JPH03191963A - リン酸カルシウム質多孔体骨補填材 - Google Patents
リン酸カルシウム質多孔体骨補填材Info
- Publication number
- JPH03191963A JPH03191963A JP1331223A JP33122389A JPH03191963A JP H03191963 A JPH03191963 A JP H03191963A JP 1331223 A JP1331223 A JP 1331223A JP 33122389 A JP33122389 A JP 33122389A JP H03191963 A JPH03191963 A JP H03191963A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pores
- calcium phosphate
- porous body
- porous
- porosity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Materials For Medical Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、新生骨の形成を促進し、生体親和性に優れ、
且つ高強度を有するリン酸カルシウム質多孔体骨補填材
に関する。
且つ高強度を有するリン酸カルシウム質多孔体骨補填材
に関する。
〈従来の技術〉
従来骨欠損部及び骨空隙部等に充てんし、新生骨を形成
するための三次元網目構造を有する多孔体は種々開発が
なされており1例えば特開昭56−166843号公報
には、新生骨が生成しやすい凹凸部を有する空孔チャン
ネルを備えた三次元網目構造の骨欠損部及び骨空隙部充
てん材が提供されている。またリン酸カルシウム原料ス
ラリーに、過酸化水素等の発抱剤を添加して発泡させる
発泡法条孔質骨補填材等も知られている。
するための三次元網目構造を有する多孔体は種々開発が
なされており1例えば特開昭56−166843号公報
には、新生骨が生成しやすい凹凸部を有する空孔チャン
ネルを備えた三次元網目構造の骨欠損部及び骨空隙部充
てん材が提供されている。またリン酸カルシウム原料ス
ラリーに、過酸化水素等の発抱剤を添加して発泡させる
発泡法条孔質骨補填材等も知られている。
しかしながら、前記骨欠損部及び骨空隙部充てん材は、
均一な気孔径を有するものの強度が十分でなく、また前
記発泡法条孔質骨補填材では、気孔が不連続であり、且
つ気孔に方向性があるため骨芽細胞が侵入しにくいとい
う欠点がある。
均一な気孔径を有するものの強度が十分でなく、また前
記発泡法条孔質骨補填材では、気孔が不連続であり、且
つ気孔に方向性があるため骨芽細胞が侵入しにくいとい
う欠点がある。
〈発明が解決しようとする課題〉
従って本発明の目的は、生体親和性に優れ、新生骨の形
成を促進し得る高強度なリン酸カルシウム質多孔体骨補
填材を提供することにある。
成を促進し得る高強度なリン酸カルシウム質多孔体骨補
填材を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉
本発明によれば、骨芽細胞が多孔体中心部まで侵入し得
る連通した空孔チャンネルを有する三次元網目構造のリ
ン酸カルシウム質多孔体であって。
る連通した空孔チャンネルを有する三次元網目構造のリ
ン酸カルシウム質多孔体であって。
該多孔体骨格に、孔径0.5μm以下の細孔を有し、且
つ該細孔の気孔率が、前記空孔チャンネル及び細孔の気
孔全体に対して、5〜50%であるリン酸カルシウム質
多孔体骨補填材が提供される。
つ該細孔の気孔率が、前記空孔チャンネル及び細孔の気
孔全体に対して、5〜50%であるリン酸カルシウム質
多孔体骨補填材が提供される。
以下本発明を更に詳細に説明する。
本発明のリン酸カルシウム質多孔体骨補填材は、連通し
た空孔チャンネルを有し、且つ特定の気孔率を有する孔
径0.5μm以下の細孔が、多孔体骨格に形成されるこ
とを特徴とする。
た空孔チャンネルを有し、且つ特定の気孔率を有する孔
