JPH03143741A - 車両制御装置 - Google Patents
車両制御装置Info
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- JPH03143741A JPH03143741A JP1280681A JP28068189A JPH03143741A JP H03143741 A JPH03143741 A JP H03143741A JP 1280681 A JP1280681 A JP 1280681A JP 28068189 A JP28068189 A JP 28068189A JP H03143741 A JPH03143741 A JP H03143741A
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Landscapes
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、車両の駆動輪に付与される駆動力が過大にな
った時に生じるスリップを防止するための車両用スリッ
プ制御装置に関する。
った時に生じるスリップを防止するための車両用スリッ
プ制御装置に関する。
従来、特開昭63−170155号公報において、駆動
輪に加速スリップが発生した場合に、エンジンの出力制
御と駆動輪のブレーキ力制御とを行う装置が開示されて
いる。その装置は、エンジンの出力制御と駆動輪のブレ
ーキ力制御とが重なった場合に、エンジン出力を徐々に
減衰させるという制御を行うことで、両制御の干渉によ
るエンジン出力の振動を防止している。 又、特開昭63−222269号公報において、車輪加
速度をディジタルフィルタによりフィルタリングして、
特に高周波ノイズを除去することで、ブレーキの安定性
を図った装置が開示されている。
輪に加速スリップが発生した場合に、エンジンの出力制
御と駆動輪のブレーキ力制御とを行う装置が開示されて
いる。その装置は、エンジンの出力制御と駆動輪のブレ
ーキ力制御とが重なった場合に、エンジン出力を徐々に
減衰させるという制御を行うことで、両制御の干渉によ
るエンジン出力の振動を防止している。 又、特開昭63−222269号公報において、車輪加
速度をディジタルフィルタによりフィルタリングして、
特に高周波ノイズを除去することで、ブレーキの安定性
を図った装置が開示されている。
しかし、前者の装置においては、エンジンの出力制御と
駆動輪のブレーキ力制御が重なった場合に、エンジン出
力を一定の割合で減衰させるようにしているため、エン
ジン出力がその理想値に対して過剰になったり、不足し
たりすることが発生する。エンジン出力が理想値に対し
て過剰であれば、ブレーキ力による制御サイクルが増加
してスリップ率の収束性が悪くなり、タイヤやブレーキ
板の摩耗の原因となったり、走行性が良くないという問
題がある。又、エンジン出力が理想値に対し不足する場
合には、ブレーキ力制御が停止されたときに、車両の加
速遅れが発生するという問題がある。 また、後者の装置においては、検出される車輪加速度に
含まれる不必要な高周波振動成分を除去して真の車輪加
速度を検出することで、理想的な制御が行われるように
しているが、エンジンの出力制御と駆動輪のブレーキ力
制御とが重なった場合に、エンジンの出力がある周波数
で振動し、加速性能が良くないという問題が解決されて
いない。 そこで、本発明は上記課題を解決するために成されたも
のであり、その目的は、エンジンの出力制御と駆動輪の
ブレーキ力制御とが重なった場合におけるエンジン出力
の振動を防止し、車両走行の加速性能を改善することを
目的とする。
駆動輪のブレーキ力制御が重なった場合に、エンジン出
力を一定の割合で減衰させるようにしているため、エン
ジン出力がその理想値に対して過剰になったり、不足し
たりすることが発生する。エンジン出力が理想値に対し
て過剰であれば、ブレーキ力による制御サイクルが増加
してスリップ率の収束性が悪くなり、タイヤやブレーキ
板の摩耗の原因となったり、走行性が良くないという問
題がある。又、エンジン出力が理想値に対し不足する場
合には、ブレーキ力制御が停止されたときに、車両の加
速遅れが発生するという問題がある。 また、後者の装置においては、検出される車輪加速度に
含まれる不必要な高周波振動成分を除去して真の車輪加
速度を検出することで、理想的な制御が行われるように
しているが、エンジンの出力制御と駆動輪のブレーキ力
制御とが重なった場合に、エンジンの出力がある周波数
で振動し、加速性能が良くないという問題が解決されて
いない。 そこで、本発明は上記課題を解決するために成されたも
のであり、その目的は、エンジンの出力制御と駆動輪の
ブレーキ力制御とが重なった場合におけるエンジン出力
の振動を防止し、車両走行の加速性能を改善することを
目的とする。
上記冴題を解決するための発明の構成は、第6図にその
概念を示したように、駆動輪の車輪速度及び車輪加速度
に応じて、エンジン出力調整手段及び駆動輪のブレーキ
力調整手段を制御する主’MIJ御手段を有するスリッ
プ制御装置において、車輪加速度を入力し、車輪加速度
