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JPH038813Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH038813Y2
JPH038813Y2 JP6097388U JP6097388U JPH038813Y2 JP H038813 Y2 JPH038813 Y2 JP H038813Y2 JP 6097388 U JP6097388 U JP 6097388U JP 6097388 U JP6097388 U JP 6097388U JP H038813 Y2 JPH038813 Y2 JP H038813Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque receiving
part side
friction pad
reaction
action
Prior art date
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Expired
Application number
JP6097388U
Other languages
English (en)
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JPH01163226U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6097388U priority Critical patent/JPH038813Y2/ja
Publication of JPH01163226U publication Critical patent/JPH01163226U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH038813Y2 publication Critical patent/JPH038813Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、制動作動時のキヤリパの移動をスラ
イドピンで案内するピンスライド型の車両用デイ
スクブレーキであつて、特にデイスクロータの両
側でブラケツトの支持腕に吊持される摩擦パツド
の支持構造に関する。
〔従来の技術) ピンスライド型の車両用デイスクブレーキにあ
つては、例えば実開昭56−62437号公報に開示さ
れるように、デイスクロータを挾んで配置される
キヤリパの作用部と反作用部の内側に摩擦パツド
を対向して設け、キヤリパの作用部側で車体に固
設されるブラケツトに、デイスクロータを跨ぐ一
対の支持腕を設けて、該支持腕にキヤリパの作用
部側をスライドピンを介して支持し、各支持腕の
内側で、デイスクロータを挾んで離間して設けた
段状のトルク受け部に、それぞれ金属製の案内プ
レートを架設し、該案内プレートに、各摩擦パツ
ドの裏板両側に突設した耳片を係止して、摩擦パ
ツドを吊下げ支持したものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述の摩擦パツドのうち、反作
用部側の摩擦パツドは、車体取付け部から離れた
剛性力の低い支持腕の先端側に係止されることか
ら、反作用部側の摩擦パツドの制動トルクが支持
腕の先端側に伝わつて、支持腕に引摺り変形を生
じ、キヤリパの移動を案内する支持腕内部の挿通
孔またはスライドピンに、支持腕の変形による摺
動抵抗を生じることがあつた。
本考案は、かかる実情を背景にしてなされたも
ので、支持腕の引摺り変形を抑止し、キヤリパを
円滑に移動できて、良好な制動作用が行なえるピ
ンスライド型車両用デイスクブレーキの摩擦パツ
ド支持構造を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上述の目的を達成するため、デイス
クロータを挾んで対向配置される一対の摩擦パツ
ドを、キヤリパの作用部と反作用部で押動し、該
キヤリパをデイスクロータの外周を跨ぐブラケツ
トの両支持腕に、スライドピンを介して支持し、
前記各摩擦パツドの裏板両側に突設した耳片を、
前記両支持腕の内側に対向して設けた段状のトル
ク受け部に係止して、両摩擦パツドを吊持したピ
ンスライド型車両用デイスクブレーキの摩擦パツ
ド支持構造において、前記トルク受け部を、作用
部側トルク受け部と反作用部側トルク受け部とに
分割して、両トルク受け部をデイスクロータの内
外周方向に2段に配置すると共に、反作用部側ト
ルク受け部を反作用部側の摩擦パツドよりも作用
部側に偏位させ、一方反作用部側の摩擦パツドの
耳片を延出して、反作用部側トルク受け部に係止
したことを特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成により、反作用部側の摩擦パツドに
生じる制動トルクは、車体取付け部に近く剛性力
の高い支持腕の作用部側で受けるので、支持腕の
引摺り変形を抑止して、支持腕内部の挿通孔また
はスライドピンの摺動抵抗を防止する。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
デイスクブレーキ1は、デイスクロータ2の一
側に沿つて車体に固設されるブラケツト3の先端
に、デイスクロータ2を跨いでデイスク軸方向に
並設される一対の支持腕3a,3aが一体に設け
られ、両支持腕3a,3aには、キヤリパ4の作
用部4aがスライドピン5,5を介して支持され
ている。
キヤリパ4は、シリンダ孔4bにピストン6を
内挿したブラケツト3側の上記作用部4aと、反
力爪4cを備える反ブラケツト側の反作用部4d
とを、デイスクロータ2の外周を跨ぐブリツジ部
4eにて連結したもので、作用部4aと反作用部
4dの内側には、デイスクロータ2を挾んで一対
の摩擦パツド7,8が対向配置されている。
また、作用部4aの両側に突設した取付け腕4
f,4fには、各支持腕3aに穿設した挿通孔3
bに挿通される前記スライドピン5,5が、それ
ぞれボルト9にて固設されており、制動操作によ
つて、シリンダ孔4bに圧液が供給されると、ピ
ストン6が前進して、作用部4a側の摩擦パツド
7がデイスクロータ2の一側面に押圧され、更に
この反力でキヤリパ4が作用部4a側に移動し
て、反作用部4d側の摩擦パツド8をデイスクロ
ータ2の他側面に押圧して制動作用を行なう。
上記摩擦パツド7,8は、デイスクロータ2の
側面に摺接されるライニング10と、ライニング
10が固着される裏板11,12とで構成され、
裏板11,12の両側には、上記両支持腕3a,
3aの内側に対向して設けた段状のトルク受け部
3c,3c、3d,3dに係止される耳片11
a,11a、12a,12aが突設されており、
各摩擦パツド7,8は、上記各耳片11a,12
