JPH03167788A - インバータ装置 - Google Patents
インバータ装置Info
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- JPH03167788A JPH03167788A JP1308807A JP30880789A JPH03167788A JP H03167788 A JPH03167788 A JP H03167788A JP 1308807 A JP1308807 A JP 1308807A JP 30880789 A JP30880789 A JP 30880789A JP H03167788 A JPH03167788 A JP H03167788A
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- capacitor
- current
- inductor
- circuit
- switching element
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野〕
本発明は、2個の負荷回路を有する乙ンバータ装置に関
するものであり、例えば2灯の放電灯を高周波で点灯さ
せる電子安定器として利用することができる。
するものであり、例えば2灯の放電灯を高周波で点灯さ
せる電子安定器として利用することができる。
[従来の技術]
従来、2個の負荷回路を有する電圧共振型の一石式のイ
ンバータ装置として、第13図又は第14図に示す回路
が存在する。以下、その回路構成について説明する。イ
ンダクタL1とコンデンサC1の並列回路の一端は、直
流電源E1の第lの電極(正極〉に接続されており、上
記並列回路の他端はスイッチング素子SW1を介して直
流電源E.の第2の電極(負極)に接続されている。ス
イッチング素子SW1は、例えば、NPN}ランジスタ
よりなり、その制御電極(ベース)に印加される制御電
圧vbが“High”レベルのときには、順方向電流I
cを通電可能となり、制御電圧vbが”Low”レベル
のときには、順方向電流1cを阻止する。このスイッチ
ング素子SW1の両端には、ダイオードD1が逆並列接
続されている。駆動回路は、直流電源E.から給電され
、スイッチング素子SWlに与える制御電圧vbを発生
する。
ンバータ装置として、第13図又は第14図に示す回路
が存在する。以下、その回路構成について説明する。イ
ンダクタL1とコンデンサC1の並列回路の一端は、直
流電源E1の第lの電極(正極〉に接続されており、上
記並列回路の他端はスイッチング素子SW1を介して直
流電源E.の第2の電極(負極)に接続されている。ス
イッチング素子SW1は、例えば、NPN}ランジスタ
よりなり、その制御電極(ベース)に印加される制御電
圧vbが“High”レベルのときには、順方向電流I
cを通電可能となり、制御電圧vbが”Low”レベル
のときには、順方向電流1cを阻止する。このスイッチ
ング素子SW1の両端には、ダイオードD1が逆並列接
続されている。駆動回路は、直流電源E.から給電され
、スイッチング素子SWlに与える制御電圧vbを発生
する。
第13図に示す従来例1では、インダクタLとコンデン
サC1よりなる共振回路の両端に、直流カット用のコン
デンサC2と限流用のインダクタL2を介して、2個の
負荷回路1. ,e2の並列回路が接続されている。ま
た、第14図に示す従来例2では、スイッチング素子S
WlとダイオードDよりなるスイッチング要素の両端に
、直流カット用のコンデンサC2と限流用のインダクタ
L2を介して、2個の負荷回路1. ,1,の並列回路
が接続されている。いずれの回路においても、コンデン
サC1とインダクタL.,L2は共振動作に関与するが
、コンデンサC2は負荷回路1. ,l2に流れる電流
の直流戒分をカットするためのコンデンサてあり、共振
動作には影響を及ぼさない程度に大きな容1に設定され
る。負荷回路1. ,12に直流或分が流れても不都合
の無い場合には、コンデンサC2は省略しても構わない
。
サC1よりなる共振回路の両端に、直流カット用のコン
デンサC2と限流用のインダクタL2を介して、2個の
負荷回路1. ,e2の並列回路が接続されている。ま
た、第14図に示す従来例2では、スイッチング素子S
WlとダイオードDよりなるスイッチング要素の両端に
、直流カット用のコンデンサC2と限流用のインダクタ
L2を介して、2個の負荷回路1. ,1,の並列回路
が接続されている。いずれの回路においても、コンデン
サC1とインダクタL.,L2は共振動作に関与するが
、コンデンサC2は負荷回路1. ,l2に流れる電流
の直流戒分をカットするためのコンデンサてあり、共振
動作には影響を及ぼさない程度に大きな容1に設定され
る。負荷回路1. ,12に直流或分が流れても不都合
の無い場合には、コンデンサC2は省略しても構わない
。
第−15図及び第16図はそれぞれ従来例1及び従来例
2の動作波形図である。上記各図において、(a)はス
イッチング素子SW1に与える制御電圧vb、(b)は
スイッチング素子SWlに流れる電流Ic、(c)はス
イッチング素子SW,の両端電圧Vce、(d)は負荷
回路I1に流れる負荷電流11.、(e)は負荷回路1
2に流れる負荷電流■12、(f)はグランドラインに
流れる電流Igrの波形をそれぞれ示している。
2の動作波形図である。上記各図において、(a)はス
イッチング素子SW1に与える制御電圧vb、(b)は
スイッチング素子SWlに流れる電流Ic、(c)はス
イッチング素子SW,の両端電圧Vce、(d)は負荷
回路I1に流れる負荷電流11.、(e)は負荷回路1
2に流れる負荷電流■12、(f)はグランドラインに
流れる電流Igrの波形をそれぞれ示している。
ただし、負方向の電流1cは、ダイオードD1に流れる
電流を意味している。
電流を意味している。
以下、従来例1の動作(第15図参照)について説明す
る.まず、制御電圧vbが゛’High”レベルとなっ
て、スイッチング素子SW,がオンになると、直流電源
E1からインダクタL.、スイッチング素子SW1を介
して電流が流れると共に、直流電源E,からコンデンサ
C2、負荷回路1. ,12、インダクタL2、スイッ
チング素子SW1を介して電流が流れる。このとき、ス
イッチング素子SWIに流れる電流Icは、インダクタ
L + , L 2によって限流されているので、時間
の経過と共に漸増する電流となる。電流Icの増加につ
れて、インダクタしI,L2にはエネルギーが蓄積され
る。このとき、負荷回路1. ,12には負荷宅流I1
,,If2が負方向(第13図に示す矢印とは逆方向〉
に漸増しながら流れている。また、コンデンサCIはダ
イオードD,のカソード側が負となるように、直流電源
E.と同じ電圧に充電されており、スイッチング素子S
Wlの両端電圧Vceはゼロとなっている。
る.まず、制御電圧vbが゛’High”レベルとなっ
て、スイッチング素子SW,がオンになると、直流電源
E1からインダクタL.、スイッチング素子SW1を介
して電流が流れると共に、直流電源E,からコンデンサ
C2、負荷回路1. ,12、インダクタL2、スイッ
チング素子SW1を介して電流が流れる。このとき、ス
イッチング素子SWIに流れる電流Icは、インダクタ
L + , L 2によって限流されているので、時間
の経過と共に漸増する電流となる。電流Icの増加につ
れて、インダクタしI,L2にはエネルギーが蓄積され
る。このとき、負荷回路1. ,12には負荷宅流I1
,,If2が負方向(第13図に示す矢印とは逆方向〉
に漸増しながら流れている。また、コンデンサCIはダ
イオードD,のカソード側が負となるように、直流電源
E.と同じ電圧に充電されており、スイッチング素子S
Wlの両端電圧Vceはゼロとなっている。
次に、制w電圧vbが゛’Low”レベルとなって、ス
イッチング素子SW,がオフになると、インダクタL.