の周波数成分に関して、指令値に応じた所定の特性でフ
ィルタリングして、そのフィルタリングされた車輪加速
度を出力するフィルタ手段と、駆動輪のブレーキ力が制
御されているか否かを判定するブレーキ判定手段と、ブ
レーキ判定手段により駆動輪のブレーキ力が制御されて
いると判定された場合には、フィルタ手段のフィルタ特
性を、駆動輪のブレーキ力制御における制御周波数に対
応する駆動輪の車輪加速度の周波数成分を除去するフィ
ルタ特性とするフィルタ変更手段とを設けたこきを特徴
とする。
概念を示したように、駆動輪の車輪速度及び車輪加速度
に応じて、エンジン出力調整手段及び駆動輪のブレーキ
力調整手段を制御する主’MIJ御手段を有するスリッ
プ制御装置において、車輪加速度を入力し、車輪加速度
の周波数成分に関して、指令値に応じた所定の特性でフ
ィルタリングして、そのフィルタリングされた車輪加速
度を出力するフィルタ手段と、駆動輪のブレーキ力が制
御されているか否かを判定するブレーキ判定手段と、ブ
レーキ判定手段により駆動輪のブレーキ力が制御されて
いると判定された場合には、フィルタ手段のフィルタ特
性を、駆動輪のブレーキ力制御における制御周波数に対
応する駆動輪の車輪加速度の周波数成分を除去するフィ
ルタ特性とするフィルタ変更手段とを設けたこきを特徴
とする。
駆動輪のブレーキ力制御においては、例えば、デユーテ
ィ制御によりブレーキ圧が増圧及び減圧されている。こ
のため、検出される駆動輪加速度にはこのデユーティ制
御の周波数で変化する成分が含まれる。従って、この周
波数成分はノイズであり、この駆動輪加速度に応じて、
エンジン出力制御を行うとブレーキ力制御との干渉が発
生して望ましくない。 上記の装置に含まれるフィルタ手段のフィルタ特性は可
変することができる。ブレーキ判定手段により駆動輪の
ブレーキ力制御中と判定された場合には、フィルタ変更
手段により、フィルタ手段のフィルタ特性が駆動輪のブ
レーキ力制御における制御周波数に基づいて発生する駆
動輪の車輪加速度の周波数成分を除去するフィルタ特性
に変更される。 この結果、フィルタリングされた駆動輪加速度には、駆
動輪のブレーキ力制御に基づく周波数のノイズが含まれ
ない。よって、この駆動輪加速度に基づいてエンジン出
力制御を行うことで、エンジン出力の振動が防止されて
駆動輪のスリップが高速で収束することになり車両の加
速性能が向上する。
ィ制御によりブレーキ圧が増圧及び減圧されている。こ
のため、検出される駆動輪加速度にはこのデユーティ制
御の周波数で変化する成分が含まれる。従って、この周
波数成分はノイズであり、この駆動輪加速度に応じて、
エンジン出力制御を行うとブレーキ力制御との干渉が発
生して望ましくない。 上記の装置に含まれるフィルタ手段のフィルタ特性は可
変することができる。ブレーキ判定手段により駆動輪の
ブレーキ力制御中と判定された場合には、フィルタ変更
手段により、フィルタ手段のフィルタ特性が駆動輪のブ
レーキ力制御における制御周波数に基づいて発生する駆
動輪の車輪加速度の周波数成分を除去するフィルタ特性
に変更される。 この結果、フィルタリングされた駆動輪加速度には、駆
動輪のブレーキ力制御に基づく周波数のノイズが含まれ
ない。よって、この駆動輪加速度に基づいてエンジン出
力制御を行うことで、エンジン出力の振動が防止されて
駆動輪のスリップが高速で収束することになり車両の加
速性能が向上する。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
第1図において、1.2は車両の前輪(転動軸)、3.
4は車両の後輪(駆動輪)である。 5はブレーキペダルであり、6はブレーキオイルのリザ
ーバタンクである。 そして、?、8,9.10は前輪1.2及び後輪3.4
のそれぞれの車輪回転数を検出するセンサである。 又、11〜14はホイールシリンダ油圧の増圧/保持/
減圧をする切り替え弁である3ボ一ト3位置構造の電磁
弁(3位置弁)であり、15〜17は通常ブレーキとの
切り替え弁である2ボ一ト2位置構造の電磁弁(2位置
弁)である。尚、この図の状態は通常のブレーキ作動状
態である。 18はアクセルペダルであり、19はアクセルペダル1
8で開閉される第1スロツトルである。 そして、21は第2スロツトルであり、その第2スロツ
トル21の開閉速度は、前輪(転動輪)1.2のセンサ
7.8の出力信号から算出される車体速度とセンサ9,
10の出力信号から算出される後輪(駆動輪)の車輪速
度とから演算されるスリップ量や駆動輪の加速度に基づ
き決定される。 そして、その第2スロツトル21の開度がステップモー
タ20によりフィードバック制御される。 31はブレーキペダル5の作動により加圧されるマスク
シリンダであり、32はマスクシリンダ31の油圧が所
定値を越えると、その後の後輪〈駆動輪)へのブレーキ
圧力の上昇比率を前輪(転動輪)へのそれに比べて小さ
くするブロポーショニングバルブである。 33はポンプ、34はアキュームレータであり、リザー
バタンク6内のブレーキオイルがポンプ33の作動によ
り加圧され、アキュームレータ34にて所定圧に保持さ
