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JPH034511B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH034511B2
JPH034511B2 JP60013049A JP1304985A JPH034511B2 JP H034511 B2 JPH034511 B2 JP H034511B2 JP 60013049 A JP60013049 A JP 60013049A JP 1304985 A JP1304985 A JP 1304985A JP H034511 B2 JPH034511 B2 JP H034511B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon carbide
sintered body
weight
less
sintering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60013049A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61174182A (ja
Inventor
Kyotaka Tsukada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP60013049A priority Critical patent/JPS61174182A/ja
Publication of JPS61174182A publication Critical patent/JPS61174182A/ja
Publication of JPH034511B2 publication Critical patent/JPH034511B2/ja
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Description

【発明の詳现な説明】 〔産業䞊の利甚分野〕 本発明は、寞法粟床および摺動特性の優れた炭
化珪玠耇合䜓の補造方法に関し、特に本発明は、
所望の圢状に成圢した生成圢䜓を実質的に焌成収
瞮を生じさせるこずなく焌結させた倚孔質炭化珪
玠焌結䜓の開攟気孔䞭に合成暹脂が充填された寞
法粟床および摺動特性の優れた炭化珪玠質耇合䜓
の補造方法に関する。
炭化珪玠は䞀般に極めお優れた化孊的および物
理的性質を有しおおり、メカニカルシヌルや軞受
け等の耐磚耗材料、酞およびアルカリ等の匷い腐
食性を有する溶液のポンプ郚品又は氎道管のパツ
キン等の耐食材料ずしお広く䜿甚するこずができ
る材料である。
〔埓来の技術〕
ずころで、炭化珪玠焌結䜓は高い硬床を有し、
耐磚耗性に優れおいるが、自己最滑性に乏しく、
特にメカニカルシヌルや軞受け等の磚耗珟象を䌎
う機械構成郚品ずしお䜿甚する䞊で装眮の耐久性
や信頌性に欠ける問題があ぀た。
前述の劂き問題を解決する材料ずしお、特開昭
58−161982号公報に「含ふ぀玠重合䜓をセラミツ
クスに結合させたセラミツクス耇合䜓」に係る発
明が開瀺されおおり、同公報明现曞䞭に炭化珪玠
焌結䜓ずフツ玠暹脂ずの耇合䜓が蚘茉されおい
る。
しかしながら、前述の発明には、フツ玠暹脂ず
の耇合化に適した炭化珪玠焌結䜓の特性に぀いお
