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JPH036208A - 含フツ素アクリル酸エステル及びその製造法並びにこれを用いた重合体及び共重合体の製造法 - Google Patents

含フツ素アクリル酸エステル及びその製造法並びにこれを用いた重合体及び共重合体の製造法

Info

Publication number
JPH036208A
JPH036208A JP14133489A JP14133489A JPH036208A JP H036208 A JPH036208 A JP H036208A JP 14133489 A JP14133489 A JP 14133489A JP 14133489 A JP14133489 A JP 14133489A JP H036208 A JPH036208 A JP H036208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
compound
acrylic ester
general formula
methacrylate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14133489A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kobayashi
明洋 小林
Hiroyuki Kawakami
広幸 川上
Akihiro Sasaki
顕浩 佐々木
Takayuki Saito
斉藤 高之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Chemical Co Ltd filed Critical Hitachi Chemical Co Ltd
Priority to JP14133489A priority Critical patent/JPH036208A/ja
Publication of JPH036208A publication Critical patent/JPH036208A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は含フッ素アクリル酸エステル及びその製造法並
びにこれを用いた重合体及び共重合体の製造法に関する
(従来の技術) 近年、熱可塑性透明成形用樹脂として、その優れた透明
性、光学特性などの点から、ポリメタクリル酸メチルが
広く使用されている。ポリメタクリル酸メチルは透明性
の他にも、耐候性9機械特性などが良好で゛あυ優れた
樹脂であるが、一方で吸水性が大きく使用時に寸法変化
を生じ易いため。
精密な光学部品に使用するのは難しいという欠点がある
。また耐熱性が不十分であシ、使用環境が限定されると
いう問題点もある。
そこでメタクリル酸メチルと、他のモノマを共重合させ
ることKより、ポリメタクリル酸メチルの耐吸水性及び
耐熱性を改良しようという試みが種々行なわれている。
例えば特開昭58−81322号公報、特開昭58−8
7104号公報などには、スチレン、α−メチルスチレ
ン、無水マレイン酸等をメタクリル酸メチルと共重合さ
せる方法が提案されている。
これらの方法では耐熱性を向上させることはできるもの
の、成形時の樹脂の流れ性が大幅に低下し。
成形性が著しく損われる。また、これらのビニルモノマ
ーとメタクリル酸メチルとでは2重合反応性が大きく異
なるため、均質な共重合体の作成が困難であり、光学的
に不均質な成形物を生じ易い。
そこで、特開昭58−162651号公報、特開昭61
−152708号公報には、メタクリル酸インボルニル
や、メタクリル酸ノルボルニルのような脂環式構造のメ
タクリル酸エステルをメタクリル酸メチルと共重合させ
る方法が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、これらの脂環式構造のメタクリル酸エステルと
メタクリル酸メチルとを共重合させる方法では、得られ
る樹脂の透明性や光学特性などを損うことなく、耐吸水
性やガラス転移温度、熱変形温度などの耐熱性をある程
度向上させることは可能であるが、メタクリル酸インボ
ルニルを用いた場合は、熱分解開始温度が著しく低下し
、耐熱分解性が劣るために、W脂を射出成形などのため
に熱溶融すると熱分解が起こり、精度を要するものや微
細な形状のものを成形することは極めて困難であり、実
用性に乏しい。
また、メタクリル酸ノルボルニルを用いた場合は、メタ
クリル酸インボルニルの場合とは異な#)。
熱分解開始温度はそれほど低下しないために、成形性の
点で問題となるような熱分解を起こすことは無いが、こ
の場合は、ガラス転移温度、熱変形温度などの耐熱性の
向上効果が十分ではない。
本発明は、透明性、成形性が良好で、さらに耐熱性、低
吸水性にも優れる重合体を製造するための原料となりう
る含フッ素アクリル酸エステル及びその製造法を提供す
る並びに前記含フッ素アクリル酸エステルを用いた重合
体の製造法及び前記含フッ素アクリル酸エステルと該ア
クリル酸エステルと重合可能な他の不飽和単量体とを用
いた共重合体の製造法を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、−紋穴[I)で表わされる含フッ素アクリル
酸エステルに関する。
R+ (式中R1は水素又はメチル基を示す)本発明の含フッ
素アクリル酸エステルは通常1 で表わされる化合物及び で表わされる化合物(ただし、これらの式中R1は一般
式(りにおけると同意義)の異性体の混合物である。こ
の場合、純粋に単品の化合物を得ることも可能ではある
が、煩雑である。実際の使用に際しては単品である必要
性はないので、これらの異性体混合物として実用に供せ
ばよく、また構造式も、−紋穴(1)で表わされる化合
物として把掴すればよい。
また1本発明は一般式fI[+で表わされる化合物と(
式中R1は水素又はメチル基を示す)含フッ素アクリル
酸エステルの製造法に関する。
また1本発明は、−紋穴(1)で表わされる含フッ素ア
クリル酸エステルを重合させることを特徴とする重合体
の製造法に関する。
1 (式中R8は水素又はアセチル基を示す)−紋穴[11
11で表わされる化合物とR。
CHz=CCORs         (If)1 (式中&は水素又はメチル基を示しR3は水素。
メチル基又はエチル基を示す) とを反応させることを特徴とする一般式(1)で表わさ
れる R。
(式中R,は水素又はメチル基を示す)まな1本発明は
、一般式(I)で表わされる含フッ素アクリル酸エステ
ルと該アクリル酸エステルと重合可能な他の重合性不飽
和単量体とを重合させることを特徴とする共重合体の製
造法に関する。
R+ (式中R1は水素又はメチル基を示す)ここで、−紋穴
(I[]の化合物は9例えば1次のようにして合成する
ことができる。すなわち、シクロペンタジェンと酢酸ビ
ニルとをディールス・アルダ−反応すせてノルボルネニ
ルアセテートを得。
このノルボルネニルアセテートにフッ化水素を付加反応
させることにより、R2がアセチル基である一般式[1
1)の化合物すなわち、フッ化ノルボルニルアセテート
が得られる。このフッ化ノルボルニルアセテートを加水
分解することにより、R2が水素である一般式(Ill
の化合物すなわち、フッ化ノルボルネオールを得ること
ができる。ここで、酢酸ビニルとシクロペンタジェンと
の反応は通常のディールス・アルダ−反応の反応条件で
行うことができる。またフッ化水素の付加反応は1例え
ば。
5ynthesis (シンセシス>1973年P77
9記載の方法に準じて行うことができる。
このようにして得られた一般式(II)の化合物と一般
式(III3の化合物とを反応させるに際しては、−紋
穴(IIIの化合物の電が水素であるときには一般式(
Jullの化合物のR3は水素、メチル基、エチル基の
いずれでもかまわないが、−紋穴tU+の化合物のR2
がアセチル基である場合には一般式(III)の化合物
のRsはメチル基又はエチル基であることが好ましい。
また、−紋穴(III)の化合物のR3が水素である場
合と、 R3がメチル基又はエチル基である場合とでは
反応の形態が若干異なるので、以下それぞれの場合に分
けて説明する。
く−紋穴(I[[]の化合物のR3が水素である場合〉
R8が水素である一般式(1)の化合物としては、アク
リル酸又はメタクリル酸がある。この場合は。
−紋穴(Illの化合物はR2が水素、すなわちフッ化
ノルボルネオールであることが好ましい。
この場合、フッ化ノルボルネオール1モルに対してアク
リル酸又はメタクリル酸を1〜5モルの割合で使用する
ことが好ましい。これより少ない場合は未反応のフッ化
ノルボルネオールが残存してしまい、これを除去精製す
るのは極めて困難である。またアクリル酸又はメタクリ
ル酸をこれよシ多く使用しても特に利点はなく1反応液
の中和精製の操作が煩雑となるだけである。
この場合の反応の触媒としては1例えば、硫酸。
パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸。
酸性イオン交換樹脂等を使用することができ、これらは
1通常、フッ化ノルボルネオールの約1〜30重量%の
割合で使用される。使用量が、これより少ないと反応の
進行が十分でなく、多すぎる場合は反応液の中和、精製
工程が煩雑となる。
溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン。
ヘキサン等の炭化水素系の溶媒が好ましく、これらは反
応に供される化合物を含む総重量の好ましくは10〜8
0重量%1%に好ましくは20〜60重量%の割合で使
用される。
また1反応中、原料及び生成物の重合を防止するために
重合防止剤を使用することが好ましい。
重合防止剤ともては9例えば、ノ・イドロキノン。
ハイドロキノ/モノメチルエーテル、ターシャリ−ブチ
ルハイドロキノ/、ブチルヒドロキシトルエン、フェッ
チアジるメチレンブルー、銅化合物等を使用することが
でき、これらと分子状酸素との併用も好ましい。重合防
止剤の使用量は、アクリル酸又はメタクリル酸に対し2
0〜1,000ppmが好ましい。重合防止剤の量が多
すぎると。
最終生成物のエステル化合物を硬化物にし!P:、場合
悪影響を及ぼすことがあり、少なすぎると重合防止の効
果が十分でない。また分子状酸素は、空気として使用す
ることが好ましい。
反応温度は60〜130℃で常圧又は減圧下で行うこと
が好ましい。反応温度が高すぎる場合は重合物が生成す
るおそれがあυ、低すぎると反応の進行が遅くなシネ利
となることがある。反応中。
副生ずる水は前述の反応溶媒との共沸物として。
系外へ留出除去しながら反応を行うことが有利である。
反応はこのような条件下で9通常、2〜20時間程度で
終了させることができる。
反応終了後1反応液を冷却し、アルカリ水溶液。
例えば、水醪化ナトリウム水溶液、炭酸ナトリウム水溶
液、アンモニア水等で中和し、水で洗浄した後、水層を
分離し、残存する溶媒を減圧下に留去することにより本
発明の含フッ素アクリル酸エステルが得られる。中和、
水洗に際しては適宜反応液を溶媒でさらに希釈したり、
アルカリ水溶液または水に塩化ナトリウム、硫酸アンモ
ニウム等の中性塩を溶解させてもよい。
まえ、得られ死金フッ素アクリル酸エステルは薄膜蒸留
装置、遠心式分子蒸留装置等を用いて減圧蒸留等によシ
、さらにfl!を鯛してもよい。
く−紋穴(I[I)の化合物のR3がメチル基又はエチ
ル基である場合〉 R3がメチル基又はエチル基である一般式(IIllの
化合物としてはアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
メタクリル酸メチル又はメタクリル酸エチルがある。こ
の場合は一般式[nlの化合物はR8が水素又はアセチ
ル基どちらでもかまわない。すなわち。
フッ化ノルボルネオール、フッ化ノルボルニルアセテー
トのいずれでも好適に使用することができる。この場合
、−紋穴(II)の化合物1モルに対して一般式(II
I)の化合物1〜10モルの割合で使用することが好ま
しく、より好ましくは1.5〜5モルである。これより
少ない場合は未反応の一般式(n)の化合物が残存して
しまい、これを除去n裂するのは極めて困難である。ま
た、−紋穴(III)の化合物をこれより多く使用して
も特に利点はなく9反応終了後、過剰の一紋穴皿)の化
合物を除去回収する際に煩雑な操作を要するだけである
この場合の反応の触媒としては9通常のエステル交換反
応に使用される触媒が使用できる。そのような触媒とし
ては1例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム等の水
酸化物やアルフキシトなどの塩基性触媒、硫酸、パラト
ルエンスルホン酸などの酸性触媒、チタンアルコキシド
、アルミニウムアルコキシド、スズ化合物、鉛化合物な
どの金属触媒などが使用できる。触媒の使用量は2通常
−紋穴(II)の化合物の0.1〜10重量%程度であ
り。
反応開始前に全量仕込んでもよく、また、一部を反応中
に分割添加しながら仕込んでもよい。使用量が少ない場
合は反応の進行が十分でなく、多すぎる場合は反応後の
触媒の除去及び精製工程が煩雑となる。
また2反応に際して特に溶媒を使用する必要は無いが、
場合によっては、ベンゼン、トルエン。
キシレン、ヘキサン等の炭化水素系などの溶媒を使用す
ることもできる。
また1反応中、原料及び生成物の重合を防止するために
9重合防止剤を使用することが好ましい。
重合防止剤としては9例えば、ノ・イドロキノン。
ハイドロキノンモノメチルエーテル、ターシャリ−ブチ
ルハイドロキノン、ブチルヒドロキシトルエン、カテコ
ール、フェノチアジン、メチレンブルー、銅化合物、ジ
フェニルアミン等を使用することができ、これらと分子
状酸素との併用も好ましい。重合防止剤の使用量は一般
式(I[[)の化合物に対して20〜1,000ppm
が好ましい。重合防止剤の量が多すぎると、最終生成物
のエステル化合物を硬化物にした場合悪影響を及ぼすこ
とがあシ、少々すぎると重合防止の効果が十分でない。
また2分子状酸素は、空気として使用することが好まし
い。
反応温度は60〜130℃で常圧又は減圧下で行うこと
が好ましい。反応温度が高すぎる場合は重合物が生成す
るおそれがあり、低すぎると反応の進行が遅くなυ、不
利となることがある。
反応中副生するメタノール、エタノール、酢酸メチル又
は酢酸エチルは、系外へ留出除去しながら反応を行うこ
とが有利である。この場合、一般式[I[[1の化合物
が共沸ないしは、同時に留出するため1反応槽から留出
除去を行うに際しては精留塔を通して行うことが有利で
ある。
反応終了後、触媒を濾過、洗浄、加水分解後戸別等の手
段によって除去し、残存する過剰の一般式(I’llの
化合物を減圧下に留去することにより1本発明の含フッ
素アクリル酸エステルが得られる。
また9反応液から一般式(III)の化合物を留去して
から、触媒を除去して含フッ素アクリル酸エステルを得
てもよい。
また得られた含フッ素アクリル酸エステルは薄膜蒸留装
置、遠心式分子蒸留装置等を用いて減圧蒸留等によシ、
さらに精製してもよい。また、場合によっては触媒を除
去することなく、一般式[■1の化合物を留去し、引き
続いて蒸留により含フッ素アクリル酸エステルを得るこ
とも可能である。
以上の方法によって合成された本発明の含フッ素アクリ
ル酸エステルは、単独重合体あるいは本発明の含フッ素
アクリル酸エステルと重合可能な他の重合性不飽和単量
体との共重合体として、光学材料、接着剤、塗料、繊維
処理剤、離型剤、樹脂改質剤、光ファイバー保護剤9遣
択性透過膜等の用途に用いることができる。重合体を製
造する方法としては、ラジカル重合やイオン重合等の公
知の方法を適用できる。例えば2重合開始剤の存在下で
、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法等の方法で製造
できる。重合開始剤としては1例えば、過酸化ベンゾイ
ル、過酸化ラウロイル、ジ−t−7’チルペルオキシへ
キサヒドロフタレート。
t −7”チルペルオキシ−2−エチルヘキサノニー)
、1.1−ジ−t−ブチルペルオキシ−亀3.5−トリ
メチルシクロヘキサン等の有機過酸化物、アゾビスイソ
ブチロニトリル、アゾビス−4−メトキシ−2,4−ジ
メチルバレロニトリル、アゾビスシクロへキサノン−1
−カルボニトリル、アゾジベンゾイル等のアゾ化合物、
過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムに代表される水溶
性触媒及び過酸化物あるいは過硫酸塩と還元剤の組み合
わせによるレドックス触媒等9通常のラジカル重合に使
用できるものはいずれも使用することができる。
重合触媒は、単量体の総量に対して0.01〜10重量
%の範囲で使用するのが好ましい。重合調節剤としての
メルカプタン系化合物、チオグリコール、四臭化炭素、
α−メチルスチレンダイマー等が分子量調節のために必
要に応じて添加し得る。
重合温度は0〜200℃の範囲で適宜選択するのが好ま
しく、特に50〜120℃であるのが好ましい。溶液重
合における溶媒としては、ベンゼン。
トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル。
ジクロルエチレン等を使用できる。懸濁重合は。
水性媒体中で行われ、懸濁剤及び必要に応じ懸濁助剤が
添加される。懸濁剤としては、ポリビニルアルコール、
メチルセルロース、ポリアクリルアミド等の水溶性高分
子、リン酸カルシウム、ビロリン酸マグネシウム等の難
溶性無機物質等がある。
水溶性高分子は、単量体の総量に対して0.03〜1重
量%、難溶性無機物質は、単量体の総量に対して0.0
5〜0.5重量%使用するのが好ましい。
懸濁助剤としては、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム等の陰イオン界面活性剤があり、R1剤として難溶
性無機物質を使用する場合には、M濯助剤を併用するの
が好ましめ。懸濁助剤は、単量体の総量に対してo、o
oi〜0.02重重量側用するのが好ましい。
本発明において、他の不飽和結合を有する重合性単量体
としては、不飽和脂肪酸エステル、芳香族ビニル化合物
、シアン化ビニル化合物、N−置換マレイミド等がある
不飽和脂肪酸エステルとしては、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル等のアクリル酸アルキルエステル、アクリ
ル酸シクロヘキシル、アクリル酸トリシクロ(5,2,
1,02・6〕デカ−8−イル。
アクリル酸インボルニル、アクリル酸ノルボルニル等の
アクリル酸シクロアルキルエステル、アクリル酸フェニ
ル、アクリル酸ベンジル等のアクリル酸芳香族エステル
、アクリル酸グリシジル等のアクリル酸エステル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、
メタクリル酸2−エチルヘキシル等のメタクリル酸アル
キルエステル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸トリシクロ[5,2,1,02・6〕デカ−8−イ
ル。
メタクリル酸インボルニル、メタクリル酸ノルボルニル
等のメタクリル酸シクロアルキルエステル。
メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ベンジル等のメタ
クリル酸芳香族エステル、メタクリル酸グリシジル等の
メタクリル酸エステル等がある。
芳香族ビニル化合物としては、スチレン又はα−メチル
スチレン、α−エチルスチレン等のα−置換スチレン、
クロロスチレン、ビニルトルエン。
t−ブチルスチレン等の核置換スチレン等がある。
シアン化ビニル化合物としては、アクリロニトリル、メ
タクロロニトリル等がある。
N−置換マレイミドとしては、N−メチルマレイミド、
N−エチルマレイミド、N−イソグロビルマレイミド、
N−ブチルマレイミド、N−ラウリルマレイミド等の脂
肪族N−置換マレイミド。
N−シクロヘキシルマレイミド等の脂環式N−置換マレ
イミド、N−フェニルヤレイミド、N−、、’チルフェ
ニルマレイSド、N−クロロフェニルマレイミド、N−
メトキシフェニルマレイミド等の芳香族N−置換マレイ
ミド等が挙げられる。
耐熱性、透明性、成形性及び耐吸湿性に優れる共重合体
樹脂を得るためには、−紋穴[、IJで表わされる含フ
ッ素アクリル酸エステルを5重fl係以上含有させるの
が好ましい。5重量%未満でおると。
上記の効果が不十分となシやすい。
(実施例) 以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
合成例1 〈ノルボルネニルアセテートの合成〉 51オートクレーブにジシクロペンタジェン5289、
酢酸ビニル1032G及びハイドロキノン0.789を
仕込み、攪拌しながら180℃で8時間反応させた(ゲ
ージ圧カフ〜10 kg/cm”)。
この条件でジシクロペンタジェンは熱分解してシクロペ
ンタジエ/となL次いで酢酸ビニルと反応してノルボル
ネニルアセテートとなった。反応液を冷却後、減圧蒸留
で過剰の酢酸ビニルを留去し9次いで沸点73〜74℃
/16mmHgのノルボルネニルアセテート(ガスクロ
マトグラフィ純度、99.7重iチ)4959を得た。
合成例2 〈フッ化ノルボルニルアセテートの合成〉500m1!
テフロン製反応容器にフッ化水素の70重量多ピリジン
溶液を仕込み、これに合成例1で合成したノルボルネニ
ルアセテ−)30.49をテトラヒドロフラン40−に
溶かした溶液を0℃で15分間かけて滴下した。反応液
を1時間放置した後、氷片上へ注ぎ9分離した有機層を
十分に水洗した後、減圧蒸留により、沸点60〜65”
C10,5mmHgの留分21.59を得た。なお、得
られた留分をガスクロマトグラフィ分析及びガスクロ−
質量分析したところ、フッ化ノルボルニルアセテート9
2重量%、フッ化ノルボルネオール8重量係であった。
実施例1 攪拌機、温度計、空気導入管、還流冷却器付精留塔(ス
ニーダー、5段)を備えた11ガラス製4つロフラスコ
に1合成例2で得られたフン化ノルボルニルアセテート
(フッ化ノルボルネオールを含む)1729.メタクリ
ル酸メチル4009゜ハイドロキノンモノメチルエーテ
ル0.040g及びチタンテトライソプロポキシド1.
5gを仕込み。
乾燥空気を100 rnl、/ minの速度で吹き込
みながら昇温し、加熱還流下に副生ずる酢酸メチル(及
び少量のメタノール)と少量のメタクリル酸メチルとを
系外に精留塔を通して留出除去しながら反応させた。反
応の初期には、精留塔の塔頂温度が約60℃となるよう
に留出液抜き出しコックを調節した。反応の終了近くに
なると、塔頂温度は徐々に上昇し、最終的には約100
℃になつ之。この間の反応液温は102〜110℃であ
り、3時間加熱反応させた。反応終了後1反応液を減圧
蒸留により、まず過剰のメタクリル酸メチルを留去し1
次いで沸点83〜84℃10.7mmHgのフッ化ノル
ボルニルメタクリレート16 Z5 gを得り。
この留分は質量分析の結果9分子量198であり。
フッ化ノルボルニルメタクリレートの分子量と一致した
また2元素分析結果は以下のとおシであった。
理論値     測定値 C66,65チ   66.73% H7,63967,61ts F     9.58%    9.52%コノ留分の
’H−NMRスペクトル及び赤外吸収スペクトルをそれ
ぞれ第1図及び第2図として示した。
以上の同定データから留分が、フッ化ノルボルニルメタ
クリレートであることが確認された。
実施例2 三方活枠を備えた500−の三角フラスコに上記の実施
例1で得られたフッ化ノルボルニルメタクリレート10
09.過酸化ラウロイル0.4g及びラウロイルメルカ
プタン0.29を仕込ミ、混合し、溶解し、フラスコ内
を窒素ガスで置換した後。
攪拌振盪しつつ60℃の恒温水槽中に浸し、窒素気流下
で30分間重合させ1部分重合物を得た。
続いて、この部分重合物をガラスセル中に注入し、65
℃で5時間重合させ、その後100℃で2時間重合させ
、透明なシート状の重合体[Alを得た。
実施例3 実施例2と同様の三角フラスコに、フッ化ノルボルニル
メタクリレート309.  メタクリル酸メチル70g
、過酸化ラウロイルo、4g及びラウロイルメルカプタ
ンo、2gを仕込み、実施例2と同様の操作をし9重合
体(Eを得た。
実施例4 実施例2と同様の三角フラスコに、メタクリル酸メチル
100 B、過酸化ラウロイル0.49及びラウロイル
メルカプタンo、zgf:仕込み、実施例2と同様の操
作をし9重合体(C)を得た。
実施例5 実施例2と同様の三角フラスコに、インボルニルメタク
リレート1009.過酸化ラウロイルQ、4g及びラウ
ロイルメルカプタン0.29を仕込み、実施例2と同様
の操作をし1重合体(D)を得た。
上記のようにして得られた重合体間、 (B)、 (C
1゜及びtD)の吸水率、ガラス転移温度及び熱分解性
を下記の方法で測定した。結果を第1表に示す。
測定方法 吸水率: 30mmX30mmX3mmの試験片を約7
0℃の水中に浸しておき、飽和状 態になった時の吸水率(刑を重量法に よυ測定した。
ガラス転移温度(℃)二重合体1009をテトラヒドロ
フラン200gに溶解させ た後、得られた溶液をメタノール5 1中に攪拌投入し9重合体を沈殿・ 析出させ1口側・乾燥し、白色粉末 状の重合体を得た。この重合体につ いて、示差走査熱量計(DSC)で ガラス転移温度(℃)(ミツドポイン ト)を測定した。
熱分解性:熱重量分析装[(TGA)を用いなお。
て、上記ガラス転移温度の測定にお いて作成した重合体をサンプルとし て測定に供した。空気中、40℃/ minで260℃まで昇温し、そのま 120分間260℃に保った時の重 量減少率(%)を測定した。
ガラス転移温度及び熱分解性の測定装置’I’?Fへ′
プ (発明の効果ン 本発明の含フッ素アクリル酸エステルは、新規化合物で
あシ9通常のラジカル重合方法で容易に重合し、これを
用いて得られる重合体は、優れた耐熱性、耐熱分解性、
耐吸水性等を示し、光学材料、接着剤、塗料、その他樹
脂改質材等として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は莢施例1で得られた化合物(留分)の”H−N
MRスペクトル及び第2図は該化合物の赤外吸収スペク
トルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I )で表わされる含フッ素アクリル酸エ
    ステル。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (I) (式中R_1は水素又はメチル基を示す) 2、一般式(II)で表わされる化合物と ▲数式、化学式、表等があります▼ (II) (式中R_2は水素又はアセチル基を示す)一般式(I
    II)で表わされる化合物とを ▲数式、化学式、表等があります▼ (III) (式中R_1は水素又はメチル基を示し、R_3は水素
    、メチル基又はエチル基を示す)反応させることを特徴
    とする一般式( I )で表わされる含フッ素アクリル酸
    エステルの製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中R_1は水素又はメチル基を示す) 3、一般式( I )で表わされる含フッ素アクリル酸エ
    ステルを重合させることを特徴とする重合体の製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中R_1は水素又はメチル基を示す) 4、一般式(I)で表わされる含フッ素アクリル酸エス
    テルと該アクリル酸エステルと重合可能な他の重合性不
    飽和単量体とを重合させることを特徴とする共重合体の
    製造法。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) (式中R_1は水素又はメチル基を示す)
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5498360A (en) * 1993-06-30 1996-03-12 Nomura Kohsan Co., Ltd. Process for recycling used-up dry cells, and ferrite production process
JP2008511713A (ja) * 2004-09-03 2008-04-17 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (ポリ−c2〜c4−アルキレングリコール)−モノ(メタ)アクリル酸エステルの製造方法

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US5498360A (en) * 1993-06-30 1996-03-12 Nomura Kohsan Co., Ltd. Process for recycling used-up dry cells, and ferrite production process
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