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JPH0718669Y2 - 刷版脱荷装置 - Google Patents

刷版脱荷装置

Info

Publication number
JPH0718669Y2
JPH0718669Y2 JP1988143697U JP14369788U JPH0718669Y2 JP H0718669 Y2 JPH0718669 Y2 JP H0718669Y2 JP 1988143697 U JP1988143697 U JP 1988143697U JP 14369788 U JP14369788 U JP 14369788U JP H0718669 Y2 JPH0718669 Y2 JP H0718669Y2
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JP
Japan
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plate
receiving
shelf
printing plate
shelves
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988143697U
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JPH0264558U (ja
Inventor
正信 福家
Original Assignee
株式会社金田機械製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社金田機械製作所 filed Critical 株式会社金田機械製作所
Priority to JP1988143697U priority Critical patent/JPH0718669Y2/ja
Publication of JPH0264558U publication Critical patent/JPH0264558U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0718669Y2 publication Critical patent/JPH0718669Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば新聞印刷用の刷版を搬送装置から搬出
し、これを仕分けして貯蔵する刷版脱荷装置に関する。
(従来の技術) 一般に、新聞印刷用の刷版を搬送装置から搬出し、これ
を仕分けして貯蔵する刷版脱荷装置としては、例えば特
公昭63−34104号公報に開示された構造のものが知られ
ている。
即ち、前記刷版脱荷装置は、トロリコンベヤ型式の搬送
装置により垂下状態で搬送されて来る刷版を脱荷位置で
停止させるストッパーと、脱荷位置に設けたシュート
と、シュートの終端に連設して設けた縦送りベルトコン
ベヤと、縦送りベルトコンベヤの終端に連設して設けた
開閉可能な支承爪と、支承爪の下方に設けた横送りベル
トコンベヤと、横送りベルトコンベヤの終端に連設して
設けた昇降移動棚と、移動棚の送出端に連設して設けた
仕分け棚と、仕分け棚に設けた移載手段等から構成され
ている。
而して、搬送装置の常閉型の挟持機構により垂下状態で
搬送されて来た刷版は、ストッパーによって脱荷位置で
停止されると共に、この位置で挟持機構が開状態になっ
て開放される。
開放された刷版は、シュート上に落下し、この上を滑走
して縦送りベルトコンベヤに送り込まれ、該コンベヤに
よって支承爪に送り込まれる。
支承爪に送り込まれた刷版は、支承爪の開放によって横
送りベルトコンベヤに落下し、該コンベヤにより水平姿
勢で移動棚の棚段に送り込まれる。
その後、刷版は、移動棚によって水平姿勢で下方へ移送
されると共に、移載手段によって移動棚から仕分け棚の
棚段へ移載され、ここへ貯蔵される。
(考案が解決しようとする課題) ところで、前記刷版脱荷装置は、搬送装置により垂下姿
