JPH03197138A - 成形体 - Google Patents
成形体Info
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- JPH03197138A JPH03197138A JP34326489A JP34326489A JPH03197138A JP H03197138 A JPH03197138 A JP H03197138A JP 34326489 A JP34326489 A JP 34326489A JP 34326489 A JP34326489 A JP 34326489A JP H03197138 A JPH03197138 A JP H03197138A
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- Japan
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- ethylene
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- resin
- thermoplastic resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A、産 の1
本発明は、長期運転時タテスジなどによる外見不良、性
能低下あるいは共押出し成形時の偏肉などが無く、しか
もガスバリアー性に優れた、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体(以下EVC!(と記す)組成物を含む成形
体および該組成物層を少なくとも1層有する多層構造体
に関する。
能低下あるいは共押出し成形時の偏肉などが無く、しか
もガスバリアー性に優れた、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体(以下EVC!(と記す)組成物を含む成形
体および該組成物層を少なくとも1層有する多層構造体
に関する。
B、従来の技W
EVOHは、今日、食品等の包装用フィルム、特に酸素
、臭気、フレイバー等に対するバリアー性が必要な食品
、保香性を必要とする他の製品などに対する使用を目的
とする分野において、有効性が認められている。そして
、EVOHはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリエステル、ポリアミド、塩化ビニル等の熱可
塑性樹脂層と、アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共
重合体などで代表される各種接着性樹脂層とを積層して
なる多層横道体の形で用いられる。
、臭気、フレイバー等に対するバリアー性が必要な食品
、保香性を必要とする他の製品などに対する使用を目的
とする分野において、有効性が認められている。そして
、EVOHはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリエステル、ポリアミド、塩化ビニル等の熱可
塑性樹脂層と、アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共
重合体などで代表される各種接着性樹脂層とを積層して
なる多層横道体の形で用いられる。
ところで、EVOHを溶融押出し成形あるいは射出成形
する場合、樹脂流路内の滞留部分で長期間加熱されたE
VOHがゲル化し、樹脂の押出し方向(MD力方向の特
定の場所にタテスジが生じたり、共押出し多層成形にお
いて、EVOH層の偏肉による厚みムラなどの異常が生
じやすい。また、円柱状のダイを使用するパイプ成形、
インフレ成形あるいは共射出成形などにおいて、ダイス
内流路の形状によるスパイラルフローマークあるいはウ
ェルドラインなどのタテスジも上記同様、外観上および
性能上問題である。特に、該多層構造体を熱成形、延伸
成形あるいはストレッチブロー成形などの二次成形を行
った場合、該タテスジがより顕在化し製品の外観を損な
うだけでなく、局部的なガスバリアー性の悪化による性
能の低下が認められることがあり、大きな問題である。
する場合、樹脂流路内の滞留部分で長期間加熱されたE
VOHがゲル化し、樹脂の押出し方向(MD力方向の特
定の場所にタテスジが生じたり、共押出し多層成形にお
いて、EVOH層の偏肉による厚みムラなどの異常が生
じやすい。また、円柱状のダイを使用するパイプ成形、
インフレ成形あるいは共射出成形などにおいて、ダイス
内流路の形状によるスパイラルフローマークあるいはウ
ェルドラインなどのタテスジも上記同様、外観上および
性能上問題である。特に、該多層構造体を熱成形、延伸
成形あるいはストレッチブロー成形などの二次成形を行
った場合、該タテスジがより顕在化し製品の外観を損な
うだけでなく、局部的なガスバリアー性の悪化による性
能の低下が認められることがあり、大きな問題である。
ところで、該タテスジは経時的に増加する傾向があり、
製品の外観および性能を確保するために運転中しばしば
他の樹脂でパージングしたり、場合によっては装置の分
解掃除が必要となり生産性および原料ロスの面からも改
善が望まれる所である。
製品の外観および性能を確保するために運転中しばしば
他の樹脂でパージングしたり、場合によっては装置の分
解掃除が必要となり生産性および原料ロスの面からも改
善が望まれる所である。
これらの問題点を解決するために、EVOH樹脂流路の
滞留部分を無くす各種方法が取られてはいるが、金属面
に付着しゃすいEVOHは長期運転を行なっていると微
少なゲルの付着および増加により、タテスジが増加する
。またE V OH樹脂の熱安定性を改善し、ゲル化し
ない様、EVOH用各種添加剤の開発も行われてはいる
が、いまだ十分な効果を発揮するものが見出だされてい
ないのが現状である。現在、唯一採用されている方法と
しては、前記したように各種パージング剤で流路内の付
着物を除去する方法であるが、パージング剤の除去に多
大の原料ロスがともなう。
滞留部分を無くす各種方法が取られてはいるが、金属面
に付着しゃすいEVOHは長期運転を行なっていると微
少なゲルの付着および増加により、タテスジが増加する
。またE V OH樹脂の熱安定性を改善し、ゲル化し
ない様、EVOH用各種添加剤の開発も行われてはいる
が、いまだ十分な効果を発揮するものが見出だされてい
ないのが現状である。現在、唯一採用されている方法と
しては、前記したように各種パージング剤で流路内の付
着物を除去する方法であるが、パージング剤の除去に多
大の原料ロスがともなう。
それ故、長期運転時タテスジあるいは偏肉による外観不
良および性能低下の無いEVOHの開発が重要な課題で
ある。
良および性能低下の無いEVOHの開発が重要な課題で
ある。
C1が解決しようとする課題
本発明は、EVOHの優れたガスバリアー性をそこなう
ことなく、かつ溶融成形時、特に長期運転時あるいは運
転停止再立上げ時、樹脂の流れ方向にタテスジ、偏肉な
どのない外見良好なEVOH組成物を用いた成形体およ
び多層構成体を提供するものである。
ことなく、かつ溶融成形時、特に長期運転時あるいは運
転停止再立上げ時、樹脂の流れ方向にタテスジ、偏肉な
どのない外見良好なEVOH組成物を用いた成形体およ
び多層構成体を提供するものである。
08課題を 決するための
本発明者らは、EVOH樹脂を含む多層共押出しフィル
ム成形機をもちい、種々のEVOHで、長期運転あるい
は運転停止再立上げによる樹脂、フィルムの流れ方向(
MD力方向のタテスジ、偏肉などの外観不良、ガスバリ
アー性の局部的悪化などの性能不良の状況を調査した。
ム成形機をもちい、種々のEVOHで、長期運転あるい
は運転停止再立上げによる樹脂、フィルムの流れ方向(
MD力方向のタテスジ、偏肉などの外観不良、ガスバリ
アー性の局部的悪化などの性能不良の状況を調査した。
その結果、EVOHに熱可塑性樹脂をブレンドしたEV
OH組成物は時としてタテスジが減少したり偏肉が解消
したりする場合があったが、通常タテスジは減少するが
偏肉が増加したり、あるいはフィルムの透明性が悪化す
る場合がほとんどであった。そこで、本発明者らは鋭意
検討した結果、EVOH樹脂(A)に下式(1)〜(I
V)を満足し、かつ(V)および/または(VI)を満
足する熱可塑性樹脂(B)をブレンドしたEVOH組成
物(C)を用いた場合、驚くべき事にタテスジが減少す
るだけでなく偏肉も解消することが判明した。
OH組成物は時としてタテスジが減少したり偏肉が解消
したりする場合があったが、通常タテスジは減少するが
偏肉が増加したり、あるいはフィルムの透明性が悪化す
る場合がほとんどであった。そこで、本発明者らは鋭意
検討した結果、EVOH樹脂(A)に下式(1)〜(I
V)を満足し、かつ(V)および/または(VI)を満
足する熱可塑性樹脂(B)をブレンドしたEVOH組成
物(C)を用いた場合、驚くべき事にタテスジが減少す
るだけでなく偏肉も解消することが判明した。
DI(A)/D I (C)≦0.9 (
+)0.1≦D 2 (A)/ D 2 (C)≦10
(n)o、i≦MIO(A)/M I 0(
B)≦50 (IIl)0.016M I 0(C
)/M I I (C)≦100 (IV)10≦ナ
トリウム(C)≦500(v)50≦ シ リ コ
ン (C)≦ 5000
(VI )但し、D I (A)、D I (C
)とは樹脂(A)、(C)を240℃、IIφX10m
+oLノズル、せん断速度1Osec、 −’で押出し
た場合のノズル吐出直後(5ma+下)の溶融樹脂径(
■φ) D 2 (A)、D 2 (C)とは樹脂(A)、(C
)を240℃、1mmφxloILノズル、せん断速度
100sec、−’で押出した場合のノズル吐出直後(
5mm下)の溶融樹脂径(■φ) M 10 (A)、M I 0(B)、M I 0(C
)とは樹脂(A)、(B)、(C)の240℃、216
0g荷重下でのメルトインデックス値 M I 1 (C)とは樹脂(C)を窒素雰囲気下23
0℃、4時間加熱した樹脂の240℃、2160gでの
メルトインデックス値 ナトリウム(C)とは組成物(C)中のナトリウム(N
a)原子含有量(ppm) シリコン(C)とは組成物(C)中のシリコン(Si)
原子含有量(ppm) 本発明において:よ、上記(1)〜(IV)を満足し、
かつ(V)および/または(VI)を満足する事によっ
て、EVOH組成物層の厚みムラが(R/X)x100
≦50、とくに(R/ X )X 100≦30(但し
、Xとは溶融成形方向と直角方向(TD方向)のEVO
H組成物(C)層の厚み(Hn、n;10)の平均値、
Rとは(X−Hn)の平均値を示す。)ここでn−10
とは、平膜の場合、溶融成形方向と直角方向のEVOH
組成物(C)層を11等分し、両端を除< 10i!を
所をいい、また円筒状膜の場合は、EVOH組成物(C
)層を10等分した10箇所をいう。
+)0.1≦D 2 (A)/ D 2 (C)≦10
(n)o、i≦MIO(A)/M I 0(
B)≦50 (IIl)0.016M I 0(C
)/M I I (C)≦100 (IV)10≦ナ
トリウム(C)≦500(v)50≦ シ リ コ
ン (C)≦ 5000
(VI )但し、D I (A)、D I (C
)とは樹脂(A)、(C)を240℃、IIφX10m
+oLノズル、せん断速度1Osec、 −’で押出し
た場合のノズル吐出直後(5ma+下)の溶融樹脂径(
■φ) D 2 (A)、D 2 (C)とは樹脂(A)、(C
)を240℃、1mmφxloILノズル、せん断速度
100sec、−’で押出した場合のノズル吐出直後(
5mm下)の溶融樹脂径(■φ) M 10 (A)、M I 0(B)、M I 0(C
)とは樹脂(A)、(B)、(C)の240℃、216
0g荷重下でのメルトインデックス値 M I 1 (C)とは樹脂(C)を窒素雰囲気下23
0℃、4時間加熱した樹脂の240℃、2160gでの
メルトインデックス値 ナトリウム(C)とは組成物(C)中のナトリウム(N
a)原子含有量(ppm) シリコン(C)とは組成物(C)中のシリコン(Si)
原子含有量(ppm) 本発明において:よ、上記(1)〜(IV)を満足し、
かつ(V)および/または(VI)を満足する事によっ
て、EVOH組成物層の厚みムラが(R/X)x100
≦50、とくに(R/ X )X 100≦30(但し
、Xとは溶融成形方向と直角方向(TD方向)のEVO
H組成物(C)層の厚み(Hn、n;10)の平均値、
Rとは(X−Hn)の平均値を示す。)ここでn−10
とは、平膜の場合、溶融成形方向と直角方向のEVOH
組成物(C)層を11等分し、両端を除< 10i!を
所をいい、また円筒状膜の場合は、EVOH組成物(C
)層を10等分した10箇所をいう。
を満足するしのとなり、タテスジの少ない、偏肉の少な
いものとなる。
いものとなる。
さらに、本発明者らは鋭意検討した結果、熱可塑性樹脂
(B)として、エチレン含有量、けん化度あるいはメル
トインデックス(Mりのうち少なくとも一つはE V
OH(A)とは異なるエチレン−ビニルアルコール共重
合体を使用するとき、組成物(C)の透明性を改良する
ことを見出した。
(B)として、エチレン含有量、けん化度あるいはメル
トインデックス(Mりのうち少なくとも一つはE V
OH(A)とは異なるエチレン−ビニルアルコール共重
合体を使用するとき、組成物(C)の透明性を改良する
ことを見出した。
このように、良好な製品が得られる原因については、定
かではないが、EVOH樹脂流路に付着したゲルの付近
を流れるEVOH樹脂は、付加物によって流れが乱され
タテスジとして発現し製品不良の原因となる。ところが
、該EVOH組成物(C)は、スェル比が大きいためか
、流れの乱れを素早く修復しタテスジが発現しにくくな
ったものと推定される。しかしながらスェル比が大きい
樹脂は、共押出し成形時EVOH層の偏肉が生じやすい
傾向にあるが、EVOHを用いた該組成物は、予想に反
し、タテスジと偏肉両者を改善することはまさに驚くべ
きことである。
かではないが、EVOH樹脂流路に付着したゲルの付近
を流れるEVOH樹脂は、付加物によって流れが乱され
タテスジとして発現し製品不良の原因となる。ところが
、該EVOH組成物(C)は、スェル比が大きいためか
、流れの乱れを素早く修復しタテスジが発現しにくくな
ったものと推定される。しかしながらスェル比が大きい
樹脂は、共押出し成形時EVOH層の偏肉が生じやすい
傾向にあるが、EVOHを用いた該組成物は、予想に反
し、タテスジと偏肉両者を改善することはまさに驚くべ
きことである。
以下本発明をさらに詳しく説明する。
本発明において、EVOHとはエチレン−酢酸ビニル共
重合体けん化物であり、エチレン含有量20〜60モル
%、好適には25〜50モル%、酢酸ビニル成分のけん
化度90%以上、好適には95%以上のものが使用でき
る。エチレン含有量20モル%未満では溶融成形性が悪
く、一方60モル%をこえると、ガスバリアー性が不足
する。まf二、けん化度が90%未満ては、ガスバリア
ー性および熱安定性か悪くなる。また、該EVOHには
本発明の目的か阻害されない範囲で、他の共単量体[例
えば、プロピレン、ブチレン、不飽和カルボン酸又はそ
のエステル((メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸
エステル(メチル、エチル)などン、ビニル7ラン化合
物(ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキンシ
ランなど)、ビニルピロリドン(N−ビニルピロリドン
など)を共重合体することも出来るし、さらに可塑剤、
熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、フィラ
ー、他の樹脂(ポリアミド、部分けん化エチレンー酢酸
ビニル共重合体など)をブレンドすることも本発明の目
的が阻害されない範囲で自由である。また、本発明に用
いるEVOHの好適なメルトインデックス(Mr)(1
90℃、2160g荷重下)ハ0.1〜50g/10m
1n、、最適には0.5〜20g/ 10m1n、であ
る。
重合体けん化物であり、エチレン含有量20〜60モル
%、好適には25〜50モル%、酢酸ビニル成分のけん
化度90%以上、好適には95%以上のものが使用でき
る。エチレン含有量20モル%未満では溶融成形性が悪
く、一方60モル%をこえると、ガスバリアー性が不足
する。まf二、けん化度が90%未満ては、ガスバリア
ー性および熱安定性か悪くなる。また、該EVOHには
本発明の目的か阻害されない範囲で、他の共単量体[例
えば、プロピレン、ブチレン、不飽和カルボン酸又はそ
のエステル((メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸
エステル(メチル、エチル)などン、ビニル7ラン化合
物(ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキンシ
ランなど)、ビニルピロリドン(N−ビニルピロリドン
など)を共重合体することも出来るし、さらに可塑剤、
熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、フィラ
ー、他の樹脂(ポリアミド、部分けん化エチレンー酢酸
ビニル共重合体など)をブレンドすることも本発明の目
的が阻害されない範囲で自由である。また、本発明に用
いるEVOHの好適なメルトインデックス(Mr)(1
90℃、2160g荷重下)ハ0.1〜50g/10m
1n、、最適には0.5〜20g/ 10m1n、であ
る。
本発明において、熱可塑性樹脂(B)としては前記した
(1)〜(IV)および(V)および/または(VI)
を満足し、かつE V OH(A)とはエチレン含有量
、けん化度およびメルトインデックス(Ml)の少なく
とも一つは異なるE V OH(B)が最良であるので
、まずこの点について述べる。EVOH(A)とE V
OH(B)とのエチレン含有量、けん化度およびMl
の差としては、まずエチレン含有量に関しては5〜60
モル%が好適であり、lすん化度に関しては1〜20%
、またMlに関しては1〜20g/ t。
(1)〜(IV)および(V)および/または(VI)
を満足し、かつE V OH(A)とはエチレン含有量
、けん化度およびメルトインデックス(Ml)の少なく
とも一つは異なるE V OH(B)が最良であるので
、まずこの点について述べる。EVOH(A)とE V
OH(B)とのエチレン含有量、けん化度およびMl
の差としては、まずエチレン含有量に関しては5〜60
モル%が好適であり、lすん化度に関しては1〜20%
、またMlに関しては1〜20g/ t。
分が好適である。なかでも、エチレン含有量とMlが大
きく影響し可能な限り差の大きな物を選ぶことが望まし
い。しかしながら、とくに両者の差が大きくなると、透
明性、とくにE V OH暦を最外層にした場合の光沢
性などの悪化が顕在化する場合がある。そこで、該問題
点を解決するために、式(V)あるいは式(VI)を、
より好適には式(V)および式(VI)の両者を満足す
ることが重要である。
きく影響し可能な限り差の大きな物を選ぶことが望まし
い。しかしながら、とくに両者の差が大きくなると、透
明性、とくにE V OH暦を最外層にした場合の光沢
性などの悪化が顕在化する場合がある。そこで、該問題
点を解決するために、式(V)あるいは式(VI)を、
より好適には式(V)および式(VI)の両者を満足す
ることが重要である。
Na原子含有量としては、組成物(C)に対して10〜
500ppm、より好適には40〜300ppmである
。xoppm未満では該改善効果が少なく、一方500
ppmをこえると、着色、ゲルの発生など異常が発現し
やすい。
500ppm、より好適には40〜300ppmである
。xoppm未満では該改善効果が少なく、一方500
ppmをこえると、着色、ゲルの発生など異常が発現し
やすい。
Naはナトリウム化合物として組成物(C)中に存在す
るが、ナトリウム化合物としては、酢酸ナトリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム
、リン酸水素ナトリウム、ホウ酸ナトリウムなどが好適
にもちいられる。Si原子含有量としては、組成物(C
)に対して50〜5000ppm。
るが、ナトリウム化合物としては、酢酸ナトリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リン酸ナトリウム
、リン酸水素ナトリウム、ホウ酸ナトリウムなどが好適
にもちいられる。Si原子含有量としては、組成物(C
)に対して50〜5000ppm。
より好適には100〜3000ppmである。10pp
m未満では該改善効果が少なく、一方5000ppmを
こえるとゲルの発生など異常が発現しやすい。Si化合
物としては、共重合成分としてのビニルシラン系化合物
が有効であり、たとえばビニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリニドキシンランなどが好適にもちいられる。こ
れらNa原子、Si原子はそれぞれ単独に含有しても効
果を発揮するが、その場合はそれぞれの含有量を高くす
る必要があるため、着色、ゲルの発生などの恐れがある
。したがってより好適にはNa原子およびSi原子の両
者を含有することである。Na原子、Si原子は(A)
、(B)のいずれかに含有してらよいし、ま?=(A)
と(B)の両者に含有してもよい。
m未満では該改善効果が少なく、一方5000ppmを
こえるとゲルの発生など異常が発現しやすい。Si化合
物としては、共重合成分としてのビニルシラン系化合物
が有効であり、たとえばビニルトリメトキシシラン、ビ
ニルトリニドキシンランなどが好適にもちいられる。こ
れらNa原子、Si原子はそれぞれ単独に含有しても効
果を発揮するが、その場合はそれぞれの含有量を高くす
る必要があるため、着色、ゲルの発生などの恐れがある
。したがってより好適にはNa原子およびSi原子の両
者を含有することである。Na原子、Si原子は(A)
、(B)のいずれかに含有してらよいし、ま?=(A)
と(B)の両者に含有してもよい。
さらに本発明において、熱可塑性樹脂(B)としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物、エ
チレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタ
クリル酸エステル共重合体、ポリスチレン−ポリオレフ
ィンブロック共重合体などをカルボキシル変性(代表的
には無水マレイン酸変性)しkもの、あるいはアイオノ
マーなどがあげられる。また熱可塑性樹脂(B)として
は、ビニルシラン系化合物あるいはエチレンオキサイド
系化合物を共重合成分として含有する、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体なども
あげられる。
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物、エ
チレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタ
クリル酸エステル共重合体、ポリスチレン−ポリオレフ
ィンブロック共重合体などをカルボキシル変性(代表的
には無水マレイン酸変性)しkもの、あるいはアイオノ
マーなどがあげられる。また熱可塑性樹脂(B)として
は、ビニルシラン系化合物あるいはエチレンオキサイド
系化合物を共重合成分として含有する、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体なども
あげられる。
前記式(+)〜(■)および(V)〜(VI)の好適な
範囲は次のとおりである。
範囲は次のとおりである。
D I (A)/D I (C)≦o、g
(1’)0.1≦D 2 (A)/ D 2 (C
)≦5 (II’)0.1≦M r 0(A
)/M I 0(B)≦20 (III’)05≦
M I 0(C)/M ■1(C)≦50 (IV
’)40≦Na(C)≦ 300
(V’)100≦5i(C)≦3000
(VI’)次に、本発明において、EVOH(A
)と熱可塑性樹脂(B)とのブレンド比率(重量比率)
に関しては、E V OH(A)/熱可塑性樹脂(B)
が30/ 70〜97/3、より好適には、40/60
〜9515である。EV OH(A)が30重量%未膚
の場合には、ガスバリアー性が十分ですく、一方97重
量%をこえる場合には改善効果が十分でないため好まし
くない。また、該EVOH組成物中に可塑剤、熱安定剤
、無機粉末、染顔料、紫外線吸収剤などを本発明の効果
が阻害されない範囲内で添加することは自由である。
(1’)0.1≦D 2 (A)/ D 2 (C
)≦5 (II’)0.1≦M r 0(A
)/M I 0(B)≦20 (III’)05≦
M I 0(C)/M ■1(C)≦50 (IV
’)40≦Na(C)≦ 300
(V’)100≦5i(C)≦3000
(VI’)次に、本発明において、EVOH(A
)と熱可塑性樹脂(B)とのブレンド比率(重量比率)
に関しては、E V OH(A)/熱可塑性樹脂(B)
が30/ 70〜97/3、より好適には、40/60
〜9515である。EV OH(A)が30重量%未膚
の場合には、ガスバリアー性が十分ですく、一方97重
量%をこえる場合には改善効果が十分でないため好まし
くない。また、該EVOH組成物中に可塑剤、熱安定剤
、無機粉末、染顔料、紫外線吸収剤などを本発明の効果
が阻害されない範囲内で添加することは自由である。
ところで、DI(A)/D1(C)が0.9をこえる場
合、D 2 (A)/ D 2 (C)が10をこえる
場合、タテスジに対する改善効果が十分でなく、D 2
(A)/D2(C)か0.1未満の場合偏肉が生じゃ
すい。MIO(A)/M I 0(B)0.05未満の
場合樹脂(A)と(B)との分散性が悪くフィルム全面
にタテスジが生じる。
合、D 2 (A)/ D 2 (C)が10をこえる
場合、タテスジに対する改善効果が十分でなく、D 2
(A)/D2(C)か0.1未満の場合偏肉が生じゃ
すい。MIO(A)/M I 0(B)0.05未満の
場合樹脂(A)と(B)との分散性が悪くフィルム全面
にタテスジが生じる。
一方、50をこえる場合には偏肉か生じゃすい。Ml
0 (C)/M I I (C)が0.1未満の場合に
はフィルムの着色、発泡による穴あきがしょうじる。ま
た、100をこえる場合には、タテスジに対する改善効
果が十分でなく、またゲルなどが多発し外観が不良とな
りやすい。
0 (C)/M I I (C)が0.1未満の場合に
はフィルムの着色、発泡による穴あきがしょうじる。ま
た、100をこえる場合には、タテスジに対する改善効
果が十分でなく、またゲルなどが多発し外観が不良とな
りやすい。
また、ガスバリアー性の関係で樹脂(B)のブレンドを
出来るだけ少なくしたいと言う要求かある場合は、式(
1)〜(IV)、とくに式(1)、(II)を満足する
組合わせを得ることは困難な場合が多い。
出来るだけ少なくしたいと言う要求かある場合は、式(
1)〜(IV)、とくに式(1)、(II)を満足する
組合わせを得ることは困難な場合が多い。
しかしながら、前記した熱可塑性樹脂(B)を用いた場
合には、式(1)〜(IV)、とくに式(1)および(
II)を満足する樹脂(A)と(B)の組成物CC’)
がえられやすく、さらに(A)と(B)の混合比率、溶
融粘性(Ml)の範囲が大巾に拡大するだけでなく、透
明性の悪化か非常に少ないE vOH組成物(C)かえ
られる。理由は定かではないが、樹脂(B)に含まれる
カルボキシル基、シラン基、エチレンオキサイド基など
の官能基が、EvOHに含まれろ、水酸基、カルボキシ
ル基などと、局部的に相互作用しあい、透明性に大きく
関与する分散性を向上させたり、式(1)、(II)に
大きく関与する樹脂の粘弾性特性、とくに、弾性特性を
大きく改善させ、厚みムラの非常に少ない良好なフィル
ムが得られるものと推定される。従って、樹脂(B)に
含まれる該官能基は樹脂(B)に対し0.0001〜0
.1重量%、含有するのが好適であり、最適には0.0
01〜0.08重量%である。0.0001重量%未満
では、改善効果が十分でなく、0.1重量%以上ではゲ
ル化するなど、良好な成形物が得られない場合がある。
合には、式(1)〜(IV)、とくに式(1)および(
II)を満足する樹脂(A)と(B)の組成物CC’)
がえられやすく、さらに(A)と(B)の混合比率、溶
融粘性(Ml)の範囲が大巾に拡大するだけでなく、透
明性の悪化か非常に少ないE vOH組成物(C)かえ
られる。理由は定かではないが、樹脂(B)に含まれる
カルボキシル基、シラン基、エチレンオキサイド基など
の官能基が、EvOHに含まれろ、水酸基、カルボキシ
ル基などと、局部的に相互作用しあい、透明性に大きく
関与する分散性を向上させたり、式(1)、(II)に
大きく関与する樹脂の粘弾性特性、とくに、弾性特性を
大きく改善させ、厚みムラの非常に少ない良好なフィル
ムが得られるものと推定される。従って、樹脂(B)に
含まれる該官能基は樹脂(B)に対し0.0001〜0
.1重量%、含有するのが好適であり、最適には0.0
01〜0.08重量%である。0.0001重量%未満
では、改善効果が十分でなく、0.1重量%以上ではゲ
ル化するなど、良好な成形物が得られない場合がある。
E V OH(A)と熱可塑性樹脂(B)とをブレンド
する方法に関しては、特に限定されるものではないが、
E V OH(A)と熱可塑性樹脂CB)とをトライブ
レンドしてそのまま使用する、あるいはより好適にはバ
ンバリーミキサ−1単軸又は二軸スクリュー押出し機な
どでペレット化、乾燥する方法等がある。ブレンドが不
均一てあったり、またブレンドペレット化操作時にゲル
、ブツの発生、混入があると加熱延伸成形時EVOH組
成物層の破れ、クラック、ムラが発生する可能性が大き
い。従って、ブレンドベレット化操作時混練度の高い押
出様を使用し、ホッパー口をN、シールし、低温で押出
しする事が望ましい。また、ブレンド、ペレット化する
際、他の添加剤(可塑剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、着色剤、フィラー、他の樹脂など)を本発明
の目的が阻害されない範囲で使用する事は自由である。
する方法に関しては、特に限定されるものではないが、
E V OH(A)と熱可塑性樹脂CB)とをトライブ
レンドしてそのまま使用する、あるいはより好適にはバ
ンバリーミキサ−1単軸又は二軸スクリュー押出し機な
どでペレット化、乾燥する方法等がある。ブレンドが不
均一てあったり、またブレンドペレット化操作時にゲル
、ブツの発生、混入があると加熱延伸成形時EVOH組
成物層の破れ、クラック、ムラが発生する可能性が大き
い。従って、ブレンドベレット化操作時混練度の高い押
出様を使用し、ホッパー口をN、シールし、低温で押出
しする事が望ましい。また、ブレンド、ペレット化する
際、他の添加剤(可塑剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸
化防止剤、着色剤、フィラー、他の樹脂など)を本発明
の目的が阻害されない範囲で使用する事は自由である。
特に、ゲル発生防止対策として、ハイドロタルサイト系
化合物、ヒンダードフェノール系、ヒンダードアミン系
熱安定剤を0.01−1重量%添加する事は好適である
。
化合物、ヒンダードフェノール系、ヒンダードアミン系
熱安定剤を0.01−1重量%添加する事は好適である
。
本発明のEVOH組成物(C)は(C)単独(単層また
は複層)成形体として使用しうるが、該組成物(C)層
を少なくとも一層含み、他の熱可塑性樹脂を積層した多
層構造体として使用する事の方が、より好ましい効果を
奏する。
は複層)成形体として使用しうるが、該組成物(C)層
を少なくとも一層含み、他の熱可塑性樹脂を積層した多
層構造体として使用する事の方が、より好ましい効果を
奏する。
本発明においては、多層構造体とは、EVOH組成物(
C)層の少なくとも片面にポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂などを接着
性樹脂層を介して、あるいは無して作製される。
C)層の少なくとも片面にポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化
ビニル系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂などを接着
性樹脂層を介して、あるいは無して作製される。
本発明においてEVOH組成物と該熱可塑性樹脂とを多
層化するために、しばしば使用される接着性樹脂として
は、EVOH組成物層と熱可塑性樹脂層とを強固に接着
するものであれば、特に限定されるものではないが、不
飽和カルボン酸又はその無水物(無水マレイン酸など)
をオレフィン系重合体または共重合体[ポリエチレン(
低密度ポリエチレン(LDPE) 、直鎖状低密度ポリ
エチレン(LLDPE) 、超低密度ポリエチレン(S
L D P E ) ) 、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル(メチ
ルエステル、またはエチルエステル)共重合体]にグラ
フトしたものが、好適にもちいられる。
層化するために、しばしば使用される接着性樹脂として
は、EVOH組成物層と熱可塑性樹脂層とを強固に接着
するものであれば、特に限定されるものではないが、不
飽和カルボン酸又はその無水物(無水マレイン酸など)
をオレフィン系重合体または共重合体[ポリエチレン(
低密度ポリエチレン(LDPE) 、直鎖状低密度ポリ
エチレン(LLDPE) 、超低密度ポリエチレン(S
L D P E ) ) 、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸エステル(メチ
ルエステル、またはエチルエステル)共重合体]にグラ
フトしたものが、好適にもちいられる。
本発明のEVOH組成物は、周知の溶融成形法、圧縮成
形法によりフィルム、シート、ボトルなどの任意の成形
品に成形する事が出来る。また多層構造体を得る方法と
しては、該EVOH組成物と熱可塑性樹脂とをしばしば
接着性樹脂を介して押出ラミネート法、ドライラミネー
ト法、共押出ラミネート法、共押出シート成形法、共押
出パイプ成形法、共射出成形法、溶液コート法があげら
れる。場合によっては、次いで該積層体を真空圧空深絞
り成形、二輪延伸ブロー成形などにより、EVOHの融
点以下の範囲で再加熱し延伸操作を行う方法、あるいは
、該積層体(フィルム又はシート)を二軸延伸機に供し
、加熱延伸する方法、さらにはEVOH組成物と熱可塑
性樹脂とを共射出二輪延伸ブローする方法などがあげら
れる。
形法によりフィルム、シート、ボトルなどの任意の成形
品に成形する事が出来る。また多層構造体を得る方法と
しては、該EVOH組成物と熱可塑性樹脂とをしばしば
接着性樹脂を介して押出ラミネート法、ドライラミネー
ト法、共押出ラミネート法、共押出シート成形法、共押
出パイプ成形法、共射出成形法、溶液コート法があげら
れる。場合によっては、次いで該積層体を真空圧空深絞
り成形、二輪延伸ブロー成形などにより、EVOHの融
点以下の範囲で再加熱し延伸操作を行う方法、あるいは
、該積層体(フィルム又はシート)を二軸延伸機に供し
、加熱延伸する方法、さらにはEVOH組成物と熱可塑
性樹脂とを共射出二輪延伸ブローする方法などがあげら
れる。
さらに、多層構造体の厚み構成に関してら、特に限定さ
れる乙のではないが、成形性およびコスト等を考慮した
場合、全厚みに対するEVOH層の厚み比率は2〜20
%程度が好適である。また、多層構造体の構成としては
、EVOH組成物層(最外層)/接着性樹脂層/熱可塑
性樹脂層、EVOH組成物層(最外層)/接着性樹脂層
7ロ収層/熱可塑性樹脂層、EVOH組成物層(最外層
)/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層/接着性樹脂層/E
VOH組成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層、EV
OH組成物層(最内層)/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂
層、E■OH組成物層(最内層)/接着性樹脂層7ロ収
層/熱可塑性樹脂層、EVOH組成物層(最内層)/接
着性樹脂層/熱可塑性樹脂層/接着性樹脂層/EVOH
組成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層、熱可塑性樹
脂層/回収層/接着性樹脂層/EVOH組成物層/接着
性樹脂層/回収層/熱可塑性樹脂層、熱可塑性樹脂層/
回収層/接着性樹脂層/EVOH組成物層/接着性樹脂
層/熱可塑性樹脂層、熱可塑性樹脂層/接着性樹脂層/
EVOH組成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層、熱
可塑性樹脂層/接着性樹脂層/EVOH組成物層/接着
性樹脂層/熱可塑性樹脂層/接着性樹脂層/EVOH組
成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層が代表的なもの
としてあげられる。両性層に熱可塑性樹脂層を設ける場
合は、該樹脂が異なっていてもよいし、また同じもので
もよい。
れる乙のではないが、成形性およびコスト等を考慮した
場合、全厚みに対するEVOH層の厚み比率は2〜20
%程度が好適である。また、多層構造体の構成としては
、EVOH組成物層(最外層)/接着性樹脂層/熱可塑
性樹脂層、EVOH組成物層(最外層)/接着性樹脂層
7ロ収層/熱可塑性樹脂層、EVOH組成物層(最外層
)/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層/接着性樹脂層/E
VOH組成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層、EV
OH組成物層(最内層)/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂
層、E■OH組成物層(最内層)/接着性樹脂層7ロ収
層/熱可塑性樹脂層、EVOH組成物層(最内層)/接
着性樹脂層/熱可塑性樹脂層/接着性樹脂層/EVOH
組成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層、熱可塑性樹
脂層/回収層/接着性樹脂層/EVOH組成物層/接着
性樹脂層/回収層/熱可塑性樹脂層、熱可塑性樹脂層/
回収層/接着性樹脂層/EVOH組成物層/接着性樹脂
層/熱可塑性樹脂層、熱可塑性樹脂層/接着性樹脂層/
EVOH組成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層、熱
可塑性樹脂層/接着性樹脂層/EVOH組成物層/接着
性樹脂層/熱可塑性樹脂層/接着性樹脂層/EVOH組
成物層/接着性樹脂層/熱可塑性樹脂層が代表的なもの
としてあげられる。両性層に熱可塑性樹脂層を設ける場
合は、該樹脂が異なっていてもよいし、また同じもので
もよい。
以下実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本
発明はこれによりなんら限定されるものではない。
発明はこれによりなんら限定されるものではない。
F、Lll
エチレン含有量31モル%、けん化度99.4%、メル
トインデックス(M1190℃、2160g荷重)1.
3g/10m1n、のEVOH(A)70重量部、エチ
レン含有量45モル%、ビニルトリメトキシシラン含有
量0.08モル%、けん化度98,4%、メルトインデ
ックス(M1190℃ 2160g荷重)14g/10
分のEvOH(A)30重量部、二軸スクリュータイプ
、ベント式40φ押出機に入れ、N、下、200℃で押
出しベレット化を行った。得られたEVOH組成物(C
)のメルトインデックスは1.8g/ Login、、
DI(A)/D l (C)= 0.4、D2(A)/
D 2 (C)= o、a、そしてM I 0(C)
/M r t (c)= 6、Na原子含有量75pp
m(Na原子は酢酸ソーダとして含有)、Si原子含有
量= 1100pp+であった。
トインデックス(M1190℃、2160g荷重)1.
3g/10m1n、のEVOH(A)70重量部、エチ
レン含有量45モル%、ビニルトリメトキシシラン含有
量0.08モル%、けん化度98,4%、メルトインデ
ックス(M1190℃ 2160g荷重)14g/10
分のEvOH(A)30重量部、二軸スクリュータイプ
、ベント式40φ押出機に入れ、N、下、200℃で押
出しベレット化を行った。得られたEVOH組成物(C
)のメルトインデックスは1.8g/ Login、、
DI(A)/D l (C)= 0.4、D2(A)/
D 2 (C)= o、a、そしてM I 0(C)
/M r t (c)= 6、Na原子含有量75pp
m(Na原子は酢酸ソーダとして含有)、Si原子含有
量= 1100pp+であった。
分解掃除直後の3種5層共押出しTダイフィルム製膜装
置を用い、また樹脂としてLDPE (低密度ポリエチ
レン ミラソン972−5) 、A d (接着性樹脂
アトマーN F 500)にて、LDPE(20u)/
Ad (5μ)/EVOH組成物(C) (5u )/
Ad(5μ)/LDPE(20μ)の構成のフィルムを
得た。運転開始30分後のフィルムにはタテスジおよび
偏肉がほとんど認められず(R/X)X 100= 7
と良好であり、また透明性、ガスバリー性、およびガス
バリー性のバラツキも少ない良好なフィルムであった。
置を用い、また樹脂としてLDPE (低密度ポリエチ
レン ミラソン972−5) 、A d (接着性樹脂
アトマーN F 500)にて、LDPE(20u)/
Ad (5μ)/EVOH組成物(C) (5u )/
Ad(5μ)/LDPE(20μ)の構成のフィルムを
得た。運転開始30分後のフィルムにはタテスジおよび
偏肉がほとんど認められず(R/X)X 100= 7
と良好であり、また透明性、ガスバリー性、およびガス
バリー性のバラツキも少ない良好なフィルムであった。
運転開始24時間後、上記同様にフィルムの性能評価を
行ったが、タテスジおよび偏肉の増加がほとんど認めら
れず、(R/X) X100=9と良好であり、また透
明性、ガスバリー性、およびガスバリー性のバラツキも
少ない良好なフィルムであった。さらに、EVOH層を
上記LDPEで置換後運転停止し、その後回立上げをお
こなったが、タテスジおよび偏肉の増加はわずかであり
(R/X)X 100= 12と良好であった。
行ったが、タテスジおよび偏肉の増加がほとんど認めら
れず、(R/X) X100=9と良好であり、また透
明性、ガスバリー性、およびガスバリー性のバラツキも
少ない良好なフィルムであった。さらに、EVOH層を
上記LDPEで置換後運転停止し、その後回立上げをお
こなったが、タテスジおよび偏肉の増加はわずかであり
(R/X)X 100= 12と良好であった。
実施例2
Tダイフィルム製膜装置を共押出しインフレ製膜装置に
変更し、実施例1と同様におこなった。
変更し、実施例1と同様におこなった。
その結果は表1に示す様にフィルムの外観、性能ともに
良好なフィルムであった。
良好なフィルムであった。
比較例!
実施例1において、EVO)I組成物(C)として樹脂
(B)をブレンドしていないEVOH(A)だけを用い
て実施例1と同様におこなった。その結果、表1に示す
ように運転開始30分の時点では外観および性能良好な
多層フィルムが得られたが、3時間口あたりからタテス
ジが目立ちはじめ、24時間後には市販不可能と思われ
るような顕著なタテスジのため運転継続ができなくなっ
た。そこでLDPEでパージングをおこない再度EVO
H組成物(C)で運転を立上げたがタテスジの解消は僅
かであった。
(B)をブレンドしていないEVOH(A)だけを用い
て実施例1と同様におこなった。その結果、表1に示す
ように運転開始30分の時点では外観および性能良好な
多層フィルムが得られたが、3時間口あたりからタテス
ジが目立ちはじめ、24時間後には市販不可能と思われ
るような顕著なタテスジのため運転継続ができなくなっ
た。そこでLDPEでパージングをおこない再度EVO
H組成物(C)で運転を立上げたがタテスジの解消は僅
かであった。
実施例3〜7および、比較例2〜5
表1に示す以外は実施例1と同じ条件で多層構造体を得
た。その結果を表1に示す。
た。その結果を表1に示す。
以下余白
G 発明の効果
本発明によれば、長期運転時に発生、増加するタテスジ
などによる外観不良、性能低下あるいは共押出し成型時
の偏肉などがなく、しかもガスバリアー性に優れf二級
形体および多層構造体を得ることができる。
などによる外観不良、性能低下あるいは共押出し成型時
の偏肉などがなく、しかもガスバリアー性に優れf二級
形体および多層構造体を得ることができる。
Claims (7)
- (1)エチレン含有量20〜60モル%のエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体(A)30〜97重量%と下記
式( I )〜(IV)を満足し、かつ(V)および/また
は(VI)を満足する熱可塑性樹脂(B)3〜70重量%
とからなる組成物(C)層の厚みムラが (R/X)×100≦50 (但し、Xとは溶融成形方向と直角方向(TD方向)の
組成物(C)層の厚み(Hn,n=10)の平均値、R
とは(X−Hn)の平均値を示す)を満足し、かつ該組
成物層を少なくとも一層含む成形体。 D1(A)/D1(C)≦0.9( I ) 0.1≦D2(A)/D2(C)≦10(II)0.05
≦MI0(A)/MI0(B)≦50(III)0.1≦
MI0(C)/MI1(C)≦100(IV)10≦ナト
リウム(C)≦500(V) 50≦シリコン(C)≦5000(VI) 但し、D1(A)、D1(C)とは樹脂(A)、組成物
(C)を240℃、1mmφ×10mmLノズル、せん
断速度10sec.^−^1で押出した場合のノズル吐
出直後(5mm下)の溶融樹脂径(mmφ) D2(A)、D2(C)とは樹脂(A)、組成物(C)
を240℃、1mmφ×10mmLノズル、せん断速度
100sec.^−^1で押出した場合のノズル吐出直
後(5mm下)の溶融樹脂径(mmφ) MI0(A)、MI0(B)、MI0(C)とは樹脂(
A)、(B)、組成物(C)の240℃、2160g荷
重下でのメルトインデックス値 MI1(C)とは組成物(C)を窒素雰囲気下230℃
、4時間加熱した樹脂の240℃、2160gでのメル
トインデックス値 ナトリウム(C)とは組成物(C)中のナトリウム原子
含有量(ppm) シリコン(C)とは組成物(C)中のシリコン原子含有
量(ppm) - (2)熱可塑性樹脂(B)がエチレン含有量、けん化度
およびメルトインデックスのうち少なくとも一つは樹脂
(A)とは異なるエチレン−ビニルアルコール共重合体
である請求項1記載の成形体。 - (3)熱可塑性樹脂(B)がカルボキシル変性した、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体部分けん化物、
エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メ
タクリル酸エステル共重合体およびポリスチレン−ポリ
オレフィンブロック共重合体から選ばれる少なくとも1
種の樹脂である請求項1記載の成形体。 - (4)熱可塑性樹脂(B)がビニルシラン系化合物を共
重合成分として含有する、ポリエチレン、ポリプロピレ
ンおよびエチレン−酢酸ビニル共重合体から選ばれる少
なくとも1種の樹脂である請求項1記載の成形体。 - (5)熱可塑性樹脂(B)がエチレンオキサイド系化合
物を共重合成分として含有する、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンおよびエチレン−酢酸ビニル共重合体から選ば
れる少なくとも1種の樹脂である請求項1記載の成形体
。 - (6)熱可塑性樹脂(B)がアイオノマーである請求項
1記載の成形体。 - (7)請求項1〜6のいずれか1つの項に記載の組成物
(C)層を少なくとも1層有する多層構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1343264A JP2519810B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1343264A JP2519810B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03197138A true JPH03197138A (ja) | 1991-08-28 |
JP2519810B2 JP2519810B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=18360182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1343264A Expired - Lifetime JP2519810B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2519810B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006026986A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 積層体 |
EP2196312A2 (en) | 1998-10-07 | 2010-06-16 | Kuraray Co., Ltd. | Multilayer structure and process for producing the same |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58129754A (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-02 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 鉛蓄電池製造法 |
JPS6438137A (en) * | 1987-08-04 | 1989-02-08 | Seiko Epson Corp | Membrane forming device |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP1343264A patent/JP2519810B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58129754A (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-02 | Shin Kobe Electric Mach Co Ltd | 鉛蓄電池製造法 |
JPS6438137A (en) * | 1987-08-04 | 1989-02-08 | Seiko Epson Corp | Membrane forming device |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2196312A2 (en) | 1998-10-07 | 2010-06-16 | Kuraray Co., Ltd. | Multilayer structure and process for producing the same |
JP2006026986A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Du Pont Mitsui Polychem Co Ltd | 積層体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2519810B2 (ja) | 1996-07-31 |
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