JPH0362498B2 - - Google Patents
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- JPH0362498B2 JPH0362498B2 JP63213256A JP21325688A JPH0362498B2 JP H0362498 B2 JPH0362498 B2 JP H0362498B2 JP 63213256 A JP63213256 A JP 63213256A JP 21325688 A JP21325688 A JP 21325688A JP H0362498 B2 JPH0362498 B2 JP H0362498B2
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- JP
- Japan
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- conveyor
- chain
- carrier
- horizontal
- tray
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Links
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- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims description 11
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、所謂モールドとして知られている壊
れやすい物品の保持や運搬等に使用する廃パルプ
から成型された保持型を、何等破損することなく
乾燥工程へ供給及び回収できるようにした搬送装
置に関する。
れやすい物品の保持や運搬等に使用する廃パルプ
から成型された保持型を、何等破損することなく
乾燥工程へ供給及び回収できるようにした搬送装
置に関する。
従来から、モールド用の乾燥炉の搬送装置とし
ては、バツチ方式と連続方式が一般に利用されて
いる。
ては、バツチ方式と連続方式が一般に利用されて
いる。
バツチ方式のものは、第8図に示すように、モ
ールド成型機Aで成型されたモールドをキヤリア
B上に落下させ、このキヤリアBから取り出して
人手によりキヤリアラツクCに積み上げておく作
業を前提としたものである。そして、定期的に乾
燥炉Dの搬入扉Eを開け、移動コンベアFにより
キヤリアラツクC毎に乾燥Dの中を移動させ、乾
燥処理後には搬出扉Gをその都度開けてモールド
を回収する。
ールド成型機Aで成型されたモールドをキヤリア
B上に落下させ、このキヤリアBから取り出して
人手によりキヤリアラツクCに積み上げておく作
業を前提としたものである。そして、定期的に乾
燥炉Dの搬入扉Eを開け、移動コンベアFにより
キヤリアラツクC毎に乾燥Dの中を移動させ、乾
燥処理後には搬出扉Gをその都度開けてモールド
を回収する。
また、連続式のものは多量のモールドを乾燥処
理するのに最適であり、その一般的な装置の概要
を第9図に示す。図示のようにモールド成型機a
によつて得られたモールド製品を載せるキヤリア
bは、モールド成型機aに連ねて配置した乾燥炉
cにコンベヤdによつて供給される。コンベヤd
のラインは、上下に複数のループを造るようにし
て乾燥炉cの中での加熱時間を長くしている。こ
のようなコンベヤdを利用するものでは、コンベ
ヤdのパスラインの中のストロークエンドではコ
ンベヤdの向きが反転する。このため、キヤリア
bの姿勢が変わらないように維持する機構が組み
込まれている。
理するのに最適であり、その一般的な装置の概要
を第9図に示す。図示のようにモールド成型機a
によつて得られたモールド製品を載せるキヤリア
bは、モールド成型機aに連ねて配置した乾燥炉
cにコンベヤdによつて供給される。コンベヤd
のラインは、上下に複数のループを造るようにし
て乾燥炉cの中での加熱時間を長くしている。こ
のようなコンベヤdを利用するものでは、コンベ
ヤdのパスラインの中のストロークエンドではコ
ンベヤdの向きが反転する。このため、キヤリア
bの姿勢が変わらないように維持する機構が組み
込まれている。
この姿勢維持機構の最も一般的なものは、第1
0図に示すようにコンベヤdを駆動するスプロケ
ツトホイール80の他に、補助ホイール81をア
イドラーとして設けるというものである。そし
て、キヤリアbはその中央部分にピン82を設け
てこれをコンベヤdに連接し、更に複数のガイド
ローラ83をレール(図示せず)に乗せて走行さ
せる。また、補助ホイール81にはキヤリアbを
着脱自在に係合する機構が設けられる。
0図に示すようにコンベヤdを駆動するスプロケ
ツトホイール80の他に、補助ホイール81をア
イドラーとして設けるというものである。そし
て、キヤリアbはその中央部分にピン82を設け
てこれをコンベヤdに連接し、更に複数のガイド
ローラ83をレール(図示せず)に乗せて走行さ
せる。また、補助ホイール81にはキヤリアbを
着脱自在に係合する機構が設けられる。
このような姿勢維持機構によつて、第10図の
aのようにキヤリアdがストロークエンドまで達
した後にも、ピン82がコンベヤdに繋がつてい
るのでそのままラインの外側にまで突き出るよう
になる。そして、キヤリアdの先端部は補助ホイ
ール81に捕らえられ、スプロケツトホイール8