勢で搬送されて来た刷版を一旦水平姿勢に変更し、この
姿勢で移動棚に送り込んでいる為、搬送装置と移動棚と
の間にシュートやベルトコンベヤ等を介設しなければな
らない。その結果、装置自体が複雑化してコストの高騰
を招くと共に、組立も煩雑化すると云う問題が生じる。
又、刷版は、搬送装置から移動棚へ送り込まれる間にシ
ュート上を滑走したり、或は支承爪上で受け止められた
りする為、そのときの衝撃により刷版が損傷したりする
虞れがある。
更に、刷版は、その両端の折曲げ部が移動棚の棚段の両
側から突出する状態で棚段に載置される為、移動棚の前
方からでないと、刷版の折曲げ部が棚段に引っ掛ったり
し、刷版を棚段から良好且つ円滑に取り出すことができ
なかった。その結果、仕分け棚は、移動棚の前方位置に
しか設置できず、多数の刷版を貯蔵できないと云う問題
があった。
そのうえ、刷版は、その一側端のみが移載手段の吸着具
若しくは把持具によって保持され、この状態で移動棚の
棚段から仕分け棚の棚段へ引き込まれる為、刷版は移動
棚の棚段から脱したときに片持ち状態になり、刷版が撓
んだりしてこれを適正な状態で移送できなかった。
本考案は、上記の問題点を解消する為に創案されたもの
であり、その目的は構造や組立の簡略化及びコスト低減
を図れると共に、刷版が損傷したりすることもなく、刷
版の適正な移送を行なえ、然も多数の刷版を貯蔵できる
刷版脱荷装置を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成する為に、本考案の刷版脱荷装置は、搬
送装置により垂下状態で搬送されて来た刷版を脱荷位置
で停止させるストッパー装置と、脱荷位置の下方に配設
され、脱荷位置で開放された刷版を受け取ってこれを水
平姿勢で下方へ移送する回転棚式エレベータと、回転棚
式エレベータの両側位置に配設され、下方へ移送されて
来た刷版を受け取ってこれを一定量貯蔵し得るストッカ
ーとを具備して成り、前記回転棚式エレベータは、上下
方向へ間欠的に周回駆動される無端状のチェーンと、チ
ェーンに一定間隔毎に設けられ、脱荷位置で開放された
刷版を脱荷位置で直接受け取ってこれを水平姿勢で下方
へ移送する複数の受け棚と、各受け棚の刷版が載置され
る面に取付けたクッション材とから構成され、又、前記
ストッカーは、降下側の受け棚の両側位置に配設され、
降下側の受け棚に対向する棚段を上下方向に一定間隔で
設けた仕分け棚と、各棚段に設けられ、刷版の両側端を
支持した状態で進退移動して該刷版を水平姿勢で受け棚
から各棚段上へ移載する押し爪及び受け爪を備えた移載
装置と、各棚段に設けられ、手前方向へ引出し可能で移
載装置から開放された刷版を受け取って積層状に載置す
る引き出し体を備えた受け箱と、各棚段に設けられ、移
載装置によって順次移送されて来る刷版を引き出し体の
上方位置で一旦受け止めるシャッターを備えたシャッタ
ー装置とから構成されていることを特徴とする。
(作用) 刷版は、搬送装置の挟持機構によりその上端部が挟持さ
れ、垂下状態で搬送されて来る。
搬送されて来た刷版が脱荷位置に達すると、搬送装置の
挟持機構が開動すると共に、ストッパー装置が作動して
刷版を脱荷位置で停止させる。これによって、挟持機構
のみが脱荷位置から立ち去り、刷版が開放される。
開放された刷版は、脱荷位置で待機している回転棚式エ
レベータの受け棚に受け取られる。
刷版が受け棚に載置されると、受け棚が間欠的に下降
し、刷版を水平姿勢で下方へ移送する。
下方へ移送された刷版は、これを載置した受け棚が仕分
け棚の所定の棚段の側方位置で停止したときに移載装置
によってその両側端が支持された状態で且つ水平姿勢で
受け棚から棚段へ移載され、ここへ貯蔵される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図乃至第3図は本考案の実施例に係る刷版脱荷装置
であって、これは搬送装置1の刷版脱荷位置に設置され
て居り、ストッパー装置2と、回転棚式エレベータ3
と、ストッカー4とからその主要部が構成されている。
前記搬送装置1は、製版機の近傍位置と輪転機の近傍位