.L2に蓄積されたエネルギーにより、インダクタL,
,L2に電流を流し続ける方向に起電力が発生し、イン
ダクタL2がらコンデンサCコンデンサC2、負荷回路
1.12を介して電流が流れると共に、同じ方向にイン
ダクタし,がらコンデンサC1に電流が流れて、コンデ
ンサC1は逆極性となるように、つまりダイオードD.
のカソード側が正となるように充電される。これにより
、スイッチング素子SW1の両端電圧Vceは上昇する
。このとき、負荷回路1. ,12には負荷電流I/I
l2が負方向に漸減しながら流れる。
イッチング素子SW,がオフになると、インダクタL.
.L2に蓄積されたエネルギーにより、インダクタL,
,L2に電流を流し続ける方向に起電力が発生し、イン
ダクタL2がらコンデンサCコンデンサC2、負荷回路
1.12を介して電流が流れると共に、同じ方向にイン
ダクタし,がらコンデンサC1に電流が流れて、コンデ
ンサC1は逆極性となるように、つまりダイオードD.
のカソード側が正となるように充電される。これにより
、スイッチング素子SW1の両端電圧Vceは上昇する
。このとき、負荷回路1. ,12には負荷電流I/I
l2が負方向に漸減しながら流れる。
次に、コンデンサC1に蓄積された電荷はインダクタL
2、負荷回路1.,/2、コンデンサC2を介して放電
されると共に、同じ方向にインダクタしにも放電される
。このとき、負荷回路L ,12には負荷電流If.,
I12が正方向(第13図に示す矢印と同方向)に漸増
しながら流れる。コンデンサCの電荷が放電され尽くす
と、インダクタL l, L 2は電流を流し続ける方
向に起電力を発生し、インダクタL2から負荷回路l.
12、コンデンサC2を介してコンデンサC1に電流が
流れると共に、同じ方向にインダクタL.がらもコンデ
ンサC1に電流が流れる.これによりコンデンサC1は
再び逆極性に、つまりダイオードD1のカソード側が負
となるように充電される。このとき、負荷回8ee2に
は負荷電流If!,,[2が正方向に漸減しながら流れ
る。また、スイッチング素子SW1の両端電圧Vceは
降下し、やがてゼロになる。コンデンサCIが直流電源
E!よりも高い電圧にまで充電されると、ダイオードD
,が導通し、インダクタL2から負荷回路1. ,1,
、コンデンサC2、直流電源EダイオードD1を介して
電流が流れると共に、インダクタL,からも直流電源E
.ダイオードDを介して電流が流れる。このダイオード
D.を介して流れる電流は、負方向のグランド電流Ig
rとして流れるものである。その後、スイッチング素子
SW1がオンされることにより、再び漸増する電流Ic
が正方向のグランド電流IHrとして流れて、以下、同
じ動作を繰り返す. 次に、従来例2の動作(第16図参照)について説明す
る.最初に、スイッチング素子SW1がオフであるとき
には、直流電源E1からインダクタL 1, L 2、
負荷回路1. ,12、コンデンサC2を介して電流が
流れ、コンデンサC2は負荷回路l.12側が正となる
ように充電されている。その後、制御電圧vbが゜’H
igh”レベルとなって、スイッチング素子S W ,
がオンになると、コンデンサC2から負荷回路1+ ,
l2、インダクタL2、スイッチング素子SW1を介し
て電流が流れると共に、直流電源E1から、インダクタ
L1、スイッチング素子SW1を介して電流が流れる.
スイッチング素子SW Iに流れる電流Icは、インダ
クタL,,L2により限流されているので、漸増電流と
なる。このとき、負荷回路1,,1.には負荷電流I/
,,[2が負方向(第14図に示す矢印とは逆方向〉に
漸増しながら流れている。グランド電流igrは、直流
電源E1からインダクタL,、スイッチング素子SW1
を介して正方向(第14図に示す矢印と同方向)に漸増
しながら流れる.また、コンデンサC1はダイオードD
Iのカソード側が負となるように、直流電源E,と同じ
電圧に充電されており、スイッチング素子SW1の両端
電圧Vceはゼロとなっている。
2、負荷回路1.,/2、コンデンサC2を介して放電
されると共に、同じ方向にインダクタしにも放電される
。このとき、負荷回路L ,12には負荷電流If.,
I12が正方向(第13図に示す矢印と同方向)に漸増
しながら流れる。コンデンサCの電荷が放電され尽くす
と、インダクタL l, L 2は電流を流し続ける方
向に起電力を発生し、インダクタL2から負荷回路l.
