JPH03171636A - 電界効果トランジスタ - Google Patents
電界効果トランジスタInfo
- Publication number
- JPH03171636A JPH03171636A JP31044289A JP31044289A JPH03171636A JP H03171636 A JPH03171636 A JP H03171636A JP 31044289 A JP31044289 A JP 31044289A JP 31044289 A JP31044289 A JP 31044289A JP H03171636 A JPH03171636 A JP H03171636A
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- Japan
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- layer
- electrode
- quantum well
- channel
- hole
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- Junction Field-Effect Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は電界効果トランジスタに間する.(従来の技
術) 従来提案ざれている電界効果トランジスタとして、例え
ば文献I:IEEE ElectronDevice
Letters(アイイーイーイー エレクトロン
デバイス レターズ)vo1.EDL−6,No.1
.1985年1月に開示ざれているものがある. この従来の電界効果トランジスタは、分子線エビタキシ
ャル成長法(MBE法)等の結晶戒長法を用いて半絶縁
′aGaAs基板上に順次に積層した、アンドーブGa
Asバッファ層、Siドーブn−GaAsチャネル層、
Siドープn” −GaAsキャップ層を備え、ンース
領域及びドレイン領域のキャップ層にそれぞれオーミッ
ク電極を設けると共にチャネル領域のキャップ層をチャ
ネル層までリセスエツチングし、これにより露出させた
チャネル層にゲート電極を設けた構造を有する. (発明が解決しようとする課題) 上述した従来の電界効果トランジスタでは、トレイン電
圧が高くなりチャネルの電界強度が大きくなると、チャ
ネルで電子衝突電Mを生しる.この衝突電離で生じた電
子及び正孔のうち、電子はトレイン電極に及び正孔の一
部はゲート電極に導かれるが、正孔の他の一部はバッフ
ァ層及び半絶縁性基板に注入される.この注入ざれた正
孔はバッファ層或は半w!締牲基板の深い準位に捕獲ざ
れ当該層の電子ポテンシャルを引き下げる.この結果、
チャネルとバッファ層との間の空乏層の幅が狭まり、ド
レイン電流が急激に増加してキンクそ生しトレイン電流
の飽和特性は急激に劣化する. この発明の目的は、上述した従来の問題点を解決し、ト
レイン電圧が高くなってもトレイン電流の変調を起さな
い或は変調の程度が小さい電界効果トランジスタを提供
することにある.(課題を解決するための手段) この目的の遠戊を図るため、この発明の電界効果トラン
ジスタは、基板上に順次に設けたバッファ層及びチャネ
ル層を備えて成る電界効果トランジスタにおいて、バッ
ファ層{こ設けた正孔を溜゜めるための量子井戸形成層
と、量子井戸形成層と電気的に接続する正孔導出用電極
とを備えて成ることを特徴とする. (作用) このような構或によれば、量子井戸形戒層は価電子帯(
バレンスバンド)に正孔を溜めるための量子井戸層を形
戒する。従って衝突電離により生しバッファ層へ注入さ
れる正孔は、量子井戸形戒層に溜つ正孔導出用電極を介
して外部の電気回路等へと排出ざれる。
術) 従来提案ざれている電界効果トランジスタとして、例え
ば文献I:IEEE ElectronDevice
Letters(アイイーイーイー エレクトロン
デバイス レターズ)vo1.EDL−6,No.1
.1985年1月に開示ざれているものがある. この従来の電界効果トランジスタは、分子線エビタキシ
ャル成長法(MBE法)等の結晶戒長法を用いて半絶縁
′aGaAs基板上に順次に積層した、アンドーブGa
Asバッファ層、Siドーブn−GaAsチャネル層、
Siドープn” −GaAsキャップ層を備え、ンース
領域及びドレイン領域のキャップ層にそれぞれオーミッ
ク電極を設けると共にチャネル領域のキャップ層をチャ
ネル層までリセスエツチングし、これにより露出させた
チャネル層にゲート電極を設けた構造を有する. (発明が解決しようとする課題) 上述した従来の電界効果トランジスタでは、トレイン電
圧が高くなりチャネルの電界強度が大きくなると、チャ
ネルで電子衝突電Mを生しる.この衝突電離で生じた電
子及び正孔のうち、電子はトレイン電極に及び正孔の一
部はゲート電極に導かれるが、正孔の他の一部はバッフ
ァ層及び半絶縁性基板に注入される.この注入ざれた正
孔はバッファ層或は半w!締牲基板の深い準位に捕獲ざ
れ当該層の電子ポテンシャルを引き下げる.この結果、
チャネルとバッファ層との間の空乏層の幅が狭まり、ド
レイン電流が急激に増加してキンクそ生しトレイン電流
の飽和特性は急激に劣化する. この発明の目的は、上述した従来の問題点を解決し、ト
レイン電圧が高くなってもトレイン電流の変調を起さな
い或は変調の程度が小さい電界効果トランジスタを提供
することにある.(課題を解決するための手段) この目的の遠戊を図るため、この発明の電界効果トラン
ジスタは、基板上に順次に設けたバッファ層及びチャネ
ル層を備えて成る電界効果トランジスタにおいて、バッ
ファ層{こ設けた正孔を溜゜めるための量子井戸形成層
と、量子井戸形成層と電気的に接続する正孔導出用電極
とを備えて成ることを特徴とする. (作用) このような構或によれば、量子井戸形戒層は価電子帯(
バレンスバンド)に正孔を溜めるための量子井戸層を形
戒する。従って衝突電離により生しバッファ層へ注入さ
れる正孔は、量子井戸形戒層に溜つ正孔導出用電極を介
して外部の電気回路等へと排出ざれる。
(実施例)
以下、図面ヲ参照し、この発明の実施例1こつき説明す
る。尚、図面はこの発明が理解できる程度に概略的に示
してあるにすぎず、従って各構或或分の形状、寸法、配
設位8%図示例に限定するものではない. 第1図はこの発明の実施例の構戒を概略的に示す断面図
であり、素子分離層で分Hされた電界効果トランジスタ
1素子分の構造を示す.同図にも示すように、この実施
例の電界効果トランジスタは、基板10上に順次に設け
たバッファ層12及びチャネル層16を備え、バッファ
層12に設けた正孔を溜めるための量子井戸形成層14
と、量子井戸形戒層14と電気的に接続する正孔導出用
電極]6とを備えた構或を有する. 以下、より詳細にこの実施例につき説明する.この実施
例では半絶締性GaAs基板10上に順次にアンドーブ
GaAs下側バッファ層12a,!1子井戸形成層14
及びアンドープGaAs上側バッファ層12b!設け量
子井戸形成層14をバッファ層12a及び12bにより
挟持する構造とする.量子井戸形成層14は下側バッフ
ァ層12a側から順次に設けたp−GaAs層14a,
p−InGaAs層14b及びp−GaAs層14cか
ら或る,InGaAs層14t)に二次元正孔が誘起さ
れ、従ってチャネルで衝突電M(こより生した正孔は上
側バッファ層12t)及びGaAs層14cを通遇した
の5InGaAs層14bに溜る. I nGaAs層14bにおける正孔の移動度を高める
ため、I nGaAs層14bの層厚を臨界膜厚t M
AX以下とする.膜厚t MAXは転位の導入による格
