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JPH04112862A - 3―シアノ―3,5,5―トリメチルシクロへキサノンの製造方法 - Google Patents

3―シアノ―3,5,5―トリメチルシクロへキサノンの製造方法

Info

Publication number
JPH04112862A
JPH04112862A JP23249190A JP23249190A JPH04112862A JP H04112862 A JPH04112862 A JP H04112862A JP 23249190 A JP23249190 A JP 23249190A JP 23249190 A JP23249190 A JP 23249190A JP H04112862 A JPH04112862 A JP H04112862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
isophorone
hydrocyanic acid
reaction
ipcn
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23249190A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Terasawa
寺沢 正一
Tadatsugu Yamamoto
忠嗣 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP23249190A priority Critical patent/JPH04112862A/ja
Publication of JPH04112862A publication Critical patent/JPH04112862A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、3−シアノ−3,5,5−トリメチルシクロ
ヘキサノン(以下、IPCNと略記する)の製造方法に
関するものである。詳しくは塩基性触媒と溶媒ジメチル
スルホキシド(以下、DMSOと略記する)および/ま
たはジメチルホルムアミド(以下、DMFと略記する)
の存在下で、イソホロンと青酸から生産性の高いIPC
Nの製造方法に関するものである。
IPCNは、アミノ化と水素添加を経てl−アミノ−3
−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキサ
ンに導かれ、エポキシ樹脂用硬化剤や高級エラストマー
、ポリウレタン塗料原料である1−イソシアナト−3−
(イソシアナトメチル)3.5.5− )リメチルシク
ロヘキサンに導かれる産業上有用な基礎原料であって、
近年、需要が急速に増加してきている。
(従来の技術) 従来より、イソホロンと青酸を原料とするIPCNの製
造方法は知られている。例えば、W、FJhi tmo
reおよびC,R,Robert、 J、0.C,13
,31(1948)では、イソホロンとシアン化ナトリ
ウムをメタノールと水と氷酢酸の混合溶媒中で、室温に
おいて1週間反応させることにより、約45%の収率で
IPCNを得ている。しかしながら、この方法:ま、低
収率で、かつ、反応日数を要するため、工業的方法とし
ては全く問題とならない。
また、特公昭40−7486号公報によれば、固体担体
に付着させたアルカリ触媒上に、イソホロンに対し青酸
が約10重量%以下のイソホロン青酸混合物を供給して
、IPCNを連続的に合成している。しかしながら、こ
の方法は、多量の未反応イソホロンの回収を必要とする
ため、工業的方法としては問題がある。
さらに、西独特許1,085,871号明細書によれば
、ジメチルアセトアミド溶媒中でアルカリ金属塩を触媒
とし、イソホロンと青酸とを反応させてIPCNを合成
している。しかしながら、この方法によるIPCNの収
率は約70%と低く、溶媒の回収に多大の経費を必要と
する。
さらにまた、西独特許1,240.854号明細書によ
れば、メタノールを溶媒としてアルカリ金属塩触媒の存
在下に、イソホロンと青酸を反応させてrPCNを合成
している。しかしながら、この方法は、特開昭57−1
16038号公報によると多量の青酸重合物が生成し、
[PCNの収率は約80%と低いものである。
次に、特開昭57−116038号公報5こよれば、無
機の塩基性触媒とグリコール類の存在下に青酸の重合物
の副生を避けるため、大過剰のイソホロンに青酸を反応
させてIPCNを合成している。しかしながら、未反応
のイソホロンを大量に回収する必要があり、工業的には
問題がある。
さらには、特開昭61−33158号公報によれば、ジ
アザ−ビシクロ−アルケン類(有機塩基触媒)の存在下
でイソホロンに青酸を反応させてIPCNを合成してい
る。しかしながら、この方法は、高価な触媒を多量に使
用し、この触媒の回収を行うことが必要で、工業的に行
うには問題がある。
(発明が解決しようとする課題) こうした背景から、イソホロンと青酸からIPCNを工
業的に収率良く安価に製造する方法が望まれでいる。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、この方法について鋭意検討を重ね、溶媒
にDMSOおよび/またはDMFを用いて塩基性触媒存
在下で反応を行わせると、イソホロン/青酸モル比とし
て等モルで反応が進み、高収率でIPCNが得られるこ
とを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明のIPCNの製造方法は、塩基性触媒
とDMSOおよび/またはDMFの存在下に、イソホロ
ンと青酸とを温度60〜160℃で反応させることを特
徴とするものである。
本発明において用いられる塩基性触媒としては、例えば
、ナトリウム、カリうム等のアルカリ金属、ナトリウム
、カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、シアン化物、
炭酸化物、酸化物、アルコラード等、公知の塩基性触媒
が用いられる。触媒の使用量は特に制限はないが、使用
するイソホロンに対し0.05〜1.5重置%の範囲と
するのがよい。
溶媒であるDMSOおよび/またはDMFの使用量は、
反応に用いるイソホロン量と重!比で5〜50%の範囲
とするのがよい。5%以下では反応が進みにくく、反応
完結に長時間を要し好ましくない。また、50%を越え
ると溶媒の回収が増加し、コスト上好ましくない。
反応に用いるイソホロンと青酸の割合は、モル比でイソ
ホロン/青酸が0.8〜1,5、好ましくは1前後であ
る。0.8以下では未反応青酸が多量に残り、後処理が
多くなり、また、青酸ロスも多くなる。1.5を越える
と未反応イソホロン量が多くなり、回収のための経費が
増え好ましくない。
反応温度は60〜160℃1好ましくは100〜140
℃である。60℃未満では反応が遅く、また、160℃
以上では副反応が増え、収率が低下する。
反応時間は特に制限するものではないが、1〜10時間
で目標の反応率を得ることができる。
本発明の方法を実施するに当たっては、イソホロン、塩
基性触媒および溶媒の混合物を加熱攪拌し、これに青酸
を供給し反応させてfPcNを製造することができる。
青酸の供給法としては、液体青酸を滴下する方法、ある
いは不活性ガスをキャリヤーとして使用した青酸をフィ
ートする方法などが用いられる。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明は、この実施例のみに限定されるものではない。
実施例で明らかなように、反応に供するイソホロン/青
酸モル比が1ではIPCNの収率が格段に高く、工業的
に実施する上で多大な効果がある。
実施例1 攪拌機、冷却管、温度計および冷却管付滴下口トを備え
た反応装置に、イソホロン427.7重量部と炭酸カリ
ウム5.6重量部、DMSOI21.3重量部を仕込み
、攪拌しなから油浴上で加熱した。滴下ロートに青酸8
3.6重量部を入れ、反応液を110℃に保ちつつ、撹
拌下に青酸を3時間かけて滴下した(イソホロン/青酸
モル比=1. 0)。青酸滴下後、110’Cで1時間
反応を行ったのち、80%リン酸7.1重量部を添加し
た。未反応の青酸をN2ガスを通してo、01%以下に
除去した。室温に冷却後、塩を濾別し、反応液をガスク
ロマトグラフィーで分析を行った。
その結果、イソホロンの反応率は87%で、IPCNへ
の選択率は99%であり、IPCNの収率は86%であ
った。また、反応液を減圧蒸留して純度99%のIPC
N420gを得た。
実施例2 実施例1と同様の装置に、イソホロン528゜3重量部
と炭酸カリウム6.6重量部、DMF 45.5重量部
を仕込み、攪拌下に110”Cの温度で青酸103.2
重量部を3時間にわたって滴下し反応させた(イソホロ
ン/青酸モル比=1゜0)。滴下終了後、110℃で1
時間反応を行ったのち、80%リン酸7.1重量部を添
加した。
未反応の青酸をN2ガスを通して0.01%以下に除去
した。室温に冷却後、塩を濾別し、反応液をガスクロマ
トグラフィーで分析した。その結果、イソホロンの反応
率は92%で、IPCNへの選択率は89%であり、I
PCHの収率は82%であった。反応液を減圧蒸留分離
して純度99%のIPCN491gを得た。
比較例1 実施例1と同様の装置に、イソホロン528゜0重量部
と炭酸ナトリウム5.1重量部、溶媒としてエチレング
リコール37.6重量部を仕込み、攪拌下に110℃の
温度で青酸102.9重量部を3.5時間にわたって滴
下して反応させた(イソホロン/青酸モル比=1.0)
。滴下終了後、210″Cで1時間反応を行ったのち、
80%リン酸9.8重量部を添加した。未反応の青酸を
N2ガスを通して0.01%以下に除去した。室温に冷
却後、塩を濾別し、反応液を分析した。その結果、イソ
ホロンの反応率は47%で、IPCNへの選択率は88
%であり、IPCNの収率は41%であった。
己し  + (は−か′1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩基性触媒と溶媒の存在下に、イソホロンと青酸とを温
    度60〜160℃で反応させ、3−シアノ−3,5,5
    −トリメチルシクロヘキサノンを製造する方法において
    、溶媒としてジメチルスルホキシドおよび/またはジメ
    チルホルムアミドを用いることを特徴とする3−シアノ
    −3,5,5−トリメチルシクロヘキサノンの製造方法
JP23249190A 1990-09-04 1990-09-04 3―シアノ―3,5,5―トリメチルシクロへキサノンの製造方法 Pending JPH04112862A (ja)