12、コンデンサC2を介してコンデンサC1に電流が
流れると共に、同じ方向にインダクタL.がらもコンデ
ンサC1に電流が流れる.これによりコンデンサC1は
再び逆極性に、つまりダイオードD1のカソード側が負
となるように充電される。このとき、負荷回8ee2に
は負荷電流If!,,[2が正方向に漸減しながら流れ
る。また、スイッチング素子SW1の両端電圧Vceは
降下し、やがてゼロになる。コンデンサCIが直流電源
E!よりも高い電圧にまで充電されると、ダイオードD
,が導通し、インダクタL2から負荷回路1. ,1,
、コンデンサC2、直流電源EダイオードD1を介して
電流が流れると共に、インダクタL,からも直流電源E
.ダイオードDを介して電流が流れる。このダイオード
D.を介して流れる電流は、負方向のグランド電流Ig
rとして流れるものである。その後、スイッチング素子
SW1がオンされることにより、再び漸増する電流Ic
が正方向のグランド電流IHrとして流れて、以下、同
じ動作を繰り返す. 次に、従来例2の動作(第16図参照)について説明す
る.最初に、スイッチング素子SW1がオフであるとき
には、直流電源E1からインダクタL 1, L 2、
負荷回路1. ,12、コンデンサC2を介して電流が
流れ、コンデンサC2は負荷回路l.12側が正となる
ように充電されている。その後、制御電圧vbが゜’H
igh”レベルとなって、スイッチング素子S W ,
がオンになると、コンデンサC2から負荷回路1+ ,
l2、インダクタL2、スイッチング素子SW1を介し
て電流が流れると共に、直流電源E1から、インダクタ
L1、スイッチング素子SW1を介して電流が流れる.
スイッチング素子SW Iに流れる電流Icは、インダ
クタL,,L2により限流されているので、漸増電流と
なる。このとき、負荷回路1,,1.には負荷電流I/
,,[2が負方向(第14図に示す矢印とは逆方向〉に
漸増しながら流れている。グランド電流igrは、直流
電源E1からインダクタL,、スイッチング素子SW1
を介して正方向(第14図に示す矢印と同方向)に漸増
しながら流れる.また、コンデンサC1はダイオードD
Iのカソード側が負となるように、直流電源E,と同じ
電圧に充電されており、スイッチング素子SW1の両端
電圧Vceはゼロとなっている。
次に、制御電圧vbが“Lo1レベルとなって、スイッ
チング素子S W +がオフされると、インダクタL
.L 2は電流を流し続ける方向に起電力を発生するの
で、インダクタL2からコンデンサC直流電源E1、コ
ンデンサC2、負荷回路11.12を介して電流が流れ
ると共に、同じ方向にインダクタL1からコンデンサC
1に電流が流れる。これにより、コンデンサC1は逆極
性、つまりダイオードD1のカソード側が正となるよう
に充電される。
チング素子S W +がオフされると、インダクタL
.L 2は電流を流し続ける方向に起電力を発生するの
で、インダクタL2からコンデンサC直流電源E1、コ
ンデンサC2、負荷回路11.12を介して電流が流れ
ると共に、同じ方向にインダクタL1からコンデンサC
1に電流が流れる。これにより、コンデンサC1は逆極
性、つまりダイオードD1のカソード側が正となるよう
に充電される。
このため、スイッチング素子SW1の両端電圧Vceは
上昇する。また、負荷回路i. ,12には負荷電流I
Z.,IN2が負方向に漸減しながら流れている。
上昇する。また、負荷回路i. ,12には負荷電流I
Z.,IN2が負方向に漸減しながら流れている。
また、グランド電流Igrは、負荷電流Il,,I12
の和となるので、負方向に漸減しながら流れることにな
る。
の和となるので、負方向に漸減しながら流れることにな
る。
次に、コンデンサC1に蓄積された電荷は、インダクタ
L2、負荷回路l.12、コンデンサC2、直流電源E
1を介して放電されると共に、同じ方向にインダクタL
1にも放電される。このとき、負荷回路1, j!2に
は正方向く第14図の矢印と同方向〉に負荷電流I1,
,H!2が漸増しながら流れ、両負荷電流IN.,Il
2の和がグランド電流Igrとなる。コンデンサC1の
電荷が放電し尽くされると、インダクタL,,L2は電
流を流し続ける方向に起電力を発生し、インダクタL2
から負荷回路1.,12、コンデンサC2、直流電源E
,、コンデンサC1を介して電流が流れ、同じ方向にイ
ンダクタL1からコンデンサC1に電流が流れる。この
ため、コンデンサC+は再び逆極性、つまりダイオード
Dのカソード側が負となるように充電される。このとき
、負荷回路1. ,12には正方向の負荷電流IN■1
2が漸減しながら流れ、両負荷電流11..Il2の和
がグランド電流Igrとなる.また、スイッチング素子
SW,の両端電圧Vceは降下する。コンデンサC,が
直流電源E1の電圧よりも高い電圧にまで充電されると
、ダイオードD1が導通し、インダクタL2から負荷回
路1.,12,コンデンサC2、ダイオードD1を介し
て電流が流れると共に、インダクタL.から直流電源E
1、ダイオードD1を介して負方向のグランド電流Ig
rが流れる。ただし、このグランド電流Igrはインダ
クタL1の残留エネルギーのみによって流れるものであ
るから、無視できる程度に小さい。その後、スイッチン
グ素子S W +がオンされることにより、再び漸増す
る正方向のグランド電流Igrが流れて、以下、同じ動
作を繰り返す。
L2、負荷回路l.12、コンデンサC2、直流電源E
1を介して放電されると共に、同じ方向にインダクタL
1にも放電される。このとき、負荷回路1, j!2に
は正方向く第14図の矢印と同方向〉に負荷電流I1,
,H!2が漸増しながら流れ、両負荷電流IN.,Il
2の和がグランド電流Igrとなる。コンデンサC1の
電荷が放電し尽くされると、インダクタL,,L2は電
流を流し続ける方向に起電力を発生し、インダクタL2
から負荷回路1.,12、コンデンサC2、直流電源E
,、コンデンサC1を介して電流が流れ、同じ方向にイ
ンダクタL1からコンデンサC1に電流が流れる。この
ため、コンデンサC+は再び逆極性、つまりダイオード
Dのカソード側が負となるように充電される。このとき
、負荷回路1. ,12には正方向の負荷電流IN■1
2が漸減しながら流れ、両負荷電流11..Il2の和
がグランド電流Igrとなる.また、スイッチング素子
SW,の両端電圧Vceは降下する。コンデンサC,が
直流電源E1の電圧よりも高い電圧にまで充電されると
、ダイオードD1が導通し、インダクタL2から負荷回
路1.,12,コンデンサC2、ダイオードD1を介し
て電流が流れると共に、インダクタL.から直流電源E
1、ダイオードD1を介して負方向のグランド電流Ig
rが流れる。ただし、このグランド電流Igrはインダ
クタL1の残留エネルギーのみによって流れるものであ
るから、無視できる程度に小さい。その後、スイッチン
グ素子S W +がオンされることにより、再び漸増す
る正方向のグランド電流Igrが流れて、以下、同じ動
作を繰り返す。
[発明が解決しようとする課題]
上述の従来例1にあっては、スイッチング素子SWlに
流れる電流Icがそのままグランド電流Igrとなるの
で、スイッチング素子S W +がオフする直前の電流
Icのピーク値が、そのままグランドラインに流れるこ
とになり、グランド電流Igrの正のピーク値が高いと
いう問題がある.一方、従来例2にあっては、スイッチ
ング素子SW,がオフされた瞬間に、インダクタL2が
発生する逆起電力(いわゆるキック電圧)がコンデンサ
C1を介して直流電源E1に加わり、負方向のグランド
電流Igrとなって流れるので、グランド電流Igrの
負のピーク値が高いという問題がある.このように、従
来例1.2にあっては、グランドラインを流れるグラン
ドt流Igrのピーク値が高いので、実回路上で存在す
るラインインピーダンス(例えば電線やプリント基板の
配線パターン上の抵抗成分)で発生する電位差が大きく
なる。
流れる電流Icがそのままグランド電流Igrとなるの
で、スイッチング素子S W +がオフする直前の電流
Icのピーク値が、そのままグランドラインに流れるこ
とになり、グランド電流Igrの正のピーク値が高いと
いう問題がある.一方、従来例2にあっては、スイッチ
ング素子SW,がオフされた瞬間に、インダクタL2が
発生する逆起電力(いわゆるキック電圧)がコンデンサ
C1を介して直流電源E1に加わり、負方向のグランド
電流Igrとなって流れるので、グランド電流Igrの
負のピーク値が高いという問題がある.このように、従
来例1.2にあっては、グランドラインを流れるグラン
ドt流Igrのピーク値が高いので、実回路上で存在す
るラインインピーダンス(例えば電線やプリント基板の
配線パターン上の抵抗成分)で発生する電位差が大きく
なる。
その結果、以下に示すような問題が生じる。
■グランドレベルの変動が大きく、回路動作(特に制御
回路の動作)が不安定となる。
回路の動作)が不安定となる。
■ラインインピーダンスの抵抗成分Rにより、R −−
I Fir2に相当する電力が消費され、回路損失が大
きく、効率が低下する。
I Fir2に相当する電力が消費され、回路損失が大
きく、効率が低下する。
■グランドレベルが高周波的に変動することにより、ノ
イズレベルが高くなる。
イズレベルが高くなる。
■グランド電流Igrのピーク値が高いために、電線や
プリント基板を含めて回路部品の信頼性が低下する。
プリント基板を含めて回路部品の信頼性が低下する。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、共振型の一石式インバータ装置
により2個の負荷回路を駆動する際に、グランド電流の
ピーク値を低減して、グランドレベルの変動を抑制し、
上記の各問題点を解決することにある. [課題を解決するための千段コ 第1図は本発明の基本構成を示す回路図である.この回
路にあっては、スイッチング素子SW1とダイオードD
1よりなるスイッチング要素とコンデンサC1の直列回
路が直流電源E1に並列的に接続されており、第1の負
荷回路l1と第1のインダクタL2゛の直列回路がコン
デンサC1に並列的に接続され、第2の負荷回路12と
第2のインダクタL2”の直列回路が上記スイッチング
要素に並列的に接続されている。
の目的とするところは、共振型の一石式インバータ装置
により2個の負荷回路を駆動する際に、グランド電流の
ピーク値を低減して、グランドレベルの変動を抑制し、
上記の各問題点を解決することにある. [課題を解決するための千段コ 第1図は本発明の基本構成を示す回路図である.この回
路にあっては、スイッチング素子SW1とダイオードD
1よりなるスイッチング要素とコンデンサC1の直列回
路が直流電源E1に並列的に接続されており、第1の負
荷回路l1と第1のインダクタL2゛の直列回路がコン
デンサC1に並列的に接続され、第2の負荷回路12と
第2のインダクタL2”の直列回路が上記スイッチング
要素に並列的に接続されている。
第2図は本発明の他の基本構成を示す回路図である。こ
の回路にあっては、第14図に示す従来例において、負
荷回路l2に並列接続されていた負荷回路11を、イン
ダクタL 1, L 2の直列回路に並列接続したもの
であり、インダクタL2が上述の第l及び第2のインダ
クタL2’,L2”を兼ねている.なお、コンデンサC
2は直流カット用であり、共振動作には影響しないので
、負荷回路l2が直流駆動可能であればコンデンサC2
は省略可能しても構わない。また、インダクタL,はコ
ンデンサC1と閉回路を構成しているので、グランド電
流IHrには殆ど関係せず、インダクタL,が無くても
本発明の動作には影響しない。ただし、インダクタL1
を省略すると、コンデンサCIの充放電速度が変わるの
で、共振周波数は変化する。
の回路にあっては、第14図に示す従来例において、負
荷回路l2に並列接続されていた負荷回路11を、イン
ダクタL 1, L 2の直列回路に並列接続したもの
であり、インダクタL2が上述の第l及び第2のインダ
クタL2’,L2”を兼ねている.なお、コンデンサC
2は直流カット用であり、共振動作には影響しないので
、負荷回路l2が直流駆動可能であればコンデンサC2
は省略可能しても構わない。また、インダクタL,はコ
ンデンサC1と閉回路を構成しているので、グランド電
流IHrには殆ど関係せず、インダクタL,が無くても
本発明の動作には影響しない。ただし、インダクタL1
を省略すると、コンデンサCIの充放電速度が変わるの
で、共振周波数は変化する。
[作用]
以下、本発明の作用を第3図及び第4図に基づいて1明
する。第3図は第2図に示す回路の動作波形図である。
する。第3図は第2図に示す回路の動作波形図である。
また、第4図(a)〜(d)は第2図に示す回路の動作
を4段階に分けて示したものである.まず、スイッチン
グ素子SW1がオンになると、第4図(a)に示すよう
に、直流電源E1からインダクタL1、スイッチング素
子SW1を介して漸増電流が流れる。また、直流電源E
1から負荷回路l.インダクタL2、スイッチング素子
SWlを介して負荷電流I1!1が負方向(第2図の矢
印とは逆方向)に漸増しながら流れる.これらの電流の
和がグランドラインに流れるので、グランド電流Igr
は正方向(第2図の矢印と同方向)に漸増しながら流れ
る電流となる。また、直流カット用のコンデンサC2か
ら負荷回路12、インダクタL2、スイッチング素子S
W1を介して負荷電流I1’2が負方向(第2図の矢印
とは逆方向)に漸増しながら流れる。この負igi′電
流I122はグランドラインには流れないので、グラン
ド電流Igrの正のピーク値は従来例lに比べて低くな
る。コンデンサC1は、スイッチング素子SW1がオン
されていることにより、ダイオードD1のカソード側が
負となるように、直流電源E1と同じ電圧に充電されて
おり、スイッチング素子SW1の両端電圧VCeはゼロ
となっている。
を4段階に分けて示したものである.まず、スイッチン
グ素子SW1がオンになると、第4図(a)に示すよう
に、直流電源E1からインダクタL1、スイッチング素
子SW1を介して漸増電流が流れる。また、直流電源E
1から負荷回路l.インダクタL2、スイッチング素子
SWlを介して負荷電流I1!1が負方向(第2図の矢
印とは逆方向)に漸増しながら流れる.これらの電流の
和がグランドラインに流れるので、グランド電流Igr
は正方向(第2図の矢印と同方向)に漸増しながら流れ
る電流となる。また、直流カット用のコンデンサC2か
ら負荷回路12、インダクタL2、スイッチング素子S
W1を介して負荷電流I1’2が負方向(第2図の矢印
とは逆方向)に漸増しながら流れる。この負igi′電
流I122はグランドラインには流れないので、グラン
ド電流Igrの正のピーク値は従来例lに比べて低くな
る。コンデンサC1は、スイッチング素子SW1がオン
されていることにより、ダイオードD1のカソード側が
負となるように、直流電源E1と同じ電圧に充電されて
おり、スイッチング素子SW1の両端電圧VCeはゼロ
となっている。
次に、スイッチング素子SW,がオフされると、インダ
クタL + , L 2は電流を流し続ける方向に起電
力を発生するので、第4図(b)に示すように、インダ
クタL2からコンデンサc1、直流電源EコンデンサC
2、負荷回路12を介して負荷電流■12が負方向に漸
減しながら流れると共に、インダクタL2からコンデン
サC1、負荷回路l1を介して負荷電流11.が負方向
に漸減しながら流れる.また、インダクタL1からも同
じ方向にコンデンサc1に電流が流れる.これにより、
コンデンサc1は逆極性に充電され、ダイオードD1の
カソード側が正となる。この過程で、スイッチング素子
SWの両端電圧Vceが上昇する.なお、グランドライ
ンには負荷電流IN2が流れるので、グランド電流IH
rは負方向(第2図の矢印とは逆方向)に漸減しながら
流れる。
クタL + , L 2は電流を流し続ける方向に起電
力を発生するので、第4図(b)に示すように、インダ
クタL2からコンデンサc1、直流電源EコンデンサC
2、負荷回路12を介して負荷電流■12が負方向に漸
減しながら流れると共に、インダクタL2からコンデン
サC1、負荷回路l1を介して負荷電流11.が負方向
に漸減しながら流れる.また、インダクタL1からも同
じ方向にコンデンサc1に電流が流れる.これにより、
コンデンサc1は逆極性に充電され、ダイオードD1の
カソード側が正となる。この過程で、スイッチング素子
SWの両端電圧Vceが上昇する.なお、グランドライ
ンには負荷電流IN2が流れるので、グランド電流IH
rは負方向(第2図の矢印とは逆方向)に漸減しながら
流れる。
次に、コンデンサC1に蓄積された電荷は、第4図(c
)に示すように放電され、コンデンサC1からインダク
タL2、負荷回路l2、コンデンサC2、直流電源E1
を介して負荷電流I12が正方向{第2図の矢印と同方
向}に漸増しながら流れると共に、コンデンサC1から
インダクタL2、負荷回路1lを介して負荷電流I1.
が正方向く第2図の矢印と同方向〉に漸増しながら流れ
る,また、コンデンサCIからインダクタし,にも同じ
方向に電流が流れる。
)に示すように放電され、コンデンサC1からインダク
タL2、負荷回路l2、コンデンサC2、直流電源E1
を介して負荷電流I12が正方向{第2図の矢印と同方
向}に漸増しながら流れると共に、コンデンサC1から
インダクタL2、負荷回路1lを介して負荷電流I1.
が正方向く第2図の矢印と同方向〉に漸増しながら流れ
る,また、コンデンサCIからインダクタし,にも同じ
方向に電流が流れる。
コンデンサC1の電荷が放電し尽くされると、インダク
タL,,L2は電流を流し続ける方向に起電力を発生し
、インダクタL2から負荷回路12、コンデンサC2、
直流電源E1、コンデンサC,を介して負荷電流I12
が正方向に漸減しながら流れると共に、インダクタL2
から負荷回路l1、コンデンサC1を介して負荷電流I
l.が正方向に漸減しながら流れる。また、インダクタ
L1からもコンデンサC1に同じ方向に電流が流れる.
これにより、コンデンサC1は再び逆方向、つまりダイ
オードD1のカソード側が負となるように充電される。
タL,,L2は電流を流し続ける方向に起電力を発生し
、インダクタL2から負荷回路12、コンデンサC2、
直流電源E1、コンデンサC,を介して負荷電流I12
が正方向に漸減しながら流れると共に、インダクタL2
から負荷回路l1、コンデンサC1を介して負荷電流I
l.が正方向に漸減しながら流れる。また、インダクタ
L1からもコンデンサC1に同じ方向に電流が流れる.