れて電磁弁(2位置弁)17方向に印加される。 そして、センサ7〜10の出力信号、第1スロットル1
90開度を検出する角度センサ22の出力信号及び第2
スロツトル21の開度を検出する角度センサ23の出力
信号は、これらの信号に応じて電磁弁(3位置弁)11
〜14及び電磁弁(2位置弁)15〜17の弁位置やス
テップモータ20を制御する電子制御装置40に入力し
ている。 次に、本発明の具体的な一実施例に係る車両用スリップ
制御装置の電子制御装置40の処理手順を示した第2図
及び第3図(a)〜ら)に基づいて説明する。 ステップ100では各種の値の初期化が実行され、ブレ
ーキ力制御中フラグOFがオフ、スロットル制御中フラ
グSPがオフに初期設定される。 ステップ102以下は、明示していないが、所定の短い
サンプリング周期で繰り返し実行される。 ステップ102では、各種センサの出力信号が読み取ら
れる。 次に、ステップ104において、センサ7〜10の出力
信号に基づいて各車輪1〜4の車輪速度が演算される。 センサ7〜10はシグナルロータで構成されており、所
定時間における出力パルス数から各車輪速度が演算され
る。前輪1.2の車輪速度の平均値又は大きい方の値か
ら現在の車体速度VFI、後輪3,4の車輪速度の平均
値又は大きい方の値から現在の駆動輪速度VLが演算さ
れる。 尚、1はサンプリング番号であり、経過時刻に関連する
。 次に、ステップ106において、次式により、現在の車
体速度VFIから現在のスロットル制御基準速度VS+
と現在のブレーキ力制御基準速度VBIが演算される。 VS + =VF + −a 1
−’(1)VB+=VF+−a2
””(2)尚、スロットル制御基準
速度VSiは、第2スロツトル21の開度をフィードバ
ック制御するための基準値となり、ブレーキ力制御基準
速度VB+はブレーキ圧を制御するための基準値となる
。そして、係数は、al< a2に設定されており、加
速スリップが検出されると、先ず、スロットル制御が始
まり、更に、スリップが大きくなると、次に、ブレーキ
力制御が始まるように構成されている。又、制御解除に
おいては、加速スリップが減少すると、先ず、ブレーキ
力制御が解除され、更に、加速スリップが減少すると、
次にスロットル制御が解除されるように構成されている
。 次に、ステップ108に移行して、現在の駆動輪加速度
Altが次式で演算される。 AR,=(VRI−VRI−1)/ΔT
−<3)但し、ΔTは、第iサンプリング時刻と第
i4サンプリング時刻との時間差である。 次に、ステップ110において、駆動輪加速度AR+が
第1フイルタによりフィルタリング処理され、ブレーキ
力制御用に使用される駆動輪加速度AFB+が求められ
る。このフィルタリング処理は、良く知られたようにデ
ィジタルフィルタで行われる。 即ち、過去一定期間の駆動輪加速度Alt−,とフィル
タ処理後の駆動輪加速度APB+−1が記憶されており
、それらの値と係数a、、h、、とからフィルタ処理後
の現在の駆動輪加速度AFB+が求められる。係数am
*bhの値を適切に設定することで、所望の周波数特性
を有したローパスフィルタとすることができる。このロ
ーパスフィルタにより、高周波ノイズが除去され、ブレ
ーキ力制御において安定性が達成される。 次に、ステップ112へ移行して、ブレーキ力制御中フ
ラグBFがオンか否かが判定されることにより、現在、
ブレーキ力制御中か否かが判定される。 ブレーキ力制御中でなければ、ステップ114へ移行し
て、スロットル制御用の駆動輪加速度AFStは、ステ
ップ110で求められたフィルタ処理後のブレーキ力制
御用の駆動輪加速度AFB+と同一値に設定される。こ
れにより、スロットル制御用の駆動輪加速度APS +
は、同様に高周波ノイズが除去された値となる。 又、ステップ112において、ブレーキ力制御中と判定
された場合には、ステップ116へ移行して、駆動輪加
速度AR+に対して、第2フイルタによるフィルタ処理
が実行されて、フィルタ処理後のスロットル制御用の駆
動輪加速度AFS 、が求められる。 このフィルタ処理は(4)式と同様にして求められる。 この第2フイルタは、ブレーキ圧の増圧、減圧が約10
0m5のデユーティ制御で行われいる場合には、約10
Hz以下の周波数成分を遮断し、且つ、高周波ノイズを
遮断するバンドパスフィルタで構成されている。又、ブ
レーキ圧の増圧、減圧が約67m5のデユーティ制御で
行われいる場合には、約15旧以上の周波数成分を遮断
するローパスフィルタで構成される。 次に、ステップ118へ移行して、エンジン回転数NE
及び第1スロツトル開度θM、第2スロットル開度θS
が算出される。 次に、ステップ120に移行して、スロットル制御開始
条件が成立するか否かが判定される。このスロットル制
御開始条件が成立するか否かは、現在の駆動輪速度VR
tが現在のスロットル制御基準速度VSIよりも所定の
時間継続して大きくなっているか否かにより判定される
。ステップ1200判定結果がNOの場合には、ステッ
プ102へ戻り、次のサンプリング時刻において、上述
の処理が実行される。又、ステップ120の判定結果が
YESの場合には、ステップ122において、スロット
ル制御中フラグSFがオンに設定され、次のステップ1
