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JPH01306467A - ポリフェニレンスルフィド組成物 - Google Patents

ポリフェニレンスルフィド組成物

Info

Publication number
JPH01306467A
JPH01306467A JP63136288A JP13628888A JPH01306467A JP H01306467 A JPH01306467 A JP H01306467A JP 63136288 A JP63136288 A JP 63136288A JP 13628888 A JP13628888 A JP 13628888A JP H01306467 A JPH01306467 A JP H01306467A
Authority
JP
Japan
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polyphenylene sulfide
ethylene
copolymer
pps
elastomer
Prior art date
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Granted
Application number
JP63136288A
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English (en)
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JPH0424388B2 (ja
Inventor
Akira Kadoi
門井 晶
Norio Shimazaki
嶋崎 周夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP63136288A priority Critical patent/JPH01306467A/ja
Priority to DE68923583T priority patent/DE68923583T2/de
Priority to EP89305611A priority patent/EP0345094B1/en
Priority to KR1019890007578A priority patent/KR960012460B1/ko
Publication of JPH01306467A publication Critical patent/JPH01306467A/ja
Publication of JPH0424388B2 publication Critical patent/JPH0424388B2/ja
Priority to US08/410,938 priority patent/US5625002A/en
Priority to US08/475,793 priority patent/US5654358A/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、溶融流動性が良好で、衝撃特性の改良された
ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物に関するものであ
り、さらに詳しくはポリフェニレンスルフィド樹脂にエ
ラストマおよびエポキシ基含有オレフィン系重合体を配
合した、溶融流動性が良好で、衝撃特性の改良されたポ
リフェニレンスルフィド樹脂組成物に関するものである
〈従来の技術〉 衝撃特性の改良されたポリフェニレンスルフィド樹脂と
しては、特開昭58−154757号公報にエポキシ基
含有オレフィン系重合体としてα−オレフィンとα、β
−不飽和酸のグリシジルエステルからなるオレフィン系
共重合体を配合せしめてなる組成物が、特開昭62−1
53343号公報、特開昭62−153344号公報、
特開昭62−15334.5号公報に特定の処理を施し
たポリフェニレンスルフィドにα−オレフィンとα。
β−不飽和酸のグリシジルエステルからなるオレフィン
系共重合体を配合せしめてなる組成物が開示されている
また、PPSに各種のエラストマ類を配合した組成物も
特開昭60−120753号公報、特開昭59−113
055号公報、特開昭58−27740号公報、特開昭
56−118456号公報、特開昭56−118449
号公報などに開示されている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記公報記載の組成物のうち、各種のエ
ラストマ類を配合した組成物はいずれも衝撃特性の改善
効果は不十分である。従来知られているようにポリフェ
ニレンスルフィドの分子銀は比較的不活性であるため、
通常のエラストマ類を単に配合しただけではポリフェニ
レンスルフィドとの親和性が不十分であるため十分な衝
撃特性は得られない。
一方、α−オレフィンとα、β−不飽和酸のグリシジル
エステルからなるオレフィン系共重合体を配合した組成
物は衝撃特性が改善され、特に特定の処理を施したポリ
フェニレンスルフィドに配合した場合は大幅にMk撃時
特性改善される。しかしながらこのα−オレフィンとα
、β−不飽和酸のグリシジルエステルからなるオレフィ
ン共重合体を配合すると、溶融粘度が上昇し、ポリフェ
ニレンスルフィドが本来持っている成形性が損なわれて
しまうという重大な問題点があった。
そこで本発明はW!撃時特性すぐれ、かつ良流動性に代
表される成形性にも優れるPP5tl脂組成物を得るこ
とを課題とする。
く課題を解決するための手段〉 すなわち本発明は、(1)(A)ポリフェニレンスルフ
ィド、(B)エポキシ基含有オレフィン系重合体および
、(C)エポキシ基および酸無水物基を含有しないエラ
ストマを必須成分として成るポリフェニレンスルフィド
組成物、(2)上記(1)において(A)ポリフェニレ
ンスルフィドが脱イオン処理を施されたポリフェニレン
スルフィドである上記(1)のポリフェニレンスルフィ
ド組成物、(3)前記(1)において(A)ポリフェニ
レンスルフィドが酸処理した後、水で洗浄したものであ
る前記(1)または上記(2)のポリフェニレンスルフ
ィド組成物、(4)前記(1)において<A)ポリフェ
ニレンスルフィドが熱水処理した後、水で洗浄したもの
である前記(1)または前記(2)のポリフェニレンス
ルフィド組成物、(5)前記(1)において(A)ポリ
フェニレンスルフィドが有機溶媒で洗浄した後、水で洗
浄したものである前記(1)または(2)のポリフェニ
レンスルフィド組成物、(6)前記(1)において(B
)エポキシ基含有オレフィン系重合体が、α−オレフィ
ン60〜99.5重電%およびα、β−不飽和酸のグリ
シジルエステル40〜0.5重量%を必須成分とするオ
レフィン系重合体である前記(1)のポリフェニレンス
ルフィド組成物および(7)前記(1)において(C)
エポキシ基および酸無水物基を含有しないエラストマが
、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共
重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル
酸ブチル共重合体から選ばれたエラストマである前記(
1)のボリフェニレンスルフィド組成物である。
本発明で使用するポリフェニレンスルフィドで示される
繰返し単位を70モル%以上、より好ましくは90モル
%以上を含む重合体であり5上記繰返し単位が70モル
%未満では耐熱性が損なわれるなめ好ましくない。
PPSは一般に、特公昭45−3368号公報で代表さ
れる製造法により得られる比較的分子量の小さい重合体
と、特公昭52−12240号公報で代表される製造法
により得られる本質的に線状で比較的高分子量の重合体
等があり、前記特公昭45−3368号公報記載の方法
で得られた重合体においては、重合後、酸素雰囲気下に
おいて加熱することにより、あるいは過酸化物等の架橋
剤を添加して加熱することにより高重合度化して用いる
ことも可能であり、本発明においてはいかなる方法によ
り得られたPPSを用いるこ七も可能であるが、本発明
の効果が顕著であること、および、PPS自体の靭性が
優れるという理由で、前記特公昭52−12240号公
報で代表される製造法により得られる本質的に線状で比
較的高分子量の重合体が、より好ましく用いられ得る。
また、PPSはその繰返し単位の30モル%未満を下記
の構造式を有する繰返し単位等で構成する、二とが可能
である。
本発明で使用するPPSは、前述のようにいかなるPP
Sも使用可能であるが、脱イオン処理を施されたものが
好ましい。また脱イオン処理されたPPSのイオン含有
量は、ナトリウムの含有量として、通常、900ppm
以下、好ましくは500 P P Tn以下で本発明の
効果を十分に発現させることができる。ナトリウム含有
量を低減させる有効な手段として、(a)酸処理、(b
)熱水処理、(C)有機溶媒洗浄等の方法が挙げられる
以下、これらの好ましいPPSの処理について述べる。
酸処理を行なう場合は次の通りである。
酸処理の方法は、酸または酸の水溶液にPPSを浸漬せ
しめるなどの方法があり、必要により適宜撹拌または加
熱することも可能である9例えば、酢酸を用いる場合、
pH4の水溶液を80〜90°Cに加熱した中にPPS
粉末を浸漬し、30分間撹拌することにより十分な効果
が得られる。酸処理を施されたPPSは残留している酸
または塩などを物理的に除去するため、水または温水で
数回洗浄することが必要である。
洗浄に用いる水は、酸処理によるPPSの好ましい化学
的変性の効票な損なわない意味で、蒸溜水、脱イオン水
であることが好ましい。
熱水で処理する場合は次の通りである。すなわちPPS
を熱水処理するにあたり、化学的変性効果を得るために
、熱水の温度を通常100℃以上、より好ましくは12
0℃以上、さらに好ましくは150℃以上、特に好まし
くは170℃以上にすることが好ましい。
本発明の熱水洗浄によるPPSの好ましい化学的変性の
効果を発現するため、使用する水は蒸溜水あるいは脱イ
オン水であることが好ましい、熱水処理の操作は、通常
、所定量の水に所定量のPPSを投入し、圧力容器内で
加熱、撹拌することにより行われる。ppsと水との割
合は、水の多い方が好ましいが、通常、水IJ!に対し
、PP5200g以下の浴比が選択される。
また、処理の雰囲気は、末端基の分解は好ましくないの
で、これを回避するため不活性雰囲気下とするのが好ま
しい、さらに、この熱水処理操作を終えたPPSは、残
留している成分を物理的に除去するため温水で数回洗浄
するのが好ましい。
有機溶媒で洗浄する場合は次の通りである。
PPSの洗浄に用いる有機溶媒は、PPSを分解する作
用などを有しないものであれば特に制限はなく、例えば
N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、
ヘキサメチルホスホラスアミド、ピペラジノン類などの
含窒素極性溶媒、ジメチルスルホキシド、ジメチルスル
ホン、スルホランなどのスルホキシド・スルホン系溶媒
、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケトン、ア
セトフェノンなどのケトン系溶媒、ジメチルエーテル、
ジプロピルエーテル、ジオキサン、テトラしドロフラン
などのエーテル系溶媒、クロロホルム、塩化メチレン、
トリクロロエチレン、二塩化エチレン、パークロルエチ
レン、モノクロルエタン、ジクロルエタン、テトラクロ
ルエタン、パークロルエタン、クロルベンゼンなどのハ
ロゲン系溶媒、メタノール、エタノール、プロパツール
、ブタノール、ペンタノール1.エチレングリコール、
プロピレングリコール、フェノール、クレゾール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどの
アルコール・フェノール系溶媒、ベンゼン、トルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素系溶媒などが挙げられる
。これらの有機溶媒のうちでも、N−メチルピロリドン
、アセトン、ジメチルホルムアミド、クロロホルムなど
の使用が特に好ましい、また、これらの有R忍媒は、一
種類または二種以上の混合で使用される。
有機溶媒による洗浄の方法としては、有R溶媒中にPP
Sを浸漬せしめるなどの方法があり、必要により適宜撹
拌または加熱することら可能である。
有機溶媒でPPSを洗浄する際の洗浄温度については特
に制限はなく、常温〜300°C程度の任意の温度が選
択できる。洗浄温度が高くなるほど洗浄効率が高くなる
傾向があるが、通常は常温〜150’Cの洗浄温度で十
分効果が得られる。
圧力容器中で、有機溶媒の沸点以上の温度で加圧下に洗
浄することも可能であるーまな、洗浄時間についても特
に制限はない。洗浄条件にもよるが、バッチ式洗浄の場
合、通常5分間以上洗浄することにより、十分な効果が
得られる。また、連続式で洗浄することも可能である。
重合により生成したPPSを有81溶媒で洗浄するのみ
で十分であるが、本発明の効果をさらに発揮させるため
に、水洗浄、または温水洗浄と組み合わせるのが好まし
い、また、N−メチルピロリドンなどの高沸点水溶性有
機溶媒を用いた場合は、有機溶媒洗浄後、水または温水
で洗浄することにより、残存有機溶媒の除去が容易に行
なえて好ましい、これらの洗浄に用いる水は蒸溜水、脱
イオン水であることが好ましい。
また、本発明で用いるPPSには、本発明の効果を損な
わない範囲で、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、結晶核剤
、紫外線防止剤、着色剤などの通常の添加剤、および夕
景の他種ポリマを添加することができ、さらにPPSの
架橋度を制御する目的で、通常の過酸化剤および、特開
昭59−131650号公報に記載されているチオホス
フィン酸金属塩などの架橋促進剤または特開昭58−2
04045号公報、特開昭58−204046号公報な
どに記載されているジアルキル錫ジカルボキシレート、
アミノトリアゾールなどの架橋防止剤を配合することも
可能である。
本発明で用いるエポキシ基含有オレフィン系重合体とは
、側鎖または主鎖にエポキシ基を有するオレフィン系重
合体であり、通常のエポキシ樹脂は含まれない、エポキ
シ基含有オレフィン系重合体として、側鎖にグリシジル
エステル、グリシジルエーテル、グリシジルアミンなど
のグリシジル基を有するオレフィン系重合体、二重結合
含有オレフィン系重合体の二重結合をエポキシ酸化した
ものなどが挙げられる0本発明ではこれらエポキシ基含
有オレフィン系重合体のうち、α−オレフィンとα、β
−不飽和酸のグリシジルエステルからなる共重合体が好
ましく用いられる。ここでいうα−オレフィンとしては
エチレン、プロピレン、ブテン−1などが挙げられる。
また、α、β−不飽和酸のグリシジルエステルとは一般
式(Rは水素原子または低級アルキル基を示す)で示さ
れる化合物であり、具体的にはアクリル酸グリシジル、
メタクリル酸グリシジル、エタクリル酸グリシジルなど
が挙げられる。エポキシ基含有オレフィン系重合体にお
けるエポキシ基の含有量は0.1〜30重1%、特に0
.2〜10重量%が好ましく、0.1重量%未溝では目
的とする効果か得られず、30重量%を越えるとPPS
との溶融混練時にゲル化を生じ、押出安定性、成形性お
よび機械特性が低下するため好ましくない。
エポキシ基含有オレフィン系重合体には、本発明の効果
を損なわない範囲で、他のオレフィン系モノマ、例えば
アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリロニト
リル、スチレン、酢酸ビニル、ビニルエーテルなどを共
重合せしめてらよい。
本発明で用いられるエポキシ基および酸無水物基を含有
しないエラストマとはエポキシ基および酸無水物基を含
有せず、曲げ弾性率が10,000 k+r f /−
以下のものである。酸無水物基を含有するエラスl〜マ
の使用は溶融粘度を上昇させ、成形性を損なうため好ま
しくない。
この様なエポキシ基および酸無水物基を含有しないエラ
ストマ(以下エラストマと略称する)としては、例えば
、ポリオレフィン系エラストマ、ジエン系エラストマ、
アクリル系エラストマ、ポリアミドエラストマ、ポリエ
ステルエラストマ、シリコーンエラストマ、フッ素エラ
ストマ、多硫化物エラストマなどが挙げられる。ポリオ
レフィン系エラストマの具体例としては、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、ポリブ
テン、エチレン−10ピレン−ジエン共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体などが挙げられる。ジエン系エ
ラストマとしてはスチレン−ブタジェン共重合体、ポリ
ブタジェン、ブタジェン−アクリロニトリル共重合体、
ポリイソプレン、ブテン−イソプレン共重合体およびス
チレン−エチレン−ブタジェン−スチレン共重合体のよ
うなこれらの水添物などが挙げられる。
アクリル系エラストマの具体例として、エチレン−(メ
タ)アクリル酸メチル共重合体、エチレン−(メタ)ア
クリル酸エチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル
敢プロピル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸ブ
チル共重合体などのオレフィン−アクリル酸エステル共
重合体、(メタ)アクリル酸メチル−アクリロニトリル
共重合体、(メタ)アクリル酸グロピルーアクリロニト
リル共重合体、(メタ)アクリル酸ブチル−アクリロニ
トリル共重合体などの(メタ)アクリル酸エステル−ア
クリロニトリル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル
酸共重合体およびそれのNa、Zn、に、Ca、Mgな
どの金属塩、上述のブタジェン−アクリロニトリル共重
合体などが挙げられる。
ポリアミド系エラストマとは、ポリアミド成分のハード
セグメントとポリエーテル成分および/またはポリエス
テル成分のソフトセグメントを有するブロック共重合体
のエラストマである。ポリアミド成分の例としては 一+NH−R■−Co)nまたは −fNH−R■−NHCO−R■−Coin (ここI
I! でR、RおよびR■は炭素数2〜15のアルキレン基ま
たはその置換体を示す)が挙げられる。
ポリエーテル成分の例としては(OR+n (Rは炭素
数2〜15のアルキレン基またはその置換体を示す)が
挙げられ、ポリエステル成分の例としては(OR■−C
o)nまなは 一+0−R−0CO−R■−Co)n(ここでR■ II 、RおよびR■は炭素数2〜15のアルキレン基または
その置換体を示す)が挙げられる。またポリアミド系エ
ラストマとしてはナイロン6、ナイロン66、ナイロン
610.ナイロン11およびナイロン12のランダム共
重合体も含まれる。
シリコーンエラストマは+5i−O+−nで表わされる
ポリシロキサンであり、Rとしてはメチル基の他、エチ
ル基、プロピル基、フェニル基、ビニル基、フッ化アル
キル基、 +CHx )mCN基等が挙げられる。フッ素系エラス
トマとしては例えば、フッ化ビニリデン−パーフルオロ
プロパン共重合体、フッ化ビニリデン−三フッ化塩化エ
チレン共重合体、四フッ化エチレンープロピレン共重合
体、四フヅ化エチレン−02F! 0CFj共重合体な
どの他、ジヒドロパーフルオロブチルアクリレート重合
体、トリフルオロメトキシジヒドロパーフルオロアクリ
レート共重合体などの含フツ素アクリレート重合体、C
Hs (SL−0)nなどのフルオロシリコーン系工C2H4
CF。
0−CH2CF。
■ ラストマ、−+P=N+n      などのフォ0−
CH,C,F、H スフアゼン系エラストマ等が挙げられる。
多硫化物エラストマとは、式+R−3m)nで表わされ
るポリマであり、Rの例としては一〇ト■ 2 − 、
     C2H4−、C3H6−、−C,H6−2C
6H12−1C1o H2o−1C2H40CH20C
2H4−1 Cx  Ha  OCx  H40C2H4−1(R−
は炭素数1〜4のアルキル基)、H mは1〜4である。これらのエラストマは1種または2
種以上の混合物で使用される。
PPSとエポキシ基含有オレフィン系重合体およびエラ
ストマとの配合割合にとくに制限はないが、本発明の効
果を十分得るためには、エポキシ基含有オレフィン系重
合体とエラストマとの合計量が1重量%以上、またPP
Sの強度、耐熱性の点から50重承%以下、すなわちP
P350〜99重量%に対し、エポキシ基含有オレフィ
ン系重  、合体とエラストマの合計量が50〜1重量
%が好ましく、特に強度、剛性が必要な用途に対しては
PP370〜99重量%に対し、エポキシ基含有オレフ
ィン系重合体およびエラストマ30〜1重量%が好まし
い。
また、エポキシ基含有オレフィン系重合体とエラストマ
との使用割合についても特に制限はないが、PPSとエ
ラストマとの相溶性の点からエポキシ基含有オレフィン
系重合体とエラストマの合計量に占めるエポキシ基含有
オレフィン系重合体の量が5%以上、溶融粘度の点から
エポキシ基含有オレフィン系重合体の量が95重量%以
下、すなわちエポキシ基含有オレフィン系重合体/エラ
ストマ=9515〜5/95(重量比)の範囲が好まし
い。
本発明において、繊維状および/または粒状の強化材は
必須成分ではないが、必要に応じてPPS、エポキシ基
含有オレフィン系重合体および工ラストマの合計100
重量部に対して400重撤部を越えない範囲で配合する
ことが可能であり、通常10〜300重量部の範囲で配
合することにより強度、剛性、耐熱性、寸法安定性など
の向上を図ることが可能である。
かかる繊維状強化材としては、ガラス繊維、シラスガラ
ス繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミック繊維
、アスベスト繊維、石コウ繊維、金属繊維などのp#機
織繊維よび炭素繊維などが挙げられる。
また粒状の強化材としては、ワラステナイト、セリサイ
ト、カオリン、マイカ、クレー、ベントナイト、アスベ
スト、タルク、アルミナシリゲートなどの珪酸塩、アル
ミナ、塩化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム
、酸化チタンなどの金属酸化物、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウムなどの硫酸塩、ガラス・ビーズ、窒化
ホウ素、炭化珪素、サロヤン、シリカなどが挙げられ、
これらは中空であってもよい、これら強化材は21ff
1以上を併用することが可能であり、必要によりシラン
系およびチタン系などのカヅプリング剤で予備処理して
使用することができる。
本発明の組成物の調製手段は特に制限はないが、PPS
、エポキシ基含有オレフィン系重合体およびエラストマ
と必要に応じて強化材とをPPSの融点以上の温度で、
押出機内で溶融混練後、ペレタイズする方法が代表的で
ある。
なお、溶融混練温度は組成物の溶融を十分に行なうため
、通常、280℃以上、オレフィン系共重合体の熱劣化
およびゲル化防止の点から、通常、340℃以下、すな
わち、280〜340℃が好ましい。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
〈実施例〉 参考例1 (PPSの重合) オートクレーブに硫化ナトリウム3.26kg(25モ
ル、結晶水40%を含む)、水酸化ナトリウム4g、#
酸ナトリウム三水和物1.36kIr〈約10モル)お
よびN−メチル−2−ピロリドン(以下NMPと略称す
る)7.9 kgを仕込み、撹拌しながら徐々に205
℃まで昇温し、水1゜36kiを含む留出水約1.5j
を除去した。残留混合物に1.4−ジクロルベンゼン3
.75kg(25,5モル)およびN M P 2 k
gを加え、265°Cで4時間加熱した0反応生成物を
70°Cの温水で5回洗浄し、80℃で24時間減圧乾
燥して、溶融粘度的2,500ポアズ(320℃、剪断
速度i、ooo秒−1)の粉末状pps約2 krを得
た。
同様の操作を繰返し、以下に記載の実施例に供した。
実施例1 参考例1で得られたPPS粉末約2 mを90℃に加熱
されたpH4の酢酸水溶液201中に投入し、約30分
間撹拌し続けたのち、と過し、P液のpalが7になる
まで約90℃の脱イオン水で洗浄し、120℃で24時
間減圧乾燥して粉末状とした。
この粉末と、エチレン−メタクリル酸グリシジル(88
/12重量比)共重合体およびエチレン−プロピレン共
重合体(三片石油化学(株)製“タフマーp−1so“
°)とを80/10/10の重量比でトライブレンドし
、290〜310℃に設定したスクリュー押出機により
溶融混合ペレタイズした。得られたベレットの溶融粘度
を測定し、第1表記載の結果を得た(320℃、剪断速
度1.000秒−1)、原料ppsと比較して溶融粘度
の上昇は少ないものであった。
次にベレットを290〜300℃に設定した射出成形機
に供給し、金型温度150℃の条件で機械特性評価用試
験片を成形した。
得られた試験片について測定したアイゾツト衝撃強度(
ASTM  D−256)、熱変形温度(ASTM  
D−648)は第1表記載の通りであり、衝撃強度が極
めて大きく、PPS単独と比べて熱変形温度の低下は小
さかった。
またベレットについてメルトインデクサ−中で30分間
滞留させた後のメルトフロー値(以下MFRと略称する
)の保持率についても測定し、第1表記載の結果を得た
(MFRはASTM  D−1238に準じ、温′度の
み316’Cに変更して測定した)。
比較例1 実施例1で用いたPPS粉末を用い、エチレン−メタク
リル酸グリシジル共重合体およびエチレン−プロピレン
共重合体を配合することなく、ペレタイズ、射出成形を
行った試験片について評価したアイゾツト衝撃強度、熱
変形温度は第1表に示す通りであった9本発明の実施例
1と比べて衝撃強度が大幅に劣るものであった。
比較例2 実施例1においてPPS粉末とエチレン−メタクリル酸
グリシジル(88/12重量比)共重合体およびエチレ
ン−プロピレン共重合体を80/10/1.0の重量比
で使用するのに代えて、PPS粉末とエチレン−メタク
リル酸グリシジル(88/12重量比)とを80/20
の重量比で使用する以外は実施例1と全く同様にペレタ
イズ、射出成形および評価を行なって第11表記載の結
果を得た。衝撃強度については本発明の実施例1と同等
の効果があるものの、溶融粘度の増加が著しい。
実施例2 実施例1で使用しなPPS粉末、エチレン−メタクリル
酸グリシジル(88/12重量比)共重合体およびエチ
レン−ブテン共重合体(三片石油化学(株)製“タフマ
ーA−4085”)を60/20/20の重量比でトラ
イブレンドし、以下、実施例1と全く同様に溶融混合ペ
レタイズ、射出成形および評価を行なって第1表記載の
結果を得た。またメルトインデクサ−中で30分間滞留
させた後のMFHの保持率を測定し、第1表記載の結果
を得た(MFHの測定はASTM  D−1238に準
じて温度のみ316℃に変更して行なった。荷重5kg
)、本発明の組成物は滞留による増粘が少なく、熱安定
性に優れている。
比較例3 実施例2において、PPS粉末とエチレン−メタクリル
酸グリシジル(88/12重量比)共重合体およびエチ
レン−ブテン共重合体を60/20/20の重量比で使
用するのに代えて、PPS粉末とエチレン−メタクリル
酸グリシジル(88/12重量比)共重合体とを60/
40の重量比で使用する以外は実施例2と全く同様にペ
レタイズ、射出成形および評価を行なって第1表記載の
結果を得た。実施例2の本発明の組成物と比べて、衝撃
強度は同等であるものの、溶融粘度が高くなり、しかも
滞留による増粘が著しいものである。
実施例3〜5 参考例1で得られた粉末的2 kiを100’Cに加熱
したNMP2Oj中に投入し、約30分間撹拌した後、
濾過し、続いて約90℃のイオン交換水で洗浄し、12
0℃で24時間真空乾燥して粉末状生成物を得た。この
操作を繰り返して実施例3〜5に供した。
このようにして得られたPPS粉末と、エチレン/メタ
クリル酸グリシジル(88/12重量比)共重合体およ
びエチレン−アクリル酸エチル共垂合体(日本ユニカー
(株)製DPDJ−61,82>(実施例3)、または
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(三片石油化学
(株)製EPDM−3045)(実施例4)、またはエ
チレン−メタクリル酸共重合体のNa塩(三片ポリゲミ
カル(株)製“ハイミラン−1707”)(実施例5)
とを第1表記載の割合で実施例1と同様の方法でトライ
ブレンド、溶融混合ペレタイズ、射出成形を行ない試験
片を得た。得られた試験片およびベレットについて評価
した結果を第1表に示した。
いずれも優れた衝撃強度を示し、滞留による増粘はわず
かである。
実施例6 実施例1で使用したのと同様のPPS粉末、エチレン/
メタクリル酸グリシジル(88/12重呈比)共重合体
、エチレン−ブテン共重合体およびガラス繊維(3間長
チョツプドファイバー)を48/6/6/40の重量比
でトライブレンドし、以下実施例1と全く同様に溶融混
合ペレタイズ、射出成形を行なって試験片を得た。得ら
れた試験片について物性評価した結果を第2表に示した
また得られたベレットの溶融粘度(320°C1剪断速
度1,000秒−1)は10,300ポアズであり、実
施例1と同様に測定した30分間滞留させた後のM F
 Rの保持率は91%であった。
比較例4 実施例6において、エチレン−メタクリル酸グリシジル
共重合体およびエチレン−ブテン共重合体を配合するこ
となく、PPS粉末とガラス繊維とを60/40の重量
比で使用する以外は実施例6と同様に溶融混合ペレタイ
ズ、射出成形を行ない試験片を得た。得られた試験片に
ついて物性評価を行ない試験片を得た。得られた試験片
について物性評価を行なった結果を第2表に示した。エ
チレン/メタクリル酸グリシジル共重合体およびエチレ
ン−ブテン共重合体を配合した本発明の実施例6と比べ
て大幅に衝撃強度が劣るものであった。
比較例5 実施例6において、PPS粉末、エチレン/メタクリル
酸グリシジル共重合体、エチレン−ブテン共重合体およ
びガラス繊維を48/6/6/40の重量比で使用する
のに代えて、PPS粉末、エチレン/メタクリル酸グリ
シジル共重合体およびガラス繊維を48/12/40の
重量比で使用する以外は実施例6と全く同様に溶融混合
ペレタイズ、射出成形および評価を行なって第2表記載
の結果を得た。
得られたベレットの溶融粘度は23,000ポアズであ
り、30分間滞留さぜな後の保持率は33%であった0
本発明の実施例6と比べて滞留により大幅に増粘し、熱
安定性に劣るものであった。
実施例7 エチレン/メタクリル酸グリシジル(88/12重量比
)共重合体に代えて、エチレン/メタクリル酸グリシジ
ル(94/6重量比)共重合体を使用する以外は実施例
6と同様に溶融混合ペレタイズ、射出成形を行ない試験
片を得た。得られた試験片について物性評価した結果は
第2表記載の通りであった。
実施例8〜10 実施例1と同様のPPS粉末、エチレン/メタクリル酸
グリシジル(88/12重量比)共重合体、ガラス繊維
およびエチレン−プロピレン共重合体(実施例8)、ま
たはエチレン−プロピレン−ジエン共重合体(実施例9
)、またはエチレン−アクリル酸エチル共重合体(実施
例10)とを第2表記載の割合で実施例1と同様の方法
で溶融混合ペレタイズ、射出成形を行ない試験片を得た
得られた試験片について評価した結果を第2表に示した
実施例11〜13 フィリップス・ペトローリアム社製pps ’ライドン
PR−06″、エチレン/メタクリル酸グリシジル(8
8/12重量比)共重合体、ガラス繊維およびスチレン
−エチレン−ブタジェンブロック共重合体(SEBS)
(実施例11)、またはエチレン−酢酸ビニル共重合体
(実施例12)、または四フッ化エチレンープロピレン
共重合体(実施例13)とを第2表記載の割合で実施例
1と同様の方法で溶融混合ペレタイズ、射出成形を行な
い試験片を得た。得られた試験片について評価した結果
を第2表に示した。
実施例14〜19 参考例1と全く同様に重合操作を行い、得られた反応混
合物を100℃まで冷却し、撹拌下に水に投入後濾過し
生成物を回収した。得られた生成物を70℃の温水で5
回洗浄後、イオン交換水101とともにオートクレーブ
に仕込み、密閉して撹拌下170℃まで昇温し、この温
度に30分間保持した後冷却した。オートクレーブから
内容物を取り出して濾過した後、室温のイオン交換水で
洗浄し、120℃で24時間減圧乾燥して粉末状PPS
を約2 kg得た。同様の操作を繰返して以下に記載の
実施例14〜19に供した。
上記のPPS、エチレン/メタクリル酸グリシジル(8
8/12重量比)共重合体およびエチレン−アクリル酸
ブチル共重合体(実施例14)、またはエチレン−プロ
ピレン共重合体(実施例15)、またはエチレン−ブテ
ン共重合体(実施例16)、およびこれらにさらにガラ
ス繊維(実施例17〜19)とを第3表記載の割合で配
合し、実施例1と同様の方法で溶融混合ペレタイズ、射
出成形を行い試駆片を得な、得られた試駆片について評
価した結果を第3表に示した。
〈発明の効果〉 本発明のポリフェニレンスルフィド組成物は、PPSが
本来有する耐熱性をほとんど損なうことなく耐衝撃性を
大幅に向上させ、溶融滞留による増粘も小さい。
そして本発明のポリフェニレンスルフィド組成物は、そ
の優れた特性を利用して、電気・電子製品、自動車部品
、事務機器部品、航空・宇宙機器部品などの分野に広く
活用され得る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ポリフェニレンスルフィド、(B)エポキ
    シ基含有オレフィン系重合体および、(C)エポキシ基
    および酸無水物基を含有しないエラストマを必須成分と
    して成るポリフェニレンスルフィド組成物。
  2. (2)(A)ポリフェニレンスルフィドが脱イオン処理
    を施されたポリフェニレンスルフィドである請求項(1
    )記載のポリフェニレンスルフィド組成物。
  3. (3)(A)ポリフェニレンスルフィドが酸処理した後
    、水で洗浄したものである請求項(1)または(2)記
    載のポリフェニレンスルフィド組成物。
  4. (4)(A)ポリフェニレンスルフィドが熱水処理した
    後、水で洗浄したものである請求項(1)または(2)
    記載のポリフェニレンスルフィド組成物。
  5. (5)(A)ポリフェニレンスルフィドが有機溶媒で洗
    浄した後、水で洗浄したものである請求項(1)または
    (2)記載のポリフェニレンスルフィド組成物。
  6. (6)(B)エポキシ基含有オレフィン系重合体が、α
    −オレフィン60〜99.5重量%およびα,β−不飽
    和酸のグリシジルエステル40〜0.5重量%を必須成
    分とするオレフィン系重合体である請求項(1)記載の
    ポリフェニレンスルフィド組成物。
  7. (7)(C)エポキシ基および酸無水物基を含有しない
    エラストマが、エチレン−プロピレン共重合体、エチレ
    ン−ブテン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共
    重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレ
    ン−アクリル酸ブチル共重合体から選ばれたエラストマ
    である請求項(1)記載のポリフェニレンスルフィド組
    成物。
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