JPH0346180Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0346180Y2 JPH0346180Y2 JP1985111329U JP11132985U JPH0346180Y2 JP H0346180 Y2 JPH0346180 Y2 JP H0346180Y2 JP 1985111329 U JP1985111329 U JP 1985111329U JP 11132985 U JP11132985 U JP 11132985U JP H0346180 Y2 JPH0346180 Y2 JP H0346180Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intercooler
- supercharging
- surge tank
- internal combustion
- combustion engine
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、排気ターボ過給機等の過給機を備え
た内燃機関に関するものである。
た内燃機関に関するものである。
排気ターボ過給機等の過給機から気化器への過
給通路中に過給空気を冷却するためのインターク
ーラと脈動消去用のサージタンクとを設けた過給
機付き内燃機関は、先行技術としての実開昭59−
17224号公報に記載されている。
給通路中に過給空気を冷却するためのインターク
ーラと脈動消去用のサージタンクとを設けた過給
機付き内燃機関は、先行技術としての実開昭59−
17224号公報に記載されている。
このように、過給機付き内燃機関において過給
機から気化器への過給通路中に吸気脈動消去用の
サージタンクを設けることの意味は、吸気脈動に
よつて気化器における燃焼供給量が変動する等の
悪影響を及ぼすことを低減するためであり、ま
た、過給機から吸気マニホールドへの吸気通路中
に過給空気を冷却するためのインタークーラを設
けることの意味は、機関への吸入空気の温度が過
給機での圧縮で上昇することにより機関に対する
空気の充填効率が低下して過給の効果が低減する
のを回避するためであるが、前記先行技術のもの
は、過給機からの過給空気を、機関の負荷とは無
関係に機関の低負荷域においてもインタークーラ
に通すようにしている。
機から気化器への過給通路中に吸気脈動消去用の
サージタンクを設けることの意味は、吸気脈動に
よつて気化器における燃焼供給量が変動する等の
悪影響を及ぼすことを低減するためであり、ま
た、過給機から吸気マニホールドへの吸気通路中
に過給空気を冷却するためのインタークーラを設
けることの意味は、機関への吸入空気の温度が過
給機での圧縮で上昇することにより機関に対する
空気の充填効率が低下して過給の効果が低減する
のを回避するためであるが、前記先行技術のもの
は、過給機からの過給空気を、機関の負荷とは無
関係に機関の低負荷域においてもインタークーラ
に通すようにしている。
しかし、このように過給機からの過給空気を機
関の低負荷域においても、インタークーラに通す
ことは、機関の低負荷域では排気ターボ過給機等
の過給機が十分に作動しておらず従つて過給機の
作動による吸入空気の温度上昇が低い一方吸入空
気量が少ないから、インタークーラにおける吸入
空気の冷却が過度になつて、気化器からの供給さ
れる燃料の気化が悪くなり、特に機関の温度又は
大気空気の温度が低い状態では、気化器にアイシ
ングが発生するのであり、しかも、機関の低負荷
域において過給空気をインタークーラに通すこと
はそれだけ通路の長さが長く、且つ、通路の屈曲
部が多くなつて吸入空気の流れ抵抗が増大するか
ら、機関の低負荷域での加速応答性が低下するの
であつた。
関の低負荷域においても、インタークーラに通す
ことは、機関の低負荷域では排気ターボ過給機等
の過給機が十分に作動しておらず従つて過給機の
作動による吸入空気の温度上昇が低い一方吸入空
気量が少ないから、インタークーラにおける吸入
空気の冷却が過度になつて、気化器からの供給さ
れる燃料の気化が悪くなり、特に機関の温度又は
大気空気の温度が低い状態では、気化器にアイシ
ングが発生するのであり、しかも、機関の低負荷
域において過給空気をインタークーラに通すこと
はそれだけ通路の長さが長く、且つ、通路の屈曲
部が多くなつて吸入空気の流れ抵抗が増大するか
ら、機関の低負荷域での加速応答性が低下するの
であつた。