子歪みの緩和が起らない最大の膜厚であり、膜厚t M
AXはGaAs層12a、12Cの格子定数及びI n
x Ga+−x As層14t)(X>O)の格子定数
の不整合の大きさによって決まる.例えばInGaAS
層141)をIno.2Gaa..As層とした場合、
t MAXは200λ程度となる.膜厚t MAXは、
I nx Ga+−. As層14bの×が大きくなる
ほどすなわちInxG a +−x A S層14bと
GaAs層12a、12Cとの間の格子定数の差が大き
くなるほど、小ざ〈なる.臨界膜厚t MAX以下のI
nGaAs層14bには格子不整合による格子歪みが
加わっているので、価電子帯の正孔の単位が分裂し、こ
の結果正孔の有効質量は小さ〈なる.従って歪みが加わ
っているInGaAs層14k)に誘起される二次元正
孔の移動度は、GaAs層12a、12bにおける正孔
の移動度及び歪みの加わっていない場合のI nGaA
s層14bにおける二次元正孔の移動度よりも高くなる
. ざらにこの実施例では、上側バッファ層12bの中央部
に順次にn−GaAsチャネル層16及びn” −Ga
Asコンタクト層20を設ける.また上側バッファ層1
2bの一方の側部に正孔導出用電極(オーミック電極)
18を設ける.電極18はシンタリングにより形或ざれ
た合金層22を介して、I nGaAs層14bと電気
的に接続する. そしてチャネル層16の中央g!3ヲ露出させるように
コンタクト層20からチャネル層16に至る深さの凹部
24を設け、露出したチャネル層16にゲート電極26
を設ける.またコンタクト層20の一方及び他方の側部
にはソース電極(オーミツウ電極)28及びドレイン電
極(オーミック電極)30を設ける.電極28及び30
はそれぞれシンタリングにより形成された合金層32及
び34を介して、チャネル層16と電気的に接続する. ざらにこの実施例の電界効果トランジスタ1素子を分離
するため、上側バツファ層12bから下側バッファ層1
2aに至る深さの素子分離層36を設ける。
る。尚、図面はこの発明が理解できる程度に概略的に示
してあるにすぎず、従って各構或或分の形状、寸法、配
設位8%図示例に限定するものではない. 第1図はこの発明の実施例の構戒を概略的に示す断面図
であり、素子分離層で分Hされた電界効果トランジスタ
1素子分の構造を示す.同図にも示すように、この実施
例の電界効果トランジスタは、基板10上に順次に設け
たバッファ層12及びチャネル層16を備え、バッファ
層12に設けた正孔を溜めるための量子井戸形成層14
と、量子井戸形戒層14と電気的に接続する正孔導出用
電極]6とを備えた構或を有する. 以下、より詳細にこの実施例につき説明する.この実施
例では半絶締性GaAs基板10上に順次にアンドーブ
GaAs下側バッファ層12a,!1子井戸形成層14
及びアンドープGaAs上側バッファ層12b!設け量
子井戸形成層14をバッファ層12a及び12bにより
挟持する構造とする.量子井戸形成層14は下側バッフ
ァ層12a側から順次に設けたp−GaAs層14a,
p−InGaAs層14b及びp−GaAs層14cか
ら或る,InGaAs層14t)に二次元正孔が誘起さ
れ、従ってチャネルで衝突電M(こより生した正孔は上
側バッファ層12t)及びGaAs層14cを通遇した
の5InGaAs層14bに溜る. I nGaAs層14bにおける正孔の移動度を高める
ため、I nGaAs層14bの層厚を臨界膜厚t M
AX以下とする.膜厚t MAXは転位の導入による格
子歪みの緩和が起らない最大の膜厚であり、膜厚t M
AXはGaAs層12a、12Cの格子定数及びI n
x Ga+−x As層14t)(X>O)の格子定数
の不整合の大きさによって決まる.例えばInGaAS
層141)をIno.2Gaa..As層とした場合、
t MAXは200λ程度となる.膜厚t MAXは、