これにより、コンデンサC1は再び逆方向、つまりダイ
オードD1のカソード側が負となるように充電される。
この過程でスイッチング素子SW]の両端電圧Vceは
降下する。
降下する。
次に、コンデンサC1の電圧が直流電源E1の電圧より
も高い電圧にまで充電されると、ダイオードD,が導通
し、第4図(d)に示すように、インダクタL2から負
荷回路12、コンデンサC2、ダイオードD1を介して
負荷電流112が正方向に漸減しながら流れると共に、
インダクタL2から負荷回路l1直流電源E1、ダイオ
ードD.を介して負荷電流IN.が正方向に漸減しなが
ら流れる。また、インダクタL1から直流電源E1、ダ
イオードDを介して電流が流れる。
も高い電圧にまで充電されると、ダイオードD,が導通
し、第4図(d)に示すように、インダクタL2から負
荷回路12、コンデンサC2、ダイオードD1を介して
負荷電流112が正方向に漸減しながら流れると共に、
インダクタL2から負荷回路l1直流電源E1、ダイオ
ードD.を介して負荷電流IN.が正方向に漸減しなが
ら流れる。また、インダクタL1から直流電源E1、ダ
イオードDを介して電流が流れる。
その後、スイッチング素子SW1がオンされると、第4
図(a)に示す最初の過程に戻り、以下、同じ動作を繰
り返す。
図(a)に示す最初の過程に戻り、以下、同じ動作を繰
り返す。
なお、第4図(c)の過程では、負荷電流■12がグラ
ンドラインに流れるので、コンデンサCIの電荷が放電
されているときには、グランド電流1grは正方向に漸
増しながら流れ、コンデンサc1が逆極性に充電されて
いるときには、グランド電流Igrは正方向に漸減しな
がら流れることになる。
ンドラインに流れるので、コンデンサCIの電荷が放電
されているときには、グランド電流1grは正方向に漸
増しながら流れ、コンデンサc1が逆極性に充電されて
いるときには、グランド電流Igrは正方向に漸減しな
がら流れることになる。
そして、第4図(c)の過程がら第4図(d)の過程に
移行して、負荷電流I12がダイオードD,を介して流
れるようになると、グランド電流Igrは負方向に流れ
ることになる。
移行して、負荷電流I12がダイオードD,を介して流
れるようになると、グランド電流Igrは負方向に流れ
ることになる。
結局、本発明にあっては、スイッチング素子SW1がオ
フされる直前に、グランドラインに流れるグランド電流
Igrは、インダクタL1と負荷回路l1に流れる電流
のみであり、負荷回路12に流れる電流は含まれない.
したがって、グランド電流Igrの正のピーク値は従来
例1に比べて低くなる。
フされる直前に、グランドラインに流れるグランド電流
Igrは、インダクタL1と負荷回路l1に流れる電流
のみであり、負荷回路12に流れる電流は含まれない.
したがって、グランド電流Igrの正のピーク値は従来
例1に比べて低くなる。
また、スイッチング素子sw,がオフした直後に、イン
ダクタL2に発生する起電力(キック電圧)による電流
は負荷回路12を介して直a電源E1に負方向のグラン
ド電流Igrとして帰還されるが、負荷回路11にも分
流される.したがって、グランド電流Igrの負のピー
ク値も従来例2に比べると低くなる。故に、グランド電
流Igrの正及び負のピーク値は共に低くなり、グラン
ドレベルの変動が抑制されて、上述の各問題点■〜■が
解決されるものである. 以上の作用説明は、第2図に示すインダクタL2が、第
1図に示すように、第1及び第2のインダクタL2’,
L2”に分離されて配置されていても同様に成り立つこ
とは言うまでもない。また、コンデンサC1がスイッチ
ング素子S W +に並列的に接続されている場合にも
、同様の原理でグランド電流Igrのピーク値は低減さ
れる. なお、第14図に示す従来例2では、負荷電流11.,
Il2の和が直流カット用のコンデンサC2に流れるの
で、第17図(a)に示すように、コンデンサC2に流
れる電流の振幅が大きいが、第2図に示す本発明の構戒
では、負荷電流Il2のみが直流カット用のコンデンサ
C2に流れるものであり、負荷電流I1,は直流カット
用のコンデンサC2を介して流れないので、第17図(
b)に示すように、コンデンサC2に流れる電流の振幅
が小さくなる。
ダクタL2に発生する起電力(キック電圧)による電流
は負荷回路12を介して直a電源E1に負方向のグラン
ド電流Igrとして帰還されるが、負荷回路11にも分
流される.したがって、グランド電流Igrの負のピー
ク値も従来例2に比べると低くなる。故に、グランド電
流Igrの正及び負のピーク値は共に低くなり、グラン
ドレベルの変動が抑制されて、上述の各問題点■〜■が
解決されるものである. 以上の作用説明は、第2図に示すインダクタL2が、第
1図に示すように、第1及び第2のインダクタL2’,
L2”に分離されて配置されていても同様に成り立つこ
とは言うまでもない。また、コンデンサC1がスイッチ
ング素子S W +に並列的に接続されている場合にも
、同様の原理でグランド電流Igrのピーク値は低減さ
れる. なお、第14図に示す従来例2では、負荷電流11.,
Il2の和が直流カット用のコンデンサC2に流れるの
で、第17図(a)に示すように、コンデンサC2に流
れる電流の振幅が大きいが、第2図に示す本発明の構戒
では、負荷電流Il2のみが直流カット用のコンデンサ
C2に流れるものであり、負荷電流I1,は直流カット
用のコンデンサC2を介して流れないので、第17図(
b)に示すように、コンデンサC2に流れる電流の振幅
が小さくなる。
したがって、コンデンサC2の誘電体損失(tanδに
起因する損失)を低減することができる。
起因する損失)を低減することができる。
[実施例1]
第5図は本発明の第1実施例の回路図である.本実施例
にあっては、交流電源を全波整流して直流電源E1を得
ている.交流電源ACの交流電圧は、ダイオードD2〜
D5よりなるダイオードブリッジにより全波整流され、
コンデンサC,により平滑されて、直流電圧に変換され
る.コンデンサCコは、LC共振に影響を及ぼさない程
度に容量を大きく設定されている。スイッチング素子S
Wlとしては、NPN}ランジスタを使用しており、そ
のコレクタ・エミッタ間にダイオードD,を逆並列接続
している。第1の負荷回路l,として、熱陰極型放電灯
La+のフィラメントの非電源側端子間に予熟電流通電
用のコンデンサC4を並列接続した照明負荷を用いてい
る。また、第2の負荷回路12として、同じく熱陰極型
放電灯Lazのフィラメントの非電源側端子間に予熱電