径0.5μm以下の細孔が、多孔体骨格に形成されるこ
とを特徴とする。
本発明において、多孔体を形成するリン酸カルシウム化
合物としては、CaHPO4・2H20若しくはCaH
PO,、Ca、(PO,)、ICa、(PO4) 30
H,Ca40 (PO,) 2゜、Ca、 P 4 Q
、tx t、Ca 、(P、oa) It Ca、P2
O7゜Ca (H,P O4)、 ・H□O等を挙げる
ことができ、単独若しくは2種以上の混合物として用い
ることができる。これらの化合物のうち、リン酸二カル
シウム(ca、(po4)2)t ヒドロキシアパタイ
ト(Ca、(PO,) 30I()、リン酸四カルシウ
ム(Ca 40 (P O4) z)を用いた場合に特
に新生骨の生成が早く、好ましい化合物であるといえる
。最も好ましい化合物はこれらの中でも特に新生骨の生
成が早いヒドロキシアパタイトであり、中でも500℃
以上、特に好ましくは700〜1250℃で熱処理して
得たヒドロキシアパタイトが特に新生骨の生成が早く好
ましい。熱処理の上限温度については特に限定されるも
のではないが、ヒドロキシアパタイトが分解を開始する
ので、分解温度以下とすべきである。また本発明にて使
用し得るリン酸カルシウム化合物は公知の製造方法によ
り1人工的に合成されたものであっても又。
合物としては、CaHPO4・2H20若しくはCaH
PO,、Ca、(PO,)、ICa、(PO4) 30
H,Ca40 (PO,) 2゜、Ca、 P 4 Q
、tx t、Ca 、(P、oa) It Ca、P2
O7゜Ca (H,P O4)、 ・H□O等を挙げる
ことができ、単独若しくは2種以上の混合物として用い
ることができる。これらの化合物のうち、リン酸二カル
シウム(ca、(po4)2)t ヒドロキシアパタイ
ト(Ca、(PO,) 30I()、リン酸四カルシウ
ム(Ca 40 (P O4) z)を用いた場合に特
に新生骨の生成が早く、好ましい化合物であるといえる
。最も好ましい化合物はこれらの中でも特に新生骨の生
成が早いヒドロキシアパタイトであり、中でも500℃
以上、特に好ましくは700〜1250℃で熱処理して
得たヒドロキシアパタイトが特に新生骨の生成が早く好
ましい。熱処理の上限温度については特に限定されるも
のではないが、ヒドロキシアパタイトが分解を開始する
ので、分解温度以下とすべきである。また本発明にて使
用し得るリン酸カルシウム化合物は公知の製造方法によ
り1人工的に合成されたものであっても又。
骨などから得られる天然のものを用いてもよい。
本発明では前記リン酸カルシウム化合物を多孔体として
用い、多孔体骨格に孔径0,5μm以下の細孔を設ける
。ここで第1図に示す本発明のリン酸カルシウム質多孔
体骨補填材1部拡大断面図により空孔チャンネルと細孔
との関係を説明する。
用い、多孔体骨格に孔径0,5μm以下の細孔を設ける
。ここで第1図に示す本発明のリン酸カルシウム質多孔
体骨補填材1部拡大断面図により空孔チャンネルと細孔
との関係を説明する。
第1図において、lはリン酸カルシウム化合物の焼結体
であって、多孔体骨格を示し、2は多孔体内において、
連通ずる空孔チャンネルを示す。前記多孔体骨格1には
、孔径0.5μm以下の細孔3が設けられており、前記
空孔チャンネル2に侵入する骨芽細胞が細孔3にも侵入
し、従来にない優れた生体親和性及び早い新生骨の形成
を期待することができる。尚第1図に表わされるリン酸
カルシウム質多孔体骨補填材1部拡大断面図は、説明の
ために平面的に示されているが、実際には三次元網目構
造を有する多孔体である。前記細孔の孔径が0.5μm
を超える場合には、細胞の増殖性が低下するので好まし
くない。また前記細孔の気孔率は、空孔チャンネル及び
細孔の気孔全体に対して5〜50%の範囲である。前記
細孔の気孔率が5%未満の場合には、細胞の初期付着性
が悪くなり、また50%を超える場合には、多孔体強度
が低下し、実用性に問題が生じるので前記範囲とする必
要がある。また空孔チャンネル及び細孔の合計気孔率は
、40〜97%であるのが好ましい。前記空孔チャンネ
