JPH032518Y2 - - Google Patents
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- JPH032518Y2 JPH032518Y2 JP1649985U JP1649985U JPH032518Y2 JP H032518 Y2 JPH032518 Y2 JP H032518Y2 JP 1649985 U JP1649985 U JP 1649985U JP 1649985 U JP1649985 U JP 1649985U JP H032518 Y2 JPH032518 Y2 JP H032518Y2
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- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 11
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
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- Discharge Of Articles From Conveyors (AREA)
- Control Of Conveyors (AREA)
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は物品仕分機に関するものであつて、
特にコンベヤ上を走行する運搬物を進行方向横側
から旋回もしくは直動するプツシヤにより押し出
し仕分けする装置に係るものである。
特にコンベヤ上を走行する運搬物を進行方向横側
から旋回もしくは直動するプツシヤにより押し出
し仕分けする装置に係るものである。
[従来の技術]
コンベヤによつて運搬されてくる物品をコンベ
ヤ経路外の一方側方部に設けられた旋回式プツシ
ヤで当該コンベヤ経路外の他方側方部に設けられ
たシユートに押し出して仕分けする装置にあつて
は、第1図に示すように、この仕分機本体よりも
コンベヤCの上流側にコンベヤ流れ方向と直交す
る方向に物品到着検知用の光電センサPHを設け
て、このセンサPHからの出力信号で前記プツシ
ヤPの起動を制御させるように構成されていた。
そしてこのような仕分機にあつては、物品到着検
知用光電センサPHにより物品の到着が検出され
ると制御装置によりセンサでの検知後、常に一定
のタイミングでプツシヤが旋回を始めるようにな
つている。
ヤ経路外の一方側方部に設けられた旋回式プツシ
ヤで当該コンベヤ経路外の他方側方部に設けられ
たシユートに押し出して仕分けする装置にあつて
は、第1図に示すように、この仕分機本体よりも
コンベヤCの上流側にコンベヤ流れ方向と直交す
る方向に物品到着検知用の光電センサPHを設け
て、このセンサPHからの出力信号で前記プツシ
ヤPの起動を制御させるように構成されていた。
そしてこのような仕分機にあつては、物品到着検
知用光電センサPHにより物品の到着が検出され
ると制御装置によりセンサでの検知後、常に一定
のタイミングでプツシヤが旋回を始めるようにな
つている。
[考案が解決しようとする問題点]
ところが、このようなプツシヤ制御方式におけ
る問題点の一は、コンベヤによつて運搬されてく
る物品は、必ずしもコンベヤ幅方向において仕分
け作業に最適な位置を流れてくるわけではなく、
コンベヤの右側寄りであつたり、中央であつた
り、或いは左側寄りであつたりするなど、いわば
無秩序に運搬されてくることがある。
る問題点の一は、コンベヤによつて運搬されてく
る物品は、必ずしもコンベヤ幅方向において仕分
け作業に最適な位置を流れてくるわけではなく、
コンベヤの右側寄りであつたり、中央であつた
り、或いは左側寄りであつたりするなど、いわば
無秩序に運搬されてくることがある。
そのため、物品Gを例えばコンベヤCの流れ方
向右側に設けた旋回式プツシヤPにより反対側の
シユートAに押し出し仕分ける場合にあつては、
第2A図と第2B図に示すように物品の流れ位置
が、コンベヤの左側のときと右側のときとで仕分
け精度に差を生じていた。すなわち、第2B図の
