JPH0321883Y2 - - Google Patents
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- JPH0321883Y2 JPH0321883Y2 JP1986168911U JP16891186U JPH0321883Y2 JP H0321883 Y2 JPH0321883 Y2 JP H0321883Y2 JP 1986168911 U JP1986168911 U JP 1986168911U JP 16891186 U JP16891186 U JP 16891186U JP H0321883 Y2 JPH0321883 Y2 JP H0321883Y2
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Landscapes
- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
- Jigs For Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、ドリル、エンドミル等の工具をボー
ル盤、フライス盤、マシニングセンタ等の工作機
械の主軸に対して所定角度傾斜した状態で取付け
るために用いられるアングルヘツドに関し、更に
詳述すれば工具の刃先、ワーク(工作物)の冷却
を行う構造に特徴を有するアングルヘツドに関す
る。
ル盤、フライス盤、マシニングセンタ等の工作機
械の主軸に対して所定角度傾斜した状態で取付け
るために用いられるアングルヘツドに関し、更に
詳述すれば工具の刃先、ワーク(工作物)の冷却
を行う構造に特徴を有するアングルヘツドに関す
る。
従来の技術
内蔵する工具を、例えばマシニングセンタの主
軸に取付けるために用いられる工具ヘツドの中に
は、主軸に対して所定角度傾斜した傾斜面を有す
るワークの切削加工を行えるようにしたアングル
ヘツドと称せられるものがある。即ち、このアン
グルヘツドは煩わしい段取り作業を不要にして切
削加工の能率化を図るべく工具を主軸に対して所
定角度傾斜した状態で取付ける形態をとるのであ
る。
軸に取付けるために用いられる工具ヘツドの中に
は、主軸に対して所定角度傾斜した傾斜面を有す
るワークの切削加工を行えるようにしたアングル
ヘツドと称せられるものがある。即ち、このアン
グルヘツドは煩わしい段取り作業を不要にして切
削加工の能率化を図るべく工具を主軸に対して所
定角度傾斜した状態で取付ける形態をとるのであ
る。
この種のアングルヘツドにおいても、その他の
工具ヘツドと同様に工具の寿命の延命化を図るべ
く工具の刃先に冷却用の切削油、エアー又は油霧
エアー(オイルミスト)を供給する必要がある。
工具ヘツドと同様に工具の寿命の延命化を図るべ
く工具の刃先に冷却用の切削油、エアー又は油霧
エアー(オイルミスト)を供給する必要がある。
第3図はかかる切削油(又はエアー、油霧エア
ー)を供給できるようにしたアングルヘツドの従
来例を示しており、そこではマシニングセンタの
主軸2側に設けたノズル90から主軸2に縦姿勢
(鉛直状態)で取付けられるアングルヘツド1の
先端に連結したドリル70に切削油を噴出してド
リル70の冷却を行う構造になつている。なお、
図中80はワークである。
ー)を供給できるようにしたアングルヘツドの従
来例を示しており、そこではマシニングセンタの
主軸2側に設けたノズル90から主軸2に縦姿勢
(鉛直状態)で取付けられるアングルヘツド1の
先端に連結したドリル70に切削油を噴出してド
リル70の冷却を行う構造になつている。なお、
図中80はワークである。
考案が解決しようとする問題点
しかしながら、上述の従来例のような冷却形態
をとる場合は、ドリル70とノズル90との離隔
寸法が大きくなるので、横姿勢(水平状態)でア
ングルヘツド1の本体部1aに連結され、先端刃
先部がワーク80に食込んだドリル70の刃先に
切削油を確実に供給することができなくなる。こ
のため、切削熱の主要な発生源である切屑を除去
することができず、構成刃先を発生してドリル7
0の寿命を損ない、また切削熱がワーク80に蓄
積され、ワーク80に発生する熱歪、熱変形等に
より精度のよい加工が行えなくなるという問題が
ある。
をとる場合は、ドリル70とノズル90との離隔
寸法が大きくなるので、横姿勢(水平状態)でア
ングルヘツド1の本体部1aに連結され、先端刃
先部がワーク80に食込んだドリル70の刃先に
切削油を確実に供給することができなくなる。こ
のため、切削熱の主要な発生源である切屑を除去
することができず、構成刃先を発生してドリル7
0の寿命を損ない、また切削熱がワーク80に蓄
積され、ワーク80に発生する熱歪、熱変形等に
より精度のよい加工が行えなくなるという問題が
ある。
そして、加工精度が悪くなるという問題は超硬
合金製のチツプをドリル本体部の先端にろう付け
したドリルを用いて高速度で切削を行う場合に
は、ワーク80に蓄積される切削熱が当然増大す
るので、特に大きな問題となる。また、この場合
には高温のためにろうが溶けてチツプが外れたり
するという問題もある。
合金製のチツプをドリル本体部の先端にろう付け
したドリルを用いて高速度で切削を行う場合に
は、ワーク80に蓄積される切削熱が当然増大す
るので、特に大きな問題となる。また、この場合
には高温のためにろうが溶けてチツプが外れたり
するという問題もある。
また、特にマシニングセンタによる切削では、
上述のような冷却形態は不適当なものとなる。即
ち、マシニングセンタによる切削では同一段取り
で荒加工から仕上げ加工迄行うので、ワーク80
に蓄積された切削熱をいかに早く冷却するか、ま
た荒加工により発生した切削熱を仕上げ加工迄に
いかに早く冷却するかは精度のよい加工を行う上
で大変重要な課題となつているからである。
上述のような冷却形態は不適当なものとなる。即
ち、マシニングセンタによる切削では同一段取り
で荒加工から仕上げ加工迄行うので、ワーク80
に蓄積された切削熱をいかに早く冷却するか、ま
た荒加工により発生した切削熱を仕上げ加工迄に
いかに早く冷却するかは精度のよい加工を行う上
で大変重要な課題となつているからである。
なお、以上の問題はドリル以外の、例えばエン
ドミル等の他の工具による切削についても同様に
生じる。
ドミル等の他の工具による切削についても同様に
生じる。
本考案は、かかる従来技術の問題点を解決する
ためになされたものであり、工具の刃先及びワー
クの冷却が確実に行え、この結果工具の破損を抑
止でき、また精度のよい加工が行えるアングルヘ
ツドを提供することを目的とする。
ためになされたものであり、工具の刃先及びワー
クの冷却が確実に行え、この結果工具の破損を抑
止でき、また精度のよい加工が行えるアングルヘ
ツドを提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段
本考案に係るアングルヘツドは、先端に傘歯車
を嵌着してあり、基端側を前記主軸に嵌合連結し
てある連結軸と、該連結軸の先端側を回転自在に
支持する基端ハウジングと、該基端ハウジングの
外周面に連接してあり、内蔵する位置決めピンを
前記工作機械側に設けた位置決めブロツクに係合
して前記基端ハウジングの回り止めを行う支持部
材と、前記連結軸と前記基端ハウジングとの各内
部に連通させて設けた第1流体通路と、基端ハウ
ジングの先端側に所定角度傾斜した状態で連結し
てある先端ハウジングと、該先端ハウジングの先
端面に連結してあり、内部に周回状の第2流体通
路を有する環体と、該第2流体通路に先端側を接
続してあり、基端側を前記第1流体通路に接続し
てあるホースと、前記環体の周方向に複数設けた
ノズルと、前記先端ハウジング内に前記連結軸に
対して所定角度傾斜した状態で回転自在に支持し
てあり、前記傘歯車に噛合する傘歯車を嵌着して
ある工具駆動軸と、該工具駆動軸の先端に連結し
てある工具とを具備し、前記第1、第2流体通路
及びノズルを介して前記工作機械側から前記工具
の刃先側に切削油、エアー又は油霧エアーを供給
するようになしてある。
を嵌着してあり、基端側を前記主軸に嵌合連結し
てある連結軸と、該連結軸の先端側を回転自在に
支持する基端ハウジングと、該基端ハウジングの
外周面に連接してあり、内蔵する位置決めピンを
前記工作機械側に設けた位置決めブロツクに係合
して前記基端ハウジングの回り止めを行う支持部
材と、前記連結軸と前記基端ハウジングとの各内
部に連通させて設けた第1流体通路と、基端ハウ
ジングの先端側に所定角度傾斜した状態で連結し
てある先端ハウジングと、該先端ハウジングの先
端面に連結してあり、内部に周回状の第2流体通
路を有する環体と、該第2流体通路に先端側を接
続してあり、基端側を前記第1流体通路に接続し
てあるホースと、前記環体の周方向に複数設けた
ノズルと、前記先端ハウジング内に前記連結軸に
対して所定角度傾斜した状態で回転自在に支持し
てあり、前記傘歯車に噛合する傘歯車を嵌着して
ある工具駆動軸と、該工具駆動軸の先端に連結し
てある工具とを具備し、前記第1、第2流体通路
及びノズルを介して前記工作機械側から前記工具
の刃先側に切削油、エアー又は油霧エアーを供給
するようになしてある。
作 用
しかるときは、工具に近接した状態にあるノズ
ルから切削時においてワークに食付いた工具の刃
先側に冷却用の切削油、エアー又は油霧エアーを
確実に供給できることになる。
ルから切削時においてワークに食付いた工具の刃
先側に冷却用の切削油、エアー又は油霧エアーを
確実に供給できることになる。
実施例
以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は本考案に係るアングルヘツド(以下本案
ヘツドという)をマシニングセンタに取付けた状
態を示す片断面図である。
第1図は本考案に係るアングルヘツド(以下本案
ヘツドという)をマシニングセンタに取付けた状
態を示す片断面図である。
本案ヘツド1は、基端側に設けた連結軸10
と、連結軸10の先端側を回転自在に支持する円
筒状の基端ハウジング20と、基端ハウジング2
0の外周面に連接した支持部材30と、基端ハウ
ジング20の先端側に軸長方向を90度違えた状態
で連結した円筒状の先端ハウジング40と、先端
ハウジング40の先端面に連結した環体としての
給油リング50と、先端ハウジング40内に回転
自在に支持されたドリル駆動軸41と、ドリル駆
動軸41の先端に連結したドリル70とを主要構
成部材としており、連結軸10の基端に設けたテ
ーパシヤンク11をマシニングセンタの主軸2に
設けたテーパ穴3に嵌合連結してマシニングセン
タに取付けられている。
と、連結軸10の先端側を回転自在に支持する円
筒状の基端ハウジング20と、基端ハウジング2
0の外周面に連接した支持部材30と、基端ハウ
ジング20の先端側に軸長方向を90度違えた状態
で連結した円筒状の先端ハウジング40と、先端
ハウジング40の先端面に連結した環体としての
給油リング50と、先端ハウジング40内に回転
自在に支持されたドリル駆動軸41と、ドリル駆
動軸41の先端に連結したドリル70とを主要構
成部材としており、連結軸10の基端に設けたテ
ーパシヤンク11をマシニングセンタの主軸2に
設けたテーパ穴3に嵌合連結してマシニングセン
タに取付けられている。
この取付けは、自動工具交換装置(ATC)の
自動工具着脱装置により行われ、この取付け時に
おいて、支持部材30に設けた位置決めピン31
がマシニングセンタの位置決めブロツク32に設
けた係合溝(又は係合穴)33に押込まれるよう
になつており、これで基端ハウジング20の回り
止めが図られる構造になつている。
自動工具着脱装置により行われ、この取付け時に
おいて、支持部材30に設けた位置決めピン31
がマシニングセンタの位置決めブロツク32に設
けた係合溝(又は係合穴)33に押込まれるよう
になつており、これで基端ハウジング20の回り
止めが図られる構造になつている。
連結軸10の内部中央には基端側から丸穴13
を穿設してある。丸穴13の先端は連結軸10の
先端から少し基端側に偏位した位置にある。丸穴
13の先端部には連結軸10の外周面から径方向
に穿設した丸穴14を連通させてある。連結軸1
0の先端小径部15にはナツト16を用いて傘歯
車17を連結してある。
を穿設してある。丸穴13の先端は連結軸10の
先端から少し基端側に偏位した位置にある。丸穴
13の先端部には連結軸10の外周面から径方向
に穿設した丸穴14を連通させてある。連結軸1
0の先端小径部15にはナツト16を用いて傘歯
車17を連結してある。
連結軸10の先端側は基端ハウジング20の基
端部及び先端部に嵌着したベアリング21,21
により回転自在に支持されている。18は連結軸
10の先端寄りの部分に締結した折り曲げ座金付
ナツトであり、先端側のベアリング21をベアリ
ング受座22に対して位置決めする。両ベアリン
グ21,21の離隔寸法はスペーサ23により設
定されている。スペーサ23は連結軸10の外周
面に打ち込んだ回り止めピン24に係合してお
り、連結軸10と一体回転するようになつてい
る。スペーサ23の前記丸穴14と対応する周方
向の位置には丸穴14に連通する丸穴25を貫通
してあり、基端ハウジング20の丸穴25と対応
する軸方向の位置には段付きの丸穴26を径方向
に貫通してある。これら連通状態にある丸穴1
3,14,25,26で第1流体通路12が形成
される。27,27,19,19は夫々Oリング
であり、後述するようにして第1流体通路12を
通流する切削油、エアー又は油霧エアー等の流体
が通路から漏れるのを防止する。なお、丸穴26
の形成位置は前記位置に限定されるものではな
く、例えば基端側のベアリング21の嵌着位置を
図示例よりも少し先端側に設定し、基端ハウジン
グ20の基端部に形成することにしてもよい。
端部及び先端部に嵌着したベアリング21,21
により回転自在に支持されている。18は連結軸
10の先端寄りの部分に締結した折り曲げ座金付
ナツトであり、先端側のベアリング21をベアリ
ング受座22に対して位置決めする。両ベアリン
グ21,21の離隔寸法はスペーサ23により設
定されている。スペーサ23は連結軸10の外周
面に打ち込んだ回り止めピン24に係合してお
り、連結軸10と一体回転するようになつてい
る。スペーサ23の前記丸穴14と対応する周方
向の位置には丸穴14に連通する丸穴25を貫通
してあり、基端ハウジング20の丸穴25と対応
する軸方向の位置には段付きの丸穴26を径方向
に貫通してある。これら連通状態にある丸穴1
3,14,25,26で第1流体通路12が形成
される。27,27,19,19は夫々Oリング
であり、後述するようにして第1流体通路12を
通流する切削油、エアー又は油霧エアー等の流体
が通路から漏れるのを防止する。なお、丸穴26
の形成位置は前記位置に限定されるものではな
く、例えば基端側のベアリング21の嵌着位置を
図示例よりも少し先端側に設定し、基端ハウジン
グ20の基端部に形成することにしてもよい。
第1流体通路12の先端に相当する出口には可
撓性に富む材質からなるホース28の基端側に連
結したボルト29を締結してある。ボルト29に
は第1流体通路12とホース28とを連通させる
丸穴(図示せず)を設けてある。ホース28の先
端側は後述する給油リング50に接続してある。
撓性に富む材質からなるホース28の基端側に連
結したボルト29を締結してある。ボルト29に
は第1流体通路12とホース28とを連通させる
丸穴(図示せず)を設けてある。ホース28の先
端側は後述する給油リング50に接続してある。
先端ハウジング40は円筒状をなし、前記基端
ハウジング20の先端フランジ部に軸長方向を90
度違えて連結してある。先端ハウジング40の内
部中央にはナツト71を介して先端にドリル70
を連結したドリル駆動軸41を回転自在に支持し
てある。この支持は先端ハウジング40の基端
部、先端部に夫々嵌着したベアリング42,42
により行われる。ドリル駆動軸41の中間部には
前記傘歯車17に噛合する傘歯車43を嵌着して
ある。傘歯車17、傘歯車43の二軸のなす角度
は先端ハウジング40の基端ハウジング20に対
する連結態様に応じて90度に設定してある。しか
して、かかる傘歯車機構により、主軸2の回転ト
ルクが連結軸10を介してドリル駆動軸41に伝
達されることになる。
ハウジング20の先端フランジ部に軸長方向を90
度違えて連結してある。先端ハウジング40の内
部中央にはナツト71を介して先端にドリル70
を連結したドリル駆動軸41を回転自在に支持し
てある。この支持は先端ハウジング40の基端
部、先端部に夫々嵌着したベアリング42,42
により行われる。ドリル駆動軸41の中間部には
前記傘歯車17に噛合する傘歯車43を嵌着して
ある。傘歯車17、傘歯車43の二軸のなす角度
は先端ハウジング40の基端ハウジング20に対
する連結態様に応じて90度に設定してある。しか
して、かかる傘歯車機構により、主軸2の回転ト
ルクが連結軸10を介してドリル駆動軸41に伝
達されることになる。
先端ハウジング40の先端面には内部に周回状
の第2流体通路51を形成した環状をなす給油リ
ング50を連結してある。給油リング50の内周
面は前記ドリル駆動軸41を遊嵌した状態にあ
る。第2流体通路51には前述したようにホース
28の先端側を接続してある。この接続は上記同
様の丸穴を有し、ホース28の先端に連結したボ
ルト52を、これの先端が第2流体通路51に臨
むようにして給油リング50に締結して行われ
る。53,53は漏止め用のOリングである。
の第2流体通路51を形成した環状をなす給油リ
ング50を連結してある。給油リング50の内周
面は前記ドリル駆動軸41を遊嵌した状態にあ
る。第2流体通路51には前述したようにホース
28の先端側を接続してある。この接続は上記同
様の丸穴を有し、ホース28の先端に連結したボ
ルト52を、これの先端が第2流体通路51に臨
むようにして給油リング50に締結して行われ
る。53,53は漏止め用のOリングである。
給油リング50の先端面には先端噴出口を前記
ドリル70側に向けたノズル60を周方向に複数
取付けてある。この取付けは、給油リング50の
先端面側に複数設けた取付け穴54に、ノズル6
0の基端に設けた断面円形の取付け部61を先端
側が傾いた状態で挿入し、取付け部61の先端部
を取付け穴54に押付けるようにして止めねじ6
2を給油リング50に締結して行われる。なお、
この取付けのため取付け穴54の図上左側に相当
する下端面は外側へ向かう下り傾斜面になつてい
る。ノズル60の基端は第2流体通路51に連通
した状態にある。
ドリル70側に向けたノズル60を周方向に複数
取付けてある。この取付けは、給油リング50の
先端面側に複数設けた取付け穴54に、ノズル6
0の基端に設けた断面円形の取付け部61を先端
側が傾いた状態で挿入し、取付け部61の先端部
を取付け穴54に押付けるようにして止めねじ6
2を給油リング50に締結して行われる。なお、
この取付けのため取付け穴54の図上左側に相当
する下端面は外側へ向かう下り傾斜面になつてい
る。ノズル60の基端は第2流体通路51に連通
した状態にある。
かかる構造の本案ヘツド1において、ドリル7
0の切削時における刃先の冷却は次のようにして
行われる。マシニングセンタの主軸2の基端側に
は図示しない流体供給源を設けてあり、この流体
供給源から切削油、エアー又は油霧エアー等の冷
却用の流体が所定の圧力(速度)で第1流体通路
12、ホース28、第2流体通路51に順時的に
供給されるようになつており、最終的にこれらの
流体がノズル60の先端噴出孔口からワーク80
を切削中のドリル70の刃先側に噴出されること
になる。
0の切削時における刃先の冷却は次のようにして
行われる。マシニングセンタの主軸2の基端側に
は図示しない流体供給源を設けてあり、この流体
供給源から切削油、エアー又は油霧エアー等の冷
却用の流体が所定の圧力(速度)で第1流体通路
12、ホース28、第2流体通路51に順時的に
供給されるようになつており、最終的にこれらの
流体がノズル60の先端噴出孔口からワーク80
を切削中のドリル70の刃先側に噴出されること
になる。
変形例
第2図は本案ヘツド1の第1変形例を示してい
る。この第1変形例は、第1流体通路12の始端
をテーパシヤンク11の基端側に連接した大径リ
ング部110の端面とする実施形態をとり、その
他の部分については上記実施例と同様であるの
で、対応する部分には同一の番号を付して説明を
省略し、異なる部分についてのみ説明する。
る。この第1変形例は、第1流体通路12の始端
をテーパシヤンク11の基端側に連接した大径リ
ング部110の端面とする実施形態をとり、その
他の部分については上記実施例と同様であるの
で、対応する部分には同一の番号を付して説明を
省略し、異なる部分についてのみ説明する。
主軸2の第1流体通路12の始端111に対応
する部分には丸穴4を穿設してあり、この丸穴4
内に円筒状の筒体5を嵌入してある。6は丸穴4
の内奥部に装着したコイルスプリングであり、筒
体5の先端面を大径リング部110の基端面に当
接させるべく付勢する。7は筒体4の回り止めを
行うべく主軸2に締結したスクリユーであり、先
端ピン部7aを筒体5の係合溝5aに係止連結し
てある。丸穴4の基端側は前記流体供給源に接続
された通路8に連通しており、上記実施例と同様
にしてドリル70の刃先に切削油、エアー又は油
霧エアー等の流体が供給されるようになつてい
る。9,9は漏止め用のOリングである。
する部分には丸穴4を穿設してあり、この丸穴4
内に円筒状の筒体5を嵌入してある。6は丸穴4
の内奥部に装着したコイルスプリングであり、筒
体5の先端面を大径リング部110の基端面に当
接させるべく付勢する。7は筒体4の回り止めを
行うべく主軸2に締結したスクリユーであり、先
端ピン部7aを筒体5の係合溝5aに係止連結し
てある。丸穴4の基端側は前記流体供給源に接続
された通路8に連通しており、上記実施例と同様
にしてドリル70の刃先に切削油、エアー又は油
霧エアー等の流体が供給されるようになつてい
る。9,9は漏止め用のOリングである。
図示せるいずれの実施例においても、基端ハウ
ジング20内の第1流体通路12と給油リング5
0内の第2流体通路51とがホース28で接続さ
れているので、基端ハウジング20の中心軸回り
に先端ハウジング40を回転させることができ、
ドリル70の角度調節も支障なく行える。
ジング20内の第1流体通路12と給油リング5
0内の第2流体通路51とがホース28で接続さ
れているので、基端ハウジング20の中心軸回り
に先端ハウジング40を回転させることができ、
ドリル70の角度調節も支障なく行える。
なお、図示せる実施例では、工具としてドリル
70について説明したが、本案ヘツド1はエンド
ミル、タツプ等の他の工具についても同様に適用
でき、またマシニングセンタ以外のボール盤、フ
ライス盤等の工作機械についても同様に適用でき
るものである。
70について説明したが、本案ヘツド1はエンド
ミル、タツプ等の他の工具についても同様に適用
でき、またマシニングセンタ以外のボール盤、フ
ライス盤等の工作機械についても同様に適用でき
るものである。
また、先端ハウジングを基端ハウジングの中心
軸回りに回転させる場合に、ホースはその回転を
許容し、回転機構の構造を簡単にする。
軸回りに回転させる場合に、ホースはその回転を
許容し、回転機構の構造を簡単にする。
考案の効果
以上の本案ヘツドによる場合は、上述の従来例
による場合に比べてノズルと工具との離隔寸法を
格段に小さく設定できるので、工具の刃先側に切
削油、エアー又は油霧エアー等の冷却用の流体を
確実に供給することができることになる。この結
果、切削時において発生する切屑を確実に除去で
き、構成刃先を生じる虞れがない。また、刃先及
びワークに発生する切削熱を確実に冷却(放熱)
できることになる。従つて、工具の破損、摩耗を
可及的に抑止でき、また加工精度を格段に向上で
きることになる。
による場合に比べてノズルと工具との離隔寸法を
格段に小さく設定できるので、工具の刃先側に切
削油、エアー又は油霧エアー等の冷却用の流体を
確実に供給することができることになる。この結
果、切削時において発生する切屑を確実に除去で
き、構成刃先を生じる虞れがない。また、刃先及
びワークに発生する切削熱を確実に冷却(放熱)
できることになる。従つて、工具の破損、摩耗を
可及的に抑止でき、また加工精度を格段に向上で
きることになる。
更には、上述した理由により超硬合金製のチツ
プをろう付けした工具を用いて高速加工を行う場
合、マシニングセンタによる加工を行う場合等に
おいて、本案ヘツドは特にすぐれた効果を奏する
ことになる。
プをろう付けした工具を用いて高速加工を行う場
合、マシニングセンタによる加工を行う場合等に
おいて、本案ヘツドは特にすぐれた効果を奏する
ことになる。
また、本案ヘツドによれば取付け対象の工具の
長さ、径寸法の大小等にかかわらず工具を確実に
冷却できることになる。
長さ、径寸法の大小等にかかわらず工具を確実に
冷却できることになる。
第1図及び第2図は本考案にかかるアングルヘ
ツドの実施例を示すものであり、第1図は本案ヘ
ツドをマシニングセンタに取付けた状態を示す片
断面図、第2図は本案ヘツドの変形例を示す片断
面図である。第3図は従来例を示す概略図であ
る。 1……本案ヘツド、2……マシニングセンタの
主軸、10……連結軸、12……第1流体通路、
20……基端ハウジング、28……ホース、30
……支持部材、31……位置決めピン、40……
先端ハウジング、41……ドリル駆動軸、50…
…給油リング、51……第2流体通路、60……
ノズル、70……ドリル、80……ワーク。
ツドの実施例を示すものであり、第1図は本案ヘ
ツドをマシニングセンタに取付けた状態を示す片
断面図、第2図は本案ヘツドの変形例を示す片断
面図である。第3図は従来例を示す概略図であ
る。 1……本案ヘツド、2……マシニングセンタの
主軸、10……連結軸、12……第1流体通路、
20……基端ハウジング、28……ホース、30
……支持部材、31……位置決めピン、40……
先端ハウジング、41……ドリル駆動軸、50…
…給油リング、51……第2流体通路、60……
ノズル、70……ドリル、80……ワーク。
Claims (1)
- 内蔵する工具を工作機械の主軸に対して所定角
度傾斜した状態で取付けるためのアングルヘツド
において、先端に傘歯車を嵌着してあり、基端側
を前記主軸に嵌合連結してある連結軸と、該連結
軸の先端側を回転自在に支持する基端ハウジング
と、該基端ハウジングの外周面に連接してあり、
内蔵する位置決めピンを前記工作機械側に設けた
位置決めブロツクに係合して前記基端ハウジング
の回り止めを行う支持部材と、前記連結軸と前記
基端ハウジングとの各内部に連通させて設けた第
1流体通路と、基端ハウジングの先端側に所定角
度傾斜した状態で連結してある先端ハウジング
と、該先端ハウジングの先端面に連結してあり、
内部に周回状の第2流体通路を有する環体と、該
第2流体通路に先端側を接続してあり、基端側を
前記第1流体通路に接続してあるホースと、前記
環体の周方向に複数設けたノズルと、前記先端ハ
ウジング内に前記連結軸に対して所定角度傾斜し
た状態に支持してあり、前記傘歯車に噛合する傘
歯車を嵌着してある工具駆動軸と、該工具駆動軸
の先端に連結してある工具とを具備し、前記第
1、第2流体通路及びノズルを介して前記工作機
械側から前記工具の刃先側に切削油、エアー又は
油霧エアーを供給するようになしてあることを特
徴とするアングルヘツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986168911U JPH0321883Y2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986168911U JPH0321883Y2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6374254U JPS6374254U (ja) | 1988-05-18 |
JPH0321883Y2 true JPH0321883Y2 (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=31102233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986168911U Expired JPH0321883Y2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0321883Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102434409B1 (ko) * | 2021-10-05 | 2022-08-18 | 강영현 | 공작기계용 다축 앵글헤드 장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6344747B2 (ja) * | 1977-07-22 | 1988-09-06 | Dow Chemical Co |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0429964Y2 (ja) * | 1986-09-05 | 1992-07-20 |
-
1986
- 1986-10-31 JP JP1986168911U patent/JPH0321883Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6344747B2 (ja) * | 1977-07-22 | 1988-09-06 | Dow Chemical Co |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102434409B1 (ko) * | 2021-10-05 | 2022-08-18 | 강영현 | 공작기계용 다축 앵글헤드 장치 |
WO2023058951A1 (ko) * | 2021-10-05 | 2023-04-13 | 강영현 | 공작기계용 다축 앵글헤드 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6374254U (ja) | 1988-05-18 |
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