0が回転を続けると、同図のcに示すように補助
ホイール81も回転し始める。このため、キヤリ
アdは図示のように水平な姿勢を保ちながら下側
のパスライン側に移動してゆく。
aのようにキヤリアdがストロークエンドまで達
した後にも、ピン82がコンベヤdに繋がつてい
るのでそのままラインの外側にまで突き出るよう
になる。そして、キヤリアdの先端部は補助ホイ
ール81に捕らえられ、スプロケツトホイール8
0が回転を続けると、同図のcに示すように補助
ホイール81も回転し始める。このため、キヤリ
アdは図示のように水平な姿勢を保ちながら下側
のパスライン側に移動してゆく。
ところが、バツチ方式の場合では、大型モール
ドを大量に乾燥炉Dに入れる際、搬入扉Eの開口
面積を大きくとる必要がある。このため、出し入
れの度毎の扉E,G開閉による熱の損失はかなり
大きくなる。また、キヤリアラツクCが乾燥炉D
から出た段階でのモールドの取り出しも手作業で
行われており、高熱のため速やかにモールドを取
り出すことができない。このため、モールドの取
り出しはこれが冷えた後に行わねばならず、生産
性に影響を及ぼす。
ドを大量に乾燥炉Dに入れる際、搬入扉Eの開口
面積を大きくとる必要がある。このため、出し入
れの度毎の扉E,G開閉による熱の損失はかなり
大きくなる。また、キヤリアラツクCが乾燥炉D
から出た段階でのモールドの取り出しも手作業で
行われており、高熱のため速やかにモールドを取
り出すことができない。このため、モールドの取
り出しはこれが冷えた後に行わねばならず、生産
性に影響を及ぼす。
一方、連続方式の場合では、大量の処理に好適
であるほか扉の開閉による熱損失もない。ところ
が、第9図に示すように成型機aのレベルから水
平にコンベヤdのラインを設ける場合では、この
レベル以下の空間のみが乾燥のための容量となる
ので、レベルが低いとコンベヤdのループ数も小
さくなる。このため、乾燥炉cの床面積が広くと
れないような条件があるとき、コンベヤdのパス
が短くなり、十分な乾燥のためにはコンベヤdの
パス速度を下げる必要がある。したがつて、乾燥
効率の低下を招き、連続式としたことの利点が損
なわれかねない。
であるほか扉の開閉による熱損失もない。ところ
が、第9図に示すように成型機aのレベルから水
平にコンベヤdのラインを設ける場合では、この
レベル以下の空間のみが乾燥のための容量となる
ので、レベルが低いとコンベヤdのループ数も小
さくなる。このため、乾燥炉cの床面積が広くと
れないような条件があるとき、コンベヤdのパス
が短くなり、十分な乾燥のためにはコンベヤdの
パス速度を下げる必要がある。したがつて、乾燥
効率の低下を招き、連続式としたことの利点が損
なわれかねない。
また、このような問題を解消するには、乾燥炉
cの高さを大きくし、コンベヤdのループ数を増
やすことが有効である。ところが、成型機aから
一旦乾燥炉cの上部側へコンベヤdを立ち上げる
パスとなるので、パスラインが方向転換する箇所
が増える。このため、方向転換の際にキヤリアb
の水平姿勢が維持されず、モールド製品が落下し
て破損してしまう恐れがある。
cの高さを大きくし、コンベヤdのループ数を増
やすことが有効である。ところが、成型機aから
一旦乾燥炉cの上部側へコンベヤdを立ち上げる
パスとなるので、パスラインが方向転換する箇所
が増える。このため、方向転換の際にキヤリアb
の水平姿勢が維持されず、モールド製品が落下し
て破損してしまう恐れがある。
このように、乾燥炉cを高くして乾燥効率を上
げて生産性を向上させようとすれば、コンベヤd
のパスが複雑になることから、製品の保全が図れ
ないという問題がある。
げて生産性を向上させようとすれば、コンベヤd
のパスが複雑になることから、製品の保全が図れ
ないという問題がある。
本発明において解決すべき課題は、キヤリアを
常に水平姿勢に維持しながらパスさせることので
きる搬送系を備えることによつて、効率的なモー
ルド成型品の乾燥及び回収ができるようにするこ
とにある。
常に水平姿勢に維持しながらパスさせることので
きる搬送系を備えることによつて、効率的なモー
ルド成型品の乾燥及び回収ができるようにするこ
とにある。
本発明は、成型機と、該成型機によつて製作さ
れた成型モールドを載せるキヤリアを水平方向に
搬送する水平搬送機構と、該水平搬送機構の終端
部に連設され内部に前記キヤリアを載せて搬送す
るコンベヤトレイの搬送パスを設けた乾燥炉とを
備え、該乾燥炉内の搬送パスをコンベヤチエイン
によつて上下に多層のループを描く経路とし、前
記コンベヤトレイの走行方向のほぼ中央に設けた
ピンによつて該コンベヤトレイを該ピン周りに回
転可能に前記コンベヤチエインに連接し、且つ前
記コンベヤトレイを水平姿勢で移送可能としたモ
ールドの乾燥炉への搬送装置であつて、前記水平
搬送機構の搬送路の終端部に交錯してほぼ鉛直の
上方向に前記コンベヤチエインをパスさせる受渡
し機構と、前記乾燥炉から出た前記コンベヤチエ
インのパスに交錯して前記キヤリアを成型モール
ドと共に乾燥ラインの外に排出する回収機構とを
備え、前記受渡し機構は、前記チエインコンベヤ
の走行方向と平行に同じ速度で上方向に走行する
水平維持チエインと、該水平維持チエインに取り
付けられ前記コンベヤトレイを着脱可能に拘束し
て該コンベヤトレイを水平姿勢に保持するクラン
パと、前記水平維持チエインのパス方向の上端側
に備えられ前記乾燥炉の入り側に前記コンベヤト
レイを水平姿勢で送り出すガイドレールとを備
