JPH0377753A - 高アルミニウム含有鋼の鋳造用パウダー及び鋳造法 - Google Patents
高アルミニウム含有鋼の鋳造用パウダー及び鋳造法Info
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- JPH0377753A JPH0377753A JP20989489A JP20989489A JPH0377753A JP H0377753 A JPH0377753 A JP H0377753A JP 20989489 A JP20989489 A JP 20989489A JP 20989489 A JP20989489 A JP 20989489A JP H0377753 A JPH0377753 A JP H0377753A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
の鋳造パウダーに関する。
と鋳型と鋳造シェルとの間の潤滑のために、Cab、
5iOz を主成分とする母剤と粘度及び融点を調整す
るNa、0.に、0.^1.0.. Nap、 KF、
^IF。
鋳造すると、溶鋼中のAIが^LOsとなって溶融パウ
ダーに吸収され、鋳造中にパウダーが変質して高融点の
2CaO・AIzOs・5in2が析出し、鋳片表面性
状が著しく劣化し、ひいてはパウダーの潤滑不良による
ブレークアウトなどの鋳造事故が発生する。また、鋳造
中は鋳型内パウダーよりNaF、)ia2cOsによる
白煙が激しく発生し、湯面監視など鋳造作業が不可とな
る場合もある。
決するために、特公昭63−56019号には高アルミ
ニウム含有鋼におけるAIの酸化による汚染を防止する
ために、SiO2を7.0重量%以下に規制することが
開示されている。しかしながら、上記公報に開示されて
いるパウダーでは、^1,0.の生成を抑制することは
できるが、パウダーの粘性が極めて不安定であり、パウ
ダーの均一流入が不良となる。
アルミニウム含有鋼の連続鋳造におけるパウダーによる
潤滑性能を改善するために、BaOを8〜40重量%含
み、CaO+5i02+BaOの含有量が60〜80重
量%であり、CaO/5iftが0.3〜0.6 、融
点800〜900℃として、パウダー中のSiO2を多
くしてAl2O。
Oをl〜10重量%含有せしめたものが開示されている
。ところが、このパウダーは、パウダー中に5in2が
多く含まれているため、鋼中のAIの酸化消耗が大きく
、また塩基度CaO/S+Ozが低いため、脱酸生成物
によるAl2O,の吸収能が小さい。さらには、パウダ
ー中の5in2と鋼中のAlとの反応により、溶融パウ
ダー中のAl2O,が増加し、鋳造中にパウダーが変質
して鋳片表面性状を劣化させると共に、ひいては潤滑不
良に伴うブレークアウトなどの鋳込事故が発生する。
ニウム鋼の鋳造に際しての問題点を解消し、鋳造用パウ
ダーとしての溶湯の酸化と、溶鋼変質と、さらに鋳造で
のパウダー潤滑機能の低下による鋳造事故および表面欠
損を防止する鋳造法を提供することにある。
含有鋼の鋳造に際して、5in2を10〜20重量%と
Al.0.を15重量%以下含有するパウダーを鋳型内
に供給するに当たって、前記パウダー中の5i02含有
量(S+0. )を溶鋼中のAl含有量〔Al〕との関
係において、 (Sin、 )重量%≦90/〔Al〕重量%の条件を
充足するように調整すると共に、浸漬ノズルの吐出口の
角度を水平に対し下向きにすることによって上記課題を
解決した。
第1図のA、B、C,Dの範囲内に規定することによっ
て、高^1含有鋼の鋳造を可能にする。
を20〜40重量%、Al、0.を15重量%以下で、
且つNa、0を5〜IO重量%、F(−)を5〜15重
量%、MgOを10重量%以下、しかもBan、 Ti
0z、 MnO,SrO,Btus。
が800〜1250℃の範囲内にあり、且つ1300℃
における粘度が1.5ポアズ以下にあるように調整し、
より安定な鋳造操業を実現するものである。
には、その溶融温度を1250℃以下にする必要がある
。
〜20重量%の範囲内とすることによって、パウダーの
溶融温度を1250℃以下に維持でき潤滑性が保たれる
。鋳造中にパウダー中のAl2O,の含有量が上昇した
のちも溶融温度を低く維持できるので、鋳造事故及び表
面性状の劣化を防止できる。10重量%未満では、鋳造
時の5in2の還元によりスラグの潤滑性が維持されず
、20重量%を越えるとSin。
Sin、が 3 (S102) + 4 (Al〕→2(^1*Oi
) +3 Cs1)の反応のために生じ、溶融パウダー
中のAl2O,が増加し、高融点の2CaO・Al2O
5’5I02が析出して溶融温度が著しく高くなり潤滑
機能を失う。
、0.の含有量を変化せしめたときの溶融温度を示す。
tOs、’Li2Oの一種以上の総重量%同図を参照し
て、^1,0.の含有量の増加とともにパウダーの溶融
温度は上がり、その含有量が略29重量%において、鋳
造シェルのブレークアウトを発生する溶融温度である1
250℃に達する。
0重量%以下に抑える必要があるが、この溶融パウダー
中のAl、0.の含有量の中、脱酸生成過程でパウダー
中に吸収されるAl20.の量は10〜15重量%ある
ため、初期のAl、0.の含有量は略15重量%辺下に
抑える必要がある。
ダー中のSin、の量は、鋼中に含有されるAlの含有
量との関係では、第3図に示す通りであって、初期パウ
ダー中のSin、の含有量(S102)は、溶鋼中のA
lの含有量(Al)との関連で、(S+Oz ) 重量
%≦90/〔Al3重量%の式を満たす必要がある。
、20〜40重量%配合できる。20重量%未満ではパ
ウダー物性のうち、とくに所定の粘度を得ることができ
なくなり、40重量%を超えるとパウダーのガラス性を
維持することができず潤滑不良となり好ましくない。
調整するために5重量%以上配合が必要である。
ダー中のNa、0に起因するものであり、その含有量を
10重量%以下に規定することで、パウダーによる鋳造
操業性が改善でき白煙の発生は防止される。
〜15重置%配合される。しかしながら、15重量%を
超えると弗化物のガス化、および浸漬ノズルなどの耐火
物の溶損が大きくなる。
下配合できる。しかしながら、その配合量が10重量%
を超えると、鋳造中にAl20.の濃化により高融点物
質のスピネルMgO・Al20コが多量に生皮し、スラ
グのfR滑性が低下する。
量添加することも可能である。
水平に対し下向きにすることによって、上記の作用を顕
著にすることができる。
を含む)と、該ノズル吐出孔からの溶鋼は、下向き流と
上向き流のうち上向き流が強くなり、この上向き流がメ
ニスカス部でパウダー中のSiO2により該鋼中のAI
を多量消失し介在物も増える。
応し白煙が多量発生するが、浸漬ノズルの吐出口の指向
角度を水平位置に対して下向きとして下向き流を強化す
ることによって、白煙の発生は相当に低減できる。この
吐出口の指向角度を大にすると介在物の鋳片内への巻込
みを生じるが、対象溶鋼がAl含有量の高い完全キルド
鋼であるために、この問題は発生しない。これらのこと
から、浸漬ノズルの吐出孔の下向き角度は15°以上と
することが好ましい。
O30mmのスラブを第2表に示す配合組成を有するパ
ウダー物性いて、1500℃において連続鋳造した。
ーを使用に供した。
グの凝集もなく操業でき、表面性状も改善され、従来の
ものと比べて歩留も著しく向上した。
B、0.、 Li、0の一種以上の総重量%〔発明の効
果〕 本発明によって以下の効果を奏することができる。
的欠陥の少ない表面状態に優れた鋳造物が得られる。
発生しない。
ことによって生産性が向上する。
物の生成を抑制し、生成したAl2O3をパウダーが吸
収するためAl2O3系介在物に起因する地底の発生を
なくすことができる。
3図は本発明の組成範囲による作用を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、Al含有量が2重量%以上の高アルミニウム含有鋼
の鋳造に際して、SiO_2を10〜20重量%とAl
_2O_3を15重量%以下含有するパウダーを鋳型内
に供給するに当たって、前記パウダー中のSiO_2含
有量(SiO_2)を溶鋼中のAl含有量〔Al〕との
関係において、 (SiO_2)重量%≦90/〔Al〕重量%の条件を
充足するように調整すると共に、浸漬ノズルの吐出口の
角度を水平に対し下向きにすることを特徴とする高アル
ミニウム含有鋼の鋳造法。 2、Al含有量が2重量%以上の高アルミニウム含有鋼
の鋳造に際して、SiO_2を10〜20重量%とAl
_2O_3を15重量%以下含有し、CaOを20〜4
0重量%、Na_2Oを5〜10重量%、F^(^−^
)を5〜15重量%、およびMgOを10重量%以下含
有し、且つBaO、TiO_2、MnO、SrO、B_
2O_3、Li_2Oの一種以上を適量添加してなる高
アルミニウム含有鋼鋳造用パウダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1209894A JP3004657B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 高アルミニウム含有鋼の鋳造用パウダー及び鋳造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1209894A JP3004657B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 高アルミニウム含有鋼の鋳造用パウダー及び鋳造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0377753A true JPH0377753A (ja) | 1991-04-03 |
JP3004657B2 JP3004657B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=16580410
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1209894A Expired - Lifetime JP3004657B2 (ja) | 1989-08-14 | 1989-08-14 | 高アルミニウム含有鋼の鋳造用パウダー及び鋳造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3004657B2 (ja) |
Cited By (5)
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CN107498013A (zh) * | 2017-09-06 | 2017-12-22 | 中南大学 | 一种含TiO2高铝钢保护渣及其应用 |
-
1989
- 1989-08-14 JP JP1209894A patent/JP3004657B2/ja not_active Expired - Lifetime
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