本考案は、このように、過給機から吸気マニホ
ールドへの過給通路中にインタークーラとサージ
タンクとを設けた場合における前記の問題を解消
することを目的とするものである。
ールドへの過給通路中にインタークーラとサージ
タンクとを設けた場合における前記の問題を解消
することを目的とするものである。
この目的を達成するため本考案は、過給機から
気化器への過給通路中に過給空気を冷却するため
の空冷式インタークーラと脈動消去用のサージタ
ンクとを、前記インタークーラがサージタンクよ
り上流側に位置するように設けて成る過給機付き
内燃機関において、前記インタークーラを、その
一端に入口ヘツダーを他端に出口ヘツダーを有す
るものに構成して、このインタークーラを、前記
内燃機関の上部に、当該インタークーラにおける
入口ヘツダーから出口ヘツダーへの吸気の流れ方
向が前記内燃機関の長手方向と略平行にするよう
にして配設する一方、前記脈動消去用サージタン
クを、前記内燃機関の長手側面における気化器の
上流部に取付けて、このサージタンクの両端のう
ち前記インタークーラの出口ヘツダー側の一端部
に、前記出口ヘツダーからの過給管路を接続し、
更に、前記インタークーラにおける入口ヘツダー
に、前記過給機からの過給通路を、当該インター
クーラにおける入口ヘツダーから出口ヘツダーへ
の流れ方向と略直角に接続すると共に、前記イン
タークーラに対するバイパス通路を、前記入口ヘ
ツダーへの前記過給通路と略一直線状に接続し
て、このバイパス通路を、前記サージタンクの両
端のうち前記インタークーラの入口ヘツダー側の
他端部に接続し、且つ、前記インタークーラにお
ける入口ヘツダー内に、内燃機関の負荷に関連し
内燃機関の負荷が小さいとき過給空気をバイパス
通路に通すようにした過給切換弁を設ける構成に
した。
気化器への過給通路中に過給空気を冷却するため
の空冷式インタークーラと脈動消去用のサージタ
ンクとを、前記インタークーラがサージタンクよ
り上流側に位置するように設けて成る過給機付き
内燃機関において、前記インタークーラを、その
一端に入口ヘツダーを他端に出口ヘツダーを有す
るものに構成して、このインタークーラを、前記
内燃機関の上部に、当該インタークーラにおける
入口ヘツダーから出口ヘツダーへの吸気の流れ方
向が前記内燃機関の長手方向と略平行にするよう
にして配設する一方、前記脈動消去用サージタン
クを、前記内燃機関の長手側面における気化器の
上流部に取付けて、このサージタンクの両端のう
ち前記インタークーラの出口ヘツダー側の一端部
に、前記出口ヘツダーからの過給管路を接続し、
更に、前記インタークーラにおける入口ヘツダー
に、前記過給機からの過給通路を、当該インター
クーラにおける入口ヘツダーから出口ヘツダーへ
の流れ方向と略直角に接続すると共に、前記イン
タークーラに対するバイパス通路を、前記入口ヘ
ツダーへの前記過給通路と略一直線状に接続し
て、このバイパス通路を、前記サージタンクの両
端のうち前記インタークーラの入口ヘツダー側の
他端部に接続し、且つ、前記インタークーラにお
ける入口ヘツダー内に、内燃機関の負荷に関連し
内燃機関の負荷が小さいとき過給空気をバイパス
通路に通すようにした過給切換弁を設ける構成に
した。
このように構成すると、過給機からの過給空気
は、内燃機関の高低負荷域においてはインターク
ーラを通つて冷却されたのち、サージタンクに入
つたのち気化器を経て各気筒の燃焼室に導入され
るが、内燃機関の低負荷域においては、インター
クーラを通ることなくバイパス通路からサージタ
ンクに直接的に入るように過給切換弁によつて切
換えられることになるから、内燃機関の低負荷域
において過給空気がインタークーラを通ることに
よる過冷却及び通路長さの増大を回避できるので
ある。
は、内燃機関の高低負荷域においてはインターク
ーラを通つて冷却されたのち、サージタンクに入
つたのち気化器を経て各気筒の燃焼室に導入され
るが、内燃機関の低負荷域においては、インター
クーラを通ることなくバイパス通路からサージタ
ンクに直接的に入るように過給切換弁によつて切
換えられることになるから、内燃機関の低負荷域
において過給空気がインタークーラを通ることに
よる過冷却及び通路長さの増大を回避できるので
ある。
一方、吸気脈動消去用サージタンクの容積は、
内燃機関への吸入空気量に比例するから、当該サ
ージタンクとしては機関への吸入空気量の多い高
負荷域において吸気脈動の消去できるようなもの
にしなければならないが、前記のように過給空気