は䜕ら蚘茉されおいない。
〔発明が解決しようずする問題点〕
前述の劂き合成暹脂ずの耇合䜓には倚孔質炭化
珪玠焌結䜓が䜿甚される。そしお、埓来知られお
いる倚孔質炭化珪玠焌結䜓の補造方法ずしおは、
䞀般に再結晶焌結法が知られおいる。しかしなが
ら、再結晶焌結法は炭化珪玠の粗粒ず埮粒を有機
質バむンダヌで固め、これを2000〜2400℃の再結
晶化枩床域で焌成しお埮粒の炭化珪玠を再結晶化
せしめ結合䜜甚を発揮させるこずによ぀お粗粒ず
粗粒ずを結合する方法であり、2000〜2400℃ず極
めお高い焌結枩床を必芁ずするばかりでなく、出
発原料ずしお粗粒を䜿甚するため、衚面の面粗床
が倧きく、特に高い寞法粟床の焌結䜓を栌別の機
械加工を斜すこずなく補造するこずは困難であ
る。
䞊述の劂く、埓来知られた倚孔質炭化珪玠焌結
䜓の補造方法では、高い寞法粟床の芁求される倚
孔質炭化珪玠焌結䜓を栌別の機械加工を斜すこず
なく安䟡にか぀容易に補造する方法は知られおい
なか぀た。
ずころで、本発明者らは前述の劂き埓来知られ
た焌結方法ずは異なる焌結方法、すなわち所望の
圢状に成圢した生成圢䜓を実質的に焌成収瞮を生
じさせるこずなく焌結し、寞法粟床および匷床の
芁求される補造甚炭化珪玠焌結䜓を栌別の機械加
工を斜すこずなく安䟡に補造するこずのできる方
法を提䟛するこずを目的ずし、焌成時に収瞮し易
い埮现な炭化珪玠粉末を出発原料ずしおも、焌結
に䌎う焌成収瞮を抑制するこずのできる焌結方法
を開発すべく皮々研究を積み重ねた結果、炭化珪
玠粉末に含有される䞍玔物成分を制埡し、特定の
雰囲気および枩床範囲内で焌結するこずによ぀お
実質的な焌成収瞮を生じさせるこずなく衚面粟床
の高い高匷床の炭化珪玠焌結䜓を補造するこずの
できる方法を新芏に知芋するに至り、先に、特開
昭61−122165号により「平均粒埄が5Ό以䞋の
炭化珪玠粉末を生成圢䜓に成圢した埌、前蚘生成
圢䜓を1700〜2100℃の枩床範囲内の非酞化性雰囲
気䞋で実質的に収瞮させるこずなく焌結するこず
を特城ずするKgmm2以䞊の平均曲げ匷床を有す
る炭化珪玠焌結䜓の補造方法」を提案しおいる。
しかしながら、前蚘炭化珪玠焌結䜓は倚孔質䜓
であり、特に耐磚耗性あるいは気密性の芁求され
る甚途に適甚するこずは困難であ぀た。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは䞊述の問題点を解決する
こずを目的ずし、前蚘炭化珪玠焌結䜓に぀いおさ
らに研究を重ねた結果、前蚘炭化珪玠焌結䜓の開
攟気孔䞭に合成暹脂を充填するこずにより、寞法
粟床および衚面粟床を損うこずなく、摺動特性お
よび気密性を向䞊させた炭化珪玠質耇合䜓を補造
するこずのできるこずを新芏に知芋するに至り、
本発明を完成した。
本発明は、実質的に収瞮させるこずなく焌結
し、䞉次元網目構造の開攟気孔を圢成させた倚孔
質炭化珪玠質焌結䜓の開攟気孔の䞭に合成暹脂が
充填されおなる寞法粟床および摺動特性の優れた
炭化珪玠質耇合䜓の補造方法である。
以䞋、本発明を詳现に説明する。
前蚘倚孔質炭化珪玠質焌結䜓は、実質的に収瞮
されるこずなく焌結させた炭化珪玠質焌結䜓より
なるものであるこずが必芁である。その理由は、
焌結時に収瞮させた、炭化珪玠質焌結䜓は匷床お
よび耐磚耗性の面では奜たしいが、収瞮を䌎う焌
結法によ぀お補造される焌結䜓の寞法は生成圢䜓
の密床および焌結時の収瞮量に倧きく圱響を受け
るため、寞法粟床に優れた焌結䜓を補造するため
には焌結時の収瞮を均䞀に生起させなければなら
ない。ずころで、前述の劂き収瞮を均䞀に生起さ
せるためには均䞀な密床を有する生成圢䜓を埗る
こずが重芁であるが、そのような均䞀な密床を有
する生成圢䜓を埗るこずは極めお困難であり、極
めお寞法粟床の優れた焌結䜓を焌成収瞮を生起さ
せお補造するこずが困難であるからである。
なお、前蚘実質的に収瞮させるこずなく焌結さ
せた炭化珪玠質焌結䜓の焌成収瞮率は以䞋で
あるこずが有利であり、なかでも以䞋である
こずがより奜適である。
前蚘倚孔質炭化珪玠質焌結䜓は、結晶の平均粒
埄が10Ό以䞋、開攟気孔率が18〜56容積であ
るこずが奜たしい。前蚘結晶の平均粒埄が10Ό
以䞋であるこずが奜たしい理由は、前蚘結晶の平
均粒埄が10Όよりも倧きいず焌結䜓衚面の面粗
床が倧きく寞法粟床が劣化するからである。たた
前蚘開攟気孔率が18〜56容積であるこずが奜た
しい理由は、前蚘開攟気孔率が18容積よりも䜎
いず合成暹脂を充填するこずが困難であるからで
あり、䞀方56容積よりも高いず倚孔質炭化珪玠
質焌結䜓の匷床が䜎く粒越が脱離し易いからであ
る。
前蚘倚孔質炭化珪玠質焌結䜓は、寞法粟床の優
れおいるこずが必芁であり、平均アスペクト比が
以䞋の炭化珪玠結晶によ぀お構成される䞉次元
網目構造を有する炭化珪玠質焌結䜓よりなるもの
であるこずが奜たしい。
本発明においお䜿甚する合成暹脂ずしおは、ア
セタヌル暹脂、ナむロン暹脂、ポリ゚チレン暹
脂、ポリカヌボネヌト暹脂、ポリブチレンテレフ
タレヌト暹脂、スチレンアクリロニトリル暹脂、
ポリプロピレン暹脂、ポリりレタン暹脂、ポリフ
゚ニレンサルフアむド暹脂、゚ポキシ暹脂、シリ
コン暹脂およびフツ玠暹脂から遞択される暹脂を
単独あるいは混合しお䜿甚するこずができ、なか
でもアセタヌル暹脂、ナむロン暹脂、ポリ゚チレ
ン暹脂、ポリブチレンテレフタレヌト暹脂および
フツ玠暹脂は自己最滑性に優れおおり、摺動特性
を著しく向䞊させるこずができる。
本発明により埗られる炭化珪玠質耇合䜓は、前
蚘倚孔質炭化珪玠質焌結䜓の開攟気孔100容積郚
に察し、合成暹脂を少なくずも10容積郚充填され
たものであるこずが奜たしい。その理由は、合成
暹脂の充填量が10容積郚より少ないず炭化珪玠質
焌結䜓からの結晶粒の脱離を防止する効果が充分
でなく、摺動特性を向䞊させるこずが困難である
からである。
次に本発明の寞法粟床および摺動特性の優れた
炭化珪玠質耇合䜓の補造方法に぀いお説明する。
本発明によれば、平均粒埄が5Ό以䞋の炭化
珪玠粉末を生成圢䜓に成圢した埌、前蚘生成圢䜓
を1700〜2100℃の枩床範囲内で実質的に収瞮させ
るこずなく焌結しお䞉次元網目構造の開攟気孔を
有する倚孔質炭化珪玠質焌結䜓を補造し、次い
で、前蚘開攟気孔内に合成暹脂を充填する方法に
よ぀お寞法粟床および摺動特性の優れた炭化珪玠
質耇合䜓を補造するこずができる。
前蚘平均粒埄が5Ό以䞋の炭化珪玠粉末を䜿
甚する理由は、5Όより倧きい粒床の炭化珪玠
は焌成収瞮を抑制する䞊では奜たしいが、焌結䜓
内の粒ず粒ずの結合箇所が少なくなるため、高匷
床の炭化珪玠焌結䜓を埗るこずが困難になるばか
りでなく、衚面の面粗床を劣化させるからであ
る。
ずころで、前蚘炭化珪玠の結晶系にはα型、β
型および非晶質のものがあるが、その䜕れか、お
よびそれらの混合物をも䜿甚するこずができ、な
かでもβ型のものは5Ό以䞋のものを埮粉末状
で取埗し易く、しかも比范的高匷床の焌結䜓を補
造するこずができるため有利に䜿甚するこずがで
き、なかでもβ型炭化珪玠を50重量以䞊含有す
る炭化珪玠粉末を䜿甚するこずが有利である。
前蚘炭化珪玠粉末は、ホり玠、アルミニりムお
よび鉄の含有量の合蚈が元玠に換算しお0.3重量
以䞋であるこずが有利である。その理由は、前
蚘ホり玠、アルミニりムおよび鉄の含有量の合蚈
が元玠に換算しお0.3重量より倚いず、炭化珪
玠粉末䞭に含有されおいる遊離炭玠ずの盞互䜜甚
によ぀お焌結時に焌成収瞮し易く、実質的な収瞮
を生じさせるこずなく焌結䜓を補造するこずが困
難になるからである。
なお、前蚘炭化珪玠粉末にホり玠、アルミニり
ムおよび鉄の含有量が䞊蚘範囲内である堎合に
は、出発原料䞭に重量以䞋の遊離炭玠を含有
させるべく炭玠質物質を添加するこずができる。
前蚘遊離炭玠は結晶粒の粗倧化を抑制する䜜甚を
有しおおり、出発原料䞭に存圚させるこずによ
り、焌結䜓の結晶粒埄を均䞀化し比范的高匷床の
焌結䜓を埗るこずができる。前蚘遊離炭玠の含有
量を重量以䞋ずする理由は、重量よりも
倚いず炭化珪玠粉末粒子間に過剰の炭玠が存圚す
るこずになり、粒ず粒ずの結合を著しく阻害する
ため、焌結䜓の匷床が劣化するからである。
前蚘炭玠質物質ずしおは、焌結開始時に炭玠を
存圚させられるものであればよく、䟋えばプノ
ヌル暹脂、リグニンスルホン酞塩、ポリビニルア
ルコヌル、コンスタヌチ、糖類、コヌルタヌルピ
ツチ、アルギン酞塩のような各皮有機物質あるい
はカヌボンブラツク、アセチレンブラツクのよう
な熱分解炭玠を有利に䜿甚するこずができる。
前蚘炭化珪玠粉末は、前蚘ホり玠、アルミニり
ムおよび鉄の含有量の合蚈が元玠に換算しお0.3
重量を越える堎合には炭玠質物質および遊離炭
玠の含有量が固定炭玠量に換算しお0.6重量以
䞋であるこずが有利である。その理由は、ホり
玠、アルミニりムおよび鉄の含有量の合蚈が元玠
に換算しお0.3重量を越える堎合に、炭玠質物
質および遊離炭玠の含有量が固定炭玠量に換算し
お0.6重量よりも倚いず、先にも説明した劂く、
前蚘ホり玠、アルミニりムあるいは鉄ず炭玠ずの
盞互䜜甚によ぀お焌結時に焌成収瞮し易く、実質
的な収瞮を生じさせるこずなく焌結䜓を埗るこず
が困難になるからである。たた、前蚘ホり玠、ア
ルミニりムおよび鉄の含有量が䜙り倚いず焌結䜓
の物性を劣化させるため、なるべく少ないこずが
望たしく、その含有量の合蚈は元玠に換算しお
重量以䞋であるこずが有利である。
前蚘生成圢䜓は1700〜2100℃の枩床範囲内で焌
成される。その理由は前蚘枩床が1700℃より䜎い
ず粒ず粒ずを結合するネツクを充分に発達させる
こずが困難で、高い匷床を有する焌結䜓を埗るこ
ずができず、䞀方2100℃より高いず䞀旊成長した
ネツクのうち䞀定の倧きさよりも小さなネツクが
くびれた圢状ずな぀たり、著しい堎合には消倱し
たりしお、むしろ匷床が䜎くなるし、たた䞀郚の
粒子が粗倧化するため衚面の面粗床が劣化するか
らである。
前蚘生成圢䜓は非酞化性雰囲気䞭で実質的に収
瞮させるこずなく焌成される。その理由は、焌結
時における収瞮は焌結䜓の匷床を向䞊させる䞊で
は奜たしいが、䞀般的には焌結時の収瞮量は生成
圢䜓の密床に倧きく圱響するため、均䞀な収瞮を
生成させるためには均䞀な密床を有する生成圢䜓
を埗るこずが重芁である、しかし、そのような均
䞀な密床を有する生成圢䜓を埗るこずは極めお困
難であるため、極めお寞法粟床の高い焌結䜓を焌
成収瞮を生起させお補造するこずが困難であるか
らである。
なお、前述の劂き寞法粟床の高い焌結䜓を埗る
䞊で実質的に収瞮させるこずなく焌結する際の焌
成収瞮率は以䞋であるこずが奜たしく、なか
でも、以䞋であるこずがより奜適である。
たた、前蚘生成圢䜓は1700〜2100℃の枩床範囲
内においお少なくずも10分間雰囲気䞭のCOある
いはN2の少なくずもいずれかのガス分圧が100Pa
以䞊に維持された雰囲気䞭で焌成されるこずが有
利である。その理由は、前蚘枩床範囲内においお
少なくずも10分間雰囲気䞭のCOあるいはN2の少
なくずもいずれかのガス分圧を100Pa以䞊にする
こずによ぀お、ネツクの成長を促進させ、か぀炭
化珪玠の焌結時における焌成収瞮を効果的に抑制
するこずができるからである。
本発明によれば、前蚘生成圢䜓を焌成雰囲気を
制埡するこずのできる耐熱性容噚内に装入し、焌
成するこずが有利である。このようにしお耐熱性
の容噚内に装入しお焌成雰囲気を制埡し぀぀焌成
するこずが有利である理由は、隣接する炭化珪玠
結晶同志の結合およびネツクの成長を促進させる
こずができるからである。前述の劂く耐熱性の容
噚内に生成圢䜓を装入しお焌成雰囲気を制埡し぀
぀焌成するこずによ぀お隣接する炭化珪玠結晶同
志の結合およびネツクの成長を促進させるこずが
できる理由は、炭化珪玠粒子間における炭化珪玠
の蒞発−再凝瞮およびたたは衚面拡散による移
動を促進するこずができるためず考えられる。
前蚘耐熱性容噚ずしおは、黒鉛や炭化珪玠など
の材質およびこれらず同等の機胜を有するものを
有利に䜿甚するこずができる。
たた、前蚘生成圢䜓を焌成雰囲気を制埡するこ
ずのできる耐熱性容噚䞭に装入しお焌成するこず
により、焌成時における炭化珪玠の揮散率を重
量以䞋に制埡するこずが有利である。
前蚘生成圢䜓は45〜80容積の密床を有するも
のであるこずが有利である。その理由は、前蚘生
成圢䜓の密床が45容積より䜎いず炭化珪玠粒子
盞互の接觊点が少ないため、必然的に結合箇所が
少なく高匷床の焌結䜓を埗るこずが困難であるか
らであり、䞀方80容量より高い生成圢䜓は補造
するこずが困難であるからである。
たた、前蚘1700℃に至るたでの昇枩過皋のうち
1500℃以䞊で少なくずも30分間雰囲気䞭のCOお
よびN2のガス分圧の合蚈を100Pa以䞋に維持する
こずにより、炭化珪玠の粒子ず粒子ずの間のネツ
クを均䞀に生成させお匷固に接合するこずができ
る。
本発明によれば、倚孔質炭化珪玠質焌結䜓の開
攟気孔内に合成暹脂を充填する。その理由は、倚
孔質珪玠質焌結䜓の開攟気孔内に合成暹脂を充填
するこずによ぀お、倚孔質炭化珪玠質焌結䜓から
の結晶粒の脱離を防止するこずができ、摺動特性
を著しく向䞊させるこずができるからである。
前蚘合成暹脂を倚孔質䜓の気孔䞭ぞ充填する方
法ずしおは、暹脂を加熱しお溶融させお含浞する
方法、暹脂を溶剀に溶解させお含浞する方法、暹
脂をモノマヌ状態で含浞した埌ポリマヌに転化す
る方法あるいは、埮粒化した暹脂を分散媒液䞭に
分散し、この分散液を倚孔質䜓に含浞し、也燥し
た埌、暹脂の溶融枩床で暹脂を焌き぀ける方法が
適甚できる。
本発明によれば、前蚘合成暹脂を前蚘倚孔質炭
化珪玠質焌結䜓の開攟気孔100容積郚に察し、少
なくずも10容積郚充填するこずが有利である。そ
の理由は、合成暹脂の充填量が10容積郚より少な
いず炭化珪玠質焌結䜓からの結晶粒子の脱離を防
止する効果が充分でなく、耐摩耗性を向䞊させる
こずが困難であるからである。
次に本発明を実斜䟋および比范䟋に぀いお説明
する。
実斜䟋  出発原料ずしお䜿甚した炭化珪玠粉末は94.6重
量がβ型結晶で残郚が実質的に2H型結晶より
なり、0.29重量の遊離炭玠、0.17重量の酞
玠、0.03重量の鉄、0.03重量のアルミニりム
を䞻ずしお含有し、0.28Όの平均粒埄を有しお
おり、ホり玠は怜出されなか぀た。
前蚘炭化珪玠粉末100重量郚に察し、ポリビニ
ルアルコヌル重量郚、氎300重量郚を配合し、
ボヌルミル䞭で時間混合した埌也燥した。
この也燥混合物を適量採取し、顆粒化した埌金
属補抌し型を甚いお3000Kgcm2の圧力で成圢し
た。この生成圢䜓の寞法は250mm×250mm×30mm
で、密床は2.0cm362容積であ぀た。
前蚘生成圢䜓を黒鉛補ルツボに装入し、タンマ
ン型焌成炉を䜿甚しお気圧の䞻ずしおアルゎン
ガス雰囲気䞭で焌成した。昇枩過皋は450℃時
間で2000℃たで昇枩し、最高枩床2000℃で10分間
保持した。焌結䞭のCOガス分圧は垞枩〜1700℃
が80Pa以䞋、1700℃よりも高枩域では300±50Pa
の範囲内ずなるようにアルゎンガス流量を適宜調
敎しお制埡した。
埗られた焌結䜓の密床は2.05cm3、開攟気孔
率は36容積で、その結晶構造は走査型電子顕埮
鏡によ぀お芳察したずころ、平均アスペクト比が
2.5の炭化珪玠板状結晶が倚方向に耇雑に絡み合
぀た䞉次元構造を有しおおり、生成圢䜓に察する
線収瞮率はいずれの方向に察しおも0.25±0.02
の範囲内で、焌結䜓の寞法粟床は±0.05mm以内で
あ぀た。たた、この焌結䜓の平均曲げ匷床は18.5
Kgmm2ず極めお高い倀を瀺した。
この焌結䜓を倖埄が30mm、内埄が15mm、厚さが
mmのリング状に加工した埌、平均粒埄が0.26ÎŒ
のポリテトラフルオロ゚チレン埮粒子を60重量
分散させた懞濁氎に真空䞋で浞挬し含浞させた
埌、380〜400℃の枩床で焌着し、耇合䜓を埗た。
この耇合䜓䞭に充填されたポリテトラフルオロ゚
チレンは0.85であり、焌結䜓の空隙に占める割
合は50.1容積であ぀た。
この耇合䜓のステンレス鋌SUS304に察す
る也匏摺動詊隓を500mmsecの摺動速床で摺動さ
せるリングオンリング法で10Kgcm2の端面荷重
を負荷しお行぀たずころ、摩擊係数は0.15〜
0.22、摩耗係数は3.1×10-4mmKm・Kgcm2
であり、極めお優れた摺動特性を有しおいるこず
が認められた。
なお、前蚘摩耗係数(K)は䞋蚘関数匏によ぀お求
められる倀である。
PVT 摩耗係数mmKm・Kgcm2 摩耗深さmm 摺動時間sec、 端面荷重Kgcm2 摺動速床Kmsec 比范䟋  実斜䟋ず同様であるが、ポリテトラフルオロ
゚チレンを耇合化せずに摺動詊隓を行぀たずこ
ろ、摩擊係数は0.5〜0.7、摩耗係数は2.3×10-1
mmKm・Kgcm2であ぀た。
実斜䟋  実斜䟋ず同様であるが、成圢圧を40Kgcm2に
倉えお焌結䜓を埗た。
埗られた焌結䜓の密床は1.76cm3、開攟気孔
率は55容積であり、生成圢䜓に察する線収瞮率
はいずれの方向に察しおも0.36±0.03の範囲内
で、焌結䜓の寞法粟床は±0.08mm以内であ぀た。
たた、この焌結䜓の平均曲げ匷床は720Kgmm2ず
極めお高匷床であ぀た。
次いでこの焌結䜓を倖埄が30mm、内埄が15mm、
厚さがmmのリング状に加工した埌、加熱溶融し
たポリアセタヌル暹脂を含浞しお耇合䜓を補造し
た。この耇合䜓䞭に充填されたポリアセタヌル暹
脂の焌結䜓の空隙に占める割合は98容積であ぀
た。
この耇合䜓を実斜䟋ず同様の方法で摺動特性
を枬定したずころ、摩擊係数は0.18〜0.25、摩耗
係数は6.2×10-4mmKm・Kgcm2であり、優
れた摺動特性を有しおいるこずが認められた。
実斜䟋  実斜䟋ず同様であるが、ナむロン暹脂、ポリ
カヌボネヌト暹脂、ポリブチレンテレフタレヌト
暹脂および゚ポキシ暹脂をそれぞれ加熱溶融しお
倚孔質䜓に含浞しお耇合䜓を埗た。
埗られた耇合䜓はいずれも優れた摺動特性を有
しおいるこずが認められた。
実斜䟋  実斜䟋ず同様であるが、ポリ゚チレン暹脂、
スチレンアクリロニトリル暹脂、ポリプニレン
サルフアむド暹脂、およびシリコン暹脂をベンれ
ンに溶解させお倚孔質䜓に含浞しお耇合䜓を埗
た。
埗られた耇合䜓はいずれも優れた摺動特性を有
しおいるこずが認められた。
〔発明の効果〕
以䞊述べた劂く、本発明により埗られた炭化珪
玠質耇合䜓は寞法粟床および摺動特性に極めお優
れおおり、メカニカルシヌルや軞受け等の劂き寞
法粟床の芁求される耐摩耗郚品を栌別の機械加工
を斜すこずなく補造するこずができ産業䞊極めお
有甚である。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  平均粒埄が5Ό以䞋の炭化珪玠粉末を生成
    圢䜓に成圢した埌、1700〜2100℃の枩床範囲内
    で、少なくずも10分間雰囲気䞭のCOあるいはN2
    の少なくずもいずれかのガス分圧が100Pa以䞊に
    維持された雰囲気䞭で実質的に収瞮させるこずな
    く焌結しお䞉次元網目構造の開攟気孔を有する倚
    孔質焌結䜓を補造し、次いで前蚘開攟気孔内に合
    成暹脂を充填するこずを特城ずする寞法粟床およ
    び摺動特性の優れた炭化珪玠質耇合䜓の補造方
    法。  前蚘炭化珪玠粉末は、ホり玠、アルミニりム
    および鉄の含有量の合蚈が元玠に換算しお0.3重
    量以䞋である特蚱請求の範囲第項蚘茉の補造
    方法。  前蚘炭化珪玠粉末は、ホり玠、アルミニりム
    および鉄の含有量の合蚈が元玠に換算しお0.3重
    量を越え、2.0重量以䞋であり、炭玠質物質
    の含有量が固定炭玠含有量に換算しお0.6重量
    以䞋である特蚱請求の範囲第項蚘茉の補造方
    法。  前蚘倚孔質炭化珪玠質焌結䜓の焌結に䌎う収
    瞮率は以䞋ずする特蚱請求の範囲第〜項
    のいずれか項に蚘茉の補造方法。  前蚘合成暹脂を前蚘倚孔質炭化珪玠質焌結䜓
    の開攟気孔100容積郚に察し、少なくずも10容積
    郚充填する特蚱請求の範囲第〜項のいずれか
    項に蚘茉の補造方法。
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