流通電用のコンデンサC5を並列接続した照明負荷を用
いている.さらに、一方の放電灯が始動したときに、他
方の放電灯のランプ電圧を上げて始動を助けるために,
バランサートランスB1を負荷回路l.12の間に接続
している。その池の回路構成については、第2図に示し
た基本i戒と同じである. 予熱電流通電用のコンデンサC.,C,とバランサート
ランスB1は、放電灯La.,La2の始動後は、共振
周波数が変化することを除けば、回路動作にほとんど影
響を及ぼさない。したがって、第2図の基本構成につい
て説明したように、グランド電流のピーク値が低減され
、グランドレベルの変動が抑制されるものである. [実施例2] 第6図は本発明の第2実施例の回路図である.本実施例
にあっては、スイッチング要素Q1としてパワーMOS
FETを使用している。したがって、ドレイン・ソース
間に寄生する逆並列ダイオードを上述のダイオードD1
として利用することができるものであり、逆並列ダイオ
ードは外付けしていない。また、負荷回路が共に抵抗R
+ , R 2であるので、直流カット用のコンデン
サC2は省略してある。さらに、コンデンサC1はスイ
ッチング要素Q,と並列的に接続してある。
にあっては、交流電源を全波整流して直流電源E1を得
ている.交流電源ACの交流電圧は、ダイオードD2〜
D5よりなるダイオードブリッジにより全波整流され、
コンデンサC,により平滑されて、直流電圧に変換され
る.コンデンサCコは、LC共振に影響を及ぼさない程
度に容量を大きく設定されている。スイッチング素子S
Wlとしては、NPN}ランジスタを使用しており、そ
のコレクタ・エミッタ間にダイオードD,を逆並列接続
している。第1の負荷回路l,として、熱陰極型放電灯
La+のフィラメントの非電源側端子間に予熟電流通電
用のコンデンサC4を並列接続した照明負荷を用いてい
る。また、第2の負荷回路12として、同じく熱陰極型
放電灯Lazのフィラメントの非電源側端子間に予熱電
流通電用のコンデンサC5を並列接続した照明負荷を用
いている.さらに、一方の放電灯が始動したときに、他
方の放電灯のランプ電圧を上げて始動を助けるために,
バランサートランスB1を負荷回路l.12の間に接続
している。その池の回路構成については、第2図に示し
た基本i戒と同じである. 予熱電流通電用のコンデンサC.,C,とバランサート
ランスB1は、放電灯La.,La2の始動後は、共振
周波数が変化することを除けば、回路動作にほとんど影
響を及ぼさない。したがって、第2図の基本構成につい
て説明したように、グランド電流のピーク値が低減され
、グランドレベルの変動が抑制されるものである. [実施例2] 第6図は本発明の第2実施例の回路図である.本実施例
にあっては、スイッチング要素Q1としてパワーMOS
FETを使用している。したがって、ドレイン・ソース
間に寄生する逆並列ダイオードを上述のダイオードD1
として利用することができるものであり、逆並列ダイオ
ードは外付けしていない。また、負荷回路が共に抵抗R
+ , R 2であるので、直流カット用のコンデン
サC2は省略してある。さらに、コンデンサC1はスイ
ッチング要素Q,と並列的に接続してある。
[実施例3]
第7図は本発明の第3実施例の回路図である。
第2図に示す基本構成と異なるのは、スイッチング素子
SW,とダイオードD1よりなるスイッチング要素が、
コンデンサC,とインダクタL1の並列回路とは反対側
の位置に接続されている点と、直流カット用のコンデン
サC2が第1の負荷回路lと第2の負荷回路e2の間に
接続されている点である. [実施例4コ 第8図は本発明の第4実施例の回路図である。
SW,とダイオードD1よりなるスイッチング要素が、
コンデンサC,とインダクタL1の並列回路とは反対側
の位置に接続されている点と、直流カット用のコンデン
サC2が第1の負荷回路lと第2の負荷回路e2の間に
接続されている点である. [実施例4コ 第8図は本発明の第4実施例の回路図である。
本実施例にあっては、第2図に示す基本構戒におけるイ
ンダクタL,,L2に代えて、トランスT1を使用して
いる。このトランスT.はインダクタL2を励磁インダ
クタンスと考えた場合、インダクタL1とL2とで構成
される回路と等価なリーケージトランスである。なお、
トランスを用いた一般的な一石式インバータ装置におい
ては、トランスの1次側と2次側を接続する必要はない
が、本実施例では、直流電源E1の正極側を接続してい
る。
ンダクタL,,L2に代えて、トランスT1を使用して
いる。このトランスT.はインダクタL2を励磁インダ
クタンスと考えた場合、インダクタL1とL2とで構成
される回路と等価なリーケージトランスである。なお、
トランスを用いた一般的な一石式インバータ装置におい
ては、トランスの1次側と2次側を接続する必要はない
が、本実施例では、直流電源E1の正極側を接続してい
る。
その理由は、仮にトランスT1の1次側と2次側が接続
されていなければ、負荷回路12に電流の流れる経路が
無いからである. [実施例5] 第9図は本発明の第5実施例の回路図である.本実施例
においても、上述の実施例4と同様に、リーゲージトラ
ンスT1を使用しているが、その1次側と2次側をスイ
ッチング素子SWlの側で接続している点が実施例4と
は異なる.また、インダクタL2を負荷回路e2と直列
に接続している。
されていなければ、負荷回路12に電流の流れる経路が
無いからである. [実施例5] 第9図は本発明の第5実施例の回路図である.本実施例
においても、上述の実施例4と同様に、リーゲージトラ
ンスT1を使用しているが、その1次側と2次側をスイ
ッチング素子SWlの側で接続している点が実施例4と
は異なる.また、インダクタL2を負荷回路e2と直列
に接続している。
このインダクタL2が無いと、スイッチング素子SW,
のオン期間中は負荷回路l2に電力が供給されない. [実施例6コ 第10図は本発明の第6実施例の回路図である。
のオン期間中は負荷回路l2に電力が供給されない. [実施例6コ 第10図は本発明の第6実施例の回路図である。
本実施倒では、コンデンサC,がスイッチング素子SW
1と並列的に接続され、インダクタL2には負荷回路1
. ,l2の負荷電流が流れ、インダクタL2“には負
荷回路12の負荷電流が流れる。
1と並列的に接続され、インダクタL2には負荷回路1
. ,l2の負荷電流が流れ、インダクタL2“には負
荷回路12の負荷電流が流れる。
[実施例7コ
第11図は本発明の第7実施例の回路図である。
本実施例では、コンデンサC.,C.“の直列回路が直
流電源E1に並列的に接続されている。
流電源E1に並列的に接続されている。
[実施例8コ
第12図は本発明の第8実施例の回路図である。
本実施例では、インダクタL,が負荷回路11と並列的
に接続されて、直流電流を負荷回路11に流さないよう
にバイパスしている。
に接続されて、直流電流を負荷回路11に流さないよう
にバイパスしている。
[発明の効果]
本発明によれば、上述のように、2個の負荷回路を駆動
する共振型の一石式インバータ装置において、グランド
ラインに流れるグランド電流のピーク値を低減すること
ができるので、回路部品の信頼性を高めることができる
と共に、ラインインピーダンスでの消費電力を低減して
回路効率を改善することができ、また、グランドレベル
の変動を抑制することができるので、回路動作を安定化
することができると共に、ノイズレベルを下げることが
できるという効果がある。
する共振型の一石式インバータ装置において、グランド
ラインに流れるグランド電流のピーク値を低減すること
ができるので、回路部品の信頼性を高めることができる
と共に、ラインインピーダンスでの消費電力を低減して
回路効率を改善することができ、また、グランドレベル
の変動を抑制することができるので、回路動作を安定化
することができると共に、ノイズレベルを下げることが
できるという効果がある。
第1図は本発明の第1の基本構或を示す回路図、第2図
は本発明の第2の基本構成を示す回路図、第3図は同上
の動作波形図、第4図(a)乃至(d)は同上の動作説
明のための回路図、第5図は本発明の第1実施例の回路
図、第6図は本発明の第2実施例の回路図、第7図は本
発明の第3実施例の回路図、第8図は本発明の第4実施
例の回路図、第9図は本発明の第5実施例の回路図、第
■0図は本発明の第6実施例の回路図、第11図は本発
明の第7実施例の回路図、第12図は本発明の第8実施
例の回路図、第13図は第1の従来例の回路図、第14
図は第2の従来例の回路図、第15図は第lの従来例の
動作波形図、第16図は第2の従来例の動作波形図、第
17図(a) , (b)はそれぞれ第2の従来例と本
発明における直流カット用のコンデンサに流れる電流の
波形を示す図てある。 E1は直流電源、SWlはスイッチング素子、Dはダイ
オード、CIはコンデンサ、11は第1の負荷回路、1
2は第2の負荷回路、L2゜は第1のインダクタ、L2
”は第2のインダクタである。
は本発明の第2の基本構成を示す回路図、第3図は同上
の動作波形図、第4図(a)乃至(d)は同上の動作説
明のための回路図、第5図は本発明の第1実施例の回路
図、第6図は本発明の第2実施例の回路図、第7図は本
発明の第3実施例の回路図、第8図は本発明の第4実施
例の回路図、第9図は本発明の第5実施例の回路図、第
■0図は本発明の第6実施例の回路図、第11図は本発
明の第7実施例の回路図、第12図は本発明の第8実施
例の回路図、第13図は第1の従来例の回路図、第14
図は第2の従来例の回路図、第15図は第lの従来例の
動作波形図、第16図は第2の従来例の動作波形図、第
17図(a) , (b)はそれぞれ第2の従来例と本
発明における直流カット用のコンデンサに流れる電流の
波形を示す図てある。 E1は直流電源、SWlはスイッチング素子、Dはダイ
オード、CIはコンデンサ、11は第1の負荷回路、1
2は第2の負荷回路、L2゜は第1のインダクタ、L2
”は第2のインダクタである。
Claims (4)
- (1)順方向電流を開閉制御し逆方向電流は阻止しない
スイッチング要素とコンデンサとの直列回路を直流電源
に並列的に接続し、第1の負荷回路と第1のインダクタ
の直列回路を上記コンデンサに並列的に接続し、第2の
負荷回路と第2のインダクタの直列回路を上記スイッチ
ング要素に並列的に接続したことを特徴とするインバー
タ装置。 - (2)第1のインダクタと第2のインダクタは兼用され
ていることを特徴とする請求項1記載のインバータ装置
。 - (3)第1及び第2のインダクタの少なくとも一方はト
ランスの励磁インダクタンスよりなることを特徴とする
請求項1記載のインバータ装置。 - (4)順方向電流を開閉制御し逆方向電流は阻止しない
スイッチング要素とコンデンサとの並列回路を、第1の
負荷回路と第1のインダクタの直列回路を介して直流電
源に並列的に接続し、第2の負荷回路と第2のインダク
タの直列回路を上記スイッチング要素に並列的に接続し
たことを特徴とするインバータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1308807A JPH03167788A (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | インバータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1308807A JPH03167788A (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | インバータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03167788A true JPH03167788A (ja) | 1991-07-19 |
Family
ID=17985549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1308807A Pending JPH03167788A (ja) | 1989-11-27 | 1989-11-27 | インバータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03167788A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100432882C (zh) * | 2001-10-23 | 2008-11-12 | 美国凹凸微系有限公司 | 灯管驱动电路 |
-
1989
- 1989-11-27 JP JP1308807A patent/JPH03167788A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100432882C (zh) * | 2001-10-23 | 2008-11-12 | 美国凹凸微系有限公司 | 灯管驱动电路 |
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