JPH0372861B2 - - Google Patents
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- JPH0372861B2 JPH0372861B2 JP58190875A JP19087583A JPH0372861B2 JP H0372861 B2 JPH0372861 B2 JP H0372861B2 JP 58190875 A JP58190875 A JP 58190875A JP 19087583 A JP19087583 A JP 19087583A JP H0372861 B2 JPH0372861 B2 JP H0372861B2
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/02—Selector apparatus
- F16H59/08—Range selector apparatus
- F16H59/10—Range selector apparatus comprising levers
- F16H59/105—Range selector apparatus comprising levers consisting of electrical switches or sensors
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 技術分野
本発明は、自動変速機のインヒビタースイツチ
に関するものである。
に関するものである。
(ロ) 従来技術
自動変速機のインヒビタースイツチは、運転席
のセレクトレバーと連動してセレクト位置に応じ
て所定の接点をオンとするスイツチである。可動
子を回転させる形式の自動変速機のインヒビター
スイツチでは、可動子に可動接点を設け、略扇型
の固定板に固定接点を設ける。固定接点は、例え
ばP,R,N,D,及びレンジ位置に設けら
れる。P及びN固定接点はエンジンのスターター
回路を導通させるために使用される。またRレン
ジ固定接点は、後退灯スイツチとして使用され
る。D,、及びレンジ固定接点もそれぞれエ
ンジンの制御等に使用される。固定板側の固定接
点は、可動子の回転中心から同じ半径位置上に配
列される(例えば、特開昭47−40625号公報に示
されているもの)。しかし、従来の自動変速機の
インヒビタースイツチでは、P及びN位置におけ
る導通範囲精度を確保するために、小型化するこ
とができなかつた。P及びN位置における導通範
囲精度は、安全上から極めて重要である。すなわ
ち、セレクトレバーがD位置又はR位置にあると
きにインヒビタースイツチの導通範囲精度が悪い
ためリンケージのがた、取付誤差等によつてP及
びN位置の接点が導通すると、エンジンが始動し
た瞬間車両が走行することとなるからである。こ
のため、P及びN位置の固定接点はできるだけ回
転中心から遠い位置に配置されることになり、こ
れに応じて他の固定接点も同様位置に配置される
ためインヒビタースイツチを小型化することがで
きない。
のセレクトレバーと連動してセレクト位置に応じ
て所定の接点をオンとするスイツチである。可動
子を回転させる形式の自動変速機のインヒビター
スイツチでは、可動子に可動接点を設け、略扇型
の固定板に固定接点を設ける。固定接点は、例え
ばP,R,N,D,及びレンジ位置に設けら
れる。P及びN固定接点はエンジンのスターター
回路を導通させるために使用される。またRレン
ジ固定接点は、後退灯スイツチとして使用され
る。D,、及びレンジ固定接点もそれぞれエ
ンジンの制御等に使用される。固定板側の固定接
点は、可動子の回転中心から同じ半径位置上に配
列される(例えば、特開昭47−40625号公報に示
されているもの)。しかし、従来の自動変速機の
インヒビタースイツチでは、P及びN位置におけ
る導通範囲精度を確保するために、小型化するこ
とができなかつた。P及びN位置における導通範
囲精度は、安全上から極めて重要である。すなわ
ち、セレクトレバーがD位置又はR位置にあると
きにインヒビタースイツチの導通範囲精度が悪い
ためリンケージのがた、取付誤差等によつてP及
びN位置の接点が導通すると、エンジンが始動し
た瞬間車両が走行することとなるからである。こ
のため、P及びN位置の固定接点はできるだけ回
転中心から遠い位置に配置されることになり、こ
れに応じて他の固定接点も同様位置に配置される
ためインヒビタースイツチを小型化することがで
きない。
また、従来のインヒビタースイツチでは、全部
の固定接点に対して同一の可動接点を用いていた
ため導通不良を発生しやすいという問題もある。
すなわち、P及びN位置の固定接点はスタータ回
路と接続されることになるので大電流が流れ、オ
ン・オフ時に火花が発生し、接点表面に皮膜がで
きやすい。接点表面に皮膜ができると接点の電気
抵抗が大きくなる。一方、P・N以外の接点は単
なるランプ点灯用、コンピユータ信号用であるか
ら、小電流しか流れない。可動接点の電気抵抗が
皮膜によつて大きくなると、P・N以外の接点で
はもともと小電流しか流れないので、導通不良を
発生しやすい。
の固定接点に対して同一の可動接点を用いていた
ため導通不良を発生しやすいという問題もある。
すなわち、P及びN位置の固定接点はスタータ回
路と接続されることになるので大電流が流れ、オ
ン・オフ時に火花が発生し、接点表面に皮膜がで
きやすい。接点表面に皮膜ができると接点の電気
抵抗が大きくなる。一方、P・N以外の接点は単
なるランプ点灯用、コンピユータ信号用であるか
ら、小電流しか流れない。可動接点の電気抵抗が
皮膜によつて大きくなると、P・N以外の接点で
はもともと小電流しか流れないので、導通不良を
発生しやすい。
(ハ) 発明の目的
本発明は、P及びN位置における接点の導通範
囲の精度を維持したままインヒビタースイツチを
小型化することを目的としている。また、導通不
良を発生しないインヒビタースイツチを得ること
を目的としている。
囲の精度を維持したままインヒビタースイツチを
小型化することを目的としている。また、導通不
良を発生しないインヒビタースイツチを得ること
を目的としている。
(ニ) 発明の構成
第1の発明による自動変速機のインヒビタース
イツチは、略扇状のケーシング10の内部に、回
転中心位置から互いに異なる半径位置に配置され
た複数個の可動接点30,32を備えた回転可能
な可動子28と、可動子が回転したときいずれか
の可動接点によつて導通するように可動子回転中
心位置から所定の半径位置上に配列されたP位置
14a,14b、N位置18a,18b、及び
P・N以外のセレクト位置用の固定接点16a,
16b,20a,20b,22a,22b,24
a,24bとを有し、P及びN位置の固定接点は
最も大きい半径位置上に配列されており、上記
P・N以外のセレクト位置用の固定接点はP位置
及びN位置の固定接点よりも小さい半径位置上に
配列されるとともに、上記P・N以外のセレクト
位置用の固定接点のうちの1つ24a,24bが
少なくとも全固定接点配列の円周方向一端部に配
置されており、可動子に設けられる可動接点のう
ち上記円周方向一端部に配置される上記P・N以
外のセレクト位置用の固定接点に対応した可動接
点32は、P位置及びN位置の固定接点に対応し
た可動接点30に対して小さい半径位置上でかつ
上記一端部側にオフセツトして配置されており、
可動子の上記円周方向一端部に配置される上記
P・N以外のセレクト位置用の固定接点に対応し
た可動接点の半径方向外方位置に切欠部28aが
設けられ、かつ略扇状のケーシングの上記円周方
向一端部に配置される固定接点の半径方向外方側
に切欠部10aが設けられていることを特徴とし
ている。
イツチは、略扇状のケーシング10の内部に、回
転中心位置から互いに異なる半径位置に配置され
た複数個の可動接点30,32を備えた回転可能
な可動子28と、可動子が回転したときいずれか
の可動接点によつて導通するように可動子回転中
心位置から所定の半径位置上に配列されたP位置
14a,14b、N位置18a,18b、及び
P・N以外のセレクト位置用の固定接点16a,
16b,20a,20b,22a,22b,24
a,24bとを有し、P及びN位置の固定接点は
最も大きい半径位置上に配列されており、上記
P・N以外のセレクト位置用の固定接点はP位置
及びN位置の固定接点よりも小さい半径位置上に
配列されるとともに、上記P・N以外のセレクト
位置用の固定接点のうちの1つ24a,24bが
少なくとも全固定接点配列の円周方向一端部に配
置されており、可動子に設けられる可動接点のう
ち上記円周方向一端部に配置される上記P・N以
外のセレクト位置用の固定接点に対応した可動接
点32は、P位置及びN位置の固定接点に対応し
た可動接点30に対して小さい半径位置上でかつ
上記一端部側にオフセツトして配置されており、
可動子の上記円周方向一端部に配置される上記
P・N以外のセレクト位置用の固定接点に対応し
た可動接点の半径方向外方位置に切欠部28aが
設けられ、かつ略扇状のケーシングの上記円周方
向一端部に配置される固定接点の半径方向外方側
に切欠部10aが設けられていることを特徴とし
ている。
また、本出願の第2の発明は、略扇状のケーシ
ング10の内部に、回転中心位置から互いに異な
る半径位置に配置された複数個の可動接点30,
32を備えた回転可能な可動子28と、可動子が
回転したときいずれかの可動接点によつて導通す
るように可動子回転中心位置から所定の半径位置
上に配列されたP位置14a,14b、N位置1
8a,18b、及びP・N以外のセレクト位置用
の固定接点16a,16b,20a,20b,2
2a,22b,24a,24bとを有し、P位置
及びN位置の固定接点は同一半径位置上に配列さ
れ、上記P・N以外のセレクト位置用の固定接点
はP位置及びN位置の固定接点とは異なる半径位
置上に配列され、可動子に設けられる可動接点の
うち、P位置及びN位置の固定接点に対応する可
動接点30と、上記P・N以外のセレクト位置用
の固定接点に対応する可動接点32とが、固定接
点と同様に異なる半径位置上に配置されているこ
とを特徴としている。
ング10の内部に、回転中心位置から互いに異な
る半径位置に配置された複数個の可動接点30,
32を備えた回転可能な可動子28と、可動子が
回転したときいずれかの可動接点によつて導通す
るように可動子回転中心位置から所定の半径位置
上に配列されたP位置14a,14b、N位置1
8a,18b、及びP・N以外のセレクト位置用
の固定接点16a,16b,20a,20b,2
2a,22b,24a,24bとを有し、P位置
及びN位置の固定接点は同一半径位置上に配列さ
れ、上記P・N以外のセレクト位置用の固定接点
はP位置及びN位置の固定接点とは異なる半径位
置上に配列され、可動子に設けられる可動接点の
うち、P位置及びN位置の固定接点に対応する可
動接点30と、上記P・N以外のセレクト位置用
の固定接点に対応する可動接点32とが、固定接
点と同様に異なる半径位置上に配置されているこ
とを特徴としている。
なお、かつこ内の符号は後述の実施例の対応す
る部材を示す。
る部材を示す。
(ホ) 実施例
以下、本発明の実施例を添付図面の第1及び2
図に基づいて説明する。
図に基づいて説明する。
第1及び2図に本発明の実施例を示す。一端部
側に切欠部10aを有する略扇型のケーシング1
0の内側に極板12が図示してないビスによつて
固定されている。極板12には、P位置用固定接
点14a,14b,R位置用固定接点16a,1
6b、N位置用固定接点18a,18b,D位置
用固定接点20a,20b,位置用固定接点2
2a,22b、及び位置用固定接点24a,2
4bが設けられている。各固定接点は、極板12
に設けられた貫通穴内に固定されている。また、
各固定接点は、後述のシヤフト26の回転中心O
を中心として円周方向に所定の角度で振り分けら
れている。シヤフト26は、ケーシング10に対
して回転可能に支持されており、シヤフト26の
ケーシング10内の部分には可動子28が一体に
回転するように取り付けられている。可動子28
には、可動接点30及び32が設けられている。
可動接点30のシヤフト26の中心Oからの距離
は、可動接点32の中心Oからの距離よりも大き
くしてある。P位置用固定接点14a,14b及
びN位置用固定接点18a,18bは可動子28
がシヤフト26を中心として回動したとき、可動
接点30によつて導通可能な位置に配置されてい
る。また、R位置用固定接点16a,16b,D
位置用固定接点20a,20b,位置用固定接
点22a,22b、及び位置用固定接点24
a,24bは、可動接点32によつて導通可能な
位置に配置されている。可動子28の一端部側に
も切欠部28aが設けられている。シヤフト26
とケーシング10とのはめ合い部にはOリング3
4が設けられており、また極板12とケーシング
10とのはめ合い部にもシールリング36が設け
られている。これによつてケーシング10の内部
に油やごみ等が浸入しないようにしてある。シヤ
フト26のケーシング10の外側部分には、ナツ
ト38によつてレバー40が、シヤフト26と一
体に回転するように取り付けられている。レバー
40は図示してないリンケージを介して運転席の
セレクトレバーと連結されている。
側に切欠部10aを有する略扇型のケーシング1
0の内側に極板12が図示してないビスによつて
固定されている。極板12には、P位置用固定接
点14a,14b,R位置用固定接点16a,1
6b、N位置用固定接点18a,18b,D位置
用固定接点20a,20b,位置用固定接点2
2a,22b、及び位置用固定接点24a,2
4bが設けられている。各固定接点は、極板12
に設けられた貫通穴内に固定されている。また、
各固定接点は、後述のシヤフト26の回転中心O
を中心として円周方向に所定の角度で振り分けら
れている。シヤフト26は、ケーシング10に対
して回転可能に支持されており、シヤフト26の
ケーシング10内の部分には可動子28が一体に
回転するように取り付けられている。可動子28
には、可動接点30及び32が設けられている。
可動接点30のシヤフト26の中心Oからの距離
は、可動接点32の中心Oからの距離よりも大き
くしてある。P位置用固定接点14a,14b及
びN位置用固定接点18a,18bは可動子28
がシヤフト26を中心として回動したとき、可動
接点30によつて導通可能な位置に配置されてい
る。また、R位置用固定接点16a,16b,D
位置用固定接点20a,20b,位置用固定接
点22a,22b、及び位置用固定接点24
a,24bは、可動接点32によつて導通可能な
位置に配置されている。可動子28の一端部側に
も切欠部28aが設けられている。シヤフト26
とケーシング10とのはめ合い部にはOリング3
4が設けられており、また極板12とケーシング
10とのはめ合い部にもシールリング36が設け
られている。これによつてケーシング10の内部
に油やごみ等が浸入しないようにしてある。シヤ
フト26のケーシング10の外側部分には、ナツ
ト38によつてレバー40が、シヤフト26と一
体に回転するように取り付けられている。レバー
40は図示してないリンケージを介して運転席の
セレクトレバーと連結されている。
運転席のセレクトレバーを操作すると、図示し
てないリンケージを介してレバー40が回動す
る。レバー40の回動はシヤフト26を介して可
動子28に伝達され、可動子28が回動する。第
2図に示す状態では、可動子28はセレクトレバ
ーの位置に対応する位置にある。以下、セレク
トレバーを,D,N,R,P位置に移動させる
と、可動子28は第2図中で時計方向に順次,
D,N,R,P位置に回動する。,,D及び
R位置においては、可動子28の可動接点32が
それぞれ固定接点24a−24b,22a−22
b,20a−20b、及び16a−16bを導通
させる。N及びP位置においては、可動子28の
可動接点30がN位置用固定接点18a,18b
及びP位置用固定接点14a,14bを導通させ
る。N位置用固定接点18a,18b又はP位置
用固定接点14a,14bが導通すると、エンジ
ンのスタータ回路が導通し、エンジンの始動が可
能となる。各固定接点が導通する範囲の精度は中
心Oからの固定接点位置の距離が大きいほど高く
なる。すなわち、固定接点の位置が中心Oから遠
いほど可動子28の角度誤差によつて本来導通す
べきでないときに固定接点が導通する可能性が小
さくなる。この自動変速機のインヒビタースイツ
チの場合、N位置用固定接点18a,18b及び
P位置用固定接点14a,14bは中心Oから最
も遠い位置に配置されており、導通範囲の精度が
最も高くなつている。従つて、セレクトレバーが
D位置又はR位置にあるにもかかわらず、N位置
用固定接点18a,18b又はP位置用固定接点
14a,14bが導通してしまうことはない。従
つて、より安全性が向上する。なお、このことは
N位置用固定接点18a,18b及びP位置用固
定接点14a,14bを精度上許容される最も中
心Oに近い位置に配置した場合には、必要な導通
範囲の精度を維持したままインヒビタースイツチ
を小型化することができることを意味する。特
に、位置用固定接点24a,24bをN位置用
固定接点18a,18b及びP位置用固定接点1
4a,14bよりも中心Oに近い位置に配置して
あり、また可動接点32もP位置用固定接点14
a,14bよりも遠い側に配置してあるため、
位置用固定接点24a,24bをN位置用固定接
点18a,18bと同じ半径方向位置に配置した
場合よりも扇型のスイツチの外形状の一部を小さ
くすることができる。すなわち、第2図に仮想線
によつて示す部分(切欠部10aに対応する部
分)だけインヒビタースイツチを小型化すること
ができる。なお、各固定接点は極板12の貫通穴
に固定されているが、固定接点の半径方向位置を
2列として位置をずらしてあるので、極板12の
剛性の低下が防止されている。
てないリンケージを介してレバー40が回動す
る。レバー40の回動はシヤフト26を介して可
動子28に伝達され、可動子28が回動する。第
2図に示す状態では、可動子28はセレクトレバ
ーの位置に対応する位置にある。以下、セレク
トレバーを,D,N,R,P位置に移動させる
と、可動子28は第2図中で時計方向に順次,
D,N,R,P位置に回動する。,,D及び
R位置においては、可動子28の可動接点32が
それぞれ固定接点24a−24b,22a−22
b,20a−20b、及び16a−16bを導通
させる。N及びP位置においては、可動子28の
可動接点30がN位置用固定接点18a,18b
及びP位置用固定接点14a,14bを導通させ
る。N位置用固定接点18a,18b又はP位置
用固定接点14a,14bが導通すると、エンジ
ンのスタータ回路が導通し、エンジンの始動が可
能となる。各固定接点が導通する範囲の精度は中
心Oからの固定接点位置の距離が大きいほど高く
なる。すなわち、固定接点の位置が中心Oから遠
いほど可動子28の角度誤差によつて本来導通す
べきでないときに固定接点が導通する可能性が小
さくなる。この自動変速機のインヒビタースイツ
チの場合、N位置用固定接点18a,18b及び
P位置用固定接点14a,14bは中心Oから最
も遠い位置に配置されており、導通範囲の精度が
最も高くなつている。従つて、セレクトレバーが
D位置又はR位置にあるにもかかわらず、N位置
用固定接点18a,18b又はP位置用固定接点
14a,14bが導通してしまうことはない。従
つて、より安全性が向上する。なお、このことは
N位置用固定接点18a,18b及びP位置用固
定接点14a,14bを精度上許容される最も中
心Oに近い位置に配置した場合には、必要な導通
範囲の精度を維持したままインヒビタースイツチ
を小型化することができることを意味する。特
に、位置用固定接点24a,24bをN位置用
固定接点18a,18b及びP位置用固定接点1
4a,14bよりも中心Oに近い位置に配置して
あり、また可動接点32もP位置用固定接点14
a,14bよりも遠い側に配置してあるため、
位置用固定接点24a,24bをN位置用固定接
点18a,18bと同じ半径方向位置に配置した
場合よりも扇型のスイツチの外形状の一部を小さ
くすることができる。すなわち、第2図に仮想線
によつて示す部分(切欠部10aに対応する部
分)だけインヒビタースイツチを小型化すること
ができる。なお、各固定接点は極板12の貫通穴
に固定されているが、固定接点の半径方向位置を
2列として位置をずらしてあるので、極板12の
剛性の低下が防止されている。
(ヘ) 発明の効果
以上説明してきたように、本発明によると、安
全上重要なP及びN位置の導通範囲精度を維持す
るためにP及びN位置の固定接点を半径大の円上
に配置し、P位置から最も遠い固定接点を半径小
の円上に配置したので、インヒビタースイツチを
小型化することができる。また、P及びN位置用
の可動接点とP・N位置以外用の可動接点とを別
のものとしたので、火花によつて発生する皮膜に
よつて接点の導通不良が発生することを防止する
ことができる。
全上重要なP及びN位置の導通範囲精度を維持す
るためにP及びN位置の固定接点を半径大の円上
に配置し、P位置から最も遠い固定接点を半径小
の円上に配置したので、インヒビタースイツチを
小型化することができる。また、P及びN位置用
の可動接点とP・N位置以外用の可動接点とを別
のものとしたので、火花によつて発生する皮膜に
よつて接点の導通不良が発生することを防止する
ことができる。
第1図は本発明による自動変速機のインヒビタ
ースイツチの断面図、第2図は第1図の−線
に沿う断面図である。 10……ケーシング、12……極板、14a,
14b……P位置用固定接点、16a,16b…
…R位置用固定接点、18a,18b……N位置
用固定接点、20a,20b……D位置用固定接
点、22a,22b……位置用固定接点、24
a,24b……位置用固定接点、26……シヤ
フト、28……可動子、30,32……可動接
点、40……レバー。
ースイツチの断面図、第2図は第1図の−線
に沿う断面図である。 10……ケーシング、12……極板、14a,
14b……P位置用固定接点、16a,16b…
…R位置用固定接点、18a,18b……N位置
用固定接点、20a,20b……D位置用固定接
点、22a,22b……位置用固定接点、24
a,24b……位置用固定接点、26……シヤ
フト、28……可動子、30,32……可動接
点、40……レバー。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 略扇状のケーシングの内部に、回転中心位置
から互いに異なる半径位置に配置された複数個の
可動接点を備えた回転可能な可動子と、可動子が
回転したときいずれかの可動接点によつて導通す
るように可動子回転中心位置から所定の半径位置
上に配列されたP位置、N位置、及びP・N以外
のセレクト位置用の固定接点とを有し、P及びN
位置の固定接点は最も大きい半径位置上に配列さ
れており、上記P・N以外のセレクト位置用の固
定接点はP位置及びN位置の固定接点よりも小さ
い半径位置上に配列されるとともに、上記P・N
以外のセレクト位置用の固定接点のうちの1つが
少なくとも全固定接点配列の円周方向一端部に配
置されており、可動子に設けられる可動接点のう
ち上記円周方向一端部に配置される上記P・N以
外のセレクト位置用の固定接点に対応した可動接
点は、P位置及びN位置の固定接点に対応した可
動接点に対して小さい半径位置上でかつ上記一端
部側にオフセツトして配置されており、可動子の
上記円周方向一端部に配置される上記P・N以外
のセレクト位置用の固定接点に対応した可動接点
の半径方向外方位置に切欠部が設けられ、かつ略
扇状のケーシングの上記円周方向一端部に配置さ
れる固定接点の半径方向外方側に切欠部が設けら
れていることを特徴とする自動変速機のインヒビ
タースイツチ。 2 上記固定接点は、上記ケーシング内部に支持
された極板に設けた貫通穴内に固定される特許請
求の範囲第1項記載の自動変速機のインヒビター
スイツチ。 3 略扇状のケーシングの内部に、回転中心位置
から互いに異なる半径位置に配置された複数個の
可動接点を備えた回転可能な可動子と、可動子が
回転したときいずれかの可動接点によつて導通す
るように可動子回転中心位置から所定の半径位置
上に配列されたP位置、N位置、及びP・N以外
のセレクト位置用の固定接点とを有し、P位置及
びN位置の固定接点は同一半径位置上に配列さ
れ、上記P・N以外のセレクト位置用の固定接点
はP位置及びN位置の固定接点とは異なる半径位
置上に配列され、可動子に設けられる可動接点の
うち、P位置及びN位置の固定接点に対応する可
動接点と、上記P・N以外のセレクト位置用の固
定接点に対応する可動接点とが、固定接点と同様
に異なる半径位置上に配置されていることを特徴
とする自動変速機のインヒビタースイツチ。 4 上記P位置及びN位置の固定接点は、上記可
動子回転中心位置に対して最も大きい半径位置上
に配列されている特許請求の範囲第1項記載の自
動変速機のインヒビタースイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19087583A JPS6084455A (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | 自動変速機のインヒビタ−スイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19087583A JPS6084455A (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | 自動変速機のインヒビタ−スイツチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6084455A JPS6084455A (ja) | 1985-05-13 |
JPH0372861B2 true JPH0372861B2 (ja) | 1991-11-20 |
Family
ID=16265201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19087583A Granted JPS6084455A (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | 自動変速機のインヒビタ−スイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6084455A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5101677A (en) * | 1991-07-29 | 1992-04-07 | General Motors Corporation | Transmission mounted range selector |
WO2013005294A1 (ja) * | 2011-07-05 | 2013-01-10 | トヨタ自動車株式会社 | シフトセンサおよびそのシフトセンサを備える車両 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5873493A (ja) * | 1982-08-06 | 1983-05-02 | 三洋電機株式会社 | 自転車用変速操作報知装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58136892U (ja) * | 1982-03-10 | 1983-09-14 | 本田技研工業株式会社 | ギヤシフトポジシヨン表示装置 |
-
1983
- 1983-10-14 JP JP19087583A patent/JPS6084455A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5873493A (ja) * | 1982-08-06 | 1983-05-02 | 三洋電機株式会社 | 自転車用変速操作報知装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6084455A (ja) | 1985-05-13 |
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