如くプツシヤPの始動タイミングがコンベヤの右
側を流れる物品Gに対し適切なるように設定され
ているとき、同プツシヤの始動タイミングはコン
ベヤの左側を流れる物品Gに対してはタイミング
おくれとなり、その結果仕分けるべき物品が先行
してプツシヤPに接触せず、そのまま通り抜けて
しまつたり、あるいはプツシヤが不適切な位置で
物品を叩いて物品を破損させたり、物品をシユー
トAから落下させたりすることがある(第2A図
参照)。
向右側に設けた旋回式プツシヤPにより反対側の
シユートAに押し出し仕分ける場合にあつては、
第2A図と第2B図に示すように物品の流れ位置
が、コンベヤの左側のときと右側のときとで仕分
け精度に差を生じていた。すなわち、第2B図の
如くプツシヤPの始動タイミングがコンベヤの右
側を流れる物品Gに対し適切なるように設定され
ているとき、同プツシヤの始動タイミングはコン
ベヤの左側を流れる物品Gに対してはタイミング
おくれとなり、その結果仕分けるべき物品が先行
してプツシヤPに接触せず、そのまま通り抜けて
しまつたり、あるいはプツシヤが不適切な位置で
物品を叩いて物品を破損させたり、物品をシユー
トAから落下させたりすることがある(第2A図
参照)。
ところで従来においても上記のような仕分ミス
をなくすため、例えば上流側に傾斜ローラを配設
して人為的に物品をコンベヤの片側に寄せて供給
してプツシヤが適切なタイミングで物品を押し出
すことができるようにした仕分け装置が提案され
ているが、この方式は物品を片側にのみ仕分ける
場合にのみ適用可能で、両側に仕分ける場合には
適用できない。また、プツシヤの長さを長くして
プツシヤ端部で物品を叩くことがないようにした
構造のものも提案されているが、小さい物品がプ
ツシヤの反対側を流れる場合は、依然として上述
したような仕分ミスを生じ易く、抜本的な改善を
必要としている。
をなくすため、例えば上流側に傾斜ローラを配設
して人為的に物品をコンベヤの片側に寄せて供給
してプツシヤが適切なタイミングで物品を押し出
すことができるようにした仕分け装置が提案され
ているが、この方式は物品を片側にのみ仕分ける
場合にのみ適用可能で、両側に仕分ける場合には
適用できない。また、プツシヤの長さを長くして
プツシヤ端部で物品を叩くことがないようにした
構造のものも提案されているが、小さい物品がプ
ツシヤの反対側を流れる場合は、依然として上述
したような仕分ミスを生じ易く、抜本的な改善を
必要としている。
ここに於て本考案はコンベヤにより運搬されて
くる物品のコンベヤ幅方向の位置を認識し、その
位置に応じてプツシヤ始動のタイミングを最適に
制御してタイミングおくれを防止し、以つて仕分
け時の物品破損の防止および誤仕分けを防止する
ことができ、しかも両側仕上けおよび片側仕分け
のいずれのタイプにも適用可能な物品仕分機を提
供することを目的とする。
くる物品のコンベヤ幅方向の位置を認識し、その
位置に応じてプツシヤ始動のタイミングを最適に
制御してタイミングおくれを防止し、以つて仕分
け時の物品破損の防止および誤仕分けを防止する
ことができ、しかも両側仕上けおよび片側仕分け
のいずれのタイプにも適用可能な物品仕分機を提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
上記目的を達成するため、本考案はプツシヤよ
りもコンベヤ上流側にあつて、物品の到着を検知
してプツシヤ制御装置に信号を送るセンサとして
少くとも2種類の光電センサを用い、これらのセ
ンサは平面的にみてコンベヤ流れ方向と直交する
ように配置して物品端を検出する光電センサと、
この光電センサよりもコンベヤの上流もしくは下
流側で、かつコンベヤ流れ方向に光軸を傾けて配
置して物品端を検出する光電センサから構成さ
せ、前記両センサからの出力をこれに接続した物
品位置識別位置に導入して被移送物品のコンベヤ
幅方向の現在位置を検出し、更にこの識別装置の
出力をこれに接続したプツシヤ駆動手段の始動タ
イミング設定装置に導入して物品の位置に応じて
前記プツシヤ駆動手段の始動タイミングを最適に
制御するように構成されている。
りもコンベヤ上流側にあつて、物品の到着を検知
してプツシヤ制御装置に信号を送るセンサとして
少くとも2種類の光電センサを用い、これらのセ
ンサは平面的にみてコンベヤ流れ方向と直交する
ように配置して物品端を検出する光電センサと、
この光電センサよりもコンベヤの上流もしくは下
流側で、かつコンベヤ流れ方向に光軸を傾けて配
置して物品端を検出する光電センサから構成さ
せ、前記両センサからの出力をこれに接続した物
品位置識別位置に導入して被移送物品のコンベヤ
幅方向の現在位置を検出し、更にこの識別装置の
出力をこれに接続したプツシヤ駆動手段の始動タ
イミング設定装置に導入して物品の位置に応じて
前記プツシヤ駆動手段の始動タイミングを最適に
制御するように構成されている。
上記のような手段を有する本考案は、コンベヤ
上の物品のコンベヤ幅方向の現在位置を認識し、
その位置に応じてプツシヤ始動のタイミングを設
定し、プツシヤの近くを走行する物品よりも遠く
を走行する物品に対しては、プツシヤ始動タイミ
ングが前者よりも早くなつて、適正な位置で物品
とプツシヤとが当接するようになり、仕分ミスを
生ずることなく物品を振り分けることができる。
上の物品のコンベヤ幅方向の現在位置を認識し、
その位置に応じてプツシヤ始動のタイミングを設
定し、プツシヤの近くを走行する物品よりも遠く
を走行する物品に対しては、プツシヤ始動タイミ
ングが前者よりも早くなつて、適正な位置で物品
とプツシヤとが当接するようになり、仕分ミスを
生ずることなく物品を振り分けることができる。
[実施例]
次に図面について本考案を具体的に説明する。
第3図ないし第7図は本考案の第1実施例を示
すものである。図において符号1は物品Gを搬送
するコンベヤであり、定常速度で運行するベルト
コンベヤによつて構成されている。2はコンベヤ
1の流れ方向右側に設けた旋回式プツシヤであ
る。このプツシヤ2は平常はコンベヤの側方右端
に静止されているが、仕分けるべき物品Gが仕分
け位置に進出したとき減速モータまたはエアシリ
ンダあるいはロータリアクチユエータ等の駆動手
段により旋回軸3を中心としてアプローチ側に旋
回して当該物品をプツシヤと反対位置にあるシユ
ート4側に押し出して仕分けるようになつてい
る。なお、本考案のプツシヤは必ずしも旋回式で
ある必要はなく、直動形であつてもよい。
すものである。図において符号1は物品Gを搬送
するコンベヤであり、定常速度で運行するベルト
コンベヤによつて構成されている。2はコンベヤ
1の流れ方向右側に設けた旋回式プツシヤであ
る。このプツシヤ2は平常はコンベヤの側方右端
に静止されているが、仕分けるべき物品Gが仕分
け位置に進出したとき減速モータまたはエアシリ
ンダあるいはロータリアクチユエータ等の駆動手
段により旋回軸3を中心としてアプローチ側に旋
回して当該物品をプツシヤと反対位置にあるシユ
ート4側に押し出して仕分けるようになつてい
る。なお、本考案のプツシヤは必ずしも旋回式で
ある必要はなく、直動形であつてもよい。
PH1はプツシヤ2よりも上流側にあり、当該コ
ンベヤ1により運搬されてくる物品Gの先端及び
後端を検出する第1の光電センサであり、この光
電センサPH1はその光軸がコンベヤ流れ方向と直
交するように配設されている。PH2は前記光電セ
ンサPH1から下流側に距離Lを置いて配設した第
2の光電センサであつて、この光電センサPH2は
物品の先端と後端とを検出する。また、この光電
センサPH2はその光軸をコンベヤの流れ方向に設
定角度θだけ傾斜させて配設している。
ンベヤ1により運搬されてくる物品Gの先端及び
後端を検出する第1の光電センサであり、この光
電センサPH1はその光軸がコンベヤ流れ方向と直
交するように配設されている。PH2は前記光電セ
ンサPH1から下流側に距離Lを置いて配設した第
2の光電センサであつて、この光電センサPH2は
物品の先端と後端とを検出する。また、この光電
センサPH2はその光軸をコンベヤの流れ方向に設
定角度θだけ傾斜させて配設している。
符号5は、前記光電センサPH1とPH2に接続さ
せて前記光電センサPH1とPH2からの検出信号を
入力して、仕分けるべき物品Gのコンベヤ幅方向
