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JPH0380332B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0380332B2
JPH0380332B2 JP60272627A JP27262785A JPH0380332B2 JP H0380332 B2 JPH0380332 B2 JP H0380332B2 JP 60272627 A JP60272627 A JP 60272627A JP 27262785 A JP27262785 A JP 27262785A JP H0380332 B2 JPH0380332 B2 JP H0380332B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
insulating material
thermally insulating
conductive
electrical
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60272627A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61166119A (ja
Inventor
Shii Reibaan Chaarusu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Illinois Tool Works Inc
Original Assignee
Illinois Tool Works Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Illinois Tool Works Inc filed Critical Illinois Tool Works Inc
Publication of JPS61166119A publication Critical patent/JPS61166119A/ja
Publication of JPH0380332B2 publication Critical patent/JPH0380332B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/02Mountings
    • H01G2/06Mountings specially adapted for mounting on a printed-circuit support
    • H01G2/065Mountings specially adapted for mounting on a printed-circuit support for surface mounting, e.g. chip capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/12Protection against corrosion
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/43Electric condenser making
    • Y10T29/435Solid dielectric type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Details Of Resistors (AREA)
  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は表面実装用電気部品の改良に関する。
〔従来の技術〕
産業界では、回路基板の表面に直接装着される
タイプの電気部品、すなわち表面実装型の電気部
品が普及している。1990年までには、全ての電気
部品(電子部品を含む)の半分近くが回路基板上
に直接、表面実装される見通しが立つている。こ
れまでのように、回路基板に開けた孔に電気部品
のリードを通すような配線方法は激減するものと
思われる。
例えばキヤパシタに関して言えば、現在の所、
表面実装に対応するキヤパシタとして一般に使用
されているのはセラミツクチツプキヤパシタであ
る。これは耐熱性が高く、回路基板にリフロー半
田付けやウエーブ半田付けにより取り付ける際の
高温に耐えるからである。これに対し、いわゆる
メタライズドフイルムキヤパシタのように、金属
を蒸着したフイルムや導電箔を用いたキヤパシタ
においては、このような表面実装は殆ど適用され
ていない。高温に耐えがたく、耐えるようにする
ためには費用がかかり、サイズも大きくなりがち
