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JPH0320611A - 回転体の原点位置判定装置 - Google Patents

回転体の原点位置判定装置

Info

Publication number
JPH0320611A
JPH0320611A JP27937388A JP27937388A JPH0320611A JP H0320611 A JPH0320611 A JP H0320611A JP 27937388 A JP27937388 A JP 27937388A JP 27937388 A JP27937388 A JP 27937388A JP H0320611 A JPH0320611 A JP H0320611A
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JP
Japan
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origin
counter
signal
steering
level
Prior art date
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Application number
JP27937388A
Other languages
English (en)
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JPH0799331B2 (ja
Inventor
Kazuki Takahashi
一樹 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP27937388A priority Critical patent/JPH0799331B2/ja
Publication of JPH0320611A publication Critical patent/JPH0320611A/ja
Publication of JPH0799331B2 publication Critical patent/JPH0799331B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車輌等のハンドル操舵に連動して回転する回
転体の直進走行時における原点位置(操舵中立位置)を
判定するために用いて好適な回転体の原点位置判定装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より、自動車等の車輌においては、ハンドル操舵に
連動して回転する回転円板に等角度間隔(所定角度ピッ
チ)で複数のスリットを開設し、このスリットの通過位
置にフォトインクラプタを2個隣接して配置してハンド
ル操舵に連動した各種制御を行っている。
すなわち、ハンドル操舵に連動させて、第lおよび第2
のフォトインクラプタに同一波形で位相の略90@ずれ
たパルス状の電気信号(2相のインクリメンタル信号)
を生じせしめ、このインクリメンタル信号のカウントを
行って、操舵方向および操舵角度の検出を行っている。
通常、上記2相のインクリメンタル信号のみでは原点位
置の検出が不可能であるために、原点位置を検出するた
めに回転円板に原点スリソトを設け、この原点スリット
の第3のフォトインタラブタに対する通過により原点信
号を得るようになして3ビット構或とし、原点位置から
の回転円板の相対位置をインクリメンタル信号で検出す
る方式を採用している。
しかし、ステアリングシャフトとハンドルとのセレーシ
ョンのずれ、ステアリングシャフトとステアリングセン
サとの取付公差、ホイルアライメントの調整不良等を考
えると、その組付誤差はワーストケースで数10”にも
及ぶ。このため、通常、原点信号を得るために、回転円
板に設ける原点スリットの角度幅を拡大し、数10’の
組付誤差があっても、車輌が直進走行を行っている限り
は、原点信号を得ることができるものとしている。
その結果、原点信号の発生の有無だけでは、原点位置を
特定することができないという問題が生じ、このような
問題を解消するために、特開昭61−28811号公報
に開示されているような操舵位置検出装置が提案されて
いる。すなわち、この操舵位置検出装置は、ステアリン
グ操作によって回転する操舵部材に設けられ、操舵角を
検出し、操舵角信号を出力する操舵角検出手段と、実操
舵角零点に相当する操舵位置を中心に、所定の操舵範囲
(本発明でいう原点範囲)を検出し、操舵中立ゾーン信
号を出力する中立ゾーン検出手段と、操舵中立ゾーン信
号が検出されている時の操舵角信号の平均値を演算し、
この平均値を中立位置信号として出力する中立位置演算
手段とを備えており、このような操舵位置検出装置を用
いることによって、車輌の整備状況や車輌への乗員状況
の如何に拘わらず、車輌の直進状態における操舵中立位
置を検出することができるものとしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような操舵位置検出装置によると、
操舵中立ゾーン信号が検出されている間の平均値を演算
して中立位置信号としてさせるようにしているため、更
新すべき新たな中立位置信号を得るために時間がかかる
という問題があった.また、操舵中立ゾーン信号が検出
されている時の操舵角信号の平均値を演算するために、
重み付け移動平均演算を行い、平均値を算出しているよ
うにしており、このような種々の処理演算により、その
回路構或が複雑となるものであった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような課題を解決するためになされたもの
で、その外周縁面に所定角度ピッチで設けられたスリッ
トゾーンとこのスリットゾーンの2角度ピッチよりも広
い角度幅で設けられた原点ゾーンとを有し外部操作に連
動して時計および反時計方向へ回転する回転体と、この
回転体のスリットゾーンの通過に基づき該回転体の回転
角度位置を検出する回転位置検出手段と、この回転体の
原点ゾーンの通過に基づき該回転体の原点範囲を検出す
る原点範囲検出手段と、この原点範囲検出手段により原
点範囲が検出されている間、前記回転位置検出手段の検
出する回転角度位置に基づき前記原点ゾーンを複数のサ
ブゾーンに分割し、この分割したサブゾーンの各々の原
点範囲の検出に貢献した走行距離を積算し、この積算距
離が一番早く所定の距離に到達したサブゾーンを原点位
置と判定する原点位置判定手段とを備えたものである。
〔作用〕
したがってこの発明によれば、原点ゾーン中、原点範囲
の検出に貢献した積算距離が一番早く所定の距離に到達
したサブゾーンが、原点位置と定められる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る回転体の原点位置判定装置を詳細に
説明する。
第l図は、この原点位置判定装置の一実施例を示すブロ
ック構威図である。同図において、5は回転位置検出セ
ンサ(操舵角センサ)100  (第2図)の送出する
バルス状電気信号を人力とし、ハンドル操舵に応じた処
理信号(アンプ信号およびダウン信号)を送出するUP
/DOWN切替回路、6はこのUP/DOWN切替回路
5の送出する処理信号を人力とするUP/DOiIlN
カウンタである。
操舵角センサ100は、ハンドル操舵に連動して回転す
る回転円板1と、発光素子および受光素子を有してなる
フォトインクラブタ2〜4から構或されており、回転円
板1の外周縁面に等角度間隔〈所定角度ピッチP〉で同
一形状のスリソトlaが開設されている。そして、この
スリソト1aの通過位置にフォトインクラブタ2および
3が隣接して配置されおり、このフォトインタラプタ2
および3に、回転円板1の回転に伴うスリソトlaの通
過によって、第3図(a)およびfb)に示すような「
1」レベルおよび「0」レベルの交互する同一波形のパ
ルス状電気信号が発生するようになっている。すなわち
、今、第2図に示されるような操舵状態から、ハンドル
を時計方向へ回転(第2図において右回転)すると、N
点を中心とする正方向への電気信号が、反時計方向へ回
転すると、N点を中心とする負方向への電気信号が発生
するものとなっている。フォトインクラプタ2に発生す
る電気信号は、フォトインクラプタ3に発生する電気信
号よりも位相が90゜進んでおり、設計上理想とする回
転円板1の原点位置(操舵中立位置)において、即ち第
3図に示すN点において、フォトインクラブタ2に発生
する電気信号が「ljレベルより「0」レベルへ或いは
「0」レベルから「1」レベルへと変化する立ち下がり
或いは立ち上がり時期にあり、フォトインクラブタ3に
発生する電気信号は「0」レベル状態にある。そして、
このフォトインクラプタ2および3の送出する電気信号
がIII’/DOWN切替回路5に入力されるものとな
っている。
一方、回転円板lの外周縁面の所定回転角度位置には、
独立して、原点ゾーンとしてのスリット1bが開設され
ており、このスリット1bの通過をフォトインクラブタ
4で検出するものとしている。すなわち、スリット1b
がフォトインクラブタ4に対向する回転位置をこの回転
円板iの原点範囲としており、この原点範囲の角度幅す
なわちスリット1bの角度幅αを、ステアリングシャフ
トとハンドルとのセレーションのずれ、ステアリングシ
ャフトとステアリングセンサとの取付公差、ホイルアラ
イメントの調整不良等を考慮した咀付誤差のワーストケ
ース以上に拡大して設定している。本実施例においては
、スリット1bの角度幅αを60゜としており、発明者
の調査では上記組付誤差のワーストケースとして546
という値を実験的に得ているので、スリット1bの角度
幅αを606に設定すれば、車輌が直進走行を行ってい
るときには必ず、フォトインクラブタ4の送出する電気
信号として「1」レベルの原点範囲検出信号(第3図(
C))を得ることができる。そして、この「1」レベル
の原点範囲検出信号が、第1図において、その端子10
1を介して、アンドゲート14,アンドゲート23,デ
コーダ26の「A]入力端およびインバータ27を介し
てアンドゲート24に入力されるものとなっている。こ
こで、フォトインクラプタ4は、回転円板1の設計上理
想とする原点位置において、即ち第3図に示すN点にお
いて、スリット1bの角度幅αの中央に位置するものと
なっている。また、本実施例にあっては、スリット1b
の角度幅αをスリソ} 1 aの角度ビッチPの3倍(
3角度ピッチ)よりやや広めに設定している。
一方、UP/DOWN切替回路5は、入力されるパルス
状電気信号を処理して、ハンドルの右操舵量および左操
舵量に応じた数のアップ信号およびダウン信号を送出す
るようになっており、UP/DOWNカウンタ6は、入
力されるアップ信号あるいはダウン信号の数だけそのカ
ウント値をアップカウントあるいはダウンカウントする
ものとなっている。
すなわち、回転円板1の設計上理想とする原点位置を基
準として、UP/DOWNカウンタ6におけるカウント
値を基本的に零と定めており、ハンドルの右操舵により
そのカウント値が、フォトインタラプタ2の出力の立ち
下がりエッジ毎に順次アップするものとなっている。ま
た、ハンドルの左操舵によりそのカウント値が、フォト
インクラブタ2の出力の立ち上がりエッジ毎に順次ダウ
ンするものとなっている。すなわち、第3図において、
N点を起点としてハンドルを右方向へ回転させれば、a
点においてUP/DOWNカウンタ6におけるカウント
値が+1へ、b点において+2へと順次アップするもの
となり、N点から左方向へ回転させれば、C点において
UP/DOWNカウンタ6におけるカウント値が−1へ
、d点において−2へと順次ダウンするものとなる。そ
して、UP/DOWNカウンタ6におけるカウント値が
、デコーダ7およびデイジタルコンバレータ8〜10に
入力されるものとなっており、デコーダ7は入力される
カウント値に応じた位置の出力端子(図示せず)を選択
し、そのレベルを「0」あるいは「1」として、ハンド
ル操舵に連動して動作せしめる外部機器、例えばコーナ
リングランプシステム等の制御を行うものとして構戒さ
れている。
コンバレータ8〜10には所定の比較基準値が各々設定
されており、ここでその比較基準値とUP/DOWNカ
ウンタ6を介して入力されるカウント値とが比較される
ものとなっている。すなわち、コンバレータ8には、U
P/DOWNカウンタ6におけるカウント値にして+l
が右1ビット基準値として設定されており、コンパレー
タlOには、UP/DOWNカウンタ6におけるカウン
ト値にして−1が左1ビット基準値として設定されてい
る。コンバレータ9には、UP/DOWNカウンタ6に
おけるカウント値にして±0が直進位置基準値として設
定されており、tlP/DOWNカウンタ6を介して入
力されるカウント値が±0のとき、コンバレータ9にお
ける出力レベルが「1」となるものとなっている。
また、UP/DOWNカウンタ6を介して入力されるカ
ウント値が+1のとき、コンバレータ8における出力レ
ベルがrlJとなり、UP/DOWNカウンタ6を介し
て入力されるカウント値が−1のとき、コンパレータ1
0における出力レベルが「1」となるものとなっている
。そして、コンバレータ8〜10の送出する「1」レベ
ルの信号が、アンドゲート11〜l3の一端に入力され
るものとなっており、アンドゲート11〜13の他端に
は、アンドゲー}14の出力が入力されるものとなって
いる。アンドゲート14の一端には、前述した通り、第
2図に示したフォトインクラブタ4を介して原点範囲検
出信号が入力されるものとなっているが、その他端には
走行距離に応じたパルス信号(距離信号)が入力される
ものとなっている。
一方、アンドゲート11〜13の出力は、同進カウンタ
17〜19に入力されるようになっており、このカウン
タl7〜19のオーバフロー信号(CARRY信号)が
、4人力オアゲート20の第1〜第3の入力端に入力さ
れるものとなっている。
そして、このオアゲート20の出力がオアゲート21を
介してUP/DOWNカウンタ6に入力されるものとな
っており、このオアゲート21を介する「l」レベルの
信号によりtlP/DOWNカウンタ6におけるカウン
ト値がリセットされ±0に戻されるものとなっている。
また、オアゲート20の送出する「1」レベルの出力は
、カウンタ17〜19へのリセット信号としても入力さ
れるものとなっており、オアゲート20の第4の入力端
に、コンバレータ22の送出する比較出力が入力される
ものとなっている。コンパレータ22は、端子103に
電源投入と同時に所定電圧が印加されることにより、そ
の比較出力を即座に「1」レベルとなし、コンデンサC
3への充電々位の上昇に基づき、所定時間遅れてその比
較出力をrOJレベルへ戻す。
また、このコンバレータ22の比較出力は、アンドゲー
ト23および24へも入力されるようになっており、ア
ンドゲート23の出力がオアゲート21の他端に入力さ
れるものとなっている。また、アンドゲート24の出力
は、フリソブフロソブ25のセント端子に人力され、フ
リップフロフプ25のQ出力がデコーダ26の「B」入
力端へ入力されるものとなっている。デコーダ26の「
C」およびrDJ入力端にはUP/DOWN切替回路5
を介してダウン信号およびアップ信号が入力されるもの
となっており、デコーダ26は、その人力端「DJ .
rcJ .rBJ ,rAJに、rO.J,rlJ,r
lJ .rljの信号が入力されたとき、その出力端子
26aのレベルを「1」となし、rlj . rOJ,
rlJ,rlJの信号が入力されたとき、その出力端子
26bのレベルを「1」となすものとなっている。そし
て、デコーダ26の出力端子26aより「1」レベルの
信号が送出されると、この信号がオアゲート28を介し
てUP/DOWNカウンタ6にロード信号として入力さ
れ、デコーダ26の出力端子状態に基づきエンコーダ2
9を介して、UP/DOWNカウンタ6におけるカウン
ト値が+1にセットされるものとなっている。また、デ
コーダ26の出力端子26bより「1」レベルの信号が
送出されると、この信号がオアゲート28を介してUP
/DOWNカウンタ6にロード信号として入力され、デ
コーダ26の出力端子状態に基づきエンコーダ29を介
して、UP/DOWNカウンタ6におけるカウントイ直
が−1にセ・冫トされるものとなっている。なお、オア
ゲート28より出力されるロード信号はワンショ・ノト
マルチバイブレーク(以下、単にワンショフトと呼ぶ)
30にも入力されるものとなっており、ワンショット3
0はこの入力されるロード信号の立ち下がりエッジで作
動し、このワンシゴ・ノト30によるワンショット信号
によりクリップフロップ25がリセントされるものとな
っている。
次に、このように構戒された装置の動作を説明する。す
なわち、今、自動車が直進走行を行っており、回転円板
1が真の直進操舵位置において、第2図に示した如き設
計上理想とする原点位置に部位するものとすると、端子
101を介して「1」レベルの原点範囲検出信号が入力
されている間、Ul’/DOWNカウンタ6におけるカ
ウント値は±0となっている期間が長くなる。すなわち
、UP/DOWNカウンタ6におけるカウント値は、デ
コーダ7に人力されると同時にコンパレータ8〜10に
も入力され、このコンバレータ8〜IOにおいて各基準
値と比較される。UP/DOWNカウンタ6におけるカ
ウント値が+1のときは、コンバレータ8が「l」レベ
ルの信号を送出し、UP/DOWNカウンタ6における
カウント値が−1のときは、コンバレータlOが「1」
レベルの信号を送出する。また、UP/DOWNカウン
タ6におけるカウント値が±Oのときはコンバレータ9
がrlJレベルの信号を送出する.そして、コンバレー
タ8〜10の送出する「1」レベルの信号に基づき、端
子101を介して「1」レベルの原点範囲検出信号が入
力されている間、アンドゲート14を通過する距離信号
が、アンドゲート11〜13を通過してカウンタ17〜
l9に入力される。すなわち、UP/DOWNカウンタ
6におけるカウント値が+1のときはカウンタ17にお
けるカウント値が積算されてアップし、UP/DOWN
カウンタ6におけるカウントイ直が−1のときはカウン
タl9におけるカウント値が積算されてアップする。ま
た、[JP/DOWNカウンタ6におけるカウント値が
±Oのときはカウンタ18におけるカウント値が積算さ
れてアップする。この場合、UP/DOWNカウンタ6
におけるカウント値を±0とした状態での走行距離の積
算値(積算距離)が一番早く所定の距離に到達するので
、カウンタ17〜19のうちカウンタ18が一番早くオ
ーバフローしてrlJレベルのCARRY信号を送出し
、このCARRY信号がオアゲート20および21を通
過してUP/DOWNカウンタ6に入力され、UP/D
OWNカウンタ6をリセソットしてそのカウント値を±
0とする。この場合、tlP/DOWNカウンタ6にお
けるカウント値は既に±Oであり、これによりtlP/
DOWNカウンタ6におけるカウント値は±0を維持し
続けることになる。
上述の動作は、自動車の直進走行時に、回転円板1が真
の直進操舵位置においてその設計上理想とする原点位置
に部位するものとして説明したが、その組付誤差により
回転円板1が設計上理想とする原点位置に対してずれて
いた場合等においては、本実施例の特徴とする補正動作
が以下のようにして速やかに行われ、支障なく外部機器
をハンドル操舵に連動させて制御でき得るものとなる。
すなわち、回転円板lが設計上理想とする原点位置にあ
る場合には、第3図に示したZl(d)点から22 {
b)点までの範囲をスリソト1bにおける原点ゾーンと
したとき、この原点ゾーンを分割するC点からa点まで
の領域(以下、この領域を第1のサブゾーンと呼ぶ)内
で、UP/DOWNカウンタ6におけるカウント値が±
0となる積算距離が一番早く所定の距離に到達する。し
かし、その組付誤差により回転円板1が設計上理想とす
る原点位置に対してずれていた場合等にあっては、tl
P/DOWNカウンタ6におけるカウント値が+1ある
いは−1となる積算距離が長くなるようになる。
すなわち、原点ゾーンを分割するa点からb点までの領
域(以下、この領域を第2のサブゾーンと呼ぶ)内ある
いはC点からd点までの領域(以下、この領域を第3の
サブゾーンと呼ぶ)内で、UP/DOWNカウンタ6に
おけるカウント値が+1あるいは−1となる積算距離が
長くなるようになる。
第2のサブゾーン内でUP/DOWNカウンタ6におけ
るカウント値が+1となる積算距離が長くなると、カウ
ンタ17〜19のうちカウンタ17が一番早くオーバフ
ローし、IIP/DOWNカウンタ6をリセットしてそ
のカウント値を±0とする。すなわち、第2のサブゾー
ンを原点位置と素早く判定して、UP/DOWNカウン
タ6におけるカウント値の補正が行われるようになる。
また、第3のサブゾーン内でUP/DOWNカウンタ6
におけるカウント値が−1となる積算距離が長くなると
、カウンタl7〜l9のうちカウンタ19が一番早くオ
ーバフローし、IIP/DOWNカウンタ6をリセソソ
トしてそのカウント値を±Oとする。
すなわち、第3のサブゾーンを原点位置と素早く判定し
て、tlP/DOWNカウンタ6におけるカウント値の
補正が行われるようになる。
なお、この装置への電源の投入直後においては、コンバ
レータ22の送出する比較出力が所定時間m続して「1
」レベルとなるので、端子101を介して「1」レベル
の原点範囲検出信号が入力されている場合に電源が投入
されると、コンバレータ22の送出する「1」レベルの
比較出力がアンドゲート23を通過し、オアゲート21
を介してIJP/DOWNカウンタ6におけるカウント
値を強制的に±0となし、これにより電源投入直後に検
出されていたサブゾーンが、初期の原点位置として設定
されるようになる。
また、端子101を介して「1」レベルの原点範囲検出
信号が入力されていない場合に電源が投入されると、イ
ンバータ27を介して「1」レベルの信号がアンドゲー
ト24に入力され、このアンドゲート24を通過するコ
ンパレータ22の送出する「1」レベルの比較出力によ
って、フリップフロソプ25がセント状態となる。これ
により、デコーダ26のrBJ入力端へフリソプフロソ
ブ25のrlJレベルのQ出力が設定されるようになる
。そして、その後のハンドル操舵により、端子101を
介してrlJレベルの原点範囲検出信号が入力されるよ
うになると、この「1」レベルの原点範囲検出信号がデ
コーダ26のrAJ入ノJ端に設定されるようになる。
今、右操舵に伴う回転円板1の右回転により「1」レベ
ルの原点範囲検出信号が発生したものとすると、この右
操舵に伴うUP/DOWN切替回路5からの「1」レベ
ルのアップ信号のデコーダ26の「D」入力端への設定
により、この時点でデコーダ26の出力端子26bのレ
ベルが「1」レベルとなり、UP/DOWNカウンタ6
におけるカウント値が−1に設定され、三つのサブゾー
ンのうち第3のサブゾーンが初期の原点位置として設定
される。また、左操舵に伴う回転円板lの左回転により
「1」レベルの原点範囲検出信号が発生したものとする
と、この左操舵に伴うUP/DOWN切替回路5からの
「1」レベルのダウン信号のデコーダ26の「C」入力
端への設定により、この時点でデコーダ26の出力端子
26aのレベルが「1」レベルとなり、UP/DOWN
カウンタ6におけるカウント値が+1に設定され、三つ
のサブゾーンのうち第2のサブゾーンが初期の原点位置
として設定される。
なお、本実施例においては、原点ゾーンを複数のサブゾ
ーンに分割する際、操舵角センサの最小分解能で分割す
るものとしたが、これらのサブゾーンの設定は必ずしも
操舵角センサの最小分解能である必要はなく、この最小
分解能の整数倍としても良い。また、サブゾーンの設定
を最小分解能の整数倍とした場合、各サブゾーンは互い
にオーバラフプする部分を持たせても良い。
さらに、本実施例においては、スリット1bの角度幅α
をスリット1aの3角度ピッチよりやや広めに設定する
ものとしたが、少なくともスリット1aの2角度ピッチ
よりも広い角度幅とすればよく、このようにすることに
よって操舵角センサの検出する操舵角度位置に基づき、
原点ゾーンを複数のサブゾーンに分割することができ、
その幅を拡大した原点ゾーン内での原点位置の正確な判
定が可能となる。なお、本実施例の基本を示す例として
、本出願人による特願昭60−298018号(回転体
のセンタ位置判定方法)があるが、この方法の場合、原
点位置検出用のスリットの角度幅が狭いため、本実施例
の目的を達し得ない。
また、本実施例においては、車輌における操舵中立位置
の判定を例にとって説明したが、車輌のみに限定される
ものではなく、外部操作に連動して回転する種々の回転
体の原点位置の判定に適用して好適であり、この判定し
た原点位置を基準にして各種の制御を行うことができ、
その利用価値は極めて高い。また、上記実施例において
は、回転体の原点位置判定装置を具体的な回路で構威し
たが、マイクロコンピュータ等を利用してソフト的な技
術によって実現することも可能であることは言うまでも
ない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明による回転体の原点位置判定
装置によると、その外周縁面に所定角度ピッチで設けら
れたスリソトヅーンとこのスリットゾーンの2角度ピッ
チよりも広い角度幅で設けられた原点ゾーンとを有し外
部操作に連動して時計および反時計方向へ回転する回転
体と、この回転体のスリットゾーンの通過に基づき該回
転体の回転角度位置を検出する回転位置検出手段と、こ
の回転体の原点ゾーンの通過に基づき該回転体の原点範
囲を検出する原点範囲検出手段と、この原点範囲検出手
段により原点範囲が検出されている間、前記回転位置検
出手段の検出する回転角度位置に基づき前記原点ゾーン
を複数のサブゾーンに分割し、この分割したサブゾーン
の各々の原点範囲の検出に貢献した走行距離を積算し、
この積算距離が一番早く所定の距離に到達したサブゾー
ンを原点位置と判定する原点位置判定手段とを備えたの
で、原点ゾーン中、原点範囲の検出に貢献した積算距離
が一番早く所定の距離に到達したサブゾーンを原点位置
と定めることができ、例えばこの回転体を車輌のハンド
ル操作に連動させて回転させた場合、簡単な回路構戒で
その操舵中立位置を正確且つ素早く判定することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る回転体の原点位置判定装置の一実
施例を示すブロック構戒図、第2図はこの装置に用いる
操舵角センサを示す概略構成図、第3図はこの操舵角セ
ンサの出力波形図である。 1・・・回転円板、1a・・・スリット、1b・・・ス
リット、2.,3.4・・・フォトインクラプタ、5・
・・UP/DOI.IN切替回路、6・・・UP/DO
畦カウンタ、8〜10・・・コンバレータ、17〜l9
・・・カウンタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. その外周縁面に所定角度ピッチで設けられたスリットゾ
    ーンとこのスリットゾーンの2角度ピッチよりも広い角
    度幅で設けられた原点ゾーンとを有し外部操作に連動し
    て時計および反時計方向へ回転する回転体と、この回転
    体のスリットゾーンの通過に基づき該回転体の回転角度
    位置を検出する回転位置検出手段と、この回転体の原点
    ゾーンの通過に基づき該回転体の原点範囲を検出する原
    点範囲検出手段と、この原点範囲検出手段により原点範
    囲が検出されている間、前記回転位置検出手段の検出す
    る回転角度位置に基づき前記原点ゾーンを複数のサブゾ
    ーンに分割し、この分割したサブゾーンの各々の原点範
    囲の検出に貢献した走行距離を積算し、この積算距離が
    一番早く所定の距離に到達したサブゾーンを原点位置と
    判定する原点位置判定手段とを備えてなる回転体の原点
    位置判定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005037302A (ja) * 2003-07-17 2005-02-10 Yazaki Corp 相対舵角センサ
JP2009132336A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Sumitomonacco Materials Handling Co Ltd フォークリフト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005037302A (ja) * 2003-07-17 2005-02-10 Yazaki Corp 相対舵角センサ
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