置との間に亘って設けられて居り、製版機で作製された
刷版5を輪転機側へ搬送するものである。
本実施例に於いては、搬送装置1には従来公知のトロリ
コンベヤ型式のものが使用されて居り、これは天井付近
に架設されたトロリ6と、トロリ6に案内されて回走す
るチェーン7と、チェーン7に適宜間隔毎に設けられ、
刷版5の一端部を挟持し得る常閉型の挟持機構8等から
構成されている。
そして、搬送装置1に於ける刷版5の脱荷位置には挟持
機構8を適宜に開動させる脱荷カム9及び流体圧シリン
ダ10等から成る開動機構11と、挟持機構8が揺動しない
ように案内する案内機構12とが夫々設けられて居り、こ
れらは従来公知のものと同様構造に構成されている。
一方、搬送装置1により搬送される刷版5は、上下端部
が折曲げられて居り、上端の折曲げ部が挟持機構8によ
り挟持され、垂下状態で搬送されるようになっている。
又、刷版5は、通常二枚重ねの状態で搬送装置1により
搬送されている。
尚、脱荷位置近傍には搬送装置1により垂下状態で搬送
されて来た刷版5を漸次傾斜状態にして脱荷位置へ供給
すると共に、搬出しない刷版5を再び垂下状態に戻す刷
版ガイド13が設けられて居り、これは、脱荷位置の左側
(第1図に於いて左側)に設けられ、脱荷位置へ近付く
に従い漸次後方(第3図に於いて上側)へ傾斜する水平
な進入側ガイド13aと、脱荷位置の右側に設けられ、脱
荷位置から離れるに従い漸次前方へ傾斜する水平な送出
側ガイド13bとから成り、これらは刷版脱荷装置のフレ
ーム本体14上面に設けられている。
前記ストッパー装置2は、フレーム本体14の上方に設け
られて居り、搬送装置1により搬送されて来た刷版5を
脱荷位置で適宜に停止させるものである。
具体的には、ストッパー装置2は、第4図及び第5図に
示す如く、送出側ガイド13bの始端部近傍位置で且つフ
レーム本体14の上面に立設した支柱15に設けられて居
り、支柱15の上下位置に設けた軸受16と、軸受16に軸支
された支軸17と、支軸17の両端部に嵌着され、刷版5の
搬送経路に出没可能で刷版5の端縁に当合し得るストッ
パー片18と、ストッパー片18が刷版5の搬送経路に出没
可能になるように支軸17を回転させる流体圧シリンダ19
等から成る。
尚、第4図及び第5図に於いて、20は支柱15の内側に設
けられ、脱荷位置で刷版5を下方へ移送する際にこれを
良好に案内するガイド板、21は同じくガイドパイプであ
る。
前記回転棚式エレベータ3は、脱荷位置の下方に配設さ
れ、脱荷位置で開放された刷版5を傾斜姿勢で受け取っ
てこれを水平姿勢で下方へ移送するものである。
具体的には、回転棚式エレベータ3は、脱荷位置下方の
フレーム本体14上面に設けた軸受22と、軸受22に軸支さ
れ、刷版4の搬送経路に沿う駆動軸23と、フレーム本体
14の下部に設けた軸受24と、軸受24に軸支され、駆動軸
23に平行な従動軸25と、駆動軸23に一定間隔を開けて嵌
着された一対の駆動側スプロケット26と、従動軸25に嵌
着され、駆動側スプロケット26に対向する従動側スプロ
ケット27と、上下のスプロケット26,27に夫々巻回され
た左右のチェーン28と、左右のチェーン28に一定間隔毎
に設けられ、脱荷位置で開放された刷版5を傾斜姿勢で
受け取ってこれを水平姿勢で下方へ移送する複数の受け
棚29と、駆動軸23に連動連結され、左右のチェーン28を
同期的且つ間欠的に周回駆動させて各受け棚29が所定の
位置で一定時間停止するように各受け棚29をピッチ送り
する駆動装置30等から構成されている。
又、各受け棚29は、矩形の板状を呈し、その一端部がア
ングル材31を介してチェーン28に略直角に固定されて居
り、刷版5が載置される面には複数条の合成ゴム製、プ
ラスチック製等のクッション材32が取付けられている。
このクッション材32は、開放された刷版5を受け取る
際、そのときの衝撃を緩和すると共に、受け棚29から刷
版5を取り出すときに両者間の摩擦抵抗を小さくして刷
版5の取り出しを容易にする為のものである。
更に、各受け棚29は、進入側ガイド13aの終端と送出側