の現在位置(以下略して「在位」という)を認識
する位置識別装置である。6はこの識別装置5に
接続させたプツシヤ駆動手段7の始動タイミング
設定装置である。このタイミング設定装置6は前
記識別装置5からの信号を入力して、仕分けるべ
き物品Gの「在位」に応じた最適な始動タイミン
グを設定し、それに基づいてプツシヤが始動する
ようにプツシヤ駆動手段7にその始動タイミング
を指示するように構成されている。
せて前記光電センサPH1とPH2からの検出信号を
入力して、仕分けるべき物品Gのコンベヤ幅方向
の現在位置(以下略して「在位」という)を認識
する位置識別装置である。6はこの識別装置5に
接続させたプツシヤ駆動手段7の始動タイミング
設定装置である。このタイミング設定装置6は前
記識別装置5からの信号を入力して、仕分けるべ
き物品Gの「在位」に応じた最適な始動タイミン
グを設定し、それに基づいてプツシヤが始動する
ようにプツシヤ駆動手段7にその始動タイミング
を指示するように構成されている。
なお、この実施例におけるプツシヤ2はコンベ
ヤ流れ方向右側に設けているが、左側に設けるこ
ともある。また第1図の如くプツシヤをコンベヤ
の両側に設けて両側仕分けができるようにするこ
ともあり、この点については後述する。
ヤ流れ方向右側に設けているが、左側に設けるこ
ともある。また第1図の如くプツシヤをコンベヤ
の両側に設けて両側仕分けができるようにするこ
ともあり、この点については後述する。
P1,P2,P3……Poはコンベヤ上の物品Gの在
位検出ポイントであり、第2の光電センサPH2の
光軸上にある。またP1′,P2′,P3′,……Po′はプ
ツシヤ2の最適仕分け動作ポイントを示す。ここ
で最適仕分け動作ポイントとは、プツシヤ2を旋
回させた場合において、走行中の物品Gとプツシ
ヤ2とが適切な角度で当接するポイントを言い、
言い換えればプツシヤが仕分ミスを生ずることな
く、プツシヤの反対位置にあるシユート4側に押
し出し仕分けることのできる理論上のポイントで
ある。θ′は前記最適仕分動作ポイントP1′……
Po′を結ぶ直線とコンベヤ1とがなす角度であ
る。なお第2の光電センサPH2における光軸の偏
り角度θは、前記角度θ′に対応する角度に設定さ
れていて、コンベヤ流れ方向に比例傾斜させてい
る。
位検出ポイントであり、第2の光電センサPH2の
光軸上にある。またP1′,P2′,P3′,……Po′はプ
ツシヤ2の最適仕分け動作ポイントを示す。ここ
で最適仕分け動作ポイントとは、プツシヤ2を旋
回させた場合において、走行中の物品Gとプツシ
ヤ2とが適切な角度で当接するポイントを言い、
言い換えればプツシヤが仕分ミスを生ずることな
く、プツシヤの反対位置にあるシユート4側に押
し出し仕分けることのできる理論上のポイントで
ある。θ′は前記最適仕分動作ポイントP1′……
Po′を結ぶ直線とコンベヤ1とがなす角度であ
る。なお第2の光電センサPH2における光軸の偏
り角度θは、前記角度θ′に対応する角度に設定さ
れていて、コンベヤ流れ方向に比例傾斜させてい
る。
第5図および第6図は電動形プツシヤの概略側
面図および駆動用レバークランク機構の挙動説明
図である。機枠8に減速モータ7を取付け、その
出力軸端にクランク9を設ける。一方、プツシヤ
2の旋回軸3に従動レバー10を設け、レバー1
0の一端とクランク9の一端との間を連結ロツド
11で連結している。この構成によりプツシヤ2
は減速モータ7の出力軸一回転につき、旋回軸3
を中心にして、例えば60度の往復角度回転(揺
動)を行なうので、コンベヤ1上を流れる物品G
がコンベヤ上の所定位置に進出したとき、プツシ
ヤ2を始動させることにより物品Gを押し出して
シユート4側に振り分けるのである。
面図および駆動用レバークランク機構の挙動説明
図である。機枠8に減速モータ7を取付け、その
出力軸端にクランク9を設ける。一方、プツシヤ
2の旋回軸3に従動レバー10を設け、レバー1
0の一端とクランク9の一端との間を連結ロツド
11で連結している。この構成によりプツシヤ2
は減速モータ7の出力軸一回転につき、旋回軸3
を中心にして、例えば60度の往復角度回転(揺
