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JPH038419A - 液体濾過装置の濾過膜の目詰り防止方法及び液体濾過装置 - Google Patents

液体濾過装置の濾過膜の目詰り防止方法及び液体濾過装置

Info

Publication number
JPH038419A
JPH038419A JP9104089A JP9104089A JPH038419A JP H038419 A JPH038419 A JP H038419A JP 9104089 A JP9104089 A JP 9104089A JP 9104089 A JP9104089 A JP 9104089A JP H038419 A JPH038419 A JP H038419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
filtration
membrane
filtration membrane
filter membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9104089A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuhiro Yamada
山田 鎭浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMADA MEKKI KOGYOSHO KK
Original Assignee
YAMADA MEKKI KOGYOSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMADA MEKKI KOGYOSHO KK filed Critical YAMADA MEKKI KOGYOSHO KK
Priority to JP9104089A priority Critical patent/JPH038419A/ja
Publication of JPH038419A publication Critical patent/JPH038419A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は濾過膜により液体を濾過するようにした液体濾
過装置の濾過膜の目詰り防止方法及び液体濾過装置に関
する。
(従来の技術) 従来より、例えば井戸水から不純物を取除いて純水を得
るための装置としては、イオン交換樹脂を用いたものが
あった。ところが、このものでは、不純物の吸着により
早期にイオン交換樹脂の機能が低下するため、再生作業
を行う関度が高く高コストとなっていた。このため、近
年では、精密濾過膜、限外濾過膜、逆浸透膜等の濾過膜
を用いた液体濾過装置が供されている。
この種の液体濾過装置の要部構成を第10図を参1I(
(L テ述べる。この第10図はバイブ状の耐圧容器1
に濾過部材2を内蔵した一般にモジュール3と称される
ものを示している。この場合、濾過部材2は、多数の透
孔4aを有する集液管4の周りに長尺な濾過膜5を、ネ
・ソト状のスペーサ6を挟んで螺旋状に巻込んで構成さ
れている。このものは、図示しない高圧ポンプにより耐
圧容器1の注液口1aから原液(例えば井戸水)を注入
すると、濾過膜5による濾過作用あるいは逆浸透作用に
より、a遇されて不純物が取除かれた透過液(純水)が
集液管4を通って透過液口(図示せず)から得られ、ま
た、不純物が濃縮された濃縮液が濃縮液口(図示せず)
から得られるようになっている。
このようなモジュール3を用いた液体濾過装置は、イオ
ン交換樹脂を用いたものと比べ効率の良い濾過ができ、
また、特に濾過膜5を螺旋状に巻込んでいるので、濾過
膜5面積を太き(できてコンパクトで高能力が得られる
もの、である。さらに、長期間にわたって安定した透過
液が得られ、再生作業の回数も少なく済ませることがで
きる。この場合、再生作業即ち濾過膜5の表向に付着し
た不純物の除去作業は、濾過とは逆向きに洗浄液等の液
体を流すこと(逆洗)によりなされる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記濾過膜5に付着した不純物は、逆洗によ