24へ移行する。 ステップ124では、ブレーキ力制御開始条件が成立し
ているか否かが判定される。この条件は、現在の駆動輪
速度VLが現在のブレーキ力制御基準速度VB、よりも
大きいか否かにより判定される。 条件が成立する場合には、ステップ126において、ブ
レーキ力制御中フラグBFがオンに設定され、次のステ
ップ128へ移行する。又、ブレーキ力制御開始条件が
不成立の場合には、何の処理もすることなくステップ1
2Bへ移行する。 ステップ128では、スロットル制御中フラグSF。 ブレーキ力制御中フラグBPのオンオフに応じて、その
制御処理スケジュールの決定が行われる。 次に、ステップ130において、ブレーキ力制御中フラ
グBFがオンか否かが判定され、判定結果がNOの場合
には、ステップ132へ移行して、スロットル制御が行
われる。 ステップ132では、ステップ128で決定された制御
処理スケジュールに従って、第3図(a)に示されたA
−3[IBプログラムが起動される。 ステップA100では、第2スロツトル21の現在の制
御目標となる開度速度voIが次式で演算される。 Vθ+=K(α・ΔV、+β司Δvl/dt)(5)但
し、 ΔV+=VS+−VRt
””(6)dΔV+/dt=AVst−AFSt
””(7)である。 尚、AVS 、は車体の加速度であり、前輪速度から求
められた車体速度VS+の時間微分値である。又、八P
S iは前述で定義したように、第1フイルタ又は第2
フイルタによりフィルタ処理された後のスロ7)ル制御
用の駆動輪加速度である。Kはエンジン回転数NBと第
1スロツトル開度θMとに応じて決定される補正係数、
αはフィードバック制御における比例利得、βは微分利
得である。 このようにして、第2スロツトル21の制御目標となる
現在の開度速度Vθ、が演算される。 次(こ、ステ・ンブへ102)こおいて、ステップA1
00で演算された開度速度VO+から、ステップモータ
20の目標回転速度と目標回転量が決定される。そして
、次のステップAlO4において、目標回転速度で目標
回転量だけ、ステップモータ20が駆動されて、ステッ
プモータ20と連結された第2スロツトル21が開閉さ
れる。 このようなスロットル制御により、現在の駆動輪速度V
R+が現在の車体速度から演算されたスロットル制御基
準速度VS+に追随するようにエンジン出力が制御され
る。 又、ステップ130でブレーキ力制御中フラグBPがオ
ンとなっていると、ブレーキ力制御開始条件が成立して
いるので、ステップ134へ移行シテ、第3図ら)に示
すB−SOBプログラムによるスロットル制御及びブレ
ーキ力制御が並行して実行される。 ステップB100では、現在の駆動輪速度VR,とフィ
ルタ処理後の現在のブレーキ力制御用の駆動輪加速度A
FB +とその他の基準値とに基づいて、第5図に示さ
れた5つの出力基本パターン(FU:急増、SU:緩増
、H:保持、SO:緩減、FO:急減)が選択される。 そして、ステップ日102において、その選択されたパ
ターンに応じて、出力時間を監視しながら電磁弁13.
14.15.17が制御されて、駆動輪のブレーキ圧が
増圧/保持/減圧制御される。この時、上記電磁弁があ
るデユーティ比で制御されることで、増圧、減圧が達成
される。尚、駆動輪は左右同時に又左右輪が独立して制
御されても良い。 次に、ステップB104へ移行して、A−3OBプログ
ラムが起動されることで、続いて、スロットル制御が実
行される。この時、上記(5)式におけるスロットル制
御用の駆動輪加速度AFS +は、第2フイルタによっ
てフィルタリングされた後の駆動輪加速度が用いられる
。即ち、上述した電磁弁のデユーティ制御の周波数成分
が除去された駆動輪加速度を用いることができるので、
第2スロツトル21の開度はその周波数で振動すること
がない。 上記のようにして、1サンプリング時刻におけるスロッ
トル制御又は、スロットル制御とブレーキ力制御とが完
了すると、第2図のステップ134に戻り、ブレーキ力
制御終了条件が成立するか否かが判定される。ブレーキ
力制御終了条件は、ブレーキ圧の増圧時間の累積値がブ
レーキ圧の減圧時間の累積値に補正係数を掛けた値より
小さくなったか否かで判定される。即ち、駆動輪のブレ
ーキ圧が完全に減圧状態となったか否が計算値に基づい
て判定される。尚、この判定は、ブレーキ圧を実測する
ことで判定しても良い。上記のブレーキ力制御終了条件
が成立すると判定されると、ステップ136へ移行して
ブレーキ力制御中フラグBFがオフとされる。 次に、ステップ138において、スロットル制御終了条
件が成立するか否かが判定される。この条件は、現在の
駆動輪速度VRムが現在のスロットル制御基準速度VS
+より小さくなったか否かで判定される。この条件が成
立する場合には、ステップ140に移行して、スロット
ル制御中フラグSF及びブレーキ力制御中フラグBPが
オフとされる。又、ブレーキ圧が増圧状態、保持状態の
場合には、初期状態の減圧状態で且つフットブレーキに
よる作動が可能な状態にされる。 このようにして、上記制御がサンプリング周期毎に繰り
返し実行される。 次に、基本制御パターンのタイミングチャートを示した
第4図及びブレーキ出力基本パターンを示した第5図に
ついて説明する。 駆動輪速度VRがスロットル制御基準速度vSを一定時
間越えると、第4図に示すように、第2スロツトル21
が閉方向に駆動され、エンジンの出力が減少される。そ
の後、(5)式に応じてその第2スロットル210開度
が駆動輪速度がスロットル制御基準速度に追随するよう
にフィードバック制御される。このとき、ブレーキ力の
制御中であっても、第2スロットル210開度に振動減
少が見られない。 次に、駆動輪速度VRがブレーキ力制御基準速度VBを
越えると、ブレーキ圧制御が開始される。 駆動輪速度VRと、ブレーキ力制御基準速度νB1その
値よりやや小さい下限ブレーキ力制御基準速度VBLと
の大小関係と、ブレーキ力制御用のフィルタ処理後の駆
動輪加速度AFBと上限基準加速度AFLと下限基準加
速度AP2との大小関係に応じて、第5図に示す制御パ
ターンによってブレーキ圧が制御される。 この制御により、駆動輪のブレーキ油圧P□は第4図に
示されたような特性を示すことになる。
4は車両の後輪(駆動輪)である。 5はブレーキペダルであり、6はブレーキオイルのリザ
ーバタンクである。 そして、?、8,9.10は前輪1.2及び後輪3.4
のそれぞれの車輪回転数を検出するセンサである。 又、11〜14はホイールシリンダ油圧の増圧/保持/
減圧をする切り替え弁である3ボ一ト3位置構造の電磁
弁(3位置弁)であり、15〜17は通常ブレーキとの
切り替え弁である2ボ一ト2位置構造の電磁弁(2位置
弁)である。尚、この図の状態は通常のブレーキ作動状
態である。 18はアクセルペダルであり、19はアクセルペダル1
8で開閉される第1スロツトルである。 そして、21は第2スロツトルであり、その第2スロツ
トル21の開閉速度は、前輪(転動輪)1.2のセンサ
7.8の出力信号から算出される車体速度とセンサ9,
10の出力信号から算出される後輪(駆動輪)の車輪速
度とから演算されるスリップ量や駆動輪の加速度に基づ
き決定される。 そして、その第2スロツトル21の開度がステップモー
タ20によりフィードバック制御される。 31はブレーキペダル5の作動により加圧されるマスク
シリンダであり、32はマスクシリンダ31の油圧が所
定値を越えると、その後の後輪〈駆動輪)へのブレーキ
圧力の上昇比率を前輪(転動輪)へのそれに比べて小さ
くするブロポーショニングバルブである。 33はポンプ、34はアキュームレータであり、リザー
バタンク6内のブレーキオイルがポンプ33の作動によ
り加圧され、アキュームレータ34にて所定圧に保持さ
れて電磁弁(2位置弁)17方向に印加される。 そして、センサ7〜10の出力信号、第1スロットル1
90開度を検出する角度センサ22の出力信号及び第2
スロツトル21の開度を検出する角度センサ23の出力
信号は、これらの信号に応じて電磁弁(3位置弁)11
〜14及び電磁弁(2位置弁)15〜17の弁位置やス
テップモータ20を制御する電子制御装置40に入力し
ている。 次に、本発明の具体的な一実施例に係る車両用スリップ
制御装置の電子制御装置40の処理手順を示した第2図
及び第3図(a)〜ら)に基づいて説明する。 ステップ100では各種の値の初期化が実行され、ブレ
ーキ力制御中フラグOFがオフ、スロットル制御中フラ
グSPがオフに初期設定される。 ステップ102以下は、明示していないが、所定の短い
サンプリング周期で繰り返し実行される。 ステップ102では、各種センサの出力信号が読み取ら
れる。 次に、ステップ104において、センサ7〜10の出力
信号に基づいて各車輪1〜4の車輪速度が演算される。 センサ7〜10はシグナルロータで構成されており、所
定時間における出力パルス数から各車輪速度が演算され
る。前輪1.2の車輪速度の平均値又は大きい方の値か
ら現在の車体速度VFI、後輪3,4の車輪速度の平均
値又は大きい方の値から現在の駆動輪速度VLが演算さ
れる。 尚、1はサンプリング番号であり、経過時刻に関連する
。 次に、ステップ106において、次式により、現在の車
体速度VFIから現在のスロットル制御基準速度VS+
と現在のブレーキ力制御基準速度VBIが演算される。 VS + =VF + −a 1
−’(1)VB+=VF+−a2
””(2)尚、スロットル制御基準
速度VSiは、第2スロツトル21の開度をフィードバ
ック制御するための基準値となり、ブレーキ力制御基準
速度VB+はブレーキ圧を制御するための基準値となる
。そして、係数は、al< a2に設定されており、加
速スリップが検出されると、先ず、スロットル制御が始
まり、更に、スリップが大きくなると、次に、ブレーキ
力制御が始まるように構成されている。又、制御解除に
おいては、加速スリップが減少すると、先ず、ブレーキ
力制御が解除され、更に、加速スリップが減少すると、
次にスロットル制御が解除されるように構成されている
。 次に、ステップ108に移行して、現在の駆動輪加速度
Altが次式で演算される。 AR,=(VRI−VRI−1)/ΔT
−<3)但し、ΔTは、第iサンプリング時刻と第
i4サンプリング時刻との時間差である。 次に、ステップ110において、駆動輪加速度AR+が
