JPH0321664A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH0321664A JPH0321664A JP1156011A JP15601189A JPH0321664A JP H0321664 A JPH0321664 A JP H0321664A JP 1156011 A JP1156011 A JP 1156011A JP 15601189 A JP15601189 A JP 15601189A JP H0321664 A JPH0321664 A JP H0321664A
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- resin
- acid
- aromatic polycarbonate
- talc
- polycarbonate resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
く利用分野〉
本発明は、芳香族ポリカーボネート樹脂の優れた特性を
保持し、且つ寸法安定性に優れた芳香族ポリカーボネー
ト樹脂組成物、又は芳香族ポリカーボネート樹脂と他の
熱可塑性樹脂を主成分とする熱可塑性樹脂組成物に関す
る。
保持し、且つ寸法安定性に優れた芳香族ポリカーボネー
ト樹脂組成物、又は芳香族ポリカーボネート樹脂と他の
熱可塑性樹脂を主成分とする熱可塑性樹脂組成物に関す
る。
く従来技術〉
従来より、熱可塑性樹脂に無機充填剤を配合して寸法安
定性を改善することは知られている。
定性を改善することは知られている。
しかしながら、芳香族ポリカーボネート樹脂に無機充填
剤を配合すると、分子鎖中のカーボネート結合が切断さ
れて分子量が大きく低下するという重大な欠点がある。
剤を配合すると、分子鎖中のカーボネート結合が切断さ
れて分子量が大きく低下するという重大な欠点がある。
特に、タルクは熱可塑性樹脂の添加剤として多用されて
いるものであるが、芳香族ポリカーボネート樹脂の分子
量低下が大きく、例えば粘度平均分子fi 25, 0
00の芳香族ポリカーボネート樹脂にタルクを10重量
%程度配合すると、粘度平均分子量は15 000以下
にまで低下し、到底使用することはできなかった。
いるものであるが、芳香族ポリカーボネート樹脂の分子
量低下が大きく、例えば粘度平均分子fi 25, 0
00の芳香族ポリカーボネート樹脂にタルクを10重量
%程度配合すると、粘度平均分子量は15 000以下
にまで低下し、到底使用することはできなかった。
この欠点を解決する方法として、無機充填剤を予めシラ
ンカップリング剤で処理する方法が知られているが、こ
の方法をタルクに適用しても、実用に耐えるものは得ら
れ難い。
ンカップリング剤で処理する方法が知られているが、こ
の方法をタルクに適用しても、実用に耐えるものは得ら
れ難い。
く発明の目的〉
本発明の目的は、芳香族ポリカーボネート樹脂にタルク
を配合しても、分子量が僅かしか低下せず、芳香族ポリ
カーボネート樹脂本来の優れた特性を保持し、且つ寸法
安定性に優れた芳香族ボリカーボネート樹脂組成物又は
芳香族ポリカーボネート樹脂と他の熱可塑性樹脂を主成
分とする樹脂組成物を提供せんとするものである。
を配合しても、分子量が僅かしか低下せず、芳香族ポリ
カーボネート樹脂本来の優れた特性を保持し、且つ寸法
安定性に優れた芳香族ボリカーボネート樹脂組成物又は
芳香族ポリカーボネート樹脂と他の熱可塑性樹脂を主成
分とする樹脂組成物を提供せんとするものである。
本発明者は上記目的を達成せんとして鋭意検討を重ねた
結果、芳香族ポリカーボネート樹脂にタルクを配合する
に当たって、マレイン酸を特定量併用すれば、分子量低
下を大幅に抑制し得ることを知った。本発明はこの知見
に基づいて更に検討を重ねた結果、完成したものである
.〈発明の構成〉 本発明は、芳香族ポリカーボネート樹脂又は芳香族ポリ
カーボネート樹脂に他の熱可塑性樹脂を10重量%以下
加えた樹脂成分100重鑑部に、タルク1重量部以上及
び該タルクに対して0.1〜10重量%になる量の有機
酸を配合してなる熱可塑性樹脂組成物に係るものである
。
結果、芳香族ポリカーボネート樹脂にタルクを配合する
に当たって、マレイン酸を特定量併用すれば、分子量低
下を大幅に抑制し得ることを知った。本発明はこの知見
に基づいて更に検討を重ねた結果、完成したものである
.〈発明の構成〉 本発明は、芳香族ポリカーボネート樹脂又は芳香族ポリ
カーボネート樹脂に他の熱可塑性樹脂を10重量%以下
加えた樹脂成分100重鑑部に、タルク1重量部以上及
び該タルクに対して0.1〜10重量%になる量の有機
酸を配合してなる熱可塑性樹脂組成物に係るものである
。
本発明で使用する芳香族ポリカーボネート樹脂は、2価
フェノールより誘導される粘度平均分子量が16, 0
00〜so,ooo、好ましくは18,000〜30,
000の芳香族ポリカーボネート樹脂であり、通常2価
フェノールとカーボネート前駆体との溶液法又は溶融法
で製造される。2価フェノールの代表的な例としては、
2.2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)ブロバン[ビ
スフェノールA]、ビス(4−ヒドロキシフエニル)メ
タン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフエニル〉エタン
、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフエニル
)プロパン等があげられる。好ましい2価フェノールは
ビス(4−ヒドロキシフエニル)アルカン系化合物、特
にビスフェノールAである。2価フェノールは単独又は
2種以上混合して使用することができる。また、前記カ
ーボネート前駆体としてはカノレボニルハライド、カー
ボネート、ハロホルメート等があげられ、代表的な例と
してホスゲン、ジフエニルカーボネート、2価フェノー
ルのジハロホルメート及びこれらの混合物があげられる
。また、芳香族ポリカーボネート樹脂を製造するに際し
ては、必要に応じて分子量調節剤、分岐剤、触媒等を使
用することができる。
フェノールより誘導される粘度平均分子量が16, 0
00〜so,ooo、好ましくは18,000〜30,
000の芳香族ポリカーボネート樹脂であり、通常2価
フェノールとカーボネート前駆体との溶液法又は溶融法
で製造される。2価フェノールの代表的な例としては、
2.2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)ブロバン[ビ
スフェノールA]、ビス(4−ヒドロキシフエニル)メ
タン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフエニル〉エタン
、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフエニル
)プロパン等があげられる。好ましい2価フェノールは
ビス(4−ヒドロキシフエニル)アルカン系化合物、特
にビスフェノールAである。2価フェノールは単独又は
2種以上混合して使用することができる。また、前記カ
ーボネート前駆体としてはカノレボニルハライド、カー
ボネート、ハロホルメート等があげられ、代表的な例と
してホスゲン、ジフエニルカーボネート、2価フェノー
ルのジハロホルメート及びこれらの混合物があげられる
。また、芳香族ポリカーボネート樹脂を製造するに際し
ては、必要に応じて分子量調節剤、分岐剤、触媒等を使
用することができる。
芳香族ポリカーボネート樹脂に混合する熱可塑性樹脂は
、芳香族ポリカーボネート樹脂に混合することのできる
ものであればよく、例えば熱可塑性ポリエステル系樹脂
、ボリアリーレンエステル系樹脂、ボリスチレン系樹脂
、ポリエチレン系樹脂、ボリブロビレン系樹脂、ジエン
系樹脂、ボリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ボリ
スルホン系樹脂、ボリフエニレンサルフ7イド系樹脂等
から選ばれた1種又は2種以上の混合物があげられる。
、芳香族ポリカーボネート樹脂に混合することのできる
ものであればよく、例えば熱可塑性ポリエステル系樹脂
、ボリアリーレンエステル系樹脂、ボリスチレン系樹脂
、ポリエチレン系樹脂、ボリブロビレン系樹脂、ジエン
系樹脂、ボリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ボリ
スルホン系樹脂、ボリフエニレンサルフ7イド系樹脂等
から選ばれた1種又は2種以上の混合物があげられる。
熱可塑性ポリエステル系樹脂は芳香族ジカルボン酸又は
そのエステル形成性誘導体とジオール又はそのエステル
形成性誘導体とを主原料として縮合反応させて得られる
重合体又は共重合体である。ここで使用する芳香族ジカ
ルボン酸の好ましいものはテレフタル酸、イソフタル酸
、ナフタレンジカノレボン酸等であり、ジオーノレの好
ましいものは炭素数2〜10個の線状メチレン鎖型脂肪
族ジオール、炭素数6〜15個の脂環族ジオールであり
、具体的にはエチレングリコール、トリメチレングリコ
ール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール、ネオベンチルグリコール、3−メチルベンタン
ジオール(2.4) 、2−メチルベンタンジオール(
1.4)、2−エチルヘキサンジオール(1.3) 、
ジエチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール等
をあげることができる。好ましい熱可塑性ポリエステル
系樹脂はポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、これらの酸成分及び/又はジオール成分
の30モル%以下を他の成分で!換えた共重合ポリエス
テルである。
そのエステル形成性誘導体とジオール又はそのエステル
形成性誘導体とを主原料として縮合反応させて得られる
重合体又は共重合体である。ここで使用する芳香族ジカ
ルボン酸の好ましいものはテレフタル酸、イソフタル酸
、ナフタレンジカノレボン酸等であり、ジオーノレの好
ましいものは炭素数2〜10個の線状メチレン鎖型脂肪
族ジオール、炭素数6〜15個の脂環族ジオールであり
、具体的にはエチレングリコール、トリメチレングリコ
ール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール、ネオベンチルグリコール、3−メチルベンタン
ジオール(2.4) 、2−メチルベンタンジオール(
1.4)、2−エチルヘキサンジオール(1.3) 、
ジエチレングリコール、シクロヘキサンジメタノール等
をあげることができる。好ましい熱可塑性ポリエステル
系樹脂はポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテ
レフタレート、これらの酸成分及び/又はジオール成分
の30モル%以下を他の成分で!換えた共重合ポリエス
テルである。
ボリアリーレンエステル系樹脂は2価フェノール又はそ
の誘導体と芳香族ジカルボン酸又はその誘導体とを主原
料として縮合反応させて得られる重合体又は共重合体で
ある。ここで使用する2価フェノールとしては、前記芳
香族ポリカーボネート樹脂のところで説明したものが好
ましく使用され、2価フェノールの誘導体は、前記2価
フェノールと脂肪族又は芳香族カルボン酸とのジエステ
ルである。芳香族ジカルボン酸としては、前記熱可塑性
ポリエステル系樹脂のところで説明したものが好ましく
使用される。
の誘導体と芳香族ジカルボン酸又はその誘導体とを主原
料として縮合反応させて得られる重合体又は共重合体で
ある。ここで使用する2価フェノールとしては、前記芳
香族ポリカーボネート樹脂のところで説明したものが好
ましく使用され、2価フェノールの誘導体は、前記2価
フェノールと脂肪族又は芳香族カルボン酸とのジエステ
ルである。芳香族ジカルボン酸としては、前記熱可塑性
ポリエステル系樹脂のところで説明したものが好ましく
使用される。
2価フェノール又はその誘導体と芳香族ジカルボン酸又
はその誘導体からボリアリーレンエステル系樹脂を製造
するには界面重縮合法、溶液重縮合法、溶融重縮合法等
任意の方法が採用される。
はその誘導体からボリアリーレンエステル系樹脂を製造
するには界面重縮合法、溶液重縮合法、溶融重縮合法等
任意の方法が採用される。
ボリスチレン系樹脂としては一般用ボリスチレン、耐m
撃性ボリスチレン、As樹脂、ABS樹脂、AES樹脂
、MBS樹脂、MAS樹脂、AAS樹脂、スチレンーブ
タジエンブロック共重合体、スチレンー無水マレイン酸
共重合体等をあげることができる。
撃性ボリスチレン、As樹脂、ABS樹脂、AES樹脂
、MBS樹脂、MAS樹脂、AAS樹脂、スチレンーブ
タジエンブロック共重合体、スチレンー無水マレイン酸
共重合体等をあげることができる。
ポリエチレン系樹脂としては高密度ポリエチレン樹脂、
低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂
、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンーブロビレ
ン共重合体、エチレンーアクリル酸エステル共重合体、
エチレンーグリシジル(メタ)アクリレート共重合体等
をあげることができる。
低密度ポリエチレン樹脂、線状低密度ポリエチレン樹脂
、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンーブロビレ
ン共重合体、エチレンーアクリル酸エステル共重合体、
エチレンーグリシジル(メタ)アクリレート共重合体等
をあげることができる。
ボリプaビレン系樹脂としてはボリブロビレン樹脂、ブ
ロビレンー酢酸ビニル共重合体、プロピレンー塩化ビニ
ル共重合体等をあげることができる。
ロビレンー酢酸ビニル共重合体、プロピレンー塩化ビニ
ル共重合体等をあげることができる。
ジエン系樹脂は1.2−ポリブタジエン樹脂、トランス
−1.4−ポリブタジエン樹脂等ジエン構造を有する単
量体単独又はこれらと共重合可能な単量体との共重合体
及びこれらの混合物である。
−1.4−ポリブタジエン樹脂等ジエン構造を有する単
量体単独又はこれらと共重合可能な単量体との共重合体
及びこれらの混合物である。
ボリアミド系樹脂はアミノカルボン酸化合物単独又はジ
カルボン酸化合物とジアミン化合物からなる重合体、又
はα,ω一カブロラクタムを開環重合して得られる重合
体である。
カルボン酸化合物とジアミン化合物からなる重合体、又
はα,ω一カブロラクタムを開環重合して得られる重合
体である。
ポリエーテル系樹脂としてはボリフエニレン工一テル(
共)重合体を好ましいものとしてあげることができる。
共)重合体を好ましいものとしてあげることができる。
本発明で使用するタルクの量は、特定する必要はないが
、芳香族ポリカーボネート樹脂の分子量の低下に影響す
る借、即ち芳香族ポリカーボネート樹脂100重量部に
対して1重量部以上のときに本発明は有効であり、特に
5重徂部以上のときに顕著な効果が得られる。また、タ
ルクを使用するに当たって予め、例えばシランカップリ
ング剤の如き処理剤で表面処理してもよい。
、芳香族ポリカーボネート樹脂の分子量の低下に影響す
る借、即ち芳香族ポリカーボネート樹脂100重量部に
対して1重量部以上のときに本発明は有効であり、特に
5重徂部以上のときに顕著な効果が得られる。また、タ
ルクを使用するに当たって予め、例えばシランカップリ
ング剤の如き処理剤で表面処理してもよい。
本発明で使用する有機酸はカルボン酸、スルボン酸等で
あり、特に炭素数15以下の芳香族力ルボン酸、炭素数
20以下の脂肪族カルボン酸が好ましい。具体的には酢
酸、ブロビオン酸、酪酸、マロン酸、コハク酸、グルタ
ル酸、ステアリン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フ
マル酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、イタコン酸
等の脂肪族カルボン酸、安息香酸、フタル酸、無水フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族カルボン
酸等をあげることができる。
あり、特に炭素数15以下の芳香族力ルボン酸、炭素数
20以下の脂肪族カルボン酸が好ましい。具体的には酢
酸、ブロビオン酸、酪酸、マロン酸、コハク酸、グルタ
ル酸、ステアリン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フ
マル酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、イタコン酸
等の脂肪族カルボン酸、安息香酸、フタル酸、無水フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の芳香族カルボン
酸等をあげることができる。
かかる有機酸を使用することによって、タルクによる芳
香族ポリカーボネート樹脂の分子伍低下を大幅に抑制す
ることができる。
香族ポリカーボネート樹脂の分子伍低下を大幅に抑制す
ることができる。
右機酸の使用邑は、あまりに少ないと充分な分子量低下
抑制効果が得られず、あまり多くしてもその効果は飽和
するようになる。使用員は、通常タルクの使用量に対し
て0.1〜10重量%の範囲から選択され、最適使用量
は、タルクに対して1〜10重量%の範囲から選択ざれ
る。
抑制効果が得られず、あまり多くしてもその効果は飽和
するようになる。使用員は、通常タルクの使用量に対し
て0.1〜10重量%の範囲から選択され、最適使用量
は、タルクに対して1〜10重量%の範囲から選択ざれ
る。
本発明の組成物は、前記の各成分を任意の方法、例えば
タンブラー・ブレンダー、ナウターミキサー、パンパリ
ーミキサー、混練ロール、押出機等により混合して製造
することができ、また、本発明の組成物には、その目的
を逸脱しない範囲で必要に応じて他の添加剤、例えば酸
化防止剤、難燃剤、帯電防止剤、離型剤、紫外線吸収剤
等を混合することができる。
タンブラー・ブレンダー、ナウターミキサー、パンパリ
ーミキサー、混練ロール、押出機等により混合して製造
することができ、また、本発明の組成物には、その目的
を逸脱しない範囲で必要に応じて他の添加剤、例えば酸
化防止剤、難燃剤、帯電防止剤、離型剤、紫外線吸収剤
等を混合することができる。
く発明の効果〉
本発明の組成物は、芳香族ポリカーボネート樹脂に充分
な伍のタルクを配合した場合においても、分子量の低下
が著しく抑制され、樹脂本来の優れた特性を保持し、且
つ寸法安定性に優れているため、任意の溶融成形法例え
ば射出成形、押出成形、圧縮成形、回転成形等に適用で
き、特に従来使用できなかった用途、例えば大型精密機
械部品や大型自動車用部品等への使用を可能にする等工
業的にゆれた効果を秦するものである。
な伍のタルクを配合した場合においても、分子量の低下
が著しく抑制され、樹脂本来の優れた特性を保持し、且
つ寸法安定性に優れているため、任意の溶融成形法例え
ば射出成形、押出成形、圧縮成形、回転成形等に適用で
き、特に従来使用できなかった用途、例えば大型精密機
械部品や大型自動車用部品等への使用を可能にする等工
業的にゆれた効果を秦するものである。
〈実施例〉
以下実施例により本発明を詳述する。なお、実施例にお
ける部は重量部を意味し、粘度平均分子量藺は塩化メチ
レンに20℃で0.7 g/dlの濃度で溶解した溶液
から求めた比粘度η8,を下記式に挿入して求めた。
ける部は重量部を意味し、粘度平均分子量藺は塩化メチ
レンに20℃で0.7 g/dlの濃度で溶解した溶液
から求めた比粘度η8,を下記式に挿入して求めた。
η3,/C=[η] + 0.45 [η]2GE
77 ] = L23 x 10− M”J
但し C=O.γ また、衝撃強さは厚さ1/4” 1/8″の試験片
を用い、アイゾットノッチ付きで測定した値(kgLc
m/cm)で示した。
77 ] = L23 x 10− M”J
但し C=O.γ また、衝撃強さは厚さ1/4” 1/8″の試験片
を用い、アイゾットノッチ付きで測定した値(kgLc
m/cm)で示した。
実施例1〜8及び比較例1.2
粘度平均分子ffi24,900のビスフェノールAよ
り得られたポリカーボネート粉体(帝人化成■製:パン
ライトL−1250) 100重船部に、タルク10
重量部と第1表記載の有11N酸を表記載の量(重量部
)添加し、30e+aΦベント式押出機(ナカタニvI
I$7 : VSK−30)を用いてシリンダー温度2
80℃で押出してベレットを得た。このベレットを熱風
循環式乾燥機を用いて 120℃で5時間乾燥した後、
射出成形機(日本製鋼所■製:J一120SA)により
シリンダー温度290℃、金型温度80℃で物性試験片
を作成した。
り得られたポリカーボネート粉体(帝人化成■製:パン
ライトL−1250) 100重船部に、タルク10
重量部と第1表記載の有11N酸を表記載の量(重量部
)添加し、30e+aΦベント式押出機(ナカタニvI
I$7 : VSK−30)を用いてシリンダー温度2
80℃で押出してベレットを得た。このベレットを熱風
循環式乾燥機を用いて 120℃で5時間乾燥した後、
射出成形機(日本製鋼所■製:J一120SA)により
シリンダー温度290℃、金型温度80℃で物性試験片
を作成した。
ペレットと成形品(物性試験片)夫々の粘度平均分子f
fiM、及び試験片の物性を第1表に示した。
fiM、及び試験片の物性を第1表に示した。
なお、第1表中のタルクは日本タルク■製:P−3であ
る。
る。
(以下余白)
Claims (1)
- 芳香族ポリカーボネート樹脂又は芳香族ポリカーボネー
ト樹脂に他の熱可塑性樹脂を70重量%以下加えた樹脂
成分100重量部に、タルク1重量部以上及び該タルク
に対して0.1〜10重量%になる量の有機酸を配合し
てなる熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1156011A JPH0321664A (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1156011A JPH0321664A (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0321664A true JPH0321664A (ja) | 1991-01-30 |
Family
ID=15618372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1156011A Pending JPH0321664A (ja) | 1989-06-19 | 1989-06-19 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0321664A (ja) |
Cited By (17)
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---|---|---|---|---|
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