え、前記回収機構は、前記チエインコンベヤに連
動し前記コンベヤトレイからキヤリアを水平姿勢
で払い出す回転トレイを備えていることを特徴と
する。
れた成型モールドを載せるキヤリアを水平方向に
搬送する水平搬送機構と、該水平搬送機構の終端
部に連設され内部に前記キヤリアを載せて搬送す
るコンベヤトレイの搬送パスを設けた乾燥炉とを
備え、該乾燥炉内の搬送パスをコンベヤチエイン
によつて上下に多層のループを描く経路とし、前
記コンベヤトレイの走行方向のほぼ中央に設けた
ピンによつて該コンベヤトレイを該ピン周りに回
転可能に前記コンベヤチエインに連接し、且つ前
記コンベヤトレイを水平姿勢で移送可能としたモ
ールドの乾燥炉への搬送装置であつて、前記水平
搬送機構の搬送路の終端部に交錯してほぼ鉛直の
上方向に前記コンベヤチエインをパスさせる受渡
し機構と、前記乾燥炉から出た前記コンベヤチエ
インのパスに交錯して前記キヤリアを成型モール
ドと共に乾燥ラインの外に排出する回収機構とを
備え、前記受渡し機構は、前記チエインコンベヤ
の走行方向と平行に同じ速度で上方向に走行する
水平維持チエインと、該水平維持チエインに取り
付けられ前記コンベヤトレイを着脱可能に拘束し
て該コンベヤトレイを水平姿勢に保持するクラン
パと、前記水平維持チエインのパス方向の上端側
に備えられ前記乾燥炉の入り側に前記コンベヤト
レイを水平姿勢で送り出すガイドレールとを備
え、前記回収機構は、前記チエインコンベヤに連
動し前記コンベヤトレイからキヤリアを水平姿勢
で払い出す回転トレイを備えていることを特徴と
する。
第1図は本発明のモールドの乾燥炉及びこれに
モールドを供給・回収する搬送装置の全体構成を
示す図である。
モールドを供給・回収する搬送装置の全体構成を
示す図である。
図において、モールドMの成型機A及びモール
ドMの乾燥炉Dが配置され、成型機Aには成型さ
れたモールドMを乾燥炉Dに供給する供給機構1
を設けている。この供給機構1は、成型機Aの成
型部から延びた回転アーム11とその先端部の下
方に設けた保持排出機構12を備えている。そし
て、供給機構1の下方には、保持排出機構12か
らの成型モールドMを受け取つて乾燥炉Dへ循環
供給されるキヤリア3に載せるためのリフタ2が
設けられる。このリフタ2は、鉛直方向に昇降駆
動されるリフタロツド21の上端にコンベヤ型の
搬送機構22を備え、上昇時に保持排出機構12
から成型モールドを搬送機構22に受けてこれを
載せ、下降時にはキヤリア3のパス面にレベルを
合わせてこれを乾燥炉D側へ排出可能としたもの
である。
ドMの乾燥炉Dが配置され、成型機Aには成型さ
れたモールドMを乾燥炉Dに供給する供給機構1
を設けている。この供給機構1は、成型機Aの成
型部から延びた回転アーム11とその先端部の下
方に設けた保持排出機構12を備えている。そし
て、供給機構1の下方には、保持排出機構12か
らの成型モールドMを受け取つて乾燥炉Dへ循環
供給されるキヤリア3に載せるためのリフタ2が
設けられる。このリフタ2は、鉛直方向に昇降駆
動されるリフタロツド21の上端にコンベヤ型の
搬送機構22を備え、上昇時に保持排出機構12
から成型モールドを搬送機構22に受けてこれを
載せ、下降時にはキヤリア3のパス面にレベルを
合わせてこれを乾燥炉D側へ排出可能としたもの
である。
第2図はキヤリア3の詳細を示すものであり、
同図aに示すように四方の縁部の上面にストツパ
31を設けた格子状体32を備え、これに多数の
孔を開けた受板33を組み込んだものが使用でき
る。また、同図bはキヤリア3の上に成型モール
ドMを1個載せる場合であり、また同図cはキヤ
リア3の上に複数の成型モールドMを載せて搬送
する例を示している。
同図aに示すように四方の縁部の上面にストツパ
31を設けた格子状体32を備え、これに多数の
孔を開けた受板33を組み込んだものが使用でき
る。また、同図bはキヤリア3の上に成型モール
ドMを1個載せる場合であり、また同図cはキヤ
リア3の上に複数の成型モールドMを載せて搬送
する例を示している。
リフタ2と乾燥炉Dとの間には、搬送機構22
からキヤリア3を乾燥炉Dに供給するための水平
搬送機構4を設ける。第3図及び第4図はこの水
平搬送機構4及び乾燥炉Dへの供給部分を示す平
面図及び正面図である。図示のように、水平搬送
機構4はキヤリア3の巾より僅かに狭い間隔を置
いて配置した一対のチエインコンベア41を備
え、そのパスラインを搬送機構22のレベルに合
わせて水平としたものである。そして、このチエ
インコンベヤ41のストロークエンドには、キヤ
リア3を乾燥炉Dの中に供給して成型モールドM
の乾燥後に回収する炉内移送機構5が設けられ
る。
からキヤリア3を乾燥炉Dに供給するための水平
搬送機構4を設ける。第3図及び第4図はこの水
平搬送機構4及び乾燥炉Dへの供給部分を示す平
面図及び正面図である。図示のように、水平搬送
機構4はキヤリア3の巾より僅かに狭い間隔を置
いて配置した一対のチエインコンベア41を備
え、そのパスラインを搬送機構22のレベルに合
わせて水平としたものである。そして、このチエ
インコンベヤ41のストロークエンドには、キヤ
リア3を乾燥炉Dの中に供給して成型モールドM
の乾燥後に回収する炉内移送機構5が設けられ
る。
炉内移送機構5は、乾燥炉Dの前面から炉の入
口D1を経て炉内に入り、炉内を数段に亘つて往
復し、炉の出口D2から乾燥炉Dの前面に至るチ
