JPH0331764Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0331764Y2 JPH0331764Y2 JP1984143676U JP14367684U JPH0331764Y2 JP H0331764 Y2 JPH0331764 Y2 JP H0331764Y2 JP 1984143676 U JP1984143676 U JP 1984143676U JP 14367684 U JP14367684 U JP 14367684U JP H0331764 Y2 JPH0331764 Y2 JP H0331764Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- base material
- decorative
- sound insulation
- decorative sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
この考案は、遮音シートに関する。
従来、遮音シートは、ゴム、ポリ塩化ビニル等
の遮音性のある材質をシート状にして伸縮防止の
ための不織布を貼つたりしたもので、壁、天井、
床に貼つて使用されるのが、一般的であるが、そ
の際、一般的には接着剤が必要で、それに伴う養
生、乾燥の時間が必要であつた。また、遮音シー
トを内装仕上げ面に施工する場合、遮音シートの
上に化粧シートを積層する工程が必要であり、良
好な仕上がりを得るのが難しく、施工時間も長く
かかるという問題があつた。
の遮音性のある材質をシート状にして伸縮防止の
ための不織布を貼つたりしたもので、壁、天井、
床に貼つて使用されるのが、一般的であるが、そ
の際、一般的には接着剤が必要で、それに伴う養
生、乾燥の時間が必要であつた。また、遮音シー
トを内装仕上げ面に施工する場合、遮音シートの
上に化粧シートを積層する工程が必要であり、良
好な仕上がりを得るのが難しく、施工時間も長く
かかるという問題があつた。
従来の遮音シートの中には、遮音シート自体に
粘着性を持たせて、遮音シートの施工に接着剤を
使用しなくてもよいようにしたものもあるが、こ
のような遮音シートでも、壁等の化粧仕上げをす
る際には、接着剤などを使用して化粧シートを貼
りつけなくてはならず、やはり、養生、乾燥時間
が長くかかることになるので、施工能率の向上が
あまり図れない。しかも、ゴムおよびアスフアル
トの混合物からなる基材の表面に直接、化粧シー
トを積層すると、アスフアルト中のタール性分が
染み出して、化粧シートの表面に現出された美麗
や装飾模様や着色模様などに悪影響を与え、仕上
がり外観が悪くなつてしまい、化粧シートによる
美装性が損なわれるという問題もあつた。
粘着性を持たせて、遮音シートの施工に接着剤を
使用しなくてもよいようにしたものもあるが、こ
のような遮音シートでも、壁等の化粧仕上げをす
る際には、接着剤などを使用して化粧シートを貼
りつけなくてはならず、やはり、養生、乾燥時間
が長くかかることになるので、施工能率の向上が
あまり図れない。しかも、ゴムおよびアスフアル
トの混合物からなる基材の表面に直接、化粧シー
トを積層すると、アスフアルト中のタール性分が
染み出して、化粧シートの表面に現出された美麗
や装飾模様や着色模様などに悪影響を与え、仕上
がり外観が悪くなつてしまい、化粧シートによる
美装性が損なわれるという問題もあつた。
この考案は、前記従来の問題を解消するため、
粘着面を持ち化粧面も備えていて、施工の容易な
遮音シートを提供することをその目的とする。
粘着面を持ち化粧面も備えていて、施工の容易な
遮音シートを提供することをその目的とする。
この考案は、ゴムおよびアスフアルトの混合物
をシート状にしたものを基材とし、この基材の表
面が粘着面になつており、基材中に不織布が埋設
されていて、基材の片側の表面にベースシートを
介し化粧シートが積層されていことを特徴とする
遮音シートをその要旨とする。つまり、この考案
の遮音シートは、粘着性を持つ材質よりなる遮音
シートなので、壁、天井、床等に貼りつける際に
接着剤が必要でない。
をシート状にしたものを基材とし、この基材の表
面が粘着面になつており、基材中に不織布が埋設
されていて、基材の片側の表面にベースシートを
介し化粧シートが積層されていことを特徴とする
遮音シートをその要旨とする。つまり、この考案
の遮音シートは、粘着性を持つ材質よりなる遮音
シートなので、壁、天井、床等に貼りつける際に
接着剤が必要でない。
以下に、これをその実施例をあらわす図面にも
とづいて詳しく説明する。
とづいて詳しく説明する。
第1図は、この考案の一実施例をあらわす。1
はゴムとアスフアルトを混ぜてシート状にした基
材であつて、ゴムとアスフアルトの混合比は、遮
音性および粘着性等を主に考慮して定められるの
であり、特に限定されない。このような組み合わ
せからなる材質は遮音性と共に粘着性をも持つて
いるので、基材表面は粘着面2になつている。
はゴムとアスフアルトを混ぜてシート状にした基
材であつて、ゴムとアスフアルトの混合比は、遮
音性および粘着性等を主に考慮して定められるの
であり、特に限定されない。このような組み合わ
せからなる材質は遮音性と共に粘着性をも持つて
いるので、基材表面は粘着面2になつている。
基材1中には不織布4が埋設されてあり、基材
1の寸法安定を図つている。
1の寸法安定を図つている。
基材1の下地材等との接着面は、離型紙3で被
われており、使用時、離型紙をはがす。
われており、使用時、離型紙をはがす。
離型紙3で被つていない基材1の表面には、ベ
ースシート5を介して化粧シート6を積層してい
る。基材表面に直接、化粧シート6を積層する
と、基材アスフアルト中のタール性分が染み出て
表面の化粧シート6に影響を与えるので、これを
防ぐため、基材1と化粧シート6の間にベースシ
ート5を介在させる。ベースシート5の材質は、
タール性分が染み出るのを防ぐものなら特に限定
されないが、アルミニウムや合成樹脂等があげら
れる。化粧シート6の材質は、木材(化粧単板
等)、合成樹脂、布等、特に限定されない。化粧
シート6は、表面の化粧仕上げを行えるとともに
遮音シート全体の寸法安定を図る機能もある。
ースシート5を介して化粧シート6を積層してい
る。基材表面に直接、化粧シート6を積層する
と、基材アスフアルト中のタール性分が染み出て
表面の化粧シート6に影響を与えるので、これを
防ぐため、基材1と化粧シート6の間にベースシ
ート5を介在させる。ベースシート5の材質は、
タール性分が染み出るのを防ぐものなら特に限定
されないが、アルミニウムや合成樹脂等があげら
れる。化粧シート6の材質は、木材(化粧単板
等)、合成樹脂、布等、特に限定されない。化粧
シート6は、表面の化粧仕上げを行えるとともに
遮音シート全体の寸法安定を図る機能もある。
この考案は、上記のように構成されており、基
材表面が粘着面になつているので、壁、天井、床
等に貼りつける際、接着剤が不要となり、そのた
め、接着剤使用に伴う養生、乾燥の時間も必要で
はなくなる。また基材自体が粘着性を持つている
ので、むらなく壁、天井、床等と一体化できると
いう効果も得られる。
材表面が粘着面になつているので、壁、天井、床
等に貼りつける際、接着剤が不要となり、そのた
め、接着剤使用に伴う養生、乾燥の時間も必要で
はなくなる。また基材自体が粘着性を持つている
ので、むらなく壁、天井、床等と一体化できると
いう効果も得られる。
さらに、この考案では、基材の片側表面にベー
スシートを介して化粧シートを積層しているの
で、遮音シートを施工するだけで、壁等の内装仕
上げまでが完了する。
スシートを介して化粧シートを積層しているの
で、遮音シートを施工するだけで、壁等の内装仕
上げまでが完了する。
すなわち、この考案では、遮音シートの製造段
階では、遮音シートの表面にベースシートを介し
て化粧シートを予め積層しておくことにより、施
工現場では、遮音シートの粘着面を施工場所に貼
りつけるだけの極めて簡単な作業のみで、遮音シ
ートの施工と同時に化粧シートによる内装仕上げ
までが行え、接着剤の養生、乾燥時間が全く不要
になるのである。従来のごとく、施工現場に貼り
つけられた遮音シートの表面に、さらに化粧シー
トを貼りつける作業は、かなり技術を要し、作業
時間が長くかかるとともに仕上がりにばらつきが
生じ易いが、この考案のごとく、遮音シートの製
造段階で化粧シートと積層しておけば、遮音シー
トと化粧シートの一体性は非常に良好であり、施
工現場における作業が簡単になり、その仕上がり
も良好になる。
階では、遮音シートの表面にベースシートを介し
て化粧シートを予め積層しておくことにより、施
工現場では、遮音シートの粘着面を施工場所に貼
りつけるだけの極めて簡単な作業のみで、遮音シ
ートの施工と同時に化粧シートによる内装仕上げ
までが行え、接着剤の養生、乾燥時間が全く不要
になるのである。従来のごとく、施工現場に貼り
つけられた遮音シートの表面に、さらに化粧シー
トを貼りつける作業は、かなり技術を要し、作業
時間が長くかかるとともに仕上がりにばらつきが
生じ易いが、この考案のごとく、遮音シートの製
造段階で化粧シートと積層しておけば、遮音シー
トと化粧シートの一体性は非常に良好であり、施
工現場における作業が簡単になり、その仕上がり
も良好になる。
基材中のアスフアルトは、遮音シートに適度な
遮音性および粘着性を持たせるために非常に重要
な材料であるが、アスフアルトに含まれるタール
性分が化粧面側に染み出すと、美麗な装飾模様や
着色が施された化粧シートに悪影響を与え、化粧
シートによる内装仕上がりの外観が悪くなる。
遮音性および粘着性を持たせるために非常に重要
な材料であるが、アスフアルトに含まれるタール
性分が化粧面側に染み出すと、美麗な装飾模様や
着色が施された化粧シートに悪影響を与え、化粧
シートによる内装仕上がりの外観が悪くなる。
その点、この考案では、遮音シートの基材と化
粧シートの間にはベースシートが介在しているの
で、基材中のタール性分の染み出しによる化粧シ
ートへの悪影響もなく、良好な内装仕上げ面が得
られるのである。
粧シートの間にはベースシートが介在しているの
で、基材中のタール性分の染み出しによる化粧シ
ートへの悪影響もなく、良好な内装仕上げ面が得
られるのである。
第1図はこの考案にかかる遮音シートの実施例
を示す断面図である。 1……基材、2……粘着面、3……離型紙、4
……不織布、5……ベースシート、6……化粧シ
ート。
を示す断面図である。 1……基材、2……粘着面、3……離型紙、4
……不織布、5……ベースシート、6……化粧シ
ート。
Claims (1)
- ゴムおよびアスフアルトの混合物をシート状に
したものを基材とし、この基材の表面が粘着面に
なつており、基材中に不織布が埋設されていて、
基材の片側の表面にベースシートを介し化粧シー
トが積層されていることを特徴とする遮音シー
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984143676U JPH0331764Y2 (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984143676U JPH0331764Y2 (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6158304U JPS6158304U (ja) | 1986-04-19 |
JPH0331764Y2 true JPH0331764Y2 (ja) | 1991-07-05 |
Family
ID=30701966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984143676U Expired JPH0331764Y2 (ja) | 1984-09-22 | 1984-09-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0331764Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH031460Y2 (ja) * | 1986-07-21 | 1991-01-17 | ||
JPH0425845Y2 (ja) * | 1986-10-17 | 1992-06-22 | ||
JPH059161Y2 (ja) * | 1988-09-21 | 1993-03-08 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5673738A (en) * | 1979-11-15 | 1981-06-18 | Matsushita Electric Works Ltd | Sheet for sound insulation |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58182996U (ja) * | 1982-06-01 | 1983-12-06 | 日瀝化学工業株式会社 | 遮音材 |
-
1984
- 1984-09-22 JP JP1984143676U patent/JPH0331764Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5673738A (en) * | 1979-11-15 | 1981-06-18 | Matsushita Electric Works Ltd | Sheet for sound insulation |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6158304U (ja) | 1986-04-19 |
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