を、内燃機関の高負荷域においてはインタークー
ラを経てサージタンクに導き、内燃機関の低負荷
域においてはインタークーラに通すことなくバイ
パス通路からサージタンクに導くようにすると、
内燃機関の高負荷域での吸気脈動は、インターク
ーラにおいて或る程度消去され、次いでサージタ
ンクにおいて消去されることになり、換言すれ
ば、インタークーラとサージタンクとの両方によ
つて消去作用を受けることになり、また、内燃機
関の低負荷域における吸気脈動は、サージタンク
によつて消去作用受けることになるから、内燃機
関の高負荷域の低負荷域の両方における吸気脈動
を、サージタンクを大きくすることなく、確実に
消去することができる。
内燃機関への吸入空気量に比例するから、当該サ
ージタンクとしては機関への吸入空気量の多い高
負荷域において吸気脈動の消去できるようなもの
にしなければならないが、前記のように過給空気
を、内燃機関の高負荷域においてはインタークー
ラを経てサージタンクに導き、内燃機関の低負荷
域においてはインタークーラに通すことなくバイ
パス通路からサージタンクに導くようにすると、
内燃機関の高負荷域での吸気脈動は、インターク
ーラにおいて或る程度消去され、次いでサージタ
ンクにおいて消去されることになり、換言すれ
ば、インタークーラとサージタンクとの両方によ
つて消去作用を受けることになり、また、内燃機
関の低負荷域における吸気脈動は、サージタンク
によつて消去作用受けることになるから、内燃機
関の高負荷域の低負荷域の両方における吸気脈動
を、サージタンクを大きくすることなく、確実に
消去することができる。
この場合において、前記過給機からインターク
ーラの入口ヘツダーに至る過給通路と前記バイパ
ス通路とを、略一直線状にしてその途中に前記過
給切換弁を設ける一方、このバイパス通路を、前
記サージタンクの両端のうち前記インタークーラ
の入口ヘツダー側の他端部に接続したことによ
り、内燃機関の低負荷時における過給空気は、過
給通路からバイパス通路へと真直ぐに直線的に流
れることになると共に、バイパス通路の長さが短
くなるから、低負荷域における過給空気の流れ抵
抗を著しく低減できるのである。
ーラの入口ヘツダーに至る過給通路と前記バイパ
ス通路とを、略一直線状にしてその途中に前記過
給切換弁を設ける一方、このバイパス通路を、前
記サージタンクの両端のうち前記インタークーラ
の入口ヘツダー側の他端部に接続したことによ
り、内燃機関の低負荷時における過給空気は、過
給通路からバイパス通路へと真直ぐに直線的に流
れることになると共に、バイパス通路の長さが短
くなるから、低負荷域における過給空気の流れ抵
抗を著しく低減できるのである。
また、前記インタークーラを、その一端に入口
ヘツダーを他端に出口ヘツダーを有するものに構
成して、このインタークーラを、前記内燃機関の
上部に、当該インタークーラにおける入口ヘツダ
ーから出口ヘツダーへの吸気の流れ方向が前記内
燃機関の長手方向と略平行にするようにして配設
し、その出口ヘツダーからの過給管路を、前記内
燃機関の長手側面に取付くサージタンクの両端の
うち前記インタークーラの出口ヘツダー側の一端
部に対して接続したことにより、インタークーラ
内における吸気の曲がり個所が少なくなると共
に、このインタークーラの出口ヘツダーからサー
ジタンクに至る過給管路の長さが短くなるから、
高負荷域における過給空気の流れ抵抗を著しく低
減できるのである。
ヘツダーを他端に出口ヘツダーを有するものに構
成して、このインタークーラを、前記内燃機関の
上部に、当該インタークーラにおける入口ヘツダ
ーから出口ヘツダーへの吸気の流れ方向が前記内
燃機関の長手方向と略平行にするようにして配設
し、その出口ヘツダーからの過給管路を、前記内
燃機関の長手側面に取付くサージタンクの両端の
うち前記インタークーラの出口ヘツダー側の一端
部に対して接続したことにより、インタークーラ
内における吸気の曲がり個所が少なくなると共
に、このインタークーラの出口ヘツダーからサー
ジタンクに至る過給管路の長さが短くなるから、
高負荷域における過給空気の流れ抵抗を著しく低
減できるのである。
従つて本考案によると、過給機付き内燃機関に
おける過給通路中に過給空気に対するインターク
ーラとサージタンクとを設けたものにおいて、内
燃機関の低負荷域における燃料の気化低下及びア
イシングの発生等の不具合を確実に防止できるも
のでありながら、高負荷域及び低負荷域における
