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JPH04113366U - シリンダー装置 - Google Patents

シリンダー装置

Info

Publication number
JPH04113366U
JPH04113366U JP2432191U JP2432191U JPH04113366U JP H04113366 U JPH04113366 U JP H04113366U JP 2432191 U JP2432191 U JP 2432191U JP 2432191 U JP2432191 U JP 2432191U JP H04113366 U JPH04113366 U JP H04113366U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
outer tube
bracket
casting
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2432191U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2557483Y2 (ja
Inventor
康夫 土居
輝幸 塩谷
Original Assignee
カヤバ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カヤバ工業株式会社 filed Critical カヤバ工業株式会社
Priority to JP1991024321U priority Critical patent/JP2557483Y2/ja
Publication of JPH04113366U publication Critical patent/JPH04113366U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2557483Y2 publication Critical patent/JP2557483Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • Actuator (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を削減して溶接箇所を減少させ、そ
れによって、組立作業を容易にするとともに、ストロー
クの変更に対しても容易に対応することを可能とするシ
リンダー装置を提供することを目的とする。 【構成】 ブラケット,一方のアウターチューブ,シリ
ンダーヘッドを鋳造により一体成形してシリンダー部材
とするとともにブラケットと他方のアウターチューブを
螺合接合するようにした。又は、ブラケット,他方のア
ウターチューブ,シリンダーボトムを鋳造により一体成
形してシリンダー部材とするとともにブラケットと一方
のアウターチューブを螺合接合するようにしたものであ
る。つまり、3個の部品を鋳造によって一体成形するこ
とにより部品点数を減少させ、かつ、ブラケットと残り
のアウターチューブとを螺合接合することにより、溶接
箇所をなくすとともに、分解可能としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、シリンダー装置に係り、特に、部品点数を減少させるとともに溶接 箇所をなくして、組立作業を容易にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシリンダー装置は、例えば、図2に示すような構成になっている。まず 、ブラケット101があり、このブラケット101の両側には、アウターチュー ブ103、105が溶接により連結されており、これらブラケット101、アウ ターチューブ103、105によってシリンダー107を構成している。図中溶 接部を符号a、bで示す。上記上記アウターチューブ103にはシリンダーヘッ ド109が溶接により取付けられている。又、アウターチューブ105にはシリ ンダーボトム111が溶接により取付けられている。図中溶接部を符号c、dで 示す。
【0003】 シリンダー107の内側には、インナーチューブ113が隙間を存した状態で 同心に配置されている。上記インナーチューブ113とシリンダーヘッド109 、シリンダーボトム111との間には隙間が形成されている。インナーチューブ 113の内側には、ピストンロッド115が図中左右方向に移動可能に収容され ている。上記ピストンロッド115にはピストン117が取付けられている。
【0004】 ブラケット101とインナーチューブ113との間にはOリング119が装着 されており、又、アウターチューブ103とシリンダーヘッド109との間及び インナーチューブ113とピストン117との間にも、それぞれOリング121 、123が装着されている。又、ブラケット101には、ポート125、127 が形成されている。
【0005】 上記構成において、ポート125を介して圧油が供給されると、その圧油はア ウターチューブ105とインナーチューブ113との間の隙間を介して室129 内に供給される。それによって、ピストン117の図中右側に圧力が作用し、ピ ストン117及びピストンロッド115が図中左側に移動して伸張する。その際 、ピストン117の図中左側の室131内の作動油は、インナーチューブ113 とアウターチューブ103との間の隙間、ポート127を介して流出していく。
【0006】 これに対して、ポート127を介して圧油が供給されると、その圧油はアウタ ーチューブ103とインナーチューブ113との間の隙間を介して室131内に 供給される。それによって、ピストン117の図中左側に圧力が作用し、ピスト ン117及びピストンロッド115が図中右側に移動して収縮する。その際、ピ ストン117の図中右側の室129内の作動油は、インナーチューブ113とア ウターチューブ105との間の隙間、ポート125を介して流出していく。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の構成によると次のような問題があった。既に述べたように、各部品 は全て溶接により連結されており、溶接箇所がa、b、c、dと4箇所もあり、 溶接作業に手間取って組立に長時間を要してしまうという問題があった。これは 、部品点数が多いことに起因するものである。又、溶接による固定の場合には、 分解が不可能であるので、或る部品を交換したい場合でも全体を交換しなければ ならないという問題があるとともに、ストローク仕様を変更したい場合にも対応 しにくいという問題があった。
【0008】 本考案はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、部 品点数を削減して溶接箇所をなくし、それによって、組立作業を容易にするとと もに、ストローク仕様の変更に対しても容易に対応することを可能とするシリン ダー装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願考案によるシリンダー装置は、ブラケットの両側 にアウターチューブを連結してシリンダーを構成し、このシリンダーの両端にシ リンダーヘッド及びシリンダーボトムを連結し、上記シリンダー内にピストンを 備えたピストンロッドを移動可能に収容してなるシリンダー装置において、上記 ブラケット,一方のアウターチューブ,シリンダーヘッドを鋳造により一体成形 してシリンダー部材とするとともにブラケットと他方のアウターチューブを螺合 接合するようにし、又は、上記ブラケット,他方のアウターチューブ,シリンダ ーボトムを鋳造により一体成形してシリンダー部材とするとともにブラケットと 一方のアウターチューブを螺合接合するようにしたことを特徴とするものである 。
