JPH03253005A - 超電導コイルとその製法、複合超電導導体とその製法、並びに超電導装置 - Google Patents
超電導コイルとその製法、複合超電導導体とその製法、並びに超電導装置Info
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- JPH03253005A JPH03253005A JP4926790A JP4926790A JPH03253005A JP H03253005 A JPH03253005 A JP H03253005A JP 4926790 A JP4926790 A JP 4926790A JP 4926790 A JP4926790 A JP 4926790A JP H03253005 A JPH03253005 A JP H03253005A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は超電導コイルその製法、これを構成する複合超
電導導体とその製法、並びにこの超電導コイルを組み込
んだ超電導装置に関する。
電導導体とその製法、並びにこの超電導コイルを組み込
んだ超電導装置に関する。
一般に複合超電導導体は、超電導材と常電導材とからな
り、例えば直径5μm〜250μmの超電導素線を、鋼
、アルミニウム或いはその他の金属、またはそれらの金
属の合金等の常電導材の中に埋め込んで、丸線、平角線
、中空線に仕上げたものである。
り、例えば直径5μm〜250μmの超電導素線を、鋼
、アルミニウム或いはその他の金属、またはそれらの金
属の合金等の常電導材の中に埋め込んで、丸線、平角線
、中空線に仕上げたものである。
従来よりこの複合超電導導体はその最外部を樹脂製のテ
ープで巻回したものが知られている。但しこの例は液体
冷媒に浸漬することを前提としたものではないから樹脂
テープは肉厚であり、絶縁材としてのみ機能する。
ープで巻回したものが知られている。但しこの例は液体
冷媒に浸漬することを前提としたものではないから樹脂
テープは肉厚であり、絶縁材としてのみ機能する。
これとは別に液体冷媒の浸漬することを前提としたもの
に超電導導体の最外表面を銅酸化物皮膜で覆°つたもの
が知られている(特公昭64−10887号公報参照)
。
に超電導導体の最外表面を銅酸化物皮膜で覆°つたもの
が知られている(特公昭64−10887号公報参照)
。
一方、最近ではテープに代えて樹脂を浸漬法等で塗工す
る方法も提案されている(特開平1183008号公報
、特開平1−251517号公報、特開昭63−281
316号公報、特開昭64−7414号公報、特開昭6
1−214305号公報、特開昭64−19613号公
報)。
る方法も提案されている(特開平1183008号公報
、特開平1−251517号公報、特開昭63−281
316号公報、特開昭64−7414号公報、特開昭6
1−214305号公報、特開昭64−19613号公
報)。
またバーンナウト現象による性能低下を防ぐ人く冷却面
の表皮帯域に切削により多数の溝と壁超部を形成して冷
却面積を増すという提案もある(特開昭55−5630
6号公報)。
の表皮帯域に切削により多数の溝と壁超部を形成して冷
却面積を増すという提案もある(特開昭55−5630
6号公報)。
銅酸化物皮膜を用いる技術は、複合超電導導体の最外安
定化金属を銅とし、その表面に銅酸化物皮膜を形威せし
め、冷却性能を向上させた事を特徴としているが、複合
超電導導体の構成材である超電導素線を包み込む金属が
銅に限定される。また、皮膜形成方法としては、クロム
酸、過マンガン酸カリ等を用いた化学処理か、もしくは
電解法等が用いられ、化学薬品の排液処理等の問題点が
ある。
定化金属を銅とし、その表面に銅酸化物皮膜を形威せし
め、冷却性能を向上させた事を特徴としているが、複合
超電導導体の構成材である超電導素線を包み込む金属が
銅に限定される。また、皮膜形成方法としては、クロム
酸、過マンガン酸カリ等を用いた化学処理か、もしくは
電解法等が用いられ、化学薬品の排液処理等の問題点が
ある。
それ故樹脂塗工の方が望ましいこととなるが、従来の樹
脂塗工方法では所望の被膜厚さが得られない。すなわち
必要以上に厚くなってしまうし部分的に不均一にもなる
。これは浸漬による為であるが、勿論この点が改善され
るなら浸漬もまた有効な技術ではある。
脂塗工方法では所望の被膜厚さが得られない。すなわち
必要以上に厚くなってしまうし部分的に不均一にもなる
。これは浸漬による為であるが、勿論この点が改善され
るなら浸漬もまた有効な技術ではある。
冷却面積を増やす提案は冷却面に形成した隆起部が実機
使用状態において一部脱落する可能性がある。
使用状態において一部脱落する可能性がある。
樹脂被膜は熱伝導性の悪さからその膜厚が薄い程被膜の
熱抵抗性が上がり、液体冷媒の低温を超電導体に伝える
が、この膜厚が薄くなると液体冷媒が超電導コイル内に
浸入できず、また超電導線材間のトンネル効果や被膜破
損、短終も起こり得る。
熱抵抗性が上がり、液体冷媒の低温を超電導体に伝える
が、この膜厚が薄くなると液体冷媒が超電導コイル内に
浸入できず、また超電導線材間のトンネル効果や被膜破
損、短終も起こり得る。
そこで本発明は冷却性能を安定化させるべく、複合超電
導導体の冷却面を含む表面に高分子を主成分とする薄い
被膜を形威し、かつこの冷却面間に流体冷却が浸入する
ことを目的とする。
導導体の冷却面を含む表面に高分子を主成分とする薄い
被膜を形威し、かつこの冷却面間に流体冷却が浸入する
ことを目的とする。
上記目的は複合超電導導体表面への樹脂の薄い被膜の形
成と、導体間へのスペーサの介在との併用により達成さ
れる。
成と、導体間へのスペーサの介在との併用により達成さ
れる。
(超電導コイル)
本発明の超電導コイルは、周囲を絶縁材で被覆した複合
超電導導体を巻回してなる超電導コイルにおいて、前記
絶縁材を樹脂とし、該樹脂にて被覆した前記複合超電導
導体間に更に別の絶縁性のあるスペーサ部材を介在させ
たことを特徴とする。
超電導導体を巻回してなる超電導コイルにおいて、前記
絶縁材を樹脂とし、該樹脂にて被覆した前記複合超電導
導体間に更に別の絶縁性のあるスペーサ部材を介在させ
たことを特徴とする。
また本発明の超電導コイルは、複数の超電導素線と常電
導体とを組み合わせた複合超電導導体を巻回してなる超
電導コイルにおいて、前記複合超電導導体の周囲を樹脂
で被覆し、更に該樹脂被覆済複合超電導導体間にスペー
サ部材を介在させたことを特徴とする。
導体とを組み合わせた複合超電導導体を巻回してなる超
電導コイルにおいて、前記複合超電導導体の周囲を樹脂
で被覆し、更に該樹脂被覆済複合超電導導体間にスペー
サ部材を介在させたことを特徴とする。
更に本発明の超電導コイルは周囲を樹脂にてコーティン
グしてなる複合超電電導体間に冷媒流路を確保しつつ該
複合超電導導体を巻回して構成したことを特徴とする。
グしてなる複合超電電導体間に冷媒流路を確保しつつ該
複合超電導導体を巻回して構成したことを特徴とする。
(複合超電導導体)
本発明の複合超電導導体は複合超電導線材を樹脂でコー
ティングし、そのコーティング面の一部に更に絶縁部材
を付設したことを特徴とする。
ティングし、そのコーティング面の一部に更に絶縁部材
を付設したことを特徴とする。
(超電導コイルの製法)
本発明の超電導コイルの製法は、電着塗装法を用いその
表面を絶縁膜で被覆してなる複合超電導導体を巻回して
成る超電導コイルの製法において、コイル形状形成後に
再び電着塗装を行い、コイル形状加工時に発生した絶縁
膜の損傷部を補修した事を特徴とする。
表面を絶縁膜で被覆してなる複合超電導導体を巻回して
成る超電導コイルの製法において、コイル形状形成後に
再び電着塗装を行い、コイル形状加工時に発生した絶縁
膜の損傷部を補修した事を特徴とする。
また本発明の超電導コイルの製法は、複合超電導導体を
巻回しコイル形状を形成した後に電着塗装を行い、コイ
ル表面に絶縁膜を形成した事を特徴とする。
巻回しコイル形状を形成した後に電着塗装を行い、コイ
ル表面に絶縁膜を形成した事を特徴とする。
(複合超電導導体の製法)
本発明の複合超電導導体の製法は、超電導材と常電導材
とを組み合わせ、その全体の表面を高分子樹脂で電着塗
装することを特徴とする。
とを組み合わせ、その全体の表面を高分子樹脂で電着塗
装することを特徴とする。
また、本発明の複合超電導導体の製法は、複合超電導導
体を連続的に電着塗装するに当り、印加電圧↓O〜50
V,電着時間30〜150secとした事を特徴とする
。
体を連続的に電着塗装するに当り、印加電圧↓O〜50
V,電着時間30〜150secとした事を特徴とする
。
(複合超電導導体の組み合せ方)
超電導素線と常電導体との組み合せは例えば■複数本の
超電導素線の周囲を常電導体で囲む、■常電導体の周囲
に超電導素線を配する、■常電導体の複数の線材と複数
の超電導素線とを撚るなどして混在させる、等が挙げら
れる。
超電導素線の周囲を常電導体で囲む、■常電導体の周囲
に超電導素線を配する、■常電導体の複数の線材と複数
の超電導素線とを撚るなどして混在させる、等が挙げら
れる。
(常電導体)
電気抵抗の低いものが好ましい。これは超電導線自身が
部分的に破壊されてもこの常電導体がバイパス経路にな
るからである。従って無酸素銅や飯等純金属の使用が望
ましい。
部分的に破壊されてもこの常電導体がバイパス経路にな
るからである。従って無酸素銅や飯等純金属の使用が望
ましい。
(超電導材料)
超電導素線は特に限定されない。従って極低温(液体ヘ
リウム使用)対応にはNbaSnの如き金属間化合物や
Nb−Ti等の合金材が使用できるし、液体窒素レベル
以上ならY−Ba−Cu−〇に代表される酸化物セラミ
クス系超電導材料でも良い。
リウム使用)対応にはNbaSnの如き金属間化合物や
Nb−Ti等の合金材が使用できるし、液体窒素レベル
以上ならY−Ba−Cu−〇に代表される酸化物セラミ
クス系超電導材料でも良い。
(樹脂被膜)
膜厚は使用環境にもよるが、一般に薄い方が良い。望ま
しい範囲は1〜20μmであり均一塗工が好ましい。こ
の為には後述の電着法が最適であることを本発明者が究
明した。
しい範囲は1〜20μmであり均一塗工が好ましい。こ
の為には後述の電着法が最適であることを本発明者が究
明した。
高分子樹脂の具体例はエポキシ系樹脂、アクリル系樹脂
、フッ素系樹脂、フェノール系樹脂,ポリブタジエン系
樹脂である。
、フッ素系樹脂、フェノール系樹脂,ポリブタジエン系
樹脂である。
(超電導装置)
本発明の超電導装置は絶縁物で被覆した複合超電導導体
を巻回してなる超電導コイルが液体冷媒と接する構造の
超電導装置において、前−記絶縁物を樹脂コーティング
層とし、前記複合超電導導体の巻回構成における該複合
超電導導体同士の間隙をスペーサ部材にて保持するよう
にしたことを特徴とする。
を巻回してなる超電導コイルが液体冷媒と接する構造の
超電導装置において、前−記絶縁物を樹脂コーティング
層とし、前記複合超電導導体の巻回構成における該複合
超電導導体同士の間隙をスペーサ部材にて保持するよう
にしたことを特徴とする。
液体冷媒としては液体ヘリウム、液体窒素、液体酸素等
が挙げられる。
が挙げられる。
尚、本発明の超電導装置は沸騰による冷却を前提として
いる。従って樹脂被覆の複合超電導導体相互間において
スペーサ部材を除いた部分は全て液体冷媒による冷却面
でなければならない。つまり被覆複合超電導導体同士が
直接接触するような構造は除かれ、樹脂被覆複合超電導
導体間は必ず他のスペーサ部材が介在するか液体冷媒流
路が形成されるかしていることになる。
いる。従って樹脂被覆の複合超電導導体相互間において
スペーサ部材を除いた部分は全て液体冷媒による冷却面
でなければならない。つまり被覆複合超電導導体同士が
直接接触するような構造は除かれ、樹脂被覆複合超電導
導体間は必ず他のスペーサ部材が介在するか液体冷媒流
路が形成されるかしていることになる。
(電着の方法)
高分子被覆方法は、スプレー吹付は法、はけ塗り法、浸
漬法、電着塗装法等種々の方法が適用できるが、薄膜均
一被覆を遠戚するためには電着塗装法を用いることが最
適であることを本発明者は発見した。
漬法、電着塗装法等種々の方法が適用できるが、薄膜均
一被覆を遠戚するためには電着塗装法を用いることが最
適であることを本発明者は発見した。
電着塗装法は、水溶液中にエポキシ樹脂、アクリル樹脂
等の高分子材を混合させ、電気泳動原理に基づいて導電
材からなる被塗物表面に樹脂を析出させ、焼成して強固
な絶縁膜を形成する塗装法であり、導電部に均一膜厚の
被膜が被覆できる特長がある。
等の高分子材を混合させ、電気泳動原理に基づいて導電
材からなる被塗物表面に樹脂を析出させ、焼成して強固
な絶縁膜を形成する塗装法であり、導電部に均一膜厚の
被膜が被覆できる特長がある。
また、本塗装法に用いる樹脂は、水溶液中に混合してお
り且つ水の配合比が約70〜80%(重量比)の構成と
なっており、さらに各種フィルターにより排液中への樹
脂の混入がない等、作業の安全性及び環境保全性に優れ
た塗装方法である。
り且つ水の配合比が約70〜80%(重量比)の構成と
なっており、さらに各種フィルターにより排液中への樹
脂の混入がない等、作業の安全性及び環境保全性に優れ
た塗装方法である。
かかる電着塗装法は、一般的作業方法としてバッチ式を
用いている。しかしながら、本発明の対象物は線状形状
を呈する物が多く、且つその長さが一般に数m以上とな
る。したがって、従来のバッチ式処理では線状の被塗物
全域を被覆できず、線状被塗物用の電着方法を考えた。
用いている。しかしながら、本発明の対象物は線状形状
を呈する物が多く、且つその長さが一般に数m以上とな
る。したがって、従来のバッチ式処理では線状の被塗物
全域を被覆できず、線状被塗物用の電着方法を考えた。
更に、複合超電導導体をコイル状に巻回した状態におい
て当該超電導導体の一部に発生した被覆膜の剥離部を補
修する方法としては、コイル状に巻回した当該超電導導
体の全体を電着槽に浸漬して電着塗装を行う方法が適し
ている。
て当該超電導導体の一部に発生した被覆膜の剥離部を補
修する方法としては、コイル状に巻回した当該超電導導
体の全体を電着槽に浸漬して電着塗装を行う方法が適し
ている。
複合超電導導体の表面へ絶縁膜を被覆するに際し、絶縁
物材質を高分子樹脂とし当該超電導導体の全域もしくは
一部を所定の膜厚で均一に且つ、薄く被覆できるため、
十分な冷却熱流束が確保され、印加する磁界に対応して
、安定した超電導状態が得られる。
物材質を高分子樹脂とし当該超電導導体の全域もしくは
一部を所定の膜厚で均一に且つ、薄く被覆できるため、
十分な冷却熱流束が確保され、印加する磁界に対応して
、安定した超電導状態が得られる。
ところで被覆樹脂は熱抵抗が大きいので薄くする必要が
あるが、樹脂の膜厚と電気絶縁の耐圧とはほぼ比例関係
にあることから薄くするほど絶縁はとれなくなる。しか
し本発明ではスペーサ部材が介在しているので絶縁は保
持されつつ液体冷媒の流路が確保されしかも熱抵抗が改
善されることになり優れた沸騰冷却が期待できることに
なる。
あるが、樹脂の膜厚と電気絶縁の耐圧とはほぼ比例関係
にあることから薄くするほど絶縁はとれなくなる。しか
し本発明ではスペーサ部材が介在しているので絶縁は保
持されつつ液体冷媒の流路が確保されしかも熱抵抗が改
善されることになり優れた沸騰冷却が期待できることに
なる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
(実施例1)
第1図は矩形断面からなる線状の大容量複合超電導導体
)1を、中空内径200 mn 、外径約500−とな
るように同心円状に巻回して形成したパンケーキ12を
複数個積層して形成する超電導コイル15の1部断面斜
視図である。超電導コイル15は、第2図にその斜視図
を示す。
)1を、中空内径200 mn 、外径約500−とな
るように同心円状に巻回して形成したパンケーキ12を
複数個積層して形成する超電導コイル15の1部断面斜
視図である。超電導コイル15は、第2図にその斜視図
を示す。
本実施例の超電導コイル15は、当該パンケーキ12を
12層積層して形成した。
12層積層して形成した。
超電導コイル15の製造方法は1次の工程による。まず
、大容量複合超電導導体11の製造方法につき第3図に
より述べる。
、大容量複合超電導導体11の製造方法につき第3図に
より述べる。
φ50μmのNbTi製フィラメント1060本を束ね
た超電導素線を無酸素銅パイプに挿入し、押出しによっ
て伸線加工する。しかる後1時効熱処を施こして威る成
形撚線1,10本を、熱間押出法により門形成形した無
酸素銅製の安定化銅2の凹状部に挿入する。次いでこれ
を無酸素銅製のふた3で押え、半田4で固定する。かか
る状態における超電導導体11の断面寸法は12.6m
X26.8m+である。つぎに、外周部全域に絶縁膜7
を被覆する。絶縁膜7の被覆には電着塗装法を適用した
。
た超電導素線を無酸素銅パイプに挿入し、押出しによっ
て伸線加工する。しかる後1時効熱処を施こして威る成
形撚線1,10本を、熱間押出法により門形成形した無
酸素銅製の安定化銅2の凹状部に挿入する。次いでこれ
を無酸素銅製のふた3で押え、半田4で固定する。かか
る状態における超電導導体11の断面寸法は12.6m
X26.8m+である。つぎに、外周部全域に絶縁膜7
を被覆する。絶縁膜7の被覆には電着塗装法を適用した
。
該塗装法を線状の被塗物へ適用するため、第4図に示す
各処理工程に対応する処理槽を同一線上に形成し被覆処
理を施した。
各処理工程に対応する処理槽を同一線上に形成し被覆処
理を施した。
被塗物の寸法及び被覆条件を表1に示す。
電着塗料は、エポキシ系カチオン電着塗料(日本油膜層
、アクアN(14200)を用いた。
、アクアN(14200)を用いた。
表 1
電着装置は以下に述べるものを用いた。
焼成用電気炉の長さは、導体巻き取り速度と加熱時間か
ら5mとし、電着条件は別途求めた薄膜被覆条件から、
平滑性に優れている表1の条件を適用した。
ら5mとし、電着条件は別途求めた薄膜被覆条件から、
平滑性に優れている表1の条件を適用した。
第2図に示した各工程に用いる処理槽の被塗物通過方向
長さは、脱脂、水洗槽を0.3m とし槽間隔0.1m
を設け、エアー吹き部には0.5mを当てた。電着槽
は電着時間と導体巻き取り速度から長さ0.5m とし
た。電着槽と次工程の水洗槽間はO9↓mとし、当該間
隔部には電着液に含まれている純水を滴下させ、被膜を
形成しない電着液の残液を予備洗條した。水洗槽は0.
5m長さとし槽内は循環ポンプを用い攪拌した。水洗後
、水滴除去を目的としたエアー吹き付は範囲を0.3m
、焼成炉温度175℃までの温度勾配範囲3.0mとし
た。
長さは、脱脂、水洗槽を0.3m とし槽間隔0.1m
を設け、エアー吹き部には0.5mを当てた。電着槽
は電着時間と導体巻き取り速度から長さ0.5m とし
た。電着槽と次工程の水洗槽間はO9↓mとし、当該間
隔部には電着液に含まれている純水を滴下させ、被膜を
形成しない電着液の残液を予備洗條した。水洗槽は0.
5m長さとし槽内は循環ポンプを用い攪拌した。水洗後
、水滴除去を目的としたエアー吹き付は範囲を0.3m
、焼成炉温度175℃までの温度勾配範囲3.0mとし
た。
各槽とも二重構造とし、内側に配置した各処理槽への出
入口部からの液漏れ防止用に各出入口部にはスポンジ状
シール部材を配置した。かかる準備によっても漏れる液
は外側の槽に集め循環ポンプで循環した。
入口部からの液漏れ防止用に各出入口部にはスポンジ状
シール部材を配置した。かかる準備によっても漏れる液
は外側の槽に集め循環ポンプで循環した。
また、各処理槽の処理液は常に被塗物である超電導導体
を覆うように各処理槽ともに前記循環ポンプの吐出圧を
利用し被塗物の上面以上に液面が形成されるようにした
。被塗物への通電は脱脂槽前方にローラ電極を配置して
行った。
を覆うように各処理槽ともに前記循環ポンプの吐出圧を
利用し被塗物の上面以上に液面が形成されるようにした
。被塗物への通電は脱脂槽前方にローラ電極を配置して
行った。
かかる方法により形成した大容量複合超電導導体11を
、前記寸法のパンケーキ状に巻回す時、第3図に示すよ
うに、超電導導体が接触する面にあらかじめ断面が0
、2 mm X 25 rmのFRP(ガラス繊維強化
エポキシ樹脂)からなる絶縁体5を配置して行った。当
該絶縁体5は、超電導導体11の外周部全域に被覆した
絶縁膜7の電気抵抗が、被膜厚さが薄い場合小さく、各
導体間の絶縁が十分に得られないために配置した。絶縁
体5は結果的にスペース部材としても機能する。
、前記寸法のパンケーキ状に巻回す時、第3図に示すよ
うに、超電導導体が接触する面にあらかじめ断面が0
、2 mm X 25 rmのFRP(ガラス繊維強化
エポキシ樹脂)からなる絶縁体5を配置して行った。当
該絶縁体5は、超電導導体11の外周部全域に被覆した
絶縁膜7の電気抵抗が、被膜厚さが薄い場合小さく、各
導体間の絶縁が十分に得られないために配置した。絶縁
体5は結果的にスペース部材としても機能する。
かかるパンケーキ12を12層積層し超電導コイル15
を形成した。この時、隣合うパンケーキ12間には、内
径から外径側に向がい放射状に棒状の絶縁材からなるス
ペーサ13を配置し、液体へリューム通過用の空隙14
を設けた。
を形成した。この時、隣合うパンケーキ12間には、内
径から外径側に向がい放射状に棒状の絶縁材からなるス
ペーサ13を配置し、液体へリューム通過用の空隙14
を設けた。
上記工程により形成した超電導コイル15を、大気圧下
の液体へリューム中に浸漬し、ヘリューム沸騰特性につ
いて測定し、伝熱特性の評価を行った。沸騰特性は第5
図に示す毎に、非塗装試料の曲線のに比較し、絶縁膜1
.5μmを被覆した本実施例の結果の曲線■では、わず
かな温度差(導体温度T c o n aとヘリューム
温度Theの差)の増加で熱流束下限値:qmtnが約
0.18 に上昇している。
の液体へリューム中に浸漬し、ヘリューム沸騰特性につ
いて測定し、伝熱特性の評価を行った。沸騰特性は第5
図に示す毎に、非塗装試料の曲線のに比較し、絶縁膜1
.5μmを被覆した本実施例の結果の曲線■では、わず
かな温度差(導体温度T c o n aとヘリューム
温度Theの差)の増加で熱流束下限値:qmtnが約
0.18 に上昇している。
図中に併記した曲線[相]は、電着塗装法で5μmの被
膜を被覆した試料の伝熱特性であり、超電導の臨界温度
Tcに相当する温度差にお0て、qmi、=0.24W
/dを得た。
膜を被覆した試料の伝熱特性であり、超電導の臨界温度
Tcに相当する温度差にお0て、qmi、=0.24W
/dを得た。
また、電着塗装法によって安定した被覆ができる被膜厚
さは1μm以上であり、本実施例から複合超電導導体の
被膜厚さの望ましい範囲は1μm〜20μmより好まし
くは1μmから15μmとなる。
さは1μm以上であり、本実施例から複合超電導導体の
被膜厚さの望ましい範囲は1μm〜20μmより好まし
くは1μmから15μmとなる。
さらに、本実施例ではエポキシ系樹脂につし)で詳述し
たが、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、フェノール系樹
脂,ポリブタジエン系樹脂でも同等の効果が得られる。
たが、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、フェノール系樹
脂,ポリブタジエン系樹脂でも同等の効果が得られる。
当該各樹脂を前記膜厚に形成する場合、被覆条件は印加
電圧を10〜50V。
電圧を10〜50V。
電着時間を30sec〜150secの範囲とすること
が必要である。
が必要である。
尚、超電導導体11へ被覆する絶縁膜7の材質をエナメ
ルとし、当該絶縁膜の被覆方法としてポリマー溶液に被
塗物を浸漬後引き上げて固化させるデイツプコーティン
グ法を用いても同様の結果となる。
ルとし、当該絶縁膜の被覆方法としてポリマー溶液に被
塗物を浸漬後引き上げて固化させるデイツプコーティン
グ法を用いても同様の結果となる。
(実施例2)
超電導コイルの他の製法例につき第2図及び以下に説明
する。
する。
実施例1において製作した線状の複合超電導導体11を
中空内径200mn、外径約50m+どなるように同心
円状に巻回し、パンケーキ12を製作した。
中空内径200mn、外径約50m+どなるように同心
円状に巻回し、パンケーキ12を製作した。
超電導コイル15は、当該パンケーキ12を1ケもしく
は複数個で構成される。当該パンケーキを構成する1ケ
の円板の厚さは26.8m+n、超電導導超電導層数は
12層である。各パンケーキ12の間には内径から外径
に向かって放射状に棒状のスペーサ13を配置し液体へ
リューム通過用の空隙14を設けた。つぎに、当該パン
ケーキ12を第2図に記した処理工程によって脱脂処理
した後、印加電圧20V、時間6Qsecの条件で電着
処理し、水洗→エアー吹き→焼成を行った。
は複数個で構成される。当該パンケーキを構成する1ケ
の円板の厚さは26.8m+n、超電導導超電導層数は
12層である。各パンケーキ12の間には内径から外径
に向かって放射状に棒状のスペーサ13を配置し液体へ
リューム通過用の空隙14を設けた。つぎに、当該パン
ケーキ12を第2図に記した処理工程によって脱脂処理
した後、印加電圧20V、時間6Qsecの条件で電着
処理し、水洗→エアー吹き→焼成を行った。
焼成条件として加熱温度は175℃と複合超電導導体の
条件と同じであるが、パンケーキは熱容量があるため、
温度測定を行い175℃に達した後25m1n保持する
方法を用いた。
条件と同じであるが、パンケーキは熱容量があるため、
温度測定を行い175℃に達した後25m1n保持する
方法を用いた。
かかる処理方法により、パンケーキ形成加工時絶縁膜が
損傷し、常電導材が露出した部分に樹脂が選択的に付着
し、絶縁膜の損傷の無い超電導コイル用パンケーキが製
作できた。
損傷し、常電導材が露出した部分に樹脂が選択的に付着
し、絶縁膜の損傷の無い超電導コイル用パンケーキが製
作できた。
もちろん、電着塗装しない状態の複合超電導導線を用い
てパンケーキ12を形成し、各パンケーキ毎に、あるい
はコイルとして組み立てた後、上述のような絶縁膜の電
着塗装を行ってもよい。
てパンケーキ12を形成し、各パンケーキ毎に、あるい
はコイルとして組み立てた後、上述のような絶縁膜の電
着塗装を行ってもよい。
(実施例3)
本発明の他の実施例について第6図〜第7図により説明
する。本実施例は実施例1に使用した絶縁膜7を被覆し
た超電導導体11を巻回して同心円状のパンケーキを製
作するに際し、超電導導体11が接触するのを防止する
絶縁体5を、あらかじめ第6図に示すように超電導導体
1↓の外周部に螺旋状に巻きつけた後同心円状に形成す
る。本実施例では絶縁体5を幅15mmのポリイミドテ
ープとした。また、絶縁体5を超電導導体11に巻きつ
ける時、接着剤等で固定するとその後の作業が容易とな
る。
する。本実施例は実施例1に使用した絶縁膜7を被覆し
た超電導導体11を巻回して同心円状のパンケーキを製
作するに際し、超電導導体11が接触するのを防止する
絶縁体5を、あらかじめ第6図に示すように超電導導体
1↓の外周部に螺旋状に巻きつけた後同心円状に形成す
る。本実施例では絶縁体5を幅15mmのポリイミドテ
ープとした。また、絶縁体5を超電導導体11に巻きつ
ける時、接着剤等で固定するとその後の作業が容易とな
る。
第7図に、当該超電導導体11を用いて形成した超電導
コイルの一部断面斜視図を示す。本実施例においては、
超電導導体の沸騰特性は絶縁膜7の厚さ5μmにおいて
第5図の曲線Oとなり性能が増加した。この原因は超電
導導体11を覆う絶縁体5の表面積が実施例1に比べ少
なく、且つ沸騰液の移動がパンケーキ12の厚さ方向に
も可能となったためである。
コイルの一部断面斜視図を示す。本実施例においては、
超電導導体の沸騰特性は絶縁膜7の厚さ5μmにおいて
第5図の曲線Oとなり性能が増加した。この原因は超電
導導体11を覆う絶縁体5の表面積が実施例1に比べ少
なく、且つ沸騰液の移動がパンケーキ12の厚さ方向に
も可能となったためである。
(実施例4)
実施例1の超電導コイル15を用いて沸騰式超電導装置
を第8図に例示する。
を第8図に例示する。
液体ヘリウム通過用空隙14がパンケーキ12間に形成
された超電導コイル15を液体ヘリウム17に浸漬する
。この超電導コイル15は圧縮荷重の支持体16で支持
され、かつ電流リード19が接続されている。
された超電導コイル15を液体ヘリウム17に浸漬する
。この超電導コイル15は圧縮荷重の支持体16で支持
され、かつ電流リード19が接続されている。
液体ヘリウム17を納めたヘリウム容器2]の上方には
液体ヘリウム給排口24を設けてあり、該ヘリウム容器
21の外周は熱遮蔽板22で囲まれ、更にその外側は真
空容器23で囲まれている。
液体ヘリウム給排口24を設けてあり、該ヘリウム容器
21の外周は熱遮蔽板22で囲まれ、更にその外側は真
空容器23で囲まれている。
ヘリウム容器21と熱遮蔽板22の間、及び熱遮蔽板2
2と真空容器23の間はそれぞれ真空断熱部20となっ
ており、各室の下方は圧縮荷重の支持体16が設けられ
て各室を支持している。一方各室上部は引張荷重の支持
体18で支持されている。
2と真空容器23の間はそれぞれ真空断熱部20となっ
ており、各室の下方は圧縮荷重の支持体16が設けられ
て各室を支持している。一方各室上部は引張荷重の支持
体18で支持されている。
以上詳述した各実施例によれば、電着塗装法を適用する
ことにより、複合超電導導体及び超電導コイルの冷却性
能を安定化させるための絶縁物を、冷却効率の良い1〜
5μmの被膜厚さで被膜することができる。また、超電
導コイルもしくはパンケーキ製作加工により発生する被
膜の損傷を、超電導コイル若しくはパンケーキ形状の状
態で再び電着処理することに選択的に補修し、損傷の無
い超電導コイル及びパンケーキが製作できる。
ことにより、複合超電導導体及び超電導コイルの冷却性
能を安定化させるための絶縁物を、冷却効率の良い1〜
5μmの被膜厚さで被膜することができる。また、超電
導コイルもしくはパンケーキ製作加工により発生する被
膜の損傷を、超電導コイル若しくはパンケーキ形状の状
態で再び電着処理することに選択的に補修し、損傷の無
い超電導コイル及びパンケーキが製作できる。
更に、本実施例に適用した電着塗装法は塗料中の水の配
合比が約75%あり各種塗装法の中で最も安全であり、
製造コストも低い。
合比が約75%あり各種塗装法の中で最も安全であり、
製造コストも低い。
尚、以上に述べた実施例では超電導物質として液体ヘリ
ウム対応としてMbaSn を用いているが本発明は
これに限定されず他のいかなる超電導材、液体冷媒も適
用できる。例えばペロブスカイト系超電導線材を銀等の
安定化金属でくるんだ上に樹脂を被覆し更に絶縁体及び
スペーサ部材を併用するなら液体窒素若しくはそれ以上
の温度レベルでの液体冷媒の使用が可能となる。
ウム対応としてMbaSn を用いているが本発明は
これに限定されず他のいかなる超電導材、液体冷媒も適
用できる。例えばペロブスカイト系超電導線材を銀等の
安定化金属でくるんだ上に樹脂を被覆し更に絶縁体及び
スペーサ部材を併用するなら液体窒素若しくはそれ以上
の温度レベルでの液体冷媒の使用が可能となる。
以上述べたように沸騰型超電導装置の冷却性能を安定化
させるという効果がある。
させるという効果がある。
第1図は本発明の一実施例に係る超電導コイルの構造を
示す部分断面斜視図、第2図は第1図の実施例に示した
超電導コイル全体の斜視図、第3図は第1図の実施例に
用いる複合超電導導体の断面図、第4図は第3図の実施
例に係る複合超電導導体を得る工程図、第5図は超電導
コイルの熱流束と温度差との関係を示す特性図、第6図
は本発明の他の実施例による複合超電導導体の部分断面
斜視図、第7図は第6図の複合超電導導体を用いた超電
導コイルの構造を示す部分断面斜視図、第8図は第1図
の超電導コイルを組み込んだ超電導装置の断面図である
。 1・・・成形撚線(超電導素線)、2・・・安定化銅(
常電導体)、3・・・ふた、4・・・半田、5・・・絶
縁体(第2のスペーサ部材)、6・・・冷却面、7・・
・絶縁膜、11・・・複合超電導導体、12・・・パン
ケーキ、13・・・スペーサ部材、14・・・空隙、I
S・・・超電導コイル、16.18・・・支持体、17
・・・液体ヘリウム、19・・電流リード、20・・・
真空断熱部、21・・・ヘリウム容器、22・・・熱遮
蔽板、23・・・真空容器。 24・・・液体ヘリウム給排日。 禎 (2) 1ト 閉 区 第 図 第 区 茅 を 囚 51i メ苦1≧イ2ト、 N fi七超電44体 第 8 図 4− λダイオ(ヘリワム弄、;JIF口
示す部分断面斜視図、第2図は第1図の実施例に示した
超電導コイル全体の斜視図、第3図は第1図の実施例に
用いる複合超電導導体の断面図、第4図は第3図の実施
例に係る複合超電導導体を得る工程図、第5図は超電導
コイルの熱流束と温度差との関係を示す特性図、第6図
は本発明の他の実施例による複合超電導導体の部分断面
斜視図、第7図は第6図の複合超電導導体を用いた超電
導コイルの構造を示す部分断面斜視図、第8図は第1図
の超電導コイルを組み込んだ超電導装置の断面図である
。 1・・・成形撚線(超電導素線)、2・・・安定化銅(
常電導体)、3・・・ふた、4・・・半田、5・・・絶
縁体(第2のスペーサ部材)、6・・・冷却面、7・・
・絶縁膜、11・・・複合超電導導体、12・・・パン
ケーキ、13・・・スペーサ部材、14・・・空隙、I
S・・・超電導コイル、16.18・・・支持体、17
・・・液体ヘリウム、19・・電流リード、20・・・
真空断熱部、21・・・ヘリウム容器、22・・・熱遮
蔽板、23・・・真空容器。 24・・・液体ヘリウム給排日。 禎 (2) 1ト 閉 区 第 図 第 区 茅 を 囚 51i メ苦1≧イ2ト、 N fi七超電44体 第 8 図 4− λダイオ(ヘリワム弄、;JIF口
Claims (22)
- 1.周囲を絶縁材で被覆した複合超電導導体を巻回して
なる超電導コイルにおいて、前記絶縁材を樹脂とし、該
樹脂にて被覆した前記複合超電導導体間に更に別の絶縁
性のあるスペーサ部材を介在させたことを特徴とする超
電導コイル。 - 2.複数の超電導素線と常電導体とを組み合わせた複合
超電導導体を巻回してなる超電導コイルにおいて、前記
複合超電導導体の周囲を樹脂で被覆し、更に該樹脂被覆
済複合超電導導体間にスペーサ部材を介在させたことを
特徴とする超電導コイル。 - 3.請求項2において、前記複数の超電導素線の周囲を
前記常電導体で囲むことを特徴とする超電導コイル。 - 4.請求項2において、前記常電導体の周囲に前記超電
導素線を配したことを特徴とする超電導コイル。 - 5.請求項2において、前記常電導体の複数の線材と前
記複数の超電導素線とを混在させたことを特徴とする超
電導コイル。 - 6.周囲を樹脂にてコーティングしてなる複合超電電導
体間に冷媒流路を確保しつつ該複合超電導導体を巻回し
て構成したことを特徴とする超電導コイル。 - 7.請求項6において、前記複合超電導導体を構成する
超電導物質が金属間化合物であることを特徴とする超電
導コイル。 - 8.請求項6において、前記複合超電導導体を構成する
超電導物質が酸化物セラミクスであることを特徴とする
超電導コイル。 - 9.請求項6において、前記複合超電導導体を構成する
超電導物質が合金材であることを特徴とする超電導コイ
ル。 - 10.請求項2において、前記常電導体は純金属である
ことを特徴とする超電導コイル。 - 11.請求項1乃至10のいずれかにおいて、前記樹脂
被覆の厚さは1〜20μmの範囲とすることを特徴とす
る超電導コイル。 - 12.複合超電導線材を樹脂でコーティングし、そのコ
ーティング面の一部に更に絶縁部材を付設したことを特
徴とする複合超電導導体。 - 13.請求項12において、前記樹脂は電着でコーティ
ングしたものであることを特徴とする複合超電導導体。 - 14.請求項12において、前記コーティングの膜厚は
1〜20μmであることを特徴とする複合超電導導体。 - 15.絶縁物で被覆した複合超電導導体を巻回してなる
超電導コイルが液体冷媒と接する構造の超電導装置にお
いて、前記絶縁物を樹脂コーティング層とし、前記複合
超電導導体の巻回構成における該複合超電導導体同士の
間隙をスペーサ部材にて保持するようにしたことを特徴
とする超電導装置。 - 16.請求項15において、前記複合超電導導体中の超
電導素線が合金材及び金属間化合物の群から選ばれるも
のであり、液体冷媒は液体ヘリウムであることを特徴と
する超電導装置。 - 17.請求項15において、前記複合超電導導体中の超
電導素線が酸化物セラミックスであり、液体冷媒は液体
窒素であることを特徴とする超電導装置。 - 18.超電導材と常電導材とを組み合わせ、その全体の
表面を高分子樹脂で電着塗装することを特徴とする複合
超電導導体の製法。 - 19.請求項18において、前記高分子樹脂はエポキシ
系樹脂,アクリル系樹脂,フッ素系樹脂,フェノール系
樹脂,ポリブタジエン系樹脂から選択することを特徴と
する複合超電導導体の製法。 - 20.複合超電導導体を連続的に電着塗装するに当り、
印加電圧10〜50V,電着時間30〜150secと
した事を特徴とする複合超電導導体の製法。 - 21.電着塗装法を用いその表面を絶縁膜で被覆してな
る複合超電導導体を巻回して成る超電導コイルの製法に
おいて、コイル形状形成後に再び電着塗装を行い、コイ
ル形状加工時に発生した絶縁膜の損傷部を補修した事を
特徴とする超電導コイルの製法。 - 22.複合超電導導体を巻回しコイル形状を形成した後
に電着塗装を行い、コイル表面に絶縁膜を形成した事を
特徴とする超電導コイルの製法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4926790A JPH03253005A (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 超電導コイルとその製法、複合超電導導体とその製法、並びに超電導装置 |
EP19910103113 EP0444702A3 (en) | 1990-03-02 | 1991-03-01 | Superconducting coil and process for manufacturing the same, composite superconductor and process for manufacturing the same and superconducting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4926790A JPH03253005A (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 超電導コイルとその製法、複合超電導導体とその製法、並びに超電導装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03253005A true JPH03253005A (ja) | 1991-11-12 |
Family
ID=12826059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4926790A Pending JPH03253005A (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 超電導コイルとその製法、複合超電導導体とその製法、並びに超電導装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0444702A3 (ja) |
JP (1) | JPH03253005A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006319000A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-11-24 | Nippon Steel Corp | 酸化物超伝導磁石材料及び酸化物超伝導磁石システム |
JP2008130785A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 超電導コイルおよび該超電導コイルを備えた超電導機器 |
JP2017533579A (ja) * | 2014-09-01 | 2017-11-09 | ルバタ エスポー オサケ ユキチュアLuvata Espoo Oy | 超電導体を含む金属組立体 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0874372A1 (en) * | 1997-04-23 | 1998-10-28 | Arisawa Mfg. Co., Ltd. | Insulating material and epoxy adhesive for super low temperature |
JP4117372B2 (ja) * | 2002-07-12 | 2008-07-16 | 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 | 超伝導コイル |
DE102004048646B4 (de) | 2004-10-04 | 2006-08-10 | Siemens Ag | Supraleitende Strombegrenzereinrichtung vom resistiven Typ mit bandförmiger Hoch-Tc-Supraleiterbahn |
DE502006004122D1 (de) * | 2006-03-02 | 2009-08-13 | Theva Duennschichttechnik Gmbh | Resistiver Strombegrenzer |
DE102006032702B3 (de) * | 2006-07-14 | 2007-10-04 | Siemens Ag | Resistive supraleitende Strombegrenzeinrichtung mit bifilarer Spulenwicklung aus HTS-Bandleitern und Windungsabstandshalter |
DE102006032973B3 (de) * | 2006-07-17 | 2008-02-14 | Siemens Ag | Supraleitende Strombegrenzereinrichtung von resistiven Typ mit Halteelement |
DE102006032972B3 (de) * | 2006-07-17 | 2008-02-14 | Siemens Ag | Supraleitende Strombegrenzereinrichtung vom resistiven Typ mit mehrteiligem Halteelement |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4936798B1 (ja) * | 1970-09-07 | 1974-10-03 | ||
ES421106A1 (es) * | 1972-12-08 | 1976-04-01 | Gen Electric | Procedimiento para remendar material conductor expuesto en el alambre magnetico de una bobina enrollada para una maqui-na dinamoelectrica. |
JPS607368B2 (ja) * | 1979-04-26 | 1985-02-23 | 三菱電機株式会社 | 超電導コイル |
JPS561411A (en) * | 1979-05-18 | 1981-01-09 | Japan Atomic Energy Res Inst | Large capacity superconductor |
GB2117794B (en) * | 1982-04-06 | 1986-05-21 | Standard Telephones Cables Ltd | Electrocoating electrical components |
JPH0649626B2 (ja) * | 1987-08-27 | 1994-06-29 | 株式会社半導体エネルギ−研究所 | 酸化物超電導材料 |
JPS6474709A (en) * | 1987-09-17 | 1989-03-20 | Toshiba Corp | Superconducting device |
-
1990
- 1990-03-02 JP JP4926790A patent/JPH03253005A/ja active Pending
-
1991
- 1991-03-01 EP EP19910103113 patent/EP0444702A3/en not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006319000A (ja) * | 2005-05-10 | 2006-11-24 | Nippon Steel Corp | 酸化物超伝導磁石材料及び酸化物超伝導磁石システム |
JP4653555B2 (ja) * | 2005-05-10 | 2011-03-16 | 新日本製鐵株式会社 | 酸化物超伝導磁石材料及び酸化物超伝導磁石システム |
JP2008130785A (ja) * | 2006-11-21 | 2008-06-05 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 超電導コイルおよび該超電導コイルを備えた超電導機器 |
JP2017533579A (ja) * | 2014-09-01 | 2017-11-09 | ルバタ エスポー オサケ ユキチュアLuvata Espoo Oy | 超電導体を含む金属組立体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0444702A3 (en) | 1992-09-23 |
EP0444702A2 (en) | 1991-09-04 |
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