動)を行なうので、コンベヤ1上を流れる物品G
がコンベヤ上の所定位置に進出したとき、プツシ
ヤ2を始動させることにより物品Gを押し出して
シユート4側に振り分けるのである。
次に第7図イ〜ニを参照して、光電センサPH1
とPH2等の作用を説明する。まず第7図イに示す
ようにコンベヤ1により運搬される物品Gの先端
がPs点に到達すると第1の光電センサPH1を遮
光する。PH1が遮光されると位置識別装置5に内
蔵のタイマがセツトされ、PH1遮光中に物品先端
が第2の光電センサPH2を遮光する時点P1までの
時間情報(例えばパルス数)を検出し、その検出
数D1と、かねて前記装置5に記憶させてある
「在位」とパルスの関係から、コンベヤ左端と物
品の物間隔L1を算出し前記装置5に一旦記憶す
る(Ps→P1)。他方、物品Gの後端がPE点に達
し、第1の光電センサPH1が遮光OFFとなり、
次にその時点より第2の光電センサPH2が遮光
OFFとなる時点P2までのパルス数を検出して、
その検出数D2から、前記L1の場合と同様な方法
でコンベヤ右端と物品の物間隔L2を算出し、装
置5に一旦に記憶する(PE→P2)。このようにし
て装置5は上記の物間隔L1および/またはL2を
認識し、かつP2の時点で、仕分け先のプツシヤ
2の最適仕分動作ポイントP2′までの距離(パル
ス数)L2′を演算してそれを記憶する。この場合、
実際には物長lに対応するパルス数を差し引いて
ポイントP2からD2′までの距離を算出する。次い
でこの演算結果を始動タイミング設定装置6に入
力してプツシヤ始動のタイミングを設定し、これ
にもとづいて前記プツシヤの駆動手段(減速モー
タ)7を操作する。そしてこの操作によりプツシ
ヤ2は最適なタイミングで物品Gに当接して、該
物品をシユート4側に押し出し振り分けることが
できる。
とPH2等の作用を説明する。まず第7図イに示す
ようにコンベヤ1により運搬される物品Gの先端
がPs点に到達すると第1の光電センサPH1を遮
光する。PH1が遮光されると位置識別装置5に内
蔵のタイマがセツトされ、PH1遮光中に物品先端
が第2の光電センサPH2を遮光する時点P1までの
時間情報(例えばパルス数)を検出し、その検出
数D1と、かねて前記装置5に記憶させてある
「在位」とパルスの関係から、コンベヤ左端と物
品の物間隔L1を算出し前記装置5に一旦記憶す
る(Ps→P1)。他方、物品Gの後端がPE点に達
し、第1の光電センサPH1が遮光OFFとなり、
次にその時点より第2の光電センサPH2が遮光
OFFとなる時点P2までのパルス数を検出して、
その検出数D2から、前記L1の場合と同様な方法
でコンベヤ右端と物品の物間隔L2を算出し、装
置5に一旦に記憶する(PE→P2)。このようにし
て装置5は上記の物間隔L1および/またはL2を
認識し、かつP2の時点で、仕分け先のプツシヤ
2の最適仕分動作ポイントP2′までの距離(パル
ス数)L2′を演算してそれを記憶する。この場合、
実際には物長lに対応するパルス数を差し引いて
ポイントP2からD2′までの距離を算出する。次い
でこの演算結果を始動タイミング設定装置6に入
力してプツシヤ始動のタイミングを設定し、これ
にもとづいて前記プツシヤの駆動手段(減速モー
タ)7を操作する。そしてこの操作によりプツシ
ヤ2は最適なタイミングで物品Gに当接して、該
物品をシユート4側に押し出し振り分けることが
できる。
第8図イ,ロはプツシヤをコンベヤの両側に設
けて、両側仕分けを行うのに好適な本考案の第2
実施例を示す。この実施例は光電センサを3対設
けた例を示したもので、第1の光電センサPH1と
第2の光電センサPH2は、いずれも前記第1実施
例と同様な関係に配置する。第3の光電センサ
PH3は、第2の光電センサPH2と同様に光電セン
サPH1から下流側に距離Lを置いて配設し、かつ
光軸の偏り角度θ2を第2の光電センサPH2と逆関
係となるように設定されている。そのほかの部分
の構成は、第1実施例に準じるので説明を略す
る。
けて、両側仕分けを行うのに好適な本考案の第2
実施例を示す。この実施例は光電センサを3対設
けた例を示したもので、第1の光電センサPH1と
