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JPH03250010A - ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物 - Google Patents

ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物

Info

Publication number
JPH03250010A
JPH03250010A JP29311090A JP29311090A JPH03250010A JP H03250010 A JPH03250010 A JP H03250010A JP 29311090 A JP29311090 A JP 29311090A JP 29311090 A JP29311090 A JP 29311090A JP H03250010 A JPH03250010 A JP H03250010A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
sulfide resin
polyarylene sulfide
conjugated diene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29311090A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Yamamoto
山本 直己
Akira Nakada
章 中田
Hiroshi Mori
弘 森
Takuya Ueno
拓哉 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Publication of JPH03250010A publication Critical patent/JPH03250010A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L81/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen or carbon only; Compositions of polysulfones; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L81/02Polythioethers; Polythioether-ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は衝撃強度及び表面外観に優れたポリアリーレン
サルファイド樹脂に関する。
(従来の技術) 衝撃強度を改良したポリアリーレンサルファイド樹脂組
成物としては特開昭56−118456号公報にビニル
芳香族化合物と共役ジエン化合物からなる特定の共役ジ
エン系ブロック共重合体を配合したポリアリーレンサル
ファイド樹脂組成物が提案されている。
又、特公昭53−13469号公報にジエンゴム変性ポ
リスチレン、ジエンゴム変性スチレン・アクリロニトリ
ル共重合体を配合したものが提案されている。
更に特開平1−215854号公報、特開平l−185
366号公報にポリアリーレンサルファイドと芳香族ビ
ニル化合物と共役ジエン化合物を主体とするブロック又
はグラフト共重合体及びその水添物にグリシジル基含有
不飽和化合物をグラフトしてなる変性共重合体とのブレ
ンド物が提案されている。これらの方法は衝撃強度を向
上させる方法としては比較的価れた方法であるが、高度
の耐熱性及び機械的強度を充分に発揮するには不適当と
言わざるを得ない。又、グリシジル基含有不飽和化合物
をグラフトする工程を別途膜けなければならず、煩雑で
あり、かつコスト的にも不利となると言う問題がある。
(発明が解決しようとする問題点) このように、これらの組成物はポリアリーレンサルファ
イドが本来有している耐熱性、機械的性質を損なわずに
衝撃強度を改良するという点では不充分なものであり、
又、このような組成物からなる成形品は表面外観が悪い
という問題をも有している。
又、粉体同士をヘンシェルミキサー等で混合、押し出し
ベレット化するような方法でポリアリーレンサルファイ
ド樹脂と共役ジエン重合体を混合しても相溶性が乏しい
ため衝撃強度の改善も充分でなく、成形品の表面外観が
悪いという問題があった。
本発明者らはこのような状況に鑑み、ポリアリーレンサ
ルファイド樹脂が本来有している耐熱性、機械的強度を
さほど低下させることなく衝撃強度を改善し、表面外観
も良好な成形物を得られるポリアリーレンサルファイド
樹脂組成物につき鋭意検討した結果、本発明に到達した
(問題点を解決するための手段) 即ち、本発明の要旨は (A)ポリアリーレンサルファイド樹脂60〜99.5
重量部及び (B)共役ジエン重合体40〜0.5重量部からなる組
成物の存在下、AとBの合計100重量部に対して (C)エチレン性不飽和結合を1個以上有する単量体の
30〜0.1重量部 を添加、反応せしめてなるポリアリーレンサルファイド
樹脂組成物にある。
本発明において用いられるポリアリーレンサルファイド
樹脂は一般式−+Ar−5)−で示される繰り−CO−
1−〇−又は炭素数5以下のアルキレン基を示し、アル
キレン基としてはメチレン又はポリメチレンでもよく、
2つまでのメチル側鎖を有するメチレン又はポリメチレ
ンでもよい)これらの式9芳香環に1〜3個のハロゲン
又はメチル基からなる置換基を有するもの、又はこれら
の2種以上の混合物からなるものを挙げることができる
このようなポリアリーレンサルファイド樹脂であれば直
鎖構造のものでもよ(、枝分れ構造を有するものであっ
てもよい。
このようなポリアリーレンサルファイド樹脂の中ではポ
リフェニレンサルファイドが好ましく用いられる。
本発明で用いる共役ジエン重合体としては共役二重結合
を有するジオレフィンを主要構成単位とするものであれ
ばよく、このような構成単位として1,3−ブタジェン
、2−メチル−1,3−ブタジェン(イソプレン) 、
 2.3−ジメチル−1,3−ブタジェン、クロロブレ
ン、1.3−ペンタジェン、l、3−へキサジエン等を
挙げることができ、1.3−ブタジェン、クロロブレン
を好ましいものとして例示できる。本発明で用いる共役
ジエン重合体としては上記構成単位の2種以上を用いた
共重合体であってもよい。
又、共役ジエン重合体としては、本発明の目的を損なわ
ない範囲で共重合可能な他のビニル単量体例えばスチレ
ン、アクリロニトリル等を少量共重合せしめていてもよ
い。又、共役ジエン重合体は架橋していても架橋してい
な(でもよい、この共役ジエン重合体は溶液重合、水系
での乳化重合等通常の方法により製造できる。
本発明においてポリアリーレンサルファイド樹脂と共役
ジエン重合体との配合比率は、衝撃強度改良の点からポ
リアリーレンサルファイド樹脂60〜99.5重量部に
対して、共役ジエン重合体40〜0.5重量部であるこ
とが適切であり、ポリアリーレンサルファイド樹脂75
〜90重量部に対して、共役ジエン重合体25〜10重
量部であることが好ましい。共役ジエン重合体が0゜5
重量部未満ではポリアリーレンサルファイド樹脂の衝撃
強度改良効果が小さ(、共役ジエン重合体が40重量部
を越えると成形物の強度、剛性、耐熱性が損なわれるた
め好ましくない。
本発明においてポリアリーレンサルファイド樹脂と共役
ジエン重合体の存在下で重合する単量体としでは重合性
のエチレン性不飽和結合を1個以上有するものであれば
どのようなものも用いることができ、このような単量体
の例としてスチレン、α−メチルスチレン、ビニルスチ
レン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、ビニルアン
トラセン等の芳香族アルケニル化合物、(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸ブチル% (メタ)アクリル酸−2−エチルヘキ
シル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル
酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)
アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル
酸−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸シク
ロヘキシル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)
アクリル酸ジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸
ジエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸テトラヒド
ロフルフリル等の(メタ)アクリル酸エステル類、マレ
イミド、N−メチルマレイミド、N−フェニルマレイミ
ド、N−エチレンレイミド、N−シクロへキシルマレイ
ミド等のN−置換もしくは非置換マレイミド、(メタ)
アクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、
N、N−ジメチル(メタ)アクリルアミド等の(メタ)
アクリルアミド類5.(メタ)アクリル酸、マレイン酸
、イタコン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸等の不
飽和酸又は不飽和酸無水物、イタコン酸グリシジルエス
テル類、ブテンカルボン酸エステル類、アリルグリシジ
ルエーテル、2−メチルアリルグリシジルエーテル、ス
チレン−p−グリシジルエーテル、3.4−エポキシブ
テン、3.4−エポキシ3−メチル−1−ブテン、3.
4−エポキシ−1−ペンテン、3.4−エポキシ−3−
メチル−1−ペンテン、5.6−エボキシー1−ヘキセ
ン、ビニルシクロヘキセンモノオキシド、p−グリシジ
ルエステル等の不飽和グリシジルエステル類、(メタ)
アクリロニトリル等のシアン化ビニル、ビニルエチルエ
ーテル等のビニルエーテル化合物、メタクリル酸アリル
、トリアリルシアヌレート、ジアリルフタレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、1.3−ブチレング
リコールジメタクリレート、トリメチロールプロパント
リメタクリレート等を例示でき、重合性等の点からスチ
レン、α−メチルスチレン、(メタ)アクリル酸メチル
、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸−2
−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキ
シエチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、N−メチル
マレイミド、N−フェニルマレイミド、(メタ)アクリ
ルアミド、(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、(メ
タ)アクリロニトリルが好ましく、この中では(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アク
リルアミド、(メタ)アクリル酸及びアクリロニトリル
をより好ましいものとして挙げることができ、最も好ま
しいものとして(メタ)アクリル酸グリシジルを挙げる
ことができる。
本発明においてポリアリーレンサルファイド樹脂と共役
ジエン重合体の存在下で重合する単量体の量はポリアリ
ーレンサルファイド樹脂と共役ジエン重合体の合計10
0重量部に対して30〜0.1重量部であるとこれを反
応させて得られた組成物の衝撃強度が向上する。この単
量体の量はポリアリーレンサルファイド樹脂と共役ジエ
ン重合体の合計100重量部に対して15重量%以下で
あることが好ましく、10重量部以下であることがより
好ましい、この単量体の量は0.5重量部以上であるこ
とが好ましく、1重量部以上であることがより好ましい
、単量体の量がポリアリーレンサルファイド樹脂と共役
ジエン重合体の合計100重量部に対して30重量部を
超えると成形加工時の流動性に悪影響を与えるおそれが
ある。
逆に0.1重量%未満であると耐熱性の発現、良好な表
面外観が得られ難くなる。
本発明の組成物としては更に充填材を含有させることが
できる。
このような充填材は繊維状のものであってもよく粒状の
ものであってもよ(この両者からなるものであってもよ
(、ガラス繊維、炭素繊維、チタン酸カリウム、アスベ
スト、炭化珪素、セラミック繊維、金属繊維、窒化珪素
、アラミド繊維、PMF、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、ドロマイト、三酸化アンチモン、酸化亜鉛、酸化チ
タン、酸化マグネシウム、酸化鉄、二硫化モリブデン、
マイカ、タルク、カオリン、パイロフィライト、ベント
ナイト、セリサイト、ゼオライト、ネフェリンシナイト
、アクパルジャイト、ウオラストナイト、クレー、フェ
ライト、黒鉛、石膏、ガラスピーズ、ガラスバルーン、
石英等を挙げることができる。
このような充填材を用いる場合はその添加量はポリアリ
ーレンサルファイド樹脂と共役ジエン重合体の合計10
0重量部1こ対して10〜300重量部とすることが好
ましく、300重量部を超えると組成物の溶融流動性が
悪くなり、このため成形品の外観が損なわれる傾向にあ
り好ましくない。
本発明の組成物には抗酸化剤を添加することができる。
添加するのが好適な抗酸化剤としてはN。
No−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、N−イソ
プロピル−No−フェニル−p−フェニレンジアミン、
N−1、3−ジメチルブチル−No−フェニル−p−フ
ェニレンジアミン、等のp−フェニレンジアミン誘導体
、6−ニトキシー2.2.4−トリメチル−1,2−ジ
ハイドロキノリン等のジハイドロキノリン誘導体、4.
4°−ブチリデンビス(6−t−ブチル−m−クレゾー
ル)、2.2°−メチレンビス(4−メチル−6−t−
ブチルフェノール) 、 2.2’−メチレンビス(4
−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4°−チ
オビス(6−t−ブチル1−クレゾール)、2.6−ジ
ーt−ブチル−p−クレゾール、2.5−ジ−t−アミ
ルハイドロキノン、2.5−ジ−t−ブチルハイドロキ
ノン等のフェノール誘導体を例示できる。
本発明の組成物には必要に応じて離型剤、着色剤、紫外
線吸収剤、発泡剤、防錆剤、難燃剤、難燃助剤等を含有
させることができる。
本発明においてポリアリーレンサルファイド樹脂と共役
ジエン重合体からなる組成物の存在下単量体を添加、反
応せしめるとはポリアリーレンサルファイド樹脂存在下
で上記共役ジエン重合体と単量体とラジカル重合開始剤
とを混合してその状態で単量体を重合してもよく、ポリ
アリーレンサルファイド樹脂を溶融した状態でこれに上
記共役ジエン重合体と単量体とラジカル重合開始剤等と
を添加混合あるいは混練し、重合するバルク重合法を採
用してもよいが、後者の方法で重合させることが好まし
い。
充填剤をこの組成物に含有せしめる場合は、充填剤を単
量体の重合時に共存させてもよく、単量体重合後に添加
してもよい。
単量体を反応させるのに用いるラジカル重合開始剤はこ
の単量体を重合開始させる能力を有するものであればど
のようなものも用いることができるが、ポリアリーレン
サルファイド樹脂を溶融させた状態で反応させる場合は
該樹脂の溶融温度が290℃以上と高いことから100
℃での半減期が1分以上であるようなラジカル重合開始
剤が好ましく、このような開始剤としてベゾイルバーオ
キサイド、パラクロロベンゾイルパーオキサイド、2.
4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、アセチルパー
オキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジク
ミルパーオキサイド、t〜ブチルパーベンゾエート等を
挙げることができる。ポリアリーレンサルファイド樹脂
の溶融混合あるいは混線状態での重合におけるラジカル
重合開始剤の添加量は共役ジエン重合体と単量体とポリ
アリーレンサルファイド樹脂の合計量100重量部あた
り0.01〜10重量部であることが好ましく、0.0
3〜5重量部であることがより好ましい。
ポリアリーレンサルファイド樹脂の溶融混合あるいは混
線状態での単量体の重合は押出し機内で重合させるのが
好ましい、即ち、通常のポリアリーレンサルファイド樹
脂の押出し条件あるいはこれに類似した条件でポリアリ
ーレンサルファイド樹脂と共役ジエン重合体、単量体、
ラジカル重合開始剤、必要であればこれに充填材その他
の添加剤を添加して押出しながら重合させるのが好まし
い。
こうして得られたポリアリーレンサルファイド樹脂組成
物は押出し成形、射出成形等の通常の条件での成型等の
工程を経ても相分離を起こさず、又、これらのポリマー
のボリアリーレンサルファイド樹脂への添加量が適切で
あるため、ポリアリーレンサルファイドの優れた特性を
さほど損なわずに衝撃強度の向上し、成形物表面外観の
優れた組成物となるのである。
(実施例) 以下に実施例により本発明を更に説明する。
なお、実施例においてI zod衝撃強度はASTMD
256に従って測定し、熱変形温度(HDT)はAST
M  D648に従って測定し、外観評価は射出成形に
より得られた1 00mmX 100mmX3mmの平
板を用い、充填材を含有しない系は目視によりバール光
沢の有無を評価して、バール光沢のないものを○、ある
ものを×とし、充填材を含有する系の場合はスガ試験機
製変角光沢計(UGV−40)により表面光沢(60”
)を測定した。
実施例1 ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)(トーブレ
ン■製、トーブレンT−4、平均粒径50μm)90重
量部と液状ポリブタジェン(液状PBd)(日本曹達■
製、B−3000、数平均分子量3080)10重量部
に抗酸化剤(用ロ化学工業側製、アンテージW−400
,2,2°−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチ
ルフェノール))0.15重量部を溶解したものを混合
した後乾燥し、これに更にヘンシェルミキサーを用いて
グリシジルメタクリレート(GMA)1.5重量部とベ
ンゾイルパーオキサイド(BPO)0.1重量部とをブ
レンドし、こうして得られた混合物を二軸押出機(ウニ
ルナ−30Φ、シリンダー温度290℃)で押出し、ペ
レット化した。このベレットを用い、射出成形機(東芝
機械■製、lS−100)でシリンダー温度290℃、
金型温度80℃の条件で機械特性評価用試験片を成形し
、評価した。その結果を表−1に示す。
実施例2.3 実施例1で用いたと同様のポリフェニレンサルファイド
樹脂、液状ポリブタジェン及び抗酸化剤の量を表−1に
示すようにした以外は実施例1と同様にして試験片を得
、機械特性を評価した。その結果を表−1に示す。
比較例1 実施例1に示したペレット化のための押出し条件、射出
成形条件で実施例1で用いたと同様のポリフェニレンサ
ルファイド樹脂のみを用いて成形し、機械特性を評価し
た。その結果を表−1に示す。
実施例4 実施例1で用いたと同様のポリフェニレンサルファイド
樹脂90重量部にポリブタジェンゴム(日本ゼオン■製
、N1pol 1220S) (P B d ) 10
重量部と実施例1で用いたと同様の抗酸化剤0015重
量部とをトルエン100重量部に溶解したものを添加混
合した後乾燥してトルエンを除去し、これにグリシジル
メタクリレート1.5重量部とベンゾイルパーオキサイ
ド0.1重量部を添加し、ヘンシェルミキサーで混合し
たものを用いて実施例1と同様に溶融混合、ペレット化
、射出成形し、得られた試験片の機械特性を評価した。
その結果を表−1に示す。
実施例5〜8 表−1に示したPPSとポリブタジェンの配合比及びグ
リシジルメタクリレート(GMA) 、メチルメタクリ
レート(MMA)あるいはGMA/MMA混合物の量、
抗酸化剤の量、ベンゾイルパーオキサイドの量を表−1
に示すようにした以外は実施例4と同様にした。得られ
た試験片の機械特性を表−1に示す。
実施例9 実施例1で用いたと同様のポリフェニレンサルファイド
樹脂80重量部と実施例4で用いたと同銘柄のポリブタ
ジェンゴムを約5a+■角に切断したクラム20重量部
、実施例1で用いたと同様の抗酸化剤0.3重量部、グ
リシジルメタクリレート2.5重量部及びベンゾイルパ
ーオキサイド0゜2重量部をヘンシェルミキサーで混合
した後、実施例1で用いたと同様にして押出しペレット
化、射出成形を行い、試験片を得、機械特性を評価した
。その結果を表−1に示す。
実施例10〜12 表−1に示す成分を用い、ガラス繊維(GF)をヘンシ
ェルミキサー混合後、押出しベレット化直前に添加し、
射出成形の金型温度を140℃とした以外は実施例4と
同様にした。その結果を表−1に示す。
実施例13 表−1に示す成分を用い、タルクをヘンシェルミキサー
混合時に添加した以外は実施例4と同様にした。その結
果を表−1に示す。
比較例2 実施例1で用いたと同様のポリフェニレンサルファイド
樹脂100重量部にガラス繊維67重量部を配合し、実
施例10で用いたと同様の条件で押し出しペレット化、
射出成形して得られた試験片の機械特性を評価した。そ
の結果を表−1に示す。
比較例3 実施例1で用いたと同様のポリフェニレンサルファイド
樹脂80重量部にスチレン−ブタジェン−スチレンブロ
ック共重合体(シェル化学■製、カリフレックス)20
重量部をトルエン100重量部に溶解したものを混合、
乾燥後、実施例1で用いたと同様の条件で押出しペレッ
ト化、射出成形して試験片を得、機械特性を評価した。
その結果を表−1に示す。
比較例4 実施例1で用いたと同様のポリフェニレンサルファイド
樹脂100重量部にタルク55重量部を配合したものを
用い、実施例13と同様の条件で押出しペレット化、射
出成形して試験片を得、機械特性を評価した。その結果
を表−1に示す。
実施例14 ポリフェニレンサルファイド樹脂として直鎖型PPS 
(東し−フィリップス社製、M2588)を用いた以外
は実施例5と同様にして得た試験片を評価した。その結
果を表−2に示す。
実施例15 グリシジルメタクリレートの代わりにグリシジルアクリ
レートを用いた以外は実施例5と同様にして得た試験片
を評価した。その結果を表−2に示す。
実施例16 ポリブタジェンゴムの代わりにポリイソプレンゴムを用
いた以外は実施例5と同様にして得た試験片を評価した
。その結果を表−2に示す。
実施例17〜19 実施例14と同様にして得たベレットを表−2に示した
充填材と共に40Φ単軸押出機(シリンダー温度300
℃)で押し出した後、実施例10と同様の条件で射出成
形し、得られた試験片を評価した。その結果を併せて表
−2に示す。
実施例20〜22 グリシジルメタクリレートの量を表−2に示す量とした
以外は実施例5と同様にして試μ片を得、評価した。そ
の結果も併せて表−2に示す。
参考例1 水素化されたスチレン−ブタジェン−スチレンブロック
共重合体(シェル化学■製、クレイトンG1650、ス
チレン含量約30重量%)100重量部、グリシジルメ
タクリレート5重量部、ジターシャリ−ブチルパーオキ
サイド0.5重量部を混合した後、ウニルナ−二輪押出
様を用いてシリンダー温度170℃で押し出し、変性ブ
ロック共重合体ベレットを得た。
比較例5 参考例1で得た変性ブロック共重合体を20重量部、実
施例1で用いたと同様のポリフェニレンサルファイド樹
脂80重量部及びアンテージW4000.3部を混合し
てウニルナ−二軸押出機を用いてシリンダー温度300
℃で押し出し手ペレットを得、実施例1と同様の条件で
射出成形して試験片を得、評価した。その結果を表−3
に示す。
比較例6 比較例5と同様にして得たベレット100重量部にガラ
ス繊維67重量部を混合し、実施例17と同様の条件で
押し出し、射出成形を行なって、試験片を得、評価した
。その結果を表−3に示す。
比較例7 変性ブロック共重合体の配合量を29重量部、ポリフェ
ニレンサルファイド樹脂の配合量を71重量部とした以
外は比較例5と同様にして試験片を得、評価した。その
結果を表−3に示す。
比較例8 比較例7と同様にして得たベレットを用いた以外は比較
例と同様にしてガラス繊維を配合した試験片を得、評価
した。その結果を表−3に示す。
比較例8と実施例11とはほぼ同じゴム含量(ポリブタ
ジェンあるいは水添ブタジェンとして約20%)である
が、耐熱性、光沢共に比較例8のほうが劣っていること
がわかる。
比較例9 実施例1で用いたと同様のポリフェニレンサルファイド
樹脂100重量部に炭素繊維47重量部を配合したもの
を用い、実施例17と同様の条件で押出しペレット化、
射出成形して試験片を得、機械特性を評価した。その結
果を表−3に示す。
(発明の効果) 以上述べたように、本発明の組成物は共役ジエン重合体
と単量体あるいは更に充填材とポリアリーレンサルファ
イド樹脂とが均一に混合された状態にあって、押出し成
形、射出成形等の通常の条件での成型等の工程を経ても
相分離を起こさない程度に分散混合されており、又、該
組成物各成分の配合比が適切であるため、ポリアリーレ
ンサルファイドの優れた特性をさほど損なわずに優れた
衝撃強度と成形品表面外観が付与された優れた性能の組
成物となる。
なお、本発明の好ましい態様は以下のとおりである。
l)ポリアリーレンサルファイド樹脂がポリフェニレン
サルファイド樹脂である請求項1記載の樹脂組成物。
2)共役ジエン重合体がポリブタジェン、ポリイソプレ
ンあるいは1.3−ブタジェンとイソプレンの共重合体
である請求項1記載の樹脂組成物。
3)エチレン性不飽和結合を有する単量体がα。
β−不飽和酸グリシジルエステルである請求項1記載の
樹脂組成物。
4)AとBの配合比がA75〜90重量部に対して82
5〜10重量部である請求項1記載の樹脂組成物。
5)AとBの合計100重量部に対するCの配合比が1
0〜0.5重量部である請求項1記載の樹脂組成物。
6)更に抗酸化剤が添加されてなる請求項1記載の樹脂
組成物。
7)樹脂組成物が共役ジエン重合体及び単量体を溶融状
態のポリアリーレンサルファイド樹脂に添加されてなる
ものである請求項1記載の樹脂組成物。
8)更に充填材が添加されてなる請求項1記載の樹脂組
成物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(A)ポリアリーレンサルフアイド樹脂60〜99
    .5重量部及び (B)共役ジエン重合体40〜0.5重量部からなる組
    成物の存在下、AとBの合計100重量部に対して (C)エチレン性不飽和結合を1個以上有する単量体の
    30〜0.1重量部 を添加、反応せしめてなるポリアリーレンサルファイド
    樹脂組成物。
JP29311090A 1990-01-12 1990-10-30 ポリアリーレンサルファイド樹脂組成物 Pending JPH03250010A (ja)

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