aを、トルク受け部3c,3dに係止して、デイ
スクロータ2の両側に対向して吊持されると共
に、ブリツジ部4eの内側に係止されるパッドス
プリング13にてデイスク中心方向に付勢されて
いる。
上記両トルク受け部3c,3dのうち、作用部
4a側のトルク受け部3cは、従来と同様支持腕
3aの基部に形成されるが、摩擦パツド8を係止
する反作用部4d側のトルク受け部3dは、支持
腕3aの引摺り変形を抑止するために、作用部4
a側のトルク受け部3cよりもデイスクロータ2
の外周側に位置する支持腕3a自身に、摩擦パツ
ド8よりも作用部4a側のデイスクロータ2から
トルク受け部3cの上部に亙つて設けられてい
る。
上記トルク受け部3dに係止される摩擦パツド
8の耳片12aは、摩擦パツド7の耳片11aよ
りも取付け位置が高い裏板12の上側部から、作
用部4aに向けてクランク状に長く形成され、外
方に折曲した先端の突片12bをトルク受け部3
dに載置されるもので、各トルク受け部3c,3
dは、摩擦パツド7,8が、制動時及びライニン
グ10の摩耗によつてデイスク軸方向へ移動する
に充分な長さを以て形成される。
以上のように、本実施例の両トルク受け部3
c,3dは、デイスクロータ2の内外周方向に2
段に形成されており、反作用部4d側の摩擦パツ
ド8に生じる制動トルクは、支持腕3aの基部側
に設けた剛性力の高いトルク受け部3dで支承さ
れるため、支持腕3aに引摺り変形を生じにくく
なる。
従つて、キヤリパ4の移動を案内する挿通孔3
bやスライドピン5に、変形による摺動抵抗を与
えることなく、キヤリパ4を円滑に移動できて、
制動作用を良好に行なうことができる。
また、本実施例の作用部4a側の摩擦パツド7
は、従来形状のものをそのまま使用でき、更に、
ブラケツト3の支持腕3aを、キヤリパ4を支持
するに必要な最低長さに短縮することができるの
で、材料費の節減によるコストダウンや車体重量
の軽減が図れる。
尚、反作用部側のトルク受け部は、上記実施例
と反対に、作用部側のトルク受け部のデイスクロ
ータ内周側に設けてもよく、また反作用部側の摩
擦パツドの耳片も、トルク受け部形状に合わせ
て、適宜形状変更される。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明したように、ブラケツトの両
支持腕の内側に対向して形成されるトルク受け部
を、作用部側トルク受け部と反作用部側トルク受
け部とに分割して、両トルク受け部をデイスクロ
ータの内外周方向に2段に配置すると共に、反作
用部側トルク受け部を反作用部側の摩擦パツドよ
りも作用部側に偏位させ、一方反作用部側の摩擦
パツドの耳片を延出して、反作用部側トルク受け
部に係止したから、反作用部側の摩擦パツドに生
じる制動トルクは、車体取付け部に近く剛性力の
高い支持腕の作用部側で受けるので、支持腕の引
摺り変形を抑止でき、キヤリパの移動を案内する
挿通孔やスライドピンに、変形による摺動抵抗を
与えることなく、キヤリパを円滑に移動できて、
良好な制動作用が行なうことができる。
また、支持腕の長さを、キヤリパを支持するに
必要な最低長さに短縮できて、材料費の節減によ
るコストダウンや車体重量の軽減が図れる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図はブラケ
ツトの支持腕と摩擦パツドの各要部の分解斜視
図、第2図はデイスクブレーキの一部断面平面
図、第3図は第2図の−断面図である。 1……デイスクブレーキ、2……デイスクロー
タ、3……ブラケツト、3a……支持腕、3b…
…挿通孔、3c……作用部4a側のトルク受け
部、3d……反作用部4d側のトルク受け部、4
……キヤリパ、4a……作用部、4d……反作用
部、5……スライドピン、7……作用部4a側の
摩擦パツド、8……反作用部4d側の摩擦パツ
ド、10……ライニング、11……作用部4a側
の裏板、12……反作用部4d側の裏板、11a
……裏板11の耳片、12a……裏板12の耳
片、12b……突片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスクロータを挾んで対向配置される一対の
    摩擦パツドを、キヤリパの作用部と反作用部で押
    動し、該キヤリパをデイスクロータの外周を跨ぐ
    ブラケツトの両支持腕に、スライドピンを介して
    支持し、前記各摩擦パツドの裏板両側に突設した
    耳片を、前記両支持腕の内側に対向して設けた段
    状のトルク受け部に係止して、両摩擦パツドを吊
    持したピンスライド型車両用デイスクブレーキの
    摩擦パツド支持構造において、前記トルク受け部
    を、作用部側トルク受け部と反作用部側トルク受
    け部とに分割して、両トルク受け部をデイスクロ
    ータの内外周方向に2段に配置すると共に、反作
    用部側トルク受け部を反作用部側の摩擦パツドよ
    りも作用部側に偏位させ、一方反作用部側の摩擦
    パツドの耳片を延出して、反作用部側トルク受け
    部に係止したことを特徴とするピンスライド型車
    両用デイスクブレーキの摩擦パツド支持構造。
JP6097388U 1988-05-09 1988-05-09 Expired JPH038813Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6097388U JPH038813Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09

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JP6097388U JPH038813Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09

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Publication Number Publication Date
JPH01163226U JPH01163226U (ja) 1989-11-14
JPH038813Y2 true JPH038813Y2 (ja) 1991-03-05

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JP6097388U Expired JPH038813Y2 (ja) 1988-05-09 1988-05-09

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JPH01163226U (ja) 1989-11-14

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