I nx Ga+−. As層14bの×が大きくなる
ほどすなわちInxG a +−x A S層14bと
GaAs層12a、12Cとの間の格子定数の差が大き
くなるほど、小ざ〈なる.臨界膜厚t MAX以下のI
nGaAs層14bには格子不整合による格子歪みが
加わっているので、価電子帯の正孔の単位が分裂し、こ
の結果正孔の有効質量は小さ〈なる.従って歪みが加わ
っているInGaAs層14k)に誘起される二次元正
孔の移動度は、GaAs層12a、12bにおける正孔
の移動度及び歪みの加わっていない場合のI nGaA
s層14bにおける二次元正孔の移動度よりも高くなる
. ざらにこの実施例では、上側バッファ層12bの中央部
に順次にn−GaAsチャネル層16及びn” −Ga
Asコンタクト層20を設ける.また上側バッファ層1
2bの一方の側部に正孔導出用電極(オーミック電極)
18を設ける.電極18はシンタリングにより形或ざれ
た合金層22を介して、I nGaAs層14bと電気
的に接続する. そしてチャネル層16の中央g!3ヲ露出させるように
コンタクト層20からチャネル層16に至る深さの凹部
24を設け、露出したチャネル層16にゲート電極26
を設ける.またコンタクト層20の一方及び他方の側部
にはソース電極(オーミツウ電極)28及びドレイン電
極(オーミック電極)30を設ける.電極28及び30
はそれぞれシンタリングにより形成された合金層32及
び34を介して、チャネル層16と電気的に接続する. ざらにこの実施例の電界効果トランジスタ1素子を分離
するため、上側バツファ層12bから下側バッファ層1
2aに至る深さの素子分離層36を設ける。
上述のように構11iざれたこの実施例において、チャ
ネルで衝突電M18生じるような高いドレイン電圧を印
加した場合、バッファ層14t)に注入ざれた正孔は、
I nGaAs層14bに導かれ、外部回路と接続ざれ
電位がOv又は負電位に保持ざれた電極18より外部回
路へと排出される.またI nGaAs層14bにおけ
る正孔の移動度は高いので、正孔がチャネルから電極1
8に伝導するまでの間の抵抗を小さくてき、従って正孔
の伝導による電子ポテンシャルの低下を充分に少なくで
きる.このように正孔が外部回路へと排出ざれまた正孔
の伝導による電子ポテンシャルの低下を少なくできるの
で、バッファ層14bの正孔注入による電位の変動をな
くし或は少くでき、この結果、ドレイン電流の飽和特性
を従来よりも良好にすることができる. 次にこの発明の理解を深めるために、この実施例の製造
工程につき第2図及び第1図を参照し一例を挙げて説明
する.第2図(A)〜CC’)はこの実施例の主要な製
造工程を段階的に示す断面図である. まず第2図(A)にも示すように、半絶繍性GaAs基
板10上に順次に、アンドーブGaAsバッファ層12
a,Beドーブp−GaAs#14a,Beドーブp−
InGaAS層14b,Beドーブp−GaAs層14
C2アンドーブGaAsバッファ層12b,Siドープ
n一G’ a A sチャネル層16及びSiドーブn
+ ++GaAsコンタクト層20%、分子線或長法
(MBE法)によりエビタキシャル成長させる.次に第
2図CB)にも示すように、コンタクト層20、チャネ
ル層16及びバツファ層121)を部分的にエッチング
除去してバツファ層12bの中央部にメサ部38を形或
し、そののちバツファ層12bからバツファ層14aま
で部分的に酸素イオンを注入することによって素子分離
層36を形戒する。
ネルで衝突電M18生じるような高いドレイン電圧を印
加した場合、バッファ層14t)に注入ざれた正孔は、
I nGaAs層14bに導かれ、外部回路と接続ざれ
電位がOv又は負電位に保持ざれた電極18より外部回
路へと排出される.またI nGaAs層14bにおけ
る正孔の移動度は高いので、正孔がチャネルから電極1
8に伝導するまでの間の抵抗を小さくてき、従って正孔
の伝導による電子ポテンシャルの低下を充分に少なくで
きる.このように正孔が外部回路へと排出ざれまた正孔
の伝導による電子ポテンシャルの低下を少なくできるの
で、バッファ層14bの正孔注入による電位の変動をな
くし或は少くでき、この結果、ドレイン電流の飽和特性
を従来よりも良好にすることができる. 次にこの発明の理解を深めるために、この実施例の製造
工程につき第2図及び第1図を参照し一例を挙げて説明
する.第2図(A)〜CC’)はこの実施例の主要な製
造工程を段階的に示す断面図である. まず第2図(A)にも示すように、半絶繍性GaAs基
板10上に順次に、アンドーブGaAsバッファ層12
a,Beドーブp−GaAs#14a,Beドーブp−
InGaAS層14b,Beドーブp−GaAs層14
C2アンドーブGaAsバッファ層12b,Siドープ
n一G’ a A sチャネル層16及びSiドーブn
+ ++GaAsコンタクト層20%、分子線或長法
(MBE法)によりエビタキシャル成長させる.次に第
2図CB)にも示すように、コンタクト層20、チャネ
ル層16及びバツファ層121)を部分的にエッチング
除去してバツファ層12bの中央部にメサ部38を形或
し、そののちバツファ層12bからバツファ層14aま
で部分的に酸素イオンを注入することによって素子分離
層36を形戒する。
次に第2図(C)にも示すように、コンタクト層20に
ソース電極28及びドレイン電極30を設けそののちシ
ンタリングを行なって電極28及び30の下側にそれぞ
れ合金層32及び34を形威し、ざらにバッファ層12
bに正孔導出用電極]8を設けそののちシンタリングを
行なって電極]8の下側に合金層22を形戒する. 次に第1図にも示すように、コンタクト層20及びチャ
ネル層16をリセスエッチングにより部分的に除去して
凹部24を形戒し、凹部24を介して露出したチャネル
層16の中央部にゲート電極を形成し、所定の電界効果
トランジスタを得る. この発明は上述した実施例にのみ限定ざれるものではな
く、従って各構戊戒分の導電型、形戊材料、ドーピング
材料、形或方法、配設位置、寸法、形状及びその他の条
件を任意好適に変更できる. 例えば、上述の実施例ではアンドープGaAsバッファ
層12にInGaAs層を挿入しInGaAs層及びこ
のInGaAs層近傍領域のGaAsバッファ層12に
アクセブタ不純物をドーブすることによって、p−Ga
As層14a,p−InGaAs層14b及びp−Ga
As層14cから戊る量子井戸形成層14を形成し、p
−InGaAs層14t)に二次元正孔を誘起させるよ
うにしたが、量子井戸形成層の構成をこれに限定するも
のではない.このほか、例えば量子井戸形成層をp−I
nGaAs層のみから構戒しアンドーブGaAs上側バ
ッファ層及びアンドーブGaAs下側バッファ層で扶持
する構成としてもよい.或は量子井戸形成層を下側バッ
ファ層側から順次に設けたp−GaAs層、アンドーブ
InGaAs層及びp−GaAs層から構成するように
してもよい. またチャネル層及びコンタクト層の形成ヲMBE法等の
エビタキシャル成長法のほか、イオン注入法を用いて行
なってもよい. (発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明の電界効
果トランジスタによれば、量子井戸形成層は価電子帯(
バレンスバンド)に正孔を溜めるための量子井戸層を形
戒する.従って衝突電離により生しパッファ層へ注入さ
れる正孔は、量子井戸形成層に溜り正孔導出用電極を介
して外部の電気回路等へと排出ざれる.その結果、正孔
の注入によるバッファ層の電位の変動をなくし或は小さ
くでき、これかため従来よりもトレイン電流の飽和特性
か良好な電界効果トランジスタを提供できる.
ソース電極28及びドレイン電極30を設けそののちシ
ンタリングを行なって電極28及び30の下側にそれぞ
れ合金層32及び34を形威し、ざらにバッファ層12
bに正孔導出用電極]8を設けそののちシンタリングを
行なって電極]8の下側に合金層22を形戒する. 次に第1図にも示すように、コンタクト層20及びチャ
ネル層16をリセスエッチングにより部分的に除去して
凹部24を形戒し、凹部24を介して露出したチャネル
層16の中央部にゲート電極を形成し、所定の電界効果
トランジスタを得る. この発明は上述した実施例にのみ限定ざれるものではな
く、従って各構戊戒分の導電型、形戊材料、ドーピング
材料、形或方法、配設位置、寸法、形状及びその他の条
件を任意好適に変更できる. 例えば、上述の実施例ではアンドープGaAsバッファ
層12にInGaAs層を挿入しInGaAs層及びこ
のInGaAs層近傍領域のGaAsバッファ層12に
アクセブタ不純物をドーブすることによって、p−Ga
As層14a,p−InGaAs層14b及びp−Ga
As層14cから戊る量子井戸形成層14を形成し、p
−InGaAs層14t)に二次元正孔を誘起させるよ
うにしたが、量子井戸形成層の構成をこれに限定するも
のではない.このほか、例えば量子井戸形成層をp−I
nGaAs層のみから構戒しアンドーブGaAs上側バ
ッファ層及びアンドーブGaAs下側バッファ層で扶持
する構成としてもよい.或は量子井戸形成層を下側バッ
ファ層側から順次に設けたp−GaAs層、アンドーブ
InGaAs層及びp−GaAs層から構成するように
してもよい. またチャネル層及びコンタクト層の形成ヲMBE法等の
エビタキシャル成長法のほか、イオン注入法を用いて行
なってもよい. (発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明の電界効
果トランジスタによれば、量子井戸形成層は価電子帯(
バレンスバンド)に正孔を溜めるための量子井戸層を形
戒する.従って衝突電離により生しパッファ層へ注入さ
れる正孔は、量子井戸形成層に溜り正孔導出用電極を介
して外部の電気回路等へと排出ざれる.その結果、正孔
の注入によるバッファ層の電位の変動をなくし或は小さ
くでき、これかため従来よりもトレイン電流の飽和特性
か良好な電界効果トランジスタを提供できる.
第1図はこの発明の実施例の構或を概略的に示す断面図
、 第2図(A)〜(C)は実施例の主要な製造工程を段階
的に示す断面図である. 10・・・基板、 12・・・バッファ層]4
・・・量子井戸形或層 18・・・正孔導出用電極。
、 第2図(A)〜(C)は実施例の主要な製造工程を段階
的に示す断面図である. 10・・・基板、 12・・・バッファ層]4
・・・量子井戸形或層 18・・・正孔導出用電極。
Claims (1)
- (1)基板上に順次に設けたバッファ層及びチャネル層
を備えて成る電界効果トランジスタにおいて、 前記バッファ層に設けた正孔を溜めるための量子井戸形
成層と、該量子井戸形成層と電気的に接続する正孔導出
用電極とを備えて成ることを特徴とする電界効果トラン
ジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31044289A JPH03171636A (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 電界効果トランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31044289A JPH03171636A (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 電界効果トランジスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03171636A true JPH03171636A (ja) | 1991-07-25 |
Family
ID=18005298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31044289A Pending JPH03171636A (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | 電界効果トランジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03171636A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04260339A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-09-16 | Philips Gloeilampenfab:Nv | 半導体装置 |
JP2007059589A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Toshiba Corp | 窒化物半導体素子 |
JP2008532261A (ja) * | 2005-01-25 | 2008-08-14 | モクストロニクス,インコーポレイテッド | 高性能fetデバイス及び方法 |
JP2013201189A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Toyota Central R&D Labs Inc | 半導体装置 |
-
1989
- 1989-11-29 JP JP31044289A patent/JPH03171636A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04260339A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-09-16 | Philips Gloeilampenfab:Nv | 半導体装置 |
JP2008532261A (ja) * | 2005-01-25 | 2008-08-14 | モクストロニクス,インコーポレイテッド | 高性能fetデバイス及び方法 |
JP2007059589A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Toshiba Corp | 窒化物半導体素子 |
JP2013201189A (ja) * | 2012-03-23 | 2013-10-03 | Toyota Central R&D Labs Inc | 半導体装置 |
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