JPH0318590Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0318590Y2 JPH0318590Y2 JP15139285U JP15139285U JPH0318590Y2 JP H0318590 Y2 JPH0318590 Y2 JP H0318590Y2 JP 15139285 U JP15139285 U JP 15139285U JP 15139285 U JP15139285 U JP 15139285U JP H0318590 Y2 JPH0318590 Y2 JP H0318590Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- type
- door
- ossuary
- tomb
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 2
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 2
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- 239000010438 granite Substances 0.000 description 1
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- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、納骨室を壁に組み込んだ壁式墓所の
構造に係り、より詳細には隣接する墓所に対して
邪魔にならないように扉の開閉ができるようにし
た壁式墓所の構造に関する。
構造に係り、より詳細には隣接する墓所に対して
邪魔にならないように扉の開閉ができるようにし
た壁式墓所の構造に関する。
近年、人工の都市集中化や地価の高騰よつて都
市部での墓所の不足が問題となつている。そこ
で、今日では都市部における今後の墓所の構造等
が、種々検討されており、その中で狭い土地に多
数の墓所を作ることができて、しかも、日本人が
墓所に対して抱くイメージから大きく外れないも
のとして屋外型の壁式墓所がクローズアツプされ
ている。
市部での墓所の不足が問題となつている。そこ
で、今日では都市部における今後の墓所の構造等
が、種々検討されており、その中で狭い土地に多
数の墓所を作ることができて、しかも、日本人が
墓所に対して抱くイメージから大きく外れないも
のとして屋外型の壁式墓所がクローズアツプされ
ている。
そして、壁式ならば屋内型納骨堂よりも、
(1) 土地利用率が高い。
(2) 屋外で自然感がある。
(3) 建設費が安い。
等の利点があると言われている。この壁式墓所の
構造は、前面に扉を備えた納骨室を壁の一側にお
いてのみ横方向に列設する構造である。
構造は、前面に扉を備えた納骨室を壁の一側にお
いてのみ横方向に列設する構造である。
ところが、上述した壁式墓所では、壁の一側に
のみ納骨室が列設されているため、扉を90度以上
開くと隣接する墓所を覆い隠すようになり、例え
ば、彼岸やお盆で参拝したい時、隣接する参拝者
と丁度、鉢合わせでもすると、ゆつくり参拝でき
ないという問題点があつた。
のみ納骨室が列設されているため、扉を90度以上
開くと隣接する墓所を覆い隠すようになり、例え
ば、彼岸やお盆で参拝したい時、隣接する参拝者
と丁度、鉢合わせでもすると、ゆつくり参拝でき
ないという問題点があつた。
そこで、本考案は上述のような問題点に鑑み、
隣接する墓所の参拝者の邪魔にならず、ゆつくり
と先祖を供養し、参拝し得るような構造の壁式墓
所を提供することを目的とするものである。
隣接する墓所の参拝者の邪魔にならず、ゆつくり
と先祖を供養し、参拝し得るような構造の壁式墓
所を提供することを目的とするものである。
そして、以上の目的を達成するための本考案の
壁式墓所の構造は、前面に扉を備えた納骨室を壁
に組み込んだ壁式墓所の構造であつて、上記納骨
室を壁の両側に一定間隔を置いて交互に組み込ん
だ構成よりなるものである。
壁式墓所の構造は、前面に扉を備えた納骨室を壁
に組み込んだ壁式墓所の構造であつて、上記納骨
室を壁の両側に一定間隔を置いて交互に組み込ん
だ構成よりなるものである。
ここで、上記構成は、扉が反対壁面側の隣接墓
所の背面側に開かれる構造、納骨室が、仏具収納
部と骨壷収納部とに分たれ、該骨壷収納部が壁の
基礎部分に半地下室状に形成された構造よりなる
構成を含んだものとしてもよい。
所の背面側に開かれる構造、納骨室が、仏具収納
部と骨壷収納部とに分たれ、該骨壷収納部が壁の
基礎部分に半地下室状に形成された構造よりなる
構成を含んだものとしてもよい。
続いて、以上の構成に基づき、本考案の壁式墓
所の使用方法および作用について説明する。
所の使用方法および作用について説明する。
本考案の壁式墓所は、お寺の境内や墓地公園の
ような場所、あるいは通路沿い、木の間などに建
立して使用に供する。
ような場所、あるいは通路沿い、木の間などに建
立して使用に供する。
そして、狭い土地を有効に利用し得るととも
に、隣接する墓所に対し、自己の所有する墓所の
扉が邪魔にならないように作用する。
に、隣接する墓所に対し、自己の所有する墓所の
扉が邪魔にならないように作用する。
以下、図面を参照しながら、本考案を具体化し
た実施例について説明する。
た実施例について説明する。
ここで、第1〜4図は本考案の実施例を示し、
第1図は要部を示す横断平面図、第2図は正面
図、第3図は縦断面図、第4図は使用状態を示す
斜視図である。
第1図は要部を示す横断平面図、第2図は正面
図、第3図は縦断面図、第4図は使用状態を示す
斜視図である。
本実施例の壁式墓所の構造は、大別すると、高
さ2m、幅1m程度の壁11と、該壁11内に腔
所として横方向に多数一定間隔lをおいて、壁1
1の両側に交互に列設された納骨室12と、該納
骨室12の前面の扉13との三つの部分より構成
されている。
さ2m、幅1m程度の壁11と、該壁11内に腔
所として横方向に多数一定間隔lをおいて、壁1
1の両側に交互に列設された納骨室12と、該納
骨室12の前面の扉13との三つの部分より構成
されている。
壁11は鉄筋コンクリート造りで、表面はみか
げ石のタイル張りとしてある。そして、壁11の
上部は瓦葺きにしてある。
げ石のタイル張りとしてある。そして、壁11の
上部は瓦葺きにしてある。
納骨室12は、縦1.8m、横0.6m、奥行き0.6m
程度のもので、壁11の両側に0.15mおき位の間
隔で、交互に反対向きに形成され、該納骨室12
の中には棚21,21が設けられ、墓牌22をは
じめ蝋燭立て、線香立て、花瓶等を収納できるよ
うにしてある。そして収納室12はこれらを収納
できるようにしてある。ここで、納骨室12の寸
法は境内その他の大きさ等に応じ任意に変更でき
る。
程度のもので、壁11の両側に0.15mおき位の間
隔で、交互に反対向きに形成され、該納骨室12
の中には棚21,21が設けられ、墓牌22をは
じめ蝋燭立て、線香立て、花瓶等を収納できるよ
うにしてある。そして収納室12はこれらを収納
できるようにしてある。ここで、納骨室12の寸
法は境内その他の大きさ等に応じ任意に変更でき
る。
そして、納骨室12はこれら仏具収納部23
と、骨壷収納部24とに分たれ、骨壷収納部24
は壁11の基礎部分に半地下室状態で形成され、
該骨壷収納部24と上記仏具収納部23との仕切
り壁に連通部が設けてあり、8個の骨壷を収納で
きるようになつている。また、納骨室12と外部
とは通気孔25により空気が循環できるようにな
つている。
と、骨壷収納部24とに分たれ、骨壷収納部24
は壁11の基礎部分に半地下室状態で形成され、
該骨壷収納部24と上記仏具収納部23との仕切
り壁に連通部が設けてあり、8個の骨壷を収納で
きるようになつている。また、納骨室12と外部
とは通気孔25により空気が循環できるようにな
つている。
扉13は金属製のもので、家紋および……家
代々の墓等と刻してあり、該扉13は水密かつ気
密的に閉鎖されるようになつている。また、納骨
室12の納骨室12を形成する壁(塀等を含む概
念である)11とは水密かつ気密性を保持するた
めにその間に防水処理が施してある。
代々の墓等と刻してあり、該扉13は水密かつ気
密的に閉鎖されるようになつている。また、納骨
室12の納骨室12を形成する壁(塀等を含む概
念である)11とは水密かつ気密性を保持するた
めにその間に防水処理が施してある。
続いて、以上の構成に基づき、本実施例の使用
方法および作用について説明すると、本実施例で
は第4図に示うように、お寺の境内に実施使用す
るものである。すなわち、従来では、お寺の境内
に納骨堂を建立するのが普通であつたが、本実施
例では、お寺の境内内に数列の壁を建立し、該壁
に納骨室を組み込んで、(必要に応じて、境内周
用の塀、壁自体に組み込んでもよい)使用する。
方法および作用について説明すると、本実施例で
は第4図に示うように、お寺の境内に実施使用す
るものである。すなわち、従来では、お寺の境内
に納骨堂を建立するのが普通であつたが、本実施
例では、お寺の境内内に数列の壁を建立し、該壁
に納骨室を組み込んで、(必要に応じて、境内周
用の塀、壁自体に組み込んでもよい)使用する。
そして、墓所として、また壁として作用する。
また、扉13を180度開いた際には、第2図で
明らかなように扉13は、反対壁面側の隣接する
墓所の背面側に背中合わせとなるように開かれ、
同一方向向きの隣接する墓所に対しては邪魔にな
らないよう作用する。
明らかなように扉13は、反対壁面側の隣接する
墓所の背面側に背中合わせとなるように開かれ、
同一方向向きの隣接する墓所に対しては邪魔にな
らないよう作用する。
なお、上述した本実施例においては、扉を片開
きの構成で説明したが、この構成に限られるもの
でなく、例えば、観音開きのような両開き構造と
してもよい。
きの構成で説明したが、この構成に限られるもの
でなく、例えば、観音開きのような両開き構造と
してもよい。
また、本実施例においては、納骨室を形成する
壁、塀を直線形状のもとで説明したが、この構成
に限られるものでなく、例えば、壁、塀を折れ曲
がつた形状(蛇行形状)のものとしてもよい。ま
た、納骨室は固定形状の構造でなく、収納自在の
構造としてもよい。また、納骨室の骨壷収納部は
壁の基礎部分に半地下室状態で形成した構成でな
く、壁を厚く形成して仏具収納部の後ろ側に形成
するようにしてもよい。
壁、塀を直線形状のもとで説明したが、この構成
に限られるものでなく、例えば、壁、塀を折れ曲
がつた形状(蛇行形状)のものとしてもよい。ま
た、納骨室は固定形状の構造でなく、収納自在の
構造としてもよい。また、納骨室の骨壷収納部は
壁の基礎部分に半地下室状態で形成した構成でな
く、壁を厚く形成して仏具収納部の後ろ側に形成
するようにしてもよい。
さらに、本実施例においては、壁を鉄筋コンク
リート製、扉を金属製のもので説明したが、他の
材質(例えば、扉を透明の合成樹脂製)よりなる
もので形成してもよい。
リート製、扉を金属製のもので説明したが、他の
材質(例えば、扉を透明の合成樹脂製)よりなる
もので形成してもよい。
さらにまた、前述した実施例においては、壁の
前面あるいは後面側には何も形成しない構成で説
明したが、本考案の壁式墓所はこの構成に限られ
るものでなく、例えば、前面側に花立て等を配設
した構成としてもよいことは明らかである。
前面あるいは後面側には何も形成しない構成で説
明したが、本考案の壁式墓所はこの構成に限られ
るものでなく、例えば、前面側に花立て等を配設
した構成としてもよいことは明らかである。
以上の記載より明らかなように、本考案によれ
ば、壁式墓所であつても反対壁面側の隣接する墓
所、あるいは同一方向横に隣接する墓所に対して
は、開いた扉が邪魔にならず、ゆつくりと落ち着
いて参拝できる壁式墓所を提供できるという効果
を有する。
ば、壁式墓所であつても反対壁面側の隣接する墓
所、あるいは同一方向横に隣接する墓所に対して
は、開いた扉が邪魔にならず、ゆつくりと落ち着
いて参拝できる壁式墓所を提供できるという効果
を有する。
また、本考案の実施例において、納骨室と外部
とを通気孔により連通できるようにした構成にあ
つては、納骨室内の線香の香りが境内に漂うの
で、墓所としてのイメージを損なわせることがな
い壁式墓所を提供できるという効果を有する。
とを通気孔により連通できるようにした構成にあ
つては、納骨室内の線香の香りが境内に漂うの
で、墓所としてのイメージを損なわせることがな
い壁式墓所を提供できるという効果を有する。
また、本考案の実施例において、納骨室を壁に
収納自在にできる構成にあつては、壁等の補修、
また、納骨室の交換等が容易に行える壁式墓所を
提供できるという効果を有する。
収納自在にできる構成にあつては、壁等の補修、
また、納骨室の交換等が容易に行える壁式墓所を
提供できるという効果を有する。
第1〜4図は本考案の実施例を示し、第1図は
要部を示す横断平面図、第2図は正面図、第3図
は縦断面図、第4図は使用状態を示す斜視図であ
る。 11……壁、12……納骨室、13……扉、2
3……仏具収納部、24……骨壷収納部。
要部を示す横断平面図、第2図は正面図、第3図
は縦断面図、第4図は使用状態を示す斜視図であ
る。 11……壁、12……納骨室、13……扉、2
3……仏具収納部、24……骨壷収納部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前面に扉を備えた納骨室を壁に組み込んだ壁
式墓所の構造であつて、上記納骨室を壁の内側
に一定間隔を置いて交互に組み込んだことを特
徴とする壁式墓所の構造。 (2) 扉が、反対壁面側の隣接墓所の背面側に開か
れる構造である実用新案登録請求の範囲第1項
に記載の壁式墓所の構造。 (3) 納骨室が、仏具収納部と骨壷収納部とに分た
れ、該骨壷収納部が壁の基礎部分に半地下室状
に形成された構造である実用新案登録請求の範
囲第1項に記載の壁式墓所の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15139285U JPH0318590Y2 (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15139285U JPH0318590Y2 (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6259255U JPS6259255U (ja) | 1987-04-13 |
JPH0318590Y2 true JPH0318590Y2 (ja) | 1991-04-19 |
Family
ID=31068419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15139285U Expired JPH0318590Y2 (ja) | 1985-10-01 | 1985-10-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0318590Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7367653B2 (ja) * | 2020-10-07 | 2023-10-24 | 株式会社ダイフク | 参拝設備 |
-
1985
- 1985-10-01 JP JP15139285U patent/JPH0318590Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6259255U (ja) | 1987-04-13 |
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