JPH03259580A - 気体レーザ発振器 - Google Patents
気体レーザ発振器Info
- Publication number
- JPH03259580A JPH03259580A JP5632990A JP5632990A JPH03259580A JP H03259580 A JPH03259580 A JP H03259580A JP 5632990 A JP5632990 A JP 5632990A JP 5632990 A JP5632990 A JP 5632990A JP H03259580 A JPH03259580 A JP H03259580A
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- JP
- Japan
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- electrodes
- discharge
- laser
- noble metal
- laser oscillator
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、気体レーザ発振器に関し、特に放電励起方式
の気体レーザ発振器に関するものである。
の気体レーザ発振器に関するものである。
(従来の技術)
C02ガス等の気体をレーザ媒質とする気体レーザ発振
器は、多くの場合、アノード電極とカソード電極との放
電電極による放電によってレーザ媒質であるレーザガス
の励起を行うようになっている。
器は、多くの場合、アノード電極とカソード電極との放
電電極による放電によってレーザ媒質であるレーザガス
の励起を行うようになっている。
従来一般に、放電励起方式の気体レーザ発振器に於ける
カソード電極は、ニッケル、モリブデンにより構成され
ている。
カソード電極は、ニッケル、モリブデンにより構成され
ている。
(発明が解決しようとする課題)
ニッケル、モリブデンにより構成されたカソード電極を
含む放電励起方式の気体レーザ発振器に於ては、初期状
態に於ては優れた放電特性の下に高い電力にて効率のよ
いレーザ発振を可能にするが、しかし何れに於ても長期
間の使用による放電特性の安定性については問題点を含
んでいる。
含む放電励起方式の気体レーザ発振器に於ては、初期状
態に於ては優れた放電特性の下に高い電力にて効率のよ
いレーザ発振を可能にするが、しかし何れに於ても長期
間の使用による放電特性の安定性については問題点を含
んでいる。
ニッケル製のカソード電極に於ては、ニッケルの酸化物
(N i O)の物性が半導体であり、これの電気抵抗
率が比較的低く、またスパッタリング率が比較的高いこ
とにより、長時間の放電によって放電管内壁にその酸化
物が付着すると、放電状態に異常を来たすようになり、
効率のよいレーザ発振が行われなくなる。
(N i O)の物性が半導体であり、これの電気抵抗
率が比較的低く、またスパッタリング率が比較的高いこ
とにより、長時間の放電によって放電管内壁にその酸化
物が付着すると、放電状態に異常を来たすようになり、
効率のよいレーザ発振が行われなくなる。
モリブデン製のカソード電極に於ては、スパッタ量は比
較的少ないが、これの酸化物中で最も安定なM o 0
3は水和の傾向が強いことから、放電管内部に水分が存
在すると、放電異常が生じ易く、大気開放後などに於て
定常的な放電状態になるまで長時間を要し、またスパッ
タリングにより発生する酸化物が飛散し易く、飛散する
酸化物が放電管を汚し、放電現象、レーザ光に悪影響を
与えることになる。また飛散する酸化物はレーザガスの
冷却用の熱交換器をも汚損し、これの熱交換効率を低下
させることにもなる。又いずれの場合に於ても酸化物に
電流が流れることにより発熱量が増大し、高電流域での
放電が安定しない。
較的少ないが、これの酸化物中で最も安定なM o 0
3は水和の傾向が強いことから、放電管内部に水分が存
在すると、放電異常が生じ易く、大気開放後などに於て
定常的な放電状態になるまで長時間を要し、またスパッ
タリングにより発生する酸化物が飛散し易く、飛散する
酸化物が放電管を汚し、放電現象、レーザ光に悪影響を
与えることになる。また飛散する酸化物はレーザガスの
冷却用の熱交換器をも汚損し、これの熱交換効率を低下
させることにもなる。又いずれの場合に於ても酸化物に
電流が流れることにより発熱量が増大し、高電流域での
放電が安定しない。
本発明は、長期間の使用によっても放電状態が変動せず
、長期間に亘って効率のよい安定したレーザ発振を可能
にするカソード電極を備えた放電励起方式の気体レーザ
発振器を提供することを目的としている。
、長期間に亘って効率のよい安定したレーザ発振を可能
にするカソード電極を備えた放電励起方式の気体レーザ
発振器を提供することを目的としている。
[発明の構成コ
(課題を解決するための手段)
上述の如き目的は、本発明によれば、アノード電極とカ
ソード電極との放電によりレーザガスの励起を行う放電
励起方式の気体レーザ発振器に於て、カソード電極の少
なくとも外表面が貴金属により構成されていることを特
徴とする気体レーザ発振器によって達成される。
ソード電極との放電によりレーザガスの励起を行う放電
励起方式の気体レーザ発振器に於て、カソード電極の少
なくとも外表面が貴金属により構成されていることを特
徴とする気体レーザ発振器によって達成される。
(作用)
カソード電極の少なくとも外表面が貴金属により構成さ
れていることにより、カソード電極表面が酸化され難く
、これによりカソード電極表面の物性が経時的に変化せ
ず、またカソード電極表面にて酸化物により発熱が生じ
ることがない。
れていることにより、カソード電極表面が酸化され難く
、これによりカソード電極表面の物性が経時的に変化せ
ず、またカソード電極表面にて酸化物により発熱が生じ
ることがない。
(実施例)
以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
第1図は本発明による放電励起方式の気体レーザ発振器
の一つの実施例を示している。気体レーザ発振器は、図
示の実施例に於ては、アルミニウムブロック1によって
互いに直接に接続された二つのレーザ放電管3及び5を
有している。レーザ放電管3及び5の各々の外側の端部
には光共振器としての反射鏡7及び9が設けられている
。反射鏡7と9の何れか一つは謂ゆるハーフミラ−とし
て構成されて出力ミラーをなしている。
の一つの実施例を示している。気体レーザ発振器は、図
示の実施例に於ては、アルミニウムブロック1によって
互いに直接に接続された二つのレーザ放電管3及び5を
有している。レーザ放電管3及び5の各々の外側の端部
には光共振器としての反射鏡7及び9が設けられている
。反射鏡7と9の何れか一つは謂ゆるハーフミラ−とし
て構成されて出力ミラーをなしている。
レーザ放電管3及び5の各々の外側端部近傍には各々レ
ーザガス人口13.17を備えたアノード電極ホルダ1
1.15が設けられている。アルミニウムブロック1に
はレーザ放電管3及び5の共通のレーザガス人口19が
設けられており、これによりレーザガスは、レーザ放電
管3に於てはアノード電極ホルダ11よりアルミニウム
ブロック1へ向けて流れ、これに対しレーザ放電管5に
於てはアノード電極ホルダ15よりアルミニウムブロッ
ク1へ向けて流れることになる。
ーザガス人口13.17を備えたアノード電極ホルダ1
1.15が設けられている。アルミニウムブロック1に
はレーザ放電管3及び5の共通のレーザガス人口19が
設けられており、これによりレーザガスは、レーザ放電
管3に於てはアノード電極ホルダ11よりアルミニウム
ブロック1へ向けて流れ、これに対しレーザ放電管5に
於てはアノード電極ホルダ15よりアルミニウムブロッ
ク1へ向けて流れることになる。
アノード電極ホルダ11及び15には各々ビン状のアノ
ード電極21.23が複数個取付けられている。即ち、
アノード電極21.23はマルチピン電極として構成さ
れている。アルミニウムブロック1にはリング状のカソ
ード電極25.27が配置されている。アノード電極2
1及び23は高圧電源29と接続され、カソード電極2
5及び27はグランドアースされている。
ード電極21.23が複数個取付けられている。即ち、
アノード電極21.23はマルチピン電極として構成さ
れている。アルミニウムブロック1にはリング状のカソ
ード電極25.27が配置されている。アノード電極2
1及び23は高圧電源29と接続され、カソード電極2
5及び27はグランドアースされている。
カソード電極25及び27は、各々、Au(金)Ru(
ルテニウム) 、Rh ((:lジウム)、Pd(パラ
ジウム)、O8(オスミューム)、Ir(イリジウム)
、Pt(白金)の如き貴金属により構成されている。カ
ソード電極25.27は全体を貴金属により構成されて
もよいが、メツキ等により外表面のみを貴金属により構
成されてもよい。
ルテニウム) 、Rh ((:lジウム)、Pd(パラ
ジウム)、O8(オスミューム)、Ir(イリジウム)
、Pt(白金)の如き貴金属により構成されている。カ
ソード電極25.27は全体を貴金属により構成されて
もよいが、メツキ等により外表面のみを貴金属により構
成されてもよい。
上述の如き貴金属は、高温度の条件下にて酸素と水に対
して安定しており、このため酸化され難く、水を含むこ
ともない。
して安定しており、このため酸化され難く、水を含むこ
ともない。
これによりカソード電極表面に酸化被膜が形成されるこ
とがなく、カソード電極表面での酸化物による発熱が生
じないから、比較的高い電流にて安定した放電が得られ
るようになる。
とがなく、カソード電極表面での酸化物による発熱が生
じないから、比較的高い電流にて安定した放電が得られ
るようになる。
特に白金の場合には、CO2ガスレーザに於て、CO2
がCOに解離しても白金の触媒作用によりCO+O→C
O2なる酸化反応が生じてC02ガスが純な状態に保た
れるようになり、発振効率の低下が回避されるようにな
る。
がCOに解離しても白金の触媒作用によりCO+O→C
O2なる酸化反応が生じてC02ガスが純な状態に保た
れるようになり、発振効率の低下が回避されるようにな
る。
以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく
、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは
当業者にとって明らかであろう。
明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく
、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは
当業者にとって明らかであろう。
[発明の効果]
上述の如き実施例の説明より理解されるように、本発明
による気体レーザ発振器に於ては、カソード電極の少な
くとも外表面が貴金属により槽底されていることにより
、カソード電極表面が酸化され難く、これによりカソー
ド電極表面の物性が経時的に変化することがなく、また
カソード電極表面にて酸化物により発熱が生じることが
なく、これらのことによって長期間の使用によっても放
電状態が変動せず、長期間に亘って高い発振効率をもっ
て安定したレーザ発振が行われるようになる。また貴金
属は水に対しても安定しているからレーザ放電管の大気
開放後の立上りが早くなる。
による気体レーザ発振器に於ては、カソード電極の少な
くとも外表面が貴金属により槽底されていることにより
、カソード電極表面が酸化され難く、これによりカソー
ド電極表面の物性が経時的に変化することがなく、また
カソード電極表面にて酸化物により発熱が生じることが
なく、これらのことによって長期間の使用によっても放
電状態が変動せず、長期間に亘って高い発振効率をもっ
て安定したレーザ発振が行われるようになる。また貴金
属は水に対しても安定しているからレーザ放電管の大気
開放後の立上りが早くなる。
第1図は本発明によるレーザ発振器の一つの実施例を示
す概略構成図である。 1・・・アルミニウムブロック 3.5・・・レーザ放電管 13.17・・・レーザガス人口 19・・・レーザガス出口 21.23・・・アノード電極 25.27・・・カソード電極 29・・・高圧電源
す概略構成図である。 1・・・アルミニウムブロック 3.5・・・レーザ放電管 13.17・・・レーザガス人口 19・・・レーザガス出口 21.23・・・アノード電極 25.27・・・カソード電極 29・・・高圧電源
Claims (1)
- アノード電極とカソード電極との放電によりレーザガス
の励起を行う放電励起方式の気体レーザ発振器に於て、
カソード電極の少なくとも外表面が貴金属により構成さ
れていることを特徴とする気体レーザ発振器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5632990A JPH03259580A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 気体レーザ発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5632990A JPH03259580A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 気体レーザ発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03259580A true JPH03259580A (ja) | 1991-11-19 |
Family
ID=13024150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5632990A Pending JPH03259580A (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 気体レーザ発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03259580A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4233634A1 (de) * | 1992-10-06 | 1994-04-14 | Lambda Physik Gmbh | Laser mit zumindest einer Anode und einer Kathode zur Vorionisierung und/oder Entladung |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP5632990A patent/JPH03259580A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4233634A1 (de) * | 1992-10-06 | 1994-04-14 | Lambda Physik Gmbh | Laser mit zumindest einer Anode und einer Kathode zur Vorionisierung und/oder Entladung |
JPH06260699A (ja) * | 1992-10-06 | 1994-09-16 | Lambda Physik G Zur Herstellung Von Lasern Mbh | プレイオン化および/または放電用の少なくとも1つの陽極および陰極を有するレーザー |
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