JPH03246157A - アンチスキッド制御装置 - Google Patents
アンチスキッド制御装置Info
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- JPH03246157A JPH03246157A JP2043099A JP4309990A JPH03246157A JP H03246157 A JPH03246157 A JP H03246157A JP 2043099 A JP2043099 A JP 2043099A JP 4309990 A JP4309990 A JP 4309990A JP H03246157 A JPH03246157 A JP H03246157A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acceleration
- wheel
- value
- wheel acceleration
- time
- Prior art date
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- Pending
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/172—Determining control parameters used in the regulation, e.g. by calculations involving measured or detected parameters
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/17—Using electrical or electronic regulation means to control braking
- B60T8/173—Eliminating or reducing the effect of unwanted signals, e.g. due to vibrations or electrical noise
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/34—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
- B60T8/42—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition having expanding chambers for controlling pressure, i.e. closed systems
- B60T8/4275—Pump-back systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は液圧ブレーキ装置を備えた車両において、制動
時に車輪のスリップが過大となることを防止するアンチ
スキッド制御装置に関するものである。
時に車輪のスリップが過大となることを防止するアンチ
スキッド制御装置に関するものである。
従来の技術
アンチスキッド制御装置は、一般に、(a)車輪の回転
を抑制するブレーキのブレーキシリンダと液圧源との間
に設シナろれ、プレーキンリンダの液圧を増減させる液
圧制御弁装置と、(b)前記車輪のスリップ状態を検出
するスリップ状態検出手段と、(C)そのスリップ状態
検出手段の検出結果に基づいて前記液圧制御弁装置を制
御し、前記車輪のスリップが過大となることを防止する
制御手段とを含むように構成される。車輪のスリップ状
態は、車体速度と車輪速度との差またはその差と車体速
度との比率や、車輪減速度(負の加速度)の大きさ等積
々のスリップ関連量で表される。
を抑制するブレーキのブレーキシリンダと液圧源との間
に設シナろれ、プレーキンリンダの液圧を増減させる液
圧制御弁装置と、(b)前記車輪のスリップ状態を検出
するスリップ状態検出手段と、(C)そのスリップ状態
検出手段の検出結果に基づいて前記液圧制御弁装置を制
御し、前記車輪のスリップが過大となることを防止する
制御手段とを含むように構成される。車輪のスリップ状
態は、車体速度と車輪速度との差またはその差と車体速
度との比率や、車輪減速度(負の加速度)の大きさ等積
々のスリップ関連量で表される。
上記液圧制御弁装置としては、従来、特開昭6に282
158号公報に記載されでいるように、ブレーキシリン
ダの液圧を増大さ廿る増圧位置と低減させる減圧位置と
の他に一定に保持する保圧位置を備えた3位置弁や、実
開昭61−87766号公報に記載されているように、
増減圧切換弁と緩急切換弁との組合せにより急増圧、緩
増圧。
158号公報に記載されでいるように、ブレーキシリン
ダの液圧を増大さ廿る増圧位置と低減させる減圧位置と
の他に一定に保持する保圧位置を備えた3位置弁や、実
開昭61−87766号公報に記載されているように、
増減圧切換弁と緩急切換弁との組合せにより急増圧、緩
増圧。
Sl、減圧、緩減圧等のモードで液圧制御を行い得るも
のが使用されていた。また、本出願人は、先に、緩急切
換弁と組み合わせることなく増減圧切換弁のみを用いて
ブレーキシリンダ液圧を適正に制御し得るアンチスキッ
ド制御装置を開発し、特願平1−188441号として
出願中である。
のが使用されていた。また、本出願人は、先に、緩急切
換弁と組み合わせることなく増減圧切換弁のみを用いて
ブレーキシリンダ液圧を適正に制御し得るアンチスキッ
ド制御装置を開発し、特願平1−188441号として
出願中である。
また、スリップ状態は一般に車輪速度や車輪加速度に基
づいて検出される。車輪速度、加速度等が第一基準値ま
で低下したとき、スリップ状態がブレーキシリンダ液圧
の減圧を必要とするまで進行したとされ、また、第二基
準状態まで回復したとき減圧を停止させるべき時期に達
したとされるのである。
づいて検出される。車輪速度、加速度等が第一基準値ま
で低下したとき、スリップ状態がブレーキシリンダ液圧
の減圧を必要とするまで進行したとされ、また、第二基
準状態まで回復したとき減圧を停止させるべき時期に達
したとされるのである。
しかしながら、車輪速度や加速度には周波数の高いノイ
ズが含まれているのが普通であり、車輪速度、加速度自
体に基づいてスリップ状態を検出する場合には、誤検出
が発生する恐れがあるという問題があった。
ズが含まれているのが普通であり、車輪速度、加速度自
体に基づいてスリップ状態を検出する場合には、誤検出
が発生する恐れがあるという問題があった。
そこで、本出願人は前記特願平1−188441号にお
いて、車輪速度あるいは加速度を一定の時定数を用いて
平滑化した平滑化車輪速度あるいは平滑化車輪加速度に
基づいてスリップ状態の検出を行うことを提案した。そ
のようにすれば、ノイズの影響を軽減し得、アンチスキ
ッド制御の精度を向上させることができるのである。
いて、車輪速度あるいは加速度を一定の時定数を用いて
平滑化した平滑化車輪速度あるいは平滑化車輪加速度に
基づいてスリップ状態の検出を行うことを提案した。そ
のようにすれば、ノイズの影響を軽減し得、アンチスキ
ッド制御の精度を向上させることができるのである。
発明が解決しようとする課題
しかし、その後の研究によって上記開発アンチスキッド
制御装置にも改良の余地があることが判明した。車輪加
速度を比較的長い時定数で平滑化した平滑化車輪加速度
と、さらに長い時定数で平滑化した推定車両加速度とを
組み合わせて使用することにより、アンチスキッド制御
の精度をさらに向上させ得ることが判明したのである。
制御装置にも改良の余地があることが判明した。車輪加
速度を比較的長い時定数で平滑化した平滑化車輪加速度
と、さらに長い時定数で平滑化した推定車両加速度とを
組み合わせて使用することにより、アンチスキッド制御
の精度をさらに向上させ得ることが判明したのである。
本発明はこの事実の発見に基づいて成されたものであり
、したがって、本発明の課題は、平滑化車輪加速度と推
定車両加速度との組み合わせにより車輪のスリップ状態
を適正に把握し、スリップを良好に防止しつつ制動距離
の短縮を図り得るアンチスキッド制御装置を得ることに
ある。
、したがって、本発明の課題は、平滑化車輪加速度と推
定車両加速度との組み合わせにより車輪のスリップ状態
を適正に把握し、スリップを良好に防止しつつ制動距離
の短縮を図り得るアンチスキッド制御装置を得ることに
ある。
課題を解決するための手段
そして、本発明の要旨は、第1図に示すように、前記(
a)液圧制御弁装置100.(b)スリップ状態検出手
段101および(C)制御手段102を含むアンチスキ
ッド制御装置において、前記スリップ状態検出手段に、
前記車輪の加速度を一定の時定数で平滑化した平滑化車
輪加速度を検出する平滑化車輪加速度検出手段101a
と、車両の加速度を推定する車両加速度推定手段101
bとを設けるとともに、前記制御手段に、前記平滑化車
輪加速度検出手段により検出された平滑化車輪加速度の
複数の極小値および極大値のうち互いに隣接する隣接極
小値と隣接極大値との間の値である中間車輪加速度が、
前記車両加速度推定手段により推定された推定車両加速
度に近づくように前記液圧制御弁の増減圧指令を作成す
る弁制御指令作成手段102aを設けたことにある。
a)液圧制御弁装置100.(b)スリップ状態検出手
段101および(C)制御手段102を含むアンチスキ
ッド制御装置において、前記スリップ状態検出手段に、
前記車輪の加速度を一定の時定数で平滑化した平滑化車
輪加速度を検出する平滑化車輪加速度検出手段101a
と、車両の加速度を推定する車両加速度推定手段101
bとを設けるとともに、前記制御手段に、前記平滑化車
輪加速度検出手段により検出された平滑化車輪加速度の
複数の極小値および極大値のうち互いに隣接する隣接極
小値と隣接極大値との間の値である中間車輪加速度が、
前記車両加速度推定手段により推定された推定車両加速
度に近づくように前記液圧制御弁の増減圧指令を作成す
る弁制御指令作成手段102aを設けたことにある。
ただし、ここにおいて平滑化車輪加速度なる用語は、必
ずしも車輪加速度自体が平滑化されたものを意味するわ
けではなく、平滑化された車輪速度の勾配をも含む広義
の用語とする。また、推定車両加速度は、車輪速度ある
いは加速度に基づいて推定されるすべての推定車両加速
度を包含するものとする。
ずしも車輪加速度自体が平滑化されたものを意味するわ
けではなく、平滑化された車輪速度の勾配をも含む広義
の用語とする。また、推定車両加速度は、車輪速度ある
いは加速度に基づいて推定されるすべての推定車両加速
度を包含するものとする。
中間車輪加速度は基本的には隣接極小値と隣接極大値と
の単純平均値程度とすることが望ましいのであるが、例
えば、制動力が重視される前輪については隣接極大値に
大きな重みを与え、隣接極小値に小さな重みを与えた荷
重平均値とし、後輪についてはその逆の重みを与えた荷
重平均値とする等、状況に応じて適宜に設定することが
可能である。
の単純平均値程度とすることが望ましいのであるが、例
えば、制動力が重視される前輪については隣接極大値に
大きな重みを与え、隣接極小値に小さな重みを与えた荷
重平均値とし、後輪についてはその逆の重みを与えた荷
重平均値とする等、状況に応じて適宜に設定することが
可能である。
作用
上記のように構成されたアンチスキッド制御装置におい
ては、平滑化車輪加速度検出手段により検出された平滑
化車輪加速度に基づいて、弁制御指令作成手段が、中間
車輪加速度が車両加速度推定手段により推定された推定
車両加速度に近づくように弁制御指令を作成し、制御手
段がその弁制御指令に基づいて液圧制御弁装置を制御し
てブレーキシリンダ液圧を増減させる。
ては、平滑化車輪加速度検出手段により検出された平滑
化車輪加速度に基づいて、弁制御指令作成手段が、中間
車輪加速度が車両加速度推定手段により推定された推定
車両加速度に近づくように弁制御指令を作成し、制御手
段がその弁制御指令に基づいて液圧制御弁装置を制御し
てブレーキシリンダ液圧を増減させる。
発明の効果
したがって、本発明に係るアンチスキッド制御装置にお
いては、平滑化車輪加速度が推定車両加速度に対してほ
ぼ一定の関係を保つようにブレーキシリンダ液圧が制御
されることとなり、それによって車輪のスリップが高い
精度で適正範囲に制御され、従来に比較して制動距離が
短縮される効果が得られる。
いては、平滑化車輪加速度が推定車両加速度に対してほ
ぼ一定の関係を保つようにブレーキシリンダ液圧が制御
されることとなり、それによって車輪のスリップが高い
精度で適正範囲に制御され、従来に比較して制動距離が
短縮される効果が得られる。
実施例
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。
。
第2図は、本発明の一実施例であるアンチスキッド制御
装置を含む自動車用液圧ブレーキ装置の一部を示す図で
ある。図において10はブレーキ操作部材としてのブレ
ーキペダルであり、このブレーキペダル10の操作力に
応じだ液圧がマスクシリンダ12に発生させられる。マ
スクシリンダ12は前後2つの加圧室を備えたタンデム
式であり、2つの加圧室には前輪系統の液圧回路と後輪
系統の液圧回路とが互いに独立に接続されているが、そ
のうち1個の車輪14の系統のみが図示されている。車
輪14のブレーキを作動させるブレーキシリンダ16は
主液通路18によりマスクシリンダ12に接続されてい
る。この主液通路18の途中には開閉弁20が設けられ
ている。開閉弁20は主液通路18を連通させる開位置
と遮断する閉位置とに切り換わる電磁弁であり、通常は
開位置にある。この開閉弁20と並列に逆止弁22を備
えたバイパス24が設けられて、制動解除時にはブレー
キシリンダ16からマスクシリンダ12ヘブレーキ液が
速やかに戻るようにされている。
装置を含む自動車用液圧ブレーキ装置の一部を示す図で
ある。図において10はブレーキ操作部材としてのブレ
ーキペダルであり、このブレーキペダル10の操作力に
応じだ液圧がマスクシリンダ12に発生させられる。マ
スクシリンダ12は前後2つの加圧室を備えたタンデム
式であり、2つの加圧室には前輪系統の液圧回路と後輪
系統の液圧回路とが互いに独立に接続されているが、そ
のうち1個の車輪14の系統のみが図示されている。車
輪14のブレーキを作動させるブレーキシリンダ16は
主液通路18によりマスクシリンダ12に接続されてい
る。この主液通路18の途中には開閉弁20が設けられ
ている。開閉弁20は主液通路18を連通させる開位置
と遮断する閉位置とに切り換わる電磁弁であり、通常は
開位置にある。この開閉弁20と並列に逆止弁22を備
えたバイパス24が設けられて、制動解除時にはブレー
キシリンダ16からマスクシリンダ12ヘブレーキ液が
速やかに戻るようにされている。
上記主液通路18にはさらに、開閉弁20と並列に、増
減圧切換弁26と逆止弁28との直列回路が接続されて
いる。逆止弁28はマスクシリンダ12側から増減圧切
換弁26側へのブレーキ液の流れは許容するが、逆向き
の流れは阻止するものである。また、増減圧切換弁26
は、ブレーキシリンダ16をリザーバ30に連通させて
ブレーキ液圧を減圧する減圧位置と、アキュムレータ3
2に連通させて増圧する増圧位置とに切り換わる電磁弁
である。増減圧切換弁26が減圧位置に切り換えられる
ことによりリザーバ30に排出されたブレーキ液はポン
プ34によって汲み上げられ、アキュムレータ32に蓄
えられる。アキュムレータ32の蓄液圧はマスクシリン
ダ12の最高発生液圧よりやや高く設定されている。増
減圧切換弁26の入口側には絞り35が設けられ、増減
圧切換弁26が増圧位置に切り換えられた場合のブレー
キ液の流量が、減圧位置に切り換えられた場合の115
〜1/30に絞られるようにされている。
減圧切換弁26と逆止弁28との直列回路が接続されて
いる。逆止弁28はマスクシリンダ12側から増減圧切
換弁26側へのブレーキ液の流れは許容するが、逆向き
の流れは阻止するものである。また、増減圧切換弁26
は、ブレーキシリンダ16をリザーバ30に連通させて
ブレーキ液圧を減圧する減圧位置と、アキュムレータ3
2に連通させて増圧する増圧位置とに切り換わる電磁弁
である。増減圧切換弁26が減圧位置に切り換えられる
ことによりリザーバ30に排出されたブレーキ液はポン
プ34によって汲み上げられ、アキュムレータ32に蓄
えられる。アキュムレータ32の蓄液圧はマスクシリン
ダ12の最高発生液圧よりやや高く設定されている。増
減圧切換弁26の入口側には絞り35が設けられ、増減
圧切換弁26が増圧位置に切り換えられた場合のブレー
キ液の流量が、減圧位置に切り換えられた場合の115
〜1/30に絞られるようにされている。
したがって、減圧は急激に行われ、増圧は緩やかに行わ
れることとなる。
れることとなる。
上記開閉弁20および増減圧切換弁26と前記ポンプ3
4を駆動するモータ36とは制御装置37によって制御
される。制御装置37には回転センサ38が接続されて
いる。この回転センサ38は車輪14が一定角度回転す
る毎に1個のパルス状信号を出力するものである。制御
装置37は、第3図に示すように、CPU40.ROM
42゜RAM44およびI10ボート46を備えたマイ
クロコンピュータを主体とするものである。■10ボー
ト46には、上記回転センサ38が波形整形器50を介
して接続されるとともに、開閉弁20および増減圧切換
弁26が駆動回路52を介して、またモータ36が駆動
回路54を介して接続されている。ROM42には、第
4図のフローチャートで表されるプログラムを始めとす
る種々の制御プログラムが格納されている。第4図のフ
ローチャートは、各車輪のブレーキシリンダの液圧を制
御するための制御指令を作成するプログラムのうち、ブ
レーキシリンダ16の液圧制御に関連する部分のみを取
り出して示すものである。
4を駆動するモータ36とは制御装置37によって制御
される。制御装置37には回転センサ38が接続されて
いる。この回転センサ38は車輪14が一定角度回転す
る毎に1個のパルス状信号を出力するものである。制御
装置37は、第3図に示すように、CPU40.ROM
42゜RAM44およびI10ボート46を備えたマイ
クロコンピュータを主体とするものである。■10ボー
ト46には、上記回転センサ38が波形整形器50を介
して接続されるとともに、開閉弁20および増減圧切換
弁26が駆動回路52を介して、またモータ36が駆動
回路54を介して接続されている。ROM42には、第
4図のフローチャートで表されるプログラムを始めとす
る種々の制御プログラムが格納されている。第4図のフ
ローチャートは、各車輪のブレーキシリンダの液圧を制
御するための制御指令を作成するプログラムのうち、ブ
レーキシリンダ16の液圧制御に関連する部分のみを取
り出して示すものである。
以下、第4図のフローチャートを参照しつつ本アンチス
キッド制御装置の作動を説明するが、この図中の各記号
は以下のものを示す。
キッド制御装置の作動を説明するが、この図中の各記号
は以下のものを示す。
Time :時間累積値
Timed、 Timez :演算時間間隔。予め定め
られた一定時間間隔で出される多数の演算指令パルスの
うち、前の演算指令パルスの直前における波形整形器5
0からのパルス信号の立ち下がりから後の演算指令パル
スの直前におけるパルス信号の立ち下がりまでの時間で
あり、Timed は相前後する2つの演算時間間隔の
うち前の時間間隔、 Timezは後の時間間隔である
。
られた一定時間間隔で出される多数の演算指令パルスの
うち、前の演算指令パルスの直前における波形整形器5
0からのパルス信号の立ち下がりから後の演算指令パル
スの直前におけるパルス信号の立ち下がりまでの時間で
あり、Timed は相前後する2つの演算時間間隔の
うち前の時間間隔、 Timezは後の時間間隔である
。
Pu1se : Time、内における波形整形器50
からのパルス信号のパルス数 vwt、 Vwt:上記パルス数に基づいて演算され
たTime、 Timez内における車輪速度(角速度
)K:定数 Δ■o、ΔV、、:車輪速度のバッファおよびフィルタ
値 ■o、ΔV−、Vwt :車輪加速度(角加速度)の瞬
時値、バッファ、フィルタ値 ■59:勾配に制限を付けた長時間平滑化車輪速度 TEMP、 : V、9を求めるための中間値τ、:■
、の平滑化時定数 V wq : V wqに基づく長時間平滑化車輪加速
度M8 :平均車輪加速度(推定車両加速度)9、。、
6:前回の平均車輪加速度 V *bs*m :基準車輪加速度 G、:アンチスキッド制御開始基準加速度G2 :減圧
開始基準加速度 No1se、 :車輪加速度の微分値のローパスフィル
タ値 No1se2: No1se+の絶対値のローパスフィ
ルタ値X:長時間平滑化車輪加速度M。Qに基づく減圧
開始基準加速度G2の修正項 G’2:修正されたG2 T、:減圧時間 ■1−0:回復判定基準値 Vsh:回復不足量 ■い、二連続追加減圧基準値 V−qb:V□の極小値 V wcrt ニジw9の極大値 V wq(:中間車輪加速度(V、、bとV wqtと
の中間値) V WQpD : V wqの変化幅 T、二減圧禁止時間 T2 :緩減圧時間 T 5tud? ’学習係数 Flag :制御モードフラグであり、このフラグの各
値はそれぞれ以下のモードを示す。
からのパルス信号のパルス数 vwt、 Vwt:上記パルス数に基づいて演算され
たTime、 Timez内における車輪速度(角速度
)K:定数 Δ■o、ΔV、、:車輪速度のバッファおよびフィルタ
値 ■o、ΔV−、Vwt :車輪加速度(角加速度)の瞬
時値、バッファ、フィルタ値 ■59:勾配に制限を付けた長時間平滑化車輪速度 TEMP、 : V、9を求めるための中間値τ、:■
、の平滑化時定数 V wq : V wqに基づく長時間平滑化車輪加速
度M8 :平均車輪加速度(推定車両加速度)9、。、
6:前回の平均車輪加速度 V *bs*m :基準車輪加速度 G、:アンチスキッド制御開始基準加速度G2 :減圧
開始基準加速度 No1se、 :車輪加速度の微分値のローパスフィル
タ値 No1se2: No1se+の絶対値のローパスフィ
ルタ値X:長時間平滑化車輪加速度M。Qに基づく減圧
開始基準加速度G2の修正項 G’2:修正されたG2 T、:減圧時間 ■1−0:回復判定基準値 Vsh:回復不足量 ■い、二連続追加減圧基準値 V−qb:V□の極小値 V wcrt ニジw9の極大値 V wq(:中間車輪加速度(V、、bとV wqtと
の中間値) V WQpD : V wqの変化幅 T、二減圧禁止時間 T2 :緩減圧時間 T 5tud? ’学習係数 Flag :制御モードフラグであり、このフラグの各
値はそれぞれ以下のモードを示す。
O:アンチスキッド′り青n開始前
1ニスリップが過大となるまでの待機
2:アンチスキッド制御中
Valveo :開閉弁20の制御指令であり、0は開
。
。
1は閉を表す。
Valve、 :増減圧切換弁26の制御指令であり、
0は増圧、工は減圧を表す。
0は増圧、工は減圧を表す。
さて、第4図において、ステップSl(以下、単にSl
で表す。他のステップについても同様)は、制御装置3
7の電源投入と同時に行われる初期設定であり、T 5
tudyが初期値の1に設定されるとともに、Time
d Time、、Timez、 Vii2.Δ■8.Δ
V W f + ΔVw 、 Vwt+ Vwq、
Notse、No1sez、 Vshy V wQ
b+ V wqt、 T I−、Flag等がOにリセ
ットされる。また、Valveo、 Valve+も0
にリセットされ、これが図示しない割込みルーチンの実
行により読み出されることによって、開閉弁20が開位
置、増減圧切換弁26が増圧位置に切り換えられ、マス
クシリンダ12からブレーキ液が開閉弁20および増減
圧切換弁26の両方からブレーキシリンダ16へ流入′
−得ることとなり、急増圧状態となる。
で表す。他のステップについても同様)は、制御装置3
7の電源投入と同時に行われる初期設定であり、T 5
tudyが初期値の1に設定されるとともに、Time
d Time、、Timez、 Vii2.Δ■8.Δ
V W f + ΔVw 、 Vwt+ Vwq、
Notse、No1sez、 Vshy V wQ
b+ V wqt、 T I−、Flag等がOにリセ
ットされる。また、Valveo、 Valve+も0
にリセットされ、これが図示しない割込みルーチンの実
行により読み出されることによって、開閉弁20が開位
置、増減圧切換弁26が増圧位置に切り換えられ、マス
クシリンダ12からブレーキ液が開閉弁20および増減
圧切換弁26の両方からブレーキシリンダ16へ流入′
−得ることとなり、急増圧状態となる。
この初期設定終了後は、ΔT時間(本実施例においては
5m5ec)毎に32以降の各ステップが繰り返し実行
される。S2においては、ブレーキペダルの踏込みを検
知するブレーキスイッチの出力信号に基づいて制動が解
除されたか否かが判定され、S3において車速計の出力
信号に基づいて車速か10km/h以下まで低下したか
否かが判定される。これらはいずれもアンチスキッド制
御の解除条件であり、S2またはS3の判定結果がYE
Sとなった場合には、S4においてFlagが0にリセ
ットされ、ValveoおよびValve、が0にリセ
ットされるとともに、ポンプ34を駆動するモータ36
の停止指令が出され、いずれの判定結果もNOの場合に
はS4がスキップされる。
5m5ec)毎に32以降の各ステップが繰り返し実行
される。S2においては、ブレーキペダルの踏込みを検
知するブレーキスイッチの出力信号に基づいて制動が解
除されたか否かが判定され、S3において車速計の出力
信号に基づいて車速か10km/h以下まで低下したか
否かが判定される。これらはいずれもアンチスキッド制
御の解除条件であり、S2またはS3の判定結果がYE
Sとなった場合には、S4においてFlagが0にリセ
ットされ、ValveoおよびValve、が0にリセ
ットされるとともに、ポンプ34を駆動するモータ36
の停止指令が出され、いずれの判定結果もNOの場合に
はS4がスキップされる。
S5においてはTimezおよび■、の値(ここではO
)がそれぞれTime+および■、に格納されるととも
に、TimezおよびPu1seの値が読み込まれ、V
wz=Kvlulse/Tin+ez HHHHHH
HH+ (1)の演算により、車輪速度の瞬時値■8□
が求められる。S6においてTime+がOであるか否
かの判定により、S5が既に2回以上実行されたか否か
が判定されるが、当初は判定の結果がYESであり、S
2ないしS5が再び実行される。このようにして、Ti
me+ 、 Tlmez 、 Vw+およびVwZの
各値が求められた後、S7が実行される。
)がそれぞれTime+および■、に格納されるととも
に、TimezおよびPu1seの値が読み込まれ、V
wz=Kvlulse/Tin+ez HHHHHH
HH+ (1)の演算により、車輪速度の瞬時値■8□
が求められる。S6においてTime+がOであるか否
かの判定により、S5が既に2回以上実行されたか否か
が判定されるが、当初は判定の結果がYESであり、S
2ないしS5が再び実行される。このようにして、Ti
me+ 、 Tlmez 、 Vw+およびVwZの
各値が求められた後、S7が実行される。
S7においては、下記各式の演算が行われる。
Time=Time+Timez H+ HHHHH
HHHHH(2)ΔT=(TiIIIe1+Time2
)/2・・・・・・・・(3)Vw=に−(V−z
Vw+)/ΔT・・・・・・・・(4)Δ■8=Δ■8
・K + + (V −z V wr) ・・・・
・(5)V wf =V wf十ΔV、−Kg・−・−
・・−・・−(6)ΔVw=ΔQw・KI+(Vw V
−r) ・・・・・・(7)V w t = V w
t+ΔW−KZ・・・・・・・・・・(8)TEMP+
= CV−t V□)/τ9・・・・・・・・・(
9)■□= V 、、q + TEMP I・ΔTtF
(Vwq<0.95Vwqsmx )V、、=V、、q
+に、・(0,95V w、、、、 −V 、q)・・
00)Vwc+=(Vwr−Vwq) /τ9・・・・
・・・・・OI)ν。=!。+5GN(Q□−!II)
・K4 ・・・・・・021Noise+ =Nois
e+ + (ΔQw−Noise+)Ks ・・・・(
13)Noisez=Noisez+(No1se、
−KbNoise2)K7・・・・・・・・・・・
04)!□=!、。、。−Vwqt ・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・05)(5)弐と(6)
式および(7)式と(8)式とはそれぞれ車輪速度と車
輪加速度のデジタルフィルタであり、最近の値はど大き
な重みをつけて平均する一種のバターワースフィルタで
ある。
HHHHH(2)ΔT=(TiIIIe1+Time2
)/2・・・・・・・・(3)Vw=に−(V−z
Vw+)/ΔT・・・・・・・・(4)Δ■8=Δ■8
・K + + (V −z V wr) ・・・・
・(5)V wf =V wf十ΔV、−Kg・−・−
・・−・・−(6)ΔVw=ΔQw・KI+(Vw V
−r) ・・・・・・(7)V w t = V w
t+ΔW−KZ・・・・・・・・・・(8)TEMP+
= CV−t V□)/τ9・・・・・・・・・(
9)■□= V 、、q + TEMP I・ΔTtF
(Vwq<0.95Vwqsmx )V、、=V、、q
+に、・(0,95V w、、、、 −V 、q)・・
00)Vwc+=(Vwr−Vwq) /τ9・・・・
・・・・・OI)ν。=!。+5GN(Q□−!II)
・K4 ・・・・・・021Noise+ =Nois
e+ + (ΔQw−Noise+)Ks ・・・・(
13)Noisez=Noisez+(No1se、
−KbNoise2)K7・・・・・・・・・・・
04)!□=!、。、。−Vwqt ・ ・ ・ ・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・05)(5)弐と(6)
式および(7)式と(8)式とはそれぞれ車輪速度と車
輪加速度のデジタルフィルタであり、最近の値はど大き
な重みをつけて平均する一種のバターワースフィルタで
ある。
00)式から明らかなように、長時間平滑化車輪速度y
wqは中間値TEMP 、を勾配として変化するもの
であり、この中間値TEMP 、は(9)式から明らか
なように、車輪速度フィルタ値Vwfと長時間平滑化車
輪速度V WQとの差を長時間平滑化時定数τ9で割っ
た値として演算される。(9)式の(V、、−V、、)
は第5図に示すP、点とP′2点とにおける車輪速度の
差である。第5図には、車輪速度のフィルタ値■、とそ
れを100m5ecという長い時定数τ9で平滑化した
長時間平滑化車輪速度■う、とが図示されている。ただ
し、■、もVw9も実際にはノイズを含んでいるが、そ
のノイズの高調波を省略した状態で図示されており、か
つ、長時間平滑化車輪速度■8Qは車輪速度フィルタ値
■1に対して時間軸の負方向に100m5ecだけずら
して示されている。したがって、28点における車輪速
度フィルタ値■、と、P′2点における長時間平滑化車
輪速度y wqとは同時に得られるものである。時間I
QQmsec隔たった2時点間における車輪加速度とし
ては、P+点と22点とにおける車輪速度フィルタ値■
、の差を用いることが自然なのであるが、コンピュータ
によってこの車輪加速度平均値を求めようとすれば相当
な記憶容量が必要となる。P点が減圧開始時に対応する
ことが決まれば、そのPt点より10 On+sec前
の22点が一義的に定まるのであるが、車輪速度フィル
タ値■、が22点にある時点においては、未だそれから
100m5ec後のPt点が減圧開始時に対応すること
は判っていないため、コンピュータは車輪速度フィルタ
値Vwfの演算結果を全て記憶しておき、現実に減圧開
始時に対応する21点が定まったとき、それより100
m5ec前の車輪速度フィルタ値Vwfを、記憶されて
いる多数の車輪速度フィルタ値■、の中から選択して使
用しなければならないからである。
wqは中間値TEMP 、を勾配として変化するもの
であり、この中間値TEMP 、は(9)式から明らか
なように、車輪速度フィルタ値Vwfと長時間平滑化車
輪速度V WQとの差を長時間平滑化時定数τ9で割っ
た値として演算される。(9)式の(V、、−V、、)
は第5図に示すP、点とP′2点とにおける車輪速度の
差である。第5図には、車輪速度のフィルタ値■、とそ
れを100m5ecという長い時定数τ9で平滑化した
長時間平滑化車輪速度■う、とが図示されている。ただ
し、■、もVw9も実際にはノイズを含んでいるが、そ
のノイズの高調波を省略した状態で図示されており、か
つ、長時間平滑化車輪速度■8Qは車輪速度フィルタ値
■1に対して時間軸の負方向に100m5ecだけずら
して示されている。したがって、28点における車輪速
度フィルタ値■、と、P′2点における長時間平滑化車
輪速度y wqとは同時に得られるものである。時間I
QQmsec隔たった2時点間における車輪加速度とし
ては、P+点と22点とにおける車輪速度フィルタ値■
、の差を用いることが自然なのであるが、コンピュータ
によってこの車輪加速度平均値を求めようとすれば相当
な記憶容量が必要となる。P点が減圧開始時に対応する
ことが決まれば、そのPt点より10 On+sec前
の22点が一義的に定まるのであるが、車輪速度フィル
タ値■、が22点にある時点においては、未だそれから
100m5ec後のPt点が減圧開始時に対応すること
は判っていないため、コンピュータは車輪速度フィルタ
値Vwfの演算結果を全て記憶しておき、現実に減圧開
始時に対応する21点が定まったとき、それより100
m5ec前の車輪速度フィルタ値Vwfを、記憶されて
いる多数の車輪速度フィルタ値■、の中から選択して使
用しなければならないからである。
それに対して、P′2点の長時間平滑化車輪速度■1の
値はP、点と同時に得られる。そして、P。
値はP、点と同時に得られる。そして、P。
点と22点とにおける車輪速度フィルタ値の差と、25
点における車輪速度フィルタVWfの大きさとP′2点
における長時間平滑化車輪速度V wqとの差との間に
は、はぼ1対1の対応関係があり、後者を前者の代わり
に使用することができ、それによってコンピュータの所
要記憶容量を低減し得るのである。
点における車輪速度フィルタVWfの大きさとP′2点
における長時間平滑化車輪速度V wqとの差との間に
は、はぼ1対1の対応関係があり、後者を前者の代わり
に使用することができ、それによってコンピュータの所
要記憶容量を低減し得るのである。
(1)〜(+5)式の演算は独立にスリップ制御が行わ
れる車輪毎に行われるため、例えば4車輪が全て独立に
制御される場合には4個の長時間平滑化車輪速度V w
qが得られる。これら4個の長時間平滑化車輪速度Vユ
、を各車輪の制御に使用することも可能であるが、本実
施例においては同じ時期に得られる4個の長時間平滑化
車輪速度■、のうち最高のものV wqmmxを基準と
し、それより小さい長時間平滑化車輪速度■1は、最高
の長時間平滑化車輪速度V wqmmxとの差が5%よ
り大きくなった場合はその差が小さくなるように修正さ
れて使用される。4車輪のうちで長時間平滑化車輪速度
V。Qの値が大きいものほどスリップが小さく、真の車
輪速度に近いと考えられるからである。定数に3は修正
の敏感さを表す定数であり、0.002〜1゜0の範囲
から適宜選定し得る。K3=1の場合には差が5%以下
に制限されることとなる。
れる車輪毎に行われるため、例えば4車輪が全て独立に
制御される場合には4個の長時間平滑化車輪速度V w
qが得られる。これら4個の長時間平滑化車輪速度Vユ
、を各車輪の制御に使用することも可能であるが、本実
施例においては同じ時期に得られる4個の長時間平滑化
車輪速度■、のうち最高のものV wqmmxを基準と
し、それより小さい長時間平滑化車輪速度■1は、最高
の長時間平滑化車輪速度V wqmmxとの差が5%よ
り大きくなった場合はその差が小さくなるように修正さ
れて使用される。4車輪のうちで長時間平滑化車輪速度
V。Qの値が大きいものほどスリップが小さく、真の車
輪速度に近いと考えられるからである。定数に3は修正
の敏感さを表す定数であり、0.002〜1゜0の範囲
から適宜選定し得る。K3=1の場合には差が5%以下
に制限されることとなる。
長時間平滑化車輪加速度。qは、01)式から明らかな
ように、車輪速度フィルタ値■8fと長時間平滑化車輪
速度V wqとの差を平滑化時定数τ9で割って求めら
れる。
ように、車輪速度フィルタ値■8fと長時間平滑化車輪
速度V wqとの差を平滑化時定数τ9で割って求めら
れる。
平均車輪加速度M、は、Q2)式から明らかなように、
長時間平滑化車輪加速度νw9と平均車輪加速度V0と
の差の符号が正である場合には一定値に4だけ増大させ
られ、符号が負である場合にはに4だけ減少させられる
。K4は通常0.005〜0.02Gの値とされる。
長時間平滑化車輪加速度νw9と平均車輪加速度V0と
の差の符号が正である場合には一定値に4だけ増大させ
られ、符号が負である場合にはに4だけ減少させられる
。K4は通常0.005〜0.02Gの値とされる。
03)式、04)式はそれぞれΔ!0とNo1se、の
絶対値とのローパスフィルタである。すなわち、04式
の演算の結果得られるNotsezO値は車輪加速度■
wのノイズが定量化されたものであり、後に減圧開始基
準加速度G2の修正に用いられる。さらに、05)式に
よって長時間平滑化車輪加速度ν□の回復不足量!、が
演算されるが、この回復不足量Vいの意味は後に説明す
る。
絶対値とのローパスフィルタである。すなわち、04式
の演算の結果得られるNotsezO値は車輪加速度■
wのノイズが定量化されたものであり、後に減圧開始基
準加速度G2の修正に用いられる。さらに、05)式に
よって長時間平滑化車輪加速度ν□の回復不足量!、が
演算されるが、この回復不足量Vいの意味は後に説明す
る。
S7においては、さらに、減圧時間T、、が1サイクル
タイムΔTだけ減少させられるとともに、長時間平滑化
車輪加速度■、の極小値M。qbおよび極大値Vwqt
の設定が行われる。ブレーキシリンダ液圧が過大となっ
て車輪スリップが増大したことに応じて減圧が行われ、
その減圧による車輪スリップの回復に応じて増圧が行わ
れる1減圧・増圧制御の間における長時間平滑化車輪加
速度!59の極小値Vwqbおよび極大値Vwqtの決
定が行われるのである。具体的には、S17において減
圧時間T、、が設定された後、新しいVwqが演算され
る毎にその新しい8qがVW。およびQw。と比較され
、新しい!、、Qが小さい場合にはV w Q bとV
wqtとが共に新しい。の値に変更される。そして、新
しい■、、9が91bより始めて大きくなったときV
w q bはそれまでの値に固定され、以後は、新しい
VwqがVwqtのみと比較され、新しい989がVw
c+tより小さい場合はM。9.がそれまでの値に維持
され、新しいVwqが大きいときは98□の値が新しい
Vwqに更新される。そして、これらVWQbおよびM
、、□は次のS17の実行時にクリアされ、以後また新
しいM19.およびMユ□の設定が開始される。
タイムΔTだけ減少させられるとともに、長時間平滑化
車輪加速度■、の極小値M。qbおよび極大値Vwqt
の設定が行われる。ブレーキシリンダ液圧が過大となっ
て車輪スリップが増大したことに応じて減圧が行われ、
その減圧による車輪スリップの回復に応じて増圧が行わ
れる1減圧・増圧制御の間における長時間平滑化車輪加
速度!59の極小値Vwqbおよび極大値Vwqtの決
定が行われるのである。具体的には、S17において減
圧時間T、、が設定された後、新しいVwqが演算され
る毎にその新しい8qがVW。およびQw。と比較され
、新しい!、、Qが小さい場合にはV w Q bとV
wqtとが共に新しい。の値に変更される。そして、新
しい■、、9が91bより始めて大きくなったときV
w q bはそれまでの値に固定され、以後は、新しい
VwqがVwqtのみと比較され、新しい989がVw
c+tより小さい場合はM。9.がそれまでの値に維持
され、新しいVwqが大きいときは98□の値が新しい
Vwqに更新される。そして、これらVWQbおよびM
、、□は次のS17の実行時にクリアされ、以後また新
しいM19.およびMユ□の設定が開始される。
以上の37の実行後、S8において減圧時間T1が正で
あるか否かが判定されるが、最初は初期設定において0
にリセットされた減圧時間からS7においてサイクルタ
イム八Tが減じられるため、判定の結果はNOであり、
S9の判定結果も勿論Noである。したがって、S10
が実行されるが、Flagはまだ初期設定で0に設定さ
れたままであるため、この判定の結果もNoであり、S
llにおいて減圧時間T、が減圧禁止時間T、より小さ
いか否かが判定される。この判定は、後に詳述する基本
の急減圧が行われた際、その急減圧の終了後一定時間の
間は車輪加速度■、のノイズが大きくなるため、この時
期に減圧開始が必要であるか否かの判定が行われないよ
うにするために行われるものであって、ここにおいては
Sllの判定の結果は勿論NOであり、S12において
Flagが0であるか否かが判定される。この判定の結
果はYESであり、512aにおいて車輪加速度フィル
タ値■wtがアンチスキッド制御開始基準加速度G。
あるか否かが判定されるが、最初は初期設定において0
にリセットされた減圧時間からS7においてサイクルタ
イム八Tが減じられるため、判定の結果はNOであり、
S9の判定結果も勿論Noである。したがって、S10
が実行されるが、Flagはまだ初期設定で0に設定さ
れたままであるため、この判定の結果もNoであり、S
llにおいて減圧時間T、が減圧禁止時間T、より小さ
いか否かが判定される。この判定は、後に詳述する基本
の急減圧が行われた際、その急減圧の終了後一定時間の
間は車輪加速度■、のノイズが大きくなるため、この時
期に減圧開始が必要であるか否かの判定が行われないよ
うにするために行われるものであって、ここにおいては
Sllの判定の結果は勿論NOであり、S12において
Flagが0であるか否かが判定される。この判定の結
果はYESであり、512aにおいて車輪加速度フィル
タ値■wtがアンチスキッド制御開始基準加速度G。
より小さいか否かが判定されるが、当初はこの判定の結
果はNOである。したがって、5L2bにおいて減圧時
間T、が0にリセットされ、313においてValve
oおよびValve、がいずれも0にリセットされる。
果はNOである。したがって、5L2bにおいて減圧時
間T、が0にリセットされ、313においてValve
oおよびValve、がいずれも0にリセットされる。
ただし、Valve、およびVa l ve +はアン
チスキッド制御の開始前にS4においていずれも0にリ
セットされているため、ここにおけるS14の実行によ
って状況が変わるわけではない。
チスキッド制御の開始前にS4においていずれも0にリ
セットされているため、ここにおけるS14の実行によ
って状況が変わるわけではない。
ブレーキペダルが踏み込まれてS2の判定結果がNoと
なったとき、車速か10km/hを超えていれば、S3
の判定結果もNOとなり、S4がスキップされてS5以
降が実行される。この実行が繰り返されている間に車輪
加速度フィルタ値!、、fがアンチスキッド制御開始基
準加速度G、より小さくなれば、512aの判定結果が
YESとなり、5L2cにおいてポンプ34が起動され
、316においてValve、が1に設定されて開閉弁
20が閉じられ、緩増圧への移行が行われる。
なったとき、車速か10km/hを超えていれば、S3
の判定結果もNOとなり、S4がスキップされてS5以
降が実行される。この実行が繰り返されている間に車輪
加速度フィルタ値!、、fがアンチスキッド制御開始基
準加速度G、より小さくなれば、512aの判定結果が
YESとなり、5L2cにおいてポンプ34が起動され
、316においてValve、が1に設定されて開閉弁
20が閉じられ、緩増圧への移行が行われる。
その後、減圧時間Trが減圧禁止時間T、より小さくな
ってSllの判定結果がYESとなったとき、314に
おいて次式 %式%) ) により修正減圧開始基準加速度G’ zの演算が行われ
る。修正減圧開始基準加速度σ2は基本的には予め定め
られた減圧開始基準加速度G2と車両加速度を表す平均
車輪加速度■。との和の値に決定されるのであるが、ノ
イズが大きいほど小さい値(絶対値が大きい負の値)に
修正される。
ってSllの判定結果がYESとなったとき、314に
おいて次式 %式%) ) により修正減圧開始基準加速度G’ zの演算が行われ
る。修正減圧開始基準加速度σ2は基本的には予め定め
られた減圧開始基準加速度G2と車両加速度を表す平均
車輪加速度■。との和の値に決定されるのであるが、ノ
イズが大きいほど小さい値(絶対値が大きい負の値)に
修正される。
また、修正減圧開始基準加速度σ2には06)式で表さ
れる修正項Xによる修正も施される。車両が凹凸の少な
い良路から凹凸の多い悪路へ突入した場合には、長時間
平滑化車輪加速度!、の値が異常に低くなり、それに応
じて不必要な減圧が行われてしまうことがある。また、
悪路から良路へ突入した場合には、この逆の現象が生じ
る。それを防止するために、車両加速度を表す平均車輪
加速度9.に対する長時間平滑化車輪加速度’9 w(
lの外れ量に比例する修正項Xだけ減圧開始基準加速度
が修正されるのである。長時間平滑化車輪加速度■1が
小さくなる(絶対値の大きい負の値となる)はど修正減
圧開始基準加速度σ2が大きい値(絶対値の小さい負の
値)とされるのである。
れる修正項Xによる修正も施される。車両が凹凸の少な
い良路から凹凸の多い悪路へ突入した場合には、長時間
平滑化車輪加速度!、の値が異常に低くなり、それに応
じて不必要な減圧が行われてしまうことがある。また、
悪路から良路へ突入した場合には、この逆の現象が生じ
る。それを防止するために、車両加速度を表す平均車輪
加速度9.に対する長時間平滑化車輪加速度’9 w(
lの外れ量に比例する修正項Xだけ減圧開始基準加速度
が修正されるのである。長時間平滑化車輪加速度■1が
小さくなる(絶対値の大きい負の値となる)はど修正減
圧開始基準加速度σ2が大きい値(絶対値の小さい負の
値)とされるのである。
また、07)弐から明らかなように、減圧開始基準加速
度G2.平均車輪加速度Q、 、 No1sezおよび
修正項Xのデイメンジョンはすべて同じであり、修正減
圧開始基準加速度G′2がこれらの単純な和として演算
されることは好都合なことである。
度G2.平均車輪加速度Q、 、 No1sezおよび
修正項Xのデイメンジョンはすべて同じであり、修正減
圧開始基準加速度G′2がこれらの単純な和として演算
されることは好都合なことである。
314に続いて、S15において車輪加速度フィルタ値
■、が修正減圧開始基準加速度σ2より小さいか否かが
判定されるが、当初はこの判定の結果はNOであり、そ
れまでと同様に316が実行され、緩増圧が続行される
。
■、が修正減圧開始基準加速度σ2より小さいか否かが
判定されるが、当初はこの判定の結果はNOであり、そ
れまでと同様に316が実行され、緩増圧が続行される
。
この緩増圧の続行によって車輪のスリップが増大するた
め、やがて315の判定結果がYESとなり、317に
おいて IP(V *ota < V a ) V
abase −V eELSEIF(Veota<V*
+0.2) Vsbms*=V*ocaELSE
V−b−−−”’、+0.2・・・・・・・θω1F
(V□pp < 1−2 ) Y = Y (T−tudy 1 )(1,2V−
+pp)LSE Y=V−b−−−VwQe”””””’09)Tstu
dy=Tstudy H(1+ Y−に−tudy)
・・・Q@T、= (1,2/(0,2−V、))
・Kt、・Titudyil)により基準車輪加速度
V abmsa+学習係数T学習係数上6減圧時間T、
の演算が行われる。
め、やがて315の判定結果がYESとなり、317に
おいて IP(V *ota < V a ) V
abase −V eELSEIF(Veota<V*
+0.2) Vsbms*=V*ocaELSE
V−b−−−”’、+0.2・・・・・・・θω1F
(V□pp < 1−2 ) Y = Y (T−tudy 1 )(1,2V−
+pp)LSE Y=V−b−−−VwQe”””””’09)Tstu
dy=Tstudy H(1+ Y−に−tudy)
・・・Q@T、= (1,2/(0,2−V、))
・Kt、・Titudyil)により基準車輪加速度
V abmsa+学習係数T学習係数上6減圧時間T、
の演算が行われる。
基準車輪加速度V *bms。は学習の効果をやや低μ
側へ寄せるために求められるものであり、平均車輪加速
度!。の前回減圧時と今回減圧時との値の比較によって
平均車輪加速度!、の変化の方向が推定され、その推定
に基づいて基準車輪加速度V *bss。の値が決定さ
れる。すなわち、平均車輪加速度が前回より増大した場
合(絶対値が減少した場合)には、その増大した平均車
輪加速度!。
側へ寄せるために求められるものであり、平均車輪加速
度!。の前回減圧時と今回減圧時との値の比較によって
平均車輪加速度!、の変化の方向が推定され、その推定
に基づいて基準車輪加速度V *bss。の値が決定さ
れる。すなわち、平均車輪加速度が前回より増大した場
合(絶対値が減少した場合)には、その増大した平均車
輪加速度!。
が基準車輪加速度V abasaとして採用される。ま
た、平均車輪加速度ν、が減少(絶対値が増大)したが
、その変化量が0.2 G以下である場合には、基準車
輪加速度V abasaが前回の平均車輪加速度V、。
た、平均車輪加速度ν、が減少(絶対値が増大)したが
、その変化量が0.2 G以下である場合には、基準車
輪加速度V abasaが前回の平均車輪加速度V、。
5.のままとされる。そして、平均車輪加速度V0より
0.2 Gより大きな量だけ減少した場合には、今回の
平均車輪加速度V、より0.2 Gだけ大きい値が基準
車輪加速度V @bM111とされる。基準車輪加速度
V abaseは増大(絶対値が減少)し易く、減少し
難くされているのである。
0.2 Gより大きな量だけ減少した場合には、今回の
平均車輪加速度V、より0.2 Gだけ大きい値が基準
車輪加速度V @bM111とされる。基準車輪加速度
V abaseは増大(絶対値が減少)し易く、減少し
難くされているのである。
減圧時間T、は(21)弐から明らかなように、平均車
輪加速度9゜の絶対値が大きいほど短い値に設定される
ようになっている。平均車輪加速度V。
輪加速度9゜の絶対値が大きいほど短い値に設定される
ようになっている。平均車輪加速度V。
の絶対値の大きさは、車両の減速度の大きさに対応する
ものであり、この平均車輪加速度M、の絶対値が大きい
ということは、路面の摩擦係数μが高く、ブレーキシリ
ンダ16の液圧が高いということである。そして、減圧
時におけるブレーキ液圧の変化率(液圧勾配)は、ブレ
ーキシリンダ16からのブレーキ液の流出速度に比例し
、この流出速度はブレーキシリンダ16の液圧の平方根
に比例する。また、平均車輪加速度!。の絶対値はブレ
ーキシリンダ16の液圧に比例し、かつ、1回の減圧に
よるブレーキ液圧の減圧量はブレーキ液圧の高低にかか
わらずほぼ一定であることが望ましいため、減圧時間T
1は平均車輪加速度9゜の絶対値の平方根に反比例する
値として演算されるべきであり、09式はその近似式で
ある。
ものであり、この平均車輪加速度M、の絶対値が大きい
ということは、路面の摩擦係数μが高く、ブレーキシリ
ンダ16の液圧が高いということである。そして、減圧
時におけるブレーキ液圧の変化率(液圧勾配)は、ブレ
ーキシリンダ16からのブレーキ液の流出速度に比例し
、この流出速度はブレーキシリンダ16の液圧の平方根
に比例する。また、平均車輪加速度!。の絶対値はブレ
ーキシリンダ16の液圧に比例し、かつ、1回の減圧に
よるブレーキ液圧の減圧量はブレーキ液圧の高低にかか
わらずほぼ一定であることが望ましいため、減圧時間T
1は平均車輪加速度9゜の絶対値の平方根に反比例する
値として演算されるべきであり、09式はその近似式で
ある。
09式の(1,2/(0,2−v、)) ・Kオは、
平均車輪加速度M、が−1,0GのときKtrとなる。
平均車輪加速度M、が−1,0GのときKtrとなる。
1.0Gの平均車輪加速度!。が得られるのは乾燥した
アスファルト路であって、K trは乾燥アスファルト
上における減圧時間を表す値なのである。
アスファルト路であって、K trは乾燥アスファルト
上における減圧時間を表す値なのである。
上記(1,2/(0,2−Q、))−Kt、は主として
車輪と路面との関係で決まる部分であるのに対して、学
習係数T s t a。は主としてブレーキパッドの摩
擦係数やブレーキ液の粘度等、ブレーキの状況によって
決まる部分である。ブレーキバッドの摩擦係数やブレー
キ液の粘度等はブレーキの作動頻度等に応じて緩やかに
変化するため、その変化に応じて学習係数を変化させれ
ば減圧時間T。
車輪と路面との関係で決まる部分であるのに対して、学
習係数T s t a。は主としてブレーキパッドの摩
擦係数やブレーキ液の粘度等、ブレーキの状況によって
決まる部分である。ブレーキバッドの摩擦係数やブレー
キ液の粘度等はブレーキの作動頻度等に応じて緩やかに
変化するため、その変化に応じて学習係数を変化させれ
ば減圧時間T。
を適正に設定することができるのである。この学習係数
T 5tudyはC2[D弐によって演算され、(2G
式中の修正値Yは(19)式によって決定される。この
修正値Yは原則的には中間車輪加速度”:i、qc(本
実施例ではVwqの極小値と極大値との単純平均値)と
基準車輪加速度V e b m * mとを一致させる
値に設定されるのであるが、長時間平滑化車輪加速度V
wqの変化幅(V、、の極大値と極小値との差)が1.
2Gより小さい場合には、学習係数T s L u d
Yを1に近づける値に設定される。09)式において
、V、、qpp<1.2が成立する場合には(1,?V
−qpp)は正であるから、Tstuayが1より大き
い場合はYが小さくされて、Q(D式によりT 5tu
ayが小さくされるのに対し、T s t u d Y
が1より小さい場合はYが大きくされて、00式により
T 5tuayが大きくされるのである。減圧時間およ
び増圧時間が余りに短くなれば増減圧切換弁26の切換
頻度が大きくなり、耐久性が低下する上、甚だしい場合
には弁制御指令に追従し得なくなる恐れもあるため、長
時間平滑化車輪加速度の変化幅Vwqprが1.2Gよ
り小さくなった場合には、学習係数T 5tudyが初
期値の1に向かって戻されるようになっているのである
。
T 5tudyはC2[D弐によって演算され、(2G
式中の修正値Yは(19)式によって決定される。この
修正値Yは原則的には中間車輪加速度”:i、qc(本
実施例ではVwqの極小値と極大値との単純平均値)と
基準車輪加速度V e b m * mとを一致させる
値に設定されるのであるが、長時間平滑化車輪加速度V
wqの変化幅(V、、の極大値と極小値との差)が1.
2Gより小さい場合には、学習係数T s L u d
Yを1に近づける値に設定される。09)式において
、V、、qpp<1.2が成立する場合には(1,?V
−qpp)は正であるから、Tstuayが1より大き
い場合はYが小さくされて、Q(D式によりT 5tu
ayが小さくされるのに対し、T s t u d Y
が1より小さい場合はYが大きくされて、00式により
T 5tuayが大きくされるのである。減圧時間およ
び増圧時間が余りに短くなれば増減圧切換弁26の切換
頻度が大きくなり、耐久性が低下する上、甚だしい場合
には弁制御指令に追従し得なくなる恐れもあるため、長
時間平滑化車輪加速度の変化幅Vwqprが1.2Gよ
り小さくなった場合には、学習係数T 5tudyが初
期値の1に向かって戻されるようになっているのである
。
317においては、上記学習係数T 5tudyおよび
減圧時間T、の演算の他に、今回の平均車輪加速度V@
をv8゜(6として格納する処理およびFlagを1に
変える処理が行われ、さらに、次式9式%(2) によって回復判定基準値V memoの演算が行われる
。
減圧時間T、の演算の他に、今回の平均車輪加速度V@
をv8゜(6として格納する処理およびFlagを1に
変える処理が行われ、さらに、次式9式%(2) によって回復判定基準値V memoの演算が行われる
。
回復判定基準値!□、。は今回の長時間平滑化車輪加速
度t。qより一定値に2゜たけ大きい値に設定されるの
である。K2Oは通常0.3〜0.4G程度とすること
が望ましい。この回復判定基準値M、、、。は後に37
において回復不足量!、の演算に使用される。回復判定
基準値V、。。からそのときの極大値V wqtが差し
引かれて回復不足量!8.が求められるのである。ただ
し、基本の急減圧開始後まだ長時間平滑化車輪加速度■
。qが増大している間は、極大値Vwqtがそのときの
長時間平滑化車輪加速度ν。9と等しいため、減圧開始
当初は回復判定基準値M1.1゜からそのときの長時間
平滑化車輪加速度V。9が差し引かれて回復不足量Mい
が求められるに等しいこととなる。
度t。qより一定値に2゜たけ大きい値に設定されるの
である。K2Oは通常0.3〜0.4G程度とすること
が望ましい。この回復判定基準値M、、、。は後に37
において回復不足量!、の演算に使用される。回復判定
基準値V、。。からそのときの極大値V wqtが差し
引かれて回復不足量!8.が求められるのである。ただ
し、基本の急減圧開始後まだ長時間平滑化車輪加速度■
。qが増大している間は、極大値Vwqtがそのときの
長時間平滑化車輪加速度ν。9と等しいため、減圧開始
当初は回復判定基準値M1.1゜からそのときの長時間
平滑化車輪加速度V。9が差し引かれて回復不足量Mい
が求められるに等しいこととなる。
317に続いて318が実行され、増減圧切換弁26が
減圧状態に切り換えられ、開閉弁20は閉状態に保たれ
る。その結果、第6図の下部に実線で示されているよう
に急減圧が行われる。
減圧状態に切り換えられ、開閉弁20は閉状態に保たれ
る。その結果、第6図の下部に実線で示されているよう
に急減圧が行われる。
S17において基本の減圧時間T7が決定された後は、
S7においてその減圧時間から1サイクルタイムΔTだ
け差し引かれ、S8が実行されるが、この判定の結果は
YESであるのが普通であるため、318が再び実行さ
れ、急減圧が続行される。
S7においてその減圧時間から1サイクルタイムΔTだ
け差し引かれ、S8が実行されるが、この判定の結果は
YESであるのが普通であるため、318が再び実行さ
れ、急減圧が続行される。
そして、基本の減圧時間T、が経過したとき、S8の判
定結果がNOとなり、S9が実行されるが、このS9の
判定結果は通常NOであって、S10が実行される。こ
のときには、FlagはS17においで1に設定されて
いるが、減圧時間T、が緩減圧時間Tz(負の値)まで
低下していないため、判定の結果はNoとなり、311
が実行される。SIOがNOとなって始めてSllが実
行される際には、その判定の結果はNOであり、S12
が実行されるが、Flagは317において1に設定さ
れているため、S12の判定の結果はNOであり、S1
6においてValve、がOにリセットされる。増減圧
切換弁26が増圧位置に切り換えられるのである。
定結果がNOとなり、S9が実行されるが、このS9の
判定結果は通常NOであって、S10が実行される。こ
のときには、FlagはS17においで1に設定されて
いるが、減圧時間T、が緩減圧時間Tz(負の値)まで
低下していないため、判定の結果はNoとなり、311
が実行される。SIOがNOとなって始めてSllが実
行される際には、その判定の結果はNOであり、S12
が実行されるが、Flagは317において1に設定さ
れているため、S12の判定の結果はNOであり、S1
6においてValve、がOにリセットされる。増減圧
切換弁26が増圧位置に切り換えられるのである。
その結果、緩増圧への移行が行われ、その緩増圧中に減
圧時間Trが緩増圧時間T2より小さくなる。このとき
、回復不足量M0が正であれば、S10の判定結果がY
ESとなり、S19において追加の減圧時間T、、が次
式 %式%() により演算される。この(ハ)式中、F(T、)はS1
7において決定される基本の減圧時間T、の関数であり
、予め実験によって適正な値が求められてマツプにされ
ており、基本の減圧時間T、に応じてこのマツプから読
み出された値が使用される。
圧時間Trが緩増圧時間T2より小さくなる。このとき
、回復不足量M0が正であれば、S10の判定結果がY
ESとなり、S19において追加の減圧時間T、、が次
式 %式%() により演算される。この(ハ)式中、F(T、)はS1
7において決定される基本の減圧時間T、の関数であり
、予め実験によって適正な値が求められてマツプにされ
ており、基本の減圧時間T、に応じてこのマツプから読
み出された値が使用される。
学習係数T 5tudyとしてはS17で演算されたも
のが用いられる。K2Sは1より小さい正の値であり、
本実施例においては0.2に選定されて比較的緩やかに
学習の効果が表れるようにされている。
のが用いられる。K2Sは1より小さい正の値であり、
本実施例においては0.2に選定されて比較的緩やかに
学習の効果が表れるようにされている。
追加の減圧時間Trの決定後、学習係数T 5Lady
が2割増しの値に変更される。追加の減圧が必要である
ということは、S17において決定された基本の減圧時
間T、、が短すぎたことを意味するため、次に317が
実行される際には、基本の減圧時間T、、が2割増しの
値に決定されるようにされるのである。この割増しの量
は実験等によって適宜の量に定められるべきものである
。
が2割増しの値に変更される。追加の減圧が必要である
ということは、S17において決定された基本の減圧時
間T、、が短すぎたことを意味するため、次に317が
実行される際には、基本の減圧時間T、、が2割増しの
値に決定されるようにされるのである。この割増しの量
は実験等によって適宜の量に定められるべきものである
。
S19の実行により追加の減圧時間が設定された後、3
18が実行され、増減圧切換弁26が減圧位置に切り換
えられて急減圧への移行が行われる。以下、同様に回復
不足量Vshが0以下になるまで、311. S12
および316の実行による緩増圧とS19および31B
の実行による追加の急減圧が繰り返し行われて、結果と
して第6図の下部に実線で示されているように追加の緩
減圧が行われる。ただし、追加の減圧が行われた場合に
は、前述のように学習係数T 5tuayが増大させら
れ、その結果、317における基本の減圧時間T。
18が実行され、増減圧切換弁26が減圧位置に切り換
えられて急減圧への移行が行われる。以下、同様に回復
不足量Vshが0以下になるまで、311. S12
および316の実行による緩増圧とS19および31B
の実行による追加の急減圧が繰り返し行われて、結果と
して第6図の下部に実線で示されているように追加の緩
減圧が行われる。ただし、追加の減圧が行われた場合に
は、前述のように学習係数T 5tuayが増大させら
れ、その結果、317における基本の減圧時間T。
が大きい値に修正されるため、追加の減圧は状況が相当
大きく変わった場合以外には行われない。
大きく変わった場合以外には行われない。
そして、回復不足量Mいが負になって810の判定結果
がNOとなり、かつ、減圧時間Tわが減圧禁止時間T、
より小さくなったとき(絶対値が大きくなったとき)、
S11の判定結果がYESとなり、前述の場合と同様に
S14.S15およびS16が繰り返し実行されて、次
の減圧に備えた待機状態となる。この間、第6図の下部
に実線で示されているように、連続した緩増圧が行われ
る。
がNOとなり、かつ、減圧時間Tわが減圧禁止時間T、
より小さくなったとき(絶対値が大きくなったとき)、
S11の判定結果がYESとなり、前述の場合と同様に
S14.S15およびS16が繰り返し実行されて、次
の減圧に備えた待機状態となる。この間、第6図の下部
に実線で示されているように、連続した緩増圧が行われ
る。
なお、基本の急減圧が行われている間に路面の摩擦係数
が急増した場合には、基本の急減圧終了後、緩減圧時間
T2の経過時に310が行われる際に回復不足量!3.
が既に負になっているため、310の判定結果はNoと
なり、追加の減圧は行われない。
が急増した場合には、基本の急減圧終了後、緩減圧時間
T2の経過時に310が行われる際に回復不足量!3.
が既に負になっているため、310の判定結果はNoと
なり、追加の減圧は行われない。
また、基本の急減圧が行われている間に路面の摩擦係数
が急減し、基本の急減圧の終了後始めて39が行われる
際に回復不足量!6.の値が正の値である連続追加減圧
基準値Vsh+より大きければ、S20において1サイ
クルタイムΔTが追加減圧時間T1として設定されると
ともに、学習係数Tstudyが0.2(この値は実験
等により適宜定められるべきものである)増大させられ
る。S20はS9の判定結果がYESである間連続して
行われるため、1回当たりΔT待時間減圧が連続して行
われることとなり、結果として、第6図の下部に二点鎖
線で示されているように追加の急減圧が行われる。そし
て、ΔT待時間減圧が行われる回数が多いほど学習係数
T 5tudyが大きな値に変更され、次に317にお
いて基本の減圧時間T、が大きな値に設定されることと
なる。追加の急減圧によってスリップ状態が回復し、回
復不足量Vshが連続追加減圧基準値Vsh+より小さ
くなれば、S9の判定結果がNoとなり、追加の急減圧
が終了する。
が急減し、基本の急減圧の終了後始めて39が行われる
際に回復不足量!6.の値が正の値である連続追加減圧
基準値Vsh+より大きければ、S20において1サイ
クルタイムΔTが追加減圧時間T1として設定されると
ともに、学習係数Tstudyが0.2(この値は実験
等により適宜定められるべきものである)増大させられ
る。S20はS9の判定結果がYESである間連続して
行われるため、1回当たりΔT待時間減圧が連続して行
われることとなり、結果として、第6図の下部に二点鎖
線で示されているように追加の急減圧が行われる。そし
て、ΔT待時間減圧が行われる回数が多いほど学習係数
T 5tudyが大きな値に変更され、次に317にお
いて基本の減圧時間T、が大きな値に設定されることと
なる。追加の急減圧によってスリップ状態が回復し、回
復不足量Vshが連続追加減圧基準値Vsh+より小さ
くなれば、S9の判定結果がNoとなり、追加の急減圧
が終了する。
以上のいずれかの制御が行われている間にブレーキペダ
ルが解除され、あるいは車速か10km/hまで低下す
れば、S2またはS3の判定結果がNOとなり、S4に
おいてアンチスキ・ンド制御の解除処理が行われる。
ルが解除され、あるいは車速か10km/hまで低下す
れば、S2またはS3の判定結果がNOとなり、S4に
おいてアンチスキ・ンド制御の解除処理が行われる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては車
輪加速度フィルタ値v、r(スリップ状態)が修正減圧
開始基準加速度σ2 (第一基準状態)まで進行するま
での平均車輪加速度!。の絶対値が大きいほど短く設定
される基本減圧時間の間は急減圧が行われ、その後、長
時間平滑化車輪加速度νw9の回復不足量Vshがチエ
ツクされ、必要があれば緩やかな追加減圧が行われる。
輪加速度フィルタ値v、r(スリップ状態)が修正減圧
開始基準加速度σ2 (第一基準状態)まで進行するま
での平均車輪加速度!。の絶対値が大きいほど短く設定
される基本減圧時間の間は急減圧が行われ、その後、長
時間平滑化車輪加速度νw9の回復不足量Vshがチエ
ツクされ、必要があれば緩やかな追加減圧が行われる。
したがって、路面の摩擦係数が減少した場合にもスリッ
プの発生が良好に防止される。
プの発生が良好に防止される。
また、スリップ状態回復の判定が車輪加速度に基づいて
行われるため、車輪速度に基づいて行われる場合に比較
して路面の摩擦係数の変化に速やかに対応したアンチス
キッド制御を行うことが可能である。
行われるため、車輪速度に基づいて行われる場合に比較
して路面の摩擦係数の変化に速やかに対応したアンチス
キッド制御を行うことが可能である。
また、本実施例においては、修正減圧開始基準加速度σ
2にアンチスキッド制御開始までの平均車輪加速度■8
の大きさならびにノイズの大きさNo1se4による修
正のみならず、平均車輪加速度M8からの長時間平滑化
車輪加速度M、、9の外れの大きさに基づく修正も施さ
れるため、悪路において長時間平滑化車輪加速度シュ、
が良路におけるより小さくなる(絶対値が大きくなる)
ことに基づく不必要な減圧の実行が回避され、良路から
悪路への突入時における不必要な減圧が回避される。悪
路においては、ノイズが大きくなるため、修正減圧開始
基準加速度G’ 2は小さい値(絶対値の大きい負の値
)に修正されるのであるが、良路から悪路へ突入した当
初はNo1sezの定量化が不十分であるため、このN
o1se2による減圧開始基準加速度の修正のみでは不
十分であるのに対し、長時間平滑化車輪加速度Vwcl
の平均車輪加速度!。からの外れは速やかに現れるため
、これによる減圧基準加速度の修正を行えば、良路から
悪路への突入時における変化に速やかに対応し得るので
ある。同様のことは、悪路から良路へ突入した場合にも
当てはまる。
2にアンチスキッド制御開始までの平均車輪加速度■8
の大きさならびにノイズの大きさNo1se4による修
正のみならず、平均車輪加速度M8からの長時間平滑化
車輪加速度M、、9の外れの大きさに基づく修正も施さ
れるため、悪路において長時間平滑化車輪加速度シュ、
が良路におけるより小さくなる(絶対値が大きくなる)
ことに基づく不必要な減圧の実行が回避され、良路から
悪路への突入時における不必要な減圧が回避される。悪
路においては、ノイズが大きくなるため、修正減圧開始
基準加速度G’ 2は小さい値(絶対値の大きい負の値
)に修正されるのであるが、良路から悪路へ突入した当
初はNo1sezの定量化が不十分であるため、このN
o1se2による減圧開始基準加速度の修正のみでは不
十分であるのに対し、長時間平滑化車輪加速度Vwcl
の平均車輪加速度!。からの外れは速やかに現れるため
、これによる減圧基準加速度の修正を行えば、良路から
悪路への突入時における変化に速やかに対応し得るので
ある。同様のことは、悪路から良路へ突入した場合にも
当てはまる。
さらに、本実施例においては、長時間平滑化車輪加速度
Vwqの変化幅が異常に小さい場合には、学習係数T
t t u a yは1に近づ(向きに修正されるが、
通常は長時間平滑化車輪加速度Vwqの極大値と極小値
との中間値である中間車輪加速度V wqcが車両加速
度と見なし得る基準車輪加速度M。1.。
Vwqの変化幅が異常に小さい場合には、学習係数T
t t u a yは1に近づ(向きに修正されるが、
通常は長時間平滑化車輪加速度Vwqの極大値と極小値
との中間値である中間車輪加速度V wqcが車両加速
度と見なし得る基準車輪加速度M。1.。
と等しくなるように学習係数T 5tudyが修正され
る。そのため、長時間平滑化車輪加速度M□が車両加速
度と見なし得る基準車輪加速度や。、1s、をほぼ中心
として変動することとなり、この場合に制動距離が特に
有効に短縮される。
る。そのため、長時間平滑化車輪加速度M□が車両加速
度と見なし得る基準車輪加速度や。、1s、をほぼ中心
として変動することとなり、この場合に制動距離が特に
有効に短縮される。
学習係数T、、、、、はまた、追加の減圧が多く行われ
るほど大きい値に修正されるようになっており、次の基
本減圧の減圧時間Trはその修正された学習係数Tgt
udyを用いて決定されるため、基本の減圧時間自体が
常に適正な値に設定され、多くの場合に追加の減圧の必
要がなくなる。例えば、車両が山道を下る場合のように
制動が頻繁に行われれば、ブレーキパッドの温度が徐々
に上昇し、摩擦係数が低下する。また、気温が低い時期
においてはブレーキ液の温度も低く、粘性が高いため、
同じ時間の減圧や増圧が行われても、ブレーキ液の粘性
が低い場合に比較して増減正量が少なくなる。しかし、
制動が繰り返されればブレーキ液の温度が上昇し、粘性
が徐々に低下する。このような緩やかな変化に応じて学
習係数T□udyが徐々に変更され、状況の変化に応じ
て適正なアンチスキッド制御が行われることとなるので
ある。
るほど大きい値に修正されるようになっており、次の基
本減圧の減圧時間Trはその修正された学習係数Tgt
udyを用いて決定されるため、基本の減圧時間自体が
常に適正な値に設定され、多くの場合に追加の減圧の必
要がなくなる。例えば、車両が山道を下る場合のように
制動が頻繁に行われれば、ブレーキパッドの温度が徐々
に上昇し、摩擦係数が低下する。また、気温が低い時期
においてはブレーキ液の温度も低く、粘性が高いため、
同じ時間の減圧や増圧が行われても、ブレーキ液の粘性
が低い場合に比較して増減正量が少なくなる。しかし、
制動が繰り返されればブレーキ液の温度が上昇し、粘性
が徐々に低下する。このような緩やかな変化に応じて学
習係数T□udyが徐々に変更され、状況の変化に応じ
て適正なアンチスキッド制御が行われることとなるので
ある。
本実施例における学習の効果を調べるために、摩擦係数
μが0.3程度である圧雪路を想定してシミュレーショ
ン試験を行った。第7図および第8図はそれぞれマスク
シリンダ液圧過大量(マスクシリンダ12の液圧が車輪
のスリップ率が丁度適正な値となるブレーキシリンダ1
6の適正液圧より高い量)が5km/cm” 、 8
0km/cn+”である場合に学習機能を働かせた場合
の試験結果であり、第9図および第10図は学習機能を
働かせない場合の、それぞれ第7図および第8図に対応
する結果である。いずれの図においても、(a)が前輪
の結果を示し、(ハ)が後輪の結果を示す。学習機能を
働かせない場合の第9図および第10図の前輪において
は、増減圧の制御が不規則に行われている一方、後輪に
おいては低μ路型のアンチスキッド制御が行われている
。それに対して学習機能を働かせた場合には、第7図お
よび第8図から明らかなように、前輪における増減圧の
制御が規則的になるとともに、後輪側においては最初低
μ路型のアンチスキッド制御が行われるが、しばらく後
には学習の効果が表れて高μ路型のアンチスキッド制御
に移行する。その結果、マスクシリンダ液圧過大量が5
kg/c1aの場合には、車両加速度が−0,284
Gから−0,290Gに向上し、マスクシリンダ液圧過
大量が80kg/cIINの場合には、−0,275G
から−0,310Gに向上する。マスクシリンダ液圧過
大量が小さい場合には、アンチスキッド制御自体の効果
が小さいため、差がそれほど大きくならないのであるが
、マスクシリンダ過大量が80kg/cjと大きい場合
には、学習の効果が顕著に表れる。
μが0.3程度である圧雪路を想定してシミュレーショ
ン試験を行った。第7図および第8図はそれぞれマスク
シリンダ液圧過大量(マスクシリンダ12の液圧が車輪
のスリップ率が丁度適正な値となるブレーキシリンダ1
6の適正液圧より高い量)が5km/cm” 、 8
0km/cn+”である場合に学習機能を働かせた場合
の試験結果であり、第9図および第10図は学習機能を
働かせない場合の、それぞれ第7図および第8図に対応
する結果である。いずれの図においても、(a)が前輪
の結果を示し、(ハ)が後輪の結果を示す。学習機能を
働かせない場合の第9図および第10図の前輪において
は、増減圧の制御が不規則に行われている一方、後輪に
おいては低μ路型のアンチスキッド制御が行われている
。それに対して学習機能を働かせた場合には、第7図お
よび第8図から明らかなように、前輪における増減圧の
制御が規則的になるとともに、後輪側においては最初低
μ路型のアンチスキッド制御が行われるが、しばらく後
には学習の効果が表れて高μ路型のアンチスキッド制御
に移行する。その結果、マスクシリンダ液圧過大量が5
kg/c1aの場合には、車両加速度が−0,284
Gから−0,290Gに向上し、マスクシリンダ液圧過
大量が80kg/cIINの場合には、−0,275G
から−0,310Gに向上する。マスクシリンダ液圧過
大量が小さい場合には、アンチスキッド制御自体の効果
が小さいため、差がそれほど大きくならないのであるが
、マスクシリンダ過大量が80kg/cjと大きい場合
には、学習の効果が顕著に表れる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
増減圧切換弁26が液圧制御弁装置として機能し、制御
装置37のS5ないしS7を実行する部分のうち、特に
長時間平滑化車輪加速度■1を演算する部分が回転セン
サ38と共に平滑化車輪加速度検出手段を構成し、同じ
く制御装置37の基準車輪加速度V abaseを演算
する部分が回転センサ38と共に車両加速度推定手段を
構成している。また、制御装置37の37を実行する部
分のうち、中間車輪加速度V wcscを演算する部分
、および317を実行する部分のうち、特に08)、
Q9)。
増減圧切換弁26が液圧制御弁装置として機能し、制御
装置37のS5ないしS7を実行する部分のうち、特に
長時間平滑化車輪加速度■1を演算する部分が回転セン
サ38と共に平滑化車輪加速度検出手段を構成し、同じ
く制御装置37の基準車輪加速度V abaseを演算
する部分が回転センサ38と共に車両加速度推定手段を
構成している。また、制御装置37の37を実行する部
分のうち、中間車輪加速度V wcscを演算する部分
、および317を実行する部分のうち、特に08)、
Q9)。
QIJ)、(2υ式の演算を行う部分が316およびS
18を実行する部分等と共に弁制御指令作成手段を構成
している。
18を実行する部分等と共に弁制御指令作成手段を構成
している。
なお、本実施例における01)式の(V、、−V□)は
、長時間平滑化車輪速度V。qからの車輪速度フィルタ
値■、の外れ量を表すと考えることもでき、09)式の
Y=、、□11 Vwqcは、上記外れ量が!。b、
□・τ9の上下にほぼ均等に生じるようにする処理であ
ると考えることもできる。特許請求の範囲における「中
間車輪加速度が推定車両加速度に近づくように」なる表
現は上記の処理をも包含するものとする。
、長時間平滑化車輪速度V。qからの車輪速度フィルタ
値■、の外れ量を表すと考えることもでき、09)式の
Y=、、□11 Vwqcは、上記外れ量が!。b、
□・τ9の上下にほぼ均等に生じるようにする処理であ
ると考えることもできる。特許請求の範囲における「中
間車輪加速度が推定車両加速度に近づくように」なる表
現は上記の処理をも包含するものとする。
また、本実施例においては、学習係数T8、。
の初期値は1とされ、かつ、中間車輪加速度V wqc
は長時間平滑化車輪加速度Vwqの極小値と極大値との
単純平均値とされているが、状況に応じてこれらを変え
ることも可能である。例えば、制御される車輪が前輪で
ある場合には、学習係数T3゜4アの初期値を1とする
とともに、中間車輪加速度VwqCを ■、、c= 0.45 ■1iqb+ o、 55we
t ・・・・・Hで演算する一方、後輪については学
習係数T 5tuayの初期値を2とするとともに、中
間車輪加速度Vwqcを V−qc= 0.55 V−ah + 0.45 V−
QL ・・・・・(ハ)で演算することにより、制動
力が重視される前輪は増圧側に寄り、スリップが特に嫌
われる後輪については減圧側に寄った制御が行われるよ
うにすることが可能である。このようにすれば、車両全
体の加速度は概して前輪ブレーキの制御によって決まり
、その車両加速度がスリップの少ない後輪によって精度
よく検出されることとなる。そして、本実施例において
は、前述のように車輪速度の低いものが車輪速度の最高
のものから一定以上離れないように修正されるようにな
っているため、結局、前輪のアンチスキッド制御が後輪
によって精度よく検出される車両加速度により修正され
ることとなり、常に適正なアンチスキッド制御が行われ
、従来に比較して大きな制動距離の短縮効果が得られる
。勿論、学習係数T□udyの初期値を2とする場合に
は、それに合わせて09)式等を変更することが必要と
なる。
は長時間平滑化車輪加速度Vwqの極小値と極大値との
単純平均値とされているが、状況に応じてこれらを変え
ることも可能である。例えば、制御される車輪が前輪で
ある場合には、学習係数T3゜4アの初期値を1とする
とともに、中間車輪加速度VwqCを ■、、c= 0.45 ■1iqb+ o、 55we
t ・・・・・Hで演算する一方、後輪については学
習係数T 5tuayの初期値を2とするとともに、中
間車輪加速度Vwqcを V−qc= 0.55 V−ah + 0.45 V−
QL ・・・・・(ハ)で演算することにより、制動
力が重視される前輪は増圧側に寄り、スリップが特に嫌
われる後輪については減圧側に寄った制御が行われるよ
うにすることが可能である。このようにすれば、車両全
体の加速度は概して前輪ブレーキの制御によって決まり
、その車両加速度がスリップの少ない後輪によって精度
よく検出されることとなる。そして、本実施例において
は、前述のように車輪速度の低いものが車輪速度の最高
のものから一定以上離れないように修正されるようにな
っているため、結局、前輪のアンチスキッド制御が後輪
によって精度よく検出される車両加速度により修正され
ることとなり、常に適正なアンチスキッド制御が行われ
、従来に比較して大きな制動距離の短縮効果が得られる
。勿論、学習係数T□udyの初期値を2とする場合に
は、それに合わせて09)式等を変更することが必要と
なる。
また、前記実施例においては、長時間平滑化車輪加速度
!、、qの変化幅が一定値(1,2)より小さい場合に
は、中間車輪加速度V。QCが基準車輪加速度■。5.
□と等しくなるようにする一般的な学習が行われず、学
習係数T□udyが初期値に戻されるようにされていた
が、路面の摩擦係数が特に低いごく低μ路においても、
−船釣な学習を禁止する方がよい場合がある。その場合
には、第4図におけるS7と38との間に、第1I図に
示すS30ないしS33を追加するとともに、317に
おいて経過時間Ttがクリヤされるようにすればよい。
!、、qの変化幅が一定値(1,2)より小さい場合に
は、中間車輪加速度V。QCが基準車輪加速度■。5.
□と等しくなるようにする一般的な学習が行われず、学
習係数T□udyが初期値に戻されるようにされていた
が、路面の摩擦係数が特に低いごく低μ路においても、
−船釣な学習を禁止する方がよい場合がある。その場合
には、第4図におけるS7と38との間に、第1I図に
示すS30ないしS33を追加するとともに、317に
おいて経過時間Ttがクリヤされるようにすればよい。
まず、S30において基本の急減圧開始後100 m5
ecが経過したか否かが判定され、経過していなければ
331〜S33がバイパスされるが、経過しておれば、
531において次式 %式%(2 ただし、 !89゜二基本の急減圧開始時の長時間平滑化車輪加速
度Vwq により回復不足量Zが演算されるとともに、経過時間T
、が0にリセットされる。続いてS32において回復不
足量Zが基準値(例えば0.2G)より大きいか否かが
判定され、判定の結果がYESであれば、333におい
て、平均車輪加速度。
ecが経過したか否かが判定され、経過していなければ
331〜S33がバイパスされるが、経過しておれば、
531において次式 %式%(2 ただし、 !89゜二基本の急減圧開始時の長時間平滑化車輪加速
度Vwq により回復不足量Zが演算されるとともに、経過時間T
、が0にリセットされる。続いてS32において回復不
足量Zが基準値(例えば0.2G)より大きいか否かが
判定され、判定の結果がYESであれば、333におい
て、平均車輪加速度。
が設定値(例えば−0,3C,)より小さい場合には設
定値とされ、設定値より大きい場合にはそのままとされ
る。上記回復不足量Zは第12図に示す部分の値であり
、このZが基準値より大きいということは今回の減圧が
不十分であったということであるから、次回は早期に減
圧が開始され、かつ、長い減圧が行われるようにされる
のである。
定値とされ、設定値より大きい場合にはそのままとされ
る。上記回復不足量Zは第12図に示す部分の値であり
、このZが基準値より大きいということは今回の減圧が
不十分であったということであるから、次回は早期に減
圧が開始され、かつ、長い減圧が行われるようにされる
のである。
なお、上記実施例においては、減圧開始基準加速度G2
の修正項Xが0ω式で表される直線の特性を有するもの
とされていたが、第13図に示される折れ線の特性を有
するものとすることが可能であり、このように不惑帯を
設ければ、アンチスキッド制御の安定性を増すことがで
きる。第13図の折れ線は次式で表される。
の修正項Xが0ω式で表される直線の特性を有するもの
とされていたが、第13図に示される折れ線の特性を有
するものとすることが可能であり、このように不惑帯を
設ければ、アンチスキッド制御の安定性を増すことがで
きる。第13図の折れ線は次式で表される。
TEMP2−V−Q V−
iF(TEMPz< Kxo)TEMPz=TEMP
z+Ki。
z+Ki。
ELSE jF(TEMPz< O)TE台P2=0
・・・・・・(5)X= TEMPz・Kffl
・・・・・・・・・・・・(至)また、上記実施例にお
いては、例えば、摩擦係数の急減に伴って追加の急減圧
が行われ過ぎた場合の補償が行われていないが、例えば
、第4図の39と310との間に回復不足量!、が負の
値である急増圧判定基準値を下回ったか否かを判定する
ステップを設け、そのステップの判定結果がYESであ
った場合にはValve、を0に設定して開閉弁20を
開状態とし、予め定められた一定時間の間、あるいは回
復不足量!、、の値に基づいて決定される時間が経過す
る等の一定の条件が満たされるまでの間、急増圧が行わ
れるようにすることも可能である。このようにすれば、
減圧し過ぎによる制動距離の延びを回避することができ
る。
・・・・・・(5)X= TEMPz・Kffl
・・・・・・・・・・・・(至)また、上記実施例にお
いては、例えば、摩擦係数の急減に伴って追加の急減圧
が行われ過ぎた場合の補償が行われていないが、例えば
、第4図の39と310との間に回復不足量!、が負の
値である急増圧判定基準値を下回ったか否かを判定する
ステップを設け、そのステップの判定結果がYESであ
った場合にはValve、を0に設定して開閉弁20を
開状態とし、予め定められた一定時間の間、あるいは回
復不足量!、、の値に基づいて決定される時間が経過す
る等の一定の条件が満たされるまでの間、急増圧が行わ
れるようにすることも可能である。このようにすれば、
減圧し過ぎによる制動距離の延びを回避することができ
る。
その他、当業者の知識に基づいて種々の変形。
改良を施した態様で本発明を実施することができる。
第1図は本発明の構成を概念的に示す図である。
第2図は本発明の一実施例であるアンチスキッド制御装
置を含む車両用液圧ブレーキ装置の一部を示す回路図で
ある。第3図は第2図における制御装置の構成を示すブ
ロック図である。第4図は第3図のROMに記憶されて
いる制御プログラムのうち、本発明に関連の深い部分の
みを取り出して示すフローチャートである。第5図は第
4図のフローチャートの実行により長時間平滑化車輪速
度が演算され得る理由を説明する図である。第6図は上
記フローチャートの実行によるアンチスキンド制御の状
態を示すグラフである。第7図ないし第10図は上記実
施例装置における学習機能の効果を調べるために行った
シミュレーション試験の結果を示すグラフである。第1
1図は本発明の別の実施例の制御プログラムの一部を示
すフローチャートであり、第12図はそのフローチャー
トで行われることを説明するためのグラフである。第1
3図は本発明の別の実施例における修正減圧開始基準加
速度の修正項の特性を表すグラフである。 12:マスクシリンダ 14:車輪 16:プレーキシリンダ 18:主液通路20:開閉弁
26:増減圧切換弁32:アキュムレータ
34:ボンブ37:制御装置 38:回転
センサ第1!!1 遺3!!! 第5図 第6図 −門 第7図 宵9!!I 第8図 窮10WI 第11図
置を含む車両用液圧ブレーキ装置の一部を示す回路図で
ある。第3図は第2図における制御装置の構成を示すブ
ロック図である。第4図は第3図のROMに記憶されて
いる制御プログラムのうち、本発明に関連の深い部分の
みを取り出して示すフローチャートである。第5図は第
4図のフローチャートの実行により長時間平滑化車輪速
度が演算され得る理由を説明する図である。第6図は上
記フローチャートの実行によるアンチスキンド制御の状
態を示すグラフである。第7図ないし第10図は上記実
施例装置における学習機能の効果を調べるために行った
シミュレーション試験の結果を示すグラフである。第1
1図は本発明の別の実施例の制御プログラムの一部を示
すフローチャートであり、第12図はそのフローチャー
トで行われることを説明するためのグラフである。第1
3図は本発明の別の実施例における修正減圧開始基準加
速度の修正項の特性を表すグラフである。 12:マスクシリンダ 14:車輪 16:プレーキシリンダ 18:主液通路20:開閉弁
26:増減圧切換弁32:アキュムレータ
34:ボンブ37:制御装置 38:回転
センサ第1!!1 遺3!!! 第5図 第6図 −門 第7図 宵9!!I 第8図 窮10WI 第11図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 車輪の回転を抑制するブレーキのブレーキシリンダと液
圧源との間に設けられ、ブレーキシリンダの液圧を増減
させる液圧制御弁装置と、 前記車輪のスリップ状態を検出するスリップ状態検出手
段と、 そのスリップ状態検出手段の検出結果に基づいて前記液
圧制御弁装置を制御し、前記車輪のスリップが過大とな
ることを防止する制御手段とを含むアンチスキッド制御
装置において、 前記スリップ状態検出手段に、 前記車輪の加速度を一定の時定数で平滑化した平滑化車
輪加速度を検出する平滑化車輪加速度検出手段と、 車両の加速度を推定する車両加速度推定手段とを設ける
とともに、 前記制御手段に、 前記平滑化車輪加速度検出手段により検出された平滑化
車輪加速度の複数の極小値および極大値のうち互いに隣
接する隣接極小値と隣接極大値との間の値である中間車
輪加速度が、前記車両加速度推定手段により推定された
推定車両加速度に近づくように前記液圧制御弁の増減圧
指令を作成する弁制御指令作成手段 を設けたことを特徴とするアンチスキッド制御装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2043099A JPH03246157A (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | アンチスキッド制御装置 |
US07/658,778 US5187666A (en) | 1990-02-23 | 1991-02-21 | Vehicle anti-lock brake control apparatus including means for regulating brake pressure based on smoothed wheel acceleration and determined vehicle acceleration |
DE69101161T DE69101161T2 (de) | 1990-02-23 | 1991-02-22 | Blockierschutzsystem für Kraftfahrzeuge. |
EP91102569A EP0443591B1 (en) | 1990-02-23 | 1991-02-22 | Vehicle anti-lock brake control |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2043099A JPH03246157A (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | アンチスキッド制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03246157A true JPH03246157A (ja) | 1991-11-01 |
Family
ID=12654392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2043099A Pending JPH03246157A (ja) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | アンチスキッド制御装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5187666A (ja) |
EP (1) | EP0443591B1 (ja) |
JP (1) | JPH03246157A (ja) |
DE (1) | DE69101161T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011105208A (ja) * | 2009-11-19 | 2011-06-02 | Nissin Kogyo Co Ltd | 車両用ブレーキ液圧制御装置 |
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- 1991-02-21 US US07/658,778 patent/US5187666A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-02-22 DE DE69101161T patent/DE69101161T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-02-22 EP EP91102569A patent/EP0443591B1/en not_active Expired - Lifetime
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EP0443591B1 (en) | 1994-02-16 |
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