ガイド13bの始端との間の位置に傾斜姿勢で一定時間停
止するように駆動装置30及びチェーン28等によってピッ
チ送りされて居り、そのときの受け棚29の傾斜角度は進
入側ガイド13aにより傾斜姿勢で脱荷位置へ案内されて
来た刷版5が同じ姿勢で傾斜姿勢の受け棚29上に乗り上
げるように位置決めされている。
尚、刷版5は、その折曲げ部が受け棚29の前後に位置す
る状態で該受け棚29に載置される。
前記ストッカー4は、回転棚式エレベータ3の降下側の
受け棚29の両側位置に配設されて居り、受け棚29によっ
て下方へ移送されて来た刷版5を受け棚29から受け取っ
てこれを取り出し可能に一定量貯蔵し得るものである。
本実施例に於いては、ストッカー4は、仕分け棚33、移
載装置34、受け箱35及びシャッター装置36等から構成さ
れている。
前記仕分け棚33は、降下側の受け棚29の両側位置に設置
されて居り、受け棚29に対向し得る複数の枠状の棚段37
を上下方向に一定間隔毎に設けたものである。
前記移載装置34は、各棚段37に夫々設けられて居り、受
け棚29上の刷版5をその両側端を支持した状態で且つ水
平姿勢で受け棚29から棚段37へ移載するものである。
本実施例に於いては、移載装置34は、各棚段37に設けら
れ、受け棚29上の刷版5をその一側端を支持しながら棚
段37側へ押し出すプッシャー機構38と、各棚段37に設け
られ、受け棚29から押し出される刷版5の他側端を受け
止めて支持する受け爪機構39とから構成されている。
具体的には、プッシャー機構38は、第7図及び第8図に
示す如く、棚段37に設けた流体圧シリンダ40と、流体圧
シリンダ40のロッド先端に設けられ、受け棚29上の刷版
5の一側端を支持しながらこれを棚段37側へ押し出す押
し爪41と、押し爪41の振れを防止するガイド機構42とか
ら成る。
又、押し爪41は、流体圧シリンダ40のロッド先端に上下
方向へ揺動自在に枢着されて居り、流体圧シリンダ40が
短縮状態のときには棚段37に設けた受け体43によって傾
斜姿勢で保持され、流体圧シリンダ40が伸長したときに
は垂下姿勢で保持されるように為されている。
受け爪機構39は、第7図及び第8図に示す如く、棚段37
に流体圧シリンダ40に沿って設けた一対の枠状のガイド
レール44と、各ガイドレール44に走行自在に支持された
走行体45と、走行体45に設けられ、プッシャー機構38に
よって受け棚29から押し出された刷版5の他側端を受け
止めて支持する受け爪46とから成る。
又、各ガイドレール44は、受け棚29に近付くに従い漸次
下方へ傾斜する姿勢で設けられて居り、走行体45が自重
によってガイドレール44の低所側へ自動的に移動できる
ように為されている。
尚、第7図乃至第9図に於いて、47は受け棚29が刷版5
を下方へ移送する際にこれを良好に案内するガイド、48
は刷版5を受け棚29から棚段37側へ押し出す際にこれを
良好に案内する上ガイド、49は同じく下ガイド、50は同
じくガイドローラである。
而して、刷版5を載置した受け棚29が所定の棚段37の側
方位置で停止すると、その受け棚29の両側位置にあるプ
ッシャー機構38が何れか一方が作動し、その押し爪41が
垂下姿勢になって受け棚29上の刷版5の一側端を支持し
ながらこれを棚段37側へ押し出して行く。
受け棚29から押し出された刷版5は、上下のガイド48,4
9及びガイドローラ50に案内されつつその他側端がガイ
ドレール44の低所側で待機している受け爪46に受け止め
られて支持される。尚、他方のプッシャー機構38の押し
爪41は、傾斜姿勢で保持されている為、受け棚29から押
し出される刷版5と衝突することもなく、刷版5の押し
出しに支障を来たすこともない。
その後、刷版5は、その両側端が押し爪41と受け爪46と
で支持された状態でプッシャー機構38によって棚段37上
へ移送される。このとき、走行体45は、ガイドレール44
の高所側へ移動する。尚、ガイドレール44が傾斜してい
る為、棚段37上へ移送される刷版5も漸次傾斜するが、
ガイドレール44の傾斜角度が極めて小さいので刷版5は
