようにして埋め立て建設される。すなわち、工場等で底壁
3、側壁4A〜4I、天井壁5A〜5Gからなる躯体2及び貯蔵室7の内部構造
等を構築するとともに、設置予定位置の海底21にアンカー22を立設しておき
、また、該設置予定位置を囲むように堤防23を構築しておく。そして、貯蔵設
備1をその筒状室15内が空の状態で海岸まで運搬して海上に浮かべ、図2に示
すように曳航船24により曳航しながらアンカー22の上方まで移動した後、堤
防23内の海水を排水することにより貯蔵設備1の底壁3の下面3aをアンカー
22上に載置する。このとき、前記筒状室15内に海水を充填することにより、
貯蔵設備1全体の重量を増加させるようにする。そして、このアンカー22に貯
蔵装置1を固定した後、該貯蔵装置1の周囲の堤防23に囲まれた範囲に土砂を
充填して、建設作業を完了する。
【0012】
このように据え付けられた貯蔵設備1は、アンカー22及び土砂により確実に
固定状態となるとともに、筒状室15内に充填した海水により全体の重量が増し
て、安定性が向上するものである。そして、放射性物質6を貯蔵した状態である
と、給気シャフト10から導入された外部の冷却空気が排気シャフト11から放
出されることにより、放射性物質6が冷却される。また、その貯蔵室7は放射線
遮蔽材からなる壁により囲まれているとともに、周囲の筒状室15内に充填され
ている海水も遮蔽材としての機能を有するため、放射線を二重に遮蔽して、その
漏洩を確実に防止することができるものである。
【0013】
また、原子力発電所は、一般に海に面した臨海地域に建設されるものであり、
したがって、この貯蔵設備1を原子力発電所近傍に埋め立て建設することが可能
で、両者間の放射性物質の輸送上の問題も解消し得て、極めて実用的である。も
ちろん、海岸から遠く離れた遠隔地に建設することも可能であり、その場合であ
っても、工場で予め構築しておいて、海上を曳航して設置するのであるから、建
設作業が容易で建設期間の短縮化を図ることができる。
【0014】
以上の説明から明らかなように、本考案の放射性物質貯蔵設備によれば、次の
ような効果を奏することができる。
(a)躯体が浮体構造となっているから、該躯体を工場等で予め構築しておいて
、海上を曳航して海に埋め立て建設することができ、原子力発電所近傍位置ある
いは遠隔地等、埋め立て可能な範囲で任意の場所に建設することができ、また、
臨海地域に建設される原子力発電所からの放射性物質の輸送も人家に影響を与え
ることなく実施することができ、極めて実用的である。
(b)海上を曳航して埋め立て建設する場合、曳航時には筒状室内に水を充填せ
ずに全体の重量を小さくしておき、据え付け時等に水を充填することにより、作
業に応じて全体重量を調整することができ、建設作業の能率を高めることができ
る。
(c)筒状室に充填される水は放射線遮蔽材としても機能するから、躯体の壁と
合わせて放射線を二重に遮蔽することができ、その漏洩を確実に防止することが
できる。
【図1】本考案の一実施例に係る放射性物質貯蔵設備を
埋め立て建設した後の状態を示す縦断面図である。
埋め立て建設した後の状態を示す縦断面図である。
【図2】図1の貯蔵設備を海上で曳航している状態を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
1 放射性物質貯蔵設備
2 躯体
3 底壁
3a 下面
4A〜4I 側壁
5A〜5G 天井壁
6 放射性物質
7 放射性物質貯蔵室
8 筒状ピット
9 遮蔽プラグ
10 給気シャフト
11 排気シャフト
12 ハンドリング装置
13 取扱い室
15 筒状室
21 海底
22 アンカー
23 堤防
Claims (1)
- 【請求項1】 放射線遮蔽材からなる底壁、側壁及び天
井壁により浮体構造の躯体を構築するとともに、該躯体
の内部に、放射性物質貯蔵室と、該放射性物質貯蔵室の
下部に冷却空気を導入させる給気シャフトと、放射性物
質貯蔵室内において放射性物質の崩壊熱により高温とな
った冷却空気を放射性物質貯蔵室の上部から排出する排
気シャフトと、放射性物質貯蔵室の周囲を囲んだ状態に
配置され内部に水が充填される筒状室とを区画形成した
ことを特徴とする放射性物質貯蔵設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3434391U JPH04120398U (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 放射性物質貯蔵設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3434391U JPH04120398U (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 放射性物質貯蔵設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04120398U true JPH04120398U (ja) | 1992-10-28 |
Family
ID=31916791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3434391U Withdrawn JPH04120398U (ja) | 1991-04-16 | 1991-04-16 | 放射性物質貯蔵設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04120398U (ja) |
-
1991
- 1991-04-16 JP JP3434391U patent/JPH04120398U/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950713 |