JPH03230583A - 有機膜発光素子 - Google Patents
有機膜発光素子Info
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- JPH03230583A JPH03230583A JP2025100A JP2510090A JPH03230583A JP H03230583 A JPH03230583 A JP H03230583A JP 2025100 A JP2025100 A JP 2025100A JP 2510090 A JP2510090 A JP 2510090A JP H03230583 A JPH03230583 A JP H03230583A
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Landscapes
- Led Devices (AREA)
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
本発明は、有機膜を用いた発光素子に係り、特に複数の
有機膜の組合わせにより高効率の発光を可能とした有機
膜発光素子に関する。
有機膜の組合わせにより高効率の発光を可能とした有機
膜発光素子に関する。
(従来の技術)
近年、表示素子や照明素子等として用いられるf導膜発
光素子の研究開発が盛んに行われている。例えば、凡用
大学の斎藤省吾は、1986年に金属電極/芳香族色素
/ポリチオフェン/透明電極を用いた有機2層構造素子
を報告している( J 、 J 、 Appl、Ph
ys 、 25.L773,198B) 。ココでは、
有機膜の膜厚が1μm以上あり、印加電圧も100Vと
大きい。これに対して、コダック社のC,W、Tang
等は、Mg −Ag / A Iq3 /ジアミン/I
TOという有機2層構造で、有機膜の膜厚を1000Å
以下にすることによって、印加電圧10V以下で駆動し
て実用上十分な輝度を示す素子が得られたことを報告し
ている(A P L。
光素子の研究開発が盛んに行われている。例えば、凡用
大学の斎藤省吾は、1986年に金属電極/芳香族色素
/ポリチオフェン/透明電極を用いた有機2層構造素子
を報告している( J 、 J 、 Appl、Ph
ys 、 25.L773,198B) 。ココでは、
有機膜の膜厚が1μm以上あり、印加電圧も100Vと
大きい。これに対して、コダック社のC,W、Tang
等は、Mg −Ag / A Iq3 /ジアミン/I
TOという有機2層構造で、有機膜の膜厚を1000Å
以下にすることによって、印加電圧10V以下で駆動し
て実用上十分な輝度を示す素子が得られたことを報告し
ている(A P L。
51.913.1987 )。これらの発光素子は、電
子注入性的な色素と正孔注入性的な色素とを組合わせて
有機2層構造とすることを基本とし、有機膜をできるだ
け薄くすること、電子注入側の金属電極に仕事関数の小
さいものを選ぶこと、真空蒸着法或いは昇華法によって
有機膜を形成する際に電気的欠陥が発生しないような材
料を選択すること、等を主要な特徴としている。凡用大
学の斎藤省吾は更に1988年には、電子注入層/発光
層/正孔注入層という有機3層構造素子を提案し、発光
層に高いフォトルミネセンスを示す色素を選ぶことによ
って高輝度発光が得られることを示した(J 、 J
、 Al)pl、Phys 、 27.L26
9,1988) 。
子注入性的な色素と正孔注入性的な色素とを組合わせて
有機2層構造とすることを基本とし、有機膜をできるだ
け薄くすること、電子注入側の金属電極に仕事関数の小
さいものを選ぶこと、真空蒸着法或いは昇華法によって
有機膜を形成する際に電気的欠陥が発生しないような材
料を選択すること、等を主要な特徴としている。凡用大
学の斎藤省吾は更に1988年には、電子注入層/発光
層/正孔注入層という有機3層構造素子を提案し、発光
層に高いフォトルミネセンスを示す色素を選ぶことによ
って高輝度発光が得られることを示した(J 、 J
、 Al)pl、Phys 、 27.L26
9,1988) 。
その他これまでに、各種の杓゛導膜の組合わせによる発
光素子構造、単層の有機膜であっても、発光剤と正孔注
入剤を混合することによっである程度の発光が認められ
ること、発光体であるA1.q3の特性劣化に関する研
究等が次々に報告されており、また同様の特許出願が多
くなされている。
光素子構造、単層の有機膜であっても、発光剤と正孔注
入剤を混合することによっである程度の発光が認められ
ること、発光体であるA1.q3の特性劣化に関する研
究等が次々に報告されており、また同様の特許出願が多
くなされている。
(発明が解決しようとする課題)
有機膜発光素子は、発光輝度についてはほぼ実用段階ま
できているが、発光効率や素子寿命。
できているが、発光効率や素子寿命。
素子作成プロセス等はまだまだ技術的に未解決の問題が
多い。発光効率は現状では良くて1%1通常0.1%程
度である。発光効率が低いことは発光に寄与しない電流
が電極間に流れることを意味し、この電流はジュール熱
を発生するから素子寿命を低下させる大きい原因となっ
ている。したがって有機膜発光素子を実用化するために
は、発光効率を少なくとも数%から10%以上まで高め
ることが望まれる。
多い。発光効率は現状では良くて1%1通常0.1%程
度である。発光効率が低いことは発光に寄与しない電流
が電極間に流れることを意味し、この電流はジュール熱
を発生するから素子寿命を低下させる大きい原因となっ
ている。したがって有機膜発光素子を実用化するために
は、発光効率を少なくとも数%から10%以上まで高め
ることが望まれる。
発光効率を高めるためには、素子構造の最適化と、用い
る材料の電気的性質の最適化が必要である。これまでの
ところ、有機材料の性質に関しては、電子(正孔)輸送
性、電子(正孔)注入性。
る材料の電気的性質の最適化が必要である。これまでの
ところ、有機材料の性質に関しては、電子(正孔)輸送
性、電子(正孔)注入性。
発光性といった定性的な定義しかなされておらず、これ
では素子条件が十分規定されているとはいえない。
では素子条件が十分規定されているとはいえない。
本発明は、複数の有機膜の積層構造と金属電極の組合わ
せにおいて、それらの各材料の電気的性質を厳密に定義
した上で、高効率の発光を可能とした有機膜発光素子を
提供することを目的とする。
せにおいて、それらの各材料の電気的性質を厳密に定義
した上で、高効率の発光を可能とした有機膜発光素子を
提供することを目的とする。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
有機膜は一種の半導体とみなせるので、有機膜を積層し
た素子においては各層の接合面における電気的特性が素
子特性を支配する。すなわち金属電極の仕事関数と、有
機膜の伝導帯レベル、フェルミレベルおよび価電子帯レ
ベルを考えたときに、各接合面でそれぞれのエネルギー
レベルがどの様な関係にあるかが重要になる。本発明は
この様な観点から、半導体モデルを用いて高効率発光の
素子構造を提案する。
た素子においては各層の接合面における電気的特性が素
子特性を支配する。すなわち金属電極の仕事関数と、有
機膜の伝導帯レベル、フェルミレベルおよび価電子帯レ
ベルを考えたときに、各接合面でそれぞれのエネルギー
レベルがどの様な関係にあるかが重要になる。本発明は
この様な観点から、半導体モデルを用いて高効率発光の
素子構造を提案する。
すなわち本発明に係る発光素子は、第1および第2の電
極間に複数の有機膜の積層体を挟んだ構造を基本とする
。
極間に複数の有機膜の積層体を挟んだ構造を基本とする
。
本発明の第1の発光素子は、この様な基本構造において
、第1の電極に接する第1の有機膜と。
、第1の電極に接する第1の有機膜と。
第2の電極に接する第2の自゛導膜の間に発光層として
の第3の有機膜が設けられ、第3の有機膜のバンドギャ
ップか第1および第2の有機膜のそれより小さく設定さ
れている。
の第3の有機膜が設けられ、第3の有機膜のバンドギャ
ップか第1および第2の有機膜のそれより小さく設定さ
れている。
具体的には、第1.第2の電極の仕事関数をそれぞれE
MI+ EM□とし、第1の有機膜の伝導帯下端の真
空準位からのエネルギー差(以下これを単に伝導帯レベ
ルと呼ぶ)、フェルミレベルの真空準位からのエネルギ
ー差(以下これを単にフェルミレベルと呼ぶ)および価
電子帯の上端の真空準位からのエネルギー差(以下これ
を単に価電子帯レベルと呼ぶ)をそれぞれE。1.El
およびEv+とし、第2の有機膜の伝導帯レベル、フェ
ルミレベルおよび価電子帯レベルをそれぞれEc2,E
2およびEv□とし、第3の有機膜の伝導帯レベル。
MI+ EM□とし、第1の有機膜の伝導帯下端の真
空準位からのエネルギー差(以下これを単に伝導帯レベ
ルと呼ぶ)、フェルミレベルの真空準位からのエネルギ
ー差(以下これを単にフェルミレベルと呼ぶ)および価
電子帯の上端の真空準位からのエネルギー差(以下これ
を単に価電子帯レベルと呼ぶ)をそれぞれE。1.El
およびEv+とし、第2の有機膜の伝導帯レベル、フェ
ルミレベルおよび価電子帯レベルをそれぞれEc2,E
2およびEv□とし、第3の有機膜の伝導帯レベル。
フェルミレベルおよび価電子帯レベルをそれぞれEc3
,E3およびEv3としたとき、E M+ < E 1
・・・(1)E2<EM
2 ・・・(2)E c+> E
C2−(3) E vl> E V2 − (4)
を満たし、かつ E C3> E C2−(5) E v+> E V3 ”’ (
[i)を満たすように材料が選択されていることを特徴
とする。(1)式および(2)式の関係は、具体的には
、EMI EcIおよびEv□−EM2がそれぞれ1
eV以下、好ましくは0.5〜0.3eV以下となるよ
うにする。
,E3およびEv3としたとき、E M+ < E 1
・・・(1)E2<EM
2 ・・・(2)E c+> E
C2−(3) E vl> E V2 − (4)
を満たし、かつ E C3> E C2−(5) E v+> E V3 ”’ (
[i)を満たすように材料が選択されていることを特徴
とする。(1)式および(2)式の関係は、具体的には
、EMI EcIおよびEv□−EM2がそれぞれ1
eV以下、好ましくは0.5〜0.3eV以下となるよ
うにする。
また本発明の第2の発光素子は、第1の発光素子の第3
の有機膜の部分が更に複数層の有機膜により構成される
。すなわち、第1の電極に接する第1の有機膜と第2の
電極に接する第2の有機膜の間に、発光層として少なく
とも第3および第4の有機膜の二層の積層体が設けられ
、これら第3および第4の有機膜のバンドギャップが第
1および第2の有機膜のそれより小さく設定されている
ことを特徴とする。
の有機膜の部分が更に複数層の有機膜により構成される
。すなわち、第1の電極に接する第1の有機膜と第2の
電極に接する第2の有機膜の間に、発光層として少なく
とも第3および第4の有機膜の二層の積層体が設けられ
、これら第3および第4の有機膜のバンドギャップが第
1および第2の有機膜のそれより小さく設定されている
ことを特徴とする。
具体的には、第4の有機膜の伝導帯レヘル、フェルミレ
ベルおよび価電子帯レベルをそれぞれEc,、E4およ
びEv4としたとき、E u+ < E +
・・(ア)E4<EM□
・・・(8)を満たし、かつ E cl−E C3> E (4> E C2・・(9
)E V2〜E V4< E v3< E v+
−’ (10)を満すように材料が選択されてい
ることを特徴とする。
ベルおよび価電子帯レベルをそれぞれEc,、E4およ
びEv4としたとき、E u+ < E +
・・(ア)E4<EM□
・・・(8)を満たし、かつ E cl−E C3> E (4> E C2・・(9
)E V2〜E V4< E v3< E v+
−’ (10)を満すように材料が選択されてい
ることを特徴とする。
(作用)
本発明による有機膜発光素rにおいては、第1、第2の
有機膜の間の発光層がバンドギャップの狭い単層または
複数層の有機膜により構成されている。したがって第1
.第2の71ti間にバイアス電圧を印加すると、第1
.第2の電極からそれぞれ第1.第2の有機膜に注入さ
れた電子、正孔は、発光層内に閉じ込められる。この結
果、発光層内でキャリアの再結合による発光が効率よく
行われる。すなわちキャリア閉込めの効果によって発光
再結合に寄与しない電流がなくなるために発光効率が高
くなり、また素子寿命が長くなる。
有機膜の間の発光層がバンドギャップの狭い単層または
複数層の有機膜により構成されている。したがって第1
.第2の71ti間にバイアス電圧を印加すると、第1
.第2の電極からそれぞれ第1.第2の有機膜に注入さ
れた電子、正孔は、発光層内に閉じ込められる。この結
果、発光層内でキャリアの再結合による発光が効率よく
行われる。すなわちキャリア閉込めの効果によって発光
再結合に寄与しない電流がなくなるために発光効率が高
くなり、また素子寿命が長くなる。
具体的に第1の発光素子において上述した条件式を’t
Jaす材料を選択すれば、第1の電極と第1の有機膜の
間は第1の電極から第1の有機膜に電子が注入され易い
接合であり(条件式(1) ) 、第2の電極と第2の
有機膜の間は第2の電極から第2の有機膜に正孔が注入
される品い接合である(条件式(2))。したがって第
1.第2の電極間に第2の電極側が正となるバイアス電
圧を印加すると、第1の電極から第1の有機膜に電子が
注入され、第2の電極から第2の有機膜に正孔が注入さ
れる。
Jaす材料を選択すれば、第1の電極と第1の有機膜の
間は第1の電極から第1の有機膜に電子が注入され易い
接合であり(条件式(1) ) 、第2の電極と第2の
有機膜の間は第2の電極から第2の有機膜に正孔が注入
される品い接合である(条件式(2))。したがって第
1.第2の電極間に第2の電極側が正となるバイアス電
圧を印加すると、第1の電極から第1の有機膜に電子が
注入され、第2の電極から第2の有機膜に正孔が注入さ
れる。
そして条件式(3)によって第2の何機膜は第1の何機
膜からの電子に対してブロックとなり、条件式(4)に
よって第1の有機膜は第2の有機膜の正孔に対してブロ
ックとなり、条件式(5) (6)によって第3の6機
膜に電子、正孔が閉じ込められる。
膜からの電子に対してブロックとなり、条件式(4)に
よって第1の有機膜は第2の有機膜の正孔に対してブロ
ックとなり、条件式(5) (6)によって第3の6機
膜に電子、正孔が閉じ込められる。
これにより、高効率の発光が可能となる。
また第2の発光素子においては、条件式(9)(10〉
によって発光層である第3.第4の有機膜内にキャリア
閉じ込めの条件が満される。そして第3の有機膜と第4
の有機膜の間には、条件式(9)によって第3の有機膜
から第4の有機膜への電子の流れに障壁が形成され、条
件式(lO)によって第3の有機膜から第3の有機膜へ
の正孔の流れに障壁が形成される。そしてバイアス電圧
がある値を越えると第3の有機膜の電子は第4の有機膜
にトンネル注入された第4の有機膜内で再結合し、第3
の有機膜の正孔は第3の何機膜にトンネル注入されて第
3の有機膜内で再結合する。これらの再結合過程で、そ
れぞれ第3および第4の角゛導膜の材料で決まる波長で
発光を生じる。
によって発光層である第3.第4の有機膜内にキャリア
閉じ込めの条件が満される。そして第3の有機膜と第4
の有機膜の間には、条件式(9)によって第3の有機膜
から第4の有機膜への電子の流れに障壁が形成され、条
件式(lO)によって第3の有機膜から第3の有機膜へ
の正孔の流れに障壁が形成される。そしてバイアス電圧
がある値を越えると第3の有機膜の電子は第4の有機膜
にトンネル注入された第4の有機膜内で再結合し、第3
の有機膜の正孔は第3の何機膜にトンネル注入されて第
3の有機膜内で再結合する。これらの再結合過程で、そ
れぞれ第3および第4の角゛導膜の材料で決まる波長で
発光を生じる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は一実施例の発光素子断面構造を示す。
この素子は、上から見て第1の電極(M+)6゜第1の
何機膜(0+ )5.第3の何機膜4.第2の何機膜(
0,)4および第2の電極(M2 ) 2により構成
されている。第2の電極2はこの実施例ではガラス基板
1に形成されたITO等の透明電極であって、光は基板
1側から取出される。この素子の製造プロセスは、後に
具体的に説明するが、基板上に真空蒸着法、真空昇華法
等によって順次膜を積層形成する。
何機膜(0+ )5.第3の何機膜4.第2の何機膜(
0,)4および第2の電極(M2 ) 2により構成
されている。第2の電極2はこの実施例ではガラス基板
1に形成されたITO等の透明電極であって、光は基板
1側から取出される。この素子の製造プロセスは、後に
具体的に説明するが、基板上に真空蒸着法、真空昇華法
等によって順次膜を積層形成する。
第2図は、この発光素子を構成する各層がそれぞれ独立
した状態でのバンド図を示す。第1の有機膜(0,)5
の伝導帯レベルをE。1.フェルミレベルをE11価電
子帯レベルをEvlとし、第2の有機膜(0□)3の伝
導帯レベルをE。2.フェルミレベルをE21価電子帯
レベルをEv2とし、第3の有機膜(0,)4の伝導帯
レベルをEc3+フエルミレベルをE32価電子帯レベ
ルをE v3トしたとき、図示のように、Ec3〉E
cl> E C21E v+ > E V2> E V
3なる材料が選ばれている。また第1の電極5は、仕事
関数EMIが、EM、<E、であり、第1のa機膜5に
対して電子を注入しゃすい関係に選ばれている。第2の
電極2は、仕事関数EM2が、EM2〉E2であり、第
2の有機膜3に対して正孔を注入しやすい関係に選ばれ
ている。
した状態でのバンド図を示す。第1の有機膜(0,)5
の伝導帯レベルをE。1.フェルミレベルをE11価電
子帯レベルをEvlとし、第2の有機膜(0□)3の伝
導帯レベルをE。2.フェルミレベルをE21価電子帯
レベルをEv2とし、第3の有機膜(0,)4の伝導帯
レベルをEc3+フエルミレベルをE32価電子帯レベ
ルをE v3トしたとき、図示のように、Ec3〉E
cl> E C21E v+ > E V2> E V
3なる材料が選ばれている。また第1の電極5は、仕事
関数EMIが、EM、<E、であり、第1のa機膜5に
対して電子を注入しゃすい関係に選ばれている。第2の
電極2は、仕事関数EM2が、EM2〉E2であり、第
2の有機膜3に対して正孔を注入しやすい関係に選ばれ
ている。
第3図を用いてこの実施例の素子の動作を説明する。第
3図(a)は、この実施例の発光素子の熱平衡状態での
バンド図である。熱平衡状態では系のフェルミレベルが
一致する。したがって第2図に示す電極の仕11イ関数
および有機膜の各エネルギーレベルの大小関係から、第
3図(a)に示すように、第1の電極6と第1の有機膜
5の間は第1の電極6から電子か7十人しやすい接合が
形成される。
3図(a)は、この実施例の発光素子の熱平衡状態での
バンド図である。熱平衡状態では系のフェルミレベルが
一致する。したがって第2図に示す電極の仕11イ関数
および有機膜の各エネルギーレベルの大小関係から、第
3図(a)に示すように、第1の電極6と第1の有機膜
5の間は第1の電極6から電子か7十人しやすい接合が
形成される。
第2の電極2と第2の有機膜3の間は第2の電極2から
正孔が注入しやすい接合か形成される。そして第1の何
機II’2.5と第2の有機膜3の間には、これらより
バンドギャップの小さい第3の角゛導膜4が挟まれた構
成となる。
正孔が注入しやすい接合か形成される。そして第1の何
機II’2.5と第2の有機膜3の間には、これらより
バンドギャップの小さい第3の角゛導膜4が挟まれた構
成となる。
第3図(l〕)は、この実施例の発光素子に、第1ノ電
極6に対して第2の電極2に正のあるバイアス電圧Vを
印加したときの素子のバンド図である。
極6に対して第2の電極2に正のあるバイアス電圧Vを
印加したときの素子のバンド図である。
第1の電極6からは第1の有機膜5に電子が注入され、
第2の、電極2からは第2の有機膜3に正孔が注入され
て、これらの電子、正孔は、電子、正孔に対して共に電
位の井戸となっている第3の有機膜4に閉込められる。
第2の、電極2からは第2の有機膜3に正孔が注入され
て、これらの電子、正孔は、電子、正孔に対して共に電
位の井戸となっている第3の有機膜4に閉込められる。
この閉込められた電子。
正孔が互いに再結合する事によって、発光する。
第1および第2の有機膜5,3は第3の有機膜4に比べ
てバンドギャップが大きいから、第3の有機膜3て発し
た光は第1.第2の有機膜53で再吸収されることなく
、外部に取り出される。
てバンドギャップが大きいから、第3の有機膜3て発し
た光は第1.第2の有機膜53で再吸収されることなく
、外部に取り出される。
なおこの実施例の発光素子におけるような各接合面での
エネルギーレベルの大小関係を設定した材料を選択する
に当たっては、そのエネルギーレベルの大小関係を11
定する方法が必要である。これは、次に説明するような
本発明者等が発見した方法を用いればよい。
エネルギーレベルの大小関係を設定した材料を選択する
に当たっては、そのエネルギーレベルの大小関係を11
定する方法が必要である。これは、次に説明するような
本発明者等が発見した方法を用いればよい。
第11図に示すように、金属電極11/シリコン12/
シリコン酸化膜13/有機膜14/金属電極15からな
る素子を形成する。この素子に第12図に示すような三
角波電圧を印加し、その時の素子の変位電流を7Ill
j定する。いま素子の容量をCとすれば、変位電流は、 1−C−dV/dt で表される。第11図の素子で有機膜14がない場合を
考えると、素子は通常知られたMO3素子となり、その
容量はシリコン酸化膜13によって決まる。これに対し
て有機膜14がある場合には、6゛機112.14のフ
ェルミレベルと金属電極15の仕事関数の大小関係によ
って次のような変位電流が観測される。
シリコン酸化膜13/有機膜14/金属電極15からな
る素子を形成する。この素子に第12図に示すような三
角波電圧を印加し、その時の素子の変位電流を7Ill
j定する。いま素子の容量をCとすれば、変位電流は、 1−C−dV/dt で表される。第11図の素子で有機膜14がない場合を
考えると、素子は通常知られたMO3素子となり、その
容量はシリコン酸化膜13によって決まる。これに対し
て有機膜14がある場合には、6゛機112.14のフ
ェルミレベルと金属電極15の仕事関数の大小関係によ
って次のような変位電流が観測される。
<a)金属電極]5の仕事関数と有機膜14のフェルミ
レベルが略笠しい場合 この場合、金属電極15と有機膜14の接合は電子、正
孔いずれに対しても高い障壁を持つ接合となる。したが
って有機膜14は絶縁体とみなせるため、素子容;はシ
リコン酸化膜と有機膜の直列容量となり、M OS素子
のそれより小さい一定値を小す。これにより、第12図
のような三角波電圧を素子に印加したときの変位電流は
、第13図に示すような一定の小さい値を示す。
レベルが略笠しい場合 この場合、金属電極15と有機膜14の接合は電子、正
孔いずれに対しても高い障壁を持つ接合となる。したが
って有機膜14は絶縁体とみなせるため、素子容;はシ
リコン酸化膜と有機膜の直列容量となり、M OS素子
のそれより小さい一定値を小す。これにより、第12図
のような三角波電圧を素子に印加したときの変位電流は
、第13図に示すような一定の小さい値を示す。
(b)金属電極15の仕事関数が有機膜14のフェルミ
レベルより小さい場合 この場合、金属電極15と有機膜14の接合は、金属電
極15からH機膜14に対して電子が注入されやすい接
合を形成する。したがって第12図の三角波電圧を素子
に印加したとき、金属電極15側が負になると金属電極
15から有機膜14に電子が注入され、この電子は有機
膜14と酸化膜13の界面に蓄積される。この状態では
素子容量は酸化膜13で決まる値となり、第14図に示
すように変位電流はMO5素子のレベルまで増加する。
レベルより小さい場合 この場合、金属電極15と有機膜14の接合は、金属電
極15からH機膜14に対して電子が注入されやすい接
合を形成する。したがって第12図の三角波電圧を素子
に印加したとき、金属電極15側が負になると金属電極
15から有機膜14に電子が注入され、この電子は有機
膜14と酸化膜13の界面に蓄積される。この状態では
素子容量は酸化膜13で決まる値となり、第14図に示
すように変位電流はMO5素子のレベルまで増加する。
印加電圧が金属電極15側が正になる極性では、有機膜
14内の電子は金属電極15に流れ去り、変位電流は有
機膜14が絶縁体であるとした場合の小さい値まで減少
する。
14内の電子は金属電極15に流れ去り、変位電流は有
機膜14が絶縁体であるとした場合の小さい値まで減少
する。
(c)金属電極15の仕事関数が有機膜14のフェルミ
レベルより大きい場合 この場合、金属電極15と有機膜14の接合は、金属電
極15から有機膜14に対して正孔が注入されやすい接
合を形成する。したがって第12図の三角波電圧を素子
に印加したとき、金属電極15側が正になると金属電極
15から有機膜14に正孔が注入され、この正孔は有機
膜14と酸化膜13の界面に蓄積される。この状態では
素子容量は酸化膜13で決まる値となり、第15図に示
すように変位電流はMO5素子のレベルまで増加する。
レベルより大きい場合 この場合、金属電極15と有機膜14の接合は、金属電
極15から有機膜14に対して正孔が注入されやすい接
合を形成する。したがって第12図の三角波電圧を素子
に印加したとき、金属電極15側が正になると金属電極
15から有機膜14に正孔が注入され、この正孔は有機
膜14と酸化膜13の界面に蓄積される。この状態では
素子容量は酸化膜13で決まる値となり、第15図に示
すように変位電流はMO5素子のレベルまで増加する。
印加電圧が金属電極15側が負になる極性では、有機膜
14内の正孔は金属電極15に流れ去り、変位電流は有
機膜14が絶縁体であるとした場合の小さい値まで減少
する。
14内の正孔は金属電極15に流れ去り、変位電流は有
機膜14が絶縁体であるとした場合の小さい値まで減少
する。
以上は、金属電極と有機膜の間の関係であるが、次に第
11図の素子構造における有機膜14の部分を第1.第
2の何機膜の積層構造として同様の変位電流測定を行う
。これにより、二つの白゛導膜の伝導帯レベル、フェル
ミレベル、価電子帯レベルの関係が明らかになる。
11図の素子構造における有機膜14の部分を第1.第
2の何機膜の積層構造として同様の変位電流測定を行う
。これにより、二つの白゛導膜の伝導帯レベル、フェル
ミレベル、価電子帯レベルの関係が明らかになる。
例えば、第11図の素子構造に於いて、何機膜14の金
属電極15に接する部分が第1の有a!膜141であり
、その下が第2の有機膜142であるとする。そして金
属電極15から第1の有機膜14、に電子が注入される
とする。これは先の有機膜が中層の素子で調べられてい
る。もし、変位電流が金属電極15側が負の状態でMO
3素子レベルまで流れてるとすれば、第1のH機成14
、に注入された電子はさらに第2のa機成41□まて注
入されている事になる。これにより、第2のh#1膜1
4゜は伝導帯レベルが第1の有機膜14、のそれより低
いことが分かる。この様なMO3素子レベルの変位電流
が観測されないならば、第2の有機膜14゜は伝導帯レ
ベルが第1の有機膜14.のそれより高いことが分かる
。
属電極15に接する部分が第1の有a!膜141であり
、その下が第2の有機膜142であるとする。そして金
属電極15から第1の有機膜14、に電子が注入される
とする。これは先の有機膜が中層の素子で調べられてい
る。もし、変位電流が金属電極15側が負の状態でMO
3素子レベルまで流れてるとすれば、第1のH機成14
、に注入された電子はさらに第2のa機成41□まて注
入されている事になる。これにより、第2のh#1膜1
4゜は伝導帯レベルが第1の有機膜14、のそれより低
いことが分かる。この様なMO3素子レベルの変位電流
が観測されないならば、第2の有機膜14゜は伝導帯レ
ベルが第1の有機膜14.のそれより高いことが分かる
。
価電子帯レベルについても、正孔注入を利用した同様の
変位電流A11l定によって大小関係が分かる。
変位電流A11l定によって大小関係が分かる。
第1図の素子構造を用いた有機多色発光素子のより具体
的な実施例を次に説明する。
的な実施例を次に説明する。
実施例1
第1図の素子において、
第1の電t!6:エルビウム膜
第1の有機膜5:
第2の何機膜3:
第3の有機膜4:
第2の電極2:ITO膜
を用いた。
この材料系が第2図の条件を満すことは、先に説明した
変位電流M[定法によって確認されている。
変位電流M[定法によって確認されている。
素子作成プロセスは次の通りである。ITO膜が形成さ
れたガラス基板上にまず、真空昇華法(丘空度〜10−
6Torr)により第2の有機膜3を200〜1000
人形成し、続いて同様の真空昇華法によって第3の有機
膜4.第1の有機膜5を順次200〜1000人ずつ形
成し、最後に真空蒸着法によってエルビウム膜を200
〜1000人形成する。
れたガラス基板上にまず、真空昇華法(丘空度〜10−
6Torr)により第2の有機膜3を200〜1000
人形成し、続いて同様の真空昇華法によって第3の有機
膜4.第1の有機膜5を順次200〜1000人ずつ形
成し、最後に真空蒸着法によってエルビウム膜を200
〜1000人形成する。
得られた素子にITO電極が正になるバイアスを印加す
ると、5Vで1.0mAの電流が流れ、輝度1000C
d/m2の発光が見られた。発光効率は約10%であっ
た。
ると、5Vで1.0mAの電流が流れ、輝度1000C
d/m2の発光が見られた。発光効率は約10%であっ
た。
ちなみに、第1.第2の有機膜を設けず、発光層として
の第3の有機膜単層を用いた場合、輝度は低く、20V
印加で100mAの電流を流しても、500Cd/m2
(発光効率0.5%)シカ得られなかった。これから
、第1.第2の有機膜で発光層を挟んでキャリア閉込め
を行うことが発光効率の向上に寄与していることが理解
される。
の第3の有機膜単層を用いた場合、輝度は低く、20V
印加で100mAの電流を流しても、500Cd/m2
(発光効率0.5%)シカ得られなかった。これから
、第1.第2の有機膜で発光層を挟んでキャリア閉込め
を行うことが発光効率の向上に寄与していることが理解
される。
第1図の素子構造を基本として、異なる材料系を用いた
二つの実施例を次に説明する。
二つの実施例を次に説明する。
第4図はその一つの素子の各層の接合前のバンド図を第
2図に対応させて示したものである。第2図と比較して
明らかなようにこの実施例では、第2の有機膜3と第3
の有機膜4の間で、Ev2〜E0なる条件を満し、第1
の有機膜5と第3の有機膜4の間で、EcI<Ec3な
る条件を満す。その他の条件は先の実施例と同様である
。
2図に対応させて示したものである。第2図と比較して
明らかなようにこの実施例では、第2の有機膜3と第3
の有機膜4の間で、Ev2〜E0なる条件を満し、第1
の有機膜5と第3の有機膜4の間で、EcI<Ec3な
る条件を満す。その他の条件は先の実施例と同様である
。
第5図(a) (b)はこの実施例の発光素子の動作説
明図である。第5図(a)は熱十衡状態でバンド図であ
り、図示のようにこの実施例では、第1の有機膜5と第
3の有機膜4の間で、第1の有機膜5から第3の有機膜
3への電子の流れに対して障壁(ΔEc−E(l E
c3)が形成される。この電子に対する障壁は正孔に対
する障壁(ΔEv=Ev□−E VJ)に比べると小さ
い。これにバイアスを印加した状態が第5図(b)であ
る。第1の電極6から第1の有機膜5に注入された電子
は、第3の有機膜4との間の障壁接合に蓄積され、第2
の電極2から第2の有機膜3に注入された正孔は何等ブ
ロックされずに第3の有機膜4まで流れて、第1の有機
膜5との間の障壁接合に蓄積される。
明図である。第5図(a)は熱十衡状態でバンド図であ
り、図示のようにこの実施例では、第1の有機膜5と第
3の有機膜4の間で、第1の有機膜5から第3の有機膜
3への電子の流れに対して障壁(ΔEc−E(l E
c3)が形成される。この電子に対する障壁は正孔に対
する障壁(ΔEv=Ev□−E VJ)に比べると小さ
い。これにバイアスを印加した状態が第5図(b)であ
る。第1の電極6から第1の有機膜5に注入された電子
は、第3の有機膜4との間の障壁接合に蓄積され、第2
の電極2から第2の有機膜3に注入された正孔は何等ブ
ロックされずに第3の有機膜4まで流れて、第1の有機
膜5との間の障壁接合に蓄積される。
こうして第1の有機膜5と第3の有機膜4の間の接合に
蓄積されたキャリアは、電気二重層を形成する。この電
気二重層の厚みは色素の分子間距離(〜10人)である
から、結果としてここには、10’V/CDI程度以上
の大きい電界が形成される。
蓄積されたキャリアは、電気二重層を形成する。この電
気二重層の厚みは色素の分子間距離(〜10人)である
から、結果としてここには、10’V/CDI程度以上
の大きい電界が形成される。
この強電界によって、第1の有機膜5内の電子は第3の
有機膜4にトンネル注入され第3の有機膜4内で発光再
結合する。
有機膜4にトンネル注入され第3の有機膜4内で発光再
結合する。
第6図は別の素子の接合前の各層のバンド図である。こ
の実施例の場合には、図に示すように、第1の有機膜5
と第3の有機膜4の間で、EcI〜Ec3なる条件に設
定され、第2の有機膜3と第3の有機膜4の間で、Ev
2<Ev3なる条件に設定されている。それ以外は第2
図と同様である。
の実施例の場合には、図に示すように、第1の有機膜5
と第3の有機膜4の間で、EcI〜Ec3なる条件に設
定され、第2の有機膜3と第3の有機膜4の間で、Ev
2<Ev3なる条件に設定されている。それ以外は第2
図と同様である。
第7図(a) (b)はこの実施例の発光素子の動作説
明図である。第7図(a)は熱平衡状態でのバンド図で
あり、図ホのようにこの実施例では、第2の有機膜3と
第3の有機膜4の間で、第2の有機膜3から第3の有機
膜3への正孔の流れに対して障壁(ΔEv=Evs
Ev□)が形成される。この正孔に対する障壁は電子に
対する障壁(ΔEc−E C3E C2)に比べると小
さい。これにバイアスを印加した状態が第7図(b)で
ある。第1の電極6から第1の白゛導膜5に注入された
電子は、何等ブロックされずに第3のbm膜4まで流れ
て第2の有機膜3との間の障壁接合に蓄積され°、第2
の電極2から第2のH機成3に注入された正孔は、第3
の有機p!に4との間の障壁接合に蓄積される。
明図である。第7図(a)は熱平衡状態でのバンド図で
あり、図ホのようにこの実施例では、第2の有機膜3と
第3の有機膜4の間で、第2の有機膜3から第3の有機
膜3への正孔の流れに対して障壁(ΔEv=Evs
Ev□)が形成される。この正孔に対する障壁は電子に
対する障壁(ΔEc−E C3E C2)に比べると小
さい。これにバイアスを印加した状態が第7図(b)で
ある。第1の電極6から第1の白゛導膜5に注入された
電子は、何等ブロックされずに第3のbm膜4まで流れ
て第2の有機膜3との間の障壁接合に蓄積され°、第2
の電極2から第2のH機成3に注入された正孔は、第3
の有機p!に4との間の障壁接合に蓄積される。
こうして第2の有機膜3と第3の有機膜4の間の接合に
蓄積されたキャリアは、電気二重層を形成する。そして
バイアス電圧がある値を越えると、第2の有機膜3内の
正孔は第3の有機膜4にトンネル注入され、第3の有機
膜4内で発光再結合する。
蓄積されたキャリアは、電気二重層を形成する。そして
バイアス電圧がある値を越えると、第2の有機膜3内の
正孔は第3の有機膜4にトンネル注入され、第3の有機
膜4内で発光再結合する。
これらの実施例によっても、第3の有機膜には多数のキ
ャリアが閉じ込められる結果、効率の高い発光が得られ
る。
ャリアが閉じ込められる結果、効率の高い発光が得られ
る。
次に発光層を複数の有機膜の積層構造とした実施例を説
明する。
明する。
第8図はその様な実施例の素子構造を示す断面図である
。第1図と比較して明らかなように、この実施例では、
第1の有機膜5と第2の有機膜3により挟まれた発光層
領域が第3の有機膜4と第4の有機Wk7の積層体とな
っている。
。第1図と比較して明らかなように、この実施例では、
第1の有機膜5と第2の有機膜3により挟まれた発光層
領域が第3の有機膜4と第4の有機Wk7の積層体とな
っている。
第9図はこの素子の各構成層の接合前のバンド図である
。図に示すようにこの実施例では、E、>E、>E4>
E2 E C3E vi< E c I E
v+Ec4Ev4<Ec2Ev2 E CI= E C3> E C4 E V 2 〜E va < E V 3なる条件を満
たすように材料が組合わされている。
。図に示すようにこの実施例では、E、>E、>E4>
E2 E C3E vi< E c I E
v+Ec4Ev4<Ec2Ev2 E CI= E C3> E C4 E V 2 〜E va < E V 3なる条件を満
たすように材料が組合わされている。
第10図(a)はこの実施例の素子の熱平衡状態でのバ
ンド図である。バンドギャップの大きい第1、第2の有
機膜5,3の間にバンドギャップの小さい第3.第4の
有機膜4,7が挟まれている。
ンド図である。バンドギャップの大きい第1、第2の有
機膜5,3の間にバンドギャップの小さい第3.第4の
有機膜4,7が挟まれている。
そして伝導帯を見ると、第1の有機膜5と第3の有機膜
4の間は滑らかであり、第3の有機膜4と第4の有機膜
7の間に障壁(ΔEc=Ec4 Ec3)が形成されて
いる。この電子に対する障壁は、第4の有機膜7と第2
の何機膜3の間のそれよりは小さい。−h゛価電子帯を
見ると、第2の何機膜5と第4のf−i機成7の間は滑
らかであり、第3の何機膜4と第4のa機p&7の間に
障壁(ΔE、−Ev3〜E V4)が形成されている。
4の間は滑らかであり、第3の有機膜4と第4の有機膜
7の間に障壁(ΔEc=Ec4 Ec3)が形成されて
いる。この電子に対する障壁は、第4の有機膜7と第2
の何機膜3の間のそれよりは小さい。−h゛価電子帯を
見ると、第2の何機膜5と第4のf−i機成7の間は滑
らかであり、第3の何機膜4と第4のa機p&7の間に
障壁(ΔE、−Ev3〜E V4)が形成されている。
この正孔に対する障壁は、第3の有機膜4と第1の有機
膜5の間のそれよりは小さい。
膜5の間のそれよりは小さい。
第10図(b)はこの実施例の素子に第2の電極2側が
正となるバイアス電圧を印加した時のバンド図である。
正となるバイアス電圧を印加した時のバンド図である。
第1の電極6からは第2の有機膜5に767−が注入さ
れ、この電子は第3の有機膜4にまで転送されて第4の
有機膜7との開の障壁接合に蓄積される。第2の電極2
からは第2の有機膜3に正孔が注入され、この正孔は第
4の有機膜7にまで転送されて第3の有機膜4との間の
障壁接合に蓄積される。こうしてこの実施例では、第3
゜第4の有機膜4,7の接合部に電気二重層が形成され
る。そしてバイアス電圧がある一定値を越えると、第3
の有機膜4から第4の有機膜7に電子がトンネル注入さ
れて第4の有機膜7内で発光再結合し、また第4の何機
膜7から第3の有機膜4に正孔がトンネル注入されて第
3の有機膜4内で発光再結合する。
れ、この電子は第3の有機膜4にまで転送されて第4の
有機膜7との開の障壁接合に蓄積される。第2の電極2
からは第2の有機膜3に正孔が注入され、この正孔は第
4の有機膜7にまで転送されて第3の有機膜4との間の
障壁接合に蓄積される。こうしてこの実施例では、第3
゜第4の有機膜4,7の接合部に電気二重層が形成され
る。そしてバイアス電圧がある一定値を越えると、第3
の有機膜4から第4の有機膜7に電子がトンネル注入さ
れて第4の有機膜7内で発光再結合し、また第4の何機
膜7から第3の有機膜4に正孔がトンネル注入されて第
3の有機膜4内で発光再結合する。
この場合、第3の何機膜4での発光再結合と第4の有機
膜7での発光再結合のしきい値が同じであれば、第3の
有機膜4での発光と第4の有機膜7での発光の混色とな
る。しきい値が異なれば、いずれか一方での発光が優先
する。例えば第1のしきい値で第3の有機膜4での発光
が生じ、さらにバイアスを上げて第2のしきい値で第4
の有機膜7での発光がこれに重なる。材料を選べはこの
優先順位は逆になる。いずれにしてもこの場合・バイア
スにより発光色を制御できる一画素多色表示が可能にな
る。
膜7での発光再結合のしきい値が同じであれば、第3の
有機膜4での発光と第4の有機膜7での発光の混色とな
る。しきい値が異なれば、いずれか一方での発光が優先
する。例えば第1のしきい値で第3の有機膜4での発光
が生じ、さらにバイアスを上げて第2のしきい値で第4
の有機膜7での発光がこれに重なる。材料を選べはこの
優先順位は逆になる。いずれにしてもこの場合・バイア
スにより発光色を制御できる一画素多色表示が可能にな
る。
この実施例においても、発光層である第3および第4の
有機膜の部分はバンドギャップが広い第1および第2の
有機膜により挾まれており、したがってキャリア閉じ込
め効果によって、高効率の発光がiりられる。
有機膜の部分はバンドギャップが広い第1および第2の
有機膜により挾まれており、したがってキャリア閉じ込
め効果によって、高効率の発光がiりられる。
具体的に発光層に二層を用いた実施例を説明する。
実施例2
第8図の素子において、
第1の電極6:エルビウム膜
第1の有機膜5:テトラニトロビフルオレノニル第3の
有機膜4: 第4の有機膜7:ビコロネニル 第2の有機膜3:実施例1に同じ 第1の電極2:ITO 素子作成プロセスは先の実施例1で説明したのと基本的
に同様である。得られた素子にバイアスを印加したとこ
ろ、5Vの印加電圧で約10mAの電流が流れ、約20
00Cd/m2の輝度の発光が認められた。発光効率は
約20%であった。
有機膜4: 第4の有機膜7:ビコロネニル 第2の有機膜3:実施例1に同じ 第1の電極2:ITO 素子作成プロセスは先の実施例1で説明したのと基本的
に同様である。得られた素子にバイアスを印加したとこ
ろ、5Vの印加電圧で約10mAの電流が流れ、約20
00Cd/m2の輝度の発光が認められた。発光効率は
約20%であった。
[発明の効果]
以上述べたように本発明によれば、複数層の有a!膜を
用い、バンドギャップの違いによるキャリア閉込めの効
果を利用して高い発光効率を得ることを可能とした有機
膜発光素子を提供することができる。
用い、バンドギャップの違いによるキャリア閉込めの効
果を利用して高い発光効率を得ることを可能とした有機
膜発光素子を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例の発光素子を示す断面図、
第2図はその各層の接合前の電気的特性を示すバンド図
第3図(a) (b)はその素子動作を説明するための
それぞれ熱平衡状態とバイアス状態のバンド図、第4図
は他の実施例の発光素子の各層の接合前の電気的特性を
示すバンド図、 第5図(a) (b)はその素子動作を説明するだめの
それぞれ熱平衡状態とバイアス状態のバンド図、第6図
は他の実施例の発光素子の各層の接合前の電気的特性を
示すバンド図、 第7図(a) (b)はその素子動作を説明するための
それぞれ熱平衡状態とバイアス状態のバンド図、第8図
は更に他の実施例の発光素子を示す断面図、 第9図はその各層の接合前の電気的特性を示すバンド図
、 第10図(a) (b)はその素子動作を説明するため
のそれぞれ熱平衡状態とバイアス状態のバンド図、 第11図は有機膜の特性を知るための変位電流測定法を
説明するための図、 第12図はその印加電圧波形を示す図、第13図は有機
膜がない場合の変位電流−電圧特性を示す図、 第14図および第15図は有機膜かある場合の変位電流
−電圧特性を示す図である。 1・・・ガラス基板、2・・・第2の電極、3・・・第
2の有機膜、4・・・第3の有機膜、7・・・第4の有
機膜、5・・・第1の有機膜、6・・・第1の電極。
それぞれ熱平衡状態とバイアス状態のバンド図、第4図
は他の実施例の発光素子の各層の接合前の電気的特性を
示すバンド図、 第5図(a) (b)はその素子動作を説明するだめの
それぞれ熱平衡状態とバイアス状態のバンド図、第6図
は他の実施例の発光素子の各層の接合前の電気的特性を
示すバンド図、 第7図(a) (b)はその素子動作を説明するための
それぞれ熱平衡状態とバイアス状態のバンド図、第8図
は更に他の実施例の発光素子を示す断面図、 第9図はその各層の接合前の電気的特性を示すバンド図
、 第10図(a) (b)はその素子動作を説明するため
のそれぞれ熱平衡状態とバイアス状態のバンド図、 第11図は有機膜の特性を知るための変位電流測定法を
説明するための図、 第12図はその印加電圧波形を示す図、第13図は有機
膜がない場合の変位電流−電圧特性を示す図、 第14図および第15図は有機膜かある場合の変位電流
−電圧特性を示す図である。 1・・・ガラス基板、2・・・第2の電極、3・・・第
2の有機膜、4・・・第3の有機膜、7・・・第4の有
機膜、5・・・第1の有機膜、6・・・第1の電極。
Claims (7)
- (1)相対向する第1,第2の電極の間に複数層の有機
膜が挟まれた構造を有する有機発光素子において、前記
複数の有機膜は、前記第1の電極に接して設けられた第
1の有機膜と、前記第2の電極に接して設けられた第2
の有機膜と、これら第1の有機膜と第2の有機膜に挟ま
れて発光層となる第1,第2の有機膜よりバンドギャッ
プの小さい第3の有機膜とを有することを特徴とする有
機膜発光素子。 - (2)前記第1,第2の電極の仕事関数をそれぞれE_
M_1,E_M_2とし、 前記第1の有機膜の伝導帯の下端,フェルミレベルおよ
び価電子帯の上端の真空準位からのエネルギー差をそれ
ぞれE_c_1,E_1およびE_v_1とし、前記第
2の有機膜の伝導帯の下端,フェルミレベルおよび価電
子帯の上端の真空準位からのエネルギー差をそれぞれE
_c_2,E_2およびE_v_2とし、前記第3の有
機膜の伝導帯の下端および価電子帯の上端の真空準位か
らのエネルギー差をそれぞれE_c_3およびE_v_
3としたとき、E_M_1<E_1 E_2<E_M_2 E_c_1>E_c_2 E_v_1>E_v_2 を満たし、かつ E_c_3>E_c_2 E_v_1>E_v_3 を満たすように材料が選択されていることを特徴とする
請求項1記載の有機膜発光素子。 - (3)前記第3の有機膜のフェルミレベルの真空準位か
らのエネルギー差をE_3としたとき、E_M_1<E
_3<E_M_2 を満たし、かつ E_c_1≦E_c_3 E_v_3≦E_v_2 を満たすことを特徴とする請求項2記載の有機膜発光素
子。 - (4)前記第3の有機膜のフェルミレベルの真空準位か
らのエネルギー差をE_3としたとき、 E_3<E_
M_2 を満たし、かつ E_c_1>E_c_3 E_v_3≦E_v_2 を満たすことを特徴とする請求項2記載の有機膜発光素
子。 - (5)前記第3の有機膜のフェルミレベルの真空準位か
らのエネルギー差をE_3としたとき、 E_M_1<
E_3 を満たし、かつ E_c_1≦E_c_3 E_v_3>E_v_2 を満たすことを特徴とする請求項2記載の有機膜発光素
子。 - (6)相対向する第1,第2の電極の間に複数層の有機
膜が挟まれた構造を有する有機発光素子において、前記
複数の有機膜は、前記第1の電極に接して設けられた第
1の有機膜と、前記第2の電極に接して設けられた第2
の有機膜と、これら第1の有機膜と第2の有機膜に挟ま
れて発光層となる第1,第2の有機膜よりバンドギャッ
プの小さい第3および第4の有機膜の積層体とを有する
ことを特徴とする有機膜発光素子。 - (7)前記第1,第2の電極の仕事関数をそれぞれE_
M_1,E_M_2とし、 前記第1の有機膜の伝導帯の下端および価電子帯の上
端の真空準位からのエネルギー差をそれぞれE_c_1
およびE_v_1とし、 前記第2の有機膜の伝導帯の下端および価電子帯の上
端の真空準位からのエネルギー差をそれぞれE_c_2
およびE_v_2とし、 前記第3の有機膜の伝導帯の下端,フェルミレベルお
よび価電子帯の上端の真空準位からのエネルギー差をそ
れぞれE_c_3,E_3およびE_v_3とし、 前
記第4の有機膜の伝導帯の下端,フェルミレベルおよび
価電子帯の上端の真空準位からのエネルギー差をそれぞ
れE_c_4,E_4およびE_v_4としたとき、 E_M_1<E_3 E_4<E_M_2 を満たし、かつ E_c_1〜E_c_4>E_c_4>E_c_2
E_v_2〜E_v_4<E_v_3<E_v_1を満
たすように材料が選択されていることを特徴とする請求
項6記載の有機膜発光素子。
Priority Applications (4)
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JP2025100A JPH03230583A (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | 有機膜発光素子 |
DE69027697T DE69027697T2 (de) | 1989-03-31 | 1990-03-29 | Organische elektrolumineszente Vorrichtung |
EP90303351A EP0390551B1 (en) | 1989-03-31 | 1990-03-29 | Organic electroluminescent device |
US07/921,379 US5294810A (en) | 1989-03-31 | 1992-07-30 | Organic electroluminescent device |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2025100A JPH03230583A (ja) | 1990-02-06 | 1990-02-06 | 有機膜発光素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03230583A true JPH03230583A (ja) | 1991-10-14 |
Family
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JP2025100A Pending JPH03230583A (ja) | 1989-03-31 | 1990-02-06 | 有機膜発光素子 |
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-
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- 1990-02-06 JP JP2025100A patent/JPH03230583A/ja active Pending
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