だからである。
例えば、ポリエステルフイルムは約252℃で溶
ける。しかし、例えばウエーブ半田付けを適用す
るには、260℃の高温に10秒間も耐えねばならな
い。
これを克服するための従来の試みとして、平ら
なリードを持つようにフイルムキヤパシタを形成
し、この平らなリードを露出させた状態でインサ
ート成形し、固化させてパツケージを作る手法が
あつた。もちろん、パツケージとなる材料にはウ
エーブ半田付け等、高温処理を要する半田付けに
も耐える材料が選ばれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このようなパツケージは、プラスチツ
クの箱の中にキヤパシタ本体を挿入し、エポキシ
樹脂等で封止する古典的なボツクス型のキヤパシ
タに比較しても著く高価につく。こうしたことか
ら、表面実装用キヤパシタとては、メタライズド
フイルムキヤパシタがあきらめられる傾向とな
り、セラミツクチツプコンデンサの偏重を生んだ
のである。
これは決して望ましい状態とは言えない。一般
的に言つてもセラミツクチツプキヤパシタに比
し、メタライズドフイルムキヤパシタはよりすぐ
れた電気的特性を示すし、自己回復特性も有して
いる。
そこで本発明は、このような実情に鑑み、例え
ばメタライズドフイルムキヤパシタのように、そ
の電気部品としての本体部分ないし機能部分は本
質的に熱に弱くても、小型かつ経済的な表面実装
部品として市場に提供し得るような工夫を提供せ
んとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、 複数の導電部材を有し、これら複数の導電部材
の間に所定の電気的機能が得られる電気部品本体
部分と; 当該本体部分の全体を覆う熱絶縁材料層と; この熱絶縁材料層の一部をのみ切り開いて形成
され、上記した各導電部材の一部をのみ露出させ
るスロツトと; このスロツト中に侵入し、上記の各導電部材に
電気的に導通する導電物質により形成され、熱絶
縁材料層の外側で外部回路への電気的導通を取る
ための導電パツドと; から成る表面実装用電気部品を提案する。
このような構成で、当該電気部品本体部分をメ
タライズドフイルムキヤパシタの本体部分とする
と、表面実装用のメタライズドフイルムキヤパシ
タとなる。
〔実施例〕
第1図には、本発明に従い、最終的には表面実
装し得るキヤパシタを複数個得るために、当該キ
ヤパシタを作成するための出発部材として用いら
れる細長い容量性構造体10が示されている。こ
の容量性構造体10はこの種のキヤパシタに関
し、通常の技術に従つて作成された多数枚の平行
な容量性プレート12を有し、この細長い板状プ
レート12の一側縁には電気コンタクトを形成す
るための第一の板状導電部材14が、また他側縁
には、同様に板状で電気コンタクトを形成するた
めの第二の導電部材16が備えられており、第
一、第二の導電部材14,16間に容量が得られ
る。
第2図は、上記の容量性構造体10の上面20
と底面22、及び上記の第一、第二の導電部材1
4,16の回りを取り囲むように、例えば熱絶縁
テープ(耐熱テープ)等の断熱シート材18を巻
きつけた状態を示している。なお、全図を通じ、
同一または同様な部材には同一の符号、もしくは
これにサフイツクスa,b等を付した符号を付し
て説明する。
第3図は、熱絶縁テープのような断熱シート材
18aを用いる点では同じであるが、第2図のよ
うな巻き付けとは異なり、断熱シート材18aに
よつて容量性構造体10の上面20と底面22、
そして第一、第二の導電部材14,16を包み込
んだ場合を示している。
第4図では、第3図に類似する方法ではある
が、第3図示の場合には縁部24で示してあるよ
うに、断熱シート材18aの一対の縁部は突き合
わせになつているのに対し、容量性構造体10の
上面20上において、用いている断熱シート材1
8bの一対の縁部26,28が互いに重ね合わせ
の関係になるようにして、容量性構造体10を包
んでいる状態を示している。
第2,3,4図示のどの方法によつて断熱シー
ト材を付しても良いので、以下では符号18で代
表させ、かつ、これらを総称的に、熱絶縁材料層
18と呼ぶ。
第5図には、このようにして、キヤパシタの本
体部分を熱絶縁材料層18でカバーした状態の容
量性構造体10が示されているが、同時にまた、
本図には、将来、個々のキヤパシタをそれぞれ必
要な同寸法に切り出すための物理的な境界線も仮
想線30によつて示されている。そして、当該
個々のキヤパシタ本体部分となるべき部分の両側
縁部には、この場合、上面と底面とを結ぶ方向に
縦に細長いスロツト32,34が形成されてい
