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JPH0343061Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0343061Y2
JPH0343061Y2 JP1985014183U JP1418385U JPH0343061Y2 JP H0343061 Y2 JPH0343061 Y2 JP H0343061Y2 JP 1985014183 U JP1985014183 U JP 1985014183U JP 1418385 U JP1418385 U JP 1418385U JP H0343061 Y2 JPH0343061 Y2 JP H0343061Y2
Authority
JP
Japan
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light
irradiation
vehicle
predetermined
period
Prior art date
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Expired
Application number
JP1985014183U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61131002U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985014183U priority Critical patent/JPH0343061Y2/ja
Publication of JPS61131002U publication Critical patent/JPS61131002U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0343061Y2 publication Critical patent/JPH0343061Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、対向するライト、例えば対向車の前
照灯からの光を高速作動する光シヤツタにより断
続的に遮断せしめることにより、当該対向車の前
照灯からの光による眩惑を防止するようにした眩
惑防止装置に関する。
[技術の背景] 夜間に自動車がすれ違う際に、対向車が前照灯
の光軸を下向きに切換えていない場合、この対向
車の前照灯からの光によつて運転者が眩惑を受け
るという不具合がある。このような眩惑を防止す
るための装置として、従来、例えば、特開昭52−
101526号公報に見られるように、偏光板を用いる
ことによつて対向車の前照灯からの光を遮る構成
のもの、或いは特開昭49−72830号公報、特開昭
50−138526号公報等に見られるように、液晶板を
用いて対向車の前照灯からの光を遮る構成のもの
が知られている。しかしながら、このような従来
の眩惑防止装置にあつては、例えば偏光板を用い
るものについては、全車に偏光板を装着しないと
効果が発揮し得ないという欠点を有し、また、液
晶板を用いるものにあつては、対向車の前照灯か
らの光を遮つた際に車両前方の視界が全体的に暗
くなつてしまい、本来みえなければならない道路
の凹凸や障害物(歩行者等)を見誤る虞れがあ
る。
そこで、本願考案者らは、先に特願昭59−1718
号において、可視光線を人間の目には連続光に見
える程度の高速で断続もしくは強弱変化させなが
ら車両前方の所定領域へ投光する車載投光器と、
上記車両前方所定領域に対面して配置され、かつ
上記車載投光器から投光される光の照射期間もし
くは強照度期間に同期して高透過率状態に制御さ
れる車載光シヤツタ板とを備え、これにより
Talbotの法則を利用して自車の前方視界を損ね
ることなく対向車の前照灯からの光による眩惑を
確実に防止するようにした新規な眩惑防止装置を
提示している。
上記のように本願考案者らが提示した眩惑防止
装置では、可視光線を人間の目には連続光に見え
る程度の高速で断続もしくは強弱変化させる車載
投光器を使用することになるが、この車載投光
器、即ち、車両用灯具の構成として、従来、連続
光照射を行なうハロゲンランプ等の単一光源の前
に回転するスリツト板を配置するものや、キセノ
ン管等の放電タイプの単一光源を断続発光させる
ものが考えられている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のような車両用灯具では、
Talbotの法則に基づいて所定照射領域の照度を
充分に確保するには当該灯具自体の光度を更に充
分大きなものとしなければならないことから、上
記のように連続光照射を行なう単一光源の前に回
転するスリツト位置を配置するようにした、光源
からの光の一部を利用する灯具にあつては、その
光使用効率が悪く(スリツトによる投光と遮光を
デユーテイー比50%で行なえば、その光使用効率
も50%)、無駄となる光の量が多くなつてしまう。
また、この種の灯具では光源の点滅周期、或い
は照射強度の強弱周期が非常に短くなることから
(例えば、1/100秒程度)、上記のように瞬時に大
電圧をかけて光を照射する放電タイプの光源を断
続発光させるものでは、放電管の発熱、電極の熱
劣化の問題が顕著になる。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもの
で、上記眩惑防止装置に適用できる車両用灯具で
あつて、光使用効率が良く、耐久性の勝れたもの
とすることのできる車両用灯具を提供することを
目的としており、この目的を達成するため、本考
案は、眩惑防止装置を、所定の監視領域に向けて
所定の光量による照射を断続して行う複数の光源
と、上記複数の光源による照射を順次行い各照射
の間にはいずれの光源からも照射が行われない停