過給空気の流れ抵抗を低減できることにより、内
燃機関の全負荷域における加速応答性を向上でき
ると共に、内燃機関の全負荷域における出力をも
向上できる効果を有する。
おける過給通路中に過給空気に対するインターク
ーラとサージタンクとを設けたものにおいて、内
燃機関の低負荷域における燃料の気化低下及びア
イシングの発生等の不具合を確実に防止できるも
のでありながら、高負荷域及び低負荷域における
過給空気の流れ抵抗を低減できることにより、内
燃機関の全負荷域における加速応答性を向上でき
ると共に、内燃機関の全負荷域における出力をも
向上できる効果を有する。
しかも、前記インタークーラを、内燃機関の上
部に、当該インタークーラにおける入口ヘツダー
から出口ヘツダーへの吸気の流れ方向が前記内燃
機関の長手方向と略平行にするようにして配設
し、その出口ヘツダーからの過給管路を、サージ
タンクにおける両端のうち前記インタークーラの
出口ヘツダー側の一端部に対して接続する一方、
前記入口ヘツダーからのバイパス通路を、サージ
タンクにおける両端のうち前記インタークーラの
入口ヘツダー側の他端部に対して接続したことに
より、内燃機関の横幅寸法が増大することがない
から、内燃機関の大型化を招来することがない効
果をも有する。
部に、当該インタークーラにおける入口ヘツダー
から出口ヘツダーへの吸気の流れ方向が前記内燃
機関の長手方向と略平行にするようにして配設
し、その出口ヘツダーからの過給管路を、サージ
タンクにおける両端のうち前記インタークーラの
出口ヘツダー側の一端部に対して接続する一方、
前記入口ヘツダーからのバイパス通路を、サージ
タンクにおける両端のうち前記インタークーラの
入口ヘツダー側の他端部に対して接続したことに
より、内燃機関の横幅寸法が増大することがない
から、内燃機関の大型化を招来することがない効
果をも有する。
以下、本考案の実施例を図面について説明する
と、図において1は、シリンダブロツク2の上面
にシリンダヘツド3を、該シリンダヘツド3の上
面にシリンダヘツドカバー4を各々締結して成る
内燃機関を示し、前記シリンダヘツド3の一側面
に取付く吸気マニホールド5には気化器6が装着
され、該気化器6の上面には、脈動消去用のサー
ジタンク7が接合されており、また、前記シリン
ダヘツド3の他側面に取付く排気マニホールド8
には、排気タービン9aとブロワー圧縮機9bと
を直結して成る排気ターボ過給機9が装着されて
いる。
と、図において1は、シリンダブロツク2の上面
にシリンダヘツド3を、該シリンダヘツド3の上
面にシリンダヘツドカバー4を各々締結して成る
内燃機関を示し、前記シリンダヘツド3の一側面
に取付く吸気マニホールド5には気化器6が装着
され、該気化器6の上面には、脈動消去用のサー
ジタンク7が接合されており、また、前記シリン
ダヘツド3の他側面に取付く排気マニホールド8
には、排気タービン9aとブロワー圧縮機9bと
を直結して成る排気ターボ過給機9が装着されて
いる。
この場合、内燃機関1は図示していないが、そ
の自動車におけるフロントにおけるエンジンルー
ム内に、自動車の前進方向に対して前記排気ター
ボ過給機9が前側で気化器6が後側に各々位置す
るように横向きに設置されている。
の自動車におけるフロントにおけるエンジンルー
ム内に、自動車の前進方向に対して前記排気ター
ボ過給機9が前側で気化器6が後側に各々位置す
るように横向きに設置されている。
前記シリンダヘツドカバー4の上部には、一端
に入口ヘツダー10aを他端に出口ヘツダー10
bを備えると共に、この入口ヘツダー10aと出
口ヘツダー10bとの間を複数本のフイン付き偏
平冷却管にて接続して成る空冷式のインタークー
ラ10を、当該インタークーラ10において入口
ヘツダー10aから出口ヘツダー10bへの吸気
の流れ方向が前記内燃機関の長手方向と略平行に
するようにして配設する。このインタークーラ1
0の入口ヘツダー10aには、過給空気の入口管
11とバイパス出口管12とを設けて、その過給
空気入口管11に、前記排気ターボ過給機9にお
けるブロワー圧縮機9bからの過給通路13を接
続し、バイパス出口管12をバイパス通路14を
介して前記サージタンク7の左右両端のうち前記
入口ヘツダー10a寄りの部分に設けたバイパス
入口管15接続する一方、前記出口ヘツダー10
bにおける過給空気出口管16からの過給管路1
7を、前記サージタンク7の左右両端のうち前記
出口ヘツダー10b寄りの部分に設けた過給入口