Priority Applications (1)

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JP23249190A JPH04112862A (ja) 1990-09-04 1990-09-04 3―シアノ―3,5,5―トリメチルシクロへキサノンの製造方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23249190A JPH04112862A (ja) 1990-09-04 1990-09-04 3―シアノ―3,5,5―トリメチルシクロへキサノンの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04112862A true JPH04112862A (ja) 1992-04-14

Family

ID=16940152

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JP23249190A Pending JPH04112862A (ja) 1990-09-04 1990-09-04 3―シアノ―3,5,5―トリメチルシクロへキサノンの製造方法

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JP (1) JPH04112862A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010062603A1 (de) 2010-12-08 2012-06-14 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur Herstellung von 3-Aminomethyl-3,5,5-trimethylcyclohexylamin
DE102011077681A1 (de) 2011-06-17 2012-12-20 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur Herstellung von 3-Cyano-3,5,5-trimethylcyclohexanon

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010062603A1 (de) 2010-12-08 2012-06-14 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur Herstellung von 3-Aminomethyl-3,5,5-trimethylcyclohexylamin
WO2012076317A1 (de) 2010-12-08 2012-06-14 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur herstellung von 3-aminomethyl-3,5,5-trimethylcyclohexylamin
DE102011077681A1 (de) 2011-06-17 2012-12-20 Evonik Degussa Gmbh Verfahren zur Herstellung von 3-Cyano-3,5,5-trimethylcyclohexanon

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