第1フイルタによりフィルタリング処理され、ブレーキ
力制御用に使用される駆動輪加速度AFB+が求められ
る。このフィルタリング処理は、良く知られたようにデ
ィジタルフィルタで行われる。 即ち、過去一定期間の駆動輪加速度Alt−,とフィル
タ処理後の駆動輪加速度APB+−1が記憶されており
、それらの値と係数a、、h、、とからフィルタ処理後
の現在の駆動輪加速度AFB+が求められる。係数am
*bhの値を適切に設定することで、所望の周波数特性
を有したローパスフィルタとすることができる。このロ
ーパスフィルタにより、高周波ノイズが除去され、ブレ
ーキ力制御において安定性が達成される。 次に、ステップ112へ移行して、ブレーキ力制御中フ
ラグBFがオンか否かが判定されることにより、現在、
ブレーキ力制御中か否かが判定される。 ブレーキ力制御中でなければ、ステップ114へ移行し
て、スロットル制御用の駆動輪加速度AFStは、ステ
ップ110で求められたフィルタ処理後のブレーキ力制
御用の駆動輪加速度AFB+と同一値に設定される。こ
れにより、スロットル制御用の駆動輪加速度APS +
は、同様に高周波ノイズが除去された値となる。 又、ステップ112において、ブレーキ力制御中と判定
された場合には、ステップ116へ移行して、駆動輪加
速度AR+に対して、第2フイルタによるフィルタ処理
が実行されて、フィルタ処理後のスロットル制御用の駆
動輪加速度AFS 、が求められる。 このフィルタ処理は(4)式と同様にして求められる。 この第2フイルタは、ブレーキ圧の増圧、減圧が約10
0m5のデユーティ制御で行われいる場合には、約10
Hz以下の周波数成分を遮断し、且つ、高周波ノイズを
遮断するバンドパスフィルタで構成されている。又、ブ
レーキ圧の増圧、減圧が約67m5のデユーティ制御で
行われいる場合には、約15旧以上の周波数成分を遮断
するローパスフィルタで構成される。 次に、ステップ118へ移行して、エンジン回転数NE
及び第1スロツトル開度θM、第2スロットル開度θS
が算出される。 次に、ステップ120に移行して、スロットル制御開始
条件が成立するか否かが判定される。このスロットル制
御開始条件が成立するか否かは、現在の駆動輪速度VR
tが現在のスロットル制御基準速度VSIよりも所定の
時間継続して大きくなっているか否かにより判定される
。ステップ1200判定結果がNOの場合には、ステッ
プ102へ戻り、次のサンプリング時刻において、上述
の処理が実行される。又、ステップ120の判定結果が
YESの場合には、ステップ122において、スロット
ル制御中フラグSFがオンに設定され、次のステップ1
24へ移行する。 ステップ124では、ブレーキ力制御開始条件が成立し
ているか否かが判定される。この条件は、現在の駆動輪
速度VLが現在のブレーキ力制御基準速度VB、よりも
大きいか否かにより判定される。 条件が成立する場合には、ステップ126において、ブ
レーキ力制御中フラグBFがオンに設定され、次のステ
ップ128へ移行する。又、ブレーキ力制御開始条件が
不成立の場合には、何の処理もすることなくステップ1
2Bへ移行する。 ステップ128では、スロットル制御中フラグSF。 ブレーキ力制御中フラグBPのオンオフに応じて、その
制御処理スケジュールの決定が行われる。 次に、ステップ130において、ブレーキ力制御中フラ
グBFがオンか否かが判定され、判定結果がNOの場合
には、ステップ132へ移行して、スロットル制御が行
われる。 ステップ132では、ステップ128で決定された制御
処理スケジュールに従って、第3図(a)に示されたA
−3[IBプログラムが起動される。 ステップA100では、第2スロツトル21の現在の制
御目標となる開度速度voIが次式で演算される。 Vθ+=K(α・ΔV、+β司Δvl/dt)(5)但
し、 ΔV+=VS+−VRt
””(6)dΔV+/dt=AVst−AFSt
””(7)である。 尚、AVS 、は車体の加速度であり、前輪速度から求
められた車体速度VS+の時間微分値である。又、八P
S iは前述で定義したように、第1フイルタ又は第2
フイルタによりフィルタ処理された後のスロ7)ル制御
用の駆動輪加速度である。Kはエンジン回転数NBと第
1スロツトル開度θMとに応じて決定される補正係数、
αはフィードバック制御における比例利得、βは微分利
得である。 このようにして、第2スロツトル21の制御目標となる
現在の開度速度Vθ、が演算される。 次(こ、ステ・ンブへ102)こおいて、ステップA1
00で演算された開度速度VO+から、ステップモータ
20の目標回転速度と目標回転量が決定される。そして
、次のステップAlO4において、目標回転速度で目標
回転量だけ、ステップモータ20が駆動されて、ステッ
プモータ20と連結された第2スロツトル21が開閉さ
れる。 このようなスロットル制御により、現在の駆動輪速度V
R+が現在の車体速度から演算されたスロットル制御基
準速度VS+に追随するようにエンジン出力が制御され
る。 又、ステップ130でブレーキ力制御中フラグBPがオ
ンとなっていると、ブレーキ力制御開始条件が成立して
いるので、ステップ134へ移行シテ、第3図ら)に示
すB−SOBプログラムによるスロットル制御及びブレ
ーキ力制御が並行して実行される。 ステップB100では、現在の駆動輪速度VR,とフィ
ルタ処理後の現在のブレーキ力制御用の駆動輪加速度A
FB +とその他の基準値とに基づいて、第5図に示さ
れた5つの出力基本パターン(FU:急増、SU:緩増
、H:保持、SO:緩減、FO:急減)が選択される。 そして、ステップ日102において、その選択されたパ
ターンに応じて、出力時間を監視しながら電磁弁13.
14.15.17が制御されて、駆動輪のブレーキ圧が
増圧/保持/減圧制御される。この時、上記電磁弁があ
るデユーティ比で制御されることで、増圧、減圧が達成
される。尚、駆動輪は左右同時に又左右輪が独立して制
御されても良い。 次に、ステップB104へ移行して、A−3OBプログ
ラムが起動されることで、続いて、スロットル制御が実
行される。この時、上記(5)式におけるスロットル制
御用の駆動輪加速度AFS +は、第2フイルタによっ
てフィルタリングされた後の駆動輪加速度が用いられる
。即ち、上述した電磁弁のデユーティ制御の周波数成分
が除去された駆動輪加速度を用いることができるので、
第2スロツトル21の開度はその周波数で振動すること
がない。 上記のようにして、1サンプリング時刻におけるスロッ
トル制御又は、スロットル制御とブレーキ力制御とが完
了すると、第2図のステップ134に戻り、ブレーキ力
制御終了条件が成立するか否かが判定される。ブレーキ
力制御終了条件は、ブレーキ圧の増圧時間の累積値がブ
レーキ圧の減圧時間の累積値に補正係数を掛けた値より
小さくなったか否かで判定される。即ち、駆動輪のブレ
ーキ圧が完全に減圧状態となったか否が計算値に基づい
て判定される。尚、この判定は、ブレーキ圧を実測する
ことで判定しても良い。上記のブレーキ力制御終了条件
が成立すると判定されると、ステップ136へ移行して
ブレーキ力制御中フラグBFがオフとされる。 次に、ステップ138において、スロットル制御終了条
件が成立するか否かが判定される。この条件は、現在の
駆動輪速度VRムが現在のスロットル制御基準速度VS
+より小さくなったか否かで判定される。この条件が成
立する場合には、ステップ140に移行して、スロット
ル制御中フラグSF及びブレーキ力制御中フラグBPが
オフとされる。又、ブレーキ圧が増圧状態、保持状態の
場合には、初期状態の減圧状態で且つフットブレーキに
よる作動が可能な状態にされる。 このようにして、上記制御がサンプリング周期毎に繰り
返し実行される。 次に、基本制御パターンのタイミングチャートを示した
第4図及びブレーキ出力基本パターンを示した第5図に
ついて説明する。 駆動輪速度VRがスロットル制御基準速度vSを一定時
間越えると、第4図に示すように、第2スロツトル21
が閉方向に駆動され、エンジンの出力が減少される。そ
の後、(5)式に応じてその第2スロットル210開度
が駆動輪速度がスロットル制御基準速度に追随するよう
にフィードバック制御される。このとき、ブレーキ力の
制御中であっても、第2スロットル210開度に振動減
少が見られない。 次に、駆動輪速度VRがブレーキ力制御基準速度VBを
越えると、ブレーキ圧制御が開始される。 駆動輪速度VRと、ブレーキ力制御基準速度νB1その
値よりやや小さい下限ブレーキ力制御基準速度VBLと
の大小関係と、ブレーキ力制御用のフィルタ処理後の駆
動輪加速度AFBと上限基準加速度AFLと下限基準加
速度AP2との大小関係に応じて、第5図に示す制御パ
ターンによってブレーキ圧が制御される。 この制御により、駆動輪のブレーキ油圧P□は第4図に
示されたような特性を示すことになる。
本発明は、駆動輪の加速度を、駆動輪のブレーキ力が制
御されている期間では、駆動輪のブレーキ力制御におけ
る制御周波数に対応する駆動輪の車輪加速度の周波数成
分を除去する特性のフィルタによってフィルタ処理して
いる。従って、駆動輪の加速度には、ブレーキ力制御に
基づく制御周波数のノイズが除去されるため、ブレーキ
力の制御による干渉のためにエンジンの出力がその周波
数で振動するということが防止される。又、ブレーキ力
制御中でない場合には、駆動輪加速度に対して上記のブ
レーキ制御周波数を除去するフィルタ処理をしていない
ので、エンジンの出力In+の応答性が良い。この結果
、駆動輪のスリップの収束性が良くなり、加速性能を向
上させることができる。
御されている期間では、駆動輪のブレーキ力制御におけ
る制御周波数に対応する駆動輪の車輪加速度の周波数成
分を除去する特性のフィルタによってフィルタ処理して
いる。従って、駆動輪の加速度には、ブレーキ力制御に
基づく制御周波数のノイズが除去されるため、ブレーキ
力の制御による干渉のためにエンジンの出力がその周波
数で振動するということが防止される。又、ブレーキ力
制御中でない場合には、駆動輪加速度に対して上記のブ
レーキ制御周波数を除去するフィルタ処理をしていない
ので、エンジンの出力In+の応答性が良い。この結果
、駆動輪のスリップの収束性が良くなり、加速性能を向
上させることができる。
第1図は本発明の具体的な一実施例に係る車両用スリッ
プ制御装置を示した構成図、第2図及び第3図(a)〜
CO>は同実施例装置で使用されている電子制御装置の
処理手順を示したフローチャート、第4図は駆動輪速度
、駆動輪加速度に応じて制御されるブレーキ圧、スロッ
トル鮮度を示したタイミングチャート、第5図はブレー
キ力制御における油圧制御パターンを示したマ) IJ
ックス図、第6図は本発明の概念を示したブロックダイ
ヤグラムである。 2 前輪(転動輪) ブレーキペダル 7゜ 1.12.13,14 5.16.17 電磁弁 8 アクセルペダル 1 0 ステップモータ 2 1 マスタシリンダ 4 3.4 後輪(駆動輪) 8.9.10 −センサ 電磁弁(3位置弁) (2位置弁) 9 第1スロツトル 1 第2スロツトル 0 電子制御装置 第1 図
プ制御装置を示した構成図、第2図及び第3図(a)〜
CO>は同実施例装置で使用されている電子制御装置の
処理手順を示したフローチャート、第4図は駆動輪速度
、駆動輪加速度に応じて制御されるブレーキ圧、スロッ
トル鮮度を示したタイミングチャート、第5図はブレー
キ力制御における油圧制御パターンを示したマ) IJ
ックス図、第6図は本発明の概念を示したブロックダイ
ヤグラムである。 2 前輪(転動輪) ブレーキペダル 7゜ 1.12.13,14 5.16.17 電磁弁 8 アクセルペダル 1 0 ステップモータ 2 1 マスタシリンダ 4 3.4 後輪(駆動輪) 8.9.10 −センサ 電磁弁(3位置弁) (2位置弁) 9 第1スロツトル 1 第2スロツトル 0 電子制御装置 第1 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 駆動輪の車輪速度及び車輪加速度に応じて、エンジン出
力調整手段及び駆動輪のブレーキ力調整手段を制御する
主制御手段を有するスリップ制御装置において、 前記車輪加速度を入力し、車輪加速度の周波数成分に関
して、指令値に応じた所定の特性でフィルタリングして
、そのフィルタリングされた車輪加速度を出力するフィ
ルタ手段と、 前記駆動輪のブレーキ力が制御されているか否かを判定
するブレーキ判定手段と、 前記ブレーキ判定手段により前記駆動輪のブレーキ力が
制御されていると判定された場合には、前記フィルタ手
段のフィルタ特性を、前記駆動輪のブレーキ力制御にお
ける制御周波数に対応する前記駆動輪の車輪加速度の周
波数成分を除去するフィルタ特性とするフィルタ変更手
段と を有することを特徴とする車両用スリップ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1280681A JP3013365B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 車両制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1280681A JP3013365B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 車両制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03143741A true JPH03143741A (ja) | 1991-06-19 |
JP3013365B2 JP3013365B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=17628452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1280681A Expired - Lifetime JP3013365B2 (ja) | 1989-10-27 | 1989-10-27 | 車両制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3013365B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4773665B2 (ja) * | 2000-03-08 | 2011-09-14 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 車輪ブレーキの特性値を求める方法および装置 |
-
1989
- 1989-10-27 JP JP1280681A patent/JP3013365B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4773665B2 (ja) * | 2000-03-08 | 2011-09-14 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 車輪ブレーキの特性値を求める方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3013365B2 (ja) | 2000-02-28 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |