JPH03233501A - 光学多層膜フイルタ素子及びその製造方法 - Google Patents
光学多層膜フイルタ素子及びその製造方法Info
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- JPH03233501A JPH03233501A JP3042090A JP3042090A JPH03233501A JP H03233501 A JPH03233501 A JP H03233501A JP 3042090 A JP3042090 A JP 3042090A JP 3042090 A JP3042090 A JP 3042090A JP H03233501 A JPH03233501 A JP H03233501A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光学多層膜フィルタ素子及びその製造方法に
関する。特に、光通信等に用いる超小型且つ超薄型の光
合分波フィルタ素子及びその製造方法に関する。
関する。特に、光通信等に用いる超小型且つ超薄型の光
合分波フィルタ素子及びその製造方法に関する。
−iに、光学多層膜フィルタ素工は多層膜による光の干
渉を利用して、特定の波長βn域の先のみを選択的に透
過又は反射させるものである。光学多層膜フィルタ素子
は屈折率の異なる非金属光学物質を重ね占わせた積層構
造を有し、従来ガラス基板上に真空蒸管によって形成さ
れていた。各層の膜厚及び屈折率を変える事により、任
意の中心波長に対して任意の半値幅を持つフィルタをi
′4る事かできる。
渉を利用して、特定の波長βn域の先のみを選択的に透
過又は反射させるものである。光学多層膜フィルタ素子
は屈折率の異なる非金属光学物質を重ね占わせた積層構
造を有し、従来ガラス基板上に真空蒸管によって形成さ
れていた。各層の膜厚及び屈折率を変える事により、任
意の中心波長に対して任意の半値幅を持つフィルタをi
′4る事かできる。
かかる光学多層膜フィルタ素子は光多重通信等において
光合分波フィルタとして広く用いられている。即ち、光
合分波フィルタは光ファイバから構成される光導波路網
の分岐点に挿入され、各波長成分の分離及び合成を行な
うものである。二の為、光合分波フィルタは超小型の寸
法をaし、且つ光損失を防ぐ為に数十血程度の超薄型寸
法を釘する。
光合分波フィルタとして広く用いられている。即ち、光
合分波フィルタは光ファイバから構成される光導波路網
の分岐点に挿入され、各波長成分の分離及び合成を行な
うものである。二の為、光合分波フィルタは超小型の寸
法をaし、且つ光損失を防ぐ為に数十血程度の超薄型寸
法を釘する。
従来の光合分波フィルタは、厚さ数十μmのガラス基板
上に屈折率の異なる光学物質を真空蒸着法により交互に
積層した構造を有していた。かかるフィルタを製造する
為に、従来ガラス基板上に多層膜を真空蒸着した後、ガ
ラス基板を数十血に研摩し、これを数mm角に切断して
いた。あるいは、fめ数十血に研摩されたガラス基板上
に多層膜を堆積して製造していた。
上に屈折率の異なる光学物質を真空蒸着法により交互に
積層した構造を有していた。かかるフィルタを製造する
為に、従来ガラス基板上に多層膜を真空蒸着した後、ガ
ラス基板を数十血に研摩し、これを数mm角に切断して
いた。あるいは、fめ数十血に研摩されたガラス基板上
に多層膜を堆積して製造していた。
しかしながら、従来の光合分波フィルタは真空蒸着法に
より堆積された多層膜構造である為、膜質は多孔性であ
り耐候性特に耐湿性に劣るという問題点かあった。即ち
、多層膜が多孔性である為水分あるいはアルコールを吸
着しフィルタの透過周波数特性が変動してしまい正確な
光合分波を行なう事ができなくなり、多重通信にノイズ
が混入してしまうという問題点があった。かかる問題点
に鑑み、本発明の第1の目的は耐候性特に耐湿性に優れ
た超小型及び超薄型の光学多層膜フィルタ素子を提供す
る事である。かかる第1の目的を達成する為に、本発明
においては水分等に対して非吸着性の緻密組成を有する
光学多層膜を利用している。
より堆積された多層膜構造である為、膜質は多孔性であ
り耐候性特に耐湿性に劣るという問題点かあった。即ち
、多層膜が多孔性である為水分あるいはアルコールを吸
着しフィルタの透過周波数特性が変動してしまい正確な
光合分波を行なう事ができなくなり、多重通信にノイズ
が混入してしまうという問題点があった。かかる問題点
に鑑み、本発明の第1の目的は耐候性特に耐湿性に優れ
た超小型及び超薄型の光学多層膜フィルタ素子を提供す
る事である。かかる第1の目的を達成する為に、本発明
においては水分等に対して非吸着性の緻密組成を有する
光学多層膜を利用している。
ところで、従来と同様に、緻密組成を有する多層膜をガ
ラス基板上に固着させた後ガラス2!仮を数十血の厚さ
に研摩して超薄型の光学フィルタを製造すると、緻密多
層膜がガラス基板に対して強い圧縮内部応力を示す為、
研摩の段階でガラス基板か破損してしまう。仮に、破損
せずに研摩されたとしても、強い圧縮内部応力の為にガ
ラス基板に変形か生じ使用する事か困難となる。かかる
困難に鑑み、本発明の第2の目的は緻密多層膜からなる
耐候性に優れた超薄型光学フィルタ素子を破損あるいは
変形なしに製造する事である。
ラス基板上に固着させた後ガラス2!仮を数十血の厚さ
に研摩して超薄型の光学フィルタを製造すると、緻密多
層膜がガラス基板に対して強い圧縮内部応力を示す為、
研摩の段階でガラス基板か破損してしまう。仮に、破損
せずに研摩されたとしても、強い圧縮内部応力の為にガ
ラス基板に変形か生じ使用する事か困難となる。かかる
困難に鑑み、本発明の第2の目的は緻密多層膜からなる
耐候性に優れた超薄型光学フィルタ素子を破損あるいは
変形なしに製造する事である。
上記第1の目的を達成する為に、本発明にかかる光学フ
ィルタ素子は高屈折層と低屈折層を交互に積層した多層
構造からなる単体型の光学フィルタ薄膜を構成要素とし
ている。高屈折層は比較的高屈折率の光学物質からなり
水分等に対して非吸着性の緻密組成を有するとともに一
定の圧縮内部応力を呈する。又低屈折層は比較的低屈折
率の光学物質からなり水分等に対して非吸着性の緻密組
成を有するとともに高屈折層と略同等の圧縮内部応力を
呈する。
ィルタ素子は高屈折層と低屈折層を交互に積層した多層
構造からなる単体型の光学フィルタ薄膜を構成要素とし
ている。高屈折層は比較的高屈折率の光学物質からなり
水分等に対して非吸着性の緻密組成を有するとともに一
定の圧縮内部応力を呈する。又低屈折層は比較的低屈折
率の光学物質からなり水分等に対して非吸着性の緻密組
成を有するとともに高屈折層と略同等の圧縮内部応力を
呈する。
上記の第2の目的を達成する為に、本発明にかかる光学
フィルタ薄膜の製造方法は溶媒に対して可溶性の担体を
用意する準備工程を含んでいる。
フィルタ薄膜の製造方法は溶媒に対して可溶性の担体を
用意する準備工程を含んでいる。
続いて、可溶性担体に対して高屈折率の光学物質と低屈
折率の光学物質を交互に堆積し積層の光学フィルタ薄膜
を形成する堆積工程が行なわれる。
折率の光学物質を交互に堆積し積層の光学フィルタ薄膜
を形成する堆積工程が行なわれる。
最後に、可溶性担体を溶媒に溶解して光学フィルタ薄膜
を剥離する分離工程か行なわれ単体型光学フィルタ薄膜
が得られる。
を剥離する分離工程か行なわれ単体型光学フィルタ薄膜
が得られる。
本発明によれば、超薄型光学フィルタ素子は水分等に対
して非吸着性の緻密組成を有する多層膜から構成されて
おり、耐候性特に耐湿性に優れている。又、多層膜を構
成する高屈折層と低屈折層は互いに略同等の圧縮内部応
力を呈する為、層間に内部歪みか蓄積されずその形状寸
法に安定性かある。
して非吸着性の緻密組成を有する多層膜から構成されて
おり、耐候性特に耐湿性に優れている。又、多層膜を構
成する高屈折層と低屈折層は互いに略同等の圧縮内部応
力を呈する為、層間に内部歪みか蓄積されずその形状寸
法に安定性かある。
又、本発明にかかる光学フィルタ薄膜の製造方法によれ
ば、光学フィルタ薄膜は担体から剥離された単体型の多
層膜として得られる。従って、従来の様にガラス基板と
多層膜との間の圧縮内部応力が問題とならす歩留りよく
光学フィルタ薄膜を製造する事かできる。
ば、光学フィルタ薄膜は担体から剥離された単体型の多
層膜として得られる。従って、従来の様にガラス基板と
多層膜との間の圧縮内部応力が問題とならす歩留りよく
光学フィルタ薄膜を製造する事かできる。
以下図面を2照して本発明の好適な実施例を詳細に説明
する。第1図は光学多り膜フイルタ素子の第1の実施例
を示す斜視図である。図示する様に、光学フィルタ素子
1は単体型の多層膜2から構成されている。但し、実際
の使用に当っては他の光学部材あるいは光学部品と組合
せて用いる事ができる事はいうまでもない。多層膜2は
高屈折層3と低屈折層4を交互に積層した多層構造を有
する。高屈折層3は比較的高屈折率の光学物質からなり
水分に対して非吸着性の緻密組成を有するとともに一定
の圧縮内部応力を呈する。又低屈折層4は比較的低屈折
率の光学物質からなり水分に対して非吸着性の緻密組成
を有するとともに”高屈折層3と略同等の圧縮内部応力
を呈する。各屈折層の屈折率及び厚みを適宜設定する事
により、所望の光選択周波数特性を有する光学フィルタ
多層膜2を得る事かできる。本実施例においては、特に
光学フィルタ素子1を光多重通信等に使われる先金分波
フィルタ素子として用いる為に、数關角の面積と数十鵬
程度の膜厚を有する。例えば、0.25mmの層厚を有
する高屈折層3及び低屈折層4を60層重ねる事により
膜厚か1511nの多層膜2を得る事ができる。
する。第1図は光学多り膜フイルタ素子の第1の実施例
を示す斜視図である。図示する様に、光学フィルタ素子
1は単体型の多層膜2から構成されている。但し、実際
の使用に当っては他の光学部材あるいは光学部品と組合
せて用いる事ができる事はいうまでもない。多層膜2は
高屈折層3と低屈折層4を交互に積層した多層構造を有
する。高屈折層3は比較的高屈折率の光学物質からなり
水分に対して非吸着性の緻密組成を有するとともに一定
の圧縮内部応力を呈する。又低屈折層4は比較的低屈折
率の光学物質からなり水分に対して非吸着性の緻密組成
を有するとともに”高屈折層3と略同等の圧縮内部応力
を呈する。各屈折層の屈折率及び厚みを適宜設定する事
により、所望の光選択周波数特性を有する光学フィルタ
多層膜2を得る事かできる。本実施例においては、特に
光学フィルタ素子1を光多重通信等に使われる先金分波
フィルタ素子として用いる為に、数關角の面積と数十鵬
程度の膜厚を有する。例えば、0.25mmの層厚を有
する高屈折層3及び低屈折層4を60層重ねる事により
膜厚か1511nの多層膜2を得る事ができる。
高屈折層3を構成する高屈折率の光学物質としては例え
ばT a 905を用いる事かでき、低屈折層4を構成
する低屈折率の光学物質としては5in9を用いる事か
できる。これら光学物質は加速エネルギー粒子を利用し
た堆積処理により積層され水分あるいはアルコール等の
溶媒分に対して非吸着性の緻密組成を有する。加速エネ
ルギー粒子を利用した堆積処理としては、例えばイオン
アシスト真空蒸着法が用いられる。
ばT a 905を用いる事かでき、低屈折層4を構成
する低屈折率の光学物質としては5in9を用いる事か
できる。これら光学物質は加速エネルギー粒子を利用し
た堆積処理により積層され水分あるいはアルコール等の
溶媒分に対して非吸着性の緻密組成を有する。加速エネ
ルギー粒子を利用した堆積処理としては、例えばイオン
アシスト真空蒸着法が用いられる。
第2図は本発明にかかる光学フィルタ素子の第2の実施
例を示す斜視図である。図示する様に、光学フィルタ素
子10は第1の実施例と同様に単体型の多層膜2から構
成されている。本実施例においては、多層膜2は高屈折
層3と低屈折層4の積層部分の他に、調整層5を有して
いる。この調整層5は多層膜2の所望の膜厚を得る為に
調整的に設定された層厚を有している。即ち、光学フィ
ルタ素T−10はフィルタリング機能を有する積層部分
の他に単に多層膜2の厚み調整機能のみを有する調整層
とを有している。調整層5は例えば低屈折層4と同一の
光学物質から構成されており、積層部分と同様に水分に
対して非吸着性の緻密組成を有する事が好ましい。
例を示す斜視図である。図示する様に、光学フィルタ素
子10は第1の実施例と同様に単体型の多層膜2から構
成されている。本実施例においては、多層膜2は高屈折
層3と低屈折層4の積層部分の他に、調整層5を有して
いる。この調整層5は多層膜2の所望の膜厚を得る為に
調整的に設定された層厚を有している。即ち、光学フィ
ルタ素T−10はフィルタリング機能を有する積層部分
の他に単に多層膜2の厚み調整機能のみを有する調整層
とを有している。調整層5は例えば低屈折層4と同一の
光学物質から構成されており、積層部分と同様に水分に
対して非吸着性の緻密組成を有する事が好ましい。
次に、第3図を膠照して本発明にかかる光学フィルタ素
子の物理的特徴を詳細に説明する。第3図はガラス基板
に対して種々の光学物質をイオンアシスト真空蒸着法に
より堆積して形成された単層膜の内部応力を示すグラフ
である。縦軸は単層堆積膜の内部応力の大きさを示し、
0レベルを基準として上側が圧縮内部応力を示し下側は
引張内部応力を示す。圧縮内部応力はガラス基板の接合
面に対して圧縮歪みを加える様な方向に作用し、引張応
力は逆にガラス基板の接合面に対して引張歪みを与える
方向に作用する。横軸はイオンアシスト真空蒸着法にお
いて用いられるアシストイオンのイオン電流密度を示す
。イオンアシスト真空蒸着法は真空蒸着中において蒸着
面に対して加速エネルギー粒子であるイオンを照射し蒸
着堆積膜を緻密化する為のものである。従ってイオン電
流密度が大きい程緻密化は進行する。かかるイオンアシ
スト真空蒸着法を用いる事により水分に対して非吸着性
の緻密組成を有する屈折層を形成する事ができる。屈折
層の材料として光学酸化物を用いた場合には加速イオン
粒子としては酸素イオンが好ましい。第3図に示す様に
、イオン電流密度が0の場合には、即ち通常の真空蒸着
法を行なった場合には、高屈折率物質TlO2は引張内
部応力を呈し、低屈折率物質S 102は略同等の大き
さを有する圧縮内部応力を呈する。従って、従来におい
てはTiOと5IO2を通常の真空蒸着法を用いてガラ
ス基板上に積層し光学フィルタ素子を製造していた。T
lO2の引張内部応力とSiO2の圧縮内部応力が互い
に打消し合いガラス基板に対しては実質的に応力か如わ
らない。
子の物理的特徴を詳細に説明する。第3図はガラス基板
に対して種々の光学物質をイオンアシスト真空蒸着法に
より堆積して形成された単層膜の内部応力を示すグラフ
である。縦軸は単層堆積膜の内部応力の大きさを示し、
0レベルを基準として上側が圧縮内部応力を示し下側は
引張内部応力を示す。圧縮内部応力はガラス基板の接合
面に対して圧縮歪みを加える様な方向に作用し、引張応
力は逆にガラス基板の接合面に対して引張歪みを与える
方向に作用する。横軸はイオンアシスト真空蒸着法にお
いて用いられるアシストイオンのイオン電流密度を示す
。イオンアシスト真空蒸着法は真空蒸着中において蒸着
面に対して加速エネルギー粒子であるイオンを照射し蒸
着堆積膜を緻密化する為のものである。従ってイオン電
流密度が大きい程緻密化は進行する。かかるイオンアシ
スト真空蒸着法を用いる事により水分に対して非吸着性
の緻密組成を有する屈折層を形成する事ができる。屈折
層の材料として光学酸化物を用いた場合には加速イオン
粒子としては酸素イオンが好ましい。第3図に示す様に
、イオン電流密度が0の場合には、即ち通常の真空蒸着
法を行なった場合には、高屈折率物質TlO2は引張内
部応力を呈し、低屈折率物質S 102は略同等の大き
さを有する圧縮内部応力を呈する。従って、従来におい
てはTiOと5IO2を通常の真空蒸着法を用いてガラ
ス基板上に積層し光学フィルタ素子を製造していた。T
lO2の引張内部応力とSiO2の圧縮内部応力が互い
に打消し合いガラス基板に対しては実質的に応力か如わ
らない。
しかしながら、通常の真空蒸る法を用いた場合には蒸も
堆積層の緻密化か行なわれておらす多孔性である。従っ
て、水分に対して吸着性かあり耐湿性に問題がある。こ
れに対して、本発明においては例えばイオンアシスト真
空蒸着法を用いる事により堆積層の緻密化を図っている
。第3図に示す様に緻密化が進行するに従って、種々の
光学物質から構成される屈折層は全て圧縮内部応力を呈
する様になる。従って、従来と同じ様にかかる強い圧縮
内部応力を有する屈折層をガラス基板に堆積させる事は
極めて困難であった。圧縮内部応力の為にガラス基板の
破損あるいは変形か生しるからである。そこで、本発明
においては光学フィルタ素子は基板から分離した中休型
の多層膜から構成されている。特に、高屈折層の圧縮内
部応力と低屈折層の圧縮内部応力か略等しくなる様な条
件でイオン電流密度を制御しイオンアシスト真空蒸着法
を用いて多層膜を形成する事により、各層間の歪みを除
く事かでき寸法形状的に安定した単体型光学フィルタ多
層膜を得る事かできる。例えば、高屈折率物質としてT
a Q O5を用い低屈折率物質としてS IO2を
用いた場合には、第3図から明らかな様に、イオン電流
密度の広い領域に渡って両者の圧縮内部応力は略等しく
実質的に歪みのない単体型光学フィルタ多層膜を作る事
かできる。
堆積層の緻密化か行なわれておらす多孔性である。従っ
て、水分に対して吸着性かあり耐湿性に問題がある。こ
れに対して、本発明においては例えばイオンアシスト真
空蒸着法を用いる事により堆積層の緻密化を図っている
。第3図に示す様に緻密化が進行するに従って、種々の
光学物質から構成される屈折層は全て圧縮内部応力を呈
する様になる。従って、従来と同じ様にかかる強い圧縮
内部応力を有する屈折層をガラス基板に堆積させる事は
極めて困難であった。圧縮内部応力の為にガラス基板の
破損あるいは変形か生しるからである。そこで、本発明
においては光学フィルタ素子は基板から分離した中休型
の多層膜から構成されている。特に、高屈折層の圧縮内
部応力と低屈折層の圧縮内部応力か略等しくなる様な条
件でイオン電流密度を制御しイオンアシスト真空蒸着法
を用いて多層膜を形成する事により、各層間の歪みを除
く事かでき寸法形状的に安定した単体型光学フィルタ多
層膜を得る事かできる。例えば、高屈折率物質としてT
a Q O5を用い低屈折率物質としてS IO2を
用いた場合には、第3図から明らかな様に、イオン電流
密度の広い領域に渡って両者の圧縮内部応力は略等しく
実質的に歪みのない単体型光学フィルタ多層膜を作る事
かできる。
次に本発明にかかる単体型光学フィルタ薄膜の製造方法
を詳細に説明する。第4図は本発明にかかる製造方法の
第1の実施例を示す工程図である。
を詳細に説明する。第4図は本発明にかかる製造方法の
第1の実施例を示す工程図である。
第4図(A)に示す工程において、溶媒に対して可溶性
の担体6が用意される。本実施例においては、担体6は
可溶性物質からなる平板担体を利用している。可溶性物
質としては水に溶ける食塩単結晶や酸もしくはアルカリ
に可溶な金属例えばアルミニウムを用いる事かできる。
の担体6が用意される。本実施例においては、担体6は
可溶性物質からなる平板担体を利用している。可溶性物
質としては水に溶ける食塩単結晶や酸もしくはアルカリ
に可溶な金属例えばアルミニウムを用いる事かできる。
あるいはアルミナ等の金属酸化物を担体材料に用いても
良い。溶媒としては、酸やアルカリの他に所定のエッチ
ャントを用いても良い。但し、溶媒はフィルタ薄膜を構
成する物質に影響を与えないものを選択する。
良い。溶媒としては、酸やアルカリの他に所定のエッチ
ャントを用いても良い。但し、溶媒はフィルタ薄膜を構
成する物質に影響を与えないものを選択する。
続いて第4図(B)に示す工程において、可溶性担体6
に対して高屈折率の光学物質と低屈折率の光学物質を交
互に堆積し積層の光学フィルタ多層膜2を形成する。堆
積方法としては通常の真空蒸着法を用いる事もできるが
、二の場合には多層膜は多孔性を有し水分に対して吸告
性かある。従って、好ましくは水分に対して非吸着性の
緻密組成を有する多層膜2を堆積する為に、イオンアシ
スト真空蒸着法、イオンブレーティング真空蒸着法ある
いはスパッタリング法を用いる事が好ましい。
に対して高屈折率の光学物質と低屈折率の光学物質を交
互に堆積し積層の光学フィルタ多層膜2を形成する。堆
積方法としては通常の真空蒸着法を用いる事もできるが
、二の場合には多層膜は多孔性を有し水分に対して吸告
性かある。従って、好ましくは水分に対して非吸着性の
緻密組成を有する多層膜2を堆積する為に、イオンアシ
スト真空蒸着法、イオンブレーティング真空蒸着法ある
いはスパッタリング法を用いる事が好ましい。
これらの堆積方法は加速エネルギー粒子を利用する事に
より水分に対して非吸着性の緻密な屈折層を形成する事
ができる。なお、イオンブレーティング真空蒸着法は電
子線加熱により蒸発した物質をプラズマ中において加速
させ担体表面に堆積させるものである。高屈折層を形成
する高屈折率光学物質としては例えばTa2O5を用い
る事かでき、低屈折層を形成する低屈折率光学物質とし
ては例えばS iO2を用いる事ができる。
より水分に対して非吸着性の緻密な屈折層を形成する事
ができる。なお、イオンブレーティング真空蒸着法は電
子線加熱により蒸発した物質をプラズマ中において加速
させ担体表面に堆積させるものである。高屈折層を形成
する高屈折率光学物質としては例えばTa2O5を用い
る事かでき、低屈折層を形成する低屈折率光学物質とし
ては例えばS iO2を用いる事ができる。
第4図(C)に示す工程において、光学フィルタ薄膜2
を可溶性担体6に担持されている状態のままで切断し所
望の寸法に細分化する。この切断は例えば半導体製造に
用いられるウェハのスクライバ−を使う事ができる。こ
の時、図示する様に切断線は多層膜2の膜厚よりやや深
めに設定し可溶性担体6の表面部をも合わせて切断する
事か好ましい。なお、切断時に用いられる冷却液は可溶
性担体6を溶解するものであってはならない。
を可溶性担体6に担持されている状態のままで切断し所
望の寸法に細分化する。この切断は例えば半導体製造に
用いられるウェハのスクライバ−を使う事ができる。こ
の時、図示する様に切断線は多層膜2の膜厚よりやや深
めに設定し可溶性担体6の表面部をも合わせて切断する
事か好ましい。なお、切断時に用いられる冷却液は可溶
性担体6を溶解するものであってはならない。
最後に第4図(D)に示す工程において、可溶性担体6
を特定の溶媒に浸漬して溶解し細分化された光学フィル
タ多層膜2を剥離する。この結果、細分化された個々の
光学フィルタ多層膜片が分離され単体型の光学フィルタ
素子1を得る事ができる。例えば、可溶性担体6か食塩
の単結晶板で構成されている場合には溶媒としては水を
使う事ができる。又、可溶性担体としてアルミニウム金
属板を用いた場合には、特定の溶媒として酸を用いる事
ができる。
を特定の溶媒に浸漬して溶解し細分化された光学フィル
タ多層膜2を剥離する。この結果、細分化された個々の
光学フィルタ多層膜片が分離され単体型の光学フィルタ
素子1を得る事ができる。例えば、可溶性担体6か食塩
の単結晶板で構成されている場合には溶媒としては水を
使う事ができる。又、可溶性担体としてアルミニウム金
属板を用いた場合には、特定の溶媒として酸を用いる事
ができる。
第5図は本発明にかかる単体型光学フィルタ薄膜の製造
方法の第2の実施例を示す工程図である。
方法の第2の実施例を示す工程図である。
第5図(A)に示す工程において、不溶性物質からなる
仮基板7が!f−備される。
仮基板7が!f−備される。
第5図(B)に示す工程において、仮基板7の表面に可
溶性物質からなる被膜担体6を形成する。
溶性物質からなる被膜担体6を形成する。
この被膜担体6は例えば金属アルミニウムのスパッタリ
ングや真空蒸る等により得る事ができる。
ングや真空蒸る等により得る事ができる。
そしてこの可溶性波膜担体6は特定の二ソチング液に対
して可溶である。
して可溶である。
第5図(C)に示す工程において、被膜担体6に対して
高屈折率の光学物質と低屈折率の光学物質を交互に堆積
し積層の光学フィルタ多層膜2を形成する。この堆積工
程は第4図に示す第1の実施例と同様に行なわれる。
高屈折率の光学物質と低屈折率の光学物質を交互に堆積
し積層の光学フィルタ多層膜2を形成する。この堆積工
程は第4図に示す第1の実施例と同様に行なわれる。
第5図CD)に示す工程において、堆積された光学フィ
ルタ多層膜2を被膜担体6に担持されている状態で切断
し所望の−j法に細分化する。この切断工程も第1の実
施例と同様に行なう。本実施例においては多層膜2の厚
みよりも深めに切断し同時に担体被膜6にも切込みを入
れる事か好ましい。
ルタ多層膜2を被膜担体6に担持されている状態で切断
し所望の−j法に細分化する。この切断工程も第1の実
施例と同様に行なう。本実施例においては多層膜2の厚
みよりも深めに切断し同時に担体被膜6にも切込みを入
れる事か好ましい。
但し、必ずしも切込みを入れる必要はない。
最後に第5図(E)に示す工程において、被膜担体を溶
媒に溶角7して細分化された光学フィルタ多層膜2を剥
離する。この時、被膜担体に切込みか入っておりその端
面が露出している場合にはサイドエツチングの効果によ
り被膜担体の溶解が促進される。この様にして、細分化
された光学フィルタ多層膜2は仮基板7から分離され個
々の単体型光学フィルタ素子1を得る事ができる。
媒に溶角7して細分化された光学フィルタ多層膜2を剥
離する。この時、被膜担体に切込みか入っておりその端
面が露出している場合にはサイドエツチングの効果によ
り被膜担体の溶解が促進される。この様にして、細分化
された光学フィルタ多層膜2は仮基板7から分離され個
々の単体型光学フィルタ素子1を得る事ができる。
上述した様に、本発明によれば緻密化された光学フィル
タ多層膜をガラス基板から分離する事により従来問題と
なっていたガラス基板に対する多層膜の圧縮内部応力が
解放され、反り等の変形がなく耐候性特に耐湿性の良好
な超薄型光学フィルタ素子を得る事かできるという効果
かある。又、本発明にかかる製造方法によれば、従来の
様に多層膜の圧縮内部応力によりガラス基板が研摩中に
破損したり圧縮内部応力によって変形が生じる事がなく
、製造歩留りを著しく向上する事ができるという効果か
ある。
タ多層膜をガラス基板から分離する事により従来問題と
なっていたガラス基板に対する多層膜の圧縮内部応力が
解放され、反り等の変形がなく耐候性特に耐湿性の良好
な超薄型光学フィルタ素子を得る事かできるという効果
かある。又、本発明にかかる製造方法によれば、従来の
様に多層膜の圧縮内部応力によりガラス基板が研摩中に
破損したり圧縮内部応力によって変形が生じる事がなく
、製造歩留りを著しく向上する事ができるという効果か
ある。
第1図は光学フィルタ素子の第1の実施例を示す斜視図
、第2図は光学フィルタ素子の第2の実施例を示す斜視
図、第3図は堆積膜内部応力とイオン電流密度の関係を
示すグラフ、第4図は光学フィルタ素子製造方法の第1
の実施例を示す工程図、及び第5図は光学フィルタ素子
の製造方法の第2の実施例を示す工程図である。 1・・・光学フィルタ素子 2・・・多層膜3・・・
高屈折層 4・・・低屈折層5・・・調整層
6・・・可溶性担体7・・・不溶性仮基
板
、第2図は光学フィルタ素子の第2の実施例を示す斜視
図、第3図は堆積膜内部応力とイオン電流密度の関係を
示すグラフ、第4図は光学フィルタ素子製造方法の第1
の実施例を示す工程図、及び第5図は光学フィルタ素子
の製造方法の第2の実施例を示す工程図である。 1・・・光学フィルタ素子 2・・・多層膜3・・・
高屈折層 4・・・低屈折層5・・・調整層
6・・・可溶性担体7・・・不溶性仮基
板
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、比較的高屈折率の光学物質からなり水分等に対して
非吸着性の緻密組成を有するとともに一定の圧縮内部応
力を呈する高屈折層と、比較的低屈折率の光学物質から
なり水分等に対して非吸着性の緻密組成を有するととも
にほぼ同等の圧縮内部応力を呈する低屈折層とを交互に
積層した多層構造からなる単体型の光学フィルタ薄膜を
構成要素とする光学フィルタ素子。 2、該光学フィルタ薄膜は、所望の膜厚を得る為に調整
的に設定された層厚を有する調整層を含む請求項1に記
載の光学フィルタ素子。 3、該高屈折層はTa_2O_5の緻密堆積層からなり
該低屈折層はSiO_2の緻密堆積層からなる請求項1
に記載の光学フィルタ素子。 4、溶媒に対して可溶性の担体を用意する準備工程と、 可溶性担体に対して高屈折率の光学物質と低屈折率の光
学物質を交互に堆積し積層した光学フィルタ薄膜を形成
する堆積工程と、 可溶性担体を溶媒に溶解して光学フィルタ薄膜を剥離す
る分離工程とからなる単体型光学フィルタ薄膜の製造方
法。 5、可溶性担体に担持された光学フィルタ薄膜を可溶性
担体に担持されている状態で切断し所望の寸法に細分化
する工程を含む請求項4に記載の製造方法。 6、該準備工程は可溶性物質からなる平板担体を用意す
る工程である請求項4に記載の製造方法。 7、該準備工程は不溶性物質からなる仮基板の表面に可
溶性物質からなる被膜担体を形成する工程である請求項
4に記載の製造方法。 8、該堆積工程は、加速エネルギー粒子を利用する事に
より水分等に対して非吸着性の緻密な積層を堆積する工
程である請求項4に記載の製造方法。 9、該堆積工程は緻密な積層中において略同等の圧縮内
部応力を生じる高屈折率の光学物質及び低屈折率の光学
物質を交互に堆積する工程である請求項8に記載の製造
方法。 10、該堆積工程はTa_2O_5とSiO_2を交互
に堆積する工程である請求項9に記載の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042090A JPH03233501A (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 光学多層膜フイルタ素子及びその製造方法 |
US07/650,247 US5241417A (en) | 1990-02-09 | 1991-02-04 | Multi-layered optical filter film and production method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3042090A JPH03233501A (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 光学多層膜フイルタ素子及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03233501A true JPH03233501A (ja) | 1991-10-17 |
Family
ID=12303462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3042090A Pending JPH03233501A (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | 光学多層膜フイルタ素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03233501A (ja) |
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-
1990
- 1990-02-09 JP JP3042090A patent/JPH03233501A/ja active Pending
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