エインコンベアを備えたものである。そして、こ
のチエインコンベヤには、キヤリア3を水平搬送
機構4から受け取つてこれを載せるコンベアトレ
イ51を一定間隔で取り付けている。また、この
炉内移送機構5は、乾燥炉Dの前方において下か
ら上に移動する前方部分52及び乾燥炉Dの入口
D1から出口D2までをパスする炉内部分53に
区分けされる。
口D1を経て炉内に入り、炉内を数段に亘つて往
復し、炉の出口D2から乾燥炉Dの前面に至るチ
エインコンベアを備えたものである。そして、こ
のチエインコンベヤには、キヤリア3を水平搬送
機構4から受け取つてこれを載せるコンベアトレ
イ51を一定間隔で取り付けている。また、この
炉内移送機構5は、乾燥炉Dの前方において下か
ら上に移動する前方部分52及び乾燥炉Dの入口
D1から出口D2までをパスする炉内部分53に
区分けされる。
炉内移送機構5によつて搬送されるコンベヤト
レイ51は常に水平の姿勢を持つて移動する構成
とする。このため、炉内移送機構5のチエインコ
ンベヤは第1図に示すように水平のパスラインを
持つて複数段のループを描くように組み込まれ
る。そして、チエインコンベヤのストロークエン
ドではその姿勢が反転するので、キヤリア3が天
地逆とならないような機構を持たせる。この機構
は、従来技術の項において第10図によつて説明
したものがそのまま代用できる。
レイ51は常に水平の姿勢を持つて移動する構成
とする。このため、炉内移送機構5のチエインコ
ンベヤは第1図に示すように水平のパスラインを
持つて複数段のループを描くように組み込まれ
る。そして、チエインコンベヤのストロークエン
ドではその姿勢が反転するので、キヤリア3が天
地逆とならないような機構を持たせる。この機構
は、従来技術の項において第10図によつて説明
したものがそのまま代用できる。
更に、炉内移送機構5の前方部分52には、キ
ヤリア3を水平搬送機構4からコンベアトレイ5
1に受渡す受渡し機構54と、乾燥済みの成型モ
ールドMをコンベアトレイ51から炉外に排出す
る回収機構6とが設けられる。
ヤリア3を水平搬送機構4からコンベアトレイ5
1に受渡す受渡し機構54と、乾燥済みの成型モ
ールドMをコンベアトレイ51から炉外に排出す
る回収機構6とが設けられる。
水平搬送機構4のチエインコンベヤ41は、第
3図に示すように駆動モータ42によつてその走
行を駆動される。このチエインコンベヤ41によ
つて水平方向に搬送されたキヤリア3は、第4図
に示すようにチエインコンベヤ41のストローク
エンド部分の受渡し位置55でストツパーシリン
ダ43により止められる。そして、炉内移送機構
5のチエインコンベヤの走行によつてコンベヤト
レイ51が上昇してキヤリア3を受け取る。な
お、この受け取りの瞬間の少し前にストツパーシ
リンダ43はリミツトスイツチ44によりそのロ
ツドを後退させ、コンベヤトレイ51との干渉を
防止している。また、上昇中のコンベヤトレイ5
1のガイドローラー59が案内ガイドレバー45
を押し上げることによつて、連結レバー46で動
かされ、押しもどしレバー47によつて、現在受
渡しするキヤリアの後のキヤリアを押しもどして
キヤリア間の隙間を作る。これによつて、成型モ
ールドMに何等の衝撃を与えることなくキヤリア
3をコンベアトレイ51に渡すことができる。
3図に示すように駆動モータ42によつてその走
行を駆動される。このチエインコンベヤ41によ
つて水平方向に搬送されたキヤリア3は、第4図
に示すようにチエインコンベヤ41のストローク
エンド部分の受渡し位置55でストツパーシリン
ダ43により止められる。そして、炉内移送機構
5のチエインコンベヤの走行によつてコンベヤト
レイ51が上昇してキヤリア3を受け取る。な
お、この受け取りの瞬間の少し前にストツパーシ
リンダ43はリミツトスイツチ44によりそのロ
ツドを後退させ、コンベヤトレイ51との干渉を
防止している。また、上昇中のコンベヤトレイ5
1のガイドローラー59が案内ガイドレバー45
を押し上げることによつて、連結レバー46で動
かされ、押しもどしレバー47によつて、現在受
渡しするキヤリアの後のキヤリアを押しもどして
キヤリア間の隙間を作る。これによつて、成型モ
ールドMに何等の衝撃を与えることなくキヤリア
3をコンベアトレイ51に渡すことができる。
第5図はコンベヤトレイ51及び炉内移送機構
5のチエインコンベヤ56の詳細を示す図であ
る。
5のチエインコンベヤ56の詳細を示す図であ
る。
コンベヤトレイ51はキヤリア3を受けて支持
するコ字状の平面形状を持ち、走行方向の先端及
び後端部にはずれ止め63を設け、更に左右の辺
であつて走行方向の中心に位置する部分にはピン
58を備えている。これらのピン58はチエイン
コンベア56に回転可能に連接され、このピン5
8周りのバランスを図るためにバランスウエイト
64を取り付けている。一方、チエインコンベア
56が走行するときの案内として配置した受けガ
イドレール60には補助ガイドレール65を設
け、この補助ガイドレール65の上を走行するガ
イドローラ59がコンベヤトレイ51に合計4個
設けられている。このため、コンベヤトレイ51
がパスするときには、ガイドローラ59による4
点支持となり、チエインコンベヤ56にはピン5
8だけで連接されていても常に水平姿勢にコンベ
ヤトレイ51が維持される。したがつて、コンベ
ヤトレイ51に保持したキヤリア3も水平に保た
れることになり、炉内搬送の過程でモールドMが
