JPH03288041A - プロペラシャフトおよびそのダイナミックダンパ - Google Patents
プロペラシャフトおよびそのダイナミックダンパInfo
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- JPH03288041A JPH03288041A JP8693690A JP8693690A JPH03288041A JP H03288041 A JPH03288041 A JP H03288041A JP 8693690 A JP8693690 A JP 8693690A JP 8693690 A JP8693690 A JP 8693690A JP H03288041 A JPH03288041 A JP H03288041A
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
シャフトに関するものである。
自動車においてはトランスミッションと差動装置とをプ
ロペラシャフトで連結して動力伝達を行なっている。ま
た、例えば第5図に示すような四輪駆動車においてはト
ランスミッション1に連結されたトランスファ2と前後
に設けられた差動装置3.4とをプロペラいる。図中7
はエンジン、8は車輪である。
かも変動をともなう高いトルクを伝達するので振動、騒
音の発生源となりやすい。
らなるシャフト9の両端にジヨイント10.11を固着
したプロペラシャフト12の内部にダイナミックダンパ
13を設けて振動、騒音の発生を抑制するようにしたも
のがある。このダイナミックダンパ13は第7図に示す
ように外筒14にゴム等の弾性体15を介して円柱状の
おもり16を挿入し接着したものであり、シャフト9内
に外筒14とシャフト9とのはめあいによって取付けら
れている。
13をシャフト9と外筒14とのはめあいによって固定
するので次のような問題がある。
で発生する加速度、振動によってダイナミックダンパ1
3が移動しないようにはめあいを確実にして強固に固定
する必要があるので、シャフト9の内径および外筒14
の外径の寸法に高い精度が要求されるために生産性が低
くコストがかかる。また、はめあいが強固でしかもダイ
ナミックダンパ13をシャフト9の中央部に挿嵌するた
めには大きな力で圧入するための圧入装置および治具が
必要であるので生産設備にコストがかかるという問題が
ある。
ナミックダンパを容易に強固に装着することができるプ
ロペラシャフトを提供することを目的とする。
フト17の中空のシャフト18内に外周面にゴム層23
を設けた円柱状のダイナミックダンパ19を挿嵌したこ
とを特徴とする。
とにより、ゴム層23の弾性変形によってダイナミック
ダンパ19をシャフト18内に容易に挿嵌することがで
きるとともにゴム層23の弾性力によって強固に固定す
ることができる。
説明する。
。第1図において、中空のシャフト18の内部に円柱状
のダイナミックダンパ19が挿嵌されている。シャフト
18は偏肉がなく肉厚の薄い中空鋼管である。ダイナミ
ックダンパ19は円筒状の外筒20に弾性体21を介し
て円柱状のおもり22を挿入接着したものであり、外筒
20の外周面にゴム層23が設けられている。弾性体2
1としてゴムを用いて外筒20およびおもり22に焼付
けてもよい。第2図に示すようにダイナミックダンパ1
9のゴム層23の外径りはシャフト18の内径dよりも
大きく設定されており、シャフト18内に挿嵌されたダ
イナミックダンパ19はゴム層23の弾性力によって固
定されるようになっている。また、ダイナミックダンパ
19の両端部付近のゴム層23は肉厚が薄くなっており
ダイナミックダンパ19の両端部の外径を小さくしてシ
ャフト18に挿嵌し易くなっている。
ヨイントを構成するヨーク24.25が取付けられてお
り密閉されている。
する。
同様にヨーク24.25によって構成されるフック式ジ
ヨイントを介してトランスミッション、差動装置、トラ
ンスファ等に接続される。
dよりも大径であるが、ゴム層23は圧縮されて弾性変
形するのでシャフト18に挿嵌することができる。シャ
フト18に挿嵌されたダイナミックダンパ19はゴム層
23の外周面とシャフト18の内周面との摩擦および弾
性力によって固定される。このとき、ゴム層23の弾性
変形によってシャフト18の内径および外筒20の外径
の寸法公差が吸収されるのでシャフト18の内径および
外筒20の外径寸法に多少の誤差があってもゴム層23
の外周面はシャフト18の内周面に密着することになり
ダイナミックダンパ19は強固に固定される。また、ゴ
ム層23の肉厚および硬度によってゴム層23とシャフ
ト18との摩擦力の大きさを調節することができるので
プロペラシャフト17にかかる加速度、振動およびダイ
ナミックダンパ19の重量を考慮してゴム層23の肉厚
(外径)および硬度を設定することによってダイナミッ
クダンパ19の移動を防止することができる。
ャフト18の内面あるいはゴム層23に石鹸水等の潤滑
剤を塗布することによってシャフト18とゴム層23と
の摩擦を小さくすることができるので、例えば第4図に
示すように、石鹸水等を塗布したダイナミックダンパ1
9をシャフト18内に挿嵌し、シャフト18内に挿入可
能な長い柄を有する治具26を用いて所定位置まで手作
業で圧入することによって藺単に行なうことができる。
石鹸水等の潤滑剤が乾燥することによってシャフト18
とゴム層23との摩擦が大きくなりダイナミックダンパ
19は強固に固定される。また、潤滑剤の乾燥後、シャ
フト18の両端にヨーク24.25が取付けられること
によってシャフト18内は密閉されるのでシャフト18
に装着されたダイナミックダンパ19のゴム層23の摩
擦力が減少することはない。
のシャフト内に外周面にゴム層を設けた円柱状のダイナ
ミックダンパを挿嵌したことにより、ゴム層の弾性変形
によってダイナミックダンパをシャフト内に容易に挿嵌
するできるとともにゴム層の弾性力によって強固に固定
することができる。その結果、ダイナミックダンパをシ
ャフトに挿嵌する際に圧入するための力が小さくてすむ
ので圧入装置なしで挿嵌することができる。また、ゴム
層に石鹸水等の潤滑剤を塗布することによって挿嵌時の
摩擦を低減して、治具を用いて手作業で容易に挿嵌する
ことができる。
ミックダンパの外径の寸法に多少の誤差があってもゴム
層の外周面はシャフトの内周面に密着することになりダ
イナミックダンパは強固に固定される。そのため、シャ
フトの寸法精度を高くしなくてすむので生産性が向上し
てコストが安くなるという優れた効果を奏する。
図は本発明の一実施例のダイナミックダンパの一部縦断
面図、第3図は本発明の一実施例を一部破断じて示した
図、第4図は本実施例の装置においてシャフトにダイナ
ミックダンパを挿嵌するところを示す一部縦断面図、第
5図は四輪駆動車の動力伝達系を示す図、第6図は従来
のプロペラシャフトを一部破断して示す図、第7図は従
来のプロペラシャフトの要部の一部縦断面図である。 第1図 17−・・プロへラシャフト 18・・・シャフト 19・・・ダイナミックダンパ 23・・・ゴム層
Claims (1)
- (1)回転力を伝達する中空のシャフトに、外周面にゴ
ム層を設けた円柱状のダイナミックダンパを挿嵌してな
ることを特徴とするプロペラシャフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08693690A JP3195949B2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | プロペラシャフトおよびそのダイナミックダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08693690A JP3195949B2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | プロペラシャフトおよびそのダイナミックダンパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03288041A true JPH03288041A (ja) | 1991-12-18 |
JP3195949B2 JP3195949B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=13900756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08693690A Expired - Lifetime JP3195949B2 (ja) | 1990-03-31 | 1990-03-31 | プロペラシャフトおよびそのダイナミックダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3195949B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1990
- 1990-03-31 JP JP08693690A patent/JP3195949B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3195949B2 (ja) | 2001-08-06 |
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