略水平姿勢で移送される。
そして、刷版5が棚段37上へ完全に移送されると、押し
爪41が後退し、刷版5は各爪41,46から開放されて略水
平姿勢で棚段37上へ落下する。又、走行体45は自重によ
って元の位置へ復帰する。
このようにして、受け棚29上の刷版5は、棚段37上へ移
載される。
前記受け箱35は、各棚段37に設けられて居り、移載装置
34によって棚段37上へ移載される刷版5を積層状態で貯
蔵し得ると共に、これを適宜に取り出せるものである。
本実施例に於いては、受け箱35は、移載装置34から開放
された刷版5が一定位置に積層状に積み重ねられるよう
にこれを案内する箱本体51と、箱本体51内に手前方向へ
引出し可能に設けられ、刷版5を積層状に載置し得る引
き出し体52とから構成されている。
具体的には、箱本体51は、第9図及び第10図に示す如
く、上方及び前方が開放された箱状を呈して居り、その
両側板には後述するシャッター装置36のシャッター64が
箱本体51内に突出できるように複数の切欠き53が形成さ
れていると共に、両側板の内面には板状のクッション材
54が貼着されている。
又、箱本体51の前端上部には蓋板55が蝶番56を介して俯
仰自在に取付けられて居り、箱本体51の前方開口を略開
閉できるように為されている。
引き出し体52は、第9図及び第10図に示す如く、略矩形
の板状を呈し、箱本体51の底板上に手前方向へ引出し可
能に載置されて居り、その前端中央部には把手57が、
又、前端の両側端に立設した支持板58には引き出し体52
を手前方向へ引き出したときに蓋板55を押し上げてこれ
を自動的に開放し得る開放用ローラ59が夫々設けられて
いる。
尚、引き出し体52は、箱本体51の底板のガイド溝60に挿
通されたストッパー部材61によって引き出し量が規制さ
れている。
前記シャッター装置36は、引き出し体52に載置された刷
版5を取り出すときに、移載装置34によって棚段37上へ
順次移載されて来る刷版5を引き出し体52の上方位置で
一旦受け止め、刷版5の取り出しを安全且つ容易に行な
えるようにしたものである。
具体的には、シャッター装置36は、第7図及び第9図に
示す如く、箱本体51の両側位置に軸受62を介して回転自
在に軸支された支軸63と、支軸63に嵌着され、箱本体5
の切欠き53から箱本体51内に突出可能なL字型のシャッ
ター64と、左右の支軸62を連動連結するリンク機構65
と、シャッター64が箱本体51内に突出可能になるように
支軸63を回転させる流体圧シリンダ66等から成る。
又、シャッター装置36は、受け箱35に設けた近接スイッ
チ67により引き出し体52を手前方向へ引き出したときに
作動するように為されている。
尚、前記搬送装置1、ストッパー装置2、回転棚式エレ
ベータ3、移載装置34並びにシャッター装置36等は、コ
ンピュータにより制御され、そのプログラム並びにデー
タに基づいて自動的に作動するようになっている。
次に、刷版脱荷装置の作用について説明する。
刷版5は、搬送装置1の挟持機構8によりその上端部が
挟持され、垂下状態で搬送されて来る。
搬送されて来た刷版5は、進入側ガイド13aにより垂下
状態から漸次傾斜状態になるように案内され、脱荷位置
にある傾斜姿勢の受け棚29上に達する。
若し、ここで刷版5を搬出しない場合には開動機構11及
びストッパー装置2が作動せず、受け棚29上に達した刷
版5は受け棚29上をスライドしながらここから脱し、送
出側ガイド13bに案内されて再び垂下状態で搬送されて
行く。
そして、刷版5を搬出する場合には開動機構11が作動し
て挟持機構8を開動させると共に、ストッパー装置2が
作動してストッパー片18が刷版5の搬送経路に突出し、
刷版5を脱荷位置で停止させる。これによって、挟持機
構8のみがその場から立ち去り、刷版5が開放されるこ
とになる。
開放された刷版5は、若干落下し、傾斜姿勢の受け棚29
に受け取られる。
刷版5が受け棚29に載置されると、受け棚29が間欠的に
下降し、刷版5を水平姿勢で下方へ移送する。
下方へ移送された刷版5は、これを載置した受け棚29が
所定の棚段37の側方位置で停止したときに移載装置34の
押し爪41及び受け爪46によりその両側端が支持された状
態で且つ水平姿勢で棚段37上へ移送され、受け箱35の上
方位置で開放される。
開放された刷版5は、落下して箱本体51に案内されつつ
引き出し体52に載置される。
このようにして、刷版5は、各受け箱35内に積層状態で
順位貯蔵されて行く。
そして、貯蔵された刷版5は、作業者によって受け箱35
から取り出され、輪転機の版胴に装着される。尚、刷版
5を取り出すとき、つまり引き出し体52を手前方向へ引
き出したときに、シャッター装置36が作動し、落下して
来る刷版5を受け止める為、作業者は安全且つ容易に刷
版5を取り出せる。
尚、上記実施例に於いては、刷版ガイド13を設け、垂下
状態で搬送されて来る刷版5を傾斜状態にして脱荷位置
で開放し、これを回転棚式エレベータ3の受け棚29に受
け渡すようにしたが、他の実施例に於いては、刷版ガイ
ド13を省略し、刷版5を垂下状態にして脱荷位置で開放
し、これをエレベータ3の受け棚29に受け渡すようにし
ても良い。
又、上記実施例に於いては、ストッパー装置2は、軸受
16、支軸17、ストッパー片18、流体圧シリンダ19等から
構成したが、これに限定されるものではなく、刷版5を
脱荷位置で停止させることができれば、如何なる構造の
ものであっても良い。例えば、流体圧シリンダ19にスト
ッパー片18を直結させても良い。
(考案の効果) 上述の通り、本考案の刷版脱荷装置は、刷版の脱荷位置
の下方に回転棚式エレベータを配設し、搬送装置により
搬送されて来た刷版をストッパー装置によって脱荷位置
で停止させ、この位置で開放された刷版を前記回転棚式
エレベータの受け棚で受け取ってこれを水平姿勢で下方
へ移送する構成とした為、冒頭で述べた従来の刷版脱荷
装置のように搬送装置とエレベータとの間にシュートや
ベルトコンベヤ等を介設する必要もない。その結果、本
考案の刷版脱荷装置は、従来の装置に比較して構造自体
が簡単になり、コスト低減や組立の簡略化等を図れる。
又、刷版を搬送装置から回転棚式エレベータの受け棚へ
直接受け渡している為、従来の刷版脱荷装置のように刷
版をシュート上で滑走させたりする必要もない。然も、
移載装置によって刷版をその両側端を支持した状態で且
つ水平姿勢で受け棚から棚段へ移送できる為、従来の刷
版脱荷装置のように刷版を移動棚から仕分け棚に移送す
る際に、刷版が片持ちの状態になって大きく撓んだり、
或は刷版が引き摺られたりすることもない。その結果、
刷版を搬送装置から受け棚に移送するときや受け棚から
仕分け棚に移送するときに、刷版が損傷したりすると云
うことがなく、刷版の適正な移送を行える。
特に、受け棚は、刷版が載置される面にクッション材を
取付けている為、搬送装置から刷版を受け取る際に、そ
のときの衝撃を緩和することができ、刷版の損傷をより
確実に防止することができる。
更に、回転棚式エレベータの降下側の受け棚の両側位置
に、仕分け棚及び移載装置等から成るストッカーを夫々
配設する構成としている為、多数の刷版を貯蔵でき、至
極便利である。
その上、仕分け棚の各棚段に、手前方向へ引き出し可能
な引き出し体を備えた受け箱を設け、移載装置によって
移送されて来た刷版を前記引き出し体に積層状に載置す
るようにしている。その結果、刷版の取り出し時には、
引き出し体を手前方向へ引き出すことによって、刷版の
取り出しを円滑且つ簡単に行える。
加えて、仕分け棚の各棚段に、順次移送されて来る刷版
を引き出し体の上方位置で一旦受け止めるシャッター装
置を設けている為、刷版が受け棚から仕分け棚側へ順次
移送されて来ても、シャッター装置で刷版を受け止める
ことによって、引き出し体上の刷版を何時でも安全且つ
容易に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る刷版脱荷装置の概略正面
図、第2図は同じく概略右側面図、第3図は同じく概略
平面図、第4図は回転棚式エレベータの要部の拡大縦断
側面図、第5図は第4図のV−V線断面図、第6図はス
トッカーの概略部分縦断正面図、第7図はストッカーの
要部の縦断正面図、第8図はストッカーの移載装置部分
の横断平面図、第9図はストッカーの受け箱及びシャッ
ター装置部分の横断平面図、第10図は受け箱の拡大縦断
側面図である。 1は搬送装置、2はストッパー装置、3は回転棚式エレ
ベータ、4はストッカー、5は刷版、29は受け棚、33は
仕分け棚、34は移載装置、37は棚段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送装置(1)により垂下状態で搬送され
    て来た刷版(5)を脱荷位置で停止させるストッパー装
    置(2)と、脱荷位置の下方に配設され、脱荷位置で開
    放された刷版(5)を受け取ってこれを水平姿勢で下方
    へ移送する回転棚式エレベータ(3)と、回転棚式エレ
    ベータ(3)の両側位置に配設され、下方へ移送されて
    来た刷版(5)を受け取ってこれを一定量貯蔵し得るス
    トッカー(4)とを具備して成り、前記回転棚式エレベ
    ータ(3)は、上下方向へ間欠的に周回駆動される無端
    状のチェーン(28)と、チェーン(28)に一定間隔毎に
    設けられ、脱荷位置で開放された刷版(5)を脱荷位置
    で直接受け取ってこれを水平姿勢で下方へ移送する複数
    の受け棚(29)と、各受け棚(29)の刷版(5)が載置
    される面に取付けたクッション材(32)とから構成さ
    れ、又、前記ストッカー(4)は、降下側の受け棚(2
    9)の両側位置に配設され、降下側の受け棚(29)に対
    向する棚段(37)を上下方向に一定間隔で設けた仕分け
    棚(33)と、各棚段(37)に設けられ、刷版(5)の両
    側端を支持した状態で進退移動して該刷版(5)を水平
    姿勢で受け棚(29)から各棚段(37)上へ移載する押し
    爪(41)及び受け爪(46)を備えた移載装置(34)と、
    各棚段(37)に設けられ、手前方向へ引出し可能で移載
    装置(34)から開放された刷版(5)を受け取って積層
    状に載置する引き出し体(52)を備えた受け箱(35)
    と、各棚段(37)に設けられ、移載装置(34)によって
    順次移送されて来る刷版(5)を引き出し体(52)の上
    方位置で一旦受け止めるシャッター(64)を備えたシャ
    ッター装置(36)とから構成されていることを特徴とす
    る刷版脱荷装置。
JP1988143697U 1988-11-01 1988-11-01 刷版脱荷装置 Expired - Lifetime JPH0718669Y2 (ja)

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JP1988143697U JPH0718669Y2 (ja) 1988-11-01 1988-11-01 刷版脱荷装置

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JPH0264558U JPH0264558U (ja) 1990-05-15
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834095U (ja) * 1981-08-31 1983-03-05 石川島播磨重工業株式会社 原子力発電プラント等に用いられる計装管構造
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JPS6334104A (ja) * 1986-07-29 1988-02-13 Hitachi Chem Co Ltd エポキシ樹脂積層板の製造法

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JPH0264558U (ja) 1990-05-15

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