止期間が設けられかつ各照射の間隔を人間の目に
は一定の光量に見える周期で繰り返す照射制御手
段と、前記監視領域を監視する監視者と前記監視
領域との間に配置され前記いずれかの光源により
照射が行われている期間では所定の透過率となり
前記停止期間では上記所定の透過率より低い透過
率となる光シヤツタとを備えるように構成したも
のである。
[考案の実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の眩惑防止装置の、光源として
の車両用灯具の概念的な構造の一例を示す図であ
る。同図において、光源となる複数のキセノン管
B1,B2,……,Bn(放電管)が設けられ、各
キセノン管B1乃至BnにリフレクタR1乃至Rn
が装着されている。そして、各リフレクタR1乃
至Rnによつて反射されたキセノン管B1乃至Bn
からの光が夫々レンズL1乃至Lnによつて集光
され、この集光された各光が更に光フアイバF1
乃至Fnによつて導かれるようになつている。ま
た、10は上記のように各光フアイバF1乃至
Fnによつて導かれた各光を集光するためのレン
ズ、11はこのレンズ10によつて集光されたた
光を更に導くための光フアイバであり、この光フ
アイバ11の先端部11aは導かれた光が拡散放
射するように加工されている(例えば球レンズが
設けられる)。そして、光フアイバ11の先端部
11aは、例えば車両前面に位置するように配置
され、ここから放射される光はリフレクタ12に
よつて反射されると共にレンズ13によつて車両
前方の所定領域に所定の配光特性をもつて照射さ
れるようになつている。
第2図は、眩惑光を光シヤツタによつて断続的
に高速遮断等する眩惑防止装置を装着した車両に
第1図に示す灯具を適用した場合の一例を示すブ
ロツク図である。この例は、光源となるキセノン
管を10個(n=10)使用したものである。
同図において、21は所定の周期、例えば100
Hzに相当する周期でトリガパルスを出力する発振
回路、22は発振回路21からのトリガパルスを
カウントしてカウント値が10になる毎にリセツト
されると共に、そのカウント毎に各出力ポートP
1乃至P10から連続して順次パルス信号の切換
出力を行なう10進カウンタ、23a,23b…
…,23jは10進カウンタ22の各出力ポートP
1乃至P10に対応して設けられた単安定マルチ
バイブレータ(以下、単にモノマルチという)で
あり、各モノマルチ23a乃至23jは10進カウ
ンタ22からの出力パルスが入力する毎に所定幅
のパルス信号を出力するようになつている。ま
た、24a,24b,……,24jは第1図で示
した当該灯具の光源となるキセノン管B1乃至B
10を発光させるための駆動回路であり、各駆動
回路24a乃至24jはモノマルチ23a乃至2
3jからの所定幅のパルス信号が入力する毎にそ
れまでに充電した電位を各キセノン管B1乃至B
10に印加するようになつている。
一方、25は発振回路21からのトリガパルス
が入力する毎に所定幅のパルス信号を出力する単
安定マルチバイブレータ(以下、単にモノマルチ
という)、26はモノマルチ25からのパルス信
号を入力する毎に後述するような光シヤツタ30
を高透過率状態に制御する駆動回路であり、上記
キセノン管B1乃至B10のいずれかが点灯状態
の時に光シヤツタ30が高透過率状態に制御され
るようになつている。
ここで、前記光シヤツタ30は車両における運
転者の限られた視界範囲を覆うように車室内等に
取付けられるものであり、その具体的構造は、例
えば第3図に示すようになつている。即ち、
PLZTセラミツク板33を偏光面が夫々直交する
二枚の偏光板34a,34bで挟み、この状態の
ものを更に保護ガラス板35a,35bによつて
挟み込んで筐体31内に収納し、第4図に示すよ
うな光シヤツタ30を完成させている。尚、
PLZTセラミツク板33の電極リード線36a,
36bは筐体31に設けたフレキシブルチユーブ
32内を通して外部に引出すようにしている(第
4図参照)。
次に、第2図に示す装置の作動について説明す
る。
発振回路21から、例えば100Hzの周波数のト
リガパルスが出力されると、このトリガパルスに
同期して作動するモノマルチ25及び駆動回路2
6によつて、上記トリガパルスの出力毎にモノマ
ルチ25からの出力パルス幅で決る時間だけ光シ
ヤツタ30が高透過率に制御される。尚、光シヤ
ツタ30のオン・オフ(高透過率・低透過率)作
動のデユーテイ比は例えば1/30程度である。こ
のように高透過率状態と低透過率状態を交互に繰
り返す光シヤツタ30を介して対向車の前照灯か
らの光を見ると、Talbotの法則に従つて実際の
前照灯の明るさより暗く感ずることになり、当該
対向車の前照灯からの光によつて眩惑されること
が極力防止される。
一方、発振回路21からのトリガパルスが10進
カウンタ22に入力する毎に当該10進カウンタ2
2の各出力ポートP1乃至P10から連続して順
次パルス信号の切換出力がなされる。即ち、10進
カウンタ22の各出力ポートP1乃至P10から
の信号出力周期は、発振回路21からのトリガパ
ルスの出力周期の10倍となる。そして、10進カウ
ンタ21の各出力ポートP1乃至P10からのパ
ルス信号に同期して作動するモノマルチ23a乃
至23j及び駆動回路24a乃至24jによつて
各キセノン管B1乃至B10が順番に点滅を繰り
返す。この時、各キセノン管B1乃至B10の発
光周期は、10進カウンタ22の各出力ポートP1
乃至P10からの信号出力周期と同様に、発振回
路21からのトリガパルスの出力周期の10倍とな
り、各キセノン管B1乃至B10は10Hzにて点滅
を繰り返す。そして、このように順次連続して点
滅を繰り返すキセノン管B1乃至B10からの光
が、レンズL1乃至L10、光フアイバF1乃至
F10を介し、更にレンズ10及び光フアイバ1
1を介して当該光フアイバ11の先端部11aか
ら放射される。この時、各キセノン管B1乃至B