る。これらスロツト32,34は、熱絶縁材料層
18によつて覆われている第一、第二の導電部材
14,16をこのスロツト32,34のある所で
露出させ、後述する手法により、これら第一、第
二の導電部材14,16に対し、外部回路(図示
せず)への、ないし外部回路からの電気的な導通
を取り得るようにするためのものであり、いわ
ば、電気的アクセスのための“通路手段”を形成
するものである。
第6図は、容量性構造体10に対し、上記した
電気的アクセス用の通路手段としてのスロツト3
2,34を形成する手の一例を示すもので、それ
らスロツト32,34を形成したい位置に鋸36
の歯をあてがい、この鋸36を回転軸40の回り
に矢印38で示すように回転させ、熱絶縁材料層
18を切り通して第一、第二の導電部材14,1
6をそこで露出させ、さらに望ましくは第一、第
二の導電部材14,16の肉厚の中にある程度食
い込む所まで削る。ただし、容量性プレート12
には届かないように気を付ける。このスロツトの
幅寸法等は、この中に後述するように導電物質が
充填されたときに第一、第二導電部材14,16
に対し、外部回路との間の十分な電気的導通が取
れることを保証する一方で、問題となる程の大き
な熱導が生じないことを図つて設計的に決められ
る。換言すれば、幅ないし断面積が小さい程、熱
伝導を抑えることができ手望ましいが、第一、第
二の導電部材14,16に対する良好な電気接触
を取るためには余りに小さくはできない。
各スロツト32,34を形成した後、上記した
境界線30に沿つて個々のキヤパシタ本体部分に
切り出す前に、第7図に示されているように、こ
れまで説明してきた容量性構造体10を複数本作
つて一対の固定部材42,42の間に重ね合わ
せ、一対の固定部材42,42に適当な押圧力F
を加えた状態でスプレー装置50から適当なる導
電物質48を均等に吹きつけ、各容量性構造体1
0の各側縁44,46に沿つて導電パツドを形成
する。なお、複数の容量性構造体10を重ね合わ
せるときに、隣接するもの同志の間にセパレータ
52を挟み込んでおくと、上記の導電物質塗布作
業の後、押圧部材42,42の間から外したとき
に、一つ一つに分離し易い。
一つ一つの容量性構造体10に分離した後に、
先に第5図に関して説明したような境界線に沿
い、個々のキヤパシタ本体部分に切断すると、
個々に第8図に示されるようなキヤパシタユニツ
ト53が得られる。このキヤパシタユニツト53
は、第一、第二の導電部材14,16に電気的に
接続した第一、第二の導電パツド54,56を有
し、それらの間に所定の容量が得られる。
第9図は、個々のキヤパシタユニツト53を
個々のキヤパシタ58として完成させるための最
終段階を示している。すなわち、キヤパシタユニ
ツトの外側には熱絶縁テープのように断熱シート
材60をさらに取り付ける。この断熱シート材6
0は、容量性ユニツトへの熱伝導を抑えるために
容量性プレート12(第9図には示さず)を覆う
が、第一、第二の導電パツド54,56は露出さ
せたままにする。
このようにして作成されたキヤパシタ58は、
第10図に示されているように、回路基板62上
に接着剤64等により仮付けされた後、例えばウ
エーブ半田付けやリフロー半田付けにより、回路
基板62上の所定の回路パタン66,68に対
し、第一、第二の導電パツド54,56がそれぞ
れ電気的に接続するようにされ、かつ、これによ
つて物理的な支持力も得られるようにする。この
ような表面実装が、先にも述べたように、この種
の業界で望ましいとされているものである。な
お、第一、第二の導電パツド54,56は、周知
のように、この種のチツプキヤパシタ等では端子
面とも呼ばれる。
第11図には、本発明によつて構成されたキヤ
パシタのより好ましい、ないしは、より具体的な
実施例が示されている。このキヤパシタには符号
70を付して説明する。
第11図は要部を表すために部分切除図となつ
ており、複数の容量性ブレート12の一部と第一
の導電部材14の端部が示されている。これらは
先に第2〜4図に即して説明した手法により、熱
絶縁材料層18によりくるまれている。
また、電気的アクセス手段としてのスロツト3
2が寸法的に誇張して示してあるが、これは、当
該スロツト32の存在の故に、その部分で第一導
電部材14が露出し、これに第一の導電パツド5
4が接触している様を示したかつたからである。
第一の導電パツド54は、図示実施例の場合、
好まいことに、第一、第二の二層構造となつてい
る。第一層72は、例えば銅等、導電性が高く、
しかも熱伝導率も高い材料である。第二層74
は、第一層72の上に第7図に示した方法で付着
