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JPH0326245Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0326245Y2
JPH0326245Y2 JP1984174611U JP17461184U JPH0326245Y2 JP H0326245 Y2 JPH0326245 Y2 JP H0326245Y2 JP 1984174611 U JP1984174611 U JP 1984174611U JP 17461184 U JP17461184 U JP 17461184U JP H0326245 Y2 JPH0326245 Y2 JP H0326245Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve seat
cylinder head
recess
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984174611U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6191045U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1984174611U priority Critical patent/JPH0326245Y2/ja
Publication of JPS6191045U publication Critical patent/JPS6191045U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0326245Y2 publication Critical patent/JPH0326245Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関のシリンダヘツドにおい
て、互いに接近する吸気弁用弁シートと、排気弁
用弁シートとの間の部分(以下単に弁間部分と称
する)に生ずる亀裂を防止するための装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
シリンダヘツドにおける弁間部分に発生する亀
裂を防止するために、先行技術として実公昭52−
9443号公報及び特開昭55−84809号は、第6図に
示すように、シリンダヘツド10の下面のうち、
吸気弁用弁シート60と排気弁用弁シート80と
の間の弁間部分40に、溝状の凹部90を、吸気
弁用弁シート60の外周と排気弁用弁シート80
の外周とを互いに連通するように設けることによ
り、前記弁間部分40を、吸気ポートからの吸気
にて積極的に冷却することを提案している。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この先行技術は、シリンダヘツド10
の下面のうち前記弁間部分40に設けた溝状凹部
90の深さ寸法を、吸気弁用弁シート60の外周
側と、排気弁用弁シート80の外周側との両方に
おいて同じ深さ寸法に構成したものであるから、
当該溝状凹部90には、吸気弁50がその開き始
めるとき及び閉じる直前のときの両方の時期にお
いて弁シート60から少し離れた状態になつたと
きに、低温の吸入混合気が実線矢印Aで示すよう
に集中的に流れる一方、排気弁70がその開き始
めるとき及び閉じる直前のときの両方の時期にお
いて弁シート80から少し離れた状態になつたと
きに、高温の排気ガスが点線矢印Bで示すように
集中的に流れることになる。
つまり、前記溝状凹部90には、低温の吸入混
合気と高温の排気ガスとが相当の流速を持つて交
互に流れることになり、従つて、前記弁間部分4
0に対する熱負荷の繰り返しが大きくて弁間部分
の熱疲労が増大することになるから、前記弁間部
分の亀裂防止の効果が低いのであつた。
本考案は、前記先行技術のように、シリンダヘ
ツドの下面のうち弁間部分に凹部を設けるにおい
て、該凹部には、主として低温の吸気混合気が流
れ、高温の排気ガスが流れるのを少なくすること
により、前記弁間部分に亀裂が発生することを確
実に防止できるようにすることを技術的課題とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
この技術的課題を達成するため本考案は、吸気
ポートが燃焼室に開口する部分に吸気弁用の弁シ
ートを、排気ポートが開口する部分に排気弁用の
弁シートを、これら両弁シートの下面がシリンダ
ヘツドの下面からシリンダヘツド内に凹むように
して嵌着し、且つ、前記シリンダヘツドの下面の
うち前記両弁シート間の弁間部分に、凹部を、当
該凹部が前記吸気弁用弁シートの外周から前記排
気弁用弁シートの外周に向かつて延びるように設
けて成るシリンダヘツドにおいて、前記凹部のシ
リンダヘツド下面からの深さを、吸気弁用弁シー
ト側では深くする一方、排気弁用弁シート側では
浅くするか又は零にするように構成した。
〔考案の作用・効果〕
シリンダヘツドの下面のうち弁間部分に設けら
れる凹部の深さを、前記のように、吸気弁用弁シ
ート側において深くしたことにより、この凹部内
には、吸気弁がその開き始めるとき及び閉じる直
前のときの両方の時期において弁シートから少し
離れた状態になつたときに、低温の吸入混合気を
積極的に導入できる一方、前記凹部の深さを、排
気弁用弁シート側において浅く又は零にしたこと
により、排気弁がその開き始めるとき及び閉じる
直前のときの両方の時期において弁シートから少
し離れた状態になつたときに、当該凹部に流入す
る排気ガスの量を、前記先行技術の場合よりも大
幅に低減することができる。
つまり、前記凹部におけるシリンダヘツド下面
からの深さを、吸気弁用弁シート側では深くする
一方、排気弁用弁シート側では浅くするか又は零
にするように構成したことにより、当該凹部内へ
の高温の排気ガスの流入を低減し、凹部内に低温
の吸気混合気を積極的に導入できて、弁間部分に
対する低温の吸気混合気による冷却性を向上でき
るから、前記先行技術のように凹部に高温の排気
ガスと低温の吸気混合気とが交互に流れることに
よる熱負荷の繰り返しを、確実に低減できるので
ある。
従つて、本考案によると、弁間部分に凹部を設
けたことによつて生じる弁間部分の熱疲労の増大
がなく、熱疲労に伴う弁間部分の亀裂発生を確実
に低減できる効果を有する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面(第1図及び第2
図)について説明すると、図において符号1はシ
リンダヘツドを示し、該シリンダヘツド1には、
吸気ポート2と排気ポート3とが、これら両ポー
ト2,3の燃焼室への開口部の間に弁間部分4を
有するようにして形成されている。
前記吸気ポート2の燃焼室への開口部には、吸
気弁5用の弁シート6が、排気ポート3の燃焼室
への開口部には、排気弁7用の弁シート8が、こ
れら両弁シート6,8の下面がシリンダヘツド1
の下面1aからシリンダヘツド1内に適宜深さH
凹んだ位置に嵌着されている(但し、この両弁シ
ート6,8は、シリンダヘツドの鋳造時において
同時にシリンダヘツド内に鋳込むようにしても良
い)。
そして、前記シリンダヘツド1の下面1aのう
ち前記弁間部分4の位置に、溝状の凹部9を、当
該凹部9が前記吸気弁用弁シート6の外周から前
記排気弁用弁シート8の外周に向かつて延びるよ
うに設けるにおいて、該凹部9のシリンダヘツド
下面1aからの深さを、吸気弁用弁シート6側に
おいては深い寸法h1に、排気弁用弁シート8側に
おいて浅い寸法h2に構成する。
なお、この場合において、前記凹部9の深さ
を、第3図に示すように排気弁用弁シート8側に
おいて零になるように、換言すると、凹部9を、
当該凹部9における排気弁用弁シート8側の終端
が排気弁用弁シート8に近接した部位に位置する
ように構成しても良いのである。
このように凹部9のシリンダヘツド下面1aか
らの深さを、吸気弁用弁シート6側においては深
い寸法h1に構成したことにより、吸気ポート2か
ら燃焼室に流入する吸気混合気を、吸気弁5が第
1図に示すようにその開き始めるとき及び閉じる
直前のときの両方の時期において弁シート6から
少し離れた状態になつたときに、前記凹部9内に
積極的に導くことができる一方、前記凹部9のシ
リンダヘツド下面1aからの深さを、排気弁用弁
シート8側において浅い寸法h2又は零に構成した
ことにより、排気弁7が第1図に示すようにその
開き始めるとき及び閉じる直前のときの両方の時
期において弁シート8から少し離れた状態になつ
たときに、前記凹部9に流入する排気ガスの量
を、大幅に低減することができるのであり、換言
すると、前記凹部9内への高温の排気ガスの流入
を低減して、凹部9内に低温の吸気混合気を積極
的に導入することができるのである。
なお、前記実施例は、凹部9を溝状にした場合
であつたが、凹部を溝状にすることに代えて、第
4図及び第5図に示すように平面において円弧状
の周輪郭9a′を有する凹部9aに形成しても良
く、また、凹部の底面を前記各実施例のように傾
斜状に形成することに代えて、第3図に二点鎖線
Cで示すように、段を有する凹部9bに構成して
も良いのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示すシリンダヘ
ツドの要部縦断正面図、第2図は第1図の底面
図、第3図は本考案の第2実施例を示すシリンダ
ヘツドの要部縦断正面図、第4図は本考案の第3
実施例を示すシリンダヘツドの要部縦断正面図、
第5図は第4図の底面図、第6図は従来のものを
示すシリンダヘツドの要部縦断正面図である。 1……シリンダヘツド、2……吸気ポート、3
……排気ポート、4…弁間部分、5……吸気弁、
6……吸気弁用弁シート、7……排気弁、8……
排気弁用弁シート、9,19a,9b……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸気ポートが燃焼室に開口する部分に吸気弁用
    の弁シートを、排気ポートが開口する部分に排気
    弁用の弁シートを、これら両弁シートの下面がシ
    リンダヘツドの下面からシリンダヘツド内に凹む
    ようにして嵌着し、且つ、前記シリンダヘツドの
    下面のうち前記両弁シート間の弁間部分に、凹部
    を、当該凹部が前記吸気弁用弁シートの外周から
    前記排気弁用弁シートの外周に向かつて延びるよ
    うに設けて成るシリンダヘツドにおいて、前記凹
    部のシリンダヘツド下面からの深さを、吸気弁用
    弁シート側では深くする一方、排気弁用弁シート
    側では浅くするか又は零にするように構成したこ
    とを特徴とするシリンダヘツドにおける弁間亀裂
    の防止装置。
JP1984174611U 1984-11-16 1984-11-16 Expired JPH0326245Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984174611U JPH0326245Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

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JP1984174611U JPH0326245Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

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JPS6191045U JPS6191045U (ja) 1986-06-13
JPH0326245Y2 true JPH0326245Y2 (ja) 1991-06-06

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS594521B2 (ja) * 1978-12-18 1984-01-30 日野自動車株式会社 内燃機関の排気弁冷却装置
JPS58177546U (ja) * 1982-05-24 1983-11-28 日産ディーゼル工業株式会社 内燃機関の燃焼室

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JPS6191045U (ja) 1986-06-13

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