ルは、骨芽細胞が多孔体中心部まで侵入し得るように連
通しておれば、特に限定されるものではないが、骨芽細
胞の侵入を更にスムーズにするために好ましくは孔径5
0μm以上であるのが望ましい。
であって、多孔体骨格を示し、2は多孔体内において、
連通ずる空孔チャンネルを示す。前記多孔体骨格1には
、孔径0.5μm以下の細孔3が設けられており、前記
空孔チャンネル2に侵入する骨芽細胞が細孔3にも侵入
し、従来にない優れた生体親和性及び早い新生骨の形成
を期待することができる。尚第1図に表わされるリン酸
カルシウム質多孔体骨補填材1部拡大断面図は、説明の
ために平面的に示されているが、実際には三次元網目構
造を有する多孔体である。前記細孔の孔径が0.5μm
を超える場合には、細胞の増殖性が低下するので好まし
くない。また前記細孔の気孔率は、空孔チャンネル及び
細孔の気孔全体に対して5〜50%の範囲である。前記
細孔の気孔率が5%未満の場合には、細胞の初期付着性
が悪くなり、また50%を超える場合には、多孔体強度
が低下し、実用性に問題が生じるので前記範囲とする必
要がある。また空孔チャンネル及び細孔の合計気孔率は
、40〜97%であるのが好ましい。前記空孔チャンネ
ルは、骨芽細胞が多孔体中心部まで侵入し得るように連
通しておれば、特に限定されるものではないが、骨芽細
胞の侵入を更にスムーズにするために好ましくは孔径5
0μm以上であるのが望ましい。
本発明のリン酸カルシウム質多孔体骨補填材は、前記連
通した空孔チャンネルを有し、且つ特定の細孔を有する
ので、はぼ均等な三次元方向からの強度を備え、好まし
くは前記三次元方向からの強度が夫々50kg/d以上
である多孔体骨補填材であるのが望ましい。
通した空孔チャンネルを有し、且つ特定の細孔を有する
ので、はぼ均等な三次元方向からの強度を備え、好まし
くは前記三次元方向からの強度が夫々50kg/d以上
である多孔体骨補填材であるのが望ましい。
本発明のリン酸カルシウム質多孔体骨補填材を調製する
には1例えば前記リン酸カルシウム化合物をスラリーと
し、該スラリーに、ポリビニルアルコール、メチルセル
ロース、デンプン、ショ糖等の可燃性有機物とリン酸カ
ルシウム系微粉末とを添加して混合した後、過酸化水素
、尿素、ドライアイス、硝酸アンモニウム等の発泡剤を
加えて。
には1例えば前記リン酸カルシウム化合物をスラリーと
し、該スラリーに、ポリビニルアルコール、メチルセル
ロース、デンプン、ショ糖等の可燃性有機物とリン酸カ
ルシウム系微粉末とを添加して混合した後、過酸化水素
、尿素、ドライアイス、硝酸アンモニウム等の発泡剤を
加えて。
発泡リン酸カルシウム質スラリーを製造する。次いで該
発泡リン酸カルシウム質入ラリ−を、空孔チャンネルが
連続しており、三次元網状構造を有するウレタンホーム
等の多孔体有機質樹脂に注入又は含浸させた後、乾燥し
、該多孔体有機質樹脂を除去するため船こ加熱する方法
等により得ることができる。前記方法において、発泡リ
ン酸カルシウム質スラリーの平均粒径は好ましくは0.
1〜20μmであり、リン酸カルシウム系微粉末の粒径
は0.1〜30μmであるのが好ましい。また該スラリ
ーに添加するリン酸カルシウム系微粉末及び可燃性有機
物の配合割合は、発泡リン酸カルシウム質スラリー全体
に対して、夫々0.1〜50重量%であるのが好ましく
、また発泡剤を1.0〜20重量%添加するのが好まし
い。この際発泡リン酸カルシウム質スラリー全体は、1
00重量%となるように調整する。更に前記乾燥及び加
熱は、各成分の種類により異なるが、乾燥する場合30
〜110℃にて、12〜160時間行うのが好ましく、
また加熱は500〜1250℃にて行うのが望ましい。
発泡リン酸カルシウム質入ラリ−を、空孔チャンネルが
連続しており、三次元網状構造を有するウレタンホーム
等の多孔体有機質樹脂に注入又は含浸させた後、乾燥し
、該多孔体有機質樹脂を除去するため船こ加熱する方法
等により得ることができる。前記方法において、発泡リ
ン酸カルシウム質スラリーの平均粒径は好ましくは0.
1〜20μmであり、リン酸カルシウム系微粉末の粒径
は0.1〜30μmであるのが好ましい。また該スラリ
ーに添加するリン酸カルシウム系微粉末及び可燃性有機
物の配合割合は、発泡リン酸カルシウム質スラリー全体
に対して、夫々0.1〜50重量%であるのが好ましく
、また発泡剤を1.0〜20重量%添加するのが好まし
い。この際発泡リン酸カルシウム質スラリー全体は、1
00重量%となるように調整する。更に前記乾燥及び加
熱は、各成分の種類により異なるが、乾燥する場合30
〜110℃にて、12〜160時間行うのが好ましく、
また加熱は500〜1250℃にて行うのが望ましい。
この際乾燥及び加熱は、数回に分割して行うこともでき
る。前記方法において、加熱工程を行うことにより、多
孔質有機質樹脂が焼失して、空孔チャンネルが連続気孔
となり、しかも加熱の際に発泡剤により発生する気孔が
、スラリー内に拘束されるので、均一な細孔を多孔質骨
格に形成することができる。
る。前記方法において、加熱工程を行うことにより、多
孔質有機質樹脂が焼失して、空孔チャンネルが連続気孔
となり、しかも加熱の際に発泡剤により発生する気孔が
、スラリー内に拘束されるので、均一な細孔を多孔質骨
格に形成することができる。
〈発明の効果〉
本発明のリン酸カルシウム質多孔体骨補填材は、骨芽細
胞が多孔体中心部にまで侵入し得る連通した空孔チャン
ネル及び多孔体骨格に特定な細孔を設けているので、生
体親和性に優れており、新生骨の形成を速やかに行うこ
とができる。また、三次元方向からの機械的強度もほぼ
均等に優れているので、今後従来の多孔体骨補填材に変
っての使用が期待される。
胞が多孔体中心部にまで侵入し得る連通した空孔チャン
ネル及び多孔体骨格に特定な細孔を設けているので、生
体親和性に優れており、新生骨の形成を速やかに行うこ
とができる。また、三次元方向からの機械的強度もほぼ
均等に優れているので、今後従来の多孔体骨補填材に変
っての使用が期待される。
〈実施例〉
以下本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明す
るが1本発明はこれらに限定されるものではない。
るが1本発明はこれらに限定されるものではない。
ス」1」Y
平均粒径2μmのヒドロキシアパタイトスラリー450
gに1粒径1〜20μmのヒドロキシアパタイト微粉
末150g及びポリビニルアルコール粉末20gを添加
して混合した後、30重量%過酸化水素水24ccを加
えて発泡リン酸カルシウム質スラリーを調製した。次い
で得られたスラリーをウレタンホームに注入し、乾燥機
により110℃ 24時間の条件で発泡、乾燥を行った
。
gに1粒径1〜20μmのヒドロキシアパタイト微粉
末150g及びポリビニルアルコール粉末20gを添加
して混合した後、30重量%過酸化水素水24ccを加
えて発泡リン酸カルシウム質スラリーを調製した。次い
で得られたスラリーをウレタンホームに注入し、乾燥機
により110℃ 24時間の条件で発泡、乾燥を行った
。
次に得られた乾燥物を、商品名[ボックス炉」(光性リ
ンドバーグ(株)11)の電気炉内に移し、室温〜50
0℃まで1℃/分で昇温し、続いて500〜900℃ま
で2℃/分で昇温した。その後900℃で3時間保持し
た後、5℃/分で室温まで降温し、多孔体骨補填材を得
た。得られた多孔体骨補填材中の多孔体骨格に存在する
孔径0.5μm以下の細孔の気孔率をポロシメータ(島
津製作所株式会社製)により測定したところ34.4%
であった。また全気孔(平均径100μmの連続する空
孔チャンネルと細孔との合計)の気孔率は55%であっ
た。更に得られた多孔体骨補填材を10X10X]、0
ffiに切り出し、上部、下部及び横部の3方向から力
を加えた際の圧縮強度を測定したところ、上部162.
2kg/d、下部170.0kg/ad、横部157.
7kg/fflであった。
ンドバーグ(株)11)の電気炉内に移し、室温〜50
0℃まで1℃/分で昇温し、続いて500〜900℃ま
で2℃/分で昇温した。その後900℃で3時間保持し
た後、5℃/分で室温まで降温し、多孔体骨補填材を得
た。得られた多孔体骨補填材中の多孔体骨格に存在する
孔径0.5μm以下の細孔の気孔率をポロシメータ(島
津製作所株式会社製)により測定したところ34.4%
であった。また全気孔(平均径100μmの連続する空
孔チャンネルと細孔との合計)の気孔率は55%であっ
た。更に得られた多孔体骨補填材を10X10X]、0
ffiに切り出し、上部、下部及び横部の3方向から力
を加えた際の圧縮強度を測定したところ、上部162.
2kg/d、下部170.0kg/ad、横部157.
7kg/fflであった。
去11」象
孔径0.5μmの細孔が全気孔に対して、5%、35%
及び50%となるように調製した以外は。
及び50%となるように調製した以外は。
実施例1と同様に多孔体骨補填材を製造した。次いで得
られた多孔体骨補填材を夫々0.5〜10mに粉砕し、
1.4φaIIX2.3Lcsのカラム(Pharma
cia株式会社製)に充填した後、該カラムに3T3−
E1細胞10’/ccを3代流し、通過した溶液中の細
胞の残存率を測定した。その結果を表1に示す。
られた多孔体骨補填材を夫々0.5〜10mに粉砕し、
1.4φaIIX2.3Lcsのカラム(Pharma
cia株式会社製)に充填した後、該カラムに3T3−
E1細胞10’/ccを3代流し、通過した溶液中の細
胞の残存率を測定した。その結果を表1に示す。
ル豊舊よ
孔径0.5μmの細孔が全気孔に対して、1%、70%
となるように調製した以外は、実施例2と同様に多孔体
骨充填材を夫々製造し、試験を行った。その結果を表1
に示す。
となるように調製した以外は、実施例2と同様に多孔体
骨充填材を夫々製造し、試験を行った。その結果を表1
に示す。
(以下余白)
表
1
表1より、孔径0.5μmの細孔の全気孔に対する気孔
率が5〜50%の範囲では、細胞の付着性が良好である
ことが判った。
率が5〜50%の範囲では、細胞の付着性が良好である
ことが判った。
失り銖主
実施例1で製造した多孔体骨補填材を5×5×5園に切
断し、ピーグル犬の脛骨に埋入した。4週間後、多孔体
骨補填材を取り出し、切断して、切断面の新生骨量をW
A察したところ、良好に新生骨が形成されていることが
判った。
断し、ピーグル犬の脛骨に埋入した。4週間後、多孔体
骨補填材を取り出し、切断して、切断面の新生骨量をW
A察したところ、良好に新生骨が形成されていることが
判った。
第1図は、本発明のリン酸カルシウム質多孔体骨補填材
の1部拡大断面図である。 l・・多孔体骨格、2・・空孔チャンネル、3・・細孔
。 第 図
の1部拡大断面図である。 l・・多孔体骨格、2・・空孔チャンネル、3・・細孔
。 第 図
Claims (1)
- 骨芽細胞が多孔体中心部まで侵入し得る連通した空孔チ
ャンネルを有する三次元網目構造のリン酸カルシウム質
多孔体であって、該多孔体骨格に、孔径0.5μm以下
の細孔を有し、且つ該細孔の気孔率が、前記空孔チャン
ネル及び細孔の気孔全体に対して、5〜50%であるリ
ン酸カルシウム質多孔体骨補填材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1331223A JPH03191963A (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | リン酸カルシウム質多孔体骨補填材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1331223A JPH03191963A (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | リン酸カルシウム質多孔体骨補填材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03191963A true JPH03191963A (ja) | 1991-08-21 |
JPH0534020B2 JPH0534020B2 (ja) | 1993-05-21 |
Family
ID=18241273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1331223A Granted JPH03191963A (ja) | 1989-12-22 | 1989-12-22 | リン酸カルシウム質多孔体骨補填材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03191963A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005023325A1 (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Pentax Corporation | 微細骨粉を含浸させた生体適合性材料からなる構造体及びその製造方法 |
JP2008513161A (ja) * | 2004-09-21 | 2008-05-01 | トーマス ジョセフ ラリー, | 多目的生体材料組成物 |
US10286102B2 (en) | 2010-05-11 | 2019-05-14 | Howmedica Osteonics Corp | Organophosphorous, multivalent metal compounds, and polymer adhesive interpenetrating network compositions and methods |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812649A (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-24 | 三菱鉱業セメント株式会社 | 骨欠損部及び空隙部充てん材 |
JPS6016879A (ja) * | 1983-07-09 | 1985-01-28 | 住友セメント株式会社 | 多孔質セラミツク材料 |
JPS60142857A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-29 | 住友セメント株式会社 | 骨セメント組成物 |
JPS619858A (ja) * | 1984-06-23 | 1986-01-17 | Terada Denki Seisakusho:Kk | 磁気テ−プ装置のオ−トリバ−ス機構 |
JPS6222655A (ja) * | 1985-07-22 | 1987-01-30 | 株式会社イナックス | 歯・骨補填用アパタイト系焼結体およびその製法 |
JPS63294864A (ja) * | 1987-10-23 | 1988-12-01 | Tdk Corp | 人工骨材料の製造方法 |
JPS6449501A (en) * | 1987-08-18 | 1989-02-27 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | Production of shoe sole |
JPH01314572A (ja) * | 1988-06-15 | 1989-12-19 | Asahi Optical Co Ltd | セラミックス多孔体の製造方法 |
-
1989
- 1989-12-22 JP JP1331223A patent/JPH03191963A/ja active Granted
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5812649A (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-24 | 三菱鉱業セメント株式会社 | 骨欠損部及び空隙部充てん材 |
JPS6016879A (ja) * | 1983-07-09 | 1985-01-28 | 住友セメント株式会社 | 多孔質セラミツク材料 |
JPS60142857A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-07-29 | 住友セメント株式会社 | 骨セメント組成物 |
JPS619858A (ja) * | 1984-06-23 | 1986-01-17 | Terada Denki Seisakusho:Kk | 磁気テ−プ装置のオ−トリバ−ス機構 |
JPS6222655A (ja) * | 1985-07-22 | 1987-01-30 | 株式会社イナックス | 歯・骨補填用アパタイト系焼結体およびその製法 |
JPS6449501A (en) * | 1987-08-18 | 1989-02-27 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | Production of shoe sole |
JPS63294864A (ja) * | 1987-10-23 | 1988-12-01 | Tdk Corp | 人工骨材料の製造方法 |
JPH01314572A (ja) * | 1988-06-15 | 1989-12-19 | Asahi Optical Co Ltd | セラミックス多孔体の製造方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005023325A1 (ja) * | 2003-08-27 | 2005-03-17 | Pentax Corporation | 微細骨粉を含浸させた生体適合性材料からなる構造体及びその製造方法 |
JP2008513161A (ja) * | 2004-09-21 | 2008-05-01 | トーマス ジョセフ ラリー, | 多目的生体材料組成物 |
US10286102B2 (en) | 2010-05-11 | 2019-05-14 | Howmedica Osteonics Corp | Organophosphorous, multivalent metal compounds, and polymer adhesive interpenetrating network compositions and methods |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0534020B2 (ja) | 1993-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3679570B2 (ja) | 骨補填材及びその製造方法 | |
JP2001224679A (ja) | 多孔性のセラミックボディー | |
US4846838A (en) | Prosthetic body for bone substitute and a method for the preparation thereof | |
KR101268408B1 (ko) | 이중 기공구조를 갖는 물리적 발포용 다공질 인산칼슘 분말용 조성물 및 그 제조방법 | |
CN106946586B (zh) | 多孔生物陶瓷支架及其制备方法 | |
JP4540969B2 (ja) | リン酸カルシウムセラミックス多孔体及びその製造方法 | |
US20110034391A1 (en) | Shaped article | |
CN106518143A (zh) | 一种三维连通的蜂窝状多孔磷酸钙陶瓷人工骨材料及其制备方法 | |
DE1291860B (de) | Verfahren zum Herstellen von Giessformen fuer den Metallguss und Formstoffmassen dafuer | |
Karashima et al. | Fabrication of low‐crystallinity hydroxyapatite foam based on the setting reaction of α‐tricalcium phosphate foam | |
JP6609311B2 (ja) | 多孔質カルシウム欠損ヒドロキシアパタイト顆粒を製造するための方法 | |
JPH03191963A (ja) | リン酸カルシウム質多孔体骨補填材 | |
JPH05237178A (ja) | 骨補填材及びその製造方法 | |
JPH0154308B2 (ja) | ||
Tan et al. | Fabrication and histological evaluation of ant‐nest type porous carbonate apatite artificial bone using polyurethane foam as a porogen | |
NO145688B (no) | Stivt skum bestaaende av et uorganisk cellulaert materiale, fremgangsmaate til fremstilling av skummet samt anvendelse av samme | |
US8465582B2 (en) | Process for producing inorganic interconnected 3D open cell bone substitutes | |
JPWO2005039544A1 (ja) | リン酸カルシウムセラミックス多孔体及びその製造方法 | |
KR20240101478A (ko) | 세라믹 다공체 저온 경화용 슬러리 및 이를 이용한 세라믹 다공체 제조 방법 | |
JP2921918B2 (ja) | 多相構造の生体材料及びその製造方法 | |
JP4365485B2 (ja) | 多孔質リン酸カルシウムセラミックスの製造方法 | |
JP3470759B2 (ja) | 生体用セラミックス多孔質部材 | |
JPH0723994A (ja) | 多孔体骨補填材 | |
WO2020022998A1 (en) | Biomimetic biomaterial and production method thereof | |
JP2859289B2 (ja) | 多孔質セラミックス材料の製造方法及び該方法に用いる圧粉体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521 Year of fee payment: 16 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |