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JPH03231983A - 床材用接着剤組成物および床材の接着施工方法 - Google Patents

床材用接着剤組成物および床材の接着施工方法

Info

Publication number
JPH03231983A
JPH03231983A JP2908890A JP2908890A JPH03231983A JP H03231983 A JPH03231983 A JP H03231983A JP 2908890 A JP2908890 A JP 2908890A JP 2908890 A JP2908890 A JP 2908890A JP H03231983 A JPH03231983 A JP H03231983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective colloid
flooring
film
adhesive
adhesive composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2908890A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasumasa Takao
泰正 高尾
Tsunehisa Miyajima
宮島 恒久
Kazumasa Ozaki
小崎 一正
Akio Tanimoto
谷本 昭雄
Hideki Shinohara
秀樹 篠原
Mayumi Odajima
小田嶋 真由美
Osamu Yoshikawa
治 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAIDEN KAGAKU KK
Toyo Linoleum Co Ltd
Original Assignee
SAIDEN KAGAKU KK
Toyo Linoleum Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAIDEN KAGAKU KK, Toyo Linoleum Co Ltd filed Critical SAIDEN KAGAKU KK
Priority to JP2908890A priority Critical patent/JPH03231983A/ja
Publication of JPH03231983A publication Critical patent/JPH03231983A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は床材、特に塩化ビニル製床材の接着に有用な水
性分散型接着剤に関するものであ5゜ 6゜ 3゜ 4゜ =2= る。
(従来の技術) 近年、接着剤の中でも有機溶剤を使用しないエマルジョ
ン型のものが経済部と環境衛生などの観点から要求され
、実際に特に塩化ビニル製床材の分野にも使用さ九てき
ている。
しかしながら、これらの水性分散型接着剤は塩化ビニル
製床材(以下床材と称する)の塩化ビニルの可塑剤によ
る影響、下地であるコンクリート、モルタルからのアル
カリ水の影響等で接着力の低下を来たし、これが原因で
床材の収縮、剥がれ、目地の汚れ等が起こっているのが
実状である。
これを解決するために接着剤の組成を硬くして耐可塑剤
性を良くしたり、充填剤(炭酸カルシウム、タルク、ア
スベスト等)を多量に使用して耐アルカリ性の向上を図
ったりしているが、これらの手段では十分な効果を奏し
得ないことと、塗工後貼り合わせるまでの時間、即ちオ
ープンタイムが極めて短かくなり、3− 作業上のトラブルが発生しやすいのが実状である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は耐可塑剤性、耐水、耐アルカリ性の向上
を図ることにより床材の収縮、剥がれ、目地の汚れが発
生せず、かつ適切なオープンタイムを有する床材用水性
分散型接着剤を提供することにある。
(問題を解決するための手段および作用)本発明者らは
上記の目的を達成するために鋭意検討した結果、特殊な
保護コロイドの存在下で重合されたアクリル系重合体の
エマルジョンに特定の働きを有する成膜助剤をウェット
タック調整剤として配合することにより、床材の収縮、
剥がれ、目地汚れのない適切なオープンタイムを有する
床材用エマルジョン型接着剤を発明するに至った。
即ち1本願発明は保護コロイドに包囲されたアクリル系
重合体エマルジョン中に保護コロイドと親和性のある成
膜助剤とからなる床材4 用接着剤組成物、をその要旨とする。
いまアクリル系重合体の単独または共重合体エマルジョ
ンを(A)成分とすると、(A)成分を構成するアルキ
ル基の炭素数1〜12の(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルモノマーとしては、例えば(メタ)アクリル酸メ
チル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸
n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)
アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラ
ウリルなどが挙げられ、その他の共重合可能なモノマー
としては、例えば(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マ
レイン酸、アクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレン、ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ート、アルコキシビニルシランなどが挙げられる。
−へ 上記のアクリル系重合体エマルジョンは具体的には以下
に記載される保護コロイド存在下に形成され、最終的に
皮膜中に含有される。
保護コロイドを例示すると、 スチレンスルホン酸のアミン、アンモニア、または−価
金属の塩の単独重合体または共重合体が望ましく、スチ
レンスルホン酸塩としては、アミン塩の場合トリエチル
アミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン、ジェ
タノールアミン、ステアリルアミンなどが挙げられ、−
価金属塩の場合はナトリウム、カリウムなどが示される
またスチレンスルホン酸の塩と共重合される(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルモノマーとしては、 (メタ
)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エ
チルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソノニル、(メタ
)アクリル酸ラウリルなどが示される。
6 保護コロイドとしてのスチレンスルホン酸塩などの乍独
重合体または共重合体は(メタ)アクリル系モノマーに
対して0.5〜20重量%が望ましい。
その他成膜助剤と親和性のあるポリビニルピロリドン、
ポリビニルアルコール系スチレンとカルボキシル基含有
物の共重合体、アクリルアマイドの東独重合体または共
重合体、繊維素誘導体等もlj独使用または併用もでき
る。
本発明で使用されるアクリル系重合体エマルジョンは」
二足保護コロイド形成成分の存在下にアクリル系重合体
エマルジョンが保護コロイドと同時に重合形成され、保
護コロイド中に含有される。
上記本発明成分(A)は、接着剤組成物として床材に使
用した場合には接着力が低下せず、床材の収縮もない優
れた性能を発揮する。
例えば、重合度の高いポリスチレンスルホン酸塩などを
保護コロイドに使用した本発明品は、床材からの可塑剤
を保護コロイド成分であるポリスチレンスルホン酸塩が
包含吸収し、アクリル系重合体への可塑剤の影響を防ぎ
、ポリマー全体の軟化を少なくしていると同時に適度に
可塑剤を吸収することにより接着強度を高くしており、
接着力の低下のない、床材の収縮の少ない、優れた性能
を発揮することができる。
本発明においては、特に(B)成分の成膜助剤を添加す
ることが重要である。
(B)成分の一般式C3H3−X−OHで示される化合
物には グリコールモノフェニルエーテル類 (C61(50ROH) モノエチレングリコールモノフェニルエーテル   C
3H50CH2CH20Hポリエチレングリコールモノ
フエニルエーテル   C6H60(C2H40) n
 H(n=2〜10の整数) プロピレングリコールモノフェニルエーテル     
C6H5OcBr−t6oHポリプロピレングリコール
モノフェニルエーテル  C6H50(CBH60)n
H(n−2〜10の整数) フェニルアルコール類 (C685ROH) フェニルエチルアルコール C3H3CH2CH20H フェニルプロピルアルコール C4H5C3H60H フェニルブチルアルコール C6H3C4H80H フェニルヘキシルアルコール c6 H5c6 H120H フェニルオクチルアルコール C6H5Cog HI50 H フェニルカルボン酸エステル類 (C6HsCOOROH) 安息香酸エチレングリコール七ノエステルC6H3C,
00C82CH20H 安息香酸プロピレングリコールモノエステル     
 C6H6C00C8H6oH安息香酸ヘキシレングリ
コールモノエステル      C6H3CQOC6H
1゜oI]安息香酸ポリエチレングリコールモノエステ
ル   C6H5COO(C2H40)nH(n=2〜
10の整数) 安息香酸ポリプロピレングリコールモノエステル  C
6H3C○O(CB H60) n H(n=2〜10
の整数) オキシカルボン酸フェニルエステル (C6H500CROH) オキシ酢酸フェニルエステル C6H500CCH20H オキシプロピオン酸フェニルエステル 06夏−1500C(l(z  CH20tl乳酸フエ
ニルエステル C6H500CC:HOHCH8 などが挙げられる。
(B)成分は(A)成分の不揮発分100重10− 置部に対し3〜50重量部が望ましい。
得られた(B)成分は(A)成分の保護コロイド皮膜と
親和性が高いので、これを可塑化して膨潤さ九てエマル
ジョン粒子の融着が促即ちウェットタック力を強くする
効果が得られる。
めに下地に床材を接着する場合に乾燥が不十分でも初期
接着力が強く、床材の接着後のズレ、反り、収縮等の寸
法変化・形状変化を防止する。しかも、ある程度の乾燥
が行われた後でも塗膜を可塑化させているので十分な接
着力が得られるオープンタイムの長い接着剤組成物とな
る。
さらに床下地上に塗布された接着剤組成物は水等が蒸発
して乾燥するに際して、成膜助剤の多くの割合が揮発し
、その結果床用接着剤の強靭な皮膜が形成される。
上記接着剤組成物に天然系または石油系樹脂の水性分散
液を配合すると、さらに性能が向上する。これらの樹脂
としては、芳香族系石油樹脂、シクロペンタジェン樹脂
、ポリテルペン系樹脂、テルペン変性体、ロジン、ロジ
ンエステル、水添ロジンエステル、フェノール樹脂、ス
チレン樹脂、キシレン樹脂等の広範囲の樹脂がある。こ
れらの樹脂は市販の水性分散液タイプ、また樹脂を溶剤
に溶かし界面活性剤で分散した水性分散液タイプのもの
も使用可能である。この石油樹脂等の水性分散液は床材
裏面への接着性、浸透性が向上するので床材と下地との
接着力を高くするのに有効であるばかりでなく、耐水性
がよくなる。
この天然系または石油系樹脂の水性分散液は(A)成分
の不揮発分100重量部に対し不揮発分換算で0〜10
0部が望ましい。
また本発明において炭酸カルシウム、タルク、クレイ等
の充填剤を(A)成分の不揮発分100重量部に対し0
〜250部添加することによりコストが安くなること、
刷毛さばきを容易にし、現場での作業性に優れているこ
と、乾燥性を早くしてオープンタイムをコントロールで
きること等の効果が得られる。
本願の他の発明は、保護コロイドに包囲されたアクリル
系重合体粒子によって構成されるエマルジョンと、保護
コロイドと親和性のある成膜助剤とからなる接着剤を床
下地に塗布し、ウェットタック性を発現させた後に床材
を貼着施工する床材の接着施工方法をその要旨とする。
第1図は床材の施工状態の断面図であり、床下地G上に
床材1を施工するに際して接着剤2を床下地に塗布する
本発明においてアクリル系重合体エマルジョン中の重合
体粒子3が、例えばスチレンスルホン酸塩等の保護コロ
イド4に包囲されており、一般の界面活性剤(乳化剤)
を使用したエマルジョンと比較して粒子が細かく、しか
も重合度の大きいエマルジョンが得られ耐水13− 性の優れたものとなる。
このために下地(コンクリート地、モルタル地)に塗工
した後の乾燥性に優れると同時に下地への接着性にも優
れたものとなる。
しかも下地からでるアルカリ水に侵されにくく強い接着
力が得られる。
6はエマルジョンの溶媒・水である。
本発明において保護コロイド成分4である例えばポリス
チレンスルホン酸塩と、成膜助剤5である例えばフェニ
ル基を含有している(B)成分とは親和性が非常に強い
ために粒子の外側に多く存在している保護コロイドであ
るポリスチレンスルホン酸塩に成膜助剤である(B)成
分は選択的に溶解、可塑化、膨潤され、強いウェットタ
ック性が得られる。
この結果、強力な接着強度と床材の寸法安定性・形状安
定性が得られる。
例えば、重合度の高いポリスチレンスルホン酸塩等を保
護コロイドに使用した本発明品は、床材からの可塑剤を
保護コロイド成分である14− ポリスチレンスルホン酸塩が包含吸収し、アクリル系重
合体への可塑剤の影響を防ぎ、ポリマー全体の軟化を少
なくしていると同時に適度に可塑剤を吸収することによ
り接着強度を高くしており、接着力の低下のない、床材
の収縮の少ない、優れた性能を発揮することができる。
なお、本発明において上記接着剤組成物に天然系または
石油系樹脂の水性分散液を配合するとさらに性能が向上
する。これらの樹脂としては、芳香族系石油樹脂、シク
ロペンタジェン樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペン変性
体、ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエステル、フ
ェノール樹脂、スチレン樹脂、キシレン樹脂等の広範囲
の樹脂がある。
この石油樹脂等の水性分散液は床材裏面への接着性、浸
透性が向上するので、床材と下地との接着力を高くする
のに有効であるばかりでなく、耐水性がよくなる。
この天然系または石油系樹脂の水性分散液は(A)成分
の不揮発分100重量部に対し不揮発換算で0〜100
部が望ましい。
また本発明において炭酸カルシウム、タルク、クレー等
の充填剤を(A)成分の不揮発分100重量部に対し0
〜250部添加することによりコストが安くなること、
刷毛さばきを容易にし現場での作業性に優れていること
、乾燥性を早くしてオープンタイムをコントロールでき
ること等の効果が得られる。
さらに床下地上に塗布された接着剤組成物は水等が蒸発
して乾燥するに際して、成膜助剤の多くの割合が揮発し
、その結果床用接着剤は強靭な皮膜として形成される。
(発明の効果) ■床材の寸法安定性、形状安定性が向上し、床材の収縮
、剥離、目地すき、目地汚れ、反り防止等の性能が向上
した。
■耐水性、耐薬品性、耐可塑剤性等が向上し、とくにモ
ルタル下地から発生するアルカリ水に対して極めて優れ
た耐久性を示した。
■ウェットタック性が優れているので床材と床下地の接
着強度が向上し、また乾燥後は接着剤バインダーは強靭
な皮膜が得られた。
■長期間のオープンタイムが得られた。
■作業性が優れていた。
(実施例) 以下、実施例を挙げて本発明の効果をさらに詳しく述べ
るが、実施例中、部および%とあるものは重量基準によ
るものである。
実施例1 イオン交換水50部およびノニオン系界面活性剤(ノニ
オンNS−230、日本油脂■製のポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル型)1.0部、アニオン系界
面活性剤(ネオゲンT、第一工業製薬■製のドデシルベ
ンゼンスルホン酸ソーダ) 0.5部を仕込み攪拌溶解した。
次いで、これにアクリル酸n−ブチル30部、アクリル
酸メチル10部、メタクリル酸メチル58部、アクリル
酸2部からなる17− モノマー混合物および重合開始剤として過硫酸アンモニ
ウム0,2部を加えて混合乳化しモノマー乳化液を作成
した。
次に反応容器にイオン交換水18部、スチレンスルホン
酸ソーダの単独重合体3部を仕込み、窒素封入させ攪拌
させながら加熱を行い、内温が80℃になった時点で過
硫酸アンモニウム0,2部加え、あらかじめ用意してお
いたモノマー乳化液を逐次添加せしめ重合反応を開始さ
せて、そのまま2.5時間かけて滴下反応した。
滴下終了後、同温で1.5時間攪拌を行った。
その後冷却しアンモニア水0.3部を添加し、蒸発残分
60.5%、粘度2,500cps、PH6,5のアク
リル系エマルジョンを得た。
その後、増粘剤サイピノールAZ−1(サイデン化学■
製)1.0部、アンモニア水0.5部を添加し、蒸発残
分60.0%、粘−]8− 度30,000cps、PH8,1のエマルジョンを得
た。
上記アクリル系エマルジョン100部にプロピレングリ
コールモノフェニルエーテル10部を添加、調整して目
的とする接着剤組成物を得た。
実施例2 実施例1において、プロピレングリコールモノフェニル
エーテル10部をモノエチレングリコールモノフェニル
エーテル10部に変えた以外は実施例1と同じ方法で接
着剤組成物を得た。
実施例3 実施例1において、プロピレングリコールモノフェニル
エーテル10部をフェニルプロピルアルコール15部に
変えた以外は実施例1と同じ方法で接着剤組成物を得た
実施例4 実施例1の接着剤組成物100部に水添ロジンのグリセ
リンエステル化合物の水性分19− 散液(不揮発分50.0%)を30部、微粉化炭酸カル
シウム10部を配合し蒸発残分63.0%、粘度32,
000cps、PH8,3の接着剤組成物を得た。
実施例5 実施例1において、スチレンスルホン酸ソーダの単独重
合体の代わりにメタクリル酸メチル5%含有のスチレン
スルホン酸ソーダメタクリル酸メチル共重合体3部を用
いるほかは実施例1と同様の方法で重合反応および調整
を行い、目的とする接着剤組成物を得た。
比較例1 実施例1において、スチレンスルホン酸ソーダ単独重合
体を除き実施例1と同様の重合反応を行った。
その後アンモニア水0.5部、増粘剤(サイピノールA
Z−1,)1.0部を添加し。
蒸発残分59.5%、粘度29,500cps、PH8
,0のエマルジョンを得た・=20− 比較例2 比較例1で得たエマルジョン100部にプロピレングリ
コールモノフェニルエーテル10部を添加、調整して接
着剤組成物を得た。
比較例3 実施例1において、プロピレングリコールモノフェニル
エーテルを除いた以外は実施例1と同じ方法で接着剤組
成物を得た。
接着試料作成方法 実施例1〜5および比較例1〜3の各接着剤組成物をJ
IS刷毛(JIS  G−31101)を用いて、フレ
キシブルスレート板(8mm厚、JIS  A−540
3)に塗布量が220 g/rrr (We t)にな
るように塗布し、所定のオープンタイム後にホモジニア
ス塩ビ床タイル(JIS  A−5705)およびビニ
ル床シート(JIS  A5707)を貼り合わせ、試
料として各試験に供した。
なお本発明においてウェットタックテストは次のように
行った。
第2図のようにPvCタイルと厚さ8n+mのスレート
板8を貼り合わせた直後に40gの荷重Wをかけ落下時
間を測定した。接着剤6を塗布してから塩ビタイル7を
貼り合わせる時間(オープンタイム)と落下時間の関係
から接着剤の「粘さ」即ちウェットタック力が判明した
。落下時間は300秒まで測定し、それ以後は落下する
ことがないので中止した。
1)収縮率テスト フレキシブルスレート板に各接着剤組成物を塗布後、オ
ープンタイム50分とりホモジニアス塩ビ床タイル(大
きさ=幅50mm×長さ100mm)を貼り合わせ、そ
のものを23±1’C165±5%RHに7日間放置後
貼り合わせ試料を70℃で7日間加熱した。ノギスで初
期と乾燥後のホモジニアス塩ビ床タイルの大きさを測定
し、収縮率を算出した。
22− 塩ビ床タイルの可塑剤の影響の大きいものほど収縮率が
大きい。
2)接着力テスト フレキシブルスレート板に接着剤組成物を塗布後、オー
ブンタイムを20分とり、ビニル床シート(大きさ=幅
30m×長さ150mm)を貼り合わせ、そのものを2
3±i℃、65±5%RHに7日間放置後、貼り合わせ
試料を70°Cで70間加熱した。
23±1°C165±5%RHに7日間放置したものお
よび70℃に7日間加熱したものについて、90度方向
の引き剥がした時の剥離強度を測定した。(引き剥がし
速度300nn+/m i n) 3)耐アルカリ水性テスト 収縮測定で作成した各貼り合わせ試料を23±1℃、6
5±5%RHに7日間放置後、水酸化カルシウム飽和水
溶液中に浸漬して7日後に取り出し、接着の状態を手で
引き剥がして判定した。
O:接着良好 △:接着劣る X:接着不良 得られた結果を実施例を第1表に、 を第2表に示す。
比較例 第1表 得られた実施例と比較例を比べると、実施例1〜5にお
いて収縮率0.3〜0.8%と低いが、比較例1〜4は
2.0〜3.9%と最大13倍の収縮率であった。
25− 接着力に関しては、実施例では室温放置でも70℃加熱
の場合でもほぼ2.5〜3 、5 kgが得られたのに
対し、比較例では室温では約1.2〜2 、2 kgで
70℃では0.7〜1 、2 kgと極端に低下した。
耐アルカリ水性は、実施例では接着良好であったのに対
し、比較例は劣っていた。
オープンタイムは、実施例ではタイルは落下しなかった
のに対し、比較例では280秒以内ですべて落下し、実
施例の方がウェットタック性が優れているのが明らかに
なった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明施工方法の断面図、第2図はウェットタ
ック試験法の説明図である。 1は床材、2は接着剤層、3は重合体粒子、4は保護コ
ロイド、5は成膜助剤である。 以」ニ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、保護コロイドに包囲されたアクリル系重合体エマル
    ジョン中に保護コロイドと親和性のある成膜助剤とから
    なる床材用接着剤組成物。 2、成膜助剤が一般式C_6H_5−X−OHで表され
    る化合物(但し、上記化学式において XはO−R、R、COORまたはOCO− Rのいずれかを表わし、Rはモノエチレン、ポリエチレ
    ンオキシド、モノプロピレン、ポリプロピレンオキシド
    、モノブチレン、ポリブチレンオキシド、モノヘキシレ
    ン、 またはポリヘキシレンオキシドのいずれかを表わす)か
    らなることを特徴とする請求項1の床材用接着剤組成物
    。 3、保護コロイドがスチレンスルホン酸のアミン、アン
    モニアまたは一価金属の塩の単独重合体、もしくは共重
    合体である請求項1の床材用接着剤組成物。 4、天然系樹脂および/または石油系樹脂の水性分散液
    を配合してなる請求項1または請求項2記載の組成物。 5、充填剤として炭酸カルシウム、タルク、クレイ等を
    配合してなる請求項1または請求項2記載の組成物。 6、保護コロイドに包囲されたアクリル系重合体粒子に
    よって構成されるエマルジョンと、保護コロイドと親和
    性のある成膜助剤とからなる接着剤を床下地に塗布し、
    ウエットタック性を発現させた後に床材を貼着施工する
    床材の接着施工方法。
JP2908890A 1990-02-07 1990-02-07 床材用接着剤組成物および床材の接着施工方法 Pending JPH03231983A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003082313A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Tajima Inc 床材用接着剤組成物
JP2010265370A (ja) * 2009-05-14 2010-11-25 Toli Corp 床材用水系接着剤
JP2012077207A (ja) * 2010-10-01 2012-04-19 Toli Corp 床材用アクリル樹脂系接着剤

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