滑り落ちてしまうことはない。
するコ字状の平面形状を持ち、走行方向の先端及
び後端部にはずれ止め63を設け、更に左右の辺
であつて走行方向の中心に位置する部分にはピン
58を備えている。これらのピン58はチエイン
コンベア56に回転可能に連接され、このピン5
8周りのバランスを図るためにバランスウエイト
64を取り付けている。一方、チエインコンベア
56が走行するときの案内として配置した受けガ
イドレール60には補助ガイドレール65を設
け、この補助ガイドレール65の上を走行するガ
イドローラ59がコンベヤトレイ51に合計4個
設けられている。このため、コンベヤトレイ51
がパスするときには、ガイドローラ59による4
点支持となり、チエインコンベヤ56にはピン5
8だけで連接されていても常に水平姿勢にコンベ
ヤトレイ51が維持される。したがつて、コンベ
ヤトレイ51に保持したキヤリア3も水平に保た
れることになり、炉内搬送の過程でモールドMが
滑り落ちてしまうことはない。
なお、チエーンコンベア51の炉内部分53
は、カウンターウエイトでチエーンの伸びを吸収
できる機構を備え、コンベアトレイ51の平行移
動を維持するようにしている。
は、カウンターウエイトでチエーンの伸びを吸収
できる機構を備え、コンベアトレイ51の平行移
動を維持するようにしている。
第6図は、炉内移送機構5の要部を示す図であ
つて、水平搬送機構4からのキヤリア3を垂直方
向に上昇移動させる際の水平維持機を示す図であ
る。
つて、水平搬送機構4からのキヤリア3を垂直方
向に上昇移動させる際の水平維持機を示す図であ
る。
炉内移送機構5のチエインコンベヤ56は駆動
モータ57により駆動され、図の矢印方向へパス
していく。そして、チエインコンベヤ56が乾燥
炉Dを出て水平搬送機構4からのキヤリア3を受
ける縦方向のパスに沿つて、コンベヤトレイ51
を水平姿勢に保持する水平維持チエイン61が縦
のループを持つて配置されている。なお、水平維
持チエイン61はコンベヤトレイ51の幅方向の
両端側を挟むように2列又はコンベヤトレイ51
の一側だけに相当して1列設けるものとする。こ
の水平維持チエイン61は、駆動モータ57に駆
動力分配伝達装置62によつて機械的に連接さ
れ、その走行速度をチエインコンベヤ56に一致
させている。また、水平維持チエイン61には、
コンベヤトレイ51の端部に設けたガイドローラ
59を拘束可能な二股状のクランパ66を備えて
いる。このクランパ66は、チエインコンベヤ5
6に設けたコンベヤトレイ51の取付けピツチと
同じピツチで水平維持チエイン61に取り付けら
れ、移動してくるコンベアトレイ51のガイドロ
ーラ59を挟み込む。したがつて、コンベヤトレ
イ51の一端はクランパ66によつて拘束され、
中央部はピン58によつてチエインコンベヤ56
側に連接されたピン58周りの2点支持となる。
そして、チエインコンベヤ56と水平維持チエイ
ン61とは同じ走行速度で移動するので、コンベ
ヤトレイ51は水平姿勢を維持しながら上昇して
いく。
モータ57により駆動され、図の矢印方向へパス
していく。そして、チエインコンベヤ56が乾燥
炉Dを出て水平搬送機構4からのキヤリア3を受
ける縦方向のパスに沿つて、コンベヤトレイ51
を水平姿勢に保持する水平維持チエイン61が縦
のループを持つて配置されている。なお、水平維
持チエイン61はコンベヤトレイ51の幅方向の
両端側を挟むように2列又はコンベヤトレイ51
の一側だけに相当して1列設けるものとする。こ
の水平維持チエイン61は、駆動モータ57に駆
動力分配伝達装置62によつて機械的に連接さ
れ、その走行速度をチエインコンベヤ56に一致
させている。また、水平維持チエイン61には、
コンベヤトレイ51の端部に設けたガイドローラ
59を拘束可能な二股状のクランパ66を備えて
いる。このクランパ66は、チエインコンベヤ5
6に設けたコンベヤトレイ51の取付けピツチと
同じピツチで水平維持チエイン61に取り付けら
れ、移動してくるコンベアトレイ51のガイドロ
ーラ59を挟み込む。したがつて、コンベヤトレ
イ51の一端はクランパ66によつて拘束され、
中央部はピン58によつてチエインコンベヤ56
側に連接されたピン58周りの2点支持となる。
そして、チエインコンベヤ56と水平維持チエイ
ン61とは同じ走行速度で移動するので、コンベ
ヤトレイ51は水平姿勢を維持しながら上昇して
いく。
更に、水平維持チエイン61のパスの上端側に
はコンベヤトレイ51を水平姿勢としたまま乾燥
炉Dへ案内するガイドレール67を設ける。ガイ
ドレール67は水平維持チエイン61から乾燥炉
D側へ上に傾斜したスロープを持ち、図示の例で
はコンベヤトレイ51の左側のガイドローラ59
が滑り込む2条のものと、右側のガイドローラ5
9が乗つて走行する1条の合計3本から構成さ
れ、それぞれのガイドレール67は平行に配置さ
れている。このようなガイドレール67を備える
ことで、コンベヤトレイ51が上昇してきてキヤ
リア3を受け取つて更に上昇した後、左側のガイ
ドローラ59は2条のガイドレール67に挟まれ
るようになり、これらのガイドレール67に斜め
に移動し始める。そして、右側のガイドローラ5
9も右のガイドレール67の上を転がるので、コ
ンベヤトレイ51は水平姿勢をとりながら移動す
る。なお、このガイドレール67側へコンベヤト
レイ51が移るときには、クランパ66の開放端
からガイドローラ59は引き抜かれるようにして
拘束が解かれる。
はコンベヤトレイ51を水平姿勢としたまま乾燥
炉Dへ案内するガイドレール67を設ける。ガイ
ドレール67は水平維持チエイン61から乾燥炉
D側へ上に傾斜したスロープを持ち、図示の例で
はコンベヤトレイ51の左側のガイドローラ59
が滑り込む2条のものと、右側のガイドローラ5
9が乗つて走行する1条の合計3本から構成さ
れ、それぞれのガイドレール67は平行に配置さ
れている。このようなガイドレール67を備える
ことで、コンベヤトレイ51が上昇してきてキヤ
リア3を受け取つて更に上昇した後、左側のガイ
ドローラ59は2条のガイドレール67に挟まれ
るようになり、これらのガイドレール67に斜め
に移動し始める。そして、右側のガイドローラ5
9も右のガイドレール67の上を転がるので、コ
ンベヤトレイ51は水平姿勢をとりながら移動す
る。なお、このガイドレール67側へコンベヤト
レイ51が移るときには、クランパ66の開放端
からガイドローラ59は引き抜かれるようにして
拘束が解かれる。
このように水平維持チエイン61を設けてその
クランパ66によつてコンベヤトレイ51を支持
するので、コンベヤトレイ51は常に水平姿勢を
持つて上昇し、キヤリア3を正しい姿勢に維持し
て成型モールドMが滑り落ちることなく乾燥炉D
へ送り込むことができる。したがつて、水平搬送
機構4から一旦上に昇るようなパスであつても、
成型モールドMを適切に乾燥炉Dへ供給でき、乾
燥炉Dが高い乾燥空間を持つものでもキヤリア3
の最適な移送が可能となる。
クランパ66によつてコンベヤトレイ51を支持
するので、コンベヤトレイ51は常に水平姿勢を
持つて上昇し、キヤリア3を正しい姿勢に維持し
て成型モールドMが滑り落ちることなく乾燥炉D
へ送り込むことができる。したがつて、水平搬送
機構4から一旦上に昇るようなパスであつても、
成型モールドMを適切に乾燥炉Dへ供給でき、乾
燥炉Dが高い乾燥空間を持つものでもキヤリア3
の最適な移送が可能となる。
第7図は乾燥炉Dで乾燥処理した成型モールド
Mをキヤリア3と共にライン外へ排出する回収機
構6の詳細である。
Mをキヤリア3と共にライン外へ排出する回収機
構6の詳細である。
回収機構6は、水平維持チエイン61と同様に
駆動モータ57に連接した駆動力分配伝達装置6
2に機械的に接続したものである。すなわち、こ
の駆動力分配伝達装置62によつて回転駆動され
る駆動軸68の先端にアーム69を設け、更にこ
のアーム69には常に水平姿勢を維持可能な回転
トレイ70を取り付けている。また、回転トレイ
70の姿勢を水平にするために、駆動軸68に連
接したチエイン又は歯車列等を利用した水平維持
機構71を設け、駆動軸68の回転に連動して回
転トレイ70の水平姿勢を維持する。
駆動モータ57に連接した駆動力分配伝達装置6
2に機械的に接続したものである。すなわち、こ
の駆動力分配伝達装置62によつて回転駆動され
る駆動軸68の先端にアーム69を設け、更にこ
のアーム69には常に水平姿勢を維持可能な回転
トレイ70を取り付けている。また、回転トレイ
70の姿勢を水平にするために、駆動軸68に連
接したチエイン又は歯車列等を利用した水平維持
機構71を設け、駆動軸68の回転に連動して回
転トレイ70の水平姿勢を維持する。
このような回収機構6では、コンベヤトレイ5
1が乾燥炉Dから排出されて上に向かうパスのと
きに、チエインコンベヤ56に連動してアーム6
9が図中の矢印方向に回転する。そして、コンベ
ヤトレイ51はコ字状の平面形状を持つてその上
にキヤリア3を載せているので、回転トレイ70
がその回転移動に従つてキヤリア3を下からすく
い上げるようにしてこれをコンベヤトレイ51か
ら取り出すことができる。
1が乾燥炉Dから排出されて上に向かうパスのと
きに、チエインコンベヤ56に連動してアーム6
9が図中の矢印方向に回転する。そして、コンベ
ヤトレイ51はコ字状の平面形状を持つてその上
にキヤリア3を載せているので、回転トレイ70
がその回転移動に従つてキヤリア3を下からすく
い上げるようにしてこれをコンベヤトレイ51か
ら取り出すことができる。
更に、回収機構6の近傍には、回転トレイ70
の上のキヤリア3を受け取つて移送する移送装置
7を設ける。この移送装置7はコンベヤ式のもの
であり、その上部にはキヤリア3を移送装置7に
残したままとし乾燥後の成型モールドMのみを回
収する排出装置8を設けている。
の上のキヤリア3を受け取つて移送する移送装置
7を設ける。この移送装置7はコンベヤ式のもの
であり、その上部にはキヤリア3を移送装置7に
残したままとし乾燥後の成型モールドMのみを回
収する排出装置8を設けている。
以上の構成において、成型機Aからの成型モー
ルドMは水平搬送機構4によつて乾燥炉D側へ移
送され、その後垂直方向のパスを持つチエインコ
ンベヤ56のコンベヤトレイ51がこの成型モー
ルドMを受け取る。このとき、コンベヤトレイ5
1は水平維持チエイン61によつて支持されその
キヤリア3を載せる面を水平に維持しているの
で、水平搬送機構4から移し変えるときにキヤリ
ア3の姿勢は水平を保つたままである。そして、
チエインコンベヤ56が走行していくと、コンベ
ヤトレイ51はガイドレール67によつて水平に
保たれながら乾燥炉Dの中に供給される。
ルドMは水平搬送機構4によつて乾燥炉D側へ移
送され、その後垂直方向のパスを持つチエインコ
ンベヤ56のコンベヤトレイ51がこの成型モー
ルドMを受け取る。このとき、コンベヤトレイ5