りほとんどのものが膜面から遊離して除去される。とこ
ろが、特にシリカ分は膜面に付着しやすく且つ膜面から
剥離しにくい性質があり、このシリカ分を除去するには
逆先に長い時間がかかるようになる。このため、従来よ
り、井戸水のような原液中にシリカ分を多く含んでいる
ものの場合には、比較的早期に濾過膜5が目詰りし、さ
らに、濾過膜5の再生作業に苦慮していた。
このような問題点を解消するために、原液を酸性とした
のちモジュール3を通すようにしてシリカ分の濾過膜5
への付むを少なくする試みや、度使用した透過液を原液
に混合して原液中のシリカ分の濃度を低くしてからモジ
ュール3を通すといった試みがなされている。しかしな
がら、現実にはこれらの試みではさほどの効果は得られ
てはいなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、シリカ分の濃度の高い液体を濾過する場合であっても
、濾過膜からの不純物の剥離を効果的に行うことができ
る、あるいは濾過膜への不純物の付着を極力抑えること
ができ、ひいては濾過膜の再生作業を短時間で容易に行
うことができる液体濾過装置の濾過膜の目詰り防止方法
を提供するにある。さらに、本発明の目的は、コンパク
トで高能力の装置であって、上記方法を具体化し、濾過
膜の再生作業を短時間で容易に行うことができる液体濾
過装置を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の第一の液体濾過装置の濾過膜の目詰り防止方法
は、濾過時とは逆向きに液体を流す際に、濾過膜と液体
とを相対的に振動させるところに特徴を有する。また、
本発明の第二の液体濾過装置の濾過膜の目詰り防止方法
は、液体を、濾過する際に、濾過膜と液体とを相対的に
振動させるところに特徴を有する。
そして、本発明の液体濾過装置は、濾過膜を長尺形状と
し、この濾過膜を薄板状の振動体を添設した状態で螺旋
状に巻込んで濾過部材を構成すると共に、前記濾過部材
を収納する容器に前記振動体を振動させる励振装置を設
けたところに特徴を白゛する。また、濾過膜を中空糸状
とし、この中空糸状の濾過膜をこれらの間に振動体を挟
んだ状態で多数本束ねて濾過部材を構成すると共に、前
記濾過部材を収納する容器に前記振動体を振動させる励
振装置を設けるようにしても良い。さらには、濾過部材
を収納した容器内にポンプからの液体をOt給するため
の給液管に、前記ポンプからの液体を振動させる励振装
置を設けることもできる。
(作用) 上記第一の方法によれば、濾過膜と液体との相対的な振
動によりその濾過膜に付着していた不純物粒子が膜面か
ら振払イ)れるようになって遊離し、濾過とは逆向きに
流れる液体によって濾過膜からはぎ取られて除去される
ようになる。また、第二の方法によれば、濾過膜により
濾過される不純物粒子は、濾過膜と液体との相対的な振
動により振払われるようになって膜面に付着しにくくな
る。
そして、本発明の液体濾過装置によれば、励振装置を作
動すると、長尺な濾過膜に添設された薄板状の振動体を
介して濾過膜が振動するようになる。この場合、上記の
ように、濾過膜再生のための逆洗時に励振装置を駆動し
て濾過膜を振動させることにより、濾過膜に付着してい
た不純物粒子を振払うようにして除去することができ、
また、液体の濾過時に励振装置を作動して濾過膜を振励
させることにより、液体中の不純物粒子は膜面に付着し
にくくなる。また、中空糸状の濾過膜の間に振動体を挟
んだ状態で多数本束ねるようにしたものでも同様に作用
する。さらには、給液管に励振装置を設けて’tlk体
を振動させるようにしても、濾過膜とその液体との相対
的な振動が得られる。
この場合でも上記同様に、励振装置を、濾過膜再生のた
めの逆洗用の液体を供給するための給液管に設けて逆洗
時に駆動しても、濾過すべき液体を供給するための給液
管に設けて濾過時に駆動するようにしても良い。
(実施例) 以下本発明を井戸水から純水を生成する液体濾過装置に
適用したいくつかの実施例について説明する。
(1)第−実施例 本第一実施例の装置は、請求項3の発明に対応しており
、以下これについて第1図及び第2図を参照して説明す
る。
第1図は本実施例に係るモジュール11の構成を示し、
ここで、12は円筒状をなす耐圧容器であり、この胴部
には、図示左端側に注液口13が設けられていると共に
、図示右端側に濃縮液口14が設けられている。また、
この耐圧容器12の右端面は、蓋部15が芒脱可能に取
付けられ、この蓋部15の中央に透過液口16が設けら
れている。さらに、耐圧容器12の左端部には装置室1
2aが設けられており、この装置室12a内に後述する
励振装置17が配設されている。そして、この耐圧容器
12内には濾過部月18が収容される。この濾過部材1
8は以下のように構成されている。
即ち、第2図において、19は濾過膜であり、これは例
えば変成ポリビニルアルコール系スキン層等の合成高分
子系複合膜よりなり、帯状の長尺形状とされている。2
0は集水管であり、これは例えば硬質塩化ビニルよりな
り、多数の透孔20aを有する細管状をなしている。2
1は例えばプラスチック製のスペーサであり、これは、
ネット状をなし、前記濾過膜19の一方の面全体に例え
ば接着により設けられている。22は振動体であり、こ
れは、例えばステンレス鋼等の硬質の金属よりなり、前
記濾過膜1つの幅・」法に対応した長さの薄板状をなし
ている。また、この振動体22には多数の透孔22aが
形成されている。そして、前記振動体22は濾過膜19
の膜面に適宜の間隔をおいて複数個が添設され、この状
態で濾過膜1つは前記集水管20の外周に螺旋状に巻込
まれている。さらにこの状態で、第1図に示す例えばガ
ラス繊維を含んだプラスチックよりなる透過性を備える
円筒状のシェル23内に挿入され、以て濾過部材]8が
構成されている。
この濾過部材18は、シェル23の両端部の径大部23
a、23aの外周をパツキン24にて耐圧容器12の内
周面に密着させた状態に固定される。このとき、前記集
水管20の端部は前記透過液口16に連結され、また、
前記振動体22は前記励振装置17に連結された伝達部
材25に連結されるようになっている。この励振装置1
7は、例えば圧電形の超音波振動発生装置からなり、通
電により超音波振動を発生し、以て、この振動が伝達部
祠25を介して伝達されて振動体22が振動するように
なっている。
以上のように構成されたモジュール11は、図示はしな
いが、濾過システムに組込まれ、このとき前記注液口1
3が高圧ポンプに連結され、濃縮液口14及び透過液口
16は夫々排水パイプ及び通過水パイプに連結される。
次に、上記tM成の作用について説明する。
濾過システムが駆動すると、高圧ポンプにより井戸水が
注液口13からモジュール11内に注入される。すると
、この加圧された井戸水が濾過膜19を透過し、濾過膜
19の濾過作用及び逆浸透作用により井戸水中の不純物
が濾過分離されるようになる。このとき、濾過膜1つを
透過した純水成分が透孔20aを通って集水管20に集
められ、透過液口16から純水として得られるようにな
る。
また、シリカ分を含む不純物が〆層線された濃縮液が濃
縮液口14から得られ排水されるようになる。
この場合、濾過膜19は螺旋状に巻込まれているので、
膜面積は極めて大きくなり、濾過部材18としてはコン
パクトであるにもかかわらず高性能な濾過を行うことが
できる。
而して、使用を続けると、不純物の付若により次第に濾
過膜19が0詰りして行き、濾過効率が低下する。この
ため、例えば定期的に逆先による不純物の除去作業が行
われる。こ、の除去作業は請求項1の発明に対応する。
さて、この逆洗はモジュール11に対し、透過液口16
及び濃縮液口14から高圧で洗浄液を流すと共に、励振
装置17を駆動することによりなされる。これにより、
この逆洗時において、振動体22が振動しこれに伴いこ
の振動体22に密接している濾過膜1つが振動するよう
になる。そして、濾過膜19の振動により、付着してい
た不純物粒子が膜面から振払われるようになって遊離し
、その不純物が濾過とは逆向きに流れる洗浄液によって
濾過膜19からはぎ取られて除去されるようになる。
よって、この場合、濾過膜19に付若しやすく剥離しに
くいシリカ分が井戸水中に高濃度で含まれているり(情
があっても、振動により濾過膜1つから剥離されやすく
なって、不純物の除去効果に優れたものとなる。この結
果、濾過膜19の再生作業を短時間で容易に?Tうこと
ができるものである。
次に、励振装置17を濾過時に駆動させる場合について
説明する。この濾過方法は請求項2の発明に対応する。
この場合には、濾過システムを駆動すると励振装置17
も同時に駆動されるように構成しておく。
すると、濾過膜19が振動すると共に、加圧された井戸
水がその濾過膜19を透過し、上記同様に、濾過膜19
を透過した純水成分が透孔20gを通って集水管20に
集められて透過液口16から純水として得られるように
なり、また、不純物が濃縮された濃縮液が濃縮液口14
から得られ排水されるようになる。
而して、このとき、濾過膜19によりa遇されるシリカ
分を含む不純物粒子は、濾過膜19の振動により常に振
払われるようになって膜面に付着しにくくなる。従って
、井戸水中に含まれていたほとんどの不純物は、膜面に
付着することなく濃縮液中に含まれるようになり、濃縮
液口14がら排出されるようになる。
よって、この場合、濾過膜19への不純物の併行を極力
抑えることができ、ひいてはg詰りによる濾過効率の低
下も遅くなり、定期的、に行われる濾過膜19の再生作
業も短時間で容易に行うことができるものである。
このように本実施例によれば、コンパクトで濾過能力に
優れた装置であって、励振装置17を駆動することによ
り、長尺な濾過膜19に添設された薄板状の振動体22
を介して濾過膜19を振動させることができる。従って
、濾過膜19の再生のための逆洗時に励振装置19を駆
動することにより、濾過膜1つに付着していた不純物粒
子を振払って除去することができ、あるいは、井戸水の
濾過時に励振装置17を駆動することにより、井炉水中
の不純物粒子を膜面に付着しにくくすることができる。
この結果、濾過膜19の再生作業を短時間で容易に行う
ことができるものである。
(2)第二実施例 次に、本発明の第二実施例について、第3図及び第4図
を参照して説明する。
この第3図及び第4図は請求項4に対応した構成の本実
施例に係るモジュール26を示している。
本実施例が上記第一実施例と異なるところは、濾過部材
27の構成にある。即ち、この濾過部材27は、例えば
ポリスルホン系の合成高分子膜よりなる中空糸状の濾過
膜28を、多数本束ねた状態で、ガラス繊維を含んだプ
ラスチックよりなり透過性を備える円筒状のシェル2つ
内に収容してなるものである。そして、多数本の中空糸
状の濾過膜28間には、例えばステンレス鋼等の硬質の
金属よりなる、棒状の振動体30及び円筒状の振動体3
1が挟まれた状態とされている。この場合、第4図に示
すように、振動体30は濾過部材27の中心部に配置さ
れ、振動体31は径の異なる複数個か同心円状に配置さ
れている。
このように構成された濾過部月27は、耐圧容器32内
に固定され、このとき、前記振動体3゜及び31が装置
室32a内に配設された励振装置33に伝達部材34を
介して連結される。これにより、励振装置33を駆動す
ると振動体30及び31が振動し、これに密接している
fg過膜28が振動するようになる。
この構成において、高圧ポンプにより井戸水を注液口3
5から注入すると、その井戸水が濾過膜28の中空内を
流れ、このときの濾過膜28の濾過作用及び逆浸透作用
により、濾過された純水成分が濾過膜28を外周側へ透
過して透過液口36゜36から純水としてIHられるよ
うになる。また、シリカ分を含む不純物が濃縮された濃
縮液が濾過膜28の中空内を通って濃縮液口37から得
られ排水されるようになる。この場合、濾過膜28は中
空糸状とされ、これが多数本束ねられているので、膜面
積は極めて大きくなり、濾過部祠27としてはコンパク
トであるにもかかわらず高性能な濾過を行うことができ
る。そして、励振装置33を駆動することにより、濾過
膜28を振動させることができるので、上記第一実施例
と同様に、濾過膜28の再生のための逆洗時に励振装置
33を駆動することにより(請求項1の発明に対応)、
濾過膜28に付むしていた不純物粒子を振払って除去す
ることができ、あるいは、井戸水の濾過時に励振装置3
3を駆動することにより(請求項2の発明に対応)、井
戸水中の不純物粒子を膜面に付若しにくくすることがで
きる。この結果、濾過膜28の再生作業を短時間で容易
に行うことができるものである。
尚、上記各実施例では、励振装置17及び33に夫々振
動体22及び30.31を伝達部材25及び34によっ
て直接的に連結させるようにしたが、第5図に示すよう
に、励振装置38をケース39内に配設して耐圧容器4
0内とは隔てられた状態とし、そのケース3つの外壁部
39aを介して図示しない振動体に連結された伝達部材
41に振動を伝達させるようにしても良い。
また、上記第−実施例では、濾過膜19の幅方向に延び
る長尺仮状の振動体22を濾過膜1つの膜面に適宜間隔
をおいて設けたか、第6図に示すように、多数の透孔4
2aを−Hした広幅の薄阪状の振動体42を濾過膜43
と共に巻込むようにしたり、又は、例えば金属等の硬質
飼料からなるネット状の振動体44としてこれをスペー
サ兼用とすることも考えられる。
(3)第三及び第四実施例 まず、請求項1及び5に対応する第二。実施例について
、第7図及び第8図を参照して説明する。
第7図において、45はモジュールであり、これは、耐
圧容器46内に濾過部材47を収容して9:、S成され
ている。この濾過部材47は、詳しく図示はしないが、
集水管48の周りに、合成高分子系複合膜からなる濾過
膜をネット状のスペーサを挟んで巻込んだものをシェル
49に挿入して構成され、振動体22を備えない他は第
一実施例の濾過部材18と同様である。そして、前記耐
圧容器46には、注液口50.濃縮液口51及び透過液
口52が設けられている。
以上のように構成されたモジュール45は、濾過システ
ム53に組込まれる。このとき、前記注液口50は、井
戸水を高圧で耐圧容器46内に供給するための図示しな
いバイブに連結され、濃縮il1口51は、図示しない
排水パイプに連結される。
そして、前記透過711口52は、給液管54に連結さ
れる。この給液管54は切替弁55を備え、これを介し
て、透過水バイブ56あるいは洗浄液パイプ57に選択
的に連結されるようになっている。
さらに、前記洗浄液バイブ57は、洗浄液用高圧ポンプ
58を介して図示しない洗浄液タンクに接続されている
。前記切替弁55は、濾過時には前記透過液口52を透
過水バイブ56に連結させ、逆洗時には透過液口52を
洗浄液パイプ57に連結させるように構成されている。
さて、前記給液管54には該給液管54に連通して装置
室5つが設けられており、この装置室59内には、第8
図に示すように、例えば圧電形の超音波振動発生装置か
らなる励振装置60が配設されている。そして、装置室
59の開口部分には、ダイアフラム61かOリング62
及び締付リング63により該装置室59内を密閉するよ
うに設けられている。このダイアフラム61には、前記
励振装置60のアクチュエータ60aが接していて、励
振装置60を駆動することによりダイアフラム61を介
して前記給液管54内の液体この場合洗浄液を振動させ
るようになっている。
次に、上記構成の作用について説明する。
濾過時には、上記第一実施例と同様に、井戸水が注;f
k口50から容器46内に高圧で注入され、濾過部材4
7により濾過されて純水成分が透過液口52から得られ
る。この場合、透過液口52は切替弁55を介して透過
水バイブ56に連結されている。
そして、逆洗時には、切替弁55により透過液口52が
洗浄液バイブ57に連結され、洗浄液用高圧ポンプ58
によって洗浄液タンクからの洗浄液が透過液口52から
容器46内に高圧で(供給される。このとき、励振装置
60が駆動されてダイアフラム61が振動し、前記洗浄
液用高圧ポンプ58から容器46内に供給される洗浄液
が振動するようになる。これにより、容器46内の濾過
膜と洗浄液とが相対的に振動するようになり、濾過膜に
付着していた不純物粒子が膜面から振払われるようにな
って312離し、その不純物が洗浄液によって濾過膜か
らはぎ取られて除去されるようになる。
従って、上記各実施例と同様に、濾過膜の再生作業を短
時間で容易に行うことができるものである。
第9図は本発明の第四実施例を示すもので、上記第三実
施例と異なるところは、高圧ポンプ64から容器46内
に供給される井戸水を振動させるための励振装置を配設
した装置室65を、注液口50に連結された給液管66
の注液口50近傍部位に設けた点である。
この構成では、井戸水の濾過時に励振装置を駆動するこ
とにより、容器46内の濾過膜と井戸水とを相対的に振
動させることができる(請求項2の発明に対応)。従っ
て、井戸水中のシリカ分を含む不純物粒子が常に振払わ
れるようになるので、濾過膜への不純物の付芒を極力抑
えることができ、ひいては濾過膜の再生作業も短時間で
容易に行うことができるものである 尚、これら第三、第四実施例のように、直接には液体を
振動させる場合でも、励振装置を、給液管でなく濾過部
材を収容した容器に設けるようにしても良い。
その他、本発明は上記し且つ図面に示した各実施例に限
定されるものではなく、例えば振動体としては金属製の
ものに限らずセラミック製でも良く、また、励振装置と
しては超音波振動子に限らず電磁的振動発生装置であっ
ても良い。さらには、井戸水の濾過に限らず、様々な液
体の濾過分離に適用できる等、要旨を逸脱しない範囲内
で種々の変更が可能である。
[発明の効果] 以上の説明にて明らかなように、本発明によれば次のよ
うな優れた効果を奏する。
即ち、請求項1の液体濾過装置の濾過膜の目詰り防止方
法によれば、濾過Iff、の振動により、濾過膜からの
不純物の剥離を効果的に行うことができるから、濾過膜
の再生作業を短時間で容易に行うことができる。
請求項2の液体濾過装置の濾過膜の目詰り防止方法によ
れば、濾過膜への不純物の付着を極力抑えることができ
、ひいては濾過膜の再生作業を短時間で容易に行うこと
ができる。
請求項3.請求項4及び請求項5の液体濾過装置によれ
ば、上記方法を効果的に具体化でき、濾過膜に付着して
いた不純物粒子を振払って濾過膜の再生作業を短時間で
容易に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例を小す要部の縦断面図、第
2図は同一部を破断して示す濾過部材の斜視図、第3図
は本発明の第二実施例を示す要部の縦断面図、第4図は
同濾過部材の縦断側面図であり、また、第5図は本発明
の他の実施例を示す要部の縦断面図、第6図は本発明の
他の実施例を示す第2図相当図である。また、第7図は
本発明の第三実施例を示す要部の縦断面図、第8図は同
励振装置部分の拡大縦断面図、第9図は本発明の第四実
施例を示す第7図相当図である。そして、第10図は従
来例を示す要部の一部を破断した斜視図である。 図面中、12.’32,40.46は耐圧容器(容器)
 、12 a 、32 a 、  59.65は装置室
、17、 33.38.60は励振装置、18,27゜
47は濾過部材、19,28.43は濾過膜、22.3
0,31,42.44は振動体、25.34.41は伝
達部材、54.66は給itl管、58゜64は高圧ポ
ンプ(ポンプ)を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、液体を濾過膜を透過させて濾過する方法において、
    濾過時とは逆向きに液体を流す際に、前記濾過膜と前記
    液体とを相対的に振動させることを特徴とする液体濾過
    装置の濾過膜の目詰り防止方法。 2、液体を濾過膜を透過させて濾過する方法において、
    液体を濾過する際に、前記濾過膜と前記液体とを相対的
    に振動させることを特徴とする液体濾過装置の濾過膜の
    目詰り防止方法。 3、濾過膜からなる濾過部材により液体を濾過するよう
    にしたものであって、前記濾過膜を長尺形状とし、この
    濾過膜を薄板状の振動体を添設した状態で螺旋状に巻込
    んで前記濾過部材を構成すると共に、前記濾過部材を収
    納する容器に前記振動体を振動させる励振装置を設けた
    ことを特徴とする液体濾過装置。 4、濾過膜からなる濾過部材により液体を濾過するよう
    にしたものであって、前記濾過膜を中空糸状とし、この
    中空糸状の濾過膜をこれらの間に振動体を挟んだ状態で
    多数本束ねて前記濾過部材を構成すると共に、前記濾過
    部材を収納する容器に前記振動体を振動させる励振装置
    を設けたことを特徴とする液体濾過装置。 5、濾過膜からなる濾過部材により液体を濾過するよう
    にしたものであって、前記濾過部材を収納した容器内に
    ポンプからの液体を供給するための給液管に、前記ポン
    プからの液体を振動させる励振装置を設けたことを特徴
    とする液体濾過装置。
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