JPH03156111A - 多弁式エンジンの吸気装置 - Google Patents
多弁式エンジンの吸気装置Info
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- JPH03156111A JPH03156111A JP1293439A JP29343989A JPH03156111A JP H03156111 A JPH03156111 A JP H03156111A JP 1293439 A JP1293439 A JP 1293439A JP 29343989 A JP29343989 A JP 29343989A JP H03156111 A JPH03156111 A JP H03156111A
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- Japan
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- intake
- valve
- fuel
- inlet
- combustion chamber
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- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本願発明は、1気筒に付き吸気弁を腹数個備えた多弁式
エンジンの吸気装置の構造に関するものである。
エンジンの吸気装置の構造に関するものである。
(従来の技術)
最近では、吸気多弁構造とすることによって吸気充填効
率を向上させるとともに、それら複数の吸気弁に対応し
た複数の吸気ポートの一部にシャ。
率を向上させるとともに、それら複数の吸気弁に対応し
た複数の吸気ポートの一部にシャ。
ター弁を設け、エンジンの負荷状態に応じて実質的な吸
気通路面積を変えるようしたエンジンの吸気装置が各種
提案されている。
気通路面積を変えるようしたエンジンの吸気装置が各種
提案されている。
その中のひとつとして、例えば実開昭61−20492
2号公報に示されるものがある。該公報に示されている
エンジンの吸気装置では、一対のサイドポートと、これ
ら一対のサイドポート間に設けられたセンターポートと
の3組の吸気ポートを備え、それら各吸気ポートに対応
して3組の吸気弁が設けられている。そして、例えば上
記一対のサイドポートの一方側にはシャッター弁が設け
られていて負荷状態に応じた吸気量の制御が可能になっ
ている一方、他方側のサイドポートはスワル生成ポート
としてヘルカルに形成され、又センターポートにはフュ
ーエルインジェクタが設置されている。そして、上記フ
ユーエルインジェク夕が設けられているセンターボート
は燃焼室の頂部中央部に開口され、該開口部に吸気弁が
設置されている。
2号公報に示されるものがある。該公報に示されている
エンジンの吸気装置では、一対のサイドポートと、これ
ら一対のサイドポート間に設けられたセンターポートと
の3組の吸気ポートを備え、それら各吸気ポートに対応
して3組の吸気弁が設けられている。そして、例えば上
記一対のサイドポートの一方側にはシャッター弁が設け
られていて負荷状態に応じた吸気量の制御が可能になっ
ている一方、他方側のサイドポートはスワル生成ポート
としてヘルカルに形成され、又センターポートにはフュ
ーエルインジェクタが設置されている。そして、上記フ
ユーエルインジェク夕が設けられているセンターボート
は燃焼室の頂部中央部に開口され、該開口部に吸気弁が
設置されている。
一般にエンジンの7リング内に供給される混合気の空燃
比A/Fを希薄にすればするほど燃料消費率を向」ニす
ることができ、従って少なくとも燃III費率を向上す
るためには、エンジンの7リング内に供給される混合気
の空燃比A/Fを可能な限り希薄な値にすることが望ま
しい。しかしながら、一方該希薄混合気を用いた場合に
は着火性が低下するばかりでなく、たとえ青火しても火
炎伝播達文が遅いために良好な燃焼状態が得られないと
いう問題がある。
比A/Fを希薄にすればするほど燃料消費率を向」ニす
ることができ、従って少なくとも燃III費率を向上す
るためには、エンジンの7リング内に供給される混合気
の空燃比A/Fを可能な限り希薄な値にすることが望ま
しい。しかしながら、一方該希薄混合気を用いた場合に
は着火性が低下するばかりでなく、たとえ青火しても火
炎伝播達文が遅いために良好な燃焼状態が得られないと
いう問題がある。
そこで、このような問題を解決するために、例えば吸気
通路を燃焼室内に内壁面に対して接線状(又はヘリカル
状)に延設すると共に同吸気通路内に燃料噴Q、J弁を
配置し、燃料噴射弁からの燃料噴射を吸気弁が閉弁する
すこし前に停止せしめるようにしたエンジンが以前より
周知である。
通路を燃焼室内に内壁面に対して接線状(又はヘリカル
状)に延設すると共に同吸気通路内に燃料噴Q、J弁を
配置し、燃料噴射弁からの燃料噴射を吸気弁が閉弁する
すこし前に停止せしめるようにしたエンジンが以前より
周知である。
このような構造のエンジンでは、部分負荷運転時の吸気
行程前半に空気のみが燃焼室内に供給され、吸気行程の
後半に噴射燃料が燃焼室内に供給されるので、燃焼室頂
部には濃混合気層が形成される一方、燃焼室下方には希
薄混合気層が形成されることになって燃焼室内混合気が
成層化せしめられる。その結果、点火プラグ周りには濃
混合気が集まるようになるために着火性が向上し、また
接線方向に開口した吸気通路から高流速で流入する空気
流によって燃焼室内には旋回流(スワール)が発生せし
められるので着火火炎を燃焼室内に急速に伝播せしめる
ことができるようになって燃焼状態が良好となる。
行程前半に空気のみが燃焼室内に供給され、吸気行程の
後半に噴射燃料が燃焼室内に供給されるので、燃焼室頂
部には濃混合気層が形成される一方、燃焼室下方には希
薄混合気層が形成されることになって燃焼室内混合気が
成層化せしめられる。その結果、点火プラグ周りには濃
混合気が集まるようになるために着火性が向上し、また
接線方向に開口した吸気通路から高流速で流入する空気
流によって燃焼室内には旋回流(スワール)が発生せし
められるので着火火炎を燃焼室内に急速に伝播せしめる
ことができるようになって燃焼状態が良好となる。
ところで、このように燃焼室内混合気を成層化した場合
において、該成層化した混合気の空燃比を一定にした場
合には上記成層化の度合を大きくしたほうが燃焼性を向
上させることができる。例えば成層化した混合気全体の
空燃比が25であって、濃混合気の空燃比が20.希薄
混合気の空燃比が30である場合と、濃混合気の空燃比
が15、希薄混合気の空燃比が35である場合とを対比
して考えると、後者の場合の方が前者の場合よりも良好
な燃焼性が得られる。すなわち、濃混合気の空燃比が2
0の場合であっても、一応点火プラグにより着火せしめ
ることはできるが、やはり濃混合気の燃焼による火炎が
弱く、その結果、結局希薄混合気を燃焼せしめるのに時
間を要することになるために良好な燃焼状態を得るのは
困難である。
において、該成層化した混合気の空燃比を一定にした場
合には上記成層化の度合を大きくしたほうが燃焼性を向
上させることができる。例えば成層化した混合気全体の
空燃比が25であって、濃混合気の空燃比が20.希薄
混合気の空燃比が30である場合と、濃混合気の空燃比
が15、希薄混合気の空燃比が35である場合とを対比
して考えると、後者の場合の方が前者の場合よりも良好
な燃焼性が得られる。すなわち、濃混合気の空燃比が2
0の場合であっても、一応点火プラグにより着火せしめ
ることはできるが、やはり濃混合気の燃焼による火炎が
弱く、その結果、結局希薄混合気を燃焼せしめるのに時
間を要することになるために良好な燃焼状態を得るのは
困難である。
これに対して濃混合気の空燃比が15程度の場合には濃
混合気の燃焼による火炎が強く、従って、この場合には
希薄混合気がより希薄であっても同希薄混合気を燃焼せ
しめるのに要する時間が短くなり、十分に良好な燃焼状
態が得られる。また、燃費性能も向上する。そして、こ
のような良好な燃焼状態を得るには上記燃焼室内混合気
の成層化の度合を可及的に高めることが必要である。
混合気の燃焼による火炎が強く、従って、この場合には
希薄混合気がより希薄であっても同希薄混合気を燃焼せ
しめるのに要する時間が短くなり、十分に良好な燃焼状
態が得られる。また、燃費性能も向上する。そして、こ
のような良好な燃焼状態を得るには上記燃焼室内混合気
の成層化の度合を可及的に高めることが必要である。
しかし、上述の周知のエンジンでは、フューエルインジ
ェクタが上記旋回流形成用の吸気ボート自体に設置され
ていることから、噴射燃料が吸入空気流と共に高速度で
燃焼室内に流入することになり噴射燃料が燃焼室内全域
に広がりやすく、従つて一応混合気の成層化はおこなわ
れるものの成層化の度合が十分でないという問題が残る
。
ェクタが上記旋回流形成用の吸気ボート自体に設置され
ていることから、噴射燃料が吸入空気流と共に高速度で
燃焼室内に流入することになり噴射燃料が燃焼室内全域
に広がりやすく、従つて一応混合気の成層化はおこなわ
れるものの成層化の度合が十分でないという問題が残る
。
この残された問題を解決するために、例えば第1の吸気
弁と第2の吸気弁との2つの吸気弁を具備し、第1の吸
気弁を介して燃焼室内に連結された第1の吸気通路をヘ
リカル状に形成し、他方筒2の吸気弁を介して燃焼室内
に連結された第2の吸気通路内に高負荷運転時に開弁す
る吸気制御弁を設け、さらに同吸気制御弁下流の第2の
吸気通路内に燃料噴射弁を配置したものも既に提案され
ている。また、特に高負荷運転時における吸気充填効率
を向上するために更に第3の吸気弁を具えたものもそれ
に関連して提案されている。これらの内燃機関の構造で
は、部分負荷運転時に上記吸気制御弁が閉弁状態に保持
されるので、吸気行程時に第2の吸気弁が開弁すると同
吸気制御弁下流の第2の吸気通路内の圧力は燃焼室内混
合気(まで即座に低下する。その結果、吸気制御弁下流
の第2の吸気通路内の圧力と燃焼室内の圧力との圧力差
が比較的小さな圧力差に維持されるために第2の吸気通
路内に噴射された燃料はゆっくりとした速度で燃焼室内
に流入するようになる。従って、燃焼室内の噴射燃料は
燃焼室内にさほど広がらず、その結果、成層化の度合も
高くすることができる。
弁と第2の吸気弁との2つの吸気弁を具備し、第1の吸
気弁を介して燃焼室内に連結された第1の吸気通路をヘ
リカル状に形成し、他方筒2の吸気弁を介して燃焼室内
に連結された第2の吸気通路内に高負荷運転時に開弁す
る吸気制御弁を設け、さらに同吸気制御弁下流の第2の
吸気通路内に燃料噴射弁を配置したものも既に提案され
ている。また、特に高負荷運転時における吸気充填効率
を向上するために更に第3の吸気弁を具えたものもそれ
に関連して提案されている。これらの内燃機関の構造で
は、部分負荷運転時に上記吸気制御弁が閉弁状態に保持
されるので、吸気行程時に第2の吸気弁が開弁すると同
吸気制御弁下流の第2の吸気通路内の圧力は燃焼室内混
合気(まで即座に低下する。その結果、吸気制御弁下流
の第2の吸気通路内の圧力と燃焼室内の圧力との圧力差
が比較的小さな圧力差に維持されるために第2の吸気通
路内に噴射された燃料はゆっくりとした速度で燃焼室内
に流入するようになる。従って、燃焼室内の噴射燃料は
燃焼室内にさほど広がらず、その結果、成層化の度合も
高くすることができる。
しかし、これらのエンジンにおいて成層化の度合を更に
高くするために、上記第2の吸気弁を吸気行程の後半に
開弁せしめるようにすると、第2の吸気通路内の噴射燃
料は、ゆっくりとした速度でしか燃焼室内に流入しない
ために全噴射燃料が燃焼室内に流入しえず、流入しえな
かった噴射燃料が次の吸気行程において第2の吸気弁が
開弁じた瞬間に燃焼室内に急激に流入するようになる。
高くするために、上記第2の吸気弁を吸気行程の後半に
開弁せしめるようにすると、第2の吸気通路内の噴射燃
料は、ゆっくりとした速度でしか燃焼室内に流入しない
ために全噴射燃料が燃焼室内に流入しえず、流入しえな
かった噴射燃料が次の吸気行程において第2の吸気弁が
開弁じた瞬間に燃焼室内に急激に流入するようになる。
ところが、このように第2の吸気弁が開弁じた瞬間に前
回の吸気行程において流入しえなかった噴射燃料が燃焼
室内に流入すると、この噴射燃料は燃焼室の中央部に集
まることとなり、そのために良好な成層化が得られない
という問題が発生する。一方、全噴射燃料を吸気行程中
に燃焼室内に供給するために第2の吸気弁の開弁時期を
早めると吸気行程の早い時期から第2の吸気通路内の噴
射燃料が燃焼室内に供給されることになり、結局良好な
成層化を得るのは困難となる。即ち、上記第2の吸気通
路内に設けた吸気制御弁を閉弁することによって成層化
を達成しようとした場合には第2の吸気弁の開弁時期を
どのように設定したとしても良好な成層化を得ることが
できないことになる。
回の吸気行程において流入しえなかった噴射燃料が燃焼
室内に流入すると、この噴射燃料は燃焼室の中央部に集
まることとなり、そのために良好な成層化が得られない
という問題が発生する。一方、全噴射燃料を吸気行程中
に燃焼室内に供給するために第2の吸気弁の開弁時期を
早めると吸気行程の早い時期から第2の吸気通路内の噴
射燃料が燃焼室内に供給されることになり、結局良好な
成層化を得るのは困難となる。即ち、上記第2の吸気通
路内に設けた吸気制御弁を閉弁することによって成層化
を達成しようとした場合には第2の吸気弁の開弁時期を
どのように設定したとしても良好な成層化を得ることが
できないことになる。
このような問題を解決するために、さらに上記第2の吸
気通路を常時開放とし、燃料噴射の完了時期を適切に制
御することによって成層化の度合を高め、それによって
良好な燃焼を確保するようにすることが考えられる。
気通路を常時開放とし、燃料噴射の完了時期を適切に制
御することによって成層化の度合を高め、それによって
良好な燃焼を確保するようにすることが考えられる。
しかし、そのような構成を採用すると、同構成では濃混
合気を供給するための第2の吸気弁が燃焼室頂部の周辺
部に配置されているために、第2の吸気弁から流入する
濃混合気流によって本来の旋回流(スワール)が弱めら
れるばかりでなく濃混合気が旋回流によって外周方向に
拡散せしめられ、逆に成層化の度合を十分に高めること
ができなくなるという新たな問題が出てくる。
合気を供給するための第2の吸気弁が燃焼室頂部の周辺
部に配置されているために、第2の吸気弁から流入する
濃混合気流によって本来の旋回流(スワール)が弱めら
れるばかりでなく濃混合気が旋回流によって外周方向に
拡散せしめられ、逆に成層化の度合を十分に高めること
ができなくなるという新たな問題が出てくる。
上記最初に述べた従来技術(実開昭61−204922
号公報記載の発明)は、以上のような技術的背景の下に
おいて発明されたものであり、同発明の構成では、上記
燃料供給ボート側第3の吸気弁を燃焼室の頂部中央部に
配置しているので同第3の吸気弁から供給された混合気
が外周方向に拡散するのを阻止することができるように
なり成層化の度合を高めることができ、しかも該第3の
吸気弁は吸気行程中央から圧縮行程始めまでの間で開弁
され、比較的低流速で上下方向に燃料が流入するように
なるから該供給された混合気によっては余り旋回流が弱
められることもないので強力な旋回流を圧縮行程末期ま
で維持することができるようになる。その結果、平均空
燃比が25から30といった希薄混合気を用いても良好
な燃焼状態を得ることができることになる訳である。
号公報記載の発明)は、以上のような技術的背景の下に
おいて発明されたものであり、同発明の構成では、上記
燃料供給ボート側第3の吸気弁を燃焼室の頂部中央部に
配置しているので同第3の吸気弁から供給された混合気
が外周方向に拡散するのを阻止することができるように
なり成層化の度合を高めることができ、しかも該第3の
吸気弁は吸気行程中央から圧縮行程始めまでの間で開弁
され、比較的低流速で上下方向に燃料が流入するように
なるから該供給された混合気によっては余り旋回流が弱
められることもないので強力な旋回流を圧縮行程末期ま
で維持することができるようになる。その結果、平均空
燃比が25から30といった希薄混合気を用いても良好
な燃焼状態を得ることができることになる訳である。
従って、同従来技術の構成によれば上述した問題の全て
を略々解決することができる。
を略々解決することができる。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、上記従来技術の構成では、軽負荷時には第2
の吸気通路に設けられているシャツタ弁が閉じられるこ
とになる。その結果、残された第1、第3の2つの吸気
通路から吸気が供給されるようになるが、該2つの吸気
通路の断面積は大きく、しかも軽負荷状態であるために
吸気の絶対量そのものも少ないから、センターポートで
ある第3の吸気通路からの吸気の供給流速は本来低い。
の吸気通路に設けられているシャツタ弁が閉じられるこ
とになる。その結果、残された第1、第3の2つの吸気
通路から吸気が供給されるようになるが、該2つの吸気
通路の断面積は大きく、しかも軽負荷状態であるために
吸気の絶対量そのものも少ないから、センターポートで
ある第3の吸気通路からの吸気の供給流速は本来低い。
したがって、フューエルインジェクタで噴射された燃料
がスムーズに燃焼室内に供給されず、第3の吸気通路の
壁面に付着し易くなるととLに同吸気通路の第3の吸気
弁のバルブ傘角度がフラットなこともあって同吸気通路
のポート開口部の周縁に液滴状態で付着してしまってH
C発生源となってしまう問題がある。また、その結果、
点火プラグ付近を濃混合気層化することが困難となるな
どの問題が未だ未解決のまま残されている。
がスムーズに燃焼室内に供給されず、第3の吸気通路の
壁面に付着し易くなるととLに同吸気通路の第3の吸気
弁のバルブ傘角度がフラットなこともあって同吸気通路
のポート開口部の周縁に液滴状態で付着してしまってH
C発生源となってしまう問題がある。また、その結果、
点火プラグ付近を濃混合気層化することが困難となるな
どの問題が未だ未解決のまま残されている。
(課題を解決するための手段)
本願発明は、上記未解決の問題を解決することを目的と
してなされたものであって、1気筒に付き複数の吸気弁
とそれらに対応した複数の吸気ポートとを備え、上記複
数の吸気ポートの何れかにフューエルインジェクタを設
けてなる吸気多弁式エンジンにおいて、上記フューエル
インジェクタを有する吸気ポートを同エンジンの7リン
グへノド中央部付近に開口させるとともに該吸気ボート
の吸気弁のステム部から傘部周縁に到る傾斜面角度を他
の吸気ボートの吸気弁の同傾斜面角度よりも大きく設定
したことを特徴とするものである。
してなされたものであって、1気筒に付き複数の吸気弁
とそれらに対応した複数の吸気ポートとを備え、上記複
数の吸気ポートの何れかにフューエルインジェクタを設
けてなる吸気多弁式エンジンにおいて、上記フューエル
インジェクタを有する吸気ポートを同エンジンの7リン
グへノド中央部付近に開口させるとともに該吸気ボート
の吸気弁のステム部から傘部周縁に到る傾斜面角度を他
の吸気ボートの吸気弁の同傾斜面角度よりも大きく設定
したことを特徴とするものである。
(作 用)
上記本願発明の多弁式エンジンの吸気装置の構成では、
−1−述の従来技術同様フューエルインジェクタが設け
られているセンターポートをエンジン燃焼室中央部付近
に開口させる一方、それに加えて当該開口部に設けられ
る吸気弁のステムから傘部周縁に到る傾斜面の傾斜角を
池の吸気ポートの吸気弁の同傾斜角よりも大きく形成し
て構成されている。
−1−述の従来技術同様フューエルインジェクタが設け
られているセンターポートをエンジン燃焼室中央部付近
に開口させる一方、それに加えて当該開口部に設けられ
る吸気弁のステムから傘部周縁に到る傾斜面の傾斜角を
池の吸気ポートの吸気弁の同傾斜角よりも大きく形成し
て構成されている。
そのため、吸気弁開弁時のセンターポートの吸気流速が
特に速くなり、傘部周縁に付着している液滴燃料を効果
的に掻き取って燃焼室内に流入するようになり、噴射燃
料の壁面付着量を大きく減少させることができる。そし
て、それにより燃焼室中央部の点火プラグ付近の混合気
を有効にリッチ化して成層化を促進する。
特に速くなり、傘部周縁に付着している液滴燃料を効果
的に掻き取って燃焼室内に流入するようになり、噴射燃
料の壁面付着量を大きく減少させることができる。そし
て、それにより燃焼室中央部の点火プラグ付近の混合気
を有効にリッチ化して成層化を促進する。
(発明の効果)
従って、本願発明の多弁式エンジンの吸気装置によると
、特にフューエルインジェクタを備えたセンターポート
の開口部付近のみの吸気流速が効果的に向上し、燃料の
壁面付着量が減少する結果、HC発生量も低下し、排気
エミッションの改善に寄与し得るようになる。
、特にフューエルインジェクタを備えたセンターポート
の開口部付近のみの吸気流速が効果的に向上し、燃料の
壁面付着量が減少する結果、HC発生量も低下し、排気
エミッションの改善に寄与し得るようになる。
(実施例)
第1図〜第3図は、本願発明の実施例に係る多弁式エン
ジンの吸気装置の構成を示している。
ジンの吸気装置の構成を示している。
先ず、第1図ないし第3図を参照してその構成を説明す
ると、符号lはエンジン本体、2はシリンダブロック、
3は同シリンダブロック2内で往復動するピストン、4
は上記シリンダブロック2上に固定されたシリンダヘッ
ド、5は上記ピストン3と」1記シリンダヘッド4との
間に形成されたエンジン燃焼室、6は同エンジン燃焼室
5の頂部のほぼ中央に配置された点火プラグを夫々示し
ている。そして、上記シリンダヘッド4の内壁面には第
1の吸気弁7、第2の吸気弁8、第3の吸気弁9からな
る3個の吸気弁と、第1の排気弁10および第2の排気
弁11からなる2個の排気弁とが各々配置されている。
ると、符号lはエンジン本体、2はシリンダブロック、
3は同シリンダブロック2内で往復動するピストン、4
は上記シリンダブロック2上に固定されたシリンダヘッ
ド、5は上記ピストン3と」1記シリンダヘッド4との
間に形成されたエンジン燃焼室、6は同エンジン燃焼室
5の頂部のほぼ中央に配置された点火プラグを夫々示し
ている。そして、上記シリンダヘッド4の内壁面には第
1の吸気弁7、第2の吸気弁8、第3の吸気弁9からな
る3個の吸気弁と、第1の排気弁10および第2の排気
弁11からなる2個の排気弁とが各々配置されている。
第1の吸気弁7および第2の吸気弁8は、はぼ同じ弁径
を有し、第3の吸気弁9は第1の吸気弁7、第2の吸気
弁8よりも小さな弁径をして形成されている。この第3
の吸気弁9は上記エンジン燃焼室5の頂部中央部に配置
され、また同第3の吸気弁9の近傍に位置して点火プラ
グ6が配置されている。上記シリンダへラド4内には、
第1の吸気通路12、第2の吸気通路13、第3の吸気
通路14からなる3個の吸気通路と、上記排気弁10.
11を介してエンジン燃焼室5内に連結された排気通路
15A、15Bとが各々形成されている。第1の吸気通
路12、第2の吸気通路13および第3の吸気通路14
は、図示のように一対の薄肉隔壁16.17により互い
に分離されて上記シリンダヘッド4内を吸気上流側に互
いにほぼ平行に延びている。また第3の吸気通路14は
、各運転領域に応じた適正な吸気量と燃料供給量を確保
できる範囲で上記第1の吸気通路12、第2の吸気通路
13よりも小さな断面に形成し、特に軽負荷時に適度な
吸気流速が得られるように構成されている。第1の吸気
通路12、第2の吸気通路13並びに第3の吸気通路1
4は、第1図に図示の如く同一の吸気枝管18に連結さ
れて同吸気技管18の内部において互いに合流するよう
になっている。そして、第1の吸気通路12は第1の吸
気弁7を介してエンジン燃焼室5内に連結され、この第
1の吸気通路12はエンジン燃焼室5内に旋回流(スワ
ール)を発生させるためにヘリカル形状に形成されてい
る。また第2の吸気通路13は、第2の吸気弁8を介し
てエンジン燃焼室5内に連結され、この第2の吸気通路
13は略真っ直ぐに延びるストレートポートとして形成
されている。第2の吸気通路13の入口部には吸気制御
弁19が配置され、該吸気制御弁19の弁軸20は、第
1の吸気通路12、第2の吸気通路I3および第3の吸
気通路14内を各々賞通して外部に延びている。そして
、同弁軸20は、図示はしないがエンジンの吸気負圧に
応じて作動する負圧アクチュエータの駆動軸に連結され
ており、上記吸気制御弁19はエンジン軽負荷時には、
閉弁制御される。さらに第3の吸気通路14は、に記第
3の吸気弁9を介してエンジン燃焼室5内に連結されて
いる。そして、この第3の吸気通路14は真っ直くに延
びるストレートボートとして形成されている。該第3の
吸気通路14の−1−壁部には燃料噴射弁(フューエル
インジェクタ)21が配置され、この燃料噴射弁21か
ら燃料が第3の吸気弁9の傘部9aの背面に向けて噴射
されるようになっている。
を有し、第3の吸気弁9は第1の吸気弁7、第2の吸気
弁8よりも小さな弁径をして形成されている。この第3
の吸気弁9は上記エンジン燃焼室5の頂部中央部に配置
され、また同第3の吸気弁9の近傍に位置して点火プラ
グ6が配置されている。上記シリンダへラド4内には、
第1の吸気通路12、第2の吸気通路13、第3の吸気
通路14からなる3個の吸気通路と、上記排気弁10.
11を介してエンジン燃焼室5内に連結された排気通路
15A、15Bとが各々形成されている。第1の吸気通
路12、第2の吸気通路13および第3の吸気通路14
は、図示のように一対の薄肉隔壁16.17により互い
に分離されて上記シリンダヘッド4内を吸気上流側に互
いにほぼ平行に延びている。また第3の吸気通路14は
、各運転領域に応じた適正な吸気量と燃料供給量を確保
できる範囲で上記第1の吸気通路12、第2の吸気通路
13よりも小さな断面に形成し、特に軽負荷時に適度な
吸気流速が得られるように構成されている。第1の吸気
通路12、第2の吸気通路13並びに第3の吸気通路1
4は、第1図に図示の如く同一の吸気枝管18に連結さ
れて同吸気技管18の内部において互いに合流するよう
になっている。そして、第1の吸気通路12は第1の吸
気弁7を介してエンジン燃焼室5内に連結され、この第
1の吸気通路12はエンジン燃焼室5内に旋回流(スワ
ール)を発生させるためにヘリカル形状に形成されてい
る。また第2の吸気通路13は、第2の吸気弁8を介し
てエンジン燃焼室5内に連結され、この第2の吸気通路
13は略真っ直ぐに延びるストレートポートとして形成
されている。第2の吸気通路13の入口部には吸気制御
弁19が配置され、該吸気制御弁19の弁軸20は、第
1の吸気通路12、第2の吸気通路I3および第3の吸
気通路14内を各々賞通して外部に延びている。そして
、同弁軸20は、図示はしないがエンジンの吸気負圧に
応じて作動する負圧アクチュエータの駆動軸に連結され
ており、上記吸気制御弁19はエンジン軽負荷時には、
閉弁制御される。さらに第3の吸気通路14は、に記第
3の吸気弁9を介してエンジン燃焼室5内に連結されて
いる。そして、この第3の吸気通路14は真っ直くに延
びるストレートボートとして形成されている。該第3の
吸気通路14の−1−壁部には燃料噴射弁(フューエル
インジェクタ)21が配置され、この燃料噴射弁21か
ら燃料が第3の吸気弁9の傘部9aの背面に向けて噴射
されるようになっている。
該第3の吸気弁9の傘部9aは、例えば第3図に特に詳
細に示すように、そのステム9bの下部から延びる延設
面Fの傾斜角θ、が仮想線で示した従来一般の同延設面
の傾斜角θ、よりも相当に大きなものに形成され、また
曲率も小さなものに設定されている。
細に示すように、そのステム9bの下部から延びる延設
面Fの傾斜角θ、が仮想線で示した従来一般の同延設面
の傾斜角θ、よりも相当に大きなものに形成され、また
曲率も小さなものに設定されている。
そして、この結果、上記第3の吸気弁9開弁時に第3の
吸気通路14より供給される吸気は、上記のように傘部
9aのステム9bとなす傾斜面の傾斜角θ、が大きいこ
とにより抵抗な〈従来よりも速い速度で傘部9a周縁お
よびボート開口縁の付着燃料(液滴)を掻き取ってエン
ジン燃焼室5内点火プラグ6付近に進入するようになる
。
吸気通路14より供給される吸気は、上記のように傘部
9aのステム9bとなす傾斜面の傾斜角θ、が大きいこ
とにより抵抗な〈従来よりも速い速度で傘部9a周縁お
よびボート開口縁の付着燃料(液滴)を掻き取ってエン
ジン燃焼室5内点火プラグ6付近に進入するようになる
。
この結果、適正に成層化が促進されて燃焼性が向上する
ことになり出力が向上するとともに、他方液滴燃料の霧
化が促進されてHCの発生量も低減されるので排気エミ
ッション性能も良好となる。
ことになり出力が向上するとともに、他方液滴燃料の霧
化が促進されてHCの発生量も低減されるので排気エミ
ッション性能も良好となる。
第1図は、本願考案の実施例に係る多弁式エンジンの吸
気装置の構成を示すエンジンシリンダヘッド部の水平断
面図、第2図は、同中央縦断面図、第3図は、第2図の
要部の拡大図である。 1 ・ ・ 2 ・ ・ 4 ・ ・ 5 ・ ・ 6 ・ ・ 7 ・ ・ 8 ・ ・ 9 ・ ・ 9a ・ 9b ・ l 2 ・ l 3 ・ l 4 ・ 2 l ・ ・エンジン本体 ・シリンダブロック ・シリンダへノド ・エンジン燃焼室 ・点火プラグ ・第1の吸気弁 ・第2の吸気弁 ・第3の吸気弁 ・傘部 ・ステム ・第1の吸気通路 ・第2の吸気通路 ・第3の吸気通路 ・燃料噴射弁 −70− 第3図
気装置の構成を示すエンジンシリンダヘッド部の水平断
面図、第2図は、同中央縦断面図、第3図は、第2図の
要部の拡大図である。 1 ・ ・ 2 ・ ・ 4 ・ ・ 5 ・ ・ 6 ・ ・ 7 ・ ・ 8 ・ ・ 9 ・ ・ 9a ・ 9b ・ l 2 ・ l 3 ・ l 4 ・ 2 l ・ ・エンジン本体 ・シリンダブロック ・シリンダへノド ・エンジン燃焼室 ・点火プラグ ・第1の吸気弁 ・第2の吸気弁 ・第3の吸気弁 ・傘部 ・ステム ・第1の吸気通路 ・第2の吸気通路 ・第3の吸気通路 ・燃料噴射弁 −70− 第3図
Claims (1)
- 1、1気筒に付き複数の吸気弁とそれらに対応した複数
の吸気ポートとを備え、上記複数の吸気ポートの何れか
にフューエルインジェクタを設けてなる吸気多弁式エン
ジンにおいて、上記フューエルインジェクタを有する吸
気ポートを同エンジンのシリンダヘッド中央部付近に開
口させるとともに該吸気ポートの吸気弁のステム部から
傘部周縁に到る傾斜面角度を他の吸気ポートの吸気弁の
同傾斜面角度よりも大きく設定したことを特徴とする多
弁式エンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1293439A JPH03156111A (ja) | 1989-11-11 | 1989-11-11 | 多弁式エンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1293439A JPH03156111A (ja) | 1989-11-11 | 1989-11-11 | 多弁式エンジンの吸気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03156111A true JPH03156111A (ja) | 1991-07-04 |
Family
ID=17794778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1293439A Pending JPH03156111A (ja) | 1989-11-11 | 1989-11-11 | 多弁式エンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03156111A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010256061A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Denso Corp | 回転角度検出装置 |
-
1989
- 1989-11-11 JP JP1293439A patent/JPH03156111A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010256061A (ja) * | 2009-04-22 | 2010-11-11 | Denso Corp | 回転角度検出装置 |
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