1は水平維持チエイン61によつて支持されその
キヤリア3を載せる面を水平に維持しているの
で、水平搬送機構4から移し変えるときにキヤリ
ア3の姿勢は水平を保つたままである。そして、
チエインコンベヤ56が走行していくと、コンベ
ヤトレイ51はガイドレール67によつて水平に
保たれながら乾燥炉Dの中に供給される。
乾燥炉Dの中の炉内搬送機構5のチエインコン
ベヤ56は水平のパスを持つ多層のループとなつ
ているので、成型モールドMの加熱時間を十分に
とることができる。したがつて、乾燥炉Dの床面
積を大きくできない場合でも、成型モールドMの
乾燥を効率的に行うことができ、生産性の向上が
図られる。なお、チエインコンベヤ56はそのス
トロークエンドで搬送面が天地逆となるが、第1
0図に示した機構を採用することにより、キヤリ
ア3は常に成型モールドMの載置面を上にした水
平姿勢を保つことができる。
ベヤ56は水平のパスを持つ多層のループとなつ
ているので、成型モールドMの加熱時間を十分に
とることができる。したがつて、乾燥炉Dの床面
積を大きくできない場合でも、成型モールドMの
乾燥を効率的に行うことができ、生産性の向上が
図られる。なお、チエインコンベヤ56はそのス
トロークエンドで搬送面が天地逆となるが、第1
0図に示した機構を採用することにより、キヤリ
ア3は常に成型モールドMの載置面を上にした水
平姿勢を保つことができる。
次いで、乾燥炉Dから排出された成型モールド
M及びキヤリア3は回収機構6によつてチエイン
コンベヤ56のパスラインから取り出される。こ
のときでも、キヤリア3の姿勢は依然として水平
を保つので、成型モールドMが滑り落ちることな
くこれを回収できる。
M及びキヤリア3は回収機構6によつてチエイン
コンベヤ56のパスラインから取り出される。こ
のときでも、キヤリア3の姿勢は依然として水平
を保つので、成型モールドMが滑り落ちることな
くこれを回収できる。
このように、キヤリア3の乾燥炉Dへの供給か
ら回収までキヤリア3の姿勢を水平に維持しなが
ら移送でき、成型モールドMの滑り落ち等による
破損が防止される。また、水平搬送機構4のレベ
ルに対して乾燥炉D内のチエインコンベヤ56の
パスレベルが高くてパスラインを曲げる必要があ
つても、水平維持チエイン61及びガイドレール
67によつてキヤリア3の水平維持が保たれる。
したがつて、乾燥炉Dを高くしてチエインコンベ
ヤ56のループ数を大きくした設備が可能とな
り、乾燥効率の向上が達成される。
ら回収までキヤリア3の姿勢を水平に維持しなが
ら移送でき、成型モールドMの滑り落ち等による
破損が防止される。また、水平搬送機構4のレベ
ルに対して乾燥炉D内のチエインコンベヤ56の
パスレベルが高くてパスラインを曲げる必要があ
つても、水平維持チエイン61及びガイドレール
67によつてキヤリア3の水平維持が保たれる。
したがつて、乾燥炉Dを高くしてチエインコンベ
ヤ56のループ数を大きくした設備が可能とな
り、乾燥効率の向上が達成される。
本発明では、水平搬送機構から搬送炉へのキヤ
リアの移送経路に立ち上がりを設け、この立ち上
がり部分への水平搬送機構からの移し変え及び乾
燥炉までの過程においてもキヤリアを水平に維持
するようにしている。このため、乾燥炉を高くし
てキヤリアをパスさせるループを上下に多層設け
ても、キヤリアを良好に乾燥炉に供給できる。し
たがつて、乾燥炉でのキヤリアの走行速度を速く
しても十分な乾燥が可能となり、生産性が向上す
る。
リアの移送経路に立ち上がりを設け、この立ち上
がり部分への水平搬送機構からの移し変え及び乾
燥炉までの過程においてもキヤリアを水平に維持
するようにしている。このため、乾燥炉を高くし
てキヤリアをパスさせるループを上下に多層設け
ても、キヤリアを良好に乾燥炉に供給できる。し
たがつて、乾燥炉でのキヤリアの走行速度を速く
しても十分な乾燥が可能となり、生産性が向上す
る。
また、乾燥炉を出た後にキヤリアと共に成型モ
ールドを回収する回収機構は、乾燥炉への送り込
みと同様にキヤリアを水平に維持したままこれを
取り出すことができる。このため、キヤリアの乾
燥炉への供給さら回収までその姿勢を正しく維持
でき、成型モールドの滑り落ちや破損等のない操
業が可能となる。
ールドを回収する回収機構は、乾燥炉への送り込
みと同様にキヤリアを水平に維持したままこれを
取り出すことができる。このため、キヤリアの乾
燥炉への供給さら回収までその姿勢を正しく維持
でき、成型モールドの滑り落ちや破損等のない操
業が可能となる。
第1図は本発明の装置の全体機構を示す側面
図、第2図はキヤリアを示す斜斜視図、第3図は
チエーンコンベアおよびキヤリア移送機構を示す
平面図、第4図は第3図を−線方向から見た
図、第5図はコンベアトレイの構造を示す斜視
図、第6図はトレイを平行に維持するための水平
維持機構を示す側面図、第7図は排出回転トレイ
の機構を示す側面図、第8図および第9図は従来
の搬送装置を示す側面図、第10図は乾燥炉内で
のキヤリアの水平維持機構を示す概略図である。 1:供給機構、2:リフタ、3:キヤリア、
4:水平搬送機構、5:炉内移送機構、6:回収
機構、7:移送装置、8:排出装置、51:コン
ベヤトレイ、56:チエインコンベヤ、59:ガ
イドローラ、61:水平維持チエイン、66:ク
ランパ、67:ガイドレール。
図、第2図はキヤリアを示す斜斜視図、第3図は
チエーンコンベアおよびキヤリア移送機構を示す
平面図、第4図は第3図を−線方向から見た
図、第5図はコンベアトレイの構造を示す斜視
図、第6図はトレイを平行に維持するための水平
維持機構を示す側面図、第7図は排出回転トレイ
の機構を示す側面図、第8図および第9図は従来
の搬送装置を示す側面図、第10図は乾燥炉内で
のキヤリアの水平維持機構を示す概略図である。 1:供給機構、2:リフタ、3:キヤリア、
4:水平搬送機構、5:炉内移送機構、6:回収
機構、7:移送装置、8:排出装置、51:コン
ベヤトレイ、56:チエインコンベヤ、59:ガ
イドローラ、61:水平維持チエイン、66:ク
ランパ、67:ガイドレール。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 成型機と、該成型機によつて製作された成型
モールドを載せるキヤリアを水平方向に搬送する
水平搬送機構と、該水平搬送機構の終端部に連設
され内部に前記キヤリアを載せて搬送するコンベ
ヤトレイの搬送パスを設けた乾燥炉とを備え、該
乾燥炉内の搬送パスをコンベヤチエインによつて
上下に多層のループを描く経路とし、前記コンベ
ヤトレイの走行方向のほぼ中央に設けたピンによ
つて該コンベヤトレイを該ピン周りに回転可能に
前記コンベヤチエインに連接し、且つ前記コンベ
ヤトレイを水平姿勢で移送可能としたモールドの
乾燥炉への搬送装置であつて、 前記水平搬送機構の搬送路の終端部に交錯して
ほぼ鉛直の上方向に前記コンベヤチエインをパス
させる受渡し機構と、前記乾燥炉から出た前記コ
ンベヤチエインのパスに交錯して前記キヤリアを
成型モールドと共に乾燥ラインの外に排出する回
収機構とを備え、 前記受渡し機構は、前記チエインコンベヤの走
行方向と平行に同じ速度で上方向に走行する水平
維持チエインと、該水平維持チエインに取り付け
られ前記コンベヤトレイを着脱可能に拘束して該
コンベヤトレイを水平姿勢に保持するクランパ
と、前記水平維持チエインのパス方向の上端側に
備えられ前記乾燥炉の入り側に前記コンベヤトレ
イを水平姿勢で送り出すガイドレールとを備え、 前記回収機構は、前記チエインコンベヤに連動
してコンベヤトレイからキヤリアを水平姿勢で払
い出す回転トレイを備えていることを特徴とする
モールド乾燥炉搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21325688A JPH0263644A (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | モールド乾燥炉搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21325688A JPH0263644A (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | モールド乾燥炉搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0263644A JPH0263644A (ja) | 1990-03-02 |
JPH0362498B2 true JPH0362498B2 (ja) | 1991-09-26 |
Family
ID=16636086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21325688A Granted JPH0263644A (ja) | 1988-08-26 | 1988-08-26 | モールド乾燥炉搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0263644A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6808010B2 (en) * | 2001-03-13 | 2004-10-26 | Howmet Research Corporation | Method for treating ceramic cores |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59104247A (ja) * | 1982-12-03 | 1984-06-16 | Sintokogio Ltd | 生砂中子を連続的、自動的に製作する方法及び装置 |
JPS609550A (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-18 | M C L:Kk | 鋳造用焼成・保持炉 |
-
1988
- 1988-08-26 JP JP21325688A patent/JPH0263644A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59104247A (ja) * | 1982-12-03 | 1984-06-16 | Sintokogio Ltd | 生砂中子を連続的、自動的に製作する方法及び装置 |
JPS609550A (ja) * | 1983-06-29 | 1985-01-18 | M C L:Kk | 鋳造用焼成・保持炉 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0263644A (ja) | 1990-03-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |