JPH03249002A - 廃棄物収集車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ＞産業上の利用分野 本発明は種類の異なる廃棄物、たとえば再利用不可能な
廃棄物と再利用可能な廃棄物とを同時収集できるように
した廃棄物収集車に関する。

（ｂ）従来の技術 一般に家庭より排出される廃棄物の中に厨芥や缶や瓶等
があり、厨芥と缶類とを別個に収集して、厨芥は埋立て
若しくは焼却し、缶類は再利用している。

ところか、従来の廃棄物収集に使用されている廃棄物収
集車は特公昭４６−３９６０２号に示されている如く、
廃棄物収容箱には１つの至を設けているだけである。

（Ｃ）発明が解決しようとする課題 このため、厨芥や缶類の収集は別々の車両で行なわなけ
ればならず、作業効率が非常に悪かった。

また、家庭から出される缶類が少ない場合には、缶類は
厨芥と一緒に収集され、再利用されずに埋立てられると
いう無駄かあった。

そこで、この発明の目的は、１台の廃棄物収集車にて種
類の異なる廃棄物を同時に収集することができ、収集作
業の効率を高めることにある。

（ｄ＞課題を解決するための手段 上記目的を解決するためこの発明は、車体上に廃棄物収
容箱を搭載し、前記収容箱の後方開口部には、後部に後
部投入口を有し、廃棄物押込装置を内装した廃棄物処理
枠を傾動可能に連接し、前記収容箱内には前後移動可能
な排出板を前後一体に設けて、収容箱を前室と後室とに
区画し、前記収容箱の前部には前記前室に廃棄物を投入
できる前部投入口を設けたことでおる。

（ｅ）作用 廃棄物の収集を行なう場合、厨芥は後部投入口より廃棄
物処理枠内に投入され、廃棄物押込装置により廃棄物収
容箱の後室に収容される。

缶類は前部投入口から廃棄物収容箱の前室に収容される
。

収集した廃棄物を排出する場合、廃棄物処理枠を上方傾
動させて後方開口部を開成し、その後、廃棄物収容内の
前後一体の排出板を後方移動させて後室の厨芥を排出す
る。

次に前記排出板をさらに後方移動させて前室の缶類を排
出する。

（ｆ）実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

（１）は車体（２）上に搭載した廃棄物収容箱で、この
収容箱（１）の後方には後方開口部（３）を有している
。

前記開口部（３）には、開口部（３）に連通ずる廃棄物
処理枠（４）を上方傾動可能に連接しておる。

前記処理枠（４）の後部には後部投入口（５）を、内部
には廃棄物押込装置（図示せず）をそれぞれ設けてあり
、投入口（５）より廃棄物を投入すると押込装置により
開口部（３）を通って収容箱（１）に収容されるように
なっている。

（６）（７）は収容箱（１）内に設けられた前後一体の
前部排出板と後部排出板で、この各排出板（６Ｈ７）に
より収容箱（１）を前室（８）と後室（９）とに区画し
ている。

すなわち、前部排出板（６）と後部排出板（７）との間
には前室（８）が、後部排出板（７）と開口部（３）と
の間には後室（９）がそれぞれ設けられている。

前記各排出板（６）（７）間の距離は排出板調整装置（
１０）により可変とされ、前室（８）と後室（９）との
分割比を自由としている。

前記排出板調整装置（１０）は、各排出板（６）（７）
間の上下に前部排出板（６）には貫通し、後部排出板（
７）には螺合したネジ棒（１１）（１２）と、各ネジ棒
（１１）（１２）の前部に設けたスプロケット（１３）
　（１３）と、このスプロケット（１３）　（１３）間
に掛は回したチェーン（１５）と、前記下部ネジ棒（１
２）の前端に固着したハンドル（１６）とより構成され
、ハンドル（１６）を回すことによりスプロケット（１
３）　（１３）とチェーン（１５）とを介して上下のネ
ジ棒（１１）（ｉ２）か一体に回転し、各排出板（６）
（７）の距離を変えることかできる。

（１４）は上部ネジ棒（１４）に固着したストップ部材
である。

（１７）は収容箱（１）前部と前方排出板（６）との間
に介装した油圧シリンダで、この油圧シリンダ（１７）
を伸縮することにより各排出板（６）（７）を前後移動
可能としである。

（１８）は前室（８）の上方左側の収容箱（１）に設け
た前部投入口で、この投入口（１８）には収容箱（１）
の前部側方に設けた廃棄物投入装置（１９）により廃棄
物を投入するようにしである。

前記投入装置（１９）は、収容箱（１）前部左側に設け
た前後一対のレール（２０）　（２０）と、このレール
（２０）（２０）内のローラ（２１）・・・・・・によ
りレール（２０）　（２０）に沿って走行する前後一対
のスライド（２２）（２２）と、前記一対のスライダ（
２２）（２２）間に回動自在に設けられた投入！（２３
）と、この投入蓋（２３）の一端に回動自在に設けられ
た補助板（２４）　（２４）と、この補助板（２４）　
（２４）か当接して投入蓋（２３）を投入口（１８）閉
鎖方向に回動させるローラ（２’５）（２５）と、投入
蓋（２３）と補助板（２４）との間に張設され、投入蓋
（２３）と補助板（２４）とを第３図の反時計方向と時
計方向とにそれぞれ付勢するスプリング（２６）　（２
６）と、投入！（２３）と補助板（２４）との回動を規
制するストッパ（２７）　（２７）と、収容箱（１）の
前方上部右側に設けたシーブ付シリンダ（２８）と、一
端をスライダ（２２）（２２）に固着し、左シーブ（２
９）　（２９）をもシーブ（３０）（３０）とシリンダ
シニブ（３１）とに掛は回し、細端をシリンダ（２８）
の側方近辺に固着した一対のワイヤ（３２）（３２）と
より構成され、シリンダ（２８）の伸縮により投入蓋（
２３）が上下移動するようにしである。

本発明は前記の如き構成で、次に作用について説明する
。

第１図の状態で廃棄物の収集場所へ行く。

収集場所において、厨芥を後部投入口（５）より廃棄物
処理枠（４）に投入する。

すると廃棄物押込装置により廃棄物収容箱（１）の後室
（９）に収容される。

缶類を収容する場合は、まずシーブ付シリンダ（２８）
を縮小するとワイヤ（３２）（３２）を介してスライダ
（２２）（２２）は自重により下降し始める。

すると補助板（２４）　（２４）は反時計方向に回動す
るとともに投入蓋（２３）はスプリング（２６）力によ
り反時計方向に回動し始め、自重も加わって更に回動す
る。

補助板（２４）　（２４）と投入蓋（２３）の回動はス
トッパ（２７）（２７）で止められる。

続いて更に下降して第３図の１点鎖線の状態となる。

この状態で缶等を投入蓋（２３）に投入する。

投入が終わるとシーブ付シリンダ（２８）を伸長する。

すると、補助板（２４Ｈ２４）が上昇してローラ（２５
）（２５）に当接し、更に上昇するので、補助板（２４
）　（２４）はローラ（２５）（２５）を中心として時
計方向に回動し、それにともなって投入蓋（２３）はス
プリング（２６）力に抗して時計方向に回動じ、第３図
実”線の状態となり、投入蓋（２３）内の缶類の前室（
８）に収容されるとともに前部投入口（１８）を閉鎖す
る。

収集した塵芥を排出する場合、まず塵芥処理枠（４）を
上方傾動させて後方開口部（３）を開成する。

その後、油圧シリンダ（１７）を伸長させて収容箱（１
）内の前後一体の排出板（６）（７）を後方移動させ、
第５図の状態として後室（９）の厨芥を排出する。

次に缶類を排出する場合は、油圧シリンダ（１７）をざ
らに伸長させて排出板（６Ｈ７）をざらに後方移動させ
て第６図の状態として前室（８）の缶類を排串する。

（Ｑ＞発明の効果 以上の如く本発明は、廃棄物収容箱内を前室と後室とに
区画し、１台の廃棄物収集車で種類の異なる廃棄物を同
時に収集できるようにしたので、収集作業の効率を高め
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を装備した廃棄物収集車の側面図、第２
図は第１図のＡ矢視図、第３図は第１図のＢ−Ｂ断面図
、第４図は第２図のＣ矢視図、第５図は排出板調整装置
の詳細図、第６図は後室の廃棄物を排出する状態図、第
７図は前室の廃棄物を排出する状態図である。 （１）は廃棄物収容箱、（２）は車体、（３）は後方開
口部、（４）は廃棄物処理枠、（５）は後部投入口、（
８）（７）は排出板（８）は前室、（９）は後室、（１
８）は前部投入口、（１９）は廃棄物投入装置である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体上に廃棄物収容箱を搭載し、前記収容箱の後方開口
   部には、後部に後部投入口を有し、廃棄物押込装置を内
   装した廃棄物処理枠を傾動可能に連接し、前記収容箱内
   には前後移動可能な排出板を前後一体に設けて、収容箱
   を前室と後室とに区画し、前記収容箱の前部には前記前
   室に廃棄物を投入できる前部投入口を設けてなる廃棄物
   収集車。