管18に接続する。
に入口ヘツダー10aを他端に出口ヘツダー10
bを備えると共に、この入口ヘツダー10aと出
口ヘツダー10bとの間を複数本のフイン付き偏
平冷却管にて接続して成る空冷式のインタークー
ラ10を、当該インタークーラ10において入口
ヘツダー10aから出口ヘツダー10bへの吸気
の流れ方向が前記内燃機関の長手方向と略平行に
するようにして配設する。このインタークーラ1
0の入口ヘツダー10aには、過給空気の入口管
11とバイパス出口管12とを設けて、その過給
空気入口管11に、前記排気ターボ過給機9にお
けるブロワー圧縮機9bからの過給通路13を接
続し、バイパス出口管12をバイパス通路14を
介して前記サージタンク7の左右両端のうち前記
入口ヘツダー10a寄りの部分に設けたバイパス
入口管15接続する一方、前記出口ヘツダー10
bにおける過給空気出口管16からの過給管路1
7を、前記サージタンク7の左右両端のうち前記
出口ヘツダー10b寄りの部分に設けた過給入口
管18に接続する。
この場合において、前記過給空気入口管11と
バイパス出口管12とを一直線状に配設する一
方、前記インタークーラ10における各フイン付
き偏平冷却管10cを、一直線状の過給空気入口
管11とバイパス出口管12とに対してこれらと
略直角方向に延びるように構成する。
バイパス出口管12とを一直線状に配設する一
方、前記インタークーラ10における各フイン付
き偏平冷却管10cを、一直線状の過給空気入口
管11とバイパス出口管12とに対してこれらと
略直角方向に延びるように構成する。
また、前記インタークーラ10における入口ヘ
ツダー10a内には、一直線状に配設した過給空
気入口管11とバイパス出口管12との間に過給
切換弁19を設ける。この過給切換弁19は、過
給空気入口管11から流入する過給空気をインタ
ークーラ10における各フイン付き偏平冷却管内
を通つて出口ヘツダー10bに流す場合と、過給
空気入口管11から流入する過給空気をインター
クーラ11内を通すことなくバイパス出口管12
に導く場合とに選択的に切換えるためのものであ
る。
ツダー10a内には、一直線状に配設した過給空
気入口管11とバイパス出口管12との間に過給
切換弁19を設ける。この過給切換弁19は、過
給空気入口管11から流入する過給空気をインタ
ークーラ10における各フイン付き偏平冷却管内
を通つて出口ヘツダー10bに流す場合と、過給
空気入口管11から流入する過給空気をインター
クーラ11内を通すことなくバイパス出口管12
に導く場合とに選択的に切換えるためのものであ
る。
そしてこの過給切換弁19は、ダイヤフラム式
の圧力作動機構20によつて切換え作動する。す
なわち、この圧力作動機構20には、前記過給切
換弁19を、バイパス出口管12を塞ぐ方向に付
勢するようにしたばね21を備え、且つ、その圧
力室22を、前記気化器6においてそのスロツト
ル弁23より下流側に設けたポート24に圧力伝
達通路25を介して接続することにより、スロツ
トル弁23より下流側の吸気圧が真空側に大きい
負圧のときこの負圧によつて、過給切換弁19が
バイパス出口管12を開くように作動して、過給
空気入口管11から流入する過給空気をインター
クーラ10内を通すことなくバイパス出口管12
からサージタンク7に導くようにするが、スロツ
トル弁23より下流側の吸気圧が大気圧に近付く
ように上昇すると、過給切換弁19がばね21に
てバイパス出口管12を塞ぐように作動して、過
給空気入口管11から流入する過給空気をインタ
ークーラ10内に通すようにする。
の圧力作動機構20によつて切換え作動する。す
なわち、この圧力作動機構20には、前記過給切
換弁19を、バイパス出口管12を塞ぐ方向に付
勢するようにしたばね21を備え、且つ、その圧
力室22を、前記気化器6においてそのスロツト
ル弁23より下流側に設けたポート24に圧力伝
達通路25を介して接続することにより、スロツ
トル弁23より下流側の吸気圧が真空側に大きい
負圧のときこの負圧によつて、過給切換弁19が
バイパス出口管12を開くように作動して、過給
空気入口管11から流入する過給空気をインター
クーラ10内を通すことなくバイパス出口管12
からサージタンク7に導くようにするが、スロツ
トル弁23より下流側の吸気圧が大気圧に近付く
ように上昇すると、過給切換弁19がばね21に
てバイパス出口管12を塞ぐように作動して、過
給空気入口管11から流入する過給空気をインタ
ークーラ10内に通すようにする。
なお、前記圧力伝達通路25中には、機関の温
度又はエンジンルーム内の温度若しくは大気空気
の温度に関連し、これらの温度が高いとき当該圧
力伝達通路25を連通しているが、これらの温度
が低いとき当該圧力伝達通路25の連通を遮断す
ると共に圧力室22を大気通路26に連通するよ
うに作動する温度切換弁27が設けられている。
度又はエンジンルーム内の温度若しくは大気空気
の温度に関連し、これらの温度が高いとき当該圧
力伝達通路25を連通しているが、これらの温度
が低いとき当該圧力伝達通路25の連通を遮断す
ると共に圧力室22を大気通路26に連通するよ
うに作動する温度切換弁27が設けられている。
しかして、機関の温度又はエンジンルーム内の
温度若しくは大気空気の温度が高い場合におい
て、気化器6におけるスロツトル弁23の開度が
小さい低負荷域においては、スロツトル弁23よ
り下流側の吸気圧は、真空側に大きい負圧になる
ので、前記過給切換弁19は、第3図に実線で示
すようにバイパス出口管12を開くように作動す
るから、過給空気入口管11から流入する過給空
気はインタークーラ10内を通ることなく真直ぐ
にバイパス出口管12からバイパス通路14を経
てサージタンク7に導かれる。
温度若しくは大気空気の温度が高い場合におい
て、気化器6におけるスロツトル弁23の開度が
小さい低負荷域においては、スロツトル弁23よ
り下流側の吸気圧は、真空側に大きい負圧になる
ので、前記過給切換弁19は、第3図に実線で示
すようにバイパス出口管12を開くように作動す
るから、過給空気入口管11から流入する過給空
気はインタークーラ10内を通ることなく真直ぐ
にバイパス出口管12からバイパス通路14を経
てサージタンク7に導かれる。
そして、気化器6のスロツトル弁23の開度を
大きい高負荷域においては、スロツトル弁23よ
り下流側の吸気圧は大気圧に近付くように上昇す
ることにより、前記過給切換弁19は、第3図に
二点鎖線で示すようにバイパス出口管12を塞ぐ
ように作動するから、過給空気入口管11から流
入する過給空気は、インタークーラ10における
各偏平冷却管内を通つたのちサージタンク7に導
かれるのである。
大きい高負荷域においては、スロツトル弁23よ
り下流側の吸気圧は大気圧に近付くように上昇す
ることにより、前記過給切換弁19は、第3図に
二点鎖線で示すようにバイパス出口管12を塞ぐ
ように作動するから、過給空気入口管11から流
入する過給空気は、インタークーラ10における
各偏平冷却管内を通つたのちサージタンク7に導
かれるのである。
つまり、排気ターボ過給機9におけるブロワー
圧縮機9bからの過給空気は、機関の低負荷域に
おいては過給通路13からバイパス管路14に向
かつて真直ぐに流れたのちサージタンク7に直接
的に流入することにより、低負荷域においてイン
タークーラ10に通すことによる過冷却・流れ抵
抗の増大を防止でき、且つこの低負荷域における
吸気脈動はサージタンク7によつて消去されるの
であり、機関の高負荷域においては、インターク
ーラ10を通つてサージタンク7に流入すること
になつて、この高負荷域における過給空気をイン
タークーラ10によつて冷却できると共に、高負
荷域における吸気脈動を、インタークーラ10と
サージタンク7の両方によつて消去できるのであ
る。
圧縮機9bからの過給空気は、機関の低負荷域に
おいては過給通路13からバイパス管路14に向
かつて真直ぐに流れたのちサージタンク7に直接
的に流入することにより、低負荷域においてイン
タークーラ10に通すことによる過冷却・流れ抵
抗の増大を防止でき、且つこの低負荷域における
吸気脈動はサージタンク7によつて消去されるの
であり、機関の高負荷域においては、インターク
ーラ10を通つてサージタンク7に流入すること
になつて、この高負荷域における過給空気をイン
タークーラ10によつて冷却できると共に、高負
荷域における吸気脈動を、インタークーラ10と
サージタンク7の両方によつて消去できるのであ
る。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は過給機
付き内燃機関の平面図、第2図は第1図の−
視側面図、第3図はインタークーラとサージタン
クとの一部切欠平面図である。 1……内燃機関、2……シリンダブロツク、3
……シリンダヘツド、4……シリンダヘツドカバ
ー、5……吸気マニホールド、6……気化器、7
……サージタンク、8……排気マニホールド、9
……排気ターボ過給機、13……過給通路、14
……バイパス通路、19……過給切換弁、20…
…圧力作動機構、23……スロツトル弁、25…
…圧力伝達通路。
付き内燃機関の平面図、第2図は第1図の−
視側面図、第3図はインタークーラとサージタン
クとの一部切欠平面図である。 1……内燃機関、2……シリンダブロツク、3
……シリンダヘツド、4……シリンダヘツドカバ
ー、5……吸気マニホールド、6……気化器、7
……サージタンク、8……排気マニホールド、9
……排気ターボ過給機、13……過給通路、14
……バイパス通路、19……過給切換弁、20…
…圧力作動機構、23……スロツトル弁、25…
…圧力伝達通路。
Claims (1)
- 過給機9から気化器6への過給経路中に過給空
気を冷却するための空冷式インタークーラ10と
脈動消去用のサージタンク7とを、前記インター
クーラ10がサージタンク7より上流側に位置す
るように設けて成る過給機付き内燃機関におい
て、前記インタークーラ10を、その一端に入口
ヘツダー10aを他端に出口ヘツダー10bを有
するものに構成して、このインタークーラ10
を、前記内燃機関1の上部に、当該インタークー
ラ10における入口ヘツダー10aから出口ヘツ
ダー10bへの吸気の流れ方向が前記内燃機関1
の長手方向と略平行にするようにして配設する一
方、前記脈動消去用サージタンク7を、前記内燃
機関1の長手側面における気化器6の上流部に取
付けて、このサージタンク7の両端のうち前記イ
ンタークーラ10の出口ヘツダー10b側の一端
部に、前記出口ヘツダー10bからの過給管路1
7を接続し、更に、前記インタークーラ10にお
ける入口ヘツダー10aに、前記過給機9からの
過給通路13を、当該インタークーラ10におけ
る入口ヘツダー10aから出口ヘツダー10bへ
の流れ方向と略直角に接続すると共に、前記イン
タークーラ10に対するバイパス通路14を、前
記入口ヘツダー10aへの前記過給通路13と略
一直線状に接続して、このバイパス通路14を、
前記サージタンク7の両端のうち前記インターク
ーラ10の入口ヘツダー10a側の他端部に接続
し、且つ、前記インタークーラ10における入口
ヘツダー10a内に、内燃機関1の負荷に関連し
内燃機関1の負荷が小さいとき過給空気をバイパ
ス通路14に通すようにした過給切換弁19を設
けたことを特徴とする過給機付き内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985111329U JPH0346180Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985111329U JPH0346180Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6220127U JPS6220127U (ja) | 1987-02-06 |
JPH0346180Y2 true JPH0346180Y2 (ja) | 1991-09-30 |
Family
ID=30991151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985111329U Expired JPH0346180Y2 (ja) | 1985-07-19 | 1985-07-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0346180Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59135332U (ja) * | 1983-03-01 | 1984-09-10 | 三菱自動車工業株式会社 | バイパス通路付インタ−ク−ラ |
JPS59182634U (ja) * | 1983-05-23 | 1984-12-05 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンブレ−キ装置 |
-
1985
- 1985-07-19 JP JP1985111329U patent/JPH0346180Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6220127U (ja) | 1987-02-06 |
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