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JPH03209728A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH03209728A
JPH03209728A JP2241753A JP24175390A JPH03209728A JP H03209728 A JPH03209728 A JP H03209728A JP 2241753 A JP2241753 A JP 2241753A JP 24175390 A JP24175390 A JP 24175390A JP H03209728 A JPH03209728 A JP H03209728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diffusion layer
gate electrode
region
semiconductor device
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2241753A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Fujinaga
藤永 正人
Kyohiko Kotani
小谷 教彦
Takeshi Yamano
剛 山野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2241753A priority Critical patent/JPH03209728A/ja
Priority to US07/590,824 priority patent/US5416339A/en
Priority to DE4032020A priority patent/DE4032020A1/de
Publication of JPH03209728A publication Critical patent/JPH03209728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D12/00Bipolar devices controlled by the field effect, e.g. insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
    • H10D12/211Gated diodes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S257/00Active solid-state devices, e.g. transistors, solid-state diodes
    • Y10S257/901MOSFET substrate bias

Landscapes

  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Bipolar Transistors (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は半導体装置に関し、特に、半導体集積回路の
高集積化技術に関するものである。
[従来の技術] 近年、産業・民生用機器のマイクロエレクトロニクス化
の要請に応えるため、LSI(大規模集積回路)をさら
に大規模化したVLSI(超大規模集積回路)が開発さ
れ、実用に供されている。
たとえば半導体記憶装置においては、最近の10年間で
その記憶容量が約1000倍にも増大している。
このような高集積化の進展は、主に比例縮小という手段
を用いて半導体装置を構成している単位素子のサイズを
限りなく減少させることにより実現されてきた。
第5図は、従来の半導体集積回路に使用されているMO
S (Me t a 1−Ox i d e−8em 
1conductor)電界効果トランジスタ(以下“
MOSFET”と略称する)の基本構造を示す、半導体
装置の斜視断面図である。MOSFETについての以下
の記述は、主にS、M、Sze著rPhysics  
of  Sem1conductor  Device
s、2nd  EditionJに依った。
第5図を参照して、このMOSFETは、4端子素子(
図中、端子のひとつは図示されていない)であって、P
型半導体基板52と、P型半導体基板52の主表面上に
、互いに間隔を隔てて形成された2つのN+拡散層54
.56と、2つのN+拡散層54.56の間の領域上に
形成されたゲート酸化膜60と、ゲート酸化膜60上に
金属により形成されたゲート電極62と、N+拡散層5
4上に設けられ、金属からなるソース電極64と、N+
拡散層56上に設けられ、金属からなるドレイン電極6
6とを含む。このMOSFETの周囲には、厚い酸化膜
からなるフィールド分離酸化膜58が設けられており、
このMOSFETを他の素子から分離している。
ソース電極64は接地電位に固定されている。
ゲート電極62には、ゲート電圧vGが印加される。ド
レイン電極66には、ドレイン電圧Voが印加される。
P型半導体基板52は、接地電位より低いかまたは等し
い基板電位に接続される。
上述のMOSFETの動作を規定する基本的なデバイス
パラメータは、以下のとおりである。
(1) チャネル長L0これは、ゲート電極62の直下
の、N十拡散層54、N+拡散層56とP型半導体基板
52との2つのN”−P接合の間の距離である。
(2) チャネル幅z0 (3) ゲート酸化膜60の厚さdo (4) 接合深さr、。これは、N+拡散層54.56
の拡散の深さである。
(5) 基板濃度N、。これは、P型半導体基板52の
不純物濃度である。
第5図を参照して、MOSFETの動作が以下に説明さ
れる。ゲート電極62に何の電圧もかけられていないと
き、N十拡散層54とP型半導体基板52、N十拡散層
56とP型半導体基板52とは、背中合わせに接続され
た2つのPN接合に対応している。このとき、N+拡散
層54.56間に流れる電流は逆バイアス電圧によるリ
ーク電流である。
十分大きな正の電圧がゲート電極62にかけられると、
2つのN+拡散層54.56の間の、ゲート電極62の
直下の領域に反転層(チャネル)が形成される。N+拡
散層54.56は伝導表面により結合し、チャネルを通
じて大きな電流が流れることが可能になる。形成された
チャネルの伝導率は、ゲート電極62に印加されるゲー
ト電圧VGにより調整される。2つのPN接合の裏面側
のコンタクト(基板コンタクト)は、基板電位に接続さ
れており、基板電位はPN接合に逆バイアスがかかるよ
うに選ばれている。前述の5つのデバイスパラメータに
加えて、基板電位もチャネル伝導率に変動を与える1つ
のパラメータである。
各デバイスパラメータの変化によるMOS F ETの
振舞いの変化が以下に説明される。たとえばチャネル幅
Zが狭くなると、ゲートの両側においてフィールド分離
酸化膜が形成されている部分の面積が相対的に増えてく
る。そのため、このMOSFETのしきい値電圧Vth
が高くなる。ゲート酸化膜60の厚さdが大となると、
しきい値電圧Vth も大となる。接合深さr、が大き
くなると、ゲート直下ではなく、基板52の比較的深い
ところに電流が形成される。そのため、ノくンチスルー
が発生しやすくなる。接合深さrJが小さいと、N+拡
散層54.56のチャネル側の工・ノジ部分に電界が集
中し、MOSFETの耐圧が小さくなる。基板濃度NA
が小さいと、N十拡散層54.56の周囲の空乏層が拡
がりやすく、これもバンチスルーを招く要因となる。基
板濃度NAが大きいと、やはりしきい値電圧Vthが高
くなることが知られている。
半導体集積回路装置が高集積化されるとともに、当然に
チャネル長しは小さくなってきた。チャネル長しが小さ
くなってきたために、チャネルの形成される領域で、従
来のような1次元的な電位分布ではなく、二次元的な電
位分布が見られるとともに、高電界が形成されるように
なった。
チャネル領域のドーピング濃度が予め定められているも
のとする。チャネル長しが減少するとき、N+拡散層5
4.56と半導体基板52とのPN接合部に形成される
空乏層の幅のオーダは、チャネル長しと同様の程度にな
る。チャネル領域内での電位分布は、ゲート電位vGや
基板電位に左右される縦方向の電界εアと、ドレイン電
位v0に左右される横方向の電界ε8に依存する。言い
変えると、εヶ〉〉ε8というグラシュアルチャネル(
gradua 1−channe 1)近似が成り立た
なくなり、チャネル領域の電位分布が二次元的になる。
二次元的な電位分布はチャネルを通過するキャリアの移
動に悪影響を与えMOSFETのしきい値電圧以下での
特性の劣化を招く。二次元的な電位分布はさらに、しき
い値電圧Vthの、チャネル長りとバイアス電圧とに対
する関係に悪影響を与え、MOSFETの特性の望まし
くない変化をもたらす。さらに、パンチスルーにより電
流が飽和するという問題も引き起こされる。
チャネル長しが減少することによるチャネル領域の電界
強度の増加は、チャネル領域を移動するキャリアの移動
度の、電場に対する依存を引き起こし、時にはキャリア
の速度飽和がもたらされる。
電界の強度がさらに増加すると、チャネルを移動するキ
ャリアの速度はN+拡散層56の近傍において非常に大
きくなる。このキャリアが有する多量のエネルギにより
、N+拡散層56の近傍で、キャリアが急速に増大する
。それによって、リークによる基板電流が増加したり、
半導体基板52中に形成されている寄生バイポーラトラ
ンジスタの動作が引き起こされたりする。
チャネル長りの減少により形成される高電界は、複数の
ホットキャリアの形成を引き起こし、それらのホットキ
ャリアはゲート酸化膜60などの酸化膜をチャージアッ
プする。酸化膜のチャージアップにより、MOSFET
のしきい値電圧Vthの変動がしばしば引き起こされ、
その伝導率の劣化がもたらされる。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように半導体集積回路装置がさらに高度に集積化
されると、MOSFETのチャネル長りは一層短くなる
。チャネル長りの減少に伴って、MOSFETの動作は
複雑なものとなり、素子の特性を著しく不安定なものと
する。そのため、現在の半導体集積回路装置の構造は、
より一層の高集積化には対応することが難しい。
この発明の目的は、上述の課題を解決し、より一層の高
集積化が行なわれても安定して動作することのできる半
導体装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る半導体装置は、半導体物質からなる物体と
、半導体物質からなる物体の、相互に離れた位置にそれ
ぞれ接続され、半導体物質からなる物体に所望の位置か
ら、または所望の位置への電子の移動経路を提供するた
めの第1、第2および第3の導電手段と、第1および第
2の導電手段間に電流を起こすための手段と、第1およ
び第2の導電手段間の電流を、第3の導電手段に向けて
偏向させるための手段とを含む。
[作用コ 第1および第2の導電手段間の部分の半導体物質には、
電流が引起こされる。引起こされた電流は、第3の導電
手段に向けて偏向される。これにより、電流は′M41
および第3の導電手段間または第2および第3の導電手
段間を流れる。前者の場合には第2の導電手段、後者の
場合には第1の導電手段に流れる電流がなくなり、第1
および第2の導電手段間におけるスイッチ機能を実現す
ることができる。
[実施例コ 以下、この発明の一実施例が図面を参照して説明される
。第1A図および第1B図を参照して、この発明に係る
半導体装置は、P−シリコン半導体基板10と、P−半
導体基板10の主表面上に、互いに間隔を隔てて斜めイ
オン注入法により形成されたN+拡散層14.16と、
N+拡散層14.16の間の領域に形成されたP+領域
12と、P1領域12とN+拡散層14との間に形成さ
れたP−領域13と、P+領域12のN+拡散層16に
近い部分の上にポリシリコンで形成された電荷収集電極
20と、電荷収集電極20とN+拡散層14との間のP
−半導体基板10の主表面を覆って形成され、電荷収集
電極20とは絶縁されたゲ−ト電極18とを含む。
N+拡散層14.16は斜めイオン注入法によって形成
されており、両者は半導体基板10の主表面ではなく、
基板10の内部において互いに最も近接している。
電荷収集電極20と、基板10の主表面との間には、電
荷収集電極20とP+領域12との間の接合を避け、オ
ーミックコンタクトを取るためのチッ化チタン(TiN
)膜23が形成されている。
ゲート電極18と基板10との間には、薄い5tO2膜
が形成されている。
基板10の主表面上には、5i02などからなる絶縁層
11が形成される。絶縁層11の、N+拡散層14と、
ゲート電極18と、電荷収集電極20と、N+拡散層1
6との上には、それぞれコンタクトホール15a、17
a、19a、21aが形成される。
各コンタクトホール15a、17g、19aq21aに
は、それぞれN+拡散層14と、ゲート電極18と、電
荷収集電極20と、N十拡散層16とを所定の電源に接
続するための配線層15.17.19.21が形成され
る。配線層15.17.19.21は、アルミニウムや
タングステンなどの金属またはポリシリコンにより形成
されている。
これら基板10の表面上の半導体複合物はさらに保護膜
25によって覆われている。
第1C図は、第1A図、第1B図に示された半導体装置
の要部を示す模式的断面図である。第1C図を参照して
、この半導体装置は以下の寸法を有する。
P+領域12の、チャネル長にそった長さをL12深さ
をdr SN+拡散層14.16間の最も短い距離をL
SN+拡散層14.16の基板10の主表面における距
離をLo 、N+拡散層14.16の深さをdNsN+
拡散層14.16のエツジの長さをcio とする。
LP s dP SLs L6 s dN Sdoは以
下の式(1)〜(3)で示される関係を満たす範囲で選
ばれる。
1、 0<L、/LP <1. 5     ・・・(
1)(Lo  2do ) /Lo −L/Lo <l
、 0・・・ (2) 2.0<dr /dN       ・・・(3)式(
1)によれば、P+領域12の長さLpは、N+拡散層
14.16間の距離りより短い。このようにすることに
より、P+領域12とN十拡散層14との間に、P−領
域13を設けることができる。P−領域13は、ゲート
電極18の下方の基板10内に空乏層またはチャネルを
作るためのものである。P−領域13の存在により、N
+拡散層14.16間に電圧が加えられたときに、チャ
ネル領域に強電界が生ずる。空乏層またはチャネルは、
P+領域12の存在により、そこより先には伸びないこ
とに注意すべきである。
式(2)は、N+拡散層14.16にエツジを形成し、
その付近の電界を強くするための条件を規定する。
式(3)は、P+領域12の深さdpが、N+拡散層1
4.16の深さdNより十分大きくなるべきであること
を示す。P+領域12の深さdrが式(3)を満たすこ
とにより、ゲート電極18の下方に発生した空乏層が伸
びてバンチスルーを招くことはない。
以下は、この素子の寸法の具体例である。第1B図を参
照して、N÷拡散層14.16は、縦横とも0.1μm
程度・の寸法を有する。
第1C図を参照して、ゲート電極18と基板10の主表
面との間の5i02膜の厚さTは、0゜1μm程度以下
である。N+拡散層14.16間の距離りは0.1μm
以下である。電荷収集電極20の左縁と、N十拡散層1
4との距離A、は0゜03μm程度である。
N+拡散層14.16の深さdNは0.1μm程度であ
る。基板10の主表面における、N+拡散層14.16
間の距離り、は、0.3μm程度である。N+拡散層1
4.16のエツジ部分の、基板10の主表面となす角θ
は45°程度である。
基板10は不純物Bを含み、その不純物濃度は10’S
A/(至)3程度である。P+領域12の不鈍物濃度は
10” A/cm3程度である。P−61域13の不純
物濃度は基板10Φそれと同程度が、それ以下である。
N+拡散層14.16は濃度1020A/Cr113程
度のAsを含む。
再び第1C図を参照して、N+拡散層14は接地電位V
ss(OV)に接続される。N+拡散層16は第1の電
源22、第2の電源24(両者あわせて5V)、負荷2
6を介して接地電位VSSに接続される。電荷収集電極
20は第1の電源22(0〜鉤 2V程度)を介して接
地電位VSSに接続される。ゲート電極18は、ゲート
電位Va  (5V、OV)に接続される。したがって
、電荷収集電極20の電位は、N+拡散層16の電位よ
りも小さく選ばれている。
第1A図〜第2B図を参照して、本発明の一実施例の半
導体装置は以下のように動作する。N+拡散層14.1
6間には予め定める電圧(5V程度)が印加される。第
2A図を参照して、N+拡散層14の、N+拡散層16
に最も近い先端からは、この付近に発生する強電界のた
め電子が放出される。N十拡散層14.15間の距離が
、半導体基板10内部における電子の平均自由行程より
も短く選ばれているため、放出された電子は半導体基板
10の内部で散乱されることな(、電界に従って進む。
ゲート電極18に電圧が印加されていないとき、放出さ
れた電子はN+拡散層14.16間の電界により加速さ
れて、散乱することなしにN十拡散層16に到達する。
これをパリスティック効果と呼ぶ。このとき、N+拡散
層14.16間には電流が流れている。
第2B図を参照して、ゲート電極18に正の電圧が印加
されるものとする。N+拡散層14から放出された電子
は、ゲート電極18との間の静電力により、その軌道を
ゲート電極18側に変える。
電子は電荷収集電極20の十分近傍を通り、電荷収集電
極20の電界に捕えられて、電荷収集電極20に吸収さ
れる。したがってこの場合、N+拡散層14.16間に
は電流は流れない。
すなわち、ゲート電極18にかけるゲート電圧VGを制
御することにより、この素子をスイッチング素子として
使用することができる。
パリスティック効果が起こるようなN+拡散層14.1
6間の距離は半導体基板10の種類により異なる。たと
えば前述のシリコン基板を使用した場合には、N+拡散
層14.16間の距離を0゜1μm以下とすれば、上述
のようなパリスティック効果がもたらされる。
この現象においては、移動する電子が、半導体基板10
により散乱されることはない。そのため、上述のような
パリスティック効果を使用したスイッチング素子におい
ては、非常に高速な動作が実現できる。
第2A図〜第2B図を参照して明らかなように、本発明
に係る半導体装置のスイッチング動作の原理は、従来の
MOSFETの動作原理と基本的に異なっている。N+
拡散層14.16間をMOSFETの場合と同様にチャ
ネルと呼ぶことにする。
この素子はそのチャネル長りを非常に小さくしても、ゲ
ート電圧vGの変化のみによって安定して制御されるこ
とができ、従来のMOSFETの場合のような不都合が
起こることはない。
第1の実施例において、チャネル領域にはP−領域13
とP+領域12とが設けられている。P−領域13は、
N+拡散層14のエツジ付近に強電界を発生させるため
のものである。P+領域12は、チャネル領域における
、P−領域13内の空乏層の成長を防ぐために設けられ
ている。したがって、空乏層の成長を防ぐことができる
構造であれば、他の構造を用いることによ)ても、本発
明に係る半導体装置を実現することができる。第3図は
、そのような他の一実施例の半導体装置の構造を示す断
面図である。
383図を参照して、この実施例に係る半導体装置は、
P+半導体基板28と、半導体基板28の主表面上に、
互いに間隔を隔てて形成されたN+拡散層14.16と
、N+拡散層14.16間のチャネル領域上に形成され
たアルミニウムなどによる電荷収集電極20と、電荷収
集電極20上に形成されたシリコン酸化膜30と、シリ
コン酸化膜30上に形成されたアルミニウムなどによろ
う一ト電極18と、ゲート電極18上に形成され六シリ
コン酸化膜32とを含む。N+拡散層14」にはアルミ
ニウムなどにより形成されたソース1極38が設けられ
る。N十拡散層16上には、隔様にアルミニウムなどに
より形成されたドレイ〉電極40が設けられる。
第3図に示される装置が第1図に示される装置と異なる
のは、電荷収集電極2oがチャネル領域の中央付近に形
成されていることと、ゲート電梧18がチャネル領域の
すべてを覆って形成されていることと、P−半導体基板
lo内にP+領域12を設ける代わりに、P+半導体基
板28を用いていることである。
本発明の半導体装置の動作原理がら考えれば、第1図に
示されるように、電荷収集電極2oがチャネル領域上の
N+拡散層16寄りに設けられることが効果的であると
考えられる。しかしながらこの第2の実施例に示される
ように、チャネル領域の中央付近に電荷収集電極2oが
設けられても同様の効果が得られる。
ゲート電極18は、少なくともN+拡散層14と電荷収
集電極20との間のチャネル領域上を覆うように形成さ
れればよいが、第3図に示されるような、チャネル領域
のすべてを覆うゲート電極18であっても、全く同様の
効果を奏することができる。このようにゲート電極18
が形成されることにより、この素子は双方向スイッチン
グ素子として動作することができる。
第1の実施例において既に説明されたように、第1図の
P+領域12は、チャネル領域の空乏層の形成を防ぐも
のである。したがって、第3図に示される第2の実施例
の半導体装置のように、P+半導体基板28を採用した
半導体装置であっても、全く同様の効果を得ることがで
きる。
第3図に示される第2の実施例の半導体装置の動作は第
1図に示される第1の実施例の半導体装置の動作と全く
同様である。対応する要素には同一の符号が付されてお
り、かつそれらの名称も同一である。したがって、ここ
では詳しい説明は繰返されない。
第4A図〜第4J図は、第2の実施例に係る半導体装置
の製造工程を示す断面図である。第4A図を参照して、
P+半導体基板28の主表面上に、シリコン酸化膜34
gが堆積される。
第4B図を参照して、シリコン酸化121134aはエ
ツチングされ、所定の幅を有するシリコン酸化膜34が
形成される。シリコン酸化膜34の幅は、チャネル領域
の、半導体基板28の主表面上における幅を規定する。
第4C図を参照して、シリコン酸化膜34をマスクとし
て、斜めイオン注入法によりN+拡散層14とN+拡散
層16とが形成される。この際、N+拡散層14.16
に注入されるイオンの方向は、互いに反対側である。し
たがって、N+拡散層14.16は、その先端がシリコ
ン酸化膜34の下方においてその間隔が最も小さくなる
ような形状に形成される。
イオンの注入方向が基板28の主表面となす角度θは、
700〜20°の範囲で選ばれる。θが706より大き
ければエツジが形成されず、2゜°より小さければイオ
ンの基板中での拡散のため同様にエツジが形成されない
からである。
第4D図を参照して、シリコン酸化H34がエツチング
により除去される。
第4E図を参照して、半導体基板28、N+拡散層14
.16の上にアルミニウム膜20aが形成される。
第4F図を参照して、アルミニウム膜20aはエツチン
グされ、アルミニウムからなる電荷収集電極20が形成
される。その幅は、たとえばP+半導体基板28がシリ
コンである場合には、たとえば0.1μm以下の値とな
るように選ばれる。
第4G図を参照して、半導体基板28、N+拡散層14
.16、電荷収集電極20の上にシリコン酸化膜30a
が200〜300への厚さで形成される。さらにその上
に、アルミニウム層18aが形成される。
第4H図を参照して、シリコン酸化膜30a1アルミニ
ウム層18aがともにエツチングされ、チャネル領域上
を覆うシリコン酸化膜30、さらにその上に積層された
アルミニウムからなるゲート電極18が形成される。
ゲート電極18上にさらにシリコン酸化膜が形成され、
エツチングされてゲート電極18を覆うシリコン酸化W
IB2が形成される(第41図)。
第4J図を参照して、N+拡散層14上にアルミニウム
からなるソース電極38が形成される。
N+拡散層16上には、同じくアルミニウムからなるド
レイン電極40が形成される。
以上の工程により、第3図に示される本発明の第2の実
施例に係る半導体装置が形成される。
なお、上述の実施例においては、絶縁のためにシリコン
酸化膜30.32が設けられたが、これらはシリコン酸
化膜には限らず、たとえばシリコン窒化膜Si、、N、
で形成されてもよい。
以上のようにこの発明によれば、たとえばシリコンから
なる半導体基板上に、0.1μm以下のチャネル幅を有
するスイッチング素子を形成することができる。この発
明に係る半導体装置は、従来のMOSFETとは根本的
に異なる動作原理で動作するため、このような小さなチ
ャネル長でも、十分スイッチング素子としてのコントロ
ールを行なうことができる。
現在の半導体装置のMOSFETはチャネル長0.5μ
m1それにより実用化されているダイナミックランダム
アクセスメモリ(DRAM)の記憶容量は、16Mビッ
ト程度である。チャネル長が0.3am程度であれば6
4MDRAMが、0゜2μm程度であれば256MDR
AMが実用化されるものと予想されている。本発明に係
る半導体装置のように、0.1μm以下のチャネル長を
有する半導体装置であれば、IGDRAMを実現するこ
とが可能となる。これは、従来の半導体装置においては
、実現の難しいものである。
上述の説明においても述べられたとおり、本発明に係る
半導体装置は、パリスティック効果を利用したものであ
る。パリスティック効果により、ソースから放出された
電子は、はぼ散乱なしにドレイン、または電荷収集電極
に飛び込む。そのため、本発明に係る半導体装置の動作
速度は、現在のようなナノ秒(nsec)のオーダから
、ピコ秒(p s e c)のオーダの速度に変わり、
より高速な動作が可能となる効果もある。
[発明の効果コ 以上のようにこの発明によれば、第1および第2の導電
手段間の部分の半導体物質に引起こされた電流が、第3
の導電手段に向けて偏向される。
電流は第1および第2の導電手段の一方と第3の導電手
段との間に流れるようになり、第1および第2の導電手
段間のスイッチング動作を実現することができる。この
スイッチング動作は、従来のMOSFETのように素子
の寸法が小さくなるほど不安定になるという性質のもの
ではなく、原理的にはかえって安定かつ高速なものとな
る。
すなわち、より高集積化することが可能な半導体装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、本発明の一実施例の半導体装置の構造を示
す断面図であり、 第1B図は、第1A図のIB−IB線に沿った矢視平面
図であり、 第1C図は、本発明の一実施例の半導体装置の構造を示
す模式的断面図であり、 第2A図、第2B図は本発明に係る一実施例の半導体装
置の動作を示す模式的断面図であり、第3図は本発明に
係る半導体装置の第2の実施例を示す断面図であり、 第4A図〜第4J図は、本発明の第2の実施例に係る半
導体装置の製造工程を示す断面図であり、第5図は、従
来のMOSFETの構造を示す斜視断面図である。 図中、10はP−半導体基板、12はP+領域、13は
P−領域、14.16はN+拡散層、18はゲート電極
、20は電荷収集電極、28はp十半導体基板、30,
32はシリコン酸化膜、38はソース電極、40はドレ
イン電極を示す。 なお、図中同一符号は同一、または相当箇所を示す。 熟IA図 夷 0図 一へ]−+ ss 島2A図 第2B図 第4A図 34a: シリフ;aaイヒIll英 第48図 34; ミ7リコシ曲1ヒF脣 第 4D図 第4E 図 第4F図 第4G図 第4H図 第4I 図 第4」図 第 図 G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体物質からなる物体と、 前記半導体物質からなる物体上の、相互に離れた位置に
    それぞれ接続され、前記半導体物質からなる物体の、所
    望の位置からまたは所望の位置への電子の移動経路を提
    供するための第1、第2および第3の導電手段と、 前記第1および第2の導電手段間に電流を起こすための
    手段と、 前記第1および第2の導電手段間の前記電流を、前記第
    3の導電手段に変更させるための手段とを含む半導体装
    置。
JP2241753A 1989-10-11 1990-09-11 半導体装置 Pending JPH03209728A (ja)

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