し得るが、材料としては半田等、導電性も熱伝導
率も中程度のものである。
熱絶縁材料層18は、多孔紙で構成し、後述の
ように、この多孔紙に好ましくはマイクロクリス
タリンワツクスのような溶融性の高い(低融点
の)材料を含浸させる。
また、先の断熱シート材60に相当する層80
も、特に図示され得ているものの場合、その内部
に二層構造を有し、その中、容量性プレート12
に近い第一熱絶縁材料層46も、好ましくは上記
同様の含浸処理を受ける多孔紙である。その上の
第二熱絶縁材料層78は、熱絶縁テープであつた
り、あるいは第一熱絶縁材料層76の表面に対す
る耐熱コーテイング層であつたりして良い。
熱絶縁材料層18,80はそれぞれキヤパシタ
ユニツト53の周りを包み込むので、当該キヤパ
シタユニツトへの熱伝導を妨げる働きがある。
ここで、熱伝導率ないしヒートフロー率は一般
に線形関係に従うので、キヤパシタユニツトに与
えられる単位時間あたりの熱量(Q/t)を考え
ると、それは次式のようになる。
Q/t=K・A・ΔT/d なお、Qは熱量、tは時間、Kは熱伝導係数、
Aはヒートフローの方向に対して垂直な断面積、
dはヒートフロー流路の長さ、ΔTは長さdのヒ
ートフロー流路の両端における温度差である。
しかるに、上記の値dに相当するフイルムの厚
みdは、キヤパシタのサイズをできるだけ小さく
するには薄くする必要がある。断面積Aは、通常
はキヤパシタのサイズと形によつてある値に決ま
る。ΔTは半田付け工程の温度に依存する。kは
定数であつて、使用する材料によつて決まる。
ところが、本発明ではスロツト32,34があ
るので、この断面積を小さくすると、上記の式に
おける断面積Aが小さくなる。従つて、ウエーブ
半田付けのような高温処理を受けても、実際にキ
ヤパシタとしての電気機能を司る本体部分に到達
する熱量は制限することができる。
しかし、その一方で、熱絶縁材料層18や熱絶
縁材料層76に見られるような、いわば熱バリヤ
層を形成する層の溶融について検討することも大
事である。
既述した通り、本発明では、これらに溶融性の
高い(低融点の)材料であるマイクロクリスタリ
ンワツクスを含浸させた多孔紙を用いている。そ
のため、半田付け作業中の熱が熱絶縁材料層8
0,78を介し、熱バリヤ層76,18に伝達さ
れた際、これらの層に含浸させた当該マイクロク
リスタリンワツクスの溶融性が高いがために、キ
ヤパシタの容量性プレート12を損傷するよりは
低い温度で当該ワツクスが固体から液体へと状態
を変える。
キヤパシタの容量性プレートに用いられる材料
の一つであるMYLAR(登録商標)ポリエステル
フイルムの場合には、その短時間の安全温度は
160℃とされているが、上記のような固体から液
体へ変化している状態の物が介在すると、その変
化が終わるまでは、当該物質が与えられる熱エネ
ルギを吸収、温度はその間、ほぼ一定に保たれ
る。
ここで、面積1cm2、厚さ0.012cmのKAPTON
(登録商標)フイルムシートを例えば25℃から160
℃までに上げるに必要な熱量を考えると、 (熱量)=(熱容量)(質量)(ΔT) =(0.261cal/gm−℃)×(0.012cm3 ×1.42gms/cm3)×((135℃) =0.60カロリー と計算される 一方、同じ面積1cm2、厚さ0.012cmの50%多孔
紙であつて、マイクロクリスタリンワツクスを含
浸させるべきシートだけを同じく135℃、上昇さ
せるに必要な熱量H1は、 H1=(0.65)[(0.35)(0.012)](135) =0.368カロリー となる。
次に、含浸させたワツクスの厚みを主媒体(多
孔紙)の厚みの半分と仮定すれば、 H2=ワツクスを25℃からその融点である85℃まで上げ
るに必要な熱量 =(0.5)[(0.93)(0.006)](60)=0.167カ
ロリー となる。
さらに、 H3=ワツクスを融点からさらに160℃にまで上げるに
必要な熱量 =(0.6)[(0.74)(0.006)](75)=0.199カ
ロリー H4=ワツクスを全て液相化するに必要な熱量 =(0.93)(0.006)(48)=0.268カロリー となるから、結局、上記の総計は、1.002カロリ
ーとなり、上記のようにワツクスを含浸させた多
孔紙は、その温度を同じく160℃まで上げるにも、
同一厚みのKAPTON紙より多量の熱量を必要と
する。
各フイルムの両面温度差が共に等しく、かつ、
等しい熱量が印加されるとするならば、 Q(KAPTON)/t(KAPTON)=Q(ワツクスつき)/
t(ワツクスつき) t(ワツクスつき)/t(KAPTON)=Q(ワツクスつ
き)/Q(KAPTON) =1.00/0.6=1.67 こうした試算から明らかな通り、既述した本発
明に従う熱絶縁材料層18,80を有するキヤパ
シタは、その機能部分(ユニツト部分53)を損
傷温度まで上げるにも、より多くの熱量を要する
ものとなり、換言すれば耐熱性に優れたものにな
る。マイクロクリスタリンワツクスはまた、 浸透性が良いので、湿気に対するバリヤを形
成することもできる、 導電パツドの側部をも被覆するので、ユニツ
ト内部への酸化の進行を抑えることができ、半
田処理適したものとなる。
〔効 果〕
本発明においては、メタライズドフイルムキヤ
パシタに代表されるように、電気機能を司る本体
部分が半田付け等の熱処理に弱い電気部品であつ
ても、当該本体部分の導電部材とこの導電部材を
外部回路に接続するための導電パツドとの電気的
接続は、導電部材と導電パツドとの間に介在する
熱絶縁材料層に開けられたスロツト中に侵入する
導電物質によつてのみ行われるので、当該スロツ
トの寸法を電気接続を損なわない範囲で小さくす
ることにより、導電パツド側から本体部分への熱
伝導を十分に抑えることができる。
しかも、導電パツドを形成するための導電物質
が上記のスロツトに侵入することにより、当該導
電パツドの形成と併せて本体部分側の導電部材と
の間での電気的接続が完了するので、本体部分と
導電パツドとの間に別途に細い引き出し用リード
を設ける場合に比し、著しく生産性が高まる。
さらに、本体部分を熱絶縁材料層でくるみ、か
つ、この熱絶縁材料層に本体部分より低融点で溶
融性の高い物質を含ませると、これが早めに液相
化することで、本体部分に印加される温度を相当
程度の時間に亙り、本体部分の融点以下のほぼ一
定の温度に維持することができ、本体部分の熱に
対する保護はより一層、満足なものとなる。
したがつて、同じキヤパシタであつても、従来
は表面実装用に構成するのが困難と考えられてい
たメタライズドフイルムキヤパシタも、表面実装
部品として市場に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に従つて個々のキヤパシタを形
成するに際し、出発部品として用られる容量性構
造体の一例の斜視図、第2図、第3図、第4図
は、それぞれ、第1図示の容量性構造体に熱絶縁
材料層を付すための種々の方法の説明図、第5図
は第1図示の容量性構造体にスロツトを形成した
後の説明図、第6図はスロツトを形成する手法の
一例の説明図、第7図はスロツト形成後に導電パ
ツド形成用導電物質を付着させる工程の説明図、
第8図は容量性構造体から個々に切り出された後
のキヤパシタユニツトの斜視図、第9図はキヤパ
シタユニツトにさらに熱絶縁材料層を設ける工程
の説明図、第10図は完成た表面実装用キヤパシ
タを回路基板上に取り付けた場合の説明図、第1
1図は本明により作成される好ましい実施例とし
てのメタライズドフイルムキヤパシタを一部欠截
して示す斜視図である。 10……容量性構造体、14……第一の導電部
材、16……第二の導電部材、18(18a,1
8b)……熱絶縁材料層、32……スロツト、3
4……スロツト、53……キヤパシタユニツト、
54……第一の導電パツド、56……第二の導電
パツド、58,70……完成したキヤパシタ、6
2……回路基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の導電部材を有し、該複数の導電部材の
    間に所定の電気的機能が得られる電気部品本体部
    分と、 該本体部分の全体を覆う熱絶縁材料層と、 該熱絶縁材料層の一部をのみ切り開いて形成さ
    れ、上記各導電部材の一部をのみ露出させるスロ
    ツトと、 該スロツト中に侵入し、上記各導電部材に電気
    的に導通するように吹付けられた導電物質により
    形成され、上記熱絶縁材料層の外側で外部回路へ
    の電気的導通を取るための導電パツドと、 を有して成る表面実装用電気部品。 2 上記電気部品はメタライズドフイルムキヤパ
    シタであり、 上記複数の導電部材はその間に所定の容量の得
    られる一対の導電部材であること、 を特徴とする特許請求の範囲1に記載の電気部
    品。 3 上記熱絶縁材料層は複数の層から構成され、 該複数層のうち、上記本体部分に接する層には
    低融点で溶融性の高い材料が含まれていること、 を特徴とする特許請求の範囲1又は2に記載の電
    気部品。 4 上記熱絶縁材料層は熱絶縁性のテープによつ
    てさらに包まれていること、 を特徴とする特許請求の範囲3に記載の電気部
    品。 5 上記スロツトは細長い形状をしていること、 を特徴とする特許請求の範囲4に記載の電気部
    品。 6 上記電気部品はメタライズドフイルムキヤパ
    シタであり、 上記複数の導電部材はその間に所定の容量の得
    られる一対の導電部材であること、 を特徴とする特許請求の範囲5に記載の電気部
    品。 7 上記メタライズドフイルムキヤパシタは上面
    と底面、及び該上面と底面を結ぶ両側縁部を有す
    る矩形形状を有し、 上記スロツトは、該各側縁部において上記上面
    と底面を結ぶ方向に細長く開けられていること、 を特徴とする特許請求の範囲6に記載の電気部
    品。 8 上記熱絶縁材料層には上記メタライズドフイ
    ルムキヤパシタを構成する容量性プレートよりも
    低融点で溶融性の高い材料が含まれていること、 を特徴とする特許請求の範囲7に記載の電気部
    品。 9 上記熱絶縁材料層は多孔紙であり、 上記メタライズドフイルムキヤパシタを構成す
    る容量性プレートよりも低融点での溶融性の高い
    材料はマイクロクリスタリンワツクスであるこ
    と、 を特徴とする特許請求の範囲8に記載の電気部
    品。 10 上記導電パツドは、上記導電部材に電気
    的、物理的に接触する第一層と、該第一層に電気
    的、物理的に接触し、外部回路に電気的に接続す
    る端子面を形成する第二層とから成り、 該第一層は導電性も熱伝導熱も高い材料から構
    成され、 上記第二層は導電性も熱伝導率も中程度の材料
    から構成されていること、 を特徴とする特許請求の範囲8又は9に記載の電
    気部品。 11 上記熱絶縁材料層の外側にさらに、熱に対
    するバリヤ層を有すること、 を特徴とする特許請求の範囲10に記載の電気部
    品。 12 上記バリヤ層は複数層からなり、 少なくと一つのバリヤ層はマイクロクリスタリ
    ンワツクスを含浸させた多孔紙であること、 を特徴とする特許請求の範囲11に記載の電気部
    品。 13 表面実装用電気部品である表面実装用キヤ
    パシタを製造する方法であつて、 個々に切り出されるべきキヤパシタ本体部分が
    一連に繋つた状態の容量性構造体を作成し、 該容量性構造体に第一、第二の導電部材を一連
    に形成してそれら第一、第二導電部材間に容量が
    得られるようにした上で、 該第一、第二の導電部材を含めて上記容量性構
    造体を覆うように少なくとも一層の熱絶縁材料層
    を形成し、 且つ、該熱絶縁材料層に対し、上記個々に切り
    出されるべき本体部分の一つづつが占める寸法部
    分において、夫々上記第一、第二の導電部材を一
    カ所づつ露出させるようにスロツトを形成した
    後、 該スロツト中に侵入し、上記各導電部材に電気
    的に導通するように導電物質を吹き付け、且つ、
    該導物質によつて上記熱絶縁材料層の外側に外部
    回路への電気的導通を取るための導電パツドを形
    成し、 該導電パツドの形成後、上記容量性構造体を切
    断して上記個々のキヤパシタ本体部分を切り出
    し、 該切り出された個々のキヤパシタ本体部分に対
    し、上記導電パツドを覆わないように少なくとも
    一層の熱絶縁材料層をさらに付加すること、 を特徴とする表面実装用キヤパシタの製造方法。 14 上記付加された熱絶縁材料層は熱絶縁性テ
    ープであること、 を特徴とする特許請求の範囲13に記載の製造方
    法。 15 上記付加された熱絶縁材料層の上には、耐
    熱コーテイングが施されること、 を特徴とする特許請求の範囲14に記載の製造方
    法。 16 上記容量性構造体は細長い矩形形状を有
    し、 上記スロツトは上記容量性構造体の上面と底面
    を結ぶ方向に細長く切り開かれること、 を特徴とする特許請求の範囲15に記載の製造方
    法。 17 上記導電パツドは、上記導電部材に電気
    的、物理的に接触する第一層と、該第一層に電気
    的、物理的に接触し、外部回路に電気的に接続す
    る端子面を形成する第二層とから成り、 該第一層は導電性も熱伝導率も高い材料から構
    成され、 上記第二層は導電性も熱伝導率も中程度の材料
    から構成されていること、 を特徴とする特許請求の範囲16に記載の製造方
    法。 18 上記付加された熱絶縁材料層は、マイクロ
    クリスタリンワツクスを含浸させた多孔紙である
    こと、 を特徴とする特許請求の範囲16に記載の製造方
    法。
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