第2の光電センサPH2は、いずれも前記第1実施
例と同様な関係に配置する。第3の光電センサ
PH3は、第2の光電センサPH2と同様に光電セン
サPH1から下流側に距離Lを置いて配設し、かつ
光軸の偏り角度θ2を第2の光電センサPH2と逆関
係となるように設定されている。そのほかの部分
の構成は、第1実施例に準じるので説明を略す
る。
次に第9図イ〜ホおよび第10図を参照して、
光電センサPH1,PH2,PH3等の作用を説明す
る。第9図イに示すとおりコンベヤ1により運搬
される物品Gの先端がPs1点に達して第1の光電
センサPH1を遮光すると位置識別装置5に内蔵の
タイマがセツトされ、PH1遮光中に物品先端が第
2の光電センサPH2を遮光する時点P1までのパル
ス数を検出し、その検出数DA1と、かねて前記装
置5に記憶させてある「在位」とパルス数の関係
からコンベヤ左端と物品の物間隔L1を算出し、
前記装置5に一旦記憶する(Ps1→P1)。
光電センサPH1,PH2,PH3等の作用を説明す
る。第9図イに示すとおりコンベヤ1により運搬
される物品Gの先端がPs1点に達して第1の光電
センサPH1を遮光すると位置識別装置5に内蔵の
タイマがセツトされ、PH1遮光中に物品先端が第
2の光電センサPH2を遮光する時点P1までのパル
ス数を検出し、その検出数DA1と、かねて前記装
置5に記憶させてある「在位」とパルス数の関係
からコンベヤ左端と物品の物間隔L1を算出し、
前記装置5に一旦記憶する(Ps1→P1)。
一方、物品先端がPH1遮光時から第3の光電セ
ンサPH3を遮光する時点P2までのパルス数を検出
して、その検出数DB3から、前記L1と同様な方法
で、コンベヤ右端と物品の物間隔L2を算出し、
装置5に一旦記憶する(Ps2→P2)。
ンサPH3を遮光する時点P2までのパルス数を検出
して、その検出数DB3から、前記L1と同様な方法
で、コンベヤ右端と物品の物間隔L2を算出し、
装置5に一旦記憶する(Ps2→P2)。
かねて第1の光電センサPH1が遮光された時点
で、仕分け先のプツシヤ2がコンベヤ流れ方向右
側にあるか、左側にあるかの情報を装置5に記憶
させる。そして仕分け先のプツシヤがコンベヤ流
れ方向右側にあるとき、この装置5は第2の光電
センサPH2が遮光OFFとなる時点PA2の時点で、
仕分け先のプツシヤの最適仕分動作ポイントPA
2′までの距離(パルス数)LA2を演算して、それ
を記憶する。この場合、実際には物長lに対応す
るパルス数を差し引いてポイントPA2からPA
2′までの距離を算出する。
で、仕分け先のプツシヤ2がコンベヤ流れ方向右
側にあるか、左側にあるかの情報を装置5に記憶
させる。そして仕分け先のプツシヤがコンベヤ流
れ方向右側にあるとき、この装置5は第2の光電
センサPH2が遮光OFFとなる時点PA2の時点で、
仕分け先のプツシヤの最適仕分動作ポイントPA
2′までの距離(パルス数)LA2を演算して、それ
を記憶する。この場合、実際には物長lに対応す
るパルス数を差し引いてポイントPA2からPA
2′までの距離を算出する。
一方、仕分け先のプツシヤがコンベヤ流れ方向
左側にあるとき、この装置5は第3の光電センサ
PH3が遮光OFFとなる時点PBoからPBo′までの距
離(パルス数)LBoを演算してそれを記憶する。
このときも実際の物長lに対応するパルス数を差
し引いてポイントPBoからPBo′までの距離を算出
する。次いで上記の演算結果を始動タイミング設
定装置6に入力してプツシヤ始動のタイミングを
設定し、これにもとづいて前記プツシヤの駆動手
段(減速モータ)7を操作する。そして、この操
作によりプツシヤ2は最適なタイミングで物品G
に当接して、該物品を仕分け先のシユート側に押
し出して仕分けミスを生ずることなく、正確に両
側に振り分けることができる。
左側にあるとき、この装置5は第3の光電センサ
PH3が遮光OFFとなる時点PBoからPBo′までの距
離(パルス数)LBoを演算してそれを記憶する。
このときも実際の物長lに対応するパルス数を差
し引いてポイントPBoからPBo′までの距離を算出
する。次いで上記の演算結果を始動タイミング設
定装置6に入力してプツシヤ始動のタイミングを
設定し、これにもとづいて前記プツシヤの駆動手
段(減速モータ)7を操作する。そして、この操
作によりプツシヤ2は最適なタイミングで物品G
に当接して、該物品を仕分け先のシユート側に押
し出して仕分けミスを生ずることなく、正確に両
側に振り分けることができる。
なお、上記の実施例では、コンベヤ1に対して
光軸を傾けて配置した光電センサPH2および/ま
たはPH3は、直交する光電センサPH1の下流側に
一定の距離を置いて配設したが、光電センサPH4
の上流側に配設しても上記実施例と同様な作用効
果を達成できる。
光軸を傾けて配置した光電センサPH2および/ま
たはPH3は、直交する光電センサPH1の下流側に
一定の距離を置いて配設したが、光電センサPH4
の上流側に配設しても上記実施例と同様な作用効
果を達成できる。
[考案の効果]
上述のように本考案によれば、コンベヤにより
運搬されてくる物品のコンベヤ幅方向の位置を認
識し、その位置に応じてプツシヤ始動タイミング
を最適に制御できるため、タイミングおくれが防
止でき、誤仕分けや仕分け時の物品破損を防ぐこ
とができる。また、本考案は簡単な構成によつて
上記の効果を達成できる点で実用上の利便が大な
るものである。
運搬されてくる物品のコンベヤ幅方向の位置を認
識し、その位置に応じてプツシヤ始動タイミング
を最適に制御できるため、タイミングおくれが防
止でき、誤仕分けや仕分け時の物品破損を防ぐこ
とができる。また、本考案は簡単な構成によつて
上記の効果を達成できる点で実用上の利便が大な
るものである。
第1図は従来の物品仕分機を示す平面図、第2
A図、第2B図はコンベヤ上の運搬物とプツシヤ
の相対的挙動関係を示す説明図、第3図は本考案
の物品仕分機の第1実施例を示す平面図、第4図
は同上仕分機の制御装置系を示すブロツク線図、
第5図は電動形プツシヤの概略図、第6図は駆動
用レバークランク機構の挙動説明図、第7図は光
電センサの作用説明図、第8図は本考案の第2実
施例を示す平面図、第9図は第2実施例における
光電センサの作用説明図、第10図は第2実施例
における制御装置系のブロツク線図である。 1……搬送コンベヤ、2……旋回式プツシヤ、
3……旋回軸、4……シユート、5……位置識別
装置、6……始動タイミング設定位置、7……プ
ツシヤ駆動手段、8……機枠、9……クランク、
10……従動レバー、11……連結ロツド、G…
…物品、PH1,PH2,PH3……光電センサ、P1〜
Po……在位検出ポイント、P1〜Po′……最適仕分
動作ポイント、θ′……光軸の偏り角度。
A図、第2B図はコンベヤ上の運搬物とプツシヤ
の相対的挙動関係を示す説明図、第3図は本考案
の物品仕分機の第1実施例を示す平面図、第4図
は同上仕分機の制御装置系を示すブロツク線図、
第5図は電動形プツシヤの概略図、第6図は駆動
用レバークランク機構の挙動説明図、第7図は光
電センサの作用説明図、第8図は本考案の第2実
施例を示す平面図、第9図は第2実施例における
光電センサの作用説明図、第10図は第2実施例
における制御装置系のブロツク線図である。 1……搬送コンベヤ、2……旋回式プツシヤ、
3……旋回軸、4……シユート、5……位置識別
装置、6……始動タイミング設定位置、7……プ
ツシヤ駆動手段、8……機枠、9……クランク、
10……従動レバー、11……連結ロツド、G…
…物品、PH1,PH2,PH3……光電センサ、P1〜
Po……在位検出ポイント、P1〜Po′……最適仕分
動作ポイント、θ′……光軸の偏り角度。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 定常速度で動くコンベヤにより運搬されてく
る物品をコンベヤ経路外の一方側方部に設けら
れたプツシヤにより当該コンベヤ経路外の他方
側方部へ押し出す仕分機本体と、この仕分機本
体よりも前記コンベヤの上流側にあつて当該コ
ンベヤにより運搬されてくる物品の到着を検出
するセンサを有し、このセンサからの信号をプ
ツシヤ駆動手段の制御装置に入力するように構
成した物品仕分機において、 前記センサは、平面的にみてコンベヤ流れ方
向と直交するように配置して物品端を検出する
光電センサと、この光電センサよりもコンベヤ
の上流もしくは下流側で、かつコンベヤ流れ方
向に光軸を傾けて配置して物品端を検出する光
電センサとからなり、前記両センサからの出力
をこれに接続した位置識別装置に導入して被移
送物品のコンベヤ幅方向の現在位置を検出さ
せ、更にこの識別装置の出力をこれに接続した
プツシヤ駆動手段の始動タイミング設定装置に
導入して物品の位置に応じて前記プツシヤ駆動
手段の始動タイミングを最適に制御するように
したことを特徴とする物品仕分機。 2 プツシヤは、コンベヤの両側方部に設けられ
ている実用新案登録請求の範囲第1項記載の物
品仕分機。 3 プツシヤは、コンベヤの一方側方部に立設さ
れた旋回軸を中心として一定角度範囲正逆回転
するように構成されている実用新案登録請求の
範囲第1項記載の物品仕分機。 4 プツシヤの旋回軸は、レバークランク機構を
介して減速モータの出力軸に連結されている実
用新案登録請求の範囲第3項記載の物品仕分
機。 5 コンベヤ流れ方向に光軸を傾けて配置した光
電センサは、その光軸を相互に逆関係となるよ
うにした第2と第3の2組の光電センサにより
構成されている実用新案登録請求の範囲第1項
記載の物品仕分機。 6 光軸の偏り角度θは、旋回式プツシヤの最適
仕分動作ポイントを結ぶ直線とコンベヤとがな
す角度θ′に対応する角度である実用新案登録請
求の範囲第1または第5項記載の物品仕分機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1649985U JPH032518Y2 (ja) | 1985-02-09 | 1985-02-09 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1649985U JPH032518Y2 (ja) | 1985-02-09 | 1985-02-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61135825U JPS61135825U (ja) | 1986-08-23 |
JPH032518Y2 true JPH032518Y2 (ja) | 1991-01-23 |
Family
ID=30503327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1649985U Expired JPH032518Y2 (ja) | 1985-02-09 | 1985-02-09 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH032518Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH087479Y2 (ja) * | 1989-05-29 | 1996-03-04 | 富士電機株式会社 | 情報読取装置 |
JP5440144B2 (ja) * | 2009-12-16 | 2014-03-12 | 村田機械株式会社 | 仕分け装置 |
JP5610206B2 (ja) * | 2010-08-26 | 2014-10-22 | 株式会社ダイフク | 分岐装置 |
JP5992144B2 (ja) * | 2011-03-22 | 2016-09-14 | 三機工業株式会社 | 仕分け機構及び仕分け装置 |
JP7115232B2 (ja) * | 2018-11-07 | 2022-08-09 | 村田機械株式会社 | 仕分け装置 |
JP7326904B2 (ja) * | 2019-06-14 | 2023-08-16 | 村田機械株式会社 | 仕分け装置 |
-
1985
- 1985-02-09 JP JP1649985U patent/JPH032518Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61135825U (ja) | 1986-08-23 |
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