【0010】
【作用】
本考案の場合には、ブラケット,一方のアウターチューブ,シリンダーヘッド を鋳造により一体成形してシリンダー部材とするとともにブラケットと他方のア ウターチューブを螺合接合するようにした。又は、上記ブラケット,他方のアウ ターチューブ,シリンダーボトムを鋳造により一体成形してシリンダー部材とす るとともにブラケットと一方のアウターチューブを螺合接合するようにしたもの である。つまり、3個の部品を鋳造によって一体成形することにより部品点数を 減少させ、かつ、ブラケットと残りのアウターチューブとを螺合接合することに より、溶接箇所をなくすとともに、分解可能としたものである。
【0011】
【実施例】
以下図1を参照して本考案の一実施例を説明する。まず、シリンダー1があり 、このシリンダー1は、シリンダー部材3と、アウターチューブ5とから構成さ れている。上記シリンダー部材3は、従来のブラケット、アウターチューブ、及 びシリンダーボトムを鋳造により一体成形したものである。上記シリンダー部材 3とアウターチューブ5とは螺合接合により着脱可能に連結されている。
【0012】 上記アウターチューブ5にはシリンダーヘッド7が螺合接合により着脱可能に 連結されている。上記シリンダー1の内側には、インナーチューブ9が隙間を存 した状態で同心に配置されている。上記インナーチューブ9の内側には、ピスト ンロッド11が図中左右方向に移動可能に収容されている。このピストンロッド 11にはピストン13が固定されている。シリンダー部材3とアウターチューブ 5との間、シリンダー部材3とピストン13との間、アウターチューブ5とシリ ンダーヘッド7との間には、Oリング15、17、19がそれぞれ装着されてい る。シリンダー部材3には、ポート21、23が形成されている。
【0013】 以上の構成を基にその作用を説明する。まず、ポート21を介して圧油が供給 されると、その圧油はシリンダー部材3とインナーチューブ9との間の隙間を介 して室25内に供給される。それによって、ピストン13の図中右側に圧力が作 用し、ピストン13及びピストンロッド11が図中左側に移動して伸張する。そ の際、ピストン13の図中左側の室27内の作動油は、インナーチューブ9とア ウターチューブ5との間の隙間、ポート23を介して流出していく。
【0014】 これに対して、ポート23を介して圧油が供給されると、その圧油はアウター チューブ5とインナーチューブ9との間の隙間を介して室27内に供給される。 それによって、ピストン13の図中左側に圧力が作用し、ピストン13及びピス トンロッド11が図中右側に移動して収縮する。その際、ピストン13の図中右 側の室25内の作動油は、インナーチューブ9とシリンダー部材3との間の隙間 、ポート21を介して流出する。
【0015】 以上本実施例によると次のような効果を奏することができる。まず、部品点数 を削減することができる。これは、従来別体に成形されていた、ブラケット、一 方のアウターチューブ、シリンダーボトムを鋳造により一体成形してシリンダー 部材3としたからである。又、そのシリンダー部材3に対して、アウターチュー ブ5を螺合接合により着脱可能に連結したので、従来4箇所あった溶接箇所が全 くなくなった。よって、組立作業が簡単になり、組立作業に要する労力の軽減、 作業時間の短縮を図ることができる。又、ストローク仕様を変更する場合には、 アウターチューブ5の長さを変えるだけでよいので、容易に対応することができ る。
【0016】 尚、本考案は前記一実施例に限定されるものではない。前記一実施例では、従 来のブラケット、アウターチューブ、シリンダーボトムを鋳造により一体成形し たが、ブラケット、他方のアウターチューブ、シリンダーヘッドを鋳造により一 体成形するようにしてもよい。又、前記一実施例の場合には、インナーチューブ を設けた構成としたが、それがないシリンダー装置についても適用可能である。
【0017】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によるシリンダー装置によると、ブラケット,一方 のアウターチューブ,シリンダーヘッドを鋳造により一体成形するとともにブラ ケットと他方のアウターチューブを螺合接合するようにし、又は、ブラケット, 他方のアウターチューブ,シリンダーボトムを鋳造により一体成形するとともに ブラケットと一方のアウターチューブを螺合接合するようにしたので、部品点数 を削減させて溶接箇所をなくすことができ、組立作業に要する労力の軽減、作業 時間の短縮化を図ることができる。又、ストローク仕様の変化に対しても、螺合 接合されるアウターチューブの長さを適宜変えることにより容易に対応すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すシリンダー装置の半裁
断面図である。
【図2】従来のシリンダー装置の半裁断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダー 3 シリンダー部材、 5 アウターチューブ 11 ピストンロッド 13 ピストン 19 シリンダーヘッド 111 シリンダーボトム

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラケットの両側にアウターチューブを
    連結してシリンダーを構成し、このシリンダーの両端に
    シリンダーヘッド及びシリンダーボトムを連結し、上記
    シリンダー内にピストンを備えたピストンロッドを移動
    可能に収容してなるシリンダー装置において、上記ブラ
    ケット,一方のアウターチューブ,シリンダーヘッドを
    鋳造により一体成形してシリンダー部材とするとともに
    ブラケットと他方のアウターチューブを螺合接合するよ
    うにし、又は、上記ブラケット,他方のアウターチュー
    ブ,シリンダーボトムを鋳造により一体成形してシリン
    ダー部材とするとともにブラケットと一方のアウターチ
    ューブを螺合接合するようにしたことを特徴とするシリ
    ンダー装置。
JP1991024321U 1991-03-20 1991-03-20 シリンダー装置 Expired - Fee Related JP2557483Y2 (ja)

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JPH04113366U true JPH04113366U (ja) 1992-10-02
JP2557483Y2 JP2557483Y2 (ja) 1997-12-10

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