10からの光が光フアイバ11の先端部11aに
夫々並列的に導かれることから、当該先端部11
aからは、100Hz(10Hz×10)、即ち、発振回路2
1からのトリガパルスに同期して光が放射される
ことになる。従つて、前記光シヤツタ30が高透
過率状態の時に光フアイバ11の先端部11aか
ら光が放射される一方、光シヤツタ30が低透過
率状態の時に同先端部11aから光が放射されな
い停止期間であることから、この光フアイバ11
の先端部11aからの光がリフレクタ12によつ
て反射されレンズ13を介して車両前方の所定領
域を照射する際、当該領域内の物体で反射される
当該照射光は光シヤツタ30を透過して直接運転
者の目に届くことになる。よつて、当該運転者は
通常の明るさで当該領域内の物体を確認すること
ができる。尚、この場合、各キセノン管B1乃至
B10の光度は、Talbotの法則に従つて、100Hz
での照射において通常の前照灯の光度と同程度に
感ずるものに設定されている。
上記のように、本実施例によれば、1つのキセ
ノン管について着目すると、従来の単一のキセノ
ン管を用いた灯具に比べ、その発光周期が10倍と
なることから、発光後の充電時間が長くなつて効
率の良い発光作動が可能となり、また、当該発光
後の冷却時間が長くなり、当該キセノン管の発熱
量を軽減することができると共に、電極の熱によ
る劣化をより少ないものとすることができる。
また、当該眩惑防止装置を前照灯として利用す
る場合にあつても、光源となる各キセノン管、各
レンズ及び各光フアイバを車両前面部から後方に
配置することが可能であり、従来の車両における
前照灯に関する意匠を特に変更しなくても済む。
尚、光シヤツタ30の主要部を構成するPLZT
セラミツク板33を液晶板に変更しても同様の光
シヤツタを構成することができる。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、複
数の光源を、各照射間にはいずれの光源からも照
射が行われない停止期間を経て順次点灯させ、各
照射の間隔を人間の目には一定の光量に見える周
期で行い、いずれかの光源により照射が行われて
いる期間では光シヤツタを所定の透過率とし、停
止期間では所定の透過率より低い透過率となるよ
うにした。
そのため、当該監視者が監視する監視領域の明
るさを確保したまゝ、対向するライト、例えば対
向車の前照灯による眩惑を防止することができる
と共に、光源から放射される光の使用率を向上さ
せることができ、また光源の耐久性を向上させる
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用灯具の概念的な構
造の一例を示す図、第2図は眩惑光を光シヤツタ
によつて断続的に高速遮断等する眩惑防止装置を
装着した車両に第1図に示す灯具を適用した場合
の一例を示すブロツク図、第3図及び第4図は第
2図における光シヤツタの具体的構造の例を示す
斜視図である。 B1乃至Bn……キセノン管、R1乃至Rn……
リフレクタ、L1乃至Ln……レンズ、F1乃至
Fn……光フアイバ、10……レンズ、11……
光フアイバ、12……リフレクタ、13……レン
ズ、21……発振回路、22……10進カウンタ、
23a乃至23j……単安定マルチバイブレータ
(モノマルチ)、24a乃至24j……駆動回路、
25……単安定マルチバイブレータ(モノマル
チ)、26……駆動回路、30……光シヤツタ、
31……筐体、33……PLZTセラミツク板、3
4a,34b……偏光板、35a,35b……保
護ガラス板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所定の監視領域に向けて所定の光量による照射
    を断続して行う複数の光源と、 上記複数の光源による照射を順次行い各照射の
    間にはいずれの光源からも照射が行われない停止
    期間が設けられかつ各照射の間隔を人間の目には
    一定の光量に見える周期で繰り返す照射制御手段
    と、 前記監視領域を監視する監視者と前記監視領域
    との間に配置され前記いずれかの光源により照射
    が行われている期間では所定の透過率となり前記
    停止期間では上記所定の透過率より低い透過率と
    なる光シヤツタと、 を備えたことを特徴とする眩惑防止装置。
JP1985014183U 1985-02-05 1985-02-05 Expired JPH0343061Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985014183U JPH0343061Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985014183U JPH0343061Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61131002U JPS61131002U (ja) 1986-08-16
JPH0343061Y2 true JPH0343061Y2 (ja) 1991-09-10

Family

ID=30498877

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JP1985014183U Expired JPH0343061Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58165999U (ja) * 1982-04-30 1983-11-05 クロイ電機株式会社 複数放電灯点灯